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{{登場メカ概要
 
{{登場メカ概要
 
| タイトル = パーフェクトストライク
 
| タイトル = パーフェクトストライク
| 外国語表記 = [[外国語表記::Perfect Strike]]
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| 外国語表記 = [[外国語表記::PERFECT STRIKE GUNDAM]]<ref>[https://www.1999.co.jp/10210723 バンダイ 1/144 HG パーフェクトストライクガンダム]、パッケージより。</ref>
 
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
 
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
 
*{{登場作品 (メカ)|機動戦士ガンダムSEED}}(HDリマスター版)
 
*{{登場作品 (メカ)|機動戦士ガンダムSEED}}(HDリマスター版)
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| デザイン = {{メカニックデザイン|大河原邦男}}
 
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
 
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
 
| SRWでの分類 = [[機体]]
 
| SRWでの分類 = [[機体]]
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}}
 
'''パーフェクトストライクガンダム'''は『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の[[登場メカ]]であり、同作の前半の主役メカの一形態。
 
'''パーフェクトストライクガンダム'''は『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の[[登場メカ]]であり、同作の前半の主役メカの一形態。
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
HDリマスター版に登場する[[ストライクガンダム|ストライク]]に[[エールストライクガンダム|エール]]、[[ソードストライクガンダム|ソード]]、[[ランチャーストライクガンダム|ランチャー]]の各種ストライカーパックの特性を併せ持つ試作型ストライカーパック「マルチプルアサルトストライカー」を装着したMS。
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HDリマスター版に登場する[[ストライクガンダム|ストライク]]に[[エールストライクガンダム|エール]]、[[ソードストライクガンダム|ソード]]、[[ランチャーストライクガンダム|ランチャー]]の各種ストライカーパックの特性を併せ持つ試作型ストライカーパック「マルチプルアサルトストライカー」を装着したMS。元々はOPやAパート終了時のアイキャッチのみに登場していたが、第38話で本編にも登場した。
    
マルチプルアサルトストライカー自体は第8艦隊から補給を受けた時点で[[スカイグラスパー]]と共に[[アークエンジェル]]へ搬入されていた。
 
マルチプルアサルトストライカー自体は第8艦隊から補給を受けた時点で[[スカイグラスパー]]と共に[[アークエンジェル]]へ搬入されていた。
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右肩にランチャーストライカーの「コンボウェポンポッド」、左肩と左腕にソードストライカーの「マイダスメッサー」のマウントユニットと「パンツァーアイゼン」を装着している。背部ユニットはエールストライカーをベースにして右側にシュベルトゲベール用マウントラック、左側にアグニ用マウントアームを新たに付け加えている。
 
右肩にランチャーストライカーの「コンボウェポンポッド」、左肩と左腕にソードストライカーの「マイダスメッサー」のマウントユニットと「パンツァーアイゼン」を装着している。背部ユニットはエールストライカーをベースにして右側にシュベルトゲベール用マウントラック、左側にアグニ用マウントアームを新たに付け加えている。
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3種のストライカーパックの特性を併せ持つ機体となったため戦闘力は高水準であるが、その分エネルギーの消耗も激しく、ストライカーパック後部にバッテリーパックを4基追加している。追加バッテリーパックは使い切ったものからデッドウェイトとなるのを防ぐため順次パージが可能。また、ストライカーパックそのものの重量が増加したため機動性は大幅低下、重武装化の影響で取り回しが極めて悪化している。
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3種のストライカーパックの特性を併せ持つ機体となったため戦闘力自体は高水準であるが、数々の難点を抱えることとなった。まずエネルギーの消耗が非常に激しくなっている。ストライカーパック後部にバッテリーパックを4基追加しており、追加バッテリーパックは使い切ったものからデッドウェイトとなるのを防ぐため順次パージが可能。
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当時のストライクのパイロットであった[[キラ・ヤマト]]はこれらの問題点に気づいた為、キラ搭乗時では実戦投入はなされなかった。'''公式で軍事利権の産物で欠陥品'''の扱いを頂いた悲劇の装備<ref>'''[[換装]]機能で様々な戦況に対応する点が[[ストライクガンダム]]が開発されたそもそものコンセプト'''であり、全部載せは自らの開発意義を否定しているようなもの。遠距離ではソード装備が、近距離ではランチャー装備が邪魔になる事は誰が見ても明らかである。なお、似たような事例が後継の主人公機である[[インパルスガンダム]](デスティニーインパルス)にも発生している。</ref>である。
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また、エールストライカーをそのまま装着してはいるが、ストライカーパックそのものの重量が増加したため機動性は大幅低下、重武装化の影響で取り回しが極めて悪化している。
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当時のストライクのパイロットであった[[キラ・ヤマト]]はこれらの問題点に気づいた為、キラ搭乗時では実戦投入はなされなかった。'''公式で軍事利権の産物で欠陥品'''の扱いを頂いた悲劇の装備<ref>'''[[換装]]機能で様々な戦況に対応する点が[[ストライクガンダム]]が開発されたそもそものコンセプト'''であり、全部載せは自らの開発意義を否定しているようなもの。遠距離ではソード装備が、近距離ではランチャー装備が邪魔になる事は誰が見ても明らかである。なお、似たような事例が後継の主人公機である[[インパルスガンダム]]([[GUNDAM:デスティニーインパルスガンダム|デスティニーインパルス]])にも発生している。</ref>である。
    
