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{{登場メカ概要
 
{{登場メカ概要
| 外国語表記 = [[外国語表記::Fei-Yen HD]]
   
| 登場作品 = [[電脳戦機バーチャロンシリーズ]]
 
| 登場作品 = [[電脳戦機バーチャロンシリーズ]]
*{{登場作品 (メカ)|「電脳戦機バーチャロン」シリーズ フェイ・イェンHD}}
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*{{登場作品 (メカ)|電脳戦機バーチャロンシリーズ|「電脳戦機バーチャロン」シリーズ フェイ・イェンHD}}
 
| 声優 = {{声優|藤田咲|SRW=Y}}
 
| 声優 = {{声優|藤田咲|SRW=Y}}
 
| デザイン = {{メカニックデザイン|カトキハジメ}}
 
| デザイン = {{メカニックデザイン|カトキハジメ}}
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| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦UX}}
 
| SRWでの分類 = [[機体]]<br />[[パイロット]]
 
| SRWでの分類 = [[機体]]<br />[[パイロット]]
 
}}
 
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}}
 
'''フェイ・イェンHD'''は、「[[電脳戦機バーチャロンシリーズ]]」の[[登場人物|登場キャラクター]]。
 
'''フェイ・イェンHD'''は、「[[電脳戦機バーチャロンシリーズ]]」の[[登場人物|登場キャラクター]]。
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
 
角川書店『ニュータイプ』誌上の企画から生まれた「[[電脳戦機バーチャロンシリーズ]]」には登場しないオリジナル[[バーチャロイド]]。音楽作成ソフトVOCALOIDのキャラクターである「'''[[初音ミク]]'''」と、バーチャロイドの「'''[[フェイ・イェン]]'''」をコラボさせた機体である。
 
角川書店『ニュータイプ』誌上の企画から生まれた「[[電脳戦機バーチャロンシリーズ]]」には登場しないオリジナル[[バーチャロイド]]。音楽作成ソフトVOCALOIDのキャラクターである「'''[[初音ミク]]'''」と、バーチャロイドの「'''[[フェイ・イェン]]'''」をコラボさせた機体である。
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なお、「正史」におけるフェイ・イェンの声優は樋口智恵子氏だが、スパロボでのフェイ・イェンには初音ミクの音声ソース提供者である藤田咲氏が当てられた。
 
なお、「正史」におけるフェイ・イェンの声優は樋口智恵子氏だが、スパロボでのフェイ・イェンには初音ミクの音声ソース提供者である藤田咲氏が当てられた。
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=== バーチャロンシリーズにおいて ===
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前述の通り「正史としては扱わないが公式として扱う」とされたが、後にmasterpiece公式サイトにてフェイ・イェンHDが正史上においてある役割を果たしたことが間接的に言及されている(時間軸は「オラトリオ・タングラム」に当る)
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CISを放浪するタングラムをダイモンより先に召喚するべくリリン・プラジナーから(渋々の)要請を受けたファイユーヴだったが、タングラムが既に独自の人格を構築していることを知っていたため「今更道具として使われるために、生みの親の頼みとはいえそれに従うのか?」という疑問をぬぐえなかった。
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だが、タングラムがダイモンに確保されては全てが終わってしまう。
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ファイユーヴは考えた末に、かつて自分が巡った異世界の一つで偶然から見出した「歌姫」を模した姿を纏い、HD化。VCa0年のムーンゲート解放の際、タングラムに自分が歌った歌をもう一度歌ったのである。
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タングラムはこれに応じたものの、事象崩壊要塞の陥落直後に遺跡内管理システムをフォーマットした後、電脳歴世界に見切りをつけて別世界に去ってしまっていた。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
原作と無関係な「企画もの」の機体が参戦したのは『[[スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク]]』の[[XAN-斬-]]が先例にあるが、それが別版権のコラボ企画というのはこれは初となる。ただし、これは初音ミクというキャラクターがコラボに関してかなり寛容であるが故の特例と見るべきであるだろう。
 
原作と無関係な「企画もの」の機体が参戦したのは『[[スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク]]』の[[XAN-斬-]]が先例にあるが、それが別版権のコラボ企画というのはこれは初となる。ただし、これは初音ミクというキャラクターがコラボに関してかなり寛容であるが故の特例と見るべきであるだろう。
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=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦UX]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦UX}}
:『「電脳戦機バーチャロン」シリーズ フェイ・イェンHD』名義で初参戦。'''機体のみが独立した参戦作品として扱われる'''のは史上初。単にファンサービスだけの[[いるだけ参戦|機体のみ参戦]]ではなく、前述の通りバーチャロンシリーズのスタッフから'''シナリオの監修'''(=物語があること)も行われることが予めアナウンスされていた(『[[スーパーロボット大戦K|K]]』の『[[電脳戦機バーチャロン マーズ]]』と同様だが、今回はアナウンスされていた点が異なる)。
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:初登場作品。『「電脳戦機バーチャロン」シリーズ フェイ・イェンHD』名義で参戦。'''機体のみが独立した参戦作品として扱われる'''のは史上初。単にファンサービスだけの[[いるだけ参戦|機体のみ参戦]]ではなく、前述の通りバーチャロンシリーズのスタッフから'''シナリオの監修'''(=物語があること)も行われることが予めアナウンスされていた(『[[スーパーロボット大戦K|K]]』の『[[電脳戦機バーチャロン マーズ]]』と同様だが、今回はアナウンスされていた点が異なる)。
 
