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{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
| 外国語表記 = [[外国語表記::Dorothy Catalonia]]
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| 外国語表記 = [[外国語表記::Dorothy Catalonia]]<ref>[http://www.gundam-w.jp/tv/character/13.html CHARACTER]、新機動戦記ガンダムW、2022年2月21日閲覧。</ref>
 
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
 
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*{{登場作品 (人物)|新機動戦記ガンダムW}}
 
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*{{登場作品 (人物)|新機動戦記ガンダムW Endless Waltz}}
 
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| SRWでの分類 = [[パイロット]]
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{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
 
| タイトル = プロフィール
 
| タイトル = プロフィール
| 種族 = 地球人
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| 種族 = [[種族::地球人]](アーリア系)
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| 性別 = [[性別::]]
 +
| 年齢 = [[年齢::15]]歳
 +
| 髪色 = ブロンド
 +
| 瞳の色 = ブルー
 
}}
 
}}
 
'''ドロシー・カタロニア'''は『[[新機動戦記ガンダムW]]』および『[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz]]』の登場人物。
 
'''ドロシー・カタロニア'''は『[[新機動戦記ガンダムW]]』および『[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz]]』の登場人物。
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同級生となった[[ヒイロ・ユイ]]を挑発したり、金色のシャトルで[[ホワイトファング]]に乗り込み傘下に収まったりした奔放な人物。[[カトル・ラバーバ・ウィナー]]は「本当は自分よりもずっと優しい」と本心を評価した。
 
同級生となった[[ヒイロ・ユイ]]を挑発したり、金色のシャトルで[[ホワイトファング]]に乗り込み傘下に収まったりした奔放な人物。[[カトル・ラバーバ・ウィナー]]は「本当は自分よりもずっと優しい」と本心を評価した。
   −
エキセントリックかつ挑発的な台詞回しでミスリードしているが、本来は途方もない戦争嫌いであり、それ故に人類全てが戦争嫌いになるほどの悲惨な最終戦争を起こさなければ人類が滅ぶと思っていた。その派手さで武装した脆い本心から[[トロワ・バートン]]に「泣くことの出来ない女」と言われた。
+
エキセントリックかつ挑発的な台詞回しでミスリードしているが本心では父の命を奪った戦争を誰よりも憎んでおり、それゆえに人類全てが戦争嫌いになるほどの悲惨な最終戦争を起こさなければ人類が滅ぶと思っていたことの裏返しだった。その派手さで武装した脆い本心から[[トロワ・バートン]]に「泣くことの出来ない女」と評される。
   −
テレビ版では本心を吐き出した上に実際にリーブラ落としが敢行されようという様子を見て抜け殻のようになっていたが、その後ドロシー節は復活したらしく、『劇場版Endless Waltz』においては、[[マリーメイア軍]]に対して民衆が立ち上がるきっかけを作る。
+
『Endless Waltz』においてはOVA版には未登場だが小説版と劇場版特別編とその漫画版に登場。漫画版以外では[[マリーメイア軍]]に対して、民衆が立ち上がるきっかけを作る。漫画版では扇動シーンはないものの民衆と共にマリーメイア軍の前に立つ姿を見せた。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
=== [[旧シリーズ]] ===
 
=== [[旧シリーズ]] ===
;[[スーパーロボット大戦F]]
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F}}
:終盤に登場。「早く戦争になーれ!」の[[DVE]]で『完結編』に続く。
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:初登場作品。終盤に登場。「早く戦争になーれ!」の[[DVE]]で『完結編』に続く。
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F完結編}}
:[[ポセイダル軍|ポセイダル]]ルートのシナリオ「敗者の凱歌」では[[ビルゴII]]に乗り、[[モビルドール]](表記は人工知能改)のビルゴII部隊を率いている。彼女の機体を倒すと他のビルゴIIも消滅する。戦闘後に[[ロンド・ベル]]に救助された。
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:[[ポセイダル軍|ポセイダル]]ルートでのみ敵として登場。[[ビルゴII]]に乗る。シナリオ「敗者の凱歌」ではドロシーが[[モビルドール]](表記は人工知能改)のビルゴII部隊を率いている為、彼女を倒すと他のビルゴIIも消滅する。その後[[ロンド・ベル]]に救助される。
:流石にパイロットとしては凡庸なものの、[[加速]]や[[再動]]を覚える上にレベル60未満で[[2回行動]]を習得するという'''ヒイロ達ガンダムパイロットにはない強みを持つ'''が、仲間にはならない。
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:流石にパイロットとしては凡庸なものの、[[加速]]や[[再動]]を覚える上にレベル55で[[2回行動]]を習得するという'''ヒイロ達ガンダムパイロットにはない強みを持つ逸材'''だが、残念ながら仲間にはならない。
    
