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バッフ・クラン(Buff Clan)とは、『[[伝説巨神イデオン]]』に登場する[[異星人]]。
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'''バッフ・クラン'''とは、『[[伝説巨神イデオン]]』に登場する[[異星人]]。
    
== 概要 ==
 
== 概要 ==
母星は[[地球]]定義の銀河系アンドロメダ銀河に位置する。自分たちの惑星を「地球」と呼び(翻訳機の都合でそう訳される)、地球人を「ロゴ・ダウの異星人」と呼ぶ。「ロゴ・ダウ」とは[[ユウキ・コスモ|コスモ]]達が移民していた[[ソロ星]]のバッフ・クラン側の呼称である。バッフ・クラン人には左利きが多い。また、地球人とは白旗の意味がほぼ真逆で、地球では『降伏』を意味するが、バッフ・クランでは『殲滅・徹底抗戦』(真っ白に塗りつぶすという意味)となっており、彼らにとって降伏を意味する色はオレンジ、すなわち[[イデオン]]のメインカラーである。生物学的にはコスモ達地球人と大差ないらしく、血液型が合えば輸血する事が可能であり、交配によって地球人とバッフ・クランの[[メシア|混血]]を産み出す事もできる。
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母星は[[地球]]定義の銀河系アンドロメダ銀河に位置する。自分たちの惑星を「地球」と呼び(翻訳機の都合でそう訳される)、コスモ達地球人(以下地球人)を「ロゴ・ダウの異星人」と呼ぶ。「ロゴ・ダウ」とは[[ユウキ・コスモ|コスモ]]達が移民していた[[ソロ星]]のバッフ・クラン側の呼称である。バッフ・クラン人には左利きが多い。また、地球人とは白旗の意味がほぼ真逆で、地球では『降伏』を意味するが、バッフ・クランでは『殲滅・徹底抗戦』(真っ白に塗りつぶすという意味)となっており、彼らにとって降伏を意味する色はオレンジ、すなわち[[イデオン]]のメインカラーである。生物学的には地球人と大差ないらしく、血液型が合えば輸血する事が可能であり、交配によって地球人とバッフ・クランの[[メシア|混血]]を産み出す事もできる。またサムライといった言葉や、地球人側がカタカナで呼称するものを漢字で呼称する<ref>DSドライブ→亜空間飛行、グレンキャノン→加粒子砲など。</ref>など、ところどころ日本的な文化が存在する。
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その国家体制は階級制度による独裁政治で、軍事力が過剰している。その体制下で育ったバッフ・クラン人は、自分以外の種族と馴れ合うことはなく、その軍隊は傍目から「暴力集団」と形容されるほどである。軍事力に関してはその兵力は億単位と推定され、その戦力も一銀河を制圧できるだけの勢力を誇っていた。劇中では[[ソロシップ]]一艦を沈める為に、350万光年範囲で包囲網を敷き、更にその内100万光年範囲は目視出来る状態での密集陣形となっていた。これによってソロシップが数万光年のDSドライブでワープを行なっても、逃亡不可能な状態に追い込むという力技を行使していた。
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第六文明人を6番目に出会った異星人とするなら、バッフ・クランは第七文明人となる。が、6番目以前にバッフ・クランと出会っていたことが小説版において明かされている<ref>おそらく第五文明人だが、出会った瞬間に地球人側が一瞬にして全滅させられたため双方にデータが残っていないと思われる。</ref>。
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前髪の整ったサムライ集団であり、正規の軍のほか、[[オーメ財団]]が私設軍を持ち、この私兵は髪型がオールバックで統一されている。
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その国家体制は階級制度による独裁政治で、軍事力が過剰している。その体制下で育ったバッフ・クラン人は、自分以外の種族と馴れ合うことはなく、その軍隊は傍目から「暴力集団」と形容されるほどである。軍事力に関してはその兵力は億単位と推定され、その戦力も一銀河を制圧できるだけの勢力を誇っていた。劇中では[[ソロシップ]]一艦を沈める為に、350万光年範囲で包囲網を敷き、更にその内100万光年範囲は目視出来る状態での密集陣形となっていた。これによってソロシップが数万光年のDSドライブでワープを行なっても、逃亡不可能な状態に追い込むという力技を行使していた。他にもイデ捜索の為か宇宙を手広く調査しており、様々な星の特徴を把握、それを利用しソロシップを沈めようとすることも多々あった。
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貴人カララが独断でソロ星に降下したことと、それによる処罰を恐れた一兵士の勇み足によってソロ星軍と戦争状態になってしまう。白旗に始まる誤解や個々のサムライ達の功名心、あまりに圧倒的なイデの力、それを巡る地球、バッフ・クラン双方の思惑等が絡み合い戦いは激化の一途を辿り、イデの使者となったカララとその父ドバの決裂を以て殲滅戦争となる。
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正規軍は前髪の整ったサムライ集団であり、ほかに髪型がオールバックで統一された[[オーメ財団]]の私設軍が存在する。
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人口増加による慢性的なエネルギー不足に陥っており、伝説の無限エネルギー・イデの捜索を行っていた。その中で発見したソロ星に貴人カララが独断で降下したことと、それによる処罰を恐れた一兵士の勇み足によってソロ星軍と戦争状態になってしまう。白旗に始まる誤解や個々のサムライ達の功名心、あまりに圧倒的なイデの力、それを巡る地球、バッフ・クラン双方の思惑等が絡み合い戦いは激化の一途を辿り、イデの使者となったカララとその父ドバの決裂を以て殲滅戦争となる。
    
