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| タイトル = デスティニー
 
| タイトル = デスティニー
| 外国語表記 = [[外国語表記::Destiny]]
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| 外国語表記 = [[外国語表記::DESTINY GUNDAM]]<ref>[https://www.gundam-seed.net/destiny/mecha/detail.php?id=17 MECHA]、機動戦士ガンダムSEEDシリーズ公式サイトより。</ref>
 
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
 
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
 
*{{登場作品 (メカ)|機動戦士ガンダムSEED DESTINY}}
 
*{{登場作品 (メカ)|機動戦士ガンダムSEED DESTINY}}
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動力はデュートリオンエンジンに核エンジンと組み合わせたハイブリッドエンジン「[[ハイパーデュートリオンエンジン]]」で、他機体を凌駕する高出力を誇る。
 
動力はデュートリオンエンジンに核エンジンと組み合わせたハイブリッドエンジン「[[ハイパーデュートリオンエンジン]]」で、他機体を凌駕する高出力を誇る。
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これらのユニウス条約無視の技術は、セカンドステージの強奪事件時には既に完成されていたものであるらしく、プラント側も連合側と同様に、条約を守る意志は無かった事を伺わせている。またこの関係で、形式番号の末尾はセカンドステージを示すSになっている。
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これらのユニウス条約無視の技術は、セカンドステージの強奪事件時には既に完成されていたものであるらしく、プラント側も連合側と同様に、条約を守る意志は無かった事を窺わせている。またこの関係で、形式番号の末尾はセカンドステージを示すSになっている。
    
OSは新型の「'''G'''unnery '''U'''nited '''N'''uclear-'''D'''euterion '''A'''dvanced '''M'''aneuver System(核・デュートリオン統合先進機動砲撃システム)」。
 
OSは新型の「'''G'''unnery '''U'''nited '''N'''uclear-'''D'''euterion '''A'''dvanced '''M'''aneuver System(核・デュートリオン統合先進機動砲撃システム)」。
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[[ジブラルタル基地]]でシンが受領。その直後に[[レイ・ザ・バレル]]の乗る[[レジェンドガンダム]]と共に脱走した[[アスラン・ザラ]]と[[メイリン・ホーク]]が奪取した[[グフイグナイテッド]]を追撃、撃墜する。その後、ヘブンズベース戦で複数のデストロイやウィンダムなどを撃墜するなどの戦果を挙げる。さらに、その後のオーブ攻防戦やレクイエム攻略戦でも活躍するが、最後の月面レクイエム攻防戦でアスランの搭乗する[[インフィニットジャスティスガンダム|∞ジャスティス]]と交戦、撃墜され、大破した。
 
[[ジブラルタル基地]]でシンが受領。その直後に[[レイ・ザ・バレル]]の乗る[[レジェンドガンダム]]と共に脱走した[[アスラン・ザラ]]と[[メイリン・ホーク]]が奪取した[[グフイグナイテッド]]を追撃、撃墜する。その後、ヘブンズベース戦で複数のデストロイやウィンダムなどを撃墜するなどの戦果を挙げる。さらに、その後のオーブ攻防戦やレクイエム攻略戦でも活躍するが、最後の月面レクイエム攻防戦でアスランの搭乗する[[インフィニットジャスティスガンダム|∞ジャスティス]]と交戦、撃墜され、大破した。
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対連合戦では一騎当千の活躍を見せたものの、三隻同盟及び[[オーブ軍]]との戦いでは主武装のアロンダイトを破壊される、'''理論上ありえないはずのエネルギー切れ'''が起きる<ref>未調整のミーティアを装備した[[フリーダムガンダム]]もエネルギーの供給が追い付かずにフェイズシフトダウンを起こしたケースがある。</ref>、そもそもシンの精神状態が危ないなどとことん不遇であった。
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対連合戦では一騎当千の活躍を見せたものの、三隻同盟及び[[オーブ軍]]との戦いでは主武装のアロンダイトを破壊される、'''理論上ありえないはずのエネルギー切れ'''が起きる、そもそもシンの精神状態が危ないなどとことん不遇であった。
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なお、エネルギー切れに関しての理由は、何故か描写ミスにせず、後に'''戦闘におけるエネルギー消費量が激しすぎて、エネルギーを無制限に供給できるハイパーデュートリオンでも追い付けなくなったから'''という後付設定がなされた。実際にエネルギー供給量自体には限界があり、デスティニーは高出力でエネルギー消耗率の高いシステムや武装の塊な上、パイロットのシンもパワーに物を言わせた力任せな戦法が目立つので、一応は納得のいく解釈になっている(それでも無理矢理感は否めないが)。
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なおエネルギー切れに関しては無理矢理感は否めないためか、角川スニーカー文庫版ではエネルギー切れはカットされ、帰還理由は武器の補給とパイロットであるシンの休憩となっているほか、スペシャルエディションでもエネルギー切れはカットされ帰還する描写のみを描いた。しかしリマスター版ではエネルギー切れを描写ミスにせず、後に'''戦闘におけるエネルギー消費量が激しすぎて、エネルギーを無制限に供給できるハイパーデュートリオンでも追い付けなくなったから'''という後付設定がなされた。要するに時間当たりのエネルギー供給量には限界がある(限界がないのは稼働時間)という意味で、未調整の[[ミーティア]]を装備した[[フリーダムガンダム]]もエネルギーの供給が追い付かずにフェイズシフトダウンを起こしたケースがあること、デスティニーは高出力でエネルギー消耗率の高いシステムや武装の塊な上、パイロットのシンもパワーに物を言わせた力任せな戦法が目立つので、一応は納得のいく説明になっている。そして後発作品でもハイパーデュートリオンを搭載しているはずの機体がエネルギー切れを起こす描写があり、ハイパーデュートリオンでも激しすぎる戦闘ならエネルギー切れは起こりうることになった模様。
    