:;ユニット
 
:;ユニット
::[[SDガンダムシリーズ|SDガンダム達]]とは異なり、[[サイズ]]はMだが、かなり運動性が高く、「集中」を使うだけで大抵の攻撃はかわしてしまう。ついでに本人は[[カウンター]]持ちなので、連続ターゲット補正がかかる前に撃ち落としてしまうこともある。見た目や戦闘演出はともかく、ユニット性能を見ると典型的な回避型のオトリ役である。
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::[[SDガンダムシリーズ|SDガンダム達]]とは異なり、[[サイズ]]はMだが、かなり[[運動性]]が高く、「集中」を使うだけで大抵の攻撃はかわしてしまう。ついでに本人は[[カウンター]]持ちなので、連続ターゲット補正がかかる前に撃ち落としてしまうこともある。見た目や戦闘演出はともかく、ユニット性能を見ると典型的な回避型のオトリ役である。
::初期の最強武器はP属性格闘だが、第17話アメリカルートからは、中距離射撃に変化。ハンドショット以外は特殊効果付きのため、固有技能「[[歌 #特殊スキル「歌姫」|歌姫]]」によって効果がどんどん上がっていく。最大火力は高くなく、[[オールキャンセラー]]持ちの大ボスにはパワー不足が否めないが、雑魚相手の対多数戦闘では射程の短い[[ディスィーブ]]や弾数の不安な[[プリテンダー]]以上の活躍が見込める。「[[集中]]」「[[直感]]」をかけたフェイを敵陣に放り込み、特殊効果で弱った敵を後続で撃ち落として気力を上げていく、という運用がベター。大ボス戦では「[[脱力]]」で防御能力を封じつつ、「エモーショナル・ウェーブ」で味方の強化に回ると無駄がない。
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::初期の最強武器はP属性格闘だが、第17話アメリカルートからは、中距離射撃に変化。ハンドショット以外は特殊効果付きのため、固有技能「[[歌 #特殊スキル「歌姫」|歌姫]]」によって効果がどんどん上がっていく。最大火力は高くなく、[[オールキャンセラー]]持ちの大ボスにはパワー不足が否めないが、雑魚相手の対多数戦闘では[[射程]]の短い[[ディスィーブ]]や弾数の不安な[[プリテンダー]]以上の活躍が見込める。「[[集中]]」「[[直感]]」をかけたフェイを敵陣に放り込み、特殊効果で弱った敵を後続で撃ち落として気力を上げていく、という運用がベター。大ボス戦では「[[脱力]]」で防御能力を封じつつ、「エモーショナル・ウェーブ」で味方の強化に回ると無駄がない。
 
::パートナーユニットに関しては、エモーショナル・ウェーブ IBSが使えるようになってからは、[[VB-6 ケーニッヒモンスター]]と組ませて、ケーニッヒのエネルギー補給を受けながら特殊行動コマンド重視のスタイルを取るのも手であり、最強武器が同じ長距離射撃なのも利点になる。只、移動力の強化がなされないこととフェイのHDエクササイズのような便利なP属性武器がケーニッヒにはないことが弱点。
 
::パートナーユニットに関しては、エモーショナル・ウェーブ IBSが使えるようになってからは、[[VB-6 ケーニッヒモンスター]]と組ませて、ケーニッヒのエネルギー補給を受けながら特殊行動コマンド重視のスタイルを取るのも手であり、最強武器が同じ長距離射撃なのも利点になる。只、移動力の強化がなされないこととフェイのHDエクササイズのような便利なP属性武器がケーニッヒにはないことが弱点。
 
:;キャラクター
 
:;キャラクター
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::所謂ゲスト参戦的な役回りではあるが、『SKL』や本作オリジナルの展開に絡んでくる。 本作におけるフェイの正体は、 [[奇械島]]で開発された粒子加速炉の試作型が、[[オデュサイト]]によって増幅された「意志」もろとも時空の彼方へ消えた際、入れ替わりに現れた「異世界の『意志』」。また、単なるコラボネタかと思いきや、劇中の描写を見る限り、本作においては'''「[[初音ミク|彼女]]」が実際にフェイの中にいる'''らしい。フェイ自身は彼女を「あの子」と呼び、ステージに立った際は「わたしたち」と彼女の存在を示している。
 
::所謂ゲスト参戦的な役回りではあるが、『SKL』や本作オリジナルの展開に絡んでくる。 本作におけるフェイの正体は、 [[奇械島]]で開発された粒子加速炉の試作型が、[[オデュサイト]]によって増幅された「意志」もろとも時空の彼方へ消えた際、入れ替わりに現れた「異世界の『意志』」。また、単なるコラボネタかと思いきや、劇中の描写を見る限り、本作においては'''「[[初音ミク|彼女]]」が実際にフェイの中にいる'''らしい。フェイ自身は彼女を「あの子」と呼び、ステージに立った際は「わたしたち」と彼女の存在を示している。
 
::キャラクターとしては歌つながりで『[[マクロスF]]』とよく絡む。[[宇宙]]ルートでは「[[歌]]」で[[バジュラ]]を撤退させる見せ場も。その他、[[ELS]]などの敵に対して「音」や「声」を聴きとるなどそちらの方面への感性が高い模様。終盤では[[シェリル・ノーム|シェリル]]から、[[マオ・ノーム|マオ]]が探していた風や海、空にさえ心を通わせる歌姫「ハート・オブ・ディーヴァ」であることが示唆されている。
 
::キャラクターとしては歌つながりで『[[マクロスF]]』とよく絡む。[[宇宙]]ルートでは「[[歌]]」で[[バジュラ]]を撤退させる見せ場も。その他、[[ELS]]などの敵に対して「音」や「声」を聴きとるなどそちらの方面への感性が高い模様。終盤では[[シェリル・ノーム|シェリル]]から、[[マオ・ノーム|マオ]]が探していた風や海、空にさえ心を通わせる歌姫「ハート・オブ・ディーヴァ」であることが示唆されている。
::バーチャロイドであるためサイズは可変であり、発見当初は「等身大の少女型ロボット」と言われ、ユニットとしてはMサイズ。言及はされていないが、インターミッション時には地球人類と同じくらいの身長に、戦闘中は本来のサイズに変化しているものと思われる。
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::オリジナルバーチャロイドらしくサイズは可変であり、発見当初は「等身大の少女型ロボット」と言われ、ユニットとしてはMサイズ。言及はされていないが、インターミッション時には地球人類と同じくらいの身長に、戦闘中は本来のサイズに変化しているものと思われる。
    
