データウェポン

データウェポンとは、『GEAR戦士電童』に登場する電子プログラム。

概要編集

電子の精獣(小説では「聖獣」)と呼ばれている。6つ全てを集めると幻の7体目が出現すると言われている。普段はデータ回線などに潜んでいるが、潜伏場所に危機が迫ると実体化、迎撃したり逃亡したりする。それぞれの契約条件にふさわしい心を持つ者がその場にいなければ去ってしまう関係上、実体化が必ずしもファイルセーブとはならず、かなり話を引っ張った。

電童凰牙にインストールすることで、それぞれの武器となることが可能な他、ファイナルアタックという強力な必殺技を放つことが出来るようになる。装着時には出力が50倍に上昇し、瞬間的には80倍に達する[1]。但し、GEARの残りエネルギー全てを使い切ってしまう諸刃の剣でもある。正に最強最後の攻撃だったが、セルファイター実戦投入後は「最強」であっても「最後」の攻撃ではなくなった。

心と属性を持っており、またそれぞれに異なる契約条件が存在する。ギアコマンダーの持ち主の心に契約条件が備わっていれば、契約を交わしてファイルセーブすることが可能になるが、逆に契約者の心から契約条件及び戦意が失われるとデータウェポンは契約を解除して離れてしまう。ただし、契約者が正気か否かは考慮しないらしく、ガルファの洗脳を受けたアルテアや北斗も問題なくデータウェポンの力を使用していた。

契約者が病気や負傷などで、意志によらずGEARに乗れなくなった場合どうなるかは不明だが、アルテアは戦線離脱に際してバイパーウィップとブルホーンとの契約を自ら解除し、北斗と銀河に契約させている。

種類編集

ユニコーンドリル
属性「風」、象徴「信頼」。
一角獣の姿をしたデータウェポン。北斗にセーブされた。
バイパーウィップ
属性「雷」、象徴「自信」。
コブラの姿をしたデータウェポン。アルテアがセーブし、戦線離脱に伴い北斗へと契約が移行している。
レオサークル
属性「渦」、象徴「勇気」。
ライオンの姿をしたデータウェポン。銀河にセーブされた。
ブルホーン
属性「土」、象徴「知恵」。
バッファローの姿をしたデータウェポン。アルテアがセーブし、戦線離脱に伴い銀河へと契約が移行した。
ドラゴンフレア
属性「炎」、象徴「慈愛」。
西洋竜の姿をしたデータウェポン。北斗にセーブされた。
ガトリングボア
属性「光」、象徴「創造」。
猪の姿をしたデータウェポン。銀河にセーブされた。
超獣王輝刃
属性「嵐」、象徴「友情」。
ユニコーンドリルとレオサークルの合体形態。単独のデータウェポンではないため、「7体のデータウェポン」にはカウントされないイレギュラー。素体の関係から銀河と北斗、双方と契約している。
フェニックスエール
属性「虹」、象徴「希望」。
幻の7体目。銀河と北斗の両者と契約し、さらにアルテアにも力を与えた。

余談 編集

  • 放送当時は電童や凰牙に装着して電動ギミックと連動する玩具も別売されていたが、立体化されていたのは武器として装着される部分だけであり、胴体の代わりに簡易的な台車などが付属していた。
    • 設定集によれば「企画段階では武器以外の部分がGEARをサポートする戦闘メカに変形するという案も考えられていたが、没になってしまった」とのこと[2]。このボツ案は後にスーパーミニプラシリーズで立体化された。
  • パイロットフィルムではレオとユニコーン、ボアとバイパーの色が決定稿と逆になっており、ブルの色も黄色になっている。
    • 同映像では電童がユニコーンとボアを、それ以外の4体を凰牙が保有しており、まだフェニックスの設定が無かったので凰牙は両手両足に同時に着用している。

脚注編集