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→‎概要:  アクチューター→アクチュエーター
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== バルゴラ・グローリー(Virgola Glory) ==
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{{登場メカ概要
*[[登場作品]]:[[バンプレストオリジナル]]
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| 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]]([[Zシリーズ]])
**[[スーパーロボット大戦Z]]
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*{{登場作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Z}}
**[[第2次スーパーロボット大戦Z]]([[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|再世篇]])
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| デザイン = {{メカニックデザイン|明貴美加}}
*分類:次期主力量産人型機動兵器・現地改修型/[[スフィア搭載機]]
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| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦Z}}
*全長:19.8 m
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| SRWでの分類 = [[機体]]
*重量:54.8 t
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}}
*[[動力・エンジン・エネルギー|動力]]
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**ミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉(Z)
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**[[スフィア]]「悲しみの乙女」(ガナリー・カーバーに搭載)
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*装甲材質:不明
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*所属:[[ZEUTH]]⇒[[グローリー・スター|新生グローリー・スター]]
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*主なパイロット:[[セツコ・オハラ]]
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*メカニックデザイン:明貴美加
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[[バルゴラ|バルゴラ改]]が[[ジエー・ベイベル]]博士の手で全面改良され、誕生した機体。関節部のサーボモーターとアクチューターの改良により、柔軟な動作を可能とする。'''VWFS(V Wing Flight System)'''を装備し、標準で飛行可能になった。
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{{登場メカ概要
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| タイトル = スペック
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| 分類 = [[スフィア搭載機]]
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| 生産形態 = 改修機
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| 全高 = 19.8 m
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| 重量 = [[重量::54.8 t]]
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| 動力 = ミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉(Z)<br />[[スフィア]]「悲しみの乙女」(ガナリー・カーバーに搭載)
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| 所属 = {{所属 (メカ)|ZEUTH}} → {{所属 (メカ)|グローリー・スター|新生グローリー・スター}}
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| パイロット = [[パイロット::セツコ・オハラ]]
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}}
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'''バルゴラ・グローリー'''は『[[スーパーロボット大戦Z]]』の[[登場メカ|主役メカ]]の一つ。
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== 概要 ==
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[[バルゴラ|バルゴラ改]]が[[ジエー・ベイベル]]博士の手で全面[[改造|改良]]され、誕生した機体。関節部のサーボモーターとアクチュエーターの改良により、柔軟な動作を可能とする。'''VWFS(V Wing Flight System)'''を装備し、標準で飛行可能になった。
    
[[バルゴラ]]の特徴である全領域対応汎用武装システム「ガナリー・カーバー」は、搭乗後にセツコが'''悲しみの乙女のスフィア'''と共鳴したことで異質な進化を遂げ、大幅に出力が上昇した。しかし、その力の代償として[[スフィア]]は彼女の命を蝕み、味覚や視覚と言った「人間」としての感覚を失わせていく。事実上、セツコ専用機。ZEXISのいる多元世界へ飛ばされて以降は、セツコがリアクターとして成長したためかスフィアの反作用が停止しており、感覚消失現象はひとまず収まった模様。
 
[[バルゴラ]]の特徴である全領域対応汎用武装システム「ガナリー・カーバー」は、搭乗後にセツコが'''悲しみの乙女のスフィア'''と共鳴したことで異質な進化を遂げ、大幅に出力が上昇した。しかし、その力の代償として[[スフィア]]は彼女の命を蝕み、味覚や視覚と言った「人間」としての感覚を失わせていく。事実上、セツコ専用機。ZEXISのいる多元世界へ飛ばされて以降は、セツコがリアクターとして成長したためかスフィアの反作用が停止しており、感覚消失現象はひとまず収まった模様。
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強力な機体だが、バルゴラをそのままパワーアップした改造機であるため、「'''ガナリー・カーバーを失うと碌な攻撃手段がない'''」という欠点は全く解消されていない。さらに転移後はレイ・ピストルを失っており(使わなかっただけと思われるが)、カーバーがいよいよ生命線となっている。
 
