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1,724 バイト追加 、 2023年5月20日 (土) 12:21
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:初登場作品。本作の戦乱の黒幕にして[[ラストボス|ラスボス]]。ラウル、フィオナらが過去の世界へと[[タイムスリップ]]する原因を作った張本人であり、ホムンクルスを使役して世界に干渉しつつ、[[時流エンジン]]を手に入れて時空を越え、創造主に再び出会うことを望んだが、世界を混乱に陥れたことで[[ラウンドナイツ]]に否定され、倒されてしまった。また、ラージは「創造主の性根が悪かった」「機械で例えるなら欠陥品だが、誰にも修理できない」と、割と同情的な意見を口にしている。ラウルが[[主人公]]の場合、ミズホは人間になるべく作られたと推測している。一方でフィオナが主人公の場合はラージとフィオナから「創造主にこだわらず、自分の道を切り開くべきだった」「答えや未来は他人から教わるのではなく、自分で見つけるもの」と最後まで否定される。
 
:初登場作品。本作の戦乱の黒幕にして[[ラストボス|ラスボス]]。ラウル、フィオナらが過去の世界へと[[タイムスリップ]]する原因を作った張本人であり、ホムンクルスを使役して世界に干渉しつつ、[[時流エンジン]]を手に入れて時空を越え、創造主に再び出会うことを望んだが、世界を混乱に陥れたことで[[ラウンドナイツ]]に否定され、倒されてしまった。また、ラージは「創造主の性根が悪かった」「機械で例えるなら欠陥品だが、誰にも修理できない」と、割と同情的な意見を口にしている。ラウルが[[主人公]]の場合、ミズホは人間になるべく作られたと推測している。一方でフィオナが主人公の場合はラージとフィオナから「創造主にこだわらず、自分の道を切り開くべきだった」「答えや未来は他人から教わるのではなく、自分で見つけるもの」と最後まで否定される。
 
:ゲーム中の能力については、高HP、3形態、第1形態は条件を満たさない限り無限再生…という具合に書くとラスボスらしいのだが、HP回復がない・HPは5万程度・味方が強力・'''リアル系ユニットは順当にゲームを進める程度の改造で攻撃が当たりもしない'''等の理由で苦労することは少ない。『R』の難易度の低さを象徴する一例とも言える。さらには第1形態で無限再生することを逆手に取られて、'''次の周回に向けた資金稼ぎの格好の的にされてしまう始末'''である。
 
:ゲーム中の能力については、高HP、3形態、第1形態は条件を満たさない限り無限再生…という具合に書くとラスボスらしいのだが、HP回復がない・HPは5万程度・味方が強力・'''リアル系ユニットは順当にゲームを進める程度の改造で攻撃が当たりもしない'''等の理由で苦労することは少ない。『R』の難易度の低さを象徴する一例とも言える。さらには第1形態で無限再生することを逆手に取られて、'''次の周回に向けた資金稼ぎの格好の的にされてしまう始末'''である。
:余談であるが、SRWのオリジナルラスボスでは珍しく、'''自分の組織オリジナルの量産機を有しておらず'''、ティス達の専用機以外は全て他勢力の兵器([[デビルガンダム]]、[[偽コン・バトラーV]]、[[量産型グレートマジンガー]]、[[デビルエステバリス]]、[[赤騎士デスカイン]]、[[青騎士ヘルダイン]])の流用である。
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:余談であるが、SRWのオリジナルラスボスでは珍しく、'''自分の組織オリジナルの量産機を有しておらず'''、ティス達の専用機以外は全て他勢力の兵器([[デビルガンダム]]、[[偽コン・バトラーV]]、[[量産型グレートマジンガー]]、[[デビルエステバリス]]、[[赤騎士デスカイン]]、[[青騎士ヘルダイン]])の流用である。これに関しては作中でも[[兜甲児]]から「とことん、'''人のフンドシ'''で戦うのが好きな奴らだぜ」と言われていた。
    
