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何であいつらをやっつけてくれなかったのよぉっっ!?
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=== 経緯 ===
 
=== 経緯 ===
[[ヘリオポリス]]が[[ザフト]]の襲撃を受けた際に救命ポッドで脱出するが、推進器の不調で難破状態になっていたところをキラの搭乗する[[ストライクガンダム|ストライク]]に回収された。以後、[[アークエンジェル]]と行動を共にするが、目の前で父親が乗った艦がザフトの攻撃を受けて撃沈。これがきっかけで元々のコーディネイターへの偏見が憎しみへと変貌してしまい、[[地球連合軍]]に入隊を志願。さらに復讐の手段として自らの身体を使ってキラを誘惑し、戦うように仕向ける。当然、サイとの婚約も一方的に破棄してしまっている。
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[[ヘリオポリス]]が[[ザフト]]の襲撃を受けた際に救命ポッドで脱出するが、推進器の不調で難破状態になっていたところをキラの搭乗する[[ストライクガンダム|ストライク]]に回収された。以後、[[アークエンジェル]]と行動を共にするが、目の前で父親が乗った艦がザフトの攻撃を受けて撃沈し、号泣/嗚咽。これがきっかけで元々のコーディネイターへの偏見が憎しみへと変貌してしまい、[[地球連合軍]]に入隊を志願。さらに復讐の手段として自らの身体を使ってキラを誘惑し、戦うように仕向ける。当然、サイとの婚約も一方的に破棄してしまっている。
    
しかし、キラとの[[三角関係|関係]]は最終的に破局し、さらにキラのMIAにショックを受け、サイとよりを戻そうとするものの、キラへの想いを見透かされた上に、コーディネイターへの復讐のあまりサイを含めた周囲の人間への日頃の行いの悪さが仇となって信用を失い、あまりにも独り善がりである為に拒絶された。そのショックからか、[[ミリアリア・ハウ]]と揉め事を起こしていた[[ディアッカ・エルスマン]]を、怒りに任せて撃ち殺そうとしたが、ミリアリアによって阻止されている。
 
しかし、キラとの[[三角関係|関係]]は最終的に破局し、さらにキラのMIAにショックを受け、サイとよりを戻そうとするものの、キラへの想いを見透かされた上に、コーディネイターへの復讐のあまりサイを含めた周囲の人間への日頃の行いの悪さが仇となって信用を失い、あまりにも独り善がりである為に拒絶された。そのショックからか、[[ミリアリア・ハウ]]と揉め事を起こしていた[[ディアッカ・エルスマン]]を、怒りに任せて撃ち殺そうとしたが、ミリアリアによって阻止されている。
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その後は、クルーゼの保護下であったが、[[コロニー]]・[[メンデル]]戦で[[ニュートロンジャマーキャンセラー]]のデータをクルーゼに持たされて解放されるが、フレイがその内容の危険性など知る由も無く、[[ドミニオン]]に回収された事でニュートロンジャマーキャンセラーのデータが[[ムルタ・アズラエル]]の手に渡ってしまい、戦争は泥沼化してしまった。
 
その後は、クルーゼの保護下であったが、[[コロニー]]・[[メンデル]]戦で[[ニュートロンジャマーキャンセラー]]のデータをクルーゼに持たされて解放されるが、フレイがその内容の危険性など知る由も無く、[[ドミニオン]]に回収された事でニュートロンジャマーキャンセラーのデータが[[ムルタ・アズラエル]]の手に渡ってしまい、戦争は泥沼化してしまった。
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以後は本人の希望と艦長[[ナタル・バジルール]]の口利きでドミニオンのオペレーターとして配属される<ref>小説版では、戦場の宙域に放り出された事でその恐怖を味わい、今までそれを知らずにキラ達を自分勝手な考えで振りまわしてしまった事を恥じ、結果的に自分が戦争を悪化させた事に深い衝撃を受けた模様で、'''「自らの死を覚悟の上で贖罪の為に、再びキラに会う為にドミニオンに残る決意をした」'''事が描写される。</ref>。最期は嘗ての自分とも言えるアズラエルが暴走した際にナタルから「アークエンジェルに行くよう」に言われて他のクルーと共にドミニオンから脱出したが、脱出艇がクルーゼの搭乗する[[プロヴィデンスガンダム|プロヴィデンス]]の攻撃を受け、キラとの一瞬の再会の後、父親と同じように彼の眼前で死亡した。
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以後は本人の希望と艦長[[ナタル・バジルール]]の口利きでドミニオンのオペレーターとして配属される<ref>小説版では、戦場の宙域に放り出された事でその恐怖を味わい、今までそれを知らずにキラ達を自分勝手な考えで振りまわしてしまった事を恥じ、結果的に自分が戦争を悪化させた事に深い衝撃を受けた模様で、'''「自らの死を覚悟の上で贖罪の為に、再びキラに会う為にドミニオンに残る決意をした」'''事が描写される。</ref>。最期は嘗ての自分とも言えるアズラエルが暴走した際にナタルから「アークエンジェルへ行け」と言われて他のクルーと共にドミニオンから脱出したが、脱出艇がクルーゼの搭乗する[[プロヴィデンスガンダム|プロヴィデンス]]の攻撃を受け、キラとの一瞬の再会の後、父親と同じように彼の眼前で死亡した。
    