強力な機体だが、バルゴラをそのままパワーアップした改造機であるため、「'''ガナリー・カーバーを失うと碌な攻撃手段がない'''」という欠点は全く解消されていない。さらに転移後はレイ・ピストルを失っており(使わなかっただけと思われるが)、カーバーがいよいよ生命線となっている。
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=== [[バルゴラ・グローリーS]] ===
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[[サイデリアル]]による改修を受け、さらなるパワーアップを果たした姿。次元科学では地球に大きく水をあけている彼らの技術によりカーバーに調整が加えられ、「悲しみの乙女」をよりダイレクトに扱えるよう調整されている。
      
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
;[[スーパーロボット大戦Z]]
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Z}}
:飛行能力と[[マップ兵器]]が追加。更に後半のイベントで一部武器の攻撃力増加と「[[EN回復]]小」が付く。武器は単体攻撃・[[援護攻撃]]向けの格闘系、[[全体攻撃]]向けの射撃系と用途が分かれるため、どちらか片方に絞って[[パイロット養成]]の方針を決めていくことになる。男主人公機の[[ガンレオン]]と比較して下位武器の攻撃力は絶対的に勝っており、最終的には上位武装の攻撃力もスーパー系にひけを取らなくなる。前機体から引き続き、強化パーツスロットが3つあるので、気力制限のある武器もパーツで補えばすぐに使える。
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:初登場作品。飛行能力と[[マップ兵器]]が追加。更に後半のイベントで一部武器の攻撃力増加と「[[EN回復]]小」が付く。武器は単体攻撃・[[援護攻撃]]向けの格闘系、[[全体攻撃]]向けの射撃系と用途が分かれるため、どちらか片方に絞って[[パイロット養成]]の方針を決めていくことになる。男主人公機の[[ガンレオン]]と比較して下位武器の攻撃力は絶対的に勝っており、最終的には上位武装の攻撃力もスーパー系にひけを取らなくなる。前機体から引き続き、強化パーツスロットが3つあるので、気力制限のある武器もパーツで補えばすぐに使える。
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
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:なお撃墜モーションも手が込んでおり、本体とカーバーが爆散した後、スフィアと思しき緑の結晶体が転移して消える。
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;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦Z再世篇}}
 
:13話で一時参戦し、16話で離脱。本格参戦は54話とあまりに遅いが、セツコが優秀なので使う価値は十二分にある。攻撃力は離脱後と参戦では違いがあるが、本格参戦後は大幅にパワーアップ。[[ガンレオン]]の「ザ・ヒート・クラッシャー」とは10段階改造でも100しか違わない。機体スペック、[[覚醒]]&[[マップ兵器]]ハイ・ストレイターレットの組み合わせは本作でも猛威を振るう。
 
:13話で一時参戦し、16話で離脱。本格参戦は54話とあまりに遅いが、セツコが優秀なので使う価値は十二分にある。攻撃力は離脱後と参戦では違いがあるが、本格参戦後は大幅にパワーアップ。[[ガンレオン]]の「ザ・ヒート・クラッシャー」とは10段階改造でも100しか違わない。機体スペック、[[覚醒]]&[[マップ兵器]]ハイ・ストレイターレットの組み合わせは本作でも猛威を振るう。
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z連獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z連獄篇]]
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==== 携帯武器 ====
 
==== 携帯武器 ====
 
;レイ・ピストル
 
;レイ・ピストル
:腰部にマウントしたビームガンを発射する。P属性のトライチャージ武器。改より攻撃力は200上がっているが、1~3号機よりは100低い。その代わり、空適応はAになっている。最後までセツコの[[小隊長能力|隊長効果]]を活かせるP武器がトライチャージだけという欠点は改善されない。再世篇では何と'''なくなっている'''。ガンレオンにはちゃんとギーグ・ガンがあるのに……。
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:腰部にマウントしたビームガンを発射する。P属性のトライチャージ武器。改より攻撃力は200上がっているが、1~3号機よりは100低い。その代わり、空適応はAになっている。最後までセツコの[[小隊長能力|隊長効果]]を活かせるP武器がトライチャージだけという欠点は改善されない。『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』では何と'''なくなっている'''。ガンレオンにはちゃんとギーグ・ガンがあるのに……。
;ガナリー・カーバー(グローリー)
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;ナウティラス・カーバー
:主力武器にして生命線。オウムガイを模した形になっており、生物的な雰囲気で、バルゴラにはややミスマッチ。だが、実際にはこの状態がカーバー本来のものに近いらしい。変容前に内蔵していたジャック・カーバー、バーレイ・サイズ、レイ・ストレイターレットは有機的に変化・強化した状態で引き継いでいる。
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:主力武器にして生命線。ガナリー・カーバーの変異型で、オウムガイを模した形になっており、生物的な雰囲気でバルゴラにはややミスマッチ。だが、実際にはこの状態がカーバー本来のものに近いらしい。変容前に内蔵していたジャック・カーバー、バーレイ・サイズ、レイ・ストレイターレットは有機的に変化・強化した状態で引き継いでいる。
 
