フラナガン・ブーン

フラナガン・ブーンは『機動戦士ガンダム』の登場人物。

フラナガン・ブーン
登場作品

ガンダムシリーズ

声優 永井一郎(TV版・SRW)
蟹江栄司(劇場版)
デザイン 安彦良和
初登場SRW 第3次スーパーロボット大戦
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 地球人
性別
所属組織

ジオン公国

所属部隊 マッドアングラー隊
軍階級 大尉
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概要編集

マッドアングラー隊におけるシャア・アズナブルの副官。

民間人スパイであるミハル・ラトキエホワイトベースに潜入させ、自らも部下のキャリオカと共にジオンの攻撃を受けた漁業組合を装ってホワイトベースに潜入。ミハルと接触してジャブローの情報を入手してシャアの下へと帰還した。

その後、自ら志願してグラブロに搭乗し、部下とともにホワイトベースを強襲。ガンダムの片足を破壊し窮地に追いやったが、それが結果としてグラブロの拘束から脱出するチャンスを与えてしまい、コクピットにビーム・サーベルの一撃を受けて戦死した(劇場版ではミハルの放ったガンペリーのミサイルで撃破された形になっている)。

なお、外伝漫画『フラナガン・ブーン戦記』では主人公に抜擢されており、ガルマ・ザビとは強い信頼関係にあったが、彼の戦死を切っ掛けにガルマの仇討ちを望むようになっていった。また、同作ではベルファスト出身の漁師の家系で、3歳の頃に宇宙へ移民したという経歴や、MSVが初出の潜水部隊「ナーガIII」の隊長であった事も語られている。

登場作品と役柄編集

旧シリーズ編集

第3次スーパーロボット大戦
初登場作品。シナリオ「女スパイ潜入」においてカプールに乗ってくる。本作ではパプテマス・シロッコの部下となっている為にディバイン・クルセイダーズ所属ではなく、その影響かシナリオ「ブロッケンの影」ではメッサーラに乗る。
PS版ではTV版の永井氏で音声を収録。

パイロットステータス編集

精神コマンド編集

第3次(PS版)
加速ひらめき集中根性熱血激励

特殊技能編集

第3次(PS版)
シールド防御L4、切り払いL4

人間関係編集

シャア・アズナブル
上官。水上艇プローバーを操る姿を見て「良い腕をしておられる」と評した。
『フラナガン・ブーン戦記』では慕っていたガルマを謀殺した真の仇でもあり、彼の作戦中の行動を怪しんでいた。
キャリオカ(SRW未登場)
部下。共に漁協を装いホワイトベースに潜入するが、ジオン訛りが強いため口を閉じているよう指示を出した。
ミハル・ラトキエ
彼女をスパイに仕立て上げてホワイトベースに侵入させる。
ガルマ・ザビ
本編では関わりはないが、『機動戦士ガンダム フラナガン・ブーン戦記』では上官として描かれている。彼からナーガIIIとザク・マリンタイプを任されており、ブーンもその人柄を慕っていた。
イセリナ・エッシェンバッハ
ガルマの恋人。『フラナガン・ブーン戦記』ではガルマ共々慕っており、彼女の仇討ちに共に出撃している。

他作品との人間関係編集

パプテマス・シロッコ
第3次』では直属の上司。

名台詞編集

「お前は何もしゃべるな。ジオン訛りが強すぎる」
TV版第28話「太西洋、血に染めて」にて。一般人に成りすましてホワイトベースに侵入した際、部下のキャリオカに告げる。
ガンダムシリーズにおける、言語に関する描写がなされた数少ないシーンである。

迷台詞編集

「連邦の白いMSがニッポンのトーキョーに!?」
「コノリーが有益な情報を送ってくるとはな」
「ベルファストの木馬はニセモノか?」
『機動戦士ガンダム ハイブリット4コマ大戦線』より。
諜報員のコノリーが送ってきた日本の東京でガンダムを発見したという写真付きの情報を見て。ベルファストの木馬をダミーと疑っている。
シャアが「しかしなぜMSがライトアップされているのだ?」と疑問視している通り、当時2009年夏にお台場・潮風公園に設置された実物大ガンダム立像をネタにしたものであるため、実際にはガセ情報というオチ。
なお本作のコノリーは方向音痴でミハルと接触できず諜報員として活躍できない人物なので(その為ミハルもホワイトベースに侵入していない)、道に迷ってベルファストから東京まで移動してしまったというオチでもある。

搭乗機体編集

グラブロ(SRW未登場)
ザク・マリンタイプ(SRW未登場)
『フラナガン・ブーン戦記』で搭乗。

SRWでの搭乗機体編集

ザク
コンプリートボックス』DISC2「バーチャルスタジアム」の収録部隊「ZAKU」で搭乗。
カプールメッサーラ
第3次』で搭乗。

余談編集

  • 機動戦士ガンダム』作中において「フラナガン機関」というジオン公国軍お抱えのニュータイプ研究施設が出てくるが、フラナガン・ブーンとは一切関係が無い。
    • しかしながら、同じ「フラナガン」という名称故に、公式のパロディ漫画等で度々ネタにされている。