=== 戦績に対する評価 ===
 
=== 戦績に対する評価 ===
劇中での戦果は、実のところヘブンズベース攻略戦・レクイエム制圧戦以外は結果的に負けで終わっている。しかも、敗北時の相手はインフィニットジャスティスであったため、よく「非合理的な全領域対応と大型目標特化の性能ゆえに、モビルスーツ戦には却って向いていない」と言われることがある。
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劇中での戦果は、実のところヘブンズベース攻略戦・レクイエム制圧戦以外は結果的に負けで終わっている。しかも、敗北時の相手はインフィニットジャスティスであったため、よく「非合理的な全領域対応と大型目標特化の性能ゆえに、モビルスーツ戦には却って向いていない」と言われることがある。実際、MS戦……特にインフィニットジャスティスやストライクフリーダムといったエース機との戦いにおいては、高エネルギー長射程ビーム砲やアロンダイトといった大型の武器は取り回しが難しいのは事実である。また、この両武器は一方に適した間合いではもう一方はデッドウェイトになってしまうのも否めない。
しかし、デスティニーには機関砲・ビームライフル・ビームサーベル(フラッシュエッジ)などの対MS戦を想定した武器が一通りは装備されており、この指摘は誤りである。こういった誤った指摘の背景には、「作中での武装の使用頻度の差」や「シンの戦い方」があると思われる(極端な話、戦闘バンクの使い回しにより、ビームサーベルが使用されないのがおそらく一番の要因)。また、比較対象が同様に一通りの武器が備わっているインフィニットジャスティスやストライクフリーダムというのもあるだろう。
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しかし、デスティニーには機関砲・ビームライフル・ビームサーベル(フラッシュエッジ)などの対MS戦を想定した武器が一通りは装備されており、正しい武器選びをして戦えばMS戦に不向きということは無いため、この指摘は誤りである。また、両腕が破壊されるとマトモに戦えないと指摘される事が多いが、そもそもソレは'''MSとしては普通の事'''であり、変な事では無い。こう言われるのは恐らくストライクフリーダム、インフィニットジャスティス、レジェンドが腕を使用せずとも使用可能な武装を搭載しているからだろうが、'''両腕が破壊されても使用可能な武装が搭載されていても戦いに勝てるかは全くの別問題'''であり、実際にレジェンドの元と言える'''[[プロヴィデンスガンダム|プロヴィデンス]]は両腕が破壊されてドラグーンしか使えない状況で戦っても、片腕が残っていた[[フリーダムガンダム|フリーダム]]に撃墜'''されている。
また、あまり知られていないが、シンを始めとする当時のザフト軍パイロットは、モビルスーツを身体の延長として扱う技術に長けている。
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とはいえ、デスティニーガンダムという機体はシンの長所に合致した万能機であり、劇中で戦果を挙げられなかったのは、情緒不安定な状態での相手がとにかく悪すぎたという部分が大きい。この証左として、ヘブンズベース攻略戦では対艦戦闘・対MS戦闘・対MA戦闘・対多数戦闘・拠点制圧を問題なく実行しており、ポテンシャルの高さが伺える。