最終的にソロ星の生き残りもバッフ・クラン軍も主だった人物が全て死亡、バッフ・クランの最終兵器[[ガンド・ロワ]]が破壊されるも同時にイデオン、ソロシップも崩壊し、その瞬間にイデが発動、地球もバッフ・クランもなく全ての魂が[[因果地平]]へ飛ばされ、新たな宇宙へと旅立っていった。
 
最終的にソロ星の生き残りもバッフ・クラン軍も主だった人物が全て死亡、バッフ・クランの最終兵器[[ガンド・ロワ]]が破壊されるも同時にイデオン、ソロシップも崩壊し、その瞬間にイデが発動、地球もバッフ・クランもなく全ての魂が[[因果地平]]へ飛ばされ、新たな宇宙へと旅立っていった。
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;[[第2次スーパーロボット大戦α]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦α]]
 
:登場はしていないが、寺田Pによると[[封印戦争]]時に[[ゼ・バルマリィ帝国]]と戦っていたらしい。が、圧倒的な物量戦を用いて逆に帝国監察軍の艦隊を返り討ちにし、それどころか[[STMC]]と同様、ゼ・バルマリィ帝国が窮地に陥る原因にまでなっている。
 
:登場はしていないが、寺田Pによると[[封印戦争]]時に[[ゼ・バルマリィ帝国]]と戦っていたらしい。が、圧倒的な物量戦を用いて逆に帝国監察軍の艦隊を返り討ちにし、それどころか[[STMC]]と同様、ゼ・バルマリィ帝国が窮地に陥る原因にまでなっている。
;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]]
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;[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]]
 
:ほぼ、原作通りの大勢力として登場。その兵力は地球やゼ・バルマリィ帝国を相手にしても圧倒する物量である。OPのCGムービーでも[[宇宙怪獣]]と共に無数の[[重機動メカ]]が[[αナンバーズ]]のメンバーと激闘を繰り広げている。
 
:ほぼ、原作通りの大勢力として登場。その兵力は地球やゼ・バルマリィ帝国を相手にしても圧倒する物量である。OPのCGムービーでも[[宇宙怪獣]]と共に無数の[[重機動メカ]]が[[αナンバーズ]]のメンバーと激闘を繰り広げている。
 
:だがこの頃は[[ゼントラーディ]]や[[メルトランディ]]らの勢力が極端に衰えているため、それ以前に侵攻すれば銀河系規模の大戦乱が巻き起こり、地球圏そのものが壊滅的な損害を被ったと思われる。それでも[[宇宙怪獣]]の存在により、バッフ・クラン軍もまた壊滅的な損害を受け、母星も壊滅。最終的には他銀河との共存を図る。
 
:だがこの頃は[[ゼントラーディ]]や[[メルトランディ]]らの勢力が極端に衰えているため、それ以前に侵攻すれば銀河系規模の大戦乱が巻き起こり、地球圏そのものが壊滅的な損害を被ったと思われる。それでも[[宇宙怪獣]]の存在により、バッフ・クラン軍もまた壊滅的な損害を受け、母星も壊滅。最終的には他銀河との共存を図る。
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:バッフ・クランの社会における[[企業|財団]]。正規軍に対抗できる程の私設軍を有している。
 
:バッフ・クランの社会における[[企業|財団]]。正規軍に対抗できる程の私設軍を有している。
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== 脚注 ==
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<references />
 
[[category:組織]]
 
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[[category:伝説巨神イデオン]]
 
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