== パイロットステータス ==
 
== パイロットステータス ==
 
=== [[能力|能力値]] ===
 
=== [[能力|能力値]] ===
[[射撃]]・[[格闘]]・[[命中]]・[[回避]]に優れる典型的なスピード型。突っ込んで特殊武器で反撃しまくるのが常道だが、連続ターゲット補正と[[EN]]切れには注意。また、メイン攻撃が射撃属性なのでそちらを鍛えるのが鉄板。
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[[射撃 (能力)|射撃]]・[[格闘 (能力)|格闘]]・[[命中#命中(能力)|命中]]・[[回避#回避(能力)|回避]]に優れる典型的なスピード型。突っ込んで特殊武器で反撃しまくるのが常道だが、連続ターゲット補正と[[EN]]切れには注意。また、メイン攻撃が射撃属性なのでそちらを鍛えるのが鉄板。
    
=== [[精神コマンド]] ===
 
=== [[精神コマンド]] ===
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:ちなみに気力低下の[[特殊効果]]付き。ヒットの度にハートマークや♪が乱舞するのがらしいというか、なんというか。
 
:ちなみに気力低下の[[特殊効果]]付き。ヒットの度にハートマークや♪が乱舞するのがらしいというか、なんというか。
 
;エモーショナル・アタック
 
;エモーショナル・アタック
:フェイ・イェン系VR共通のオーバーブースト「エモーショナル・モード」を起動し、全開出力でビームを放つ。ただしHDの場合、[[歌]]に合わせて2つある。
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:フェイ・イェン系VR共通のオーバーブースト「エモーショナル・モード」を起動し、全開出力でビームを放つ。ただしHDの場合、[[歌]]に合わせて2つある。
 
:さらに言うと武器扱いの二つには[[初音ミク]]の[[カットイン]]が入るが、エモーショナル・ウェーブ追加まではシルエット。ただし、入りがあまりに自然なので気づかないことも。
 
:さらに言うと武器扱いの二つには[[初音ミク]]の[[カットイン]]が入るが、エモーショナル・ウェーブ追加まではシルエット。ただし、入りがあまりに自然なので気づかないことも。
 
:何気に[[ビーム兵器]]なので[[グラン・ネイドル]]には撃たないように。
 
:何気に[[ビーム兵器]]なので[[グラン・ネイドル]]には撃たないように。
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:味方の能力強化と敵の能力ダウンを行う。[[ダブルオーライザー 粒子貯蔵タンク装備型|ダブルオーライザー]]の「トランザムバースト」の強化版のような効果だが、弱体化効果の方は案の定[[オールキャンセラー]]を抜けない。消費[[EN]]が70と大きいため、乱発は厳禁。
 
:味方の能力強化と敵の能力ダウンを行う。[[ダブルオーライザー 粒子貯蔵タンク装備型|ダブルオーライザー]]の「トランザムバースト」の強化版のような効果だが、弱体化効果の方は案の定[[オールキャンセラー]]を抜けない。消費[[EN]]が70と大きいため、乱発は厳禁。
 
:効果こそ[[ダブルオークアンタ]]の「クアンタムバースト」に劣るが、それでもこれが強力な理由はP属性付、つまり移動後に使えるという一点にある…と言いたくなるところだが、'''歌姫L9で効果がクアンタムバーストと並ぶ'''ため、消費ENと必要気力が低い分こちらの方が圧倒的に使い勝手が良い。さらに追加がダブルオークアンタより圧倒的に早い。攻撃能力優秀なダブルオークアンタの行動を補助コマンドで潰す事自体がそもそもデメリットと言えなくもないので、こちらが同じ効果でぶっ放せる事も利点である。
 
:効果こそ[[ダブルオークアンタ]]の「クアンタムバースト」に劣るが、それでもこれが強力な理由はP属性付、つまり移動後に使えるという一点にある…と言いたくなるところだが、'''歌姫L9で効果がクアンタムバーストと並ぶ'''ため、消費ENと必要気力が低い分こちらの方が圧倒的に使い勝手が良い。さらに追加がダブルオークアンタより圧倒的に早い。攻撃能力優秀なダブルオークアンタの行動を補助コマンドで潰す事自体がそもそもデメリットと言えなくもないので、こちらが同じ効果でぶっ放せる事も利点である。
:これでかかる曲はずばり「In the Blue Sky ver.HD」。バーチャロンの代名詞とも言えるほど有名な曲であり、同時に「蒼穹」というステージ名に合致した曲名でもある。さらに言えば、追加されるのは上述の通り第「'''39'''」話である。
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:これでかかる曲はずばり「'''I'''n the '''B'''lue '''S'''ky ver.HD」。バーチャロンの代名詞とも言えるほど有名な曲であり、同時に「蒼穹」というステージ名に合致した曲名でもある。さらに言えば、追加されるのは上述の通り第「'''39'''」話である。
    
=== 移動タイプ ===
 
=== 移動タイプ ===
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== 機体BGM ==
 
== 機体BGM ==
 
;「LOVE&hearts;14 ver.HD(インスト)」
 
;「LOVE&hearts;14 ver.HD(インスト)」
:デフォルト戦闘曲。元々は[[ドラマCD]]「CYBER TROOPERS VIRTUAL-ON CyberNet Rhapsody Episode #14」に収録されたフェイ・イェンのキャラクターソング。インストバージョンなのでボーカルは無し。
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:デフォルト戦闘曲。元々は[[ドラマCD]]「CYBER TROOPERS VIRTUAL-ON CyberNet Rhapsody Episode #14」に収録されたフェイ・イェンのキャラクターソングで、初代のフェイ・イェンステージBGM「The Wind Is Blowing」のボーカルアレンジ版。インストバージョンなのでボーカルは無し。
 