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こういった誤った指摘の背景には、「作中での武装の使用頻度の差」や「シンの戦い方」<ref name="大太刀">シンはフラッシュエッジのビームサーベル機能をほぼ使っていないが、[https://x.com/fukuda320/status/1763575488562508100 福田監督の2024年3月1日のポスト]によれば、バンクの使いまわしというより、「二刀流を使うキラ」「ツインソードを使うアスラン」に対するシンのキャラクター付けとして大太刀=アロンダイトを多用している。</ref>があると思われる。比較対象が同様に一通りの武器が備わっているうえ、MS戦に秀でているインフィニットジャスティスやストライクフリーダムというのもあるだろう。また、あまり知られていないが、シンを始めとする当時のザフト軍パイロットは、モビルスーツを身体の延長として扱う技術に長けている。
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シン共々不当に低く評価されるのは、TV版のレクイエム防衛戦でインフィニットジャスティスに一方的に撃墜された場面が原因。また、この当時のTV版の視点が完全にキラ側に傾いていたのも原因の一つである。
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とはいえ、デスティニーガンダムという機体はシンの長所に合致した万能機であり、劇中で戦果を挙げられなかったのは、情緒不安定な状態での相手がとにかく悪すぎた部分が大きい。この証左として、ヘブンズベース攻略戦では対艦戦闘・対MS戦闘・対MA戦闘・対多数戦闘・拠点制圧を問題なく実行しており、ポテンシャルの高さが窺える。性能の項通り、装甲調整機能についてはザフトの正規工廠で製造された関係でストライクフリーダムよりむしろ上であり、シンが十全な精神状態であれば相手がインフィニットジャスティスであろうと少なくとも一方的にやられる事は無いはずである(後述の漫画版での死闘がその証左)。現にストライクフリーダムに関しては、オーブ戦において初見でアロンダイトを折られた上に上述のエネルギー切れが発生し一時撤退こそしたが、以降は単機でも互角であるように描写されている。またそのオーブ戦でも、ストライクフリーダムが現れる前にさらっと[[アカツキ (オオワシ装備)|アカツキ]]の片腕を切断しているが、実はこれが同機唯一のまともなダメージである。
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しかし『リマスター版』では最終的に敗北する展開こそ変わらないもののTV版よりも善戦しており、また高山瑞穂の漫画版や『THE EDGE』での最終決戦ではインフィニットジャスティスと'''互いの信念をぶつけ合う互角の死闘'''を繰り広げている為、シンと共に非常に高い評価を受けている。
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シン共々不当に低く評価されるのは、TV版のレクイエム防衛戦でインフィニットジャスティスに一方的に撃墜された場面が原因。また、この当時のTV版の視点が完全にキラ側に傾いていたのも原因の1つである。一方で[[ロゴス]]の戦力は全て容易に蹂躙しすぎてしまい、極端になってしまったため、'''メタ的にはシンとデスティニーを以て倒し甲斐のある強敵に恵まれず、強さを量れる物差しがなかった'''というのも不幸であろう。
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しかし「リマスター版」では最終的に敗北する展開こそ変わらないもがパワー勝ちしている描写があったりとTV版よりも善戦しており、また高山瑞穂の漫画版や『THE EDGE』での最終決戦ではインフィニットジャスティスと'''互いの信念をぶつけ合う互角の死闘(両作共ジャスティスのミーティアを破壊しており、前者はビームキャリーシールドを、特に後者はジャスティスの片腕まで破壊している)'''を繰り広げている為、シンと共に非常に高い評価を受けている。
    