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
;[[スーパーロボット大戦α]]
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α}}
:終盤、[[ガンダムエピオン]]のモビルアーマーモードで登場。ここで落とされて後、αシリーズでは全く音沙汰がなくなる。戦闘マップ中の顔グラフィックは原作でモビルドールを操っていた時のバイザーを着用した状態。
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:終盤、[[ガンダムエピオン]]のモビルアーマーモードで登場。ここで落とされて後、αシリーズでは全く音沙汰がなくなる。戦闘マップ中の顔グラフィックは、原作でモビルドールを指揮していた際のバイザーを着用した状態のもの。ちなみにバイザー無しバージョンの戦闘顔グラフィックも内部データに存在しており、表情もちゃんと変わるよう。
:;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]
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:;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α for Dreamcast}}
 
::搭乗機のエピオンの形態がMS形態に変更された。攻略本では何故か[[ジャマイカン・ダニンガン|ジャマイカン]]と比較され遥かに強い、と評されている。
 
::搭乗機のエピオンの形態がMS形態に変更された。攻略本では何故か[[ジャマイカン・ダニンガン|ジャマイカン]]と比較され遥かに強い、と評されている。
    
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]
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;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z破界篇}}
 
:『α』以来十数年ぶりのスパロボ出演。今作では終盤のみの登場で、音声は収録されていない。EDでは『F』のEDと同様に、あの名台詞が飛び出す。
 
:『α』以来十数年ぶりのスパロボ出演。今作では終盤のみの登場で、音声は収録されていない。EDでは『F』のEDと同様に、あの名台詞が飛び出す。
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
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;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z再世篇}}
 
:久々に声付きで登場(新緑は無し)。今回は[[ヴァイエイト]]と[[メリクリウス]]を操る。シナリオ上での登場や他作品のキャラと絡む場面も多く、中々の存在感。
 
:久々に声付きで登場(新緑は無し)。今回は[[ヴァイエイト]]と[[メリクリウス]]を操る。シナリオ上での登場や他作品のキャラと絡む場面も多く、中々の存在感。
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
+
;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇}}
 
:スパロボシリーズで初めて『劇場版Endless Waltz』での活躍が再現された。
 
:スパロボシリーズで初めて『劇場版Endless Waltz』での活躍が再現された。
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
+
;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇}}
 
:最終話において、[[Z-BLUE]]を見守る群衆の中にその姿が確認できる。
 
:最終話において、[[Z-BLUE]]を見守る群衆の中にその姿が確認できる。
    
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
;[[スーパーロボット大戦64]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦64}}
 
:完全平和ルートを通ったときのみ登場。サンクキングダムにスーパーロボットを所有する[[マーチウィンド]]がいることや、本人曰く「化け物」である[[ミケーネ帝国]]が攻めてくることから、言動がある意味原作以上になっている。戦闘マップ中の顔グラフィックは同じくバイザーを着用した状態。戦闘する機会があるのは完全平和から独立軍ルートを通ったのみで、OZルートでは影も形もない。
 
:完全平和ルートを通ったときのみ登場。サンクキングダムにスーパーロボットを所有する[[マーチウィンド]]がいることや、本人曰く「化け物」である[[ミケーネ帝国]]が攻めてくることから、言動がある意味原作以上になっている。戦闘マップ中の顔グラフィックは同じくバイザーを着用した状態。戦闘する機会があるのは完全平和から独立軍ルートを通ったのみで、OZルートでは影も形もない。
   −
== パイロットステータス設定の傾向 ==
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=== 関連作品 ===
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;[[スーパーヒーロー作戦]]
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:終盤、トレーズの前座としてビルゴIIを差し向けてくる。
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== パイロットステータス ==
 
=== [[精神コマンド]] ===
 
=== [[精神コマンド]] ===
 +
;[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]
 +
:'''[[根性]]、[[挑発]]、[[加速]]、[[集中]]、[[気合]]、[[再動]]'''
 
; [[スーパーロボット大戦α|α]]
 
; [[スーパーロボット大戦α|α]]
 
: '''[[根性]]、[[ひらめき]]、[[加速]]、[[気合]]、[[挑発]]、[[再動]]'''
 
: '''[[根性]]、[[ひらめき]]、[[加速]]、[[気合]]、[[挑発]]、[[再動]]'''
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:ちなみに、TV版の数十年後を描いた『新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop』では、当のドロシー本人が大統領の職に就いている。
 
:ちなみに、TV版の数十年後を描いた『新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop』では、当のドロシー本人が大統領の職に就いている。
 
