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| 外国語表記 = [[外国語表記::Haman Karn]]
 
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| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
 
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY}}
   
*{{登場作品 (人物)|機動戦士Ζガンダム}}
 
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*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY}}
 
| 声優 = {{声優 (登場作品別)|榊原良子|ガンダムシリーズ|SRW=Y}}
 
| 声優 = {{声優 (登場作品別)|榊原良子|ガンダムシリーズ|SRW=Y}}
 
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|安彦良和}}(Ζ)<br />{{キャラクターデザイン|北爪宏幸}}(ΖΖ)
 
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|安彦良和}}(Ζ)<br />{{キャラクターデザイン|北爪宏幸}}(ΖΖ)
| 初登場SRW = [[第2次スーパーロボット大戦]]
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| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|第2次スーパーロボット大戦}}
| SRWでの分類 = [[パイロット]]<br>[[ラストボス]]
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| SRWでの分類 = [[パイロット]]
 
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{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
 
| タイトル = プロフィール
 
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'''ハマーン・カーン'''は「[[ガンダムシリーズ]]」の登場人物。
 
'''ハマーン・カーン'''は「[[ガンダムシリーズ]]」の登場人物。
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
 
[[ジオン公国]]高官、マハラジャ・カーンの次女。[[アクシズ]]の実質的な指導者。
 
[[ジオン公国]]高官、マハラジャ・カーンの次女。[[アクシズ]]の実質的な指導者。
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しかし、[[グレミー・トト]]を中心にした[[裏切りイベント|内乱]]が起き、疲弊したところでエゥーゴとの最終決戦に敗れる。自身も[[ジュドー・アーシタ]]との一騎討ちに相打ちと言う形にはなったが結果的には敗北し、ジュドーは手を差し伸べるが、ハマーンはそれを拒み、愛機キュベレイと共にアクシズの外壁へと自ら激突し死亡する。享年22。
 
しかし、[[グレミー・トト]]を中心にした[[裏切りイベント|内乱]]が起き、疲弊したところでエゥーゴとの最終決戦に敗れる。自身も[[ジュドー・アーシタ]]との一騎討ちに相打ちと言う形にはなったが結果的には敗北し、ジュドーは手を差し伸べるが、ハマーンはそれを拒み、愛機キュベレイと共にアクシズの外壁へと自ら激突し死亡する。享年22。
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なお、側近たちは美男美女が多く[[マシュマー・セロ]]に薔薇を渡し甘い言葉を交わしたりした(マシュマーの妄想の可能性もあるが)他、ハマーン本人も髪を下ろしてプライベートを満喫したりジュドーのプレッシャーに圧倒され悲鳴を挙げるなど、前作や一般的なイメージでの「鉄の女」からは想像できない程に意外な一面を何度か見せている。
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[[クワトロ・バジーナ|かつて心惹かれていた男]]と同様に、ネオ・ジオン摂政ではない素の人間性を見せた…のかもしれない。
    
=== その他 ===
 
=== その他 ===
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:'''[[集中]]、[[直感]]、[[鉄壁]]、[[熱血]]、[[期待]]、[[愛]]'''
 
:'''[[集中]]、[[直感]]、[[鉄壁]]、[[熱血]]、[[期待]]、[[愛]]'''
 
:Z時代の改変版といった内容。
 
:Z時代の改変版といった内容。
:精神的に柔らかくなった彼女を表現している反面、「魂」不在故に最大火力自体は低下してしまっている。
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:精神的に柔らかくなった彼女を表現している反面、「魂」不在故に最大火力自体は低下してしまっている。ニュータイプとしての鋭敏な集中と直感、強い女性であることを体現した鉄壁や熱血……そして、ジュドーに向ける期待と、シャアへの愛。ハマーンという女性を見事に表現したラインナップである。
 
;[[リアルロボット戦線]]
 
;[[リアルロボット戦線]]
 
:'''[[隠れ身]]、[[覚醒]]、[[鉄壁]]、[[集中]]、[[熱血]]、[[激励]]'''
 
:'''[[隠れ身]]、[[覚醒]]、[[鉄壁]]、[[集中]]、[[熱血]]、[[激励]]'''
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;「…私はいつも一人だ…」
 
