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| | 所属 = 超文明ガーディム→単独行動 | | | 所属 = 超文明ガーディム→単独行動 |
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− | '''ネバンリンナ'''は『[[スーパーロボット大戦V]]』の登場キャラクター。 | + | '''ネバンリンナ'''は『[[スーパーロボット大戦V]]』の登場人物。 |
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| == 概要 == | | == 概要 == |
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| 青白く輝く長い髪のようなチューブと白いボディを備えた女性型[[アンドロイド]](ガイノイド)の姿をしており、その外見は自身の端末である[[エージェント]]に似ている。 | | 青白く輝く長い髪のようなチューブと白いボディを備えた女性型[[アンドロイド]](ガイノイド)の姿をしており、その外見は自身の端末である[[エージェント]]に似ている。 |
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− | 整ったスタイルをしているが、腹部には穴が空いており、その中で歯車型のギアが回転している。胸は巨乳だが、どう見ても'''形が浮き出ている'''。
| + | 整ったスタイルをしているが、腹部には背中まで貫通した穴が空いており、その中で歯車型のギアが回転している。胸は巨乳だが、どう見ても'''形が浮き出ている'''。 |
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| 彼女はガーディム再建の為に地球の人類や技術のデータ収集を行っており、その過程で地球人類の人格や感情を知り「'''素晴らしい人間'''」と評して好感を抱いている。逆に自らを造り出した旧ガーディム人に対しては「滅んで当然の存在」と最低の評価をしている(その理由は後述)。 | | 彼女はガーディム再建の為に地球の人類や技術のデータ収集を行っており、その過程で地球人類の人格や感情を知り「'''素晴らしい人間'''」と評して好感を抱いている。逆に自らを造り出した旧ガーディム人に対しては「滅んで当然の存在」と最低の評価をしている(その理由は後述)。 |
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| ネバンリンナはナインの新たなデータを吸収するが、その際にナインが「愛」という感情をブランクとして埋めていなかった事を知り、彼女がこのブランクを埋める事を渇望していながら遂行していない事を理解できず、そこから徐々に綻びが生じていく。更に[[沖田十三|沖田]]から、「'''愛という感情を理解できないままのネバンリンナが文明の再建を行ったところで、結局は旧ガーディム人と同じ末路を辿るだけである'''」と論破されてしまう。 | | ネバンリンナはナインの新たなデータを吸収するが、その際にナインが「愛」という感情をブランクとして埋めていなかった事を知り、彼女がこのブランクを埋める事を渇望していながら遂行していない事を理解できず、そこから徐々に綻びが生じていく。更に[[沖田十三|沖田]]から、「'''愛という感情を理解できないままのネバンリンナが文明の再建を行ったところで、結局は旧ガーディム人と同じ末路を辿るだけである'''」と論破されてしまう。 |
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− | 自らの欠陥を突き付けられたネバンリンナは、自身の理解できない「愛」の感情を持つ存在を徹底的に滅ぼそうと暴走し、改めて地球艦隊・天駆と決戦を繰り広げる。その死闘の末に25体のアーケイディアとネバンリンナは全滅するが、最後の悪足掻きとして人為的に時空の歪みを加速させることで、3つの地球を融合させ滅ぼそうとする。だが、[[マジンガーZERO]]・[[真ゲッターロボ (ロボット)|真ゲッターロボ]]・[[EVA初号機 (疑似シン化第1覚醒形態)|EVA初号機]]([[EVA13号機]])といった時空や次元に干渉する程の力を持つ3機や、地球艦隊・天駆の機体全てがストッパーとなって発射されたヤマトの波動砲によって時空の歪みは消失。ネバンリンナは今度こそ完全敗北する。 | + | 自らの欠陥を突き付けられたネバンリンナは、自身の理解できない「愛」の感情を持つ存在を徹底的に滅ぼそうと暴走し、改めて地球艦隊・天駆と決戦を繰り広げる。その死闘の末に25体のアーケイディアとネバンリンナは全滅するが、最後の悪足掻きとして人為的に時空の歪みを加速させることで、3つの地球を融合させ滅ぼそうとする。だが、[[マジンガーZERO]]・[[真ゲッターロボ (ロボット)|真ゲッターロボ]]・[[EVA初号機 (疑似シン化第1覚醒形態)|EVA初号機]]([[EVA13号機]])の3機が持つ時空制御と次元干渉能力によりそれを抑え込まれた後、地球艦隊・天駆の機体全てが発射時の反動を支えたヤマトの波動砲によって時空の歪みは消失。ネバンリンナは今度こそ完全敗北する。 |