死後は霊体となって、「自分の本当の想い」でキラを守る。クルーゼとの死闘後、[[ジェネシス]]の直撃を受けて[[フリーダムガンダム|フリーダム]]は大破したが、それでもキラが生きていたのはフレイのお陰だったのかもしれない。しかし、その本当の想いをキラに伝えることだけは叶わず、フレイの死はキラの心に拭い難い傷を残すことになる。
 
死後は霊体となって、「自分の本当の想い」でキラを守る。クルーゼとの死闘後、[[ジェネシス]]の直撃を受けて[[フリーダムガンダム|フリーダム]]は大破したが、それでもキラが生きていたのはフレイのお陰だったのかもしれない。しかし、その本当の想いをキラに伝えることだけは叶わず、フレイの死はキラの心に拭い難い傷を残すことになる。
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=== [[プラント]] ===
 
=== [[プラント]] ===
 
;[[ラクス・クライン]]
 
;[[ラクス・クライン]]
:原作では[[コーディネイター]]である彼女に対しても激しく嫌悪感を示していた。
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:絡んだのは序盤だけだが原作では[[コーディネイター]]である彼女に対しても激しく嫌悪感を示しており友好的に握手を求めた彼女の姿勢を一貫して拒絶していた。ちなみにフレイがキラと離れ離れとなった後は最終的にキラの恋人という立場は彼女に落ち着くことになる。
:『W』では彼女によって命を救われることになる。その後、キラに彼女の救出を頼み込んでいることから、この事に関しては本気で恩を感じていたようである。
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:一方『W』では彼女によってクルーゼの攻撃から庇われ命を救われることになる。その後、キラに謝罪しつつ攫われてしまった彼女の救出を頼み込んでいることから、この事に関しては本気で恩を感じていたようである。
    
=== [[オーブ連合首長国]] ===
 
=== [[オーブ連合首長国]] ===
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:なお、[[第3次α]]でもほぼ同じやり取りがあるが、違うところは最初にブリッジに入ってきた時に、この事を思いついたので現場にラクスはいない点。
 
:なお、[[第3次α]]でもほぼ同じやり取りがあるが、違うところは最初にブリッジに入ってきた時に、この事を思いついたので現場にラクスはいない点。
 
:そのため、台詞も「あの子を殺すわ!」といった具合に変更されている。
 
:そのため、台詞も「あの子を殺すわ!」といった具合に変更されている。
;「''嘘つき!!''」<br />「''大丈夫って言ったじゃない! 僕達も行くから大丈夫だって!''」<br />「''何でパパの艦を守ってくれなかったの!?''」<br />「''何であいつらをやっつけてくれなかったのよ!?''<br />「''あんた…自分もコーディネイターだからって、本気で戦ってないんでしょう!!''」<br />「''パパを…パパを返してよ…!''」
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;「''…パパの船は?…パパの船は…どうしたの?…ねえ!…いやぁぁー…!…''」<br />「''嘘よ!そんなの嘘よ!…嘘ぉぉ!!''」<br />「''…うっ…うっ…''」<br />「''嘘つき!!''」<br />「''大丈夫って言ったじゃない! 僕達も行くから大丈夫だって!''」<br />「''何でパパの艦を守ってくれなかったの!?''」<br />「''何であいつらをやっつけてくれなかったのよぉっっ!?''<br />「''あんた…自分もコーディネイターだからって、本気で戦ってないんでしょう!!''」<br />「''パパを…パパを返してよ…!''」
:第10話でキラに対して。目の前で父親を殺されてしまった以上、感情的になってしまうのは仕方がないが、キラ自身も相手がアスランが搭乗していたイージスだった事もあり、「本気で戦ってないんでしょう!!」の言葉は何よりもキラの心に突き刺さってしまっていた。
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:第10話でキラに対して泣きながら訴えるフレイの台詞。目の前で父親を殺されてしまった以上、感情的になってしまい、号泣/嗚咽してしまうのは仕方がないが、キラ自身も相手がアスランが搭乗していたイージスだった事もあり、「本気で戦ってないんでしょう!!」の言葉は何よりもキラの心に突き刺さってしまっていた。
 