;「…私はいつも一人だ…」
 
:ハマーンの本音というべき独白。その孤独を理解できたのはジュドーのみで、その彼はそんなハマーンの孤独を吐き出そうとしたが…。
 
:ハマーンの本音というべき独白。その孤独を理解できたのはジュドーのみで、その彼はそんなハマーンの孤独を吐き出そうとしたが…。
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;(たわ言を…私はここにいるというのに、今のジュドーは…)
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:第39話。避難民を装ってネェル・アーガマへと潜入。サラサから「全ての悪しきものの根源をあなたの身体から感じます。けれど、それはただ、ねじれただけのもののようです。ジュドーの想いと変わりはありません」と指摘を受けて。
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:ハマーンの本心を突いた場面と言っても過言ではなく、実際この台詞で自身に気付いて欲しかったと吐露している。
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:ちなみにジュドーは続く40話でようやくハマーンに気付いており、何故この時点では気付かなかったのかと視聴者から突っ込まれている。
 
;「お前が生身の人間を殺せない、かわいい坊やだって知っているのさ」
 
;「お前が生身の人間を殺せない、かわいい坊やだって知っているのさ」
 
:第40話より。歓楽コロニー「タイガーバウム」の戦闘にて、ジュドーの乗る[[ズゴック]]のアイアンネイルが眼前に迫っての台詞。
 
:第40話より。歓楽コロニー「タイガーバウム」の戦闘にて、ジュドーの乗る[[ズゴック]]のアイアンネイルが眼前に迫っての台詞。
 
:ジュドーに自分のペースを乱されてばかりいた彼女だったが、久々に彼の優位に立つことができてご満悦の様子。
 
:ジュドーに自分のペースを乱されてばかりいた彼女だったが、久々に彼の優位に立つことができてご満悦の様子。
 
;「女の問題か、俗物め!」
 
;「女の問題か、俗物め!」
:ジュドーを自分の下へ招き入れようと[[説得]]していた所に、ジュドーに仕返ししようと部下を引き連れて横槍を入れてきたタイガーバウムの領主、スタンパ・ハロイに対して。
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:第41話。ジュドーを自分の下へ招き入れようと[[説得]]していた所に、ジュドーに仕返ししようと部下を引き連れて横槍を入れてきたタイガーバウムの領主、スタンパ・ハロイに対して。
 
:『ΖΖ』の時代になっても「俗物」発言は健在だった。
 
:『ΖΖ』の時代になっても「俗物」発言は健在だった。
 
;「言ったろ? 私とお前は同類なんだ、呼び合っているのさ」
 
;「言ったろ? 私とお前は同類なんだ、呼び合っているのさ」
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:その後ルーが口を挟もうとするも「子供は黙れ!」と一蹴する。ジュドー的には無我夢中の行動であり、特に他意は無かった。
 
:その後ルーが口を挟もうとするも「子供は黙れ!」と一蹴する。ジュドー的には無我夢中の行動であり、特に他意は無かった。
 
;「私の息の香り、私の肌の香りをこの薔薇に与えた」
 
;「私の息の香り、私の肌の香りをこの薔薇に与えた」
:第44話より。新たなバラを[[マシュマー・セロ|マシュマー]]に与えた際の台詞。直後[[イリア・パゾム|イリア]]に「見ての通り、強化しすぎたようだ。監視は気をつけてな」と耳打ちし彼女を慮る。
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:第44話より。新たなバラを[[マシュマー・セロ|マシュマー]]に与えた際の台詞。直後[[イリア・パゾム|イリア]]に「見ての通り、強化しすぎたようだ。監視は気をつけてな」と耳打ちし彼女を慮る。マシュマーを手駒としか見ていない裏付けともとれる。
 
:マシュマーが同時に[[ΖΖガンダム]]と[[クィン・マンサ]]の2機を相手取ろうとした際、イリアが「バラの香りを愛でろ!」と呼びかけ自制を促す場面もあった。
 
:マシュマーが同時に[[ΖΖガンダム]]と[[クィン・マンサ]]の2機を相手取ろうとした際、イリアが「バラの香りを愛でろ!」と呼びかけ自制を促す場面もあった。
 
;「お前にはグレミーがどれほど危険か分かっていないのか!? グレミーはあのジオンを復活させようとしているんだぞ!」
 
;「お前にはグレミーがどれほど危険か分かっていないのか!? グレミーはあのジオンを復活させようとしているんだぞ!」
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;「私にノーマルスーツを着る気にさせたジュドー・アーシタ…子供のくせして…!」
 