:本機体が[[サイデリアル]]による[[バルゴラ・グローリーS|改修]]が行われた際にはスフィアの制御システムが加えられ、有機的な部分がカバーで覆われている。
 
:本機体が[[サイデリアル]]による[[バルゴラ・グローリーS|改修]]が行われた際にはスフィアの制御システムが加えられ、有機的な部分がカバーで覆われている。
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:前機体のストレイターレットの後継。ガナリー・カーバーから回転を加えた実弾を発射する。こちらも攻撃力が上昇。
 
:前機体のストレイターレットの後継。ガナリー・カーバーから回転を加えた実弾を発射する。こちらも攻撃力が上昇。
 
;ハイ・ストレイターレット
 
;ハイ・ストレイターレット
:グローリーになって追加された、直線型の[[マップ兵器]]。変容したガナリー・カーバーから高出力のビームを発射する。[[バリア貫通]]効果と[[サイズ差補正無視]]効果を持つ(これは、Zのマップ兵器共通の仕様)。弾数は2発。なお、使用する際にはマップ上のユニットアイコンの向きに応じてカットインのガナリー・カーバーの向きが変化するという細かい演出がある。Z後半のイベント後、攻撃力+300。
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:グローリーになって追加された、直線型の[[マップ兵器]]。変容したガナリー・カーバーから高出力のビームを発射する。[[バリア貫通]]効果と[[サイズ差補正無視]]効果を持つ(これは、『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』のマップ兵器共通の仕様)。弾数は2発。なお、使用する際にはマップ上のユニットアイコンの向きに応じてカットインのガナリー・カーバーの向きが変化するという細かい演出がある。『Z』後半のイベント後、攻撃力+300。
 
;ナウティラス・カーバー
 
;ナウティラス・カーバー
:ガナリー・カーバーの後部(ヘルプ・ストライクで使う部分)を叩き付けて吹き飛ばし、バーレイ・サイズを発生させて斬り払った後、反対側からジャック・カーバーを発生させて突撃する。[[バリア貫通]]効果を持つが、[[ビーム兵器]]ではない。バルゴラ・グローリーの[[援護攻撃]]ではこの武器が最強なので、援護役にするならセツコには[[格闘]]に適した養成が必要。後半のイベント後、攻撃力が+500。再世篇では吹き飛ばしが省略、スフィアの発光演出の他、セツコのカットインが差し替えられた。
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:カーバーの後部(ヘルブ・ストライクで使う部分)を叩き付けて吹き飛ばし、バーレイ・サイズを発生させて斬り払った後、反対側からジャック・カーバーを発生させて突撃する。[[バリア貫通]]効果を持つが、[[ビーム兵器]]ではない。バルゴラ・グローリーの[[援護攻撃]]ではこの武器が最強なので、援護役にするならセツコには[[格闘]]に適した養成が必要。後半のイベント後、攻撃力が+500。再世篇では吹き飛ばしが省略、スフィアの発光演出の他、セツコのカットインが差し替えられた。
:「ナウティラス」はオウムガイの英名。「ノーチラス」と訳せばわかる人もいるだろう。
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:「ナウティラス」はオウムガイの英名。「[[ノーティラス|ノー]][[N-ノーチラス号|チラス]]」と訳せばわかる人もいるだろう。
 
