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{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
| 外国語表記 = [[外国語表記::Haman Karn]]
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| 外国語表記 = [[外国語表記::Haman Karn]]<ref>[http://www.z-gundam.net/character/axis.html CHARACTER]、機動戦士Zガンダム、サンライズ、2022年1月8日閲覧。</ref>
 
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
 
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
 
*{{登場作品 (人物)|機動戦士Ζガンダム}}
 
*{{登場作品 (人物)|機動戦士Ζガンダム}}
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一方、側近達は美男美女が多かったりマシュマーに薔薇を渡し甘い言葉を交わしたりした(マシュマーの妄想の可能性もあるが)他、ハマーン本人も髪を下ろしてプライベートを満喫したりジュドーのプレッシャーに圧倒され悲鳴を挙げる等、『[[機動戦士ガンダムΖΖ|ΖΖ]]』では一般的なイメージでの「鉄の女」からは想像できない程に意外な一面を何度か見せている。[[クワトロ・バジーナ|かつて心惹かれていた男]]と同様に、ネオ・ジオン摂政ではない素の人間性を見せた…のかもしれない。
 
一方、側近達は美男美女が多かったりマシュマーに薔薇を渡し甘い言葉を交わしたりした(マシュマーの妄想の可能性もあるが)他、ハマーン本人も髪を下ろしてプライベートを満喫したりジュドーのプレッシャーに圧倒され悲鳴を挙げる等、『[[機動戦士ガンダムΖΖ|ΖΖ]]』では一般的なイメージでの「鉄の女」からは想像できない程に意外な一面を何度か見せている。[[クワトロ・バジーナ|かつて心惹かれていた男]]と同様に、ネオ・ジオン摂政ではない素の人間性を見せた…のかもしれない。
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なお「ザビ家再興」が目立つせいで誤解されがちだが「ザビ家の復興」という目的の都合上「ジオン・ズム・ダイクンの目的(地球を救うため全ての人類を地球からコロニーへの移住)」を直接引き継いでおり実際「ZZ」ではジュドーに対し地球を身勝手に壊す人々への怒りの本心を語ったり、最終回でジュドーに敗れた際に「地球にしがみ付く馬鹿共を抹殺できなかったよ・・」と語るなどエゥーゴやティターンズ同様「地球を救う」という目的は共通している。
    
==== 若き彗星の肖像 ====
 
==== 若き彗星の肖像 ====
シャアが[[クワトロ・バジーナ]]と名乗る前のミッシングリンクである外伝[[漫画]]作品『機動戦士ガンダム C.D.A 若き彗星の肖像』にて幼い頃のハマーンが登場。当作品におけるハマーンはアニメでの女傑っ振りが微塵もない可憐な年頃の美少女として描かれており、読者を驚愕させている。区別の為に一部のファンからは現在のハマーンを「'''ハマーン様'''」と称しているのに対し、某魔法少女アニメの[[主人公]]の口癖をもじって'''はにゃーん様'''だの、'''萌えハマーン'''等と渾名されていた。
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シャアがクワトロ・バジーナと名乗る前のミッシングリンクである外伝[[漫画]]作品『機動戦士ガンダム C.D.A 若き彗星の肖像』にて幼い頃のハマーンが登場。当作品におけるハマーンはアニメでの女傑っ振りが微塵もない可憐な年頃の美少女として描かれており、読者を驚愕させている。区別の為に一部のファンからは現在のハマーンを「'''ハマーン様'''」と称しているのに対し、某魔法少女アニメの[[主人公]]の口癖をもじって'''はにゃーん様'''だの、'''萌えハマーン'''等と渾名されていた。
    
同作では、シャアに憧れる少女であったハマーンが、父マハラジャとの死別やシャアとの確執を経験して『Ζ』のハマーンになる過程が描かれている。ハマーンの担当[[声優]]である榊原良子氏は『[[劇場版 機動戦士Ζガンダム]]』の収録に向けての役作りの一環として本作を熟読したという逸話がある。
 
同作では、シャアに憧れる少女であったハマーンが、父マハラジャとの死別やシャアとの確執を経験して『Ζ』のハマーンになる過程が描かれている。ハマーンの担当[[声優]]である榊原良子氏は『[[劇場版 機動戦士Ζガンダム]]』の収録に向けての役作りの一環として本作を熟読したという逸話がある。
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「ザビ家再興」の名の下に、元[[ジオン軍]]の残党をまとめ上げていき、[[アクシズ]]を地球圏に向けて発進させ、地球圏への帰還を果たす。
 
「ザビ家再興」の名の下に、元[[ジオン軍]]の残党をまとめ上げていき、[[アクシズ]]を地球圏に向けて発進させ、地球圏への帰還を果たす。
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アクシズの[[地球]]圏到達時には、おりしも[[ティターンズ]]と[[エゥーゴ]]の抗争である[[グリプス戦役]]が激化しており、第三勢力として介入。エゥーゴとの同盟を結ぼうとして交渉するも、ミネバを傀儡の指導者としていた事が再会したシャアとの確執が表面化させてしまい、交渉が決裂する。その後はティターンズと同盟を行おうとするも、プライドを曲げて頭を下げてきたシャアからの要請を受けて、[[コロニーレーザー]]の「グリプス2」の一部を故意に破壊。その後、ティターンズの指導者である[[ジャミトフ・ハイマン]]を青酸ガスで暗殺しようと目論んだが、失敗に終わり、アクシズをぶつけるという豪快な手段で[[ア・バオア・クー|ゼダンの門]]を破壊する。その後、再度の会談の直後にて、ジャミトフは同席していたシロッコに暗殺されてしまい、その罪は自らに擦り付けられ<ref>「一度、暗殺に失敗している」という決定的な状況証拠がある為、大多数の人間はハマーンが実行犯であるというシロッコの言葉を鵜呑みにしてしまった。</ref>、以降ティターンズとは完全に敵対する。
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アクシズの[[地球]]圏到達時には、おりしも[[ティターンズ]]と[[エゥーゴ]]の抗争である[[グリプス戦役]]が激化しており、第三勢力として介入。エゥーゴとの同盟を結ぼうとして交渉するも、ミネバを傀儡の指導者としていた事が再会したシャアとの確執が表面化させてしまい、交渉が決裂する。その後はティターンズと同盟を行おうとするも、プライドを曲げて頭を下げてきたシャアからの要請を受けて、[[コロニーレーザー]]の「グリプス2」の一部を故意に破壊。その後、ティターンズの指導者である[[ジャミトフ・ハイマン]]を青酸ガスで[[暗殺]]しようと目論んだが、失敗に終わり、アクシズをぶつけるという豪快な手段で[[ア・バオア・クー|ゼダンの門]]を破壊する。その後、再度の会談の直後にて、ジャミトフは同席していたシロッコに暗殺されてしまい、その罪は自らに擦り付けられ<ref>「一度、暗殺に失敗している」という決定的な状況証拠がある為、大多数の人間はハマーンが実行犯であるというシロッコの言葉を鵜呑みにしてしまった。</ref>、以降ティターンズとは完全に敵対する。
    
グリプス戦役終盤ではエゥーゴと共同戦線を張るも、エゥーゴが発動させた「メールシュトローム作戦」によってグリプス2は奪取されてしまい、ハマーンはグラナダにアクシズを落とす強硬手段に出るも、これも失敗。その後はグリプス2を巡ってエゥーゴ・ティターンズ・アクシズの三つ巴の戦いとなるも、うまく立ち回り続ける。そして、キュベレイで自ら出撃したハマーンは、シャアの駆る[[百式]]と交戦。モビルスーツの性能差によって追い詰めるも、自らのやり方を許せなかった彼からは最後まで拒絶され、その後は撤退を命令。戦力を温存させた状態で終戦を迎える。
 
グリプス戦役終盤ではエゥーゴと共同戦線を張るも、エゥーゴが発動させた「メールシュトローム作戦」によってグリプス2は奪取されてしまい、ハマーンはグラナダにアクシズを落とす強硬手段に出るも、これも失敗。その後はグリプス2を巡ってエゥーゴ・ティターンズ・アクシズの三つ巴の戦いとなるも、うまく立ち回り続ける。そして、キュベレイで自ら出撃したハマーンは、シャアの駆る[[百式]]と交戦。モビルスーツの性能差によって追い詰めるも、自らのやり方を許せなかった彼からは最後まで拒絶され、その後は撤退を命令。戦力を温存させた状態で終戦を迎える。
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その後、サイド3へとネオ・ジオンの艦隊を移動させた後、[[ジオン公国|ジオン共和国]]の戦力も吸収。そして、サイド3の住民達に対し、老人や幼い子供も例外と見なさずにコア3での強制労働に駆り出し、強化人間となったキャラにその指揮を執らせており、これらの点が気に掛けていたニュータイプの少年であるジュドーの大きな反感と怒りを招いている。しかし、そんな中で[[グレミー・トト]]を中心にした[[裏切りイベント|内乱]]が発生し、自らが不在となっていたアクシズが制圧されてしまう。ハマーンはグレミーの野心に早々から気付いていながらも、その才覚や能力を見込んであえて重宝し、指揮官にまで据えて多大な期待を寄せていたのだが、彼が若さに任せた上昇志向によって暴走してしまう可能性までは見抜けず、結果的に「エゥーゴとの総力戦になり得る直前にて反乱を起こされる」という想定外の事態となってしまった。
 
その後、サイド3へとネオ・ジオンの艦隊を移動させた後、[[ジオン公国|ジオン共和国]]の戦力も吸収。そして、サイド3の住民達に対し、老人や幼い子供も例外と見なさずにコア3での強制労働に駆り出し、強化人間となったキャラにその指揮を執らせており、これらの点が気に掛けていたニュータイプの少年であるジュドーの大きな反感と怒りを招いている。しかし、そんな中で[[グレミー・トト]]を中心にした[[裏切りイベント|内乱]]が発生し、自らが不在となっていたアクシズが制圧されてしまう。ハマーンはグレミーの野心に早々から気付いていながらも、その才覚や能力を見込んであえて重宝し、指揮官にまで据えて多大な期待を寄せていたのだが、彼が若さに任せた上昇志向によって暴走してしまう可能性までは見抜けず、結果的に「エゥーゴとの総力戦になり得る直前にて反乱を起こされる」という想定外の事態となってしまった。
   −
自らの率いる軍とグレミー軍との激戦が展開される中、グレミーはアクシズ内でのガンダム・チームとの戦いで死亡する事になるのだが、その時には既に自らの軍も疲弊しきっており、ハマーンはジュドーを引き込む為にノーマルスーツを着用した上でキュベレイに搭乗し、出撃。ジュドーの駆る[[ΖΖガンダム]]と壮絶な一騎打ちを繰り広げるのだが、対等に戦おうとして[[ファンネル]]を多用しなかった事が仇となって敗北。自らの思想を拒まれながらも、ジュドーから手を差し伸べられるのが、彼の心の強さに敬服していたハマーンはあえてそれを拒否。最後は半壊した愛機キュベレイと共にアクシズのモウサへと自ら激突し死亡した。享年22歳。
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自らの率いる軍とグレミー軍との激戦が展開される中、グレミーはアクシズ内でのガンダム・チームとの戦いで死亡する事になるのだが、その時には既に自らの軍も疲弊しきっており、ハマーンはジュドーを引き込む為にノーマルスーツを着用した上でキュベレイに搭乗し、出撃。ジュドーの駆る[[ΖΖガンダム]]と壮絶な一騎打ちを繰り広げるのだが、対等に戦おうとして[[ファンネル]]を多用しなかった<ref>ただし自分の元へ向かってくるジュドーを迎撃するために道中へ容赦なく配置しているため、「ジュドーに対抗するため搦手として残存全基を注ぎ込まざるを得ず、その結果すべて叩き落されてしまったので使いたくても使えなかっただけなのではないか」という意見もある。</ref>事が仇となって敗北。自らの思想を拒まれながらも、ジュドーから手を差し伸べられるのが、彼の心の強さに敬服していたハマーンはあえてそれを拒否。最後は半壊した愛機キュベレイと共にアクシズのモウサへと自ら激突し死亡した。享年22歳。
    