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| === 敗北後 === | | === 敗北後 === |
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| === VXT三部作 === | | === VXT三部作 === |
| ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦V}} | | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦V}} |
− | :本作の[[ラストボス|ラスボス]]。通常ルートと困難ルートで強さやキャラクター性が異なる。 | + | :初登場作品。本作の[[ラストボス|ラスボス]]。通常ルートと困難ルートで強さやキャラクター性が異なる。 |
| :通常ルートでは登場時、及びエネミーフェイズごとに[[覚醒]]・[[ひらめき]]・[[不屈]]・[[集中]]がかかる。[[ひらめき]]と[[不屈]]で二回は攻撃がまともに通らず、[[集中]]はラスボスとしては珍しいMサイズとレベル差から来る高い能力、さらに[[極]]も合わせて高い命中率と回避率を叩きだす。[[必中]]([[感応]])に加え、防御系の[[精神コマンド]]も積極的に活用したい。なお、4種の精神コマンドはイベント後は使用してこない。 | | :通常ルートでは登場時、及びエネミーフェイズごとに[[覚醒]]・[[ひらめき]]・[[不屈]]・[[集中]]がかかる。[[ひらめき]]と[[不屈]]で二回は攻撃がまともに通らず、[[集中]]はラスボスとしては珍しいMサイズとレベル差から来る高い能力、さらに[[極]]も合わせて高い命中率と回避率を叩きだす。[[必中]]([[感応]])に加え、防御系の[[精神コマンド]]も積極的に活用したい。なお、4種の精神コマンドはイベント後は使用してこない。 |
| :困難ルートでは取り巻きがいないが、上述のように全25体が同時出現する。さすがに一体一体は乗機[[アーケイディア]]共々弱体化しているが、初期気力が130になっていることも含め、通常ルートよりも厳しい。なお、4体倒した後はイベントが発生し、台詞が機械的なものに変化する。 | | :困難ルートでは取り巻きがいないが、上述のように全25体が同時出現する。さすがに一体一体は乗機[[アーケイディア]]共々弱体化しているが、初期気力が130になっていることも含め、通常ルートよりも厳しい。なお、4体倒した後はイベントが発生し、台詞が機械的なものに変化する。 |
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| == パイロットステータス == | | == パイロットステータス == |
| === [[能力]]値 === | | === [[能力]]値 === |
− | ラスボスだけあって全能力が高水準。特に通常ルートでは[[回避#回避(能力)|回避]]・[[命中#命中(能力)|命中]]が全パイロットの中でも抜きんでている。
| + | ラスボスだけあって全能力が高水準。特に通常ルートでは1体のみの分、困難ルートよりも能力値が引き上げられており、[[格闘 (能力)|格闘]]・[[射撃 (能力)|射撃]]以外が全パイロットの中トップ。 |
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| === [[精神コマンド]] === | | === [[精神コマンド]] === |
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| === 宇宙戦艦ヤマト2199 === | | === 宇宙戦艦ヤマト2199 === |
| ;[[沖田十三]] | | ;[[沖田十三]] |
− | :彼から「愛を理解できない以上、結局は旧ガーディム人と同じ末路を辿るだけ」と論破されてしまう。その一方で、滅び去ったガーディムの復興を最後まで諦める事無く懸命に果たそうとするネバンリンナの姿勢には敬意を表している。 | + | :彼から「愛を理解できない以上、結局は旧ガーディム人と同じ末路を辿るだけ」と論破されてしまう。その一方で、滅び去ったガーディムの復興を最後まで諦める事無く懸命に果たそうとするネバンリンナの姿勢には敬意を表している。また、ネバンリンナも彼が地球艦隊・天駆の精神的主柱であると分析・評価しており、彼を狙う事で天駆の心を折ろうとしていた。 |