;「私にノーマルスーツを着る気にさせたジュドー・アーシタ…子供のくせして…!」
 
:最終話より。'''『Ζ』~『ΖΖ』を通して初めて、ハマーンが[[パイロットスーツ|ノーマルスーツ]]を着用して出撃した記念すべき場面'''である。
 
:最終話より。'''『Ζ』~『ΖΖ』を通して初めて、ハマーンが[[パイロットスーツ|ノーマルスーツ]]を着用して出撃した記念すべき場面'''である。
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:ただし、『劇場版Ζ』では[[ガザC]]搭乗時にノーマルスーツを着用していたため唯一ではなくなった。
 
;「ここが貴様の墓場となる!!」
 
;「ここが貴様の墓場となる!!」
:モウサの宮殿前で、ジュドーのΖΖと対峙しての台詞。ハマーン様、それ、死亡フラグ……。そして案の定ジュドーに敗れるのだが。
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:モウサの宮殿前で、ジュドーのΖΖと対峙しての台詞。ハマーンとしては、ジオン発祥の地であり、ジュドーと初めて会った場所でもあるという、特別な思い入れのある場所であった。
:ハマーン的には、ジオン発祥の地であり、ジュドーと初めて会った場所でもあるという、特別な思い入れのある場所であった。
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:…のだが、傍目から見れば[[死亡フラグ]]も同然である。
 
;「人は生きる限り独りだよ。人類そのものもそうだ。お前が見せてくれたように、人類全てがニュータイプになれるものか! その前に人類は地球を喰い尽くすよ!」
 
;「人は生きる限り独りだよ。人類そのものもそうだ。お前が見せてくれたように、人類全てがニュータイプになれるものか! その前に人類は地球を喰い尽くすよ!」
 
:動かないΖΖのコアファイターに猛然とキュベレイで襲い掛かってくるが、その時戦いで散った多くのニュータイプの思念に押され、ハマーンはニュータイプの力を垣間見るが…。
 
:動かないΖΖのコアファイターに猛然とキュベレイで襲い掛かってくるが、その時戦いで散った多くのニュータイプの思念に押され、ハマーンはニュータイプの力を垣間見るが…。
543行目: 551行目:  
;「…吐き出すものなど…ない!!」
 
;「…吐き出すものなど…ない!!」
 
:ΖΖのハイメガキャノンを受け止めた際に対するジュドーへの拒絶。本音を言い出せないハマーンの拒否。
 
:ΖΖのハイメガキャノンを受け止めた際に対するジュドーへの拒絶。本音を言い出せないハマーンの拒否。
;「相打ちといいたいところだが…私の負けのようだ…」
+
;「相打ちと言いたいが…私の負けだな…」
 
:ジュドーの[[ΖΖガンダム]]と相撃ちとなるが、潔く負けを認めた。
 
:ジュドーの[[ΖΖガンダム]]と相撃ちとなるが、潔く負けを認めた。
 
;「帰って来てよかった……うう!!」<br />「強い子に会えて……」
 
;「帰って来てよかった……うう!!」<br />「強い子に会えて……」
:戦死時の台詞。ちなみに『[[スーパーロボット大戦α|α]]』では上記の流れは[[DVE]]で再現されている。
+
:最期の台詞。ちなみに『[[スーパーロボット大戦α|α]]』では上記の流れは[[DVE]]で再現されている。
    
== 迷台詞 ==
 
== 迷台詞 ==
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;(ララァと近い歳頃の娘だから、自分のもとへ引き入れたというのはわかるが…。いまだにあの女にしばられたままというのは、認めたくはないな・・・)
 
;(ララァと近い歳頃の娘だから、自分のもとへ引き入れたというのはわかるが…。いまだにあの女にしばられたままというのは、認めたくはないな・・・)
 