=== キャラクターの総評 ===
 
=== キャラクターの総評 ===
 
部下達を始めとする周囲からは、外見上、優れた強気な指導者として見られがちだが、そんな指導者としての顔はあくまでも内面を隠すためのポーズに過ぎない。
 
部下達を始めとする周囲からは、外見上、優れた強気な指導者として見られがちだが、そんな指導者としての顔はあくまでも内面を隠すためのポーズに過ぎない。
   −
'''ハマーンの実情は孤独な心の弱い女性であり、その孤独さ故に、大きな心の拠り所を欲していた'''。その為、地球圏への帰還時にエゥーゴとティターンズの激戦が繰り広げられていた際は、ティターンズよりもシャアの指揮していたエゥーゴの方を優先して同盟締結の交渉をしようとしたり(失敗に終わっているが)、その後になってシャアが頭を下げてまで協力を頼まれた際には「惚れた男への弱み」であるかの様にあっさりそれを引き受け、ティターンズを裏切ったりもしている<ref>戦略的に見ても、弱体化しつつあったエゥーゴよりも圧倒的な軍事力を誇り、コロニーレーザーまで所有しているティターンズと同盟を結ぶ方に大きな利があると言え、逆にエゥーゴと同盟を結んでも、ジオン残党狩りを推し進めるティターンズの権力や軍事力を更に強化させてしまうリスクの方が高かった。</ref>等、冷静に見ると意外なまでにその行動は「私情」を優先させていたと言える。
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'''ハマーンの実情は孤独な心の弱い女性であり、その孤独さ故に、大きな心の拠り所を欲していた'''。その為、地球圏への帰還時にエゥーゴとティターンズの激戦が繰り広げられていた際は、ティターンズよりもシャアの指揮していたエゥーゴの方を優先して同盟締結の交渉をしようとしたり(失敗に終わっているが)、その後になってシャアが頭を下げてまで協力を頼まれた際には「惚れた男への弱み」であるかの様にあっさりそれを引き受け、ティターンズを裏切ったりもしている<ref>戦略的に見ても、弱体化しつつあったエゥーゴよりも圧倒的な軍事力を誇り、コロニーレーザーまで所有しているティターンズと同盟を結ぶ方に大きな利があると言え、逆にエゥーゴと同盟を結んでも、ジオン残党狩りを推し進めるティターンズの権力や軍事力を更に強化させてしまうリスクの方が高かった。</ref>等、冷静に見ると意外なまでにその行動は「私情」を優先させていたと言える。<ref>一方で、富野由悠季監督は、ハマーンの人物像に対し「強い男に憧れながらもそうした存在を理解できず、結果的に漁夫の利を得ようとする小悪党に成り下がった女」と痛烈な批判をしている。</ref>
 
  −
しかし、劇中でシャアや[[ジュドー・アーシタ]]を何度か自分の傍へ招きいれようとしているも、自らの手段を選ばない行為や不遜な態度が要因で、最終的には完全否定されてしまっている。皮肉にも、その「頼られるよりも頼りたい」という本質はシャアとよく似ているのだが、お互いにその本質に気付けず、擦れ違うままで終わってしまった<ref>スパロボシリーズでは、様々な人間達の後押し等もあってか、互いの素直な気持ちをぶつけあって関係を修復する事もある。</ref>
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一方で、富野由悠季監督は、ハマーンの人物像に対し「強い男に憧れながらもそうした存在を理解できず、結果的に漁夫の利を得ようとする小悪党に成り下がった女」と痛烈な批判をしている。
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しかし、劇中でシャアや[[ジュドー・アーシタ]]を何度か自分の傍へ招きいれようとしているも、自らの手段を選ばない行為や不遜な態度が要因で、最終的には完全否定されてしまっている。皮肉にも、その「頼られるよりも頼りたい」という本質はシャアとよく似ているのだが、お互いにその本質に気付けず、擦れ違うままで終わってしまった<ref>スパロボシリーズでは、様々な人間達の後押し等もあってか、互いの素直な気持ちをぶつけあって関係を修復する事もある。</ref>。尤も、ハマーンがここまで拗らせてしまったのはシャアにも原因がある<ref>作品によってはシャアの離反はハマーンの自業自得が混じっている</ref>。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
[[宇宙世紀]][[ガンダムシリーズ]]の強敵として初期のシリーズから度々登場し、圧倒的な実力を見せつけたが、[[αシリーズ]]頃から条件を満たせば仲間になるケースが増加し、近年には無条件参入する作品も存在する。配下の[[エルピー・プル]]らが原作に反して生存する[[スパロボ補正]]の象徴とすれば、彼女は生存に加え、ラスボス級が味方化する補正の代表例とも言える。
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[[宇宙世紀]][[ガンダムシリーズ]]の強敵として初期のシリーズから度々登場し、ロボットアニメ史上稀に見る女傑として圧倒的な実力を見せつけたが、[[αシリーズ]]頃から条件を満たせば仲間になるケースが増加し、近年には無条件参入する作品も存在する。配下の[[エルピー・プル]]らが原作に反して生存する[[スパロボ補正]]の象徴とすれば、彼女は生存に加え、ラスボス級が味方化する補正の代表例とも言える。
    
味方としての能力も当然[[エース]]級。その能力は近年の作品でも健在だが、[[ニュータイプ]]補正が猛烈に高かった過去シリーズでは'''「スパロボ界最強の女」'''と書かれている攻略本もある。無論、現在も、ガンダムシリーズに登場する女性パイロットの中では、最強クラスの人物として名が挙げられ、実際に間違いもない。
 
味方としての能力も当然[[エース]]級。その能力は近年の作品でも健在だが、[[ニュータイプ]]補正が猛烈に高かった過去シリーズでは'''「スパロボ界最強の女」'''と書かれている攻略本もある。無論、現在も、ガンダムシリーズに登場する女性パイロットの中では、最強クラスの人物として名が挙げられ、実際に間違いもない。
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:声が入った。DC宇宙軍を指揮している。コロニー住民を束ねコロニー連合を樹立させ『第4次』のノイエDCとほぼ似た役割を担う。最終話のみの登場だが、[[2回行動]]解禁済に加え、上述の能力やキュベレイの超性能が合わさり鬼の様な強さ。実質的な[[ラストボス|ラスボス]]である。リアルルートのみ倒すと[[ファティマ]]を落とす。[[挑発]]や[[脱力]]などを駆使して何としてでも撃破しよう。
 
:声が入った。DC宇宙軍を指揮している。コロニー住民を束ねコロニー連合を樹立させ『第4次』のノイエDCとほぼ似た役割を担う。最終話のみの登場だが、[[2回行動]]解禁済に加え、上述の能力やキュベレイの超性能が合わさり鬼の様な強さ。実質的な[[ラストボス|ラスボス]]である。リアルルートのみ倒すと[[ファティマ]]を落とす。[[挑発]]や[[脱力]]などを駆使して何としてでも撃破しよう。
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F完結編}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F完結編}}
:[[ザビ家]]が復活し、その指揮権を[[ギレン・ザビ|ギレン]]らに譲る形になる。[[ドズル・ザビ|ドズル]]には信頼されており、[[クローン]]設定に繋がる述懐を漏らされた。[[ポセイダル軍|ポセイダル]]ルートでは[[ミリアルド・ピースクラフト|ミリアルド]]らとともに大量のコロニーを[[地球]]に落とす作戦を実行する。[[隠し要素/F・F完結編|隠し要素]]でDCルートでは[[シャア・アズナブル|クワトロ]]で説得すると仲間になるが、キュベレイは入手できない。使用する時は[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]と全く同じ感覚で差支えない。[[鉄壁]]は一見、[[ガンダム試作3号機|GP-03D]]や[[ノイエ・ジール]]と相性が良い様に思えるがどちらも反撃役が十分務まるだけの武器性能が無いので趣味の領域を出ない。仲間になった場合は最終面前半でシロッコと[[戦闘前会話]]がある他、クワトロにプロポーズ同然の言葉をかけられ、急にしおらしくなった世にも珍しいデレハマーンが拝める。ある意味「素」のハマーンと言える。
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:[[ザビ家]]が復活し、その指揮権を[[ギレン・ザビ|ギレン]]らに譲る形になる。[[ドズル・ザビ|ドズル]]には信頼されており、[[クローン]]設定に繋がる述懐を漏らされた。[[ポセイダル軍|ポセイダル]]ルートでは[[ゼクス・マーキス|ミリアルド]]らとともに大量のコロニーを[[地球]]に落とす作戦を実行する。[[隠し要素/F・F完結編|隠し要素]]でDCルートでは[[シャア・アズナブル|クワトロ]]で説得すると仲間になるが、流石にキュベレイは入手できない。能力値はカミーユやシーブックを超えてシャアに迫るほど高く、ニュータイプLv9到達レベルも62と、主要パイロットの中では最も早い。その反面シールド防御と切り払いの成長が一回り遅いが、気にするまでもないだろう。[[鉄壁]]を習得する希少なMS系パイロットであり、機体性能は高いが限界反応が低い[[ノイエ・ジール]]のパイロット候補となる。仲間になった場合は最終面前半でシロッコと[[戦闘前会話]]がある他、クワトロにプロポーズ同然の言葉をかけられ、急にしおらしくなった世にも珍しいデレハマーンが拝める。ある意味「素」のハマーンと言える。
    
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α}}
 
:[[ネオ・ジオン]]軍に所属。ギレンが健在の為、トップではないのだが、グレミーがギレン派の為に終盤は[[アクシズ]]派のトップとなる。トップクラスのパイロット性能を持つがルート進行によっては一度も戦わずに済む。
 
:[[ネオ・ジオン]]軍に所属。ギレンが健在の為、トップではないのだが、グレミーがギレン派の為に終盤は[[アクシズ]]派のトップとなる。トップクラスのパイロット性能を持つがルート進行によっては一度も戦わずに済む。
:[[隠し要素/α|隠し要素]]のハマーンフラグを全て回収すればジュピトリアンとの決戦マップで味方として[[スポット参戦]]する。シロッコと戦わせると意味深な会話が…。実は精神コマンドの構成がクワトロと同じになっている。
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:[[隠し要素/α|隠し要素]]のハマーンフラグを全て回収すれば[[ジュピトリアン]]との決戦マップで味方として[[スポット参戦]]する。シロッコと戦わせると意味深な会話が…。実は精神コマンドの構成がクワトロと同じになっている。
 
