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| [[Iフィールド]]や[[ビームシールド]]のように、ビーム兵器に対する防御手段も開発されたが、U.C.0150年代(『[[機動戦士Vガンダム]]』の時代)においてもMSの主兵装であり続けた。 | | [[Iフィールド]]や[[ビームシールド]]のように、ビーム兵器に対する防御手段も開発されたが、U.C.0150年代(『[[機動戦士Vガンダム]]』の時代)においてもMSの主兵装であり続けた。 |
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− | ちなみに、[[シャア・アズナブル|シャア]]がビームライフルの威力を初めて目の当たりにした時に発した台詞から、「ガンダムのビームライフルは当時の戦艦のメガ粒子砲(主砲)と同等の威力を有する」と勘違いされがちだが、あの台詞は「あのMSは戦艦規模の出力設備がなければ運用できないはずのビーム砲を持っているのか」というのが正しい解釈となる。とはいえ、当時のモビルスーツの武装事情を考慮すればぶっとんだ威力であったため、極めて強力な射撃武器であったことには間違いはない。 | + | ちなみに、[[シャア・アズナブル|シャア]]がビームライフルの威力を初めて目の当たりにした時に発した台詞から、「ガンダムのビームライフルは当時の戦艦のメガ粒子砲(主砲)と同等の威力を有する」と勘違いされがちだが、あの台詞は「あのMSは戦艦規模の出力設備がなければ運用できないはずのビーム砲を持っているのか」というのが正しい解釈となるが、これらの注釈を添えてもなお、当時のモビルスーツの携行武装としては桁外れの威力を持つものであった点に疑いはなかったと言える。<ref>なお『Another Century's Episode3 THE FINAL』でのRX-78ガンダムのビームライフルは、「戦艦の主砲並」という言葉をそのまま落とし込んだ結果、'''他機の必殺技並の威力を誇る'''代わりに、リロード時間が極端に長いというピーキー極まりない仕様となっている。また後の[[ユニコーンガンダム]]のビーム・マグナムも、「戦艦の主砲並のビームライフル」を言葉通りに表現したものとなっている。</ref> |
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| ;ビームスプレーガン | | ;ビームスプレーガン |
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| ;ツインバスターライフル | | ;ツインバスターライフル |
| :[[ウイングガンダムゼロ]]([[ウイングガンダムゼロカスタム|ゼロカスタム]]、またはEW版)の兵装。2丁のビームライフルを平行連結した大型ビームライフル。分離させることも可能で、ゼロのネオバード形態やゼロカスタムの大気圏突入モードでは左右に分割してマウントされる。その威力はウイングガンダムのバスターライフルの2倍以上に達し、最大出力射撃時は18km程のスペースコロニーやそれよりも巨大な衛星をも破壊可能。 | | :[[ウイングガンダムゼロ]]([[ウイングガンダムゼロカスタム|ゼロカスタム]]、またはEW版)の兵装。2丁のビームライフルを平行連結した大型ビームライフル。分離させることも可能で、ゼロのネオバード形態やゼロカスタムの大気圏突入モードでは左右に分割してマウントされる。その威力はウイングガンダムのバスターライフルの2倍以上に達し、最大出力射撃時は18km程のスペースコロニーやそれよりも巨大な衛星をも破壊可能。 |
− | :エネルギーは機体からの直接供給式で、出力調整も可能。[[漫画|漫画版]]ではこの性質を利用し、ゼロ、[[ガンダムデスサイズヘル|デスサイズヘル]]、[[ガンダムサンドロック改|サンドロック改]]、[[ガンダムヘビーアームズ改|ヘビーアームズ改]]、[[アルトロンガンダム|アルトロン]]、[[ガンダムエピオン|エピオン]]が一斉にエネルギーを供給して[[リーブラ]]を一撃の下に沈めている。 | + | :エネルギーは機体からの直接供給式で、出力調整も可能。[[漫画|漫画版]]ではこの性質を利用し、ゼロ、[[ガンダムデスサイズヘル|デスサイズヘル]]、[[ガンダムサンドロック改|サンドロック改]]、[[ガンダムヘビーアームズ改|ヘビーアームズ改]]、[[アルトロンガンダム|アルトロン]]、[[ガンダムエピオン|エピオン]]が一斉にエネルギーを供給して[[リーブラ]]を一撃の下に沈めている。一方で、機体全長近い長砲身ライフルの為、通常のビームライフルに比べ取り回しに劣り、実際にそこを突かれ叩き落とされたり絡め取られ使用不能に陥る場面も見られた。 |