;「LOVE&hearts;14 ver.HD(ボーカル)」
 
;「LOVE&hearts;14 ver.HD(ボーカル)」
:同名武装で攻撃したときの戦闘曲で、初音ミクのボーカルつき。歌詞は元楽曲のままでなく、瓦重朗氏がスパロボ参戦のために書き下ろしたものとなっている。
+
:同名武装で攻撃したときの戦闘曲で、初音ミクのボーカルつき。歌詞は瓦重朗氏がスパロボ参戦のために新たに書き下ろしたものとなっている。
 
:ちなみに、非公式ながら原曲をミクに歌わせた人は存在する。[http://www.nicovideo.jp/watch/sm3219758 詳しくはこちら]。UXでの編曲者はいろんなジャンルに定評があるsamfree氏。
 
:ちなみに、非公式ながら原曲をミクに歌わせた人は存在する。[http://www.nicovideo.jp/watch/sm3219758 詳しくはこちら]。UXでの編曲者はいろんなジャンルに定評があるsamfree氏。
 
;「Believe ver.HD」
 
;「Believe ver.HD」
:同名武装で攻撃したときの戦闘曲で、初音ミクのボーカルつき。歌詞は新規書き下ろし。この曲もドラマCD「CYBER TROOPERS VIRTUAL-ON CyberNet Rhapsody Episode #14」が初出。こちらの編曲者は、「FREELY TOMORROW」で有名なMitchie M氏。ちなみに、第12回MMD杯参加作品として本楽曲のMVがファンの手によって作成され、[http://www.youtube.com/watch?v=SRam9zcijao 後にMitchie M氏公認になっている]。
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:同名武装で攻撃したときの戦闘曲で、初音ミクのボーカルつき。歌詞は新規書き下ろし。この曲もドラマCD「CYBER TROOPERS VIRTUAL-ON CyberNet Rhapsody Episode #14」が初出で、CDのための書下ろし曲。こちらの編曲者は、「FREELY TOMORROW」で有名なMitchie M氏。ちなみに、第12回MMD杯参加作品として本楽曲のMVがファンの手によって作成され、[http://www.youtube.com/watch?v=SRam9zcijao 後にMitchie M氏公認になっている]。
;「in the Blue Sky ver.HD」
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;「In the Blue Sky ver.HD」
:エモーショナル・ウェーブ使用時の戦闘曲で、初音ミクのボーカルつき。元楽曲は初代バーチャロンの第1ステージにかかるBGMで、バーチャロンがシリーズ化されてからはテムジン系列VRのテーマ曲となった。
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:エモーショナル・ウェーブ使用時の戦闘曲で、初音ミクのボーカルつき。元楽曲は初代バーチャロンの第1ステージBGMで、バーチャロンがシリーズ化されてからはテムジン系列VRのテーマ曲となった。
:今までのSRWでもテムジン系列の操縦者である[[チーフ]]や[[クリアリア・バイアステン|クリアリア]]のデフォルト戦闘BGMとして必ず収録されていた(シリーズの初出は『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』。クリアリアはアレンジ版の「'01」が使われた)が、フェイのみしか参戦していない『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』でさえその伝統は受け継がれたこととなった。ボーカル曲としてアレンジされるのは『UX』が初。こちらの編曲者はsamfree氏。
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:今までのSRWでもテムジン系列の操縦者である[[チーフ]]や[[クリアリア・バイアステン|クリアリア]]のデフォルト戦闘BGMとして必ず収録されていた(シリーズの初出は『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』。クリアリアはアレンジ版の「'01」が使われた)が、フェイのみしか参戦していない『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』でさえその伝統は受け継がれることとなった。ボーカル曲としてアレンジされるのは『UX』が初。こちらの編曲者はsamfree氏。
 
:余談だが、解禁されるのが'''蒼穹作戦の最中'''でステージ名も「'''蒼穹-そら-'''」という完璧なコラボレーションを実現している。さらに第'''39'''話というおまけ付き。
 
:余談だが、解禁されるのが'''蒼穹作戦の最中'''でステージ名も「'''蒼穹-そら-'''」という完璧なコラボレーションを実現している。さらに第'''39'''話というおまけ付き。
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:コラボ先のボーカロイド。[[世界観/UX|『UX』の世界]]にフェイを呼び込んだ。
 
:コラボ先のボーカロイド。[[世界観/UX|『UX』の世界]]にフェイを呼び込んだ。
 
:フェイ自身はミクの事を「あの子」と呼び、ステージ上では一人称を複数形にすることで彼女の存在を示唆している。
 
:フェイ自身はミクの事を「あの子」と呼び、ステージ上では一人称を複数形にすることで彼女の存在を示唆している。
 +
;[[タングラム]]
 +
:リリン・プラジナーの要請を受けて彼女を呼び出すべくCISに向かった際、HD化して歌うことで交信している。
    
== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
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:『UX』第17話「ハート・オブ・ディーヴァ」において由木は悩むフェイに助言を送る。その事もあって、フェイはハート・オブ・ディーヴァに覚醒した。
 
:『UX』第17話「ハート・オブ・ディーヴァ」において由木は悩むフェイに助言を送る。その事もあって、フェイはハート・オブ・ディーヴァに覚醒した。
 
:ついでに由木翼の事を「翼」と名前で呼んだのは、原作を含めてもフェイが初めて。
 
:ついでに由木翼の事を「翼」と名前で呼んだのは、原作を含めてもフェイが初めて。
;[[ネロ (デモンベイン)|ネロ]]
+
;[[エンネア|ネロ]]
 