;キーリア・カタロニア  
 
;キーリア・カタロニア  
:父親。名前は小説『新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop』で判明した設定。SRW未登場。
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:父親。名前は小説『新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop』で判明した設定。SRW未登場。本編の時点で戦死しており、彼の死がドロシーを戦争嫌いにする要因となった。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
;「早く戦争になーれ!」
 
;「早く戦争になーれ!」
:ドロシーを象徴する名言。二部構成スパロボの前編となる『[[スーパーロボット大戦F|F]]』や『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』ではEDにてこの台詞を言い放っており、物語の「引き」としても非常に印象的な台詞となっている。
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:ドロシーを象徴する名言。この発言だけでは単純に戦争に無理解な子供という印象しか受けないだろう。彼女の真意が明らかになるのは、まだ先となる。二部構成スパロボの前編となる『[[スーパーロボット大戦F|F]]』や『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』ではEDにてこの台詞を言い放っており、物語の「引き」としても非常に印象的な台詞となっている。
 
;「コロニーの指導者となって堂々と戦争をすれば良かったのよ、ミリアルド様のように!」<br/>「そして人類の全てに見せ付けてやるべきだったのよ…もう戦いなんて見たくないと思わせるような、悲惨な戦争を!」<br/>「人類の心そのものを変革させないと…そうしなければ人類はお父様のように滅びてしまうわ…」
 
;「コロニーの指導者となって堂々と戦争をすれば良かったのよ、ミリアルド様のように!」<br/>「そして人類の全てに見せ付けてやるべきだったのよ…もう戦いなんて見たくないと思わせるような、悲惨な戦争を!」<br/>「人類の心そのものを変革させないと…そうしなければ人類はお父様のように滅びてしまうわ…」
 
:カトルと生身の決闘中「ガンダムのパイロットは純粋で優しすぎるゆえに負ける戦いばかりしている」というガンダムへの批判に続き言い放った台詞。バトルマニアをてらった発言を繰り返してきたドロシーが本心を吐いたシーンでもある。
 
:カトルと生身の決闘中「ガンダムのパイロットは純粋で優しすぎるゆえに負ける戦いばかりしている」というガンダムへの批判に続き言い放った台詞。バトルマニアをてらった発言を繰り返してきたドロシーが本心を吐いたシーンでもある。
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=== Endless Waltz編 ===
 
;「あなた達は、ご主人に尻尾を振る犬ではなく、犬に振られる尻尾なのよ」
 
;「あなた達は、ご主人に尻尾を振る犬ではなく、犬に振られる尻尾なのよ」
:『Endless Waltz』において、市民を挑発した台詞。この言葉が民衆の決起を促した。
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:劇場版『Endless Waltz』において追加(OVA版では未登場)。市民を挑発した台詞で、この言葉によって民衆の決起を促す。
;「あら、どこにそんな男がいるというの?私の知っている男は、墓の下か、あそこにしかいないわ!」
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;「あら、どこにそんな男がいるというの?私の知っている男達は、墓の下か、あそこにしかいないわ!」
:上の台詞で挑発されて「俺は昔ホワイトファングと戦った男だぞ!」と見栄を張る一市民に対し、サーペント軍団とガンダムが実際に死闘を展開している戦場を指差し一喝する。
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:上の台詞で挑発されて「俺は昔ホワイトファングと戦った男だぞ!」と見栄を張る一市民に対し、サーペント軍団とガンダムが実際に死闘を展開している戦場を指差し一喝する。かつてトレーズやミリアルドが願った'''「市民が平和を求めて自分達の力で立ち上がる理想」'''を後押しし、最終的にデキムの野望を打ち砕く役割を果たした。
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=== 漫画版 ===
 
;「おもしろいでしょうね」<br />「わたしは知りたいんだわ トレーズ様とゼクスが繰り広げた あの戦いが ほんとうに人の心に平和を呼び込めたのかを―――」
 
;「おもしろいでしょうね」<br />「わたしは知りたいんだわ トレーズ様とゼクスが繰り広げた あの戦いが ほんとうに人の心に平和を呼び込めたのかを―――」
 
:漫画『BATTLEFIELD OF PACIFIST』より。あるかどうかもわからない「祖父の遺産」…彼女自身OZ残党からの接触を受けるまではその名も知らなかった資源衛星ウルカヌスの事など、地球圏統一国家に連絡しても仕方ないではないかと嘯きつつ、「だがもしも存在しているのなら?」と問うてきたヒイロに対して。
 