| ;バスターライフル | | ;バスターライフル |
| :[[ウイングガンダム]]の兵装。物質化寸前まで圧縮したエネルギーを内包したカートリッジ(最大3個まで装填可能)を用い、低出力でも撃てるが、最大出力射撃時はカートリッジ1個分を消費する。あまりにも強力過ぎたツインバスターライフルの反省から威力を50%以下に抑えられ、3発という弾数制限も設けられたが、それでもなお桁外れの威力を誇る。 | | :[[ウイングガンダム]]の兵装。物質化寸前まで圧縮したエネルギーを内包したカートリッジ(最大3個まで装填可能)を用い、低出力でも撃てるが、最大出力射撃時はカートリッジ1個分を消費する。あまりにも強力過ぎたツインバスターライフルの反省から威力を50%以下に抑えられ、3発という弾数制限も設けられたが、それでもなお桁外れの威力を誇る。 |
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| === [[機動戦士ガンダムAGE|アドバンスド・ジェネレーション]]において === | | === [[機動戦士ガンダムAGE|アドバンスド・ジェネレーション]]において === |
− | 詳細な原理は不明。[[地球連邦軍(AGE)|地球連邦軍]]の艦艇の標準装備として「ハイパーメガ粒子砲」が存在するなど、宇宙世紀のそれと比較的似通った物である可能性が高い。しかし、銀の杯条約によるスペック制限と技術廃棄による技術力後退の影響で威力は低く、条約を無視している[[ヴェイガン]]製MSにはまるで通用しなかった。 | + | 詳細な原理は不明。[[地球連邦軍(AGE)|地球連邦軍]]の艦艇の標準装備として「ハイパーメガ粒子砲」が存在するなど、宇宙世紀のそれと比較的似通った物である可能性が高い。しかし、銀の杯条約によるスペック制限と技術廃棄による技術力後退の影響で威力は低く、当時のMS用ビーム兵器だったビームスプレーガンは条約を無視している[[ヴェイガン]]製MSにはまるで通用しなかった。 |
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− | 一方、ヴェイガンではガフランやバクト、ドラドといった前期~中期量産型MSの標準装備として扱われていた。本体と一体型の装備となっており、ドラゴン形態時は尻尾としてフレキシブルに可動し、人型形態時は大砲のように担いだり腰だめにして使用する。近・中距離ではビームバルカン、遠距離や[[援護攻撃]]時はビームライフルを使い分けるのが基本。コロニー国家戦争時代の遺産・[[ヴェイガンギア・シド|ヴェイガンギア]]の「デルタゲイザー」が大元となっている。 | + | 一方、ヴェイガンではガフランやバクト、ドラドといった前期~中期量産型MSの標準装備として扱われていた。本体と一体型の装備となっており、ドラゴン形態時は尻尾としてフレキシブルに可動し、人型形態時は大砲のように担いだり腰だめにして使用する。近・中距離ではビームバルカン、遠距離や[[援護攻撃]]時はビームライフルを使い分けるのが基本。コロニー国家戦争時代の遺産・[[ヴェイガンギア・シド|ヴェイガンギア]]の「デルタゲイザー」が大元となっている。一方でゼイドラ以降の指揮官機には連邦軍MSを参考にした携行用ビーム兵器を装備させるケースも増えた。 |
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| ;ドッズライフル / ドッズガン | | ;ドッズライフル / ドッズガン |