:『UX』ではクトゥルー内での戦闘前台詞によると、どうも彼女はフェイの中の「あの子」の事を知っていたようである。
 
:『UX』ではクトゥルー内での戦闘前台詞によると、どうも彼女はフェイの中の「あの子」の事を知っていたようである。
 
;[[ハザード・パシャ]]
 
;[[ハザード・パシャ]]
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== スパロボシリーズでの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズでの名台詞 ==
 +
=== UX ===
 
;「… シ テ」<br/>「ハ … 」<br/>「ハ ジ メ マ シ テ …」<br/>「ハ ジメて… のお と、…が、きこえます。こえ、が… ことばガ…」<br/>「きこえマス。 みえます み んな、のこえ…?」<br/>「は…じめまして」<br/>「わ たし… わたし、は…誰で しょう…?」
 
;「… シ テ」<br/>「ハ … 」<br/>「ハ ジ メ マ シ テ …」<br/>「ハ ジメて… のお と、…が、きこえます。こえ、が… ことばガ…」<br/>「きこえマス。 みえます み んな、のこえ…?」<br/>「は…じめまして」<br/>「わ たし… わたし、は…誰で しょう…?」
:『UX』第10話「神謀、大地を駆ける」にて初めて目覚めた時の第一声。malo氏作のミクオリジナル曲「ハジメテノオト」にかけている。
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:第10話「神謀、大地を駆ける」にて初めて目覚めた時の第一声。malo氏作のミクオリジナル曲「ハジメテノオト」にかけている。
 
;「ジョウ、は…マイクの、こと…が好き?」<br/>「好き、で …息、がつまりそう?」
 
;「ジョウ、は…マイクの、こと…が好き?」<br/>「好き、で …息、がつまりそう?」
:『UX』第11話「招かれざるもの」より。[[ジョウ・マヤ|ジョウ]]が[[マイク・コイル|マイク]]に練習台として口説かせようとした時の台詞。この後、ジョウはチャムにこっぴどく怒られた。何気にryo氏作の「メルト」にかかっている。
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:第11話「招かれざるもの」より。[[ジョウ・マヤ|ジョウ]]が[[マイク・コイル|マイク]]に練習台として口説かせようとした時の台詞。この後、ジョウはチャムにこっぴどく怒られた。何気にryo氏作の「メルト」にかかっている。
 
;「よく覚えてない けど……こっちにくるまえ、わたし、ひとりぼっちで……」<br/>「そのとき、とおくの方でなんだかすごく 楽しい……気持ち? みたいなもの、をみつけて……」<br/>「わたし、あんまり 後先 かんがえないから そのままそっちに とんでって」<br/>「……そしたら、その楽しいなにかとくっついちゃった? みたいな感じ」
 
;「よく覚えてない けど……こっちにくるまえ、わたし、ひとりぼっちで……」<br/>「そのとき、とおくの方でなんだかすごく 楽しい……気持ち? みたいなもの、をみつけて……」<br/>「わたし、あんまり 後先 かんがえないから そのままそっちに とんでって」<br/>「……そしたら、その楽しいなにかとくっついちゃった? みたいな感じ」
:『UX』第17話[[ヨーロッパ]]ルート「ハート・オブ・ディーヴァ」のIMにて、[[由木翼|由木]]との会話で話した『UX』の世界に来るまでの経緯。
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:第17話[[ヨーロッパ]]ルート「ハート・オブ・ディーヴァ」のIMにて、[[由木翼|由木]]との会話で話した『UX』の世界に来るまでの経緯。
 
:「ファイユーヴ」として電脳世界を放浪する中で、『UX』の電脳世界にいた[[初音ミク|ミク]]の[[歌]]を聴きつけ、そちらに跳んだところ彼女とデータが[[同化]]、そのままの状態で定位リバース・コンバートを起こして[[奇械島]]に実体化。その反動で機能が停止し、以来[[アンノウン・エクストライカーズ]]がやって来るまで眠りっぱなしだったらしい。
 
:「ファイユーヴ」として電脳世界を放浪する中で、『UX』の電脳世界にいた[[初音ミク|ミク]]の[[歌]]を聴きつけ、そちらに跳んだところ彼女とデータが[[同化]]、そのままの状態で定位リバース・コンバートを起こして[[奇械島]]に実体化。その反動で機能が停止し、以来[[アンノウン・エクストライカーズ]]がやって来るまで眠りっぱなしだったらしい。
 
:ちなみにこれを見る限り、本作のフェイは再起動の影響なのか「ファイユーヴ」としての記憶はほとんど消失している模様。
 
:ちなみにこれを見る限り、本作のフェイは再起動の影響なのか「ファイユーヴ」としての記憶はほとんど消失している模様。
175行目: 190行目:  
;フェイ「……? きこえる……? きこえてくる……?」<br/>「この感じ……すごく なつかしい おぼえてる……教わった最初の音……もらった言葉、旋律……」<br/>[[初音ミク|???]]「♪~……」<br/>フェイ「ああ、これって……歌、なんだ。わたしの……歌なんだ」<br/>???「……」<br/>フェイ「ありがとう、呼んでくれたんだね……あなたは…… わたし? それとも私があなたなの?」<br/>???「♪~……」
 
;フェイ「……? きこえる……? きこえてくる……?」<br/>「この感じ……すごく なつかしい おぼえてる……教わった最初の音……もらった言葉、旋律……」<br/>[[初音ミク|???]]「♪~……」<br/>フェイ「ああ、これって……歌、なんだ。わたしの……歌なんだ」<br/>???「……」<br/>フェイ「ありがとう、呼んでくれたんだね……あなたは…… わたし? それとも私があなたなの?」<br/>???「♪~……」
 