:[[第3次α]]でも[[DVE]]で収録されているが、若干シチュエーションが異なっており、その場にいた[[αナンバーズ]]のメンバーである[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]、[[ジュドー・アーシタ|ジュドー]]、[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]、[[ムウ・ラ・フラガ|ムウ]]らにも怒りをぶちまけている(後述)。
 
:[[第3次α]]でも[[DVE]]で収録されているが、若干シチュエーションが異なっており、その場にいた[[αナンバーズ]]のメンバーである[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]、[[ジュドー・アーシタ|ジュドー]]、[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]、[[ムウ・ラ・フラガ|ムウ]]らにも怒りをぶちまけている(後述)。
 
;「このままには、しないわ…!」
 
;「このままには、しないわ…!」
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:一連の台詞は『第3次α』において[[DVE]]となった。
 
:一連の台詞は『第3次α』において[[DVE]]となった。
 
;「嫌よ! 嫌です私! ぇ…離して! うっ…ぅ…艦長!なんで私だけ…」
 
;「嫌よ! 嫌です私! ぇ…離して! うっ…ぅ…艦長!なんで私だけ…」
:転属を拒否し駄々を捏ねる台詞。その直後、ナタルに咎められる。
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:転属を拒否し駄々を捏ねる台詞。その直後、泣き崩れるフレイはナタルに咎められる。
 
:自分から軍隊入りを志願したのだが、この台詞を見る限りどうにも兵士としての自覚には欠けている。
 
:自分から軍隊入りを志願したのだが、この台詞を見る限りどうにも兵士としての自覚には欠けている。
 
:ちなみにアラスカ基地が戦闘状態に突入した際も脱出の潜水艦の列から離れてアークエンジェルに戻ろうとしたが、小説版では誰かに泣き付けば押し通せる程度にしか考えておらず、命令違反をしているとの意識は全くないとの事。
 
:ちなみにアラスカ基地が戦闘状態に突入した際も脱出の潜水艦の列から離れてアークエンジェルに戻ろうとしたが、小説版では誰かに泣き付けば押し通せる程度にしか考えておらず、命令違反をしているとの意識は全くないとの事。
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;「ミリアリア、カズイ…サイ…みんな、ごめんなさい」<br />ミリアリア「ごめんだなんて…水臭いわよ」<br />カズイ「いいんだよ、もう…」<br />サイ「フレイ…お帰り」<br />「ありがとう、みんな…。今なら、とても素直な…素直な気持ちで話せる」
 
;「ミリアリア、カズイ…サイ…みんな、ごめんなさい」<br />ミリアリア「ごめんだなんて…水臭いわよ」<br />カズイ「いいんだよ、もう…」<br />サイ「フレイ…お帰り」<br />「ありがとう、みんな…。今なら、とても素直な…素直な気持ちで話せる」
 
:第2章Part1「終わらない明日へ」より。上述の死亡後の幻影の台詞の一部を、生きてキラと直接交わす事が出来た後の続き。仲間達とも生きて言葉を交わし、憎しみに駆られて酷い扱いをしてしまったサイにも謝ることができ…『W』とはまた別の形で、綺麗にわかりあうことができた。
 
:第2章Part1「終わらない明日へ」より。上述の死亡後の幻影の台詞の一部を、生きてキラと直接交わす事が出来た後の続き。仲間達とも生きて言葉を交わし、憎しみに駆られて酷い扱いをしてしまったサイにも謝ることができ…『W』とはまた別の形で、綺麗にわかりあうことができた。
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;「''キラ、こんな風にあなたと話せるなんて''」
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:支援ユニット「素直な想い」のキラ(ストライクフリーダムガンダム)専用演出の台詞。原作では叶わなかったシチュエーション。
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
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