− | :通常兵器が通用しない敵MSの装甲に対して[[AGEシステム]]が作り出した兵装。ビームをドリル状に回転させながら射出することで貫通力を飛躍的に高め、高い威力を持つに至った。バクト以降のMSが所持している[[電磁シールド]]とはやや相性が悪いのが難点。しかし、その実績は高く評価され、アンバット攻略作戦前に簡易量産型の「ドッズガン」が急遽開発、全MSに支給され戦果を挙げた。その後ドッズガンは連邦軍MSの標準装備となり、アセム編以降も様々なタイプのドッズ兵器が終戦までの戦線を支えることとなる。 | + | :通常兵器が通用しない敵MSの装甲に対して[[AGEシステム]]が作り出した兵装。ビームをドリル状に回転させながら射出することで貫通力を飛躍的に高め、高い威力を持つに至った。バクト以降のMSが所持している[[電磁シールド]]とはやや相性が悪いのが難点。しかし、その実績は高く評価され、アンバット攻略作戦前に簡易量産型の「ドッズガン」が急遽開発。全MSに支給され戦果を挙げた。その後ドッズガンは連邦軍MSの標準装備となり、アセム編以降も様々なタイプのドッズ兵器が終戦までの戦線を支えることとなる。 |
| :小説版では、ドッズライフルの原理について「ドリル状に回転するビームが引き起こすDODS(Drill-Orbital Discharge System)効果によって敵MSの装甲を圧壊させ、そのまま共振粒子の渦に巻き込み跡形も残さず消滅させる」と設定されている。 | | :小説版では、ドッズライフルの原理について「ドリル状に回転するビームが引き起こすDODS(Drill-Orbital Discharge System)効果によって敵MSの装甲を圧壊させ、そのまま共振粒子の渦に巻き込み跡形も残さず消滅させる」と設定されている。 |
| + | ;シグマシスライフル |
| + | :[[ガンダムAGE-3|ガンダムAGE-3ノーマル]]の主兵装。戦艦[[ディーヴァ]]のフォトンブラスターキャノンの原理を応用したライフル。砲身が大型化しており発射に若干のチャージを要するが、威力は折り紙付き。 |
| + | :威力を下げた代わりに取り回しの悪さを改善、曲がるビームを撃てるAGE-3オービタル用のシグマシスロングキャノンや[[ガンダムAGE-FX]]のスタングルライフルといった改良版も登場した。 |
| + | ;ビームライフル(シド) |
| + | :[[シド]]が装備する本体と一体型のビームライフル。機体下部に節足のように複数のビームライフルが取り付けられている。[[ヴェイガンギア・シド]]に進化した後も引き続き使用した。 |
| + | :ロストテクノロジーと化した前大戦当時の技術がふんだんに盛り込まれており、長射程かつ高火力、さらにシドの管制によりビームを曲げることができるなどビームライフルの定義を疑いたくなる超性能を誇る。さらに複数の砲身からの連射も可能で、モビルスーツとは思えないほどの圧倒的な弾幕を形成する。おまけにビームサーベルとしても使用可能。 |
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| == スパロボシリーズにおいて == | | == スパロボシリーズにおいて == |
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| **この商品は「カートリッジ排莢」という原作設定を無視した玩具的なギミックが施されていることでも知られる。 | | **この商品は「カートリッジ排莢」という原作設定を無視した玩具的なギミックが施されていることでも知られる。 |
| **ガンダム用ビームライフルは2019年に池田工業社から「水鉄砲」としてもリリースされており、こちらは比較的入手し易い。 | | **ガンダム用ビームライフルは2019年に池田工業社から「水鉄砲」としてもリリースされており、こちらは比較的入手し易い。 |
− | **『機動戦士Vガンダム』本放送時には、バンダイから発光&サウンドギミックを内蔵したVガンダム([[Vガンダムヘキサ|ヘキサ]])用ビームライフルのなりきり玩具が発売された。同年の特撮番組『特捜ロボ ジャンパーソン』で光線銃のプロップとして用いられたことで微妙に有名。 | + | **『機動戦士Vガンダム』本放送時には、バンダイから発光&サウンドギミックを内蔵したVガンダム([[Vガンダムヘキサ|ヘキサ]])用ビームライフルのなりきり玩具が発売された。同年の特撮番組『特捜ロボ ジャンパーソン』で光線銃のプロップとして用いられたことで微妙に有名(さらに翌年の後続番組『ブルースワット』にも流用されている)。 |
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| == 脚注 == | | == 脚注 == |