:音声も新録され、ジュドーに敗れた際の台詞は[[DVE]]となっている。
 
:音声も新録され、ジュドーに敗れた際の台詞は[[DVE]]となっている。
 
;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦α}}
 
;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦α}}
:音声は3回目の完全新録。ジュドーのみならず、カミーユやアムロとの対決台詞が数多く収録されており、必見。ルート次第で中盤からアクシズ側の勢力としてαナンバーズの前に登場する。高スペックのキュベレイとパイロット能力が異常に高いハマーンは非常に手強い強敵の一人。各能力の高さもシャアとほぼ同クラスで全ての能力値に優れる。[[防御]]も全パイロット中2番目に高い。
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:音声は3回目の完全新録。ジュドーのみならず、カミーユやアムロとの対決台詞が数多く収録されており、必見。ルート次第で中盤からアクシズ側の勢力として[[αナンバーズ]]の前に登場する。高スペックのキュベレイとパイロット能力が異常に高いハマーンは非常に手強い強敵の一人。各能力の高さもシャアとほぼ同クラスで全ての能力値に優れる。[[防御]]も全パイロット中2番目に高い。性格は強気に下がっている。
:今回は[[隠し要素/第2次α|隠し要素]]で協定ルートを選べば味方になる。なおその際、[[NPC]]となった彼女を守らなければ仲間にならない……らしいのだが、この時の[[キュベレイ]]は敵仕様のHP9万でハマーンも敵のデータが使われているので、プレイヤーが狙わない限り絶対に死なない。一応味方のMAP兵器等で故意に撃墜するとクリア後のインターミッションの会話が微妙に変化し、味方に加入しない。ただでさえ高い能力のハマーンを味方側のMAP兵器で撃墜するのは相当な労力と時間がかかるため、やる意味は全く無い。
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:今回は[[隠し要素/第2次α|隠し要素]]で休戦ルートを選べば味方になる。なおその際、[[NPC]]となった彼女を守らなければ仲間にならない……らしいのだが、この時の[[キュベレイ]]は敵仕様のHP9万でハマーンも敵のデータが使われているので、プレイヤーが狙わない限り絶対に死なない。一応味方のMAP兵器等で故意に撃墜することは可能。撃墜された場合、クリア後のインターミッションの会話が微妙に変化し、味方に加入しない。ただでさえ高い能力のハマーンを味方側のMAP兵器で撃墜するのは相当な労力と時間がかかるため、やる意味は全く無い。
:仲間にしている場合、最終話で[[イルイ・ガンエデン|イルイ]]への[[説得]]及び戦闘前会話が用意されている。ちなみに仲間にすればキュベレイや[[ドーベン・ウルフ]]が手に入り、フラグ次第では[[ドレル・ロナ|ドレル]]が仲間になる、[[ラー・カイラム]]の[[核ミサイル]]が早く手に入る……というメリットがある。
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:仲間にしている場合、最終話で[[イルイ・ガンエデン|イルイ]]への[[説得]]及び戦闘前会話が用意されている。ちなみに仲間にすればキュベレイや[[量産型キュベレイ]]、[[ドーベン・ウルフ]]が手に入り、フラグ次第では[[ドレル・ロナ|ドレル]]が仲間になる、[[ラー・カイラム]]の[[核ミサイル]]が早く手に入る……というメリットがある。
:能力・技能は敵仕様に比べてガタ落ち([[格闘]]・[[射撃]]が低下、[[防御]]に到っては何と50も減ってしまう)してしまうが、それでもアムロやシャア並に高い上に、自軍唯一の[[ニュータイプ]]+[[底力]]を有するという怪物パイロットである。小隊長能力は「小隊攻撃の攻撃力+40%」と、強力ながら使い方を選ぶものになっている。
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:能力・技能は敵仕様に比べてガタ落ち([[格闘 (能力)|格闘]]・[[射撃 (能力)|射撃]]が低下、[[防御]]に到っては何と50も減ってしまう)してしまうが、それでもアムロやシャア並に高い上に、自軍唯一の[[ニュータイプ]]+[[底力]]を有するという怪物パイロットである。小隊長能力は「小隊攻撃の攻撃力+40%」と、強力ながら使い方を選ぶものになっている。ただし、キュベレイが微妙な性能かつ小隊長能力と相性が悪いため、別の機体に乗せられることが多い。
:逆に決別ルートを通ると、シャアと共に敵として登場。ある意味彼女の夢が叶った瞬間でもあり、『第3次α』ではこちらの展開の模様。死に際に原作再現の会話イベントがあるが、『α』で既にやっているために違和感も…。こちらのルートでは[[ガンダム試作2号機]]のアトミック・バズーカを入手することが出来るが、おとなしく仲間にする方が得策。
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:逆に拒絶ルートを通ると、シャアやガトー、木星帝国と共に敵として登場。ネオ・ジオン、デラーズ・フリート、木星帝国とのアクシズ落とし計画が実行され、『第3次α』はこちらが正史になった模様。死に際に原作再現の会話イベントがあるが、『α』で既にやっているために違和感も…。こちらのルートでは[[ガンダム試作2号機]]のアトミック・バズーカを入手することが出来るが、本作最難関ステージ「BEYOND THE TIME」がある上旨味が少ないためおとなしく仲間にする方が得策。
 
;[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]]
:前作で彼女と敵対した事になっており、既に死亡している。代わりにキュベレイは隠し機体として入手。最終話でジュドーの前に[[αナンバーズ]]を守る霊として登場。
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:前作で彼女と敵対した事になっており、既に死亡している。代わりにキュベレイは隠し機体として入手。最終話でジュドーの前にαナンバーズを守る霊として登場。
 
:声は入ってないが[[没データ]]で、パイロットデータと機体データ(前作の敵仕様)が入っている。キュベレイのデータが若干調整されており、ファンネルの燃費がEN15→EN60とかなり悪くなっている。これ以外は前作と同じ。パイロットのハマーンも他の没キャラと違い、ステータスが設定されている事から何らかの形で参戦する予定があったのかもしれない。
 
:声は入ってないが[[没データ]]で、パイロットデータと機体データ(前作の敵仕様)が入っている。キュベレイのデータが若干調整されており、ファンネルの燃費がEN15→EN60とかなり悪くなっている。これ以外は前作と同じ。パイロットのハマーンも他の没キャラと違い、ステータスが設定されている事から何らかの形で参戦する予定があったのかもしれない。
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:初登場の時点で既にニュータイプがL6に加え2回行動とガードが未習得状態である事以外は前作の敵対時と変わらないスキルを持っている強敵。
 
:初登場の時点で既にニュータイプがL6に加え2回行動とガードが未習得状態である事以外は前作の敵対時と変わらないスキルを持っている強敵。
 
:終盤に差し掛かる辺りで遂にシャアとの完全和解を果たし'''無条件で加入する'''(シリーズでは初の待遇)。味方になっても「ネオ・ジオンの幹部ではなく、一人の戦士」と、あくまで一パイロットというスタンスを取るが、それでもその影響力は依然として大きく、ハマーンのネオ・ジオン出奔に呼応する形で彼女に賛同するネオ・ジオンの'''全戦力の約25%'''が離反するなど、相変わらずの高いカリスマ性を見せる。
 
:終盤に差し掛かる辺りで遂にシャアとの完全和解を果たし'''無条件で加入する'''(シリーズでは初の待遇)。味方になっても「ネオ・ジオンの幹部ではなく、一人の戦士」と、あくまで一パイロットというスタンスを取るが、それでもその影響力は依然として大きく、ハマーンのネオ・ジオン出奔に呼応する形で彼女に賛同するネオ・ジオンの'''全戦力の約25%'''が離反するなど、相変わらずの高いカリスマ性を見せる。
:パイロット的には、さすがに特殊スキルの数こそ減ったものの能力値は非常に高い(しかも能力値がαとは違って弱体化されていない)。惜しむらくはキュベレイがいまいち追いついていない事か。高い能力を活用するなら出来る限り乗り換えさせたいところだが、キュベレイのカスタムボーナスとエースボーナスが起動した場合、最大攻撃力はNT武器無しのバンシィ・ノルンより僅かに高い。とはいえそこまで大した差があるわけでもないので乗り換えを行っても損ということはない。
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:パイロット的には、さすがに特殊スキルの数こそ減ったものの能力値は非常に高い(しかも能力値が『α』とは違って弱体化されていない)。惜しむらくはキュベレイがいまいち追いついていない事か。高い能力を活用するなら出来る限り乗り換えさせたいところだが、キュベレイのカスタムボーナスとエースボーナスが起動した場合、最大攻撃力はNT武器無しのバンシィ・ノルンより僅かに高い。とはいえそこまで大した差があるわけでもないので乗り換えを行っても損ということはない。
    
=== COMPACTシリーズ ===
 
=== COMPACTシリーズ ===
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦A}}({{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦A PORTABLE|PORTABLE}})
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦A}}({{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦A PORTABLE|PORTABLE}})
 
:原作通り[[アクシズ]](ネオ・ジオン)の権力者……と言いたいところだが、ジュドーと既に知り合い、[[ティターンズ]]は壊滅、なのに本人は未だに生きているという、一体どういう経緯で居るのかさっぱり不明な状況。
 
:原作通り[[アクシズ]](ネオ・ジオン)の権力者……と言いたいところだが、ジュドーと既に知り合い、[[ティターンズ]]は壊滅、なのに本人は未だに生きているという、一体どういう経緯で居るのかさっぱり不明な状況。
:中盤からアクシズ内での会話にちょくちょく出てくる程度だが、終盤には[[シャドウミラー]]の[[ヴィンデル・マウザー|ヴィンデル]]と腹の探り合いをしながらも協力関係を築き、ロンド・ベルが地球を離れた隙に地球圏への侵攻を開始。アクシズ内での戦いでは三方向をサポート防御用の[[クィン・マンサ]]で囲んだ状態でキュベレイにて登場してくる。乗機のキュベレイも含めて突出した強さを持ちながら、この後は[[ライバル]]との決戦(出現時に、取り巻きのシャドウミラー兵も含めて全員気力+50)も控えているので、[[精神コマンド]]を節約しなければいけなという辛い状況になる。
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:中盤からアクシズ内での会話にちょくちょく出てくる程度だが、終盤には[[シャドウミラー]]の[[ヴィンデル・マウザー|ヴィンデル]]と腹の探り合いをしながらも協力関係を築き、ロンド・ベルが地球を離れた隙に地球圏への侵攻を開始。アクシズ内での戦いでは三方向をサポート防御用の[[クィン・マンサ]]で囲んだ状態でキュベレイにて登場してくる。乗機のキュベレイも含めて突出した強さを持ちながら、この後は[[ライバル]]との決戦(出現時に、取り巻きのシャドウミラー兵も含めて全員気力+50)も控えているので、[[精神コマンド]]を節約しなければいけないという辛い状況になる。
:今作のネオ・ジオンは版権作の敵としては最後に戦う勢力なので、当然彼女が版権作でのラスボス格となり、一度しか戦う機会がないものの存在感は抜群である。パイロットとしてもNT、底力、[[切り払い]]の全てがLv9まで達する等凄まじい能力だが、唯一[[カウンター]]を所持していないのが救い。キュベレイの3つの武器のうち、2つは切り払い可能だというのも付け入る隙になるだろうか。インファイトに持ち込み、[[ファンネル]]を封じるのも1つの手段ではある。
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:今作のネオ・ジオンは版権作の敵としては最後に戦う勢力なので、当然彼女が版権作でのラスボス格となり、一度しか戦う機会がないものの存在感は抜群である。パイロットとしてもNT、底力、[[切り払い]]の全てがLv9まで達する等凄まじい能力だが、唯一[[カウンター]]を所持していないのが救い。キュベレイの3つの武器のうち、2つは切り払い可能だというのも付け入る隙になるだろうか。インファイトに持ち込み、[[オールレンジ攻撃|ファンネル]]を封じるのも1つの手段ではある。
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦R}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦R}}
 