:戦闘中イベントにて、心象世界での初音ミクとのコンタクト。実は、この場面のためだけに彼女のグラフィックが用意されている(当然ながらこのステージ限定)。
 
:戦闘中イベントにて、心象世界での初音ミクとのコンタクト。実は、この場面のためだけに彼女のグラフィックが用意されている(当然ながらこのステージ限定)。
:このイベント以降フェイの台詞回しが変わり、[[フェイ・イェン]]系VR特有のテンションの高さが垣間見られるようになる。
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:このイベント以降フェイの台詞回しが変わり、[[フェイ・イェン]]系VR特有のテンションの高さが垣間見られるようになる。一方、先述の記憶の消失の影響からか、以降も元来のファイユーヴとは微妙に性格が異なっている。
 
;「あの子はね……すっごくいっぱい、たくさんの人達のすてきな思いを受けて、輝いてて……」<br/>「わたしはその光に惹かれて、近づいて そしたら、あの子の心が手を差し伸べてくれて……」<br/>「だからあの子は私、私はあの子なんだよ!」
 
;「あの子はね……すっごくいっぱい、たくさんの人達のすてきな思いを受けて、輝いてて……」<br/>「わたしはその光に惹かれて、近づいて そしたら、あの子の心が手を差し伸べてくれて……」<br/>「だからあの子は私、私はあの子なんだよ!」
:エンドデモにおける初音ミク評。ちなみに[[世界観/UX|本作の世界観]]にはボーカロイドは本来存在しないらしく、彼女がどこからフェイを呼んだのかは最後まで不明。
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:エンドデモにおける初音ミク評。ちなみに[[世界観/UX|本作の世界観]]にはボーカロイドは本来存在しないらしく、彼女がどこからフェイを呼んだのかは最後まで不明となっている。
 
:これについては、同ステージのIMにおけるフェイの台詞と、第31話「Final Count」での[[リチャード・クルーガー|リチャード]]の発言に初音ミクの存在を絡めると見えてくる。
 
:これについては、同ステージのIMにおけるフェイの台詞と、第31話「Final Count」での[[リチャード・クルーガー|リチャード]]の発言に初音ミクの存在を絡めると見えてくる。
 
;「みんなが元気になるなら、わたしもいっぱい歌う!」
 
;「みんなが元気になるなら、わたしもいっぱい歌う!」
:『UX』第2部第26話「THE SHADOW OVER INNSMOUTH」シナリオエンドデモより。泥酔した[[覇道瑠璃|瑠璃]]がその勢いで[[戦術指揮]]を取る際に[[チャム・ファウ|チャム]]や[[エレボス]]に続いてそれに参加した。
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:第26話「THE SHADOW OVER INNSMOUTH」シナリオエンドデモより。泥酔した[[覇道瑠璃|瑠璃]]がその勢いで[[戦術指揮]]を取る際に[[チャム・ファウ|チャム]]や[[エレボス]]に続いてそれに参加した。
 
:そして(巻き込まれた[[エイーダ・ロッサ|二]][[リナ・デイヴィス|人]]を含めて)チャムとエレボスと一緒に'''「戦術指揮/応援」を担当することができた'''。
 
:そして(巻き込まれた[[エイーダ・ロッサ|二]][[リナ・デイヴィス|人]]を含めて)チャムとエレボスと一緒に'''「戦術指揮/応援」を担当することができた'''。
 
;「………」<br/>「…あなたたちもやっとわかったんだね」<br/>「生きることの痛みを」<br/>「伝わるよ、その想い…怖いんだよね」<br/>「でも、目をそらしちゃだめなんだよ、いま、自分自身の中にあるものを!」
 
;「………」<br/>「…あなたたちもやっとわかったんだね」<br/>「生きることの痛みを」<br/>「伝わるよ、その想い…怖いんだよね」<br/>「でも、目をそらしちゃだめなんだよ、いま、自分自身の中にあるものを!」
:『UX』で、蒼穹作戦にて[[イドゥン]]が「痛み」を理解してしまい苦しんでいる様子を見て、フェイは危険も承知で[[マークニヒト]]のもとに近き、いまにも理解してしまいそうな何かと向き合うことを[[フェストゥム]]に呼びかけた。「痛み」と「感情」を否定しようとするイドゥンに攻撃を受けるが、彼女はそれでも屈しはしなかった。そして…。
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:第39話「蒼穹-そら-」より。蒼穹作戦にて[[イドゥン]]が「痛み」を理解してしまい苦しんでいる様子を見て、フェイは危険も承知で[[マークニヒト]]のもとに近き、いまにも理解してしまいそうな何かと向き合うことを[[フェストゥム]]に呼びかけた。「痛み」と「感情」を否定しようとするイドゥンに攻撃を受けるが、彼女はそれでも屈しはしなかった。そして…。
 
;(…あなたたちも感じる? 空の青…すてきな色だったよね。 忘れたことが綺麗に甦って…)<br/>(わたしの声、あの子の声…そして…うん、みんなの声が輝くよ!)
 
;(…あなたたちも感じる? 空の青…すてきな色だったよね。 忘れたことが綺麗に甦って…)<br/>(わたしの声、あの子の声…そして…うん、みんなの声が輝くよ!)
:『UX』。完全に覚醒した電脳の歌姫は、母なる歌声をフェストゥム、[[アルティメット・クロス]]の前で披露した。それを聞いたイドゥンは否定しようとする「感情」を理解してしまい一層苦しみ、自軍部隊を奮い立たせる事が出来た。
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:同上。完全に覚醒した電脳の歌姫は、母なる歌声をフェストゥム、[[アルティメット・クロス]]の前で披露した。それを聞いたイドゥンは否定しようとする「感情」を理解してしまい一層苦しみ、自軍部隊を奮い立たせる事が出来た。
 