=== [[OGシリーズ]] ===
 
=== [[OGシリーズ]] ===
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:本格的な出演。本作では『[[スーパーロボット大戦R|R]]』終盤で垣間見せた感傷や慈愛といった人間らしい感情が最後まで欠落している他、『R』では自己の存在理由に常に疑問を持ち続けていたデュミナスだが、本作ではやや肯定的とも取れる面まで見せている。『R』と違い創造主に存在を否定されるという始まりが無かったからだろうか。
 
:本格的な出演。本作では『[[スーパーロボット大戦R|R]]』終盤で垣間見せた感傷や慈愛といった人間らしい感情が最後まで欠落している他、『R』では自己の存在理由に常に疑問を持ち続けていたデュミナスだが、本作ではやや肯定的とも取れる面まで見せている。『R』と違い創造主に存在を否定されるという始まりが無かったからだろうか。
 
:本作では[[ティス]]と[[ラリアー]]を取り込んだことで、[[デュミナス・プロートン]]からいきなり[[デュミナス・トリトン]]へと形態変化する([[デュミナス・デウテロン]]は登場しない)。
 
:本作では[[ティス]]と[[ラリアー]]を取り込んだことで、[[デュミナス・プロートン]]からいきなり[[デュミナス・トリトン]]へと形態変化する([[デュミナス・デウテロン]]は登場しない)。
 
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:結果的に本作における戦乱の元凶となった上に本人の意向を無視してティスとラリアーを取り込んだことから「[[リュウセイ・ダテ|母親の役割を都合のいいように捻じ曲げている]]」「[[ゼオラ・シュバイツァー|セトメ博士以下]]」「[[リオ・メイロン|邪悪な機械の塊]]」等、自軍からは散々な言われようとなった。
 
== パイロットステータス ==
 
== パイロットステータス ==
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=== [[精神コマンド]] ===
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;[[OG外伝]]
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:'''[[偵察]]、[[直撃]]、[[感応]]、[[ド根性]]、[[鉄壁]]、???、[[予測]](ツイン)'''
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:「ド根性」は生まれた意味を探すことへの執着を表しているのだろうか…
 
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
 
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
 
;[[OG外伝]]
 
;[[OG外伝]]
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;[[ヴィルヘルム・V・ユルゲン]]
 
;[[ヴィルヘルム・V・ユルゲン]]
 
:OGシリーズにおける協力者。彼の開発した[[ODEシステム]]の「人間を生体部品として組み込む」という非人道的な仕様は、デュミナスがダークブレインを呼び寄せるために必要な「思念集積体」を形成する上でも重要な役割を果たすこととなる。
 
:OGシリーズにおける協力者。彼の開発した[[ODEシステム]]の「人間を生体部品として組み込む」という非人道的な仕様は、デュミナスがダークブレインを呼び寄せるために必要な「思念集積体」を形成する上でも重要な役割を果たすこととなる。
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;[[ラミア・ラヴレス]]
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:ユルゲンの攻撃を受けた彼女を回収し、ODEシステムのマスター・コアとして修復し差し向ける。当然ながらその行為は[[エクセレン・ブロウニング|エクセレン]]らの激しい怒りを買うことになる。ソーディアンでの決戦で彼女と対峙した際には「役割は与えたが、希望は与えていない」ともっともすぎる指摘を受けた。
 
;[[タスク・シングウジ]]
 
;[[タスク・シングウジ]]
 
:OGシリーズにおいて、合理的ではない行動をすることを基にデュミナスに欠陥がある事をいち早く見抜く。そして終盤、その推測は事実であった事が証明される。
 
:OGシリーズにおいて、合理的ではない行動をすることを基にデュミナスに欠陥がある事をいち早く見抜く。そして終盤、その推測は事実であった事が証明される。
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:[[スーパーロボット大戦OG外伝|OG外伝]]、第34話「生まれ落ちた過ち」の台詞。<br />[[ソーディアン]]内での戦闘で苦戦していた[[ティス]]と[[ラリアー]]に対して、創造主という立場を盾にホムンクルス達の意思を無視して自身に命を捧げることを強要したときの台詞。『R』のデュミナスとは全く正反対と言えるほど、愛情が完璧に欠落している。
 