:アクシズの指導者。今回は[[デキム・バートン]]らの[[マリーメイア軍]]、[[ランスロー・ダーウェル]]らの[[宇宙革命軍]]、[[フロスト兄弟]]も配下にいる。
 
:アクシズの指導者。今回は[[デキム・バートン]]らの[[マリーメイア軍]]、[[ランスロー・ダーウェル]]らの[[宇宙革命軍]]、[[フロスト兄弟]]も配下にいる。
166行目: 166行目:  
:[[第1次ネオ・ジオン抗争]]が終了後なので、故人扱いで名前が挙がるのみ。また、[[コロニーレーザー]]を極秘に修復してミネバに託した事が語られた。
 
:[[第1次ネオ・ジオン抗争]]が終了後なので、故人扱いで名前が挙がるのみ。また、[[コロニーレーザー]]を極秘に修復してミネバに託した事が語られた。
 
;[[スーパーロボット大戦X]]
 
;[[スーパーロボット大戦X]]
:今作も第1次ネオ・ジオン抗争が終了後なので、故人。
+
:マシュマーの自軍加入時に故人として名前のみ言及。
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦T}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦T}}
 
:顔グラフィックとカットインがテレビ版風に変更された。シナリオはΖΖ後半の再現だが、Ζ仕様の服装とΖΖ仕様の私服姿も登場。その独特の髪型を「末広がりスタイル」などと表現されたりもしている。
 
:顔グラフィックとカットインがテレビ版風に変更された。シナリオはΖΖ後半の再現だが、Ζ仕様の服装とΖΖ仕様の私服姿も登場。その独特の髪型を「末広がりスタイル」などと表現されたりもしている。
 
:序盤から何度も[[T3]]の前に立ちはだかるが、死亡することなく第46話後のシークレットシナリオ、ないし第47話開始前に自軍入りする。本作では他作品の女性キャラと関わる場面も多く、年相応の「乙女」らしさが強調されている印象を受ける。EDではシャア達と共に何処へ旅立っていくが、エキスパンション・シナリオでは第1話にてシャア達と共に[[ロンド・ベル]]の危機に駆け付け参戦する。本編最終話およびエキスパンション・シナリオ最終話ではシャアと並び主人公格のキャラクター達と同じように戦闘前会話が用意されている。
 
:序盤から何度も[[T3]]の前に立ちはだかるが、死亡することなく第46話後のシークレットシナリオ、ないし第47話開始前に自軍入りする。本作では他作品の女性キャラと関わる場面も多く、年相応の「乙女」らしさが強調されている印象を受ける。EDではシャア達と共に何処へ旅立っていくが、エキスパンション・シナリオでは第1話にてシャア達と共に[[ロンド・ベル]]の危機に駆け付け参戦する。本編最終話およびエキスパンション・シナリオ最終話ではシャアと並び主人公格のキャラクター達と同じように戦闘前会話が用意されている。
 
:能力値はアムロやシャアに匹敵するが[[魂]]を持たないので火力面で劣り、愛機の[[キュベレイ]]も機体性能は十分だが必殺技に相当する武器を持たないため、カスタムボーナス込でも終盤は火力に不安がある。拘りがなければ[[Hi-νガンダム]]辺りに乗り換えてしまうと良い。
 
:能力値はアムロやシャアに匹敵するが[[魂]]を持たないので火力面で劣り、愛機の[[キュベレイ]]も機体性能は十分だが必殺技に相当する武器を持たないため、カスタムボーナス込でも終盤は火力に不安がある。拘りがなければ[[Hi-νガンダム]]辺りに乗り換えてしまうと良い。
 +
:エースパイロット認定時の獲得スキルプログラムは「技量アップ」。インタビュアーは[[ラミィ・アマサキ|ラミィ]]。
    
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦64}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦64}}
:ほぼ原作どおり。銀河帝国来襲の際には共闘しシナリオによってはスポット参戦するが、最終的には敵になる。ルートによっては降伏したギシン星兵を殺害するといった外道な行為をやらかす。
+
:ほぼ原作どおり。銀河帝国来襲の際には共闘しシナリオによってはスポット参戦するが、最終的には敵になる。ルートによっては降伏した[[ギシン兵]]を殺害するといった外道な行為をやらかす。
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦GC}}({{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦XO|XO}})
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦GC}}({{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦XO|XO}})
 
:[[アクシズ]]からの増援として登場。[[ア・バオア・クー]]の戦いでは[[キシリア・ザビ|キシリア]]に代わって[[ギレン・ザビ|ギレン]]を青酸ガス爆弾で抹殺して指揮を執る。
 
:[[アクシズ]]からの増援として登場。[[ア・バオア・クー]]の戦いでは[[キシリア・ザビ|キシリア]]に代わって[[ギレン・ザビ|ギレン]]を青酸ガス爆弾で抹殺して指揮を執る。
 +
;[[スーパーロボット大戦MX]]
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:ストーリーは第1次ネオ・ジオン抗争終結直後からであるため既に死亡しており、名前のみの登場。
 +
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦Card Chronicle}}
 +
:キュベレイに搭乗。
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦Operation Extend}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦Operation Extend}}
:ギレンの意向に従い、「建前上は[[ジオン軍]]とは別組織」な[[ネオ・ジオン]]の実質的なリーダーとして、停戦中の[[地球連邦軍]]や[[コネクト・フォース]]を攻撃する。初戦となる「ネオ・ジオン台頭」で既に威圧と二連撃を習得しており驚異的な強さは健在の上、さほどのドロップアイテムも見込めずHP50%で撤退するので、逃がす方が楽とも言われる。「地球圏統一」で原作最期の台詞(DVE)を言った後、撤退する。
+
:ギレンの意向に従い、「建前上は[[ジオン軍]]とは別組織」な[[ネオ・ジオン]]の実質的なリーダーとして、停戦中の[[地球連邦軍]]や[[コネクト・フォース]]を攻撃する。ドズルは戦死後の流れだがキシリア派は依然健在(後に正統ジオンを立ち上げる)で、既にコネクト・フォースとも二重スパイ状態のシャアが立ち上げに関わる余地は無かったと思われ、原作ほどの因縁は窺い難い。
 +
:初戦となる「ネオ・ジオン台頭」で既に威圧と二連撃を習得しており驚異的な強さは健在の上、さほどのドロップアイテムも見込めずHP50%で撤退するので、逃がす方が楽とも言われる。「地球圏統一」で原作最期の台詞(DVE)を言った後、撤退する。
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
 
:2018年8月のイベント「重なる世界」にて、Ωスキル搭載の[[キュベレイ]]が登場したことでボイスが入った。その後2020年3月のアップデートにて、既存パイロットパーツにもボイスが実装。
 
:2018年8月のイベント「重なる世界」にて、Ωスキル搭載の[[キュベレイ]]が登場したことでボイスが入った。その後2020年3月のアップデートにて、既存パイロットパーツにもボイスが実装。
;[[スーパーロボット大戦DD]]
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦DD}}
:現状では名前のみの登場。ネオ・ジオンは彼女と[[シャア・アズナブル|シャア]]の双方の軍勢が存在し、[[ガランシェール]]隊は彼女の指揮下にあるらしい。
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:長らく存在のみ語られていたが、3章Part10で登場。現在はNPC。ネオ・ジオンは彼女と[[シャア・アズナブル|シャア]]の双方の軍勢が存在し、[[ガランシェール]]隊は彼女の指揮下にあるらしい。
    
=== 関連作品 ===
 
=== 関連作品 ===
192行目: 198行目:  
:基本的には敵。ハマーン・ロシュルートでのみ味方としてスポット参戦するがすぐに離脱し、ウルス第3の月タンデを墜落させようと企む。
 
:基本的には敵。ハマーン・ロシュルートでのみ味方としてスポット参戦するがすぐに離脱し、ウルス第3の月タンデを墜落させようと企む。
 
:落下を阻止できなかった場合、彼女が大ボスとなる。
 
:落下を阻止できなかった場合、彼女が大ボスとなる。
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;[[Another Century's Episode]]
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:
    
== パイロットステータス ==
 
== パイロットステータス ==
 
=== [[能力|能力値]] ===
 
=== [[能力|能力値]] ===
全てにおいて高い能力値を誇り、味方にすれば頼りになる。リアル系の大ボスらしく[[射撃]]・[[反応]]・[[回避]]・[[命中]]が非常に高く、[[格闘]]・[[防御]]・[[SP]]も異常に高い。[[2回行動]]可能レベルも低いので、旧シリーズでは2回行動によるファンネルの連続攻撃が猛威を振るう。
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全てにおいて高い能力値を誇り、味方にすれば頼りになる。リアル系の大ボスらしく[[射撃 (能力)|射撃]]・[[反応]]・[[回避]]・[[命中]]が非常に高く、[[格闘 (能力)|格闘]]・[[防御]]・[[SP]]も異常に高い。[[2回行動]]可能レベルも低いので、旧シリーズでは2回行動によるファンネルの連続攻撃が猛威を振るう。
    
基本的にどのシリーズでもラスボスに匹敵する能力値は流石である。
 
基本的にどのシリーズでもラスボスに匹敵する能力値は流石である。
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:『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』で採用。
 
:『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』で採用。
   −
=== [[エースボーナス|固有エースボーナス]] ===
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=== [[エースボーナス]] ===
 
;[[連続ターゲット補正]]の効果無効。最終被ダメージ0.8倍。
 
;[[連続ターゲット補正]]の効果無効。最終被ダメージ0.8倍。
 
:『時獄篇』と『天獄篇』(敵仕様のみ)でのボーナス、前作クワトロのエースボーナスの強化版。敵仕様は習得しないが(もし習得していたらガードとの相乗効果でかなり固くなる)、『時獄篇』2周目スポット参戦版は確実に習得する。
 
:『時獄篇』と『天獄篇』(敵仕様のみ)でのボーナス、前作クワトロのエースボーナスの強化版。敵仕様は習得しないが(もし習得していたらガードとの相乗効果でかなり固くなる)、『時獄篇』2周目スポット参戦版は確実に習得する。
297行目: 305行目:  
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
=== 家族 ===
 