実戦に投入されたのはパイロットが[[ムウ・ラ・フラガ]]に交代した後の連合のオーブ侵攻に対する防衛戦ただ1回であった。パーフェクトストライクは[[ブーステッドマン]]が乗るMS相手に互角の戦いを繰り広げ、連合のMS相手に戦果を挙げていたが、取り回しの悪さ(と作劇上の問題)でこれが最初で最後の活躍となった。
 
実戦に投入されたのはパイロットが[[ムウ・ラ・フラガ]]に交代した後の連合のオーブ侵攻に対する防衛戦ただ1回であった。パーフェクトストライクは[[ブーステッドマン]]が乗るMS相手に互角の戦いを繰り広げ、連合のMS相手に戦果を挙げていたが、取り回しの悪さ(と作劇上の問題)でこれが最初で最後の活躍となった。
    
なお、HDリマスター版は音声の再録は行われていないため、パーフェクトストライクガンダムについて言及する作中での台詞は存在していない。
 
なお、HDリマスター版は音声の再録は行われていないため、パーフェクトストライクガンダムについて言及する作中での台詞は存在していない。
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コミカライズ版である『機動戦士ガンダムSEED Re』では原作で乗らなかったキラが使用しており、砂漠にて[[アンドリュー・バルトフェルド]]のラゴゥハイマニューバ(SRW未登場)と交戦している。
    
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
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;[[オーブ連合首長国|オーブ]]攻防戦
 
;[[オーブ連合首長国|オーブ]]攻防戦
 
:HDリマスター版「決意の砲火」(第38話)から「暁の宇宙へ」(第40話)まで、ストライクがこの形態で戦闘を行っている。
 
:HDリマスター版「決意の砲火」(第38話)から「暁の宇宙へ」(第40話)まで、ストライクがこの形態で戦闘を行っている。
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:ここでの活躍は拠点を守るための防衛戦というシチュエーションによるところが大きい。補給が受けやすく、大量の敵が向こうからワラワラとやってくるため本機の欠点を補い強みを活かすには恰好の条件が整っていた。
 
:旧放送版のエールストライクから差し替えたため、登場する全3話の内、第38話および第39話での登場シーンは'''全て新規作画'''。旧放送版以上に多数の[[ストライクダガー]]を撃墜した他、[[カラミティガンダム|カラミティ]]との交戦シーンも追加された。
 
:旧放送版のエールストライクから差し替えたため、登場する全3話の内、第38話および第39話での登場シーンは'''全て新規作画'''。旧放送版以上に多数の[[ストライクダガー]]を撃墜した他、[[カラミティガンダム|カラミティ]]との交戦シーンも追加された。
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:砲撃戦用ストライカーパックに換装した形態。マルチプルアサルトストライカーの原型の一つ。
 
:砲撃戦用ストライカーパックに換装した形態。マルチプルアサルトストライカーの原型の一つ。
 
;[[ストライクルージュ]]
 
;[[ストライクルージュ]]
:ストライクガンダムの同型機で、MSVに登場した「I.W.S.P.」がマルチプルアサルトストライカーと同様のコンセプトとなっている。
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:ストライクガンダムの同型機で、MSVに登場した「[[ストライクガンダムI.W.S.P.|I.W.S.P.]]」がマルチプルアサルトストライカーと同様のコンセプトとなっている。
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;[[デスティニーガンダム]]
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:ストライクを基に開発された[[インパルスガンダム]]の更に発展機。高機動バックパック、大型剣、大口径砲と武装傾向が酷似している。
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
*元ネタはBB戦士ストライクガンダムのオリジナル形態「スーパーストライクガンダム」。
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*[[ガンプラ]]を初めとした立体物は各種ストライカーパックを[[V2アサルトバスターガンダム|干渉しない範囲で全て装備できる]]ので、HDリマスター版発表以前から似たような形態を取ることができた。下記の商品情報欄に記載したBB戦士ストライクガンダムもその一つ。
*元々はHDリマスター版のAパート終了時のアイキャッチ用に描き起こした機体で、劇中に登場させる予定が無かった。そのため、[[キングガンダムII世|かなりアニメ向きではない]][[ゴッドマーズ|線が多く複雑なデザインをしている]]
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**特に背面は複数のストライカーがごった煮になっている上、使い切ったバッテリーをパージするギミック等の複雑なギミックが満載であり、本編に登場する際にはなるべく背面を見せないような構図を考えるのに苦心したという。
      
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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{{ガンダムシリーズ}}
 
{{ガンダムシリーズ}}
{{DEFAULTSORT:はーあふえくとすとらいくかんたむ}}
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{{DEFAULTSORT:はあふえくとすとらいくかんたむ}}
 
[[Category:登場メカは行]]
 
[[Category:登場メカは行]]
 
[[Category:ガンダムシリーズの登場メカ]]
 
[[Category:ガンダムシリーズの登場メカ]]
 
[[Category:機動戦士ガンダムSEED]]
 
[[Category:機動戦士ガンダムSEED]]
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