:そして、その歌声はいなくなることに耐えられなかった乙姫を島の[[ミール]]と一体化することを決心させる描写が書かれる等、感動するイベントとなっている。
 
:そして、その歌声はいなくなることに耐えられなかった乙姫を島の[[ミール]]と一体化することを決心させる描写が書かれる等、感動するイベントとなっている。
 
:もっとも、[[ハザード・パシャ|空気を読まない誰かさん]]のせいで'''台無しにされてしまう'''のだが。
 
:もっとも、[[ハザード・パシャ|空気を読まない誰かさん]]のせいで'''台無しにされてしまう'''のだが。
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;「あなた、鈍感ね!わたしたちの歌をきけばすぐわかるはずっ」
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:第42話(ユニオンルート)「リザレクション」に於ける[[ティベリウス]]との戦闘前会話。命を弄び、死者を操る[[魔術師]]に対して、電脳の歌姫は歌を聴かせようと言い放つ。
 
;「聞こえるよ、みんなの歌! 誇りと愛が共鳴して…奏でてる、メロディー!」<br/>シェリル「翼は、風に乗って…!」<br/>ランカ「大空に祈る、鳥の歌…!」
 
;「聞こえるよ、みんなの歌! 誇りと愛が共鳴して…奏でてる、メロディー!」<br/>シェリル「翼は、風に乗って…!」<br/>ランカ「大空に祈る、鳥の歌…!」
:『UX』第43話ユニオンルート「THE RETURN OF THE SORCERER」にて、神気取りの[[アウグストゥス]]に対し、自分の中の「[[神]]」をも超える可能性を思い出し、[[ダンクーガノヴァ・マックスゴッド]]への合体を成功させた[[チームD]]の姿を見て。実は「鳥の歌」の歌詞ネタ。
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:第43話(ユニオンルート)「THE RETURN OF THE SORCERER」にて、神気取りの[[アウグストゥス]]に対し、自分の中の「[[神]]」をも超える可能性を思い出し、[[ダンクーガノヴァ・マックスゴッド]]への合体を成功させた[[チームD]]の姿を見て。実は「鳥の歌」の歌詞ネタ。
 
;「…止める止めない以前の問題だよ。知力も武力も…人を好き勝手に使うためのものじゃない」<br/>「そうやって上から目線のつもりかもだけどつまんない野望だね!」
 
;「…止める止めない以前の問題だよ。知力も武力も…人を好き勝手に使うためのものじゃない」<br/>「そうやって上から目線のつもりかもだけどつまんない野望だね!」
:『UX』第3部第49話「侵略の終焉」に於ける[[ハザード・パシャ|ハザード]]との戦闘前会話。どこまでも自分の保身と欲望の事しか頭に思い浮かばない男を前に、電脳の歌姫はその野望を「つまらない」と一蹴する。
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:第49話「侵略の終焉」に於ける[[ハザード・パシャ|ハザード]]との戦闘前会話。どこまでも自分の保身と欲望の事しか頭に思い浮かばない男を前に、電脳の歌姫はその野望を「つまらない」と一蹴する。
 
:ちなみにハザードに限らず、本作のフェイはこの手のキャラに対しては正面からバッサリ切り捨てている。
 
:ちなみにハザードに限らず、本作のフェイはこの手のキャラに対しては正面からバッサリ切り捨てている。
;「絶望? …甘えないで! わたしが本気を出したら、あなたも希望で輝いちゃうんだよ!!」
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;「絶望? …甘えないで! わたしが本気を出したら、あなたも希望で輝いちゃうんだよ!」
:『UX』第3部第51話「STRANGE EONS」に於ける[[マスターテリオン]]との戦闘前会話。絶望と憎悪の化身に対してここまで言ってのけるあたりはさすがだが、本当に出来そうなのがなんとも。
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:第51話「STRANGE EONS」に於ける[[マスターテリオン]]との戦闘前会話。絶望と憎悪の化身に対してここまで言ってのけるあたりはさすがだが、本当に出来そうなのがなんとも。
 
;カリ・ユガ「今、可能性を閉じなければ、すべての可能性が『消失』してしまう…。その意味は、あなたならわかるはずです」 <br/>「閉じられた運命は、輪廻の理の中で再生するのです…!」<br/>「あなたたちの作る、新たなユガなどでは…!」<br/>フェイ「……暴走の果てに終わる世界って感じだね。でも、ハッキリ言っておくよ」<br>「可能性として観測されたものを無理に制御しようとする時点で、あなた自身が無限ループにはまってるの!」<br/>「そういうエラーが危機を呼ぶわけで……しょうがない。もう一度、フェイ・イェンHD、本気で行きます!」
 
;カリ・ユガ「今、可能性を閉じなければ、すべての可能性が『消失』してしまう…。その意味は、あなたならわかるはずです」 <br/>「閉じられた運命は、輪廻の理の中で再生するのです…!」<br/>「あなたたちの作る、新たなユガなどでは…!」<br/>フェイ「……暴走の果てに終わる世界って感じだね。でも、ハッキリ言っておくよ」<br>「可能性として観測されたものを無理に制御しようとする時点で、あなた自身が無限ループにはまってるの!」<br/>「そういうエラーが危機を呼ぶわけで……しょうがない。もう一度、フェイ・イェンHD、本気で行きます!」
:[[カリ・ユガ]]との戦闘前会話。可能性を閉じねば全てが終わるという神に対して痛烈な一撃で切り返し、電脳の歌姫は最後のセッションに臨む。cosMo(暴走P)氏作の「初音ミクの'''消失'''」の歌詞、「'''暴走の果てに'''見える '''終わる世界'''」にかかっている。
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:最終話「命の始まり」に於ける[[カリ・ユガ]]との戦闘前会話。可能性を閉じねば全てが終わるという神に対して痛烈な一撃で切り返し、電脳の歌姫は最後のセッションに臨む。cosMo(暴走P)氏作の「初音ミクの'''消失'''」の歌詞、「'''暴走の果てに'''見える '''終わる世界'''」にかかっている。
 