=== 家族 ===
 +
TVシリーズ劇中では家族関係についてはほぼ全く描かれておらず、[[漫画]]や[[ゲーム]]などの[[外伝]]作品で専ら語られている。
 
;マハラジャ・カーン
 
;マハラジャ・カーン
 
:父親。元々アクシズの司令官として赴任していた人物で、後のアクシズ軍の基盤を作り上げた。
 
:父親。元々アクシズの司令官として赴任していた人物で、後のアクシズ軍の基盤を作り上げた。
303行目: 312行目:  
:母親。大変な美人で、カーン三姉妹の美貌は彼女譲りでもある。しかし、ハマーンが6歳だったU.C.0073に40歳の若さで夭折した。
 
:母親。大変な美人で、カーン三姉妹の美貌は彼女譲りでもある。しかし、ハマーンが6歳だったU.C.0073に40歳の若さで夭折した。
 
;マレーネ・カーン
 
;マレーネ・カーン
:8歳年上の実姉。ハマーン自身はマレーネを慕っていたが、当の本人はハマーンを召使いの様にしか見なしていなかった。実はハマーン以上の[[ニュータイプ]]能力を持つ。
+
:8歳年上の実姉。アクシズ到達前に何らかの理由で死亡した。
 +
:本編ではザビ家に尽くして宇宙の果てで死んだため、小説版ではドズルの「愛妾」で古風な恋愛観ゆえドズルの遺言に従い病弱なのにアクシズに向かうミネバに同行して、旅の途中で死んだような人物であったため姉妹仲はあまり良くなかったようだ。漫画『機動戦士ガンダム MSV-R 宇宙世紀英雄伝説 虹霓のシン・マツナガ』ではハマーン自身はマレーネを慕っていたが、当の本人はハマーンを召使いの様にしか見なしていなかった。
 
;セラーナ・カーン
 
;セラーナ・カーン
:実妹。ゲーム『機動戦士ガンダム アドバンスド・オペレーション』及び漫画『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』に登場。
+
:実妹。
 +
:ハマーンとの仲は作品ごとに異なるが、ハマーンの死後に戦争再開を望む強硬派やシャアを警戒していたことは共通している。PCゲーム『機動戦士ガンダム アドバンスド・オペレーション』では姉の死後にネオ・ジオンの外務大臣として連邦軍との和平交渉に臨むが、シャアの台頭によりネオ・ジオンを纏める立場にないとみなされ失敗に終わる。漫画『機動戦士ガンダム ヴァルプルギス』においては姉の死後日増しに力を増す強硬派を抑えるため、自身に強化措置と洗脳を施してハマーン本人を演じるというかなりの無茶をしている。
    
=== [[機動戦士Ζガンダム]] ===
 
=== [[機動戦士Ζガンダム]] ===
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:'''『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』でようやくシャアがハマーンを口説き、とうとうデレる'''。『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』や『[[スーパーロボット大戦T|T]]』でも、似たような経緯で彼とよりを戻す。
 
:'''『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』でようやくシャアがハマーンを口説き、とうとうデレる'''。『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』や『[[スーパーロボット大戦T|T]]』でも、似たような経緯で彼とよりを戻す。
 
;[[カミーユ・ビダン]]
 
;[[カミーユ・ビダン]]
:『[[機動戦士Ζガンダム|Ζ]]』において何度か交戦、[[ニュータイプ]]同士共鳴しあうが、自らの過去を覗かれた事でそれを拒絶、やがてカミーユからも強く否定されることになる。
+
:『[[機動戦士Ζガンダム|Ζ]]』において何度か交戦、[[ニュータイプ]]同士共鳴しあうが、自らの過去を覗かれた事でそれを拒絶、やがてカミーユからも強く否定されることになる。劇中の言葉ではカミーユとは似すぎていたが為に、理解は出来るが同時に強く反発する事になっていたらしい。
:『[[機動戦士ガンダムΖΖ|ΖΖ]]』最終回では、ジュドーの身体を通して出る力のうちの1人として現れ、ハマーンに「あれは…カミーユ・ビダン!?」と唯一名前を呼ばれていた。
+
:『[[機動戦士ガンダムΖΖ|ΖΖ]]』最終回では、ジュドーを守り、彼の「身体を通して出る力」のうちの1人として現れ、ハマーンが真っ先にその力の発現に気付いたのカミーユであった。そのため気付いて直ぐに「あれは…カミーユ・ビダン!?」と唯一名前を呼ばれていた。
 
:なお、所属勢力の対立がない『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』のifルートにおいては、彼のニュータイプとしての才能を見抜き「その才能を利用されないように注意しろ」とアドバイスし、彼も素直に聞き入れるという、今までにない関係を見せる。
 
:なお、所属勢力の対立がない『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』のifルートにおいては、彼のニュータイプとしての才能を見抜き「その才能を利用されないように注意しろ」とアドバイスし、彼も素直に聞き入れるという、今までにない関係を見せる。
 
:小説版Ζでは特使として単身訪れたカミーユと意気投合してしまい、親身になってアドバイスを送ってカミーユも素直な態度で聞き入れている為、出会った状況が悪過ぎただけで本質的には気が合う者同士とも見做せる。同作でシャアは「カミーユはハマーンのお気に入り」と太鼓判を押している。
 
:小説版Ζでは特使として単身訪れたカミーユと意気投合してしまい、親身になってアドバイスを送ってカミーユも素直な態度で聞き入れている為、出会った状況が悪過ぎただけで本質的には気が合う者同士とも見做せる。同作でシャアは「カミーユはハマーンのお気に入り」と太鼓判を押している。
340行目: 351行目:  
;[[アムロ・レイ]]
 
;[[アムロ・レイ]]
 
:原作では絡みは無いが、スパロボシリーズにおいてはシャアやジュドーやカミーユ程では無いが絡む事も多く、特殊台詞もある。基本的に敵対した場合はハマーンをカミーユやジュドーと同じく否定するが、味方同士になる作品もある。基本、逆襲のシャア時代での出会いが多い。
 
:原作では絡みは無いが、スパロボシリーズにおいてはシャアやジュドーやカミーユ程では無いが絡む事も多く、特殊台詞もある。基本的に敵対した場合はハマーンをカミーユやジュドーと同じく否定するが、味方同士になる作品もある。基本、逆襲のシャア時代での出会いが多い。
 +
;[[セイラ・マス]]
 +
:原作で絡みは無いが、ハマーンの髪型はシャアに気に入って貰いたくて彼女と同じ髪型にした事が『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』で明らかになっている。
    
=== [[機動戦士ガンダムΖΖ]] ===
 
=== [[機動戦士ガンダムΖΖ]] ===
367行目: 380行目:  
==== エゥーゴ ====
 
==== エゥーゴ ====
 
;[[ジュドー・アーシタ]]
 
;[[ジュドー・アーシタ]]
:シャアに代わる拠り所として、再三に渡り[[説得]]を続けるが聞き入れてはもらえなかった。[[リィナ・アーシタ|リィナ]]を銃で撃った時には、彼の怒りが彼女を恐怖させた。
+
:彼にニュータイプとしての高い資質を見出して以降、シャアに代わる拠り所として、再三に渡り自身の元に降る様に[[説得]]を続けるが聞き入れてはもらえなかった。早い段階で自身の片腕となる事を要望する程に評価が高く、側近としてのみならずパートナーとなる事への期待も寄せていた様子<ref>公私の「私」の部分については不明だが、能力・人格的に「公」の部分では対等な存在になると考えていたのが伺える。</ref>。しかし彼の眼の前で[[リィナ・アーシタ|リィナ]]を銃で撃った際に彼の怒りに触れ、その怒りはシャア・シロッコ・カミーユ相手にすら怖気付かなかった彼女に大きく恐怖させた。
 
:相変わらず口説き方がなっていないが、カミーユに比べればまだ自分と正面から対話してくれただけマシだろうと思われる。
 
:相変わらず口説き方がなっていないが、カミーユに比べればまだ自分と正面から対話してくれただけマシだろうと思われる。
 
:最近のスパロボシリーズにおいては共闘する機会も多く、仲間に加わった後も彼と会話する場面が多い。
 
:最近のスパロボシリーズにおいては共闘する機会も多く、仲間に加わった後も彼と会話する場面が多い。
382行目: 395行目:  
:SRWにおいては、共闘する作品では共にジオン系の幹部。『第4次』では同じノイエDCの幹部で、ミネバをハマーンに託しているが、内心ではハマーンを警戒していた。
 
:SRWにおいては、共闘する作品では共にジオン系の幹部。『第4次』では同じノイエDCの幹部で、ミネバをハマーンに託しているが、内心ではハマーンを警戒していた。
 
;[[アナベル・ガトー]]
 
;[[アナベル・ガトー]]
:作品によっては彼を従えていたり、共闘する機会も多い。
+
:原作では部下をハマーンの元に逃がした直後に戦死するが、作品によってはハマーンがガトーを従えていたり(『[[スーパーロボット大戦A|A]]』では[[星の屑作戦]]が原作とは違って失敗する為、部下を連れてアクシズ艦隊に合流している)、目的を同じくして共闘する機会も多い。
    
== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
401行目: 414行目:  
:共に同じ[[声優]]が演じ、シャアに恋愛感情を持った事が共通しており、『第2次α』でシャアと敵対する場合は[[声優ネタ]]がある。
 
:共に同じ[[声優]]が演じ、シャアに恋愛感情を持った事が共通しており、『第2次α』でシャアと敵対する場合は[[声優ネタ]]がある。
 
:また『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』では直接対面しており、ハマーンと恋愛トークをして頬を赤らめる場面も。
 
:また『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』では直接対面しており、ハマーンと恋愛トークをして頬を赤らめる場面も。
 +
:一方でグリプス戦役時は[[オーガスタニュータイプ研究所]]に所属していたとする作品もあり、その場合は面識はないと思われる。
 
;[[クェス・パラヤ]]
 
;[[クェス・パラヤ]]
 
:『[[スーパーロボット大戦D|D]]』では一方的に因縁をつけられるも、軽くあしらう。やはり貫禄が違った。
 
:『[[スーパーロボット大戦D|D]]』では一方的に因縁をつけられるも、軽くあしらう。やはり貫禄が違った。
457行目: 471行目:     
=== リアル系 ===
 
=== リアル系 ===
 +
;[[ドルチェノフ]]
 +
:『[[スーパーロボット大戦GC|GC]]』でハマーンを焚きつけている。同作のドルチェノフはハマーンの死後漁夫の利を狙って増援に現れるが、『[[スーパーロボット大戦XO|XO]]』ではリメイクにあたり流れが変更され、逆にノコノコ現れた彼が爆死した後その戦力を利用する形になった。なお、内心では案の定彼を蔑んでいる。
 
;[[工藤シン]]
 
;[[工藤シン]]
 
:『[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd|SC2]]』ではサラや[[鳥の人]]と共に彼を回収し、後にあえてわざと[[エゥーゴ]]に彼を救出させる。
 