:漫画『BATTLEFIELD OF PACIFIST』より。あるかどうかもわからない「祖父の遺産」…彼女自身OZ残党からの接触を受けるまではその名も知らなかった資源衛星ウルカヌスの事など、地球圏統一国家に連絡しても仕方ないではないかと嘯きつつ、「だがもしも存在しているのなら?」と問うてきたヒイロに対して。
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;「理想に縛られたあなたに出来ない事を陛下はやってのけられましたわ」<br/>「連邦内で私利私欲を肥やすだけだった俗物共を全て粛清されたのは、ご存知でしょう?」<br/>リリーナ「それらは話し合いと法を以って行なわれるべきものでした」<br/>「それは無理でしょう。だって連中は、その法を自ら曲げて自らの地位を確立していたのですから」<br/>「それを変えるには、戦いが必要でした。つまり、全てを破壊する戦争こそが平和を創るのです」
 
;「理想に縛られたあなたに出来ない事を陛下はやってのけられましたわ」<br/>「連邦内で私利私欲を肥やすだけだった俗物共を全て粛清されたのは、ご存知でしょう?」<br/>リリーナ「それらは話し合いと法を以って行なわれるべきものでした」<br/>「それは無理でしょう。だって連中は、その法を自ら曲げて自らの地位を確立していたのですから」<br/>「それを変えるには、戦いが必要でした。つまり、全てを破壊する戦争こそが平和を創るのです」
 
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』のゼロ・レクイエムルート第57話『ゼロ・レクイエム』より。皇帝となった[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]の支配体制に眉を顰めたリリーナに対して。
 
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』のゼロ・レクイエムルート第57話『ゼロ・レクイエム』より。皇帝となった[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]の支配体制に眉を顰めたリリーナに対して。
:対話による解決は確かに最良の手段だが、ドロシーが語ったように、法を悪用して私利私欲を肥やした汚職官僚を説得するのは容易ではなく、むしろ良くも悪くも平和的な理想が力ではなく枷となる可能性も否めない。
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:対話による解決は確かに最良の手段だが、ドロシーが語ったように、法を悪用して私腹を肥やした汚職官僚を説得するのは容易ではなく、むしろ良くも悪くも平和的な理想が力ではなく枷となる可能性も否めない。
    
== 搭乗機体・関連機体 ==
 
== 搭乗機体・関連機体 ==
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
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*設定年齢はリリーナと同じく15歳であり、『F完結編』の[[キャラクター事典]]でも表記されているが、後年の書籍では「不明」<ref>『新機動戦記ガンダムW〈パーフェクト・アーカイブ・シリーズ 10〉』29頁より。</ref>と表記されたり、公式サイトでも「15歳?」と表記されている<ref name="公式サイト">[http://www.gundam-w.jp/tv/character/13.html ドロシー・カタロニア|キャラクター|『新機動戦記ガンダムW』公式サイト] 2020年7月18日閲覧。</ref>。
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**担当声優の松井菜桜子氏は「ちょっと容姿が大人っぽかったので15歳よりちょっと上かな? と思うような感じで演じました」ともコメントしている<ref>ムービック『新機動戦記ガンダムW 設定記録集PART-2』104頁。</ref>。
 
*平成アナザーガンダムシリーズやガンダムSEED ASTRAYシリーズ、ガンダム00外伝シリーズのコミカライズを手掛けるときた洸一氏のお気に入りキャラでもある。
 
*平成アナザーガンダムシリーズやガンダムSEED ASTRAYシリーズ、ガンダム00外伝シリーズのコミカライズを手掛けるときた洸一氏のお気に入りキャラでもある。
 
**漫画雑誌『コミックボンボン』にて同時掲載された4コマ漫画でも、強烈な個性を有したキャラになっている。
 
**漫画雑誌『コミックボンボン』にて同時掲載された4コマ漫画でも、強烈な個性を有したキャラになっている。
 
**ちなみに『コミックボンボン』で連載されていたコミカライズ版ではモビルドールを操る場面やカトルとの決闘は完全にカットされたため、実は途方もない戦争嫌いであるという背景は一切明かされず、最終話でヒイロとゼクスの決闘を見て考えを改めたような描写になっている。
 
**ちなみに『コミックボンボン』で連載されていたコミカライズ版ではモビルドールを操る場面やカトルとの決闘は完全にカットされたため、実は途方もない戦争嫌いであるという背景は一切明かされず、最終話でヒイロとゼクスの決闘を見て考えを改めたような描写になっている。
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*『[[SDガンダム外伝]]』の1つである『鎧闘神戦記』(未参戦)では古代神バロックガンに味方する'''堕天使ドロシー'''として登場。バロックガンの真の復活のために必要な天使リリーナ姫を捕らえ、最終的には自らがバロックガンの生体ユニットと化した。バロックガンに協力したのは漫画版では「リリーナに代わって、自分が天使族の姫になるため」という野心からであったがカードダス版では「世界から戦争をなくすための統治」と原典を思わせる理由となっている。
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== 脚注 ==
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<references />
    
== 資料リンク ==
 
== 資料リンク ==
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