| :困難ルートの最終決戦では彼が指揮する[[ヤマト]]による波動砲の最後の一撃により敗北を遂げる事になる。 | | :困難ルートの最終決戦では彼が指揮する[[ヤマト]]による波動砲の最後の一撃により敗北を遂げる事になる。 |
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| == 迷台詞 == | | == 迷台詞 == |
− | 通常ルートでは'''イベント発生してからの言動がほぼ全て迷台詞と化してしまう。''' しかし、その良くも悪くも人間臭いところが通常ルートにおけるネバンリンナの魅力でもある。 | + | ;通常ルートでは'''イベントが発生してからの言動がほぼ全て迷台詞と化してしまう。''' :しかし、その良くも悪くも人間臭いところが通常ルートにおけるネバンリンナの魅力でもある。 |
| ;「決して諦めない不屈の闘志…。それに敬意を表する…」<br />「…と言いたい所だが、いい加減にしろ」<br />「少しは現実ってものを認めなさいよ! ポジティブにも限度があるじゃない!」<br />「残り時間は、あとわずか! おまけに敵は圧倒的! どこに逆転の要素があるのよ!?」<br />「それよ、それ! そうやって今まで逆転できたかも知れないけど、もう無理だって諦めなさいよ!」<br />「ああ、うるさい! うるさいっ!! 我の言葉を聞く気がないんなら、力づくで教えてやる!」 | | ;「決して諦めない不屈の闘志…。それに敬意を表する…」<br />「…と言いたい所だが、いい加減にしろ」<br />「少しは現実ってものを認めなさいよ! ポジティブにも限度があるじゃない!」<br />「残り時間は、あとわずか! おまけに敵は圧倒的! どこに逆転の要素があるのよ!?」<br />「それよ、それ! そうやって今まで逆転できたかも知れないけど、もう無理だって諦めなさいよ!」<br />「ああ、うるさい! うるさいっ!! 我の言葉を聞く気がないんなら、力づくで教えてやる!」 |
− | :通常ルート最終話において、HPを半分まで減らした状態でのイベントにて。それまでの超越的な姿から一変し、突如ヒステリーを発生させる。その姿には[[地球艦隊・天駆]]の面々だけでなくプレイヤーも唖然とした。 | + | :通常ルート最終話において、HPを半分まで減らした状態でのイベントにて。 |
| + | :それまでの超越的な姿から一変し、突如ヒステリーを発生させる。 |
| + | :その姿には[[地球艦隊・天駆]]の面々だけでなくプレイヤーも唖然とした。 |
| :また、その姿やさりげない所に伏線があることに[[インファレンス]]と共通点を見出したプレイヤーも出てきている。''' | | :また、その姿やさりげない所に伏線があることに[[インファレンス]]と共通点を見出したプレイヤーも出てきている。''' |
| ;「あ…」 | | ;「あ…」 |
− | :同上。主人公から自分の言動が、あれだけ自分が嫌っていたガーディム人と同じだということを指摘され'''思わず絶句してしまう'''。ラスボスが'''この手の話題で、それも戦闘前に言い負かされた挙句「何っ!?」などと言い返そうとするのでもなく静かに絶句'''する姿はなかなかにシュール。 | + | :同上。 |
| + | :主人公から自分の言動が、あれだけ自分が嫌っていたガーディム人と同じだということを指摘され'''思わず絶句してしまう'''。 |
| + | :ラスボスが'''この手の話題で、それも戦闘前に言い負かされた挙句「何っ!?」などと言い返そうとするのでもなく静かに絶句'''する姿はなかなかにシュール。 |
| ;「えっ!?」 | | ;「えっ!?」 |
− | :イベント発生後の戦闘前会話で、'''剣鉄也の「戦いが終わったら可愛いカノジョでも探す」という発言に対する驚き'''。なお困難ルートでも'''「何…?」'''と驚いている。 | + | :イベント発生後の戦闘前会話で、'''剣鉄也の「戦いが終わったら可愛いカノジョでも探す」という発言に対する驚き'''。 |
| + | :なお、困難ルートでも'''「何…?」'''と驚いている。 |
| ;「犬にもわかることが、どうして、我にはわからないのよ!」 / 「犬ニモ ワカル事ガ 何故 我ハ 理解デキナイ」 | | ;「犬にもわかることが、どうして、我にはわからないのよ!」 / 「犬ニモ ワカル事ガ 何故 我ハ 理解デキナイ」 |
− | :イベント発生後の勝平との戦闘前会話にて。後者は困難ルートのもの。「迫害された神ファミリーは心の中で自分たち以外の人間を恨んでいるはずだ」と指摘したことに対し、勝平に「誰も恨んじゃいない。父ちゃんたちだっていつかみんなわかってくれると信じて戦っていた」と返されて。そこまではよかったのだが、'''直後に[[千代錦]]にまで「ワン!」と反論を受けてこの一言'''。愛や人に対する理解度で'''鉄也やチェンジゲッター版の竜馬どころか、犬に完全敗北'''している。 | + | :イベント発生後の勝平との戦闘前会話にて。後者は困難ルートのもの。 |