:『[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd|SC2]]』ではサラや[[鳥の人]]と共に彼を回収し、後にあえてわざと[[エゥーゴ]]に彼を救出させる。
551行目: 567行目:  
;「……カミーユが、あんなことを言ったから、見せつけているのさ。私だって、若いだろう?」
 
;「……カミーユが、あんなことを言ったから、見せつけているのさ。私だって、若いだろう?」
 
:小説版より。エゥーゴ側の特使として訪れたカミーユに「もっと若い頃を知りたかった」と言われて、御洒落をして自身の大好物の鴨料理を御馳走する。 シャアは「カミーユはハマーンのお気に入り」と評しており、この場面ではお互い「危険な敵」と理解しつつも、見事に意気投合してしまっている。
 
:小説版より。エゥーゴ側の特使として訪れたカミーユに「もっと若い頃を知りたかった」と言われて、御洒落をして自身の大好物の鴨料理を御馳走する。 シャアは「カミーユはハマーンのお気に入り」と評しており、この場面ではお互い「危険な敵」と理解しつつも、見事に意気投合してしまっている。
;「ミネバ様は、アクシズの狭い空間の中でお育ちになり、他の世界の人を知らなすぎます。13番地での生活にも興味を示して下さったが、我々には、まだ入り込める処ではない。」
+
;「ミネバ様は、アクシズの狭い空間の中でお育ちになり、他の世界の人を知らなすぎます。13バンチでの生活にも興味を示して下さったが、我々には、まだ入り込める処ではない。」
:小説版より。カミーユとの会食中に、育児の悩みを漏らしてしまう。シャアに怒られた、碌に笑わない不愛想な子供と思っていたミネバが余所者と笑い合っていた光景が堪えた直後とは言え、ハマーンも本心ではミネバに世間を広く理解して育って欲しいと真剣に悩んでいる事が伺える。案外、シャアと根の教育観は近いのである。
+
:小説版より。カミーユとの会食中に、育児の悩みを漏らしてしまう。シャアに怒られた、碌に笑わない不愛想な子供と思っていたミネバが余所者と笑い合っていた光景が堪えた直後とは言え、ハマーンも本心ではミネバに世間を広く理解して育って欲しいと真剣に悩んでいる事が窺える。案外、シャアと根の教育観は近いのである。
 
;「ウソだ!!お前は敵だ!!」
 
;「ウソだ!!お前は敵だ!!」
 
;「少年はっ! 男はっ……皆、シャアと同じだ! 優れた資質を持っているのだろうが、男である限り、その使い方を知ることはないんだよっ!」
 
;「少年はっ! 男はっ……皆、シャアと同じだ! 優れた資質を持っているのだろうが、男である限り、その使い方を知ることはないんだよっ!」
582行目: 598行目:  
:ハマーンの放った銃弾が[[リィナ・アーシタ|リィナ]]の体を掠めた事でジュドーの怒りを招き、ジュドーの放った強烈なニュータイプのオーラに恐怖した後、怯えてベットにうずくまった際の台詞。いつもの冷静な女傑振りは全く影を潜め、本来の弱い一面が現れている。
 
:ハマーンの放った銃弾が[[リィナ・アーシタ|リィナ]]の体を掠めた事でジュドーの怒りを招き、ジュドーの放った強烈なニュータイプのオーラに恐怖した後、怯えてベットにうずくまった際の台詞。いつもの冷静な女傑振りは全く影を潜め、本来の弱い一面が現れている。
 
;(私の姉はザビ家に尽くし、宇宙の果てで死んでいった。しかし私は死ぬものか。新しい血をザビ家に加え、必ずや復活してみせてやる。ネオ・ザビファミリーを!)
 
;(私の姉はザビ家に尽くし、宇宙の果てで死んでいった。しかし私は死ぬものか。新しい血をザビ家に加え、必ずや復活してみせてやる。ネオ・ザビファミリーを!)
:第32話より。自らが生き延びるために「ザビ家の再興を担う女傑」をやってみせねばならなかったアクシズ内での事情も垣間見える。ちなみに彼女の「姉」については小説版において言及があり、ドズルの「愛妾」で古風な恋愛観ゆえアクシズに向かうミネバに同行したような人物であったため姉妹仲はあまり良くなかったようだ。
+
:第32話より。自らが生き延びるために「ザビ家の再興を担う女傑」をやってみせねばならなかったアクシズ内での事情も垣間見える。
 
;「…私はいつも一人だ…」
 
;「…私はいつも一人だ…」
 
:ハマーンの本音というべき独白。その孤独を理解できたのはジュドーのみで、その彼はそんなハマーンの孤独を吐き出そうとしたが…。
 
:ハマーンの本音というべき独白。その孤独を理解できたのはジュドーのみで、その彼はそんなハマーンの孤独を吐き出そうとしたが…。
599行目: 615行目:  
:その後ルーが口を挟もうとするも「子供は黙れ!」と一蹴する。ジュドー的には無我夢中の行動であり、特に他意は無かった。
 
:その後ルーが口を挟もうとするも「子供は黙れ!」と一蹴する。ジュドー的には無我夢中の行動であり、特に他意は無かった。
 
;「私の息の香り、私の肌の香りをこの薔薇に与えた」
 
;「私の息の香り、私の肌の香りをこの薔薇に与えた」
:第44話より。新たなバラを[[マシュマー・セロ|マシュマー]]に与えた際の台詞。直後[[イリア・パゾム|イリア]]に「見ての通り、強化しすぎたようだ。監視は気をつけてな」と耳打ちし彼女を慮る。マシュマーを手駒としか見ていない裏付けともとれる。
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:第44話より。新たな[[花|バラ]]を[[マシュマー・セロ|マシュマー]]に与えた際の台詞。直後[[イリア・パゾム|イリア]]に「見ての通り、強化しすぎたようだ。監視は気をつけてな」と耳打ちし彼女を慮る。マシュマーを手駒としか見ていない裏付けともとれる。
 
:マシュマーが同時に[[ΖΖガンダム]]と[[クィン・マンサ]]の2機を相手取ろうとした際、イリアが「バラの香りを愛でろ!」と呼びかけ自制を促す場面もあった。
 
:マシュマーが同時に[[ΖΖガンダム]]と[[クィン・マンサ]]の2機を相手取ろうとした際、イリアが「バラの香りを愛でろ!」と呼びかけ自制を促す場面もあった。
 
;「お前にはグレミーがどれほど危険か分かっていないのか!? グレミーはあのジオンを復活させようとしているんだぞ!」
 
;「お前にはグレミーがどれほど危険か分かっていないのか!? グレミーはあのジオンを復活させようとしているんだぞ!」
618行目: 634行目:  
:ΖΖのハイメガキャノンを受け止めた際に対するジュドーへの拒絶。本音を言い出せないハマーンの拒否。
 
:ΖΖのハイメガキャノンを受け止めた際に対するジュドーへの拒絶。本音を言い出せないハマーンの拒否。
 
;「相打ちと言いたいが…私の負けだな…」
 
;「相打ちと言いたいが…私の負けだな…」
:ジュドーの[[ΖΖガンダム]]と相撃ちとなるが、潔く負けを認めた。
+
:最終回にて。[[ΖΖガンダム]]とビームサーベルで切り合い相撃ち寸前となるが、ZZが両腕両足を失ったのに対し、キュベレイは両腕ごと胴を両断されたことで潔く負けを認めた。
 
;「帰って来てよかった……うう!!」<br />「強い子に会えて……」
 
;「帰って来てよかった……うう!!」<br />「強い子に会えて……」
:最期の台詞。ちなみに『[[スーパーロボット大戦α|α]]』では上記の流れは[[DVE]]で再現されている。
+
:最期の台詞。この直後にキュベレイの上半身をアクシズのモウサに激突させて死亡した。ちなみに『[[スーパーロボット大戦α|α]]』では上記の流れは[[DVE]]で再現されている。
 +
:『OE』など一部のゲーム作品では辞世の句ではなく撤退前の最後の台詞という位置付けになっている。確かにそれでも意味は通る。
 +
;「彼女がいるなら…合コンをするなっ!!」
 +
:彼女が主役のスピンオフコメディ漫画「アラサーOL ハマーン様」のコミックス3巻の描き下ろし2より。以前、モンドやイーノを連れて合コンを開いたが、その後電車内で偶然再会して'''エルという彼女がいるのが発覚した'''ビーチャと三度出くわし、「私はお前に言っておきたい事がある」と前置きしての一言。'''ド正論である。'''
    
== 迷台詞 ==
 
== 迷台詞 ==
628行目: 647行目:  
:[[ドラマCD|カセットドラマ]]『鏡のむこうのプル』のB面「ガンダムステーション」より。ジュドーに「オバさん」呼ばわりされて、狼狽するハマーン。
 
:[[ドラマCD|カセットドラマ]]『鏡のむこうのプル』のB面「ガンダムステーション」より。ジュドーに「オバさん」呼ばわりされて、狼狽するハマーン。
 
:同ドラマではコメディパートゆえに、ハマーンの声のトーンが普段より軽い。
 
:同ドラマではコメディパートゆえに、ハマーンの声のトーンが普段より軽い。
 +
;「ん? 何だこれは?? これは私…ハマーン・カーンだというのか!? しかもOLで、『アラサー』だと!!? [[シャア・アズナブル|シャア]]に[[ジュドー・アーシタ|ジュドー]]、[[ミネバ・ラオ・ザビ|ミネバ]]様もいるではないか!? えぇい、よくもズケズケとこのような姿を晒す! この私が『合コン』!? 『ゴキブリ退治』!!? 『二日酔い』などするものか!!! 恥を知れ!この俗物!! いいか、よく聞け!『アラサーOLハマーン様』絶賛発売中だ!」
 +
:[[漫画]]『アラサーOLハマーン様』の第2巻発売を記念して、YouTubeにアップされた漫画PVのナレーション。しかもオリジナルキャストである榊原良子氏による熱演という贅沢な仕様となっている。
    
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
641行目: 662行目:  
;「久しぶりだなロンド・ベル隊。いや、今は○○だったか」
 
;「久しぶりだなロンド・ベル隊。いや、今は○○だったか」
 
:第36話アクシズルート「魂、重力に引かれて-後編-」or第49話「決断」より。部隊名を言ってくれる為、プレイヤーの好きな単語を言わせるのも一興である。
 
:第36話アクシズルート「魂、重力に引かれて-後編-」or第49話「決断」より。部隊名を言ってくれる為、プレイヤーの好きな単語を言わせるのも一興である。
 +
;「シャアの件は私が保証する。それよりも、お前達が戦う相手は別にいるのではないか?」<br />「心配はするな。我々も各コロニーと月の防衛に専念する お前達はその間に倒すべき敵を討てばいい」<br />「カミーユ・ビダン、そして、ジュドー・アーシタ…決着はいずれつける まずは目の前の敵を叩く事に最善をつくせ」
 +
:第49話「決断」より。ハマーンとの休戦協定を拒否した後に勝利条件を達成した際の台詞。異星人の攻撃をネオ・ジオンが食い止めている間に[[メガノイド]]と[[ミケーネ帝国]]もしくは[[ゾンダー]]を迎撃する流れになる。ハマーンからの信頼が伝わってくる台詞だが、よりによって休戦を拒否した後になるのが複雑なところである。
 +
;「フ…決着をつけるべき相手と戦うまでは死んでも死にきれんさ」
 +
:第52話ハマーン休戦ルート「決着は人間の手で」より。自軍加入フラグを満たした際にジュドーの「さすがだな、ハマーン。あの激戦の中、よく生き残ったよ」にこう返す。NPCとして登場するハマーンを生存させた状態でクリアすることが条件だが、開始前にプルとプルツーからハマーンも守るように念押しされるので非常に分かりやすい。
 +
:もっとも先述の通りハマーン搭乗のキュベレイが敵仕様でHP9万を誇るため、木星帝国との激戦とはいえ味方のMAP兵器等で故意に撃墜しない限りは自軍加入フラグを満たさないほうが難しいのだが…。
 