:上記の台詞の後ハマーンの心情。クェスに対して大人の態度をとるが、ハマーンも一番愛されたいという気持ちを持っている。シャアも罪作りな男である。
 
:上記の台詞の後ハマーンの心情。クェスに対して大人の態度をとるが、ハマーンも一番愛されたいという気持ちを持っている。シャアも罪作りな男である。
 +
また、何気にシャアの名台詞の真似でもある。
    
=== 劇場版 ===
 
=== 劇場版 ===
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;(飛ばしすぎだろ、この娘は……)
 
;(飛ばしすぎだろ、この娘は……)
 
:で、その後の戦闘前会話にて。仰るとおりです。
 
:で、その後の戦闘前会話にて。仰るとおりです。
 +
 
=== VXT三部作 ===
 
=== VXT三部作 ===
 
;「悪くないストレス解消の仕方だな。どれだけ伸びるか試してみたくなる」
 
;「悪くないストレス解消の仕方だな。どれだけ伸びるか試してみたくなる」
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=== SRWでの搭乗機体 ===
 
=== SRWでの搭乗機体 ===
 +
;[[ドゴス・ギア]]
 +
:『[[第3次スーパーロボット大戦|第3次]]』にて搭乗。
 
;[[グワジン級大型戦艦]]
 
;[[グワジン級大型戦艦]]
:[[スーパーロボット大戦GC|GC]]([[スーパーロボット大戦XO|XO]]
+
:[[スーパーロボット大戦GC|GC]]([[スーパーロボット大戦XO|XO]])』にて搭乗。
;[[ドゴス・ギア]]
  −
:[[第3次スーパーロボット大戦|第3次]]
      
== 余談 ==
 
== 余談 ==
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*『Ζ』の放送当時、榊原良子氏は「ハマーンというのは女性としても政治家としても本当に怖い人物で、本当ならば視聴者(特に子供)に恐れられる人物として感じて貰わなくてはならない」と考えてハマーン・カーン役を演じていた。
 
*『Ζ』の放送当時、榊原良子氏は「ハマーンというのは女性としても政治家としても本当に怖い人物で、本当ならば視聴者(特に子供)に恐れられる人物として感じて貰わなくてはならない」と考えてハマーン・カーン役を演じていた。
 
**しかし、榊原氏は後に「ハマーンは視聴者から大変な人気を得た」と聞かされて、「(自らが立てた演技プラン通りの結果にならず)演者としての実力不足を突き付けられた」とショックを受けた事実を明かしている。
 
**しかし、榊原氏は後に「ハマーンは視聴者から大変な人気を得た」と聞かされて、「(自らが立てた演技プラン通りの結果にならず)演者としての実力不足を突き付けられた」とショックを受けた事実を明かしている。
*この反省から、榊原氏は2005年から2006年にかけて上映された『機動戦士Ζガンダム A New Translation』シリーズで、ハマーンを演じるに当たって、北爪宏幸氏による漫画『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』を読み込んで、ハマーンのシャアとの関係を全部洗い直し、改めて役作りを行ったという。
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*この反省から、榊原氏は2005年から2006年にかけて上映された『機動戦士Ζガンダム A New Translation』シリーズで、ハマーンを演じるに当たって、漫画『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』を読み込んで、ハマーンのシャアとの関係を全部洗い直し、改めて役作りを行ったという。
 
*近藤和久氏のコミカライズ版『Ζ』では発射された[[グリプス2]]のレーザーの射線上へシャアに押し込まれてしまい、道連れにされる形で姿を消した(つまりこの作品ではシャア共々戦死している可能性が高い)。
 
*近藤和久氏のコミカライズ版『Ζ』では発射された[[グリプス2]]のレーザーの射線上へシャアに押し込まれてしまい、道連れにされる形で姿を消した(つまりこの作品ではシャア共々戦死している可能性が高い)。
 
*'''[[小説|小説版]]『ΖΖ』では激突した際にキュベレイはメインエンジンが爆発するも半壊状態のままハマーン共々行方不明になっている'''。
 
*'''[[小説|小説版]]『ΖΖ』では激突した際にキュベレイはメインエンジンが爆発するも半壊状態のままハマーン共々行方不明になっている'''。