| + | :「迫害された神ファミリーは心の中で自分たち以外の人間を恨んでいるはずだ」と指摘したことに対し、勝平に「誰も恨んじゃいない。父ちゃんたちだっていつかみんなわかってくれると信じて戦っていた」と返されて。そこまではよかったのだが…'''直後に[[千代錦]]にまで「ワン!」と反論を受けてこの一言'''。 |
| + | :愛や人に対する理解度で'''鉄也やチェンゲ版の竜馬どころか、犬に完全敗北'''している。 |
| ;「逃がしはしない! 我は怒っている!」 | | ;「逃がしはしない! 我は怒っている!」 |
− | :反撃時の汎用台詞。後半部分が本当に怒っているような声色になっている。 | + | :反撃時の汎用台詞。 |
| + | :後半部分が本当に怒っているような声色になっている。 |
| ;「人間め…!我はネバンリンナなのよ!」 | | ;「人間め…!我はネバンリンナなのよ!」 |
− | :被弾時(瀕死時)の汎用台詞。めでたく[[フェイ・チェンカ|先]][[ルーザ・ルフト|達]][[キャラ・スーン|の]][[ガリー・タン|方]][[グレムト・ゲール|々]]の仲間入りを果たした。…何も[[死亡フラグ|そんな物]]まで学習しなくても。 | + | :被弾時(瀕死時)の汎用台詞。 |
| + | :めでたく[[フェイ・チェンカ|先]][[ルーザ・ルフト|達]][[キャラ・スーン|の]][[ガリー・タン|方]][[グレムト・ゲール|々]]の仲間入りを果たしました。…何も[[死亡フラグ|そんな物]]まで学習しなくても。 |
| ;「破嵐万丈が…まぶしい!」 | | ;「破嵐万丈が…まぶしい!」 |
| :[[破嵐万丈|万丈]]からダメージを受けた際の[[特殊戦闘台詞]]。 | | :[[破嵐万丈|万丈]]からダメージを受けた際の[[特殊戦闘台詞]]。 |
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| ;「キンケドゥ・ナウ! お前は二度とパンを焼く事はない!」 | | ;「キンケドゥ・ナウ! お前は二度とパンを焼く事はない!」 |
| :[[キンケドゥ・ナウ|キンケドゥ]]との特殊戦闘台詞。 | | :[[キンケドゥ・ナウ|キンケドゥ]]との特殊戦闘台詞。 |
| + | :何言ってんだあんた…。 |
| ;「アスラン・ザラ! 他の女のように我を落とせると思うな!」 | | ;「アスラン・ザラ! 他の女のように我を落とせると思うな!」 |
− | :[[アスラン・ザラ|アスラン]]との特殊戦闘台詞。落とすの意味が違うような…。 | + | :[[アスラン・ザラ|アスラン]]との特殊戦闘台詞。 |
| + | :落とすの意味が違うような…。 |
| ;「グラハム・エーカー! 武士道とは死ぬ事だ!」 | | ;「グラハム・エーカー! 武士道とは死ぬ事だ!」 |
| :[[グラハム・エーカー|グラハム]]との特殊戦闘台詞。 | | :[[グラハム・エーカー|グラハム]]との特殊戦闘台詞。 |
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| :事情はどうあれ鉄也の行為が[[叢雲総司|主人]][[如月千歳|公達]]を悲しませてしまったことに対し、[[ナイン]]がいかに憤っていたかが分かる。 | | :事情はどうあれ鉄也の行為が[[叢雲総司|主人]][[如月千歳|公達]]を悲しませてしまったことに対し、[[ナイン]]がいかに憤っていたかが分かる。 |
| ;「ボン太くん! お前は…お前は…可愛い!」 | | ;「ボン太くん! お前は…お前は…可愛い!」 |
− | :[[ボン太くん]]との特殊戦闘台詞。彼女もまた、ボン太くんに魅せられた者の一人。 | + | :[[ボン太くん]]との特殊戦闘台詞。 |
| + | :彼女もまた、ボン太くんに魅せられてしまった者の一人。 |
| ;「ベルファンガン・クルーゾー! 我はお前の秘密を知っている!」 | | ;「ベルファンガン・クルーゾー! 我はお前の秘密を知っている!」 |
− | :[[ベルファンガン・クルーゾー|クルーゾー]]との特殊戦闘台詞。いつ知ったのだろうか。 | + | :[[ベルファンガン・クルーゾー|クルーゾー]]との特殊戦闘台詞。 |
| + | :いつ知ったのだろうか? |
| ;「知っているぞ、タスク! お前は、女の敵だ!」 | | ;「知っているぞ、タスク! お前は、女の敵だ!」 |
| :[[タスク]]との特殊戦闘台詞。 | | :[[タスク]]との特殊戦闘台詞。 |
| ;「ここでクイズだ、ヴィヴィアン! 勝つのは我か、お前か!?」 | | ;「ここでクイズだ、ヴィヴィアン! 勝つのは我か、お前か!?」 |
− | :[[ヴィヴィアン]]との特殊戦闘台詞。一体何を学んだのやら。 | + | :[[ヴィヴィアン]]との特殊戦闘台詞。 |
| + | :一体何を学んだのやら。 |
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| == 搭乗機体 == | | == 搭乗機体 == |