;ザ・グローリー・スター
 
;ザ・グローリー・スター
:[[グローリー・スター|チームの名]]が冠された、バルゴラ・グローリーの最強攻撃。レイ・ストレイターレットが劇的に強化されたもの。変容したガナリー・カーバーから超出力の極太レーザーを発射する。長[[射程]]の[[全体攻撃]]で、[[バリア貫通]]効果も備える。[[トドメ演出]]では、放った光線の粒子が星のきらめきのように降り注ぐ。後半のイベント後、攻撃力が+500。余談だが、発射前に入るセツコのカットインは、色々な意味でやたらと長く「揺れる」。再世篇ではこの武器で援護が出来るので、遠慮なく射撃にPPをつぎ込むべし。
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:[[グローリー・スター|チームの名]]が冠された、バルゴラ・グローリーの最強攻撃。レイ・ストレイターレットが劇的に強化されたもの。変容したガナリー・カーバーから超出力の極太レーザーを発射する。長[[射程]]の[[全体攻撃]]で、[[バリア貫通]]効果も備える。[[トドメ演出]]では、放った光線の粒子が星のきらめきのように降り注ぐ。後半のイベント後、攻撃力が+500。余談だが、発射前に入るセツコのカットインは、色々な意味でやたらと長く「揺れる」。『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』ではこの武器で援護が出来るので、遠慮なく射撃にPPをつぎ込むべし。
    
=== [[特殊能力]] ===
 
=== [[特殊能力]] ===
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=== 移動タイプ ===
 
=== 移動タイプ ===
 
;[[空]]・[[陸]]
 
;[[空]]・[[陸]]
:VWFS(V Wing Flight System)の装備によりデフォルトで[[飛行]]可能。ZSPDでは僚機の問題で生かしきれない事も。
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:VWFS(V Wing Flight System)の装備によりデフォルトで[[飛行]]可能。『[[スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク|ZSPD]]』では僚機の問題で生かしきれない事も。
    
=== [[サイズ]] ===
 
=== [[サイズ]] ===
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=== カスタムボーナス ===
 
=== カスタムボーナス ===
 
;EN回復(小)追加、移動力+1
 
;EN回復(小)追加、移動力+1
:再世篇でのもの。ガンレオン、ブラスタ、リ・ブラスタ、そしてジェニオンまで、リアクト・マシンは全てこのボーナス。
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:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』でのもの。ガンレオン、ブラスタ、リ・ブラスタ、そしてジェニオンまで、スフィア搭載機は全てこのボーナス。
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== 機体BGM ==
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;「涙拭う翼」
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:覚醒したセツコ及び、[[バルゴラ・グローリー]]のデフォルトBGM。『Z』PV2で流れていたのはこちらの曲。
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:担当声優の高口幸子氏のブログにて、自作の歌詞が公開されている(一応、寺田Pなどの『[[スーパーロボット大戦Z]]』のスタッフ監修のもの)。
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:初代『Z』と『第2次Z』以降ではイントロのストリングスのメロディラインがわずかに変わっている。
    
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
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:1号機が大本のベース。3号機までの各種データをブラッシュアップしている。
 
:1号機が大本のベース。3号機までの各種データをブラッシュアップしている。
 
;[[キャニス・アルタルフ]]
 
;[[キャニス・アルタルフ]]
:第2次OGに登場したそっくりさん。正体不明のプロトタイプか、それに近い機体と考えられている。
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:『[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]]』に登場するそっくりさん。正体不明のプロトタイプか、それに近い機体と考えられている。
 
;[[バルゴラ・グローリーS]]
 
;[[バルゴラ・グローリーS]]
:サイデリアルによる改修を受けた姿。スフィアをダイレクトに扱うための調整がなされている。
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:[[サイデリアル]]による改修を受け、さらなるパワーアップを果たした姿。次元科学では地球に大きく水をあけている彼らの技術によりカーバーに調整が加えられ、「悲しみの乙女」をよりダイレクトに扱えるよう調整されている。
 
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== 商品情報 ==
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{{バンプレストオリジナル}}
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{{バンプレストオリジナルの登場メカ}}
 
{{DEFAULTSORT:はるこら くろおりい}}
 
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[[Category:登場メカは行]]
 
[[Category:登場メカは行]]
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