;「…邪魔か…。お前はいつもそうだった…」<br/>「お前はいつも仮面をかぶり、常に自分の心を他人に隠していた…。私にも、他の女にも…」<br/>「ララァ・スンが死んだ時にお前は死んだのだ! その亡霊に憑かれたまま戦いを起こすお前に人類の革新を口にする資格はない!」
 
;「…邪魔か…。お前はいつもそうだった…」<br/>「お前はいつも仮面をかぶり、常に自分の心を他人に隠していた…。私にも、他の女にも…」<br/>「ララァ・スンが死んだ時にお前は死んだのだ! その亡霊に憑かれたまま戦いを起こすお前に人類の革新を口にする資格はない!」
 
:第53話ハマーン休戦ルート「人の心の光」に於けるシャアとの戦闘前会話より。ハマーンのこの言葉にはシャアも堪えたようで、「お前にその名を口に出してほしくはなかった」と漏らしている。
 
:第53話ハマーン休戦ルート「人の心の光」に於けるシャアとの戦闘前会話より。ハマーンのこの言葉にはシャアも堪えたようで、「お前にその名を口に出してほしくはなかった」と漏らしている。
656行目: 682行目:  
===== 第3次α =====
 
===== 第3次α =====
 
;「期待しているぞ、ジュドー…それに、お前を信じている者は私だけではない」<br />「その者達のためにも負けるな」
 
;「期待しているぞ、ジュドー…それに、お前を信じている者は私だけではない」<br />「その者達のためにも負けるな」
:最終話より。霊体となって[[ザ・パワー]]の中からジュドーへと語り掛ける。何気に、再会を喜んでいるかのようなジュドーのリアクションも印象的。しかし、『第3次α』はハマーンとの休戦協定を「信じられないとして拒否」したストーリーであるため、本心は複雑なものなのだろう。<ref>もっとも、[[ナチュラル]]と[[コーディネイター]]の対立や、[[ブルーコスモス]]をきっかけとした太陽系追放処分を考えれば、仮に生存していた場合は本作におけるカミーユに近い心情になる可能性も否めない。</ref>
+
:最終話より。霊体となって[[ザ・パワー]]の中からジュドーへと語り掛ける。何気に、再会を喜んでいるかのようなジュドーのリアクションも印象的。しかし、『第3次α』はハマーンとの休戦協定を「信じられないとして拒否」したストーリーであるため、本心は複雑なものなのだろう。<ref>もっとも、[[ナチュラル]]と[[コーディネイター]]の対立や、[[ブルーコスモス]]をきっかけとした太陽系追放処分を考えれば、仮に生存していた場合は本作における[[張五飛|五飛]]や[[トロワ・バートン|トロワ]]に近い流れでαナンバーズと対立する可能性も否めない。</ref>
    
==== 携帯機シリーズ ====
 
==== 携帯機シリーズ ====
 +
;マシュマー「…地上軍? まさか…」<br>ハマーン「そうだ。それに…デラーズ艦隊の[[シーマ・ガラハウ]]中佐を覚えているか? マシュマー」<br>マシュマー「話は聞いています。デラーズ艦隊を裏切り、ギガノス帝国に寝返った裏切り者です」<br>ハマーン「…それはなにも[[デラーズ・フリート]]に限ったことではない。起こる可能性は我が軍にもある」
 +
:『[[スーパーロボット大戦A|A]]』第28話「それぞれの戦う意味」or「ネオ・ジオン動乱」にて、ジャブロー攻略の命令を求めるマシュマーに対し、既に攻略の命を出したことを伝えた際の一幕。ハマーンは既にネオ・ジオン内の不安要素を察知しており、地上軍を切り捨てる形で命令を出している。
 +
;マシュマー「ハマーン様の部下には、私をはじめとして、そのような輩はおりません!」<br>ハマーン「そう信じたいのだがな。だが、現実は甘くないのだ、マシュマー…」
 +
:上記の続き。マシュマーの真っ直ぐさは眩しいが、ハマーンはそれを受け取ることができない。そして実際、[[グレミー・トト|不安要素]]はハマーンの推測通りの男であり、彼が切り捨てられたのを知ったのは、他ならぬ[[シャア・アズナブル]]の指摘によってだった…。
 
;「誰にいっているのだ、ジュドー。そのような心配は無用だということを、これからお前たちにみせてやろう。あの、[[異星人]]どもを排除してな」
 
;「誰にいっているのだ、ジュドー。そのような心配は無用だということを、これからお前たちにみせてやろう。あの、[[異星人]]どもを排除してな」
 
:『[[スーパーロボット大戦D|D]]』で[[ブルー・スウェア]]に合流し出撃した時、ジュドーから「あんたはブランクがありすぎる。無理はするなよ」と言われて返した台詞。この自信、さすがハマーン様。
 
:『[[スーパーロボット大戦D|D]]』で[[ブルー・スウェア]]に合流し出撃した時、ジュドーから「あんたはブランクがありすぎる。無理はするなよ」と言われて返した台詞。この自信、さすがハマーン様。
 
;「フッ…そうもいかん話もあるのでな」
 
;「フッ…そうもいかん話もあるのでな」
 
:『D』でクェスにハマーンがシャアにベッタリなことに関して文句を言われて。ハマーンは「ずっと眠っていたので状況がよくわからないからシャアに色々と聞かないといけないから」と理由をつけるが、クェスに「だったらアムロかカミーユかジュドーに聞けばいいじゃないか」と言われ、笑ってこの台詞で返す。なんだかんだいってシャアと仲が宜しいご様子で、微笑ましい。
 
:『D』でクェスにハマーンがシャアにベッタリなことに関して文句を言われて。ハマーンは「ずっと眠っていたので状況がよくわからないからシャアに色々と聞かないといけないから」と理由をつけるが、クェスに「だったらアムロかカミーユかジュドーに聞けばいいじゃないか」と言われ、笑ってこの台詞で返す。なんだかんだいってシャアと仲が宜しいご様子で、微笑ましい。
;(ララァと近い歳頃の娘だから、自分のもとへ引き入れたというのはわかるが…。いまだにあの女にしばられたままというのは、認めたくはないな・・・)
+
;(ララァと近い歳頃の娘だから、自分のもとへ引き入れたというのはわかるが…。いまだにあの女にしばられたままというのは、認めたくはないな…)
 
:上記の台詞の後ハマーンの心情。クェスに対して大人の態度をとるが、ハマーンも一番愛されたいという気持ちを持っている。シャアも罪作りな男である。原作の[[ナナイ・ミゲル]]もよく似た心情を抱いており、微妙に[[声優ネタ]]でもある。また、「認めたくはない」という、シャアの名台詞の真似でもある。
 
:上記の台詞の後ハマーンの心情。クェスに対して大人の態度をとるが、ハマーンも一番愛されたいという気持ちを持っている。シャアも罪作りな男である。原作の[[ナナイ・ミゲル]]もよく似た心情を抱いており、微妙に[[声優ネタ]]でもある。また、「認めたくはない」という、シャアの名台詞の真似でもある。
 +
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==== 単独作品 ====
 +
;「皆の者、良く聞け!」<br />「たった今、ドルチェノフ閣下が戦死された!」<br />「だが、うろたえるな! ギガノス部隊の指揮は私が引き継ぐ!」<br />「今はア・バオア・クーの戦いに勝利する事を最優先に考えよ!」<br />「ドルチェノフ閣下もそう望まれているはずだ!」
 +
:『XO』第41話「戦士、再び…」より。[[ドルチェノフ]]が爆発四散した際の演説で、体よくジオンを奪おうとしたドルチェノフの行為がかえってハマーンに利用される形になった。リメイク前の『GC』でドルチェノフが現れるのはハマーンの死後だったため、利用する、されるの立場が逆転している。
    
=== 劇場版 ===
 
=== 劇場版 ===
701行目: 735行目:     
==== VTX三部作 ====
 
==== VTX三部作 ====
 +
;ドゥガチ「無様だな、ハマーン・カーン!シャアに騙され、地球連邦に尻尾を振るとは!」<br>「何とでも言うがいい。過去に囚われ、妄執に取り憑かれたお前よりもマシな生き方のつもりだ」<br>ドゥガチ「小娘が!お前もワシを愚弄するか!」<br>「言っておく、クラックス・ドゥガチ!既に時代は動き始めている! 旧い時代の遺物は消え去るのが宿命!この私がお前に引導を渡してやろう!」
 +
:『T』第47話「鋼鉄の7人」における[[クラックス・ドゥガチ]]との戦闘前会話。一人の戦士として[[UND|異星人]]及びその協力者と戦う覚悟を決めたハマーンが、ドゥガチの挑発に乗るわけがなかった。
 
;「そのような物言いは不愉快だ」<br>シャア「我々の戦いは我々のものだ。お前は関係ない」<br>デボネア「そうではない。人の中の不安や恐怖、怒りや憎しみを私は増幅し…」<br>「まだ言うか、痴れ者め!」
 
;「そのような物言いは不愉快だ」<br>シャア「我々の戦いは我々のものだ。お前は関係ない」<br>デボネア「そうではない。人の中の不安や恐怖、怒りや憎しみを私は増幅し…」<br>「まだ言うか、痴れ者め!」
 
:『T』第49話「果てしなく広がる未来へ」における[[デボネア]]との戦闘前会話の一部。シャアと共にデボネアと遣り取りする形式での会話となっている。
 
:『T』第49話「果てしなく広がる未来へ」における[[デボネア]]との戦闘前会話の一部。シャアと共にデボネアと遣り取りする形式での会話となっている。
739行目: 775行目:     
== 搭乗機体 ==
 
== 搭乗機体 ==
 +
一覧に無い機体は[https://gundam.wiki.cre.jp/wiki/%E3%83%8F%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%B3#.E6.90.AD.E4.B9.97.E6.A9.9F.E4.BD.93.E3.83.BB.E9.96.A2.E9.80.A3.E6.A9.9F.E4.BD.93 ガンダムwiki]を参照。
 +
 
;[[ガザC]]
 
;[[ガザC]]
 
:キュベレイ完成前の搭乗機。劇場版では専用カラーで登場。
 
:キュベレイ完成前の搭乗機。劇場版では専用カラーで登場。
746行目: 784行目:  
:『ΖΖ』第40話にて、歓楽コロニー・タイガーバウムの主であるスタンパ・ハロイが所持する機体を奪って搭乗。
 