:[[スーパーロボット大戦OG外伝|OG外伝]]、第34話「生まれ落ちた過ち」の台詞。<br />[[ソーディアン]]内での戦闘で苦戦していた[[ティス]]と[[ラリアー]]に対して、創造主という立場を盾にホムンクルス達の意思を無視して自身に命を捧げることを強要したときの台詞。『R』のデュミナスとは全く正反対と言えるほど、愛情が完璧に欠落している。
 
;「私はあの子達の創造主。彼らをどう扱おうと、あなた方に非難される筋合いはありません」
 
;「私はあの子達の創造主。彼らをどう扱おうと、あなた方に非難される筋合いはありません」
:上の場面でティスとラリアーを自身の肉体に取り込んだ後の台詞。その行為に憤慨したアラド達の怒りの言葉に対して、彼女が返した反論。
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:上の場面でティスとラリアーを自身の肉体に取り込んだ後の台詞。その行為に憤慨したアラド達の怒りの言葉に対して、彼女が返した反論。余りにもエゴ剝き出しのその様に、アラドは「おれ達はああいうのが一番許せねえんだよ!!」と激昂した。
 
;「世界を崩壊させる『鍵』……!」
 
;「世界を崩壊させる『鍵』……!」
 
:[[Gコンパチブルカイザー]]との戦闘台詞の一つ。カイザーの力が世界を破壊する引き金になる、ということだろうか。
 
:[[Gコンパチブルカイザー]]との戦闘台詞の一つ。カイザーの力が世界を破壊する引き金になる、ということだろうか。
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*作中で「過ち」とされていた事と、ホムンクルス達の造物主である事からファンからは『過ちさん』『過ち母さん』などと呼ばれている。
 
*作中で「過ち」とされていた事と、ホムンクルス達の造物主である事からファンからは『過ちさん』『過ち母さん』などと呼ばれている。
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**作中においても[[兜甲児]]から『間違い野郎』という似たような蔑称で呼ばれている。ただしこちらは「間違い」という言葉を口癖のように多用する点を揶揄したものであり、ニュアンスとしては若干異なる。
 
*『R』ラウル編のデュミナスは「創造主に会えなかったが'''答えを得た'''事に'''満足して散った'''」のに対し、フィオナ編では「答えを他人から教えて貰おうとしたのが間違いと否定されても'''最後まで生にしがみついた'''」、『OG』の方は「創造主に会えたが'''答えを得られぬまま'''欠陥品として処分された」という正反対と言える結末だった。
 
*『R』ラウル編のデュミナスは「創造主に会えなかったが'''答えを得た'''事に'''満足して散った'''」のに対し、フィオナ編では「答えを他人から教えて貰おうとしたのが間違いと否定されても'''最後まで生にしがみついた'''」、『OG』の方は「創造主に会えたが'''答えを得られぬまま'''欠陥品として処分された」という正反対と言える結末だった。
 
**とはいえ『OG』のデュミナスは「自分の創造物を自身に命を捧げることを強要した」ので因果応報ではある。そう考えると『R』の方は「創造主に処分されそうになったので反抗した」からこそ「自分は創造物を一方的に処分することなく意思を尊重した」と捉えることもできる。
 
**とはいえ『OG』のデュミナスは「自分の創造物を自身に命を捧げることを強要した」ので因果応報ではある。そう考えると『R』の方は「創造主に処分されそうになったので反抗した」からこそ「自分は創造物を一方的に処分することなく意思を尊重した」と捉えることもできる。