:ちなみにこの台詞、見方を変えると'''[[ユーゼス・ゴッツォ|この人]]にもそっくり当てはまってしまう'''。
 
:ちなみにこの台詞、見方を変えると'''[[ユーゼス・ゴッツォ|この人]]にもそっくり当てはまってしまう'''。
 
;「あっ……そうか。お別れなんだね。そろそろかなと思ってたけど、やっぱり突然だなぁ……」<br/>「寂しいけど……でも、わたし楽しかった。たくさんの強さと優しさをもらえたし……何より歌えたし!」<br/>「さようなら。時空を遠く離れても、みんなのこと、忘れない。ありがとう……いつかまた逢いたいな!」
 
;「あっ……そうか。お別れなんだね。そろそろかなと思ってたけど、やっぱり突然だなぁ……」<br/>「寂しいけど……でも、わたし楽しかった。たくさんの強さと優しさをもらえたし……何より歌えたし!」<br/>「さようなら。時空を遠く離れても、みんなのこと、忘れない。ありがとう……いつかまた逢いたいな!」
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== スパロボシリーズでの迷台詞 ==
 
== スパロボシリーズでの迷台詞 ==
;「あ、非モテ系の皆さん」
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=== UX ===
:[[キバの輩]]との戦闘時の台詞。何気に酷い。
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;「あ、非モテ系!」<br/>「あ、非モテ系の皆さん!」<br/>「無駄にうるさい人達ね」
;「か…加齢臭!」
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:[[キバの輩]]との[[特殊戦闘台詞]]の数々。どれも何気に酷い。
:[[ハザード・パシャ|ハザード]]との[[特殊戦闘台詞]]。ストレートすぎる。
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;「か……加齢臭!」<br/>「加齢臭、マキシマム!」<br/>「加齢臭対策、耳の後ろを洗いましょう!」
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:[[ハザード・パシャ|ハザード]]、[[ガラン]]、[[ガラン軍兵士]]との特殊戦闘台詞の数々。どれもストレートすぎる。
    
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
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「初音ミク」およびその類縁であるVOCALOIDキャラクターはファンの二次創作に関してかなり寛容であり、正式な手順を経てのコラボ展開についてもハードルがかなり低くなっている。ただし、正式な手順を経てのコラボについては、性的・暴力的・残酷な表現等でキャラクターの価値を下げることを禁止している。
 
「初音ミク」およびその類縁であるVOCALOIDキャラクターはファンの二次創作に関してかなり寛容であり、正式な手順を経てのコラボ展開についてもハードルがかなり低くなっている。ただし、正式な手順を経てのコラボについては、性的・暴力的・残酷な表現等でキャラクターの価値を下げることを禁止している。
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このことから、多くのVOCALOIDファンの間では長らく「VOCALOIDをモチーフとしたキャラを商業展開させるときは、'''そのキャラに戦闘をさせてはいけない'''」という解釈が存在していた。そのため、『UX』でのフェイ・イェンHDの参戦発表がされた際は一つの事件として扱われた。事実、初音ミクをモチーフとしたキャラを明確な戦闘シーンに放り込むコラボは『UX』が史上初である(ただし、RPGのパーティメンバーの衣装の1つとして、初音ミクモチーフのそれが採用された前例はある。また、『UX』後にゲーム『モンスターハンターフロンティアG』でコラボレーションとして初音ミクのコスプレになる装備とミクをイメージした武器が登場している)。
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このことから、多くのVOCALOIDファンの間では長らく「VOCALOIDをモチーフとしたキャラを商業展開させるときは、'''そのキャラに戦闘をさせてはいけない'''」という解釈が存在していた。そのため、『UX』でのフェイ・イェンHDの参戦発表がされた際は一つの事件として扱われた。事実、初音ミクをモチーフとしたキャラを明確な戦闘シーンに放り込むコラボは『UX』が史上初である(ただし、RPGのパーティメンバーの衣装の1つとして、初音ミクモチーフのそれが採用された前例はある。また、『UX』後にゲーム『モンスターハンターフロンティアG』でコラボレーションとして初音ミクのコスプレになる装備とミクをイメージした武器が登場している)。[[スタッフ:寺田貴信|寺田貴信]]Pは、ミクを戦闘させるわけにはいかないが、フェイ・イェンHDの存在を知り参戦を打診したことを語っている<ref>洋泉社『オトナアニメ』Vol.29、103頁。</ref>。
 
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少なくとも戦闘でのカットインでミク(正確にはミクにコスプレしたフェイ・イェン)が登場する事から先述のガイドラインにある禁則事項を何らかの形で回避して実現できたものと思われる。余談であるが、カットインでミクが登場する事とフェイ・イェンHDの声を藤田咲氏が担当しているせいか、フェイ・イェンHDのパイロットはミクと一部勘違いする人もいた。
      
余談だが、PS Vitaの『みんなといっしょ』で攻略できるダンジョンの中に、「初音ミク Project DIVA f ダンジョン」が存在しているが、こちらも同ダンジョンに限り「戦闘開始」が「セッション開始」に変更されており、相手であるVOCALOID達は立ち絵で全然動くことがない等、戦闘描写を徹底して回避している(逆に派生キャラクターであるはちゅねミクは3Dで描写され、よく動く)。
 
余談だが、PS Vitaの『みんなといっしょ』で攻略できるダンジョンの中に、「初音ミク Project DIVA f ダンジョン」が存在しているが、こちらも同ダンジョンに限り「戦闘開始」が「セッション開始」に変更されており、相手であるVOCALOID達は立ち絵で全然動くことがない等、戦闘描写を徹底して回避している(逆に派生キャラクターであるはちゅねミクは3Dで描写され、よく動く)。
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