:『ΖΖ』第40話にて、歓楽コロニー・タイガーバウムの主であるスタンパ・ハロイが所持する機体を奪って搭乗。
 
:登場早々ジュドーに「強い…逃げろ!格が違いすぎる!」と言わしめた。
 
:登場早々ジュドーに「強い…逃げろ!格が違いすぎる!」と言わしめた。
 +
;[[グワダン]]
 +
:『Ζ』での座乗艦。
 +
;[[サダラーン]]
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:『ΖΖ』での座乗艦。
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===他作品での搭乗機体===
 
;[[エルメス]]
 
;[[エルメス]]
 
:ゲーム『SDガンダム Gジェネレーション』シリーズにて搭乗。一年戦争時の搭乗機でカラーリングは白。
 
:ゲーム『SDガンダム Gジェネレーション』シリーズにて搭乗。一年戦争時の搭乗機でカラーリングは白。
 
;[[リック・ドム]]
 
;[[リック・ドム]]
 
:漫画『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』にて搭乗。最初の愛機で、純白なカラーリングが施されたハマーン専用機。
 
:漫画『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』にて搭乗。最初の愛機で、純白なカラーリングが施されたハマーン専用機。
;[[GUNDAM:シュネー・ヴァイス|シュネー・ヴァイス]](SRW未登場)
  −
:『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』にて搭乗。上記の[[リック・ドム]]にビット射出装置などを接続したサイコミュ試験機。
  −
;[[グワダン]]
  −
:『Ζ』での座乗艦。
  −
;[[サダラーン]]
  −
:『ΖΖ』での座乗艦。
      
=== SRWでの搭乗機体 ===
 
=== SRWでの搭乗機体 ===
765行目: 803行目:  
== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*ハマーンは一部では「髪型と髪色が[[ミンキーモモ]]に似ている」として'''(邪悪な)ミンキーモモ'''と呼ばれることがある。
 
*ハマーンは一部では「髪型と髪色が[[ミンキーモモ]]に似ている」として'''(邪悪な)ミンキーモモ'''と呼ばれることがある。
**ちなみにDS版Gジェネレーションではシャア(クワトロ)と和解すると昔の髪型に変える事が可能になるが、顔グラフィックが一年戦争時の物を使いまわしているため、'''どう見ても(いわゆる萌えハマーンに)若返ったようにしか見えない。'''本当に魔法のプリンセスじゃないのかと…。なお、戦闘時の台詞に変更は無いので、少女顔とのギャップが凄まじい。
+
**ちなみにDS版Gジェネレーションでは[[シャア・アズナブル|シャア]](クワトロ)と和解すると昔の髪型に変える事が可能になるが、顔グラフィックが一年戦争時の物を使いまわしているため、'''どう見ても(いわゆる萌えハマーンに)若返ったようにしか見えない。'''本当に魔法のプリンセスじゃないのかと…。なお、戦闘時の台詞に変更は無いので、少女顔とのギャップが凄まじい。
 
**なお『[[X-Ω]]』にて'''本家ミンキーモモとの共演が実現してしまった'''。……他のコラボ企画ならともかく、まさかのスパロボシリーズで、というのがカオス極まりない。
 
**なお『[[X-Ω]]』にて'''本家ミンキーモモとの共演が実現してしまった'''。……他のコラボ企画ならともかく、まさかのスパロボシリーズで、というのがカオス極まりない。
 
*また、ギャグ路線の作品ではキャラクター描写が異なっている。
 
*また、ギャグ路線の作品ではキャラクター描写が異なっている。
**ギャグ漫画『アクシズのハマーンさん』では“アホの子”属性の主人公としてシャアを慕って(しつこく?)追いかけ、[[SDガンダムシリーズ|『機動戦士SDガンダム』シリーズ]]では“お色気”属性としてバニー姿のハマーン様やら、お酒でへべれけ状態になっては服が少しはだける…など、コミカルな一面も見せる。
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**ギャグ漫画『アクシズのハマーンさん』では“アホの子”属性の主人公としてシャアを慕って(しつこく?)追いかけ、[[SDガンダムシリーズ|『機動戦士SDガンダム』シリーズ]]では“お色気”属性としてバニー姿のハマーン様やら、お酒でへべれけ状態になっては服が少しはだける、ミネバのわがままに振り回される…など、コミカルな一面も見せる。
 
***ギャグ作品ではないが、『[[SDガンダム外伝]]』では'''「ムンゾ帝国の[[コンスコン]]王の家臣で、[[ファ・ユイリィ|ユイリィ]]姫の教育係」'''という原典の設定や人間関係を遥か彼方にブン投げた設定で登場している。「教育係」という肩書きと、「[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]が嫌い<ref>『SD外伝』のカミーユはムンゾ帝国と敵対する[[アルガス騎士団|アルガス王国]]の王子であり、ユイリィ姫の恋人であるため。何となく『ヒーロー戦記』の過保護なハマーンを彷彿とさせる部分ではある。</ref>」である点だけは辛うじて面影がないこともないが。
 
***ギャグ作品ではないが、『[[SDガンダム外伝]]』では'''「ムンゾ帝国の[[コンスコン]]王の家臣で、[[ファ・ユイリィ|ユイリィ]]姫の教育係」'''という原典の設定や人間関係を遥か彼方にブン投げた設定で登場している。「教育係」という肩書きと、「[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]が嫌い<ref>『SD外伝』のカミーユはムンゾ帝国と敵対する[[アルガス騎士団|アルガス王国]]の王子であり、ユイリィ姫の恋人であるため。何となく『ヒーロー戦記』の過保護なハマーンを彷彿とさせる部分ではある。</ref>」である点だけは辛うじて面影がないこともないが。
 +
**ゲーム『機動劇団はろ一座 ガンダム麻雀+Z さらにできるようになったな!』ではツンデレキャラとして描かれているが、肝心のシャア(クワトロ)はハマーンの乙女心を全く理解しておらず、はにゃーんと呼んだりハマーンを口説いたかと思ったら油断した隙をついて試合の景品をかっさらったりとおちょくってばかりいる。
 +
**漫画『アラサーOLハマーン様』においても「仕事ができ部下にも慕われるが、プライベートは可愛い」ギャップ萌えキャラとして描かれている。
 
**ちなみにそのキャラクター性故かあまり注目されることはないが、本編においてもハマーンはかなりスタイルが良く、特に[[機動戦士ガンダムΖΖ|ΖΖ本編]]では水着姿でそのスタイルの良さを披露している。
 
**ちなみにそのキャラクター性故かあまり注目されることはないが、本編においてもハマーンはかなりスタイルが良く、特に[[機動戦士ガンダムΖΖ|ΖΖ本編]]では水着姿でそのスタイルの良さを披露している。
*『Ζガンダム』第47話にて、ハマーンと[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]が共鳴した際、「[[シャア・アズナブル|シャア]]とハマーンの幸せいっぱいな光景」が映し出されるが、[[漫画]]『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』において'''「ハマーンとシャアの二人は恋人同士でもなんでもなかった」'''事実が明確に描写されてしまった。
+
*『Ζガンダム』第47話にて、ハマーンと[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]が共鳴した際、「シャアとハマーンの幸せいっぱいな光景」が映し出されるが、[[漫画]]『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』において'''「ハマーンとシャアの二人は恋人同士でもなんでもなかった」'''事実が明確に描写されてしまった。
 
**すなわち、[[一年戦争]]終結後、[[地球連邦政府]]の目が厳しい中、シャアとハマーンらのアクシズ一行は[[サイド3|ジオン本国]]へ視察に赴くこととなった。その過程で航路偽装のため[[偽名]]で観光コロニーに寄り、夫婦でハネムーン(という設定)の最中に撮った写真が例の光景だった…という悲しい事実が判明。しかし、ハマーン自身はノリノリで妻になりきっていた…。なお、カミーユは「同じものを見た」と言っており、その後ハマーンが激怒したことから、この恥ずかしい光景を彼にもバッチリ見られてしまったと思われる。
 
**すなわち、[[一年戦争]]終結後、[[地球連邦政府]]の目が厳しい中、シャアとハマーンらのアクシズ一行は[[サイド3|ジオン本国]]へ視察に赴くこととなった。その過程で航路偽装のため[[偽名]]で観光コロニーに寄り、夫婦でハネムーン(という設定)の最中に撮った写真が例の光景だった…という悲しい事実が判明。しかし、ハマーン自身はノリノリで妻になりきっていた…。なお、カミーユは「同じものを見た」と言っており、その後ハマーンが激怒したことから、この恥ずかしい光景を彼にもバッチリ見られてしまったと思われる。
 
***尤も、『若き彗星の肖像』の直接の続編である『機動戦士ΖガンダムDefine』は原作『Ζガンダム』と設定や展開が異なる点が多々ある事を踏まえると必ずしも『Ζガンダム』でも「妻になりきっていただけだった」とは言い切れない。
 
***尤も、『若き彗星の肖像』の直接の続編である『機動戦士ΖガンダムDefine』は原作『Ζガンダム』と設定や展開が異なる点が多々ある事を踏まえると必ずしも『Ζガンダム』でも「妻になりきっていただけだった」とは言い切れない。
781行目: 821行目:  
*この反省から、榊原氏は2005年から2006年にかけて上映された『機動戦士Ζガンダム A New Translation』シリーズで、ハマーンを演じるに当たって、漫画『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』を読み込んで、ハマーンのシャアとの関係を全部洗い直し、改めて役作りを行ったという。
 
*この反省から、榊原氏は2005年から2006年にかけて上映された『機動戦士Ζガンダム A New Translation』シリーズで、ハマーンを演じるに当たって、漫画『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』を読み込んで、ハマーンのシャアとの関係を全部洗い直し、改めて役作りを行ったという。
 
*近藤和久氏のコミカライズ版『Ζ』では発射された[[グリプス2]]のレーザーの射線上へシャアに押し込まれてしまい、道連れにされる形で姿を消した(つまりこの作品ではシャア共々戦死している可能性が高い)。
 
*近藤和久氏のコミカライズ版『Ζ』では発射された[[グリプス2]]のレーザーの射線上へシャアに押し込まれてしまい、道連れにされる形で姿を消した(つまりこの作品ではシャア共々戦死している可能性が高い)。
*'''[[小説|小説版]]『ΖΖ』では激突した際にキュベレイはメインエンジンが爆発するも半壊状態のままハマーン共々行方不明になっている'''。
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*[[小説|小説版]]『ΖΖ』では激突した際にキュベレイはメインエンジンが爆発するも半壊状態のまま'''ハマーン共々行方不明になっている'''。
*イギリスの女性首相サッチャーと同じ「鉄の女」という異名を持つせいか、しばしば現実の女性政治家に対して「ハマーン様並のカリスマ」などと評されることがある(劇中でハマーンの行ったことを鑑みると、民主主義国家の政治家に対しては褒め言葉になっていないが)。
+
*「鉄の女」とは「強い意志を持った女性政治家」に対して使われる異名だが、元々は1976年にソビエトのマスコミが、後にイギリスの女性首相になるサッチャーの頑固な態度を批判した蔑称である。サッチャー自身がこの呼び名を気に入ったことで広く使われることになった。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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