=== コンクルーダーズ構想 ===
 
=== コンクルーダーズ構想 ===
デスティニーはシン・アスカの専用機であるが、後に少数生産を前提として開発されたハイスペックMSである設定がMSVで追加された。最終的にはデスティニーを主力とした、優秀なエースパイロットのみで編成された精鋭モビルスーツ部隊「'''コンクルーダーズ'''」によって、地球側の戦意を完全阻喪させるという計画も考案されていた。ハイネもその一角として専用に調整されたデスティニーが製造されるが、彼が戦死してしまったことで機体配備及び部隊編成は没案となった。
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デスティニーはシン・アスカの専用機であるが、後に少数生産を前提として開発されたハイスペックMSである設定がMSVで追加された。最終的にはデスティニーを主力とした、優秀なエースパイロットのみで編成された精鋭モビルスーツ部隊「'''コンクルーダーズ'''」によって、地球側の戦意を完全阻喪させるという計画も考案されていた<ref>余談だが、過去の[[ガンダムシリーズ]]でも同様のエース部隊構想として[[キシリア・ザビ]]が直属の特殊部隊「キマイラ隊」を結成している。</ref>。ハイネもその一角として専用に調整されたデスティニーが製造されるが、彼が戦死してしまったことで機体配備及び部隊編成は没案となった。
    
余談だが、[[ハイネ・ヴェステンフルス]]専用の機体はオレンジを基調としたカラーである。しかし、ハイネは専用デスティニーが完成する直前に戦死。他者に合わせて調整する手間と時間の問題で、倉庫に保管されたまま終戦を迎えた。乗るべき主を失ったハイネ機は、ザフトの兵器保管庫で眠り続けている。
 
余談だが、[[ハイネ・ヴェステンフルス]]専用の機体はオレンジを基調としたカラーである。しかし、ハイネは専用デスティニーが完成する直前に戦死。他者に合わせて調整する手間と時間の問題で、倉庫に保管されたまま終戦を迎えた。乗るべき主を失ったハイネ機は、ザフトの兵器保管庫で眠り続けている。
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== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
原作での不遇を挽回するかのように、乗り手ともども総じて扱いが良い。初参戦から暫くは原作再現の関係でシンが敵対勢力に加わっている事も多く、その際ボスユニットとして登場するが、その後は自軍に加わるという形を取られることも多かった。近年は原作終了後扱いでの参戦が増えてきたため、終始自軍に所属しているのが基本。いずれの作品でもシン専用機であり、他のパイロットは乗れない。原作では最終決戦で敗北後、宇宙に破棄されてしまったが、当然スパロボではそんなことはなく原作シナリオ終了後もシンが愛機として搭乗し続けている。中にはキャラクターデザイン繋がりで[[蒼穹のファフナー|別作品]]と[[スーパーロボット大戦UX|一部設定を共有するという荒業を見せる]]など、クロスオーバーの新たな可能性を感じさせるものとなっている。また、意外な事にスパロボのOP映像がある上で、『DESTINY』の機体がOPに登場する際は'''デスティニーは毎回登場している'''(コレまた意外な事に、ストライクフリーダムはOP映像には'''1作'''しか登場していない)。
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原作での不遇を挽回するかのように、乗り手ともども総じて扱いが良い。初参戦から暫くは原作再現の関係でシンが敵対勢力に加わっている事も多く、その際ボスユニットとして登場するが、その後は自軍に加わるという形を取られることも多かった。近年は原作終了後扱いでの参戦が増えてきたため、終始自軍に所属しているのが基本。いずれの作品でもシン専用機であり、他のパイロットは乗れない。原作では最終決戦で敗北後、宇宙に破棄されてしまったが、当然スパロボではそんなことはなく原作シナリオ終了後もシンが愛機として搭乗し続けている。中にはキャラクターデザイン繋がりで[[蒼穹のファフナー|別作品]]と[[スーパーロボット大戦UX|一部設定を共有するという荒業を見せる]]など、クロスオーバーの新たな可能性を感じさせるものとなっている。また、意外な事にスパロボのOP・EDやイベントムービーがある上で、『DESTINY』の機体がムービーに登場する際は'''デスティニーは全てのムービーに登場している'''(コレまた意外な事に、ストライクフリーダムはOP映像には'''1回'''しか登場していない)。
    
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Z}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Z}}
:物語後半でシンが乗り換える。全体的にモビルスーツの等身関連に不満が多いZであるが本機は元々細身のシルエットをしている為か違和感はあまり感じない。寺田Pが全ユニット中一番アニメーションにこだわったという逸話があり、躍動感のある動きをする。特に「アロンダイト」「フルウェポン・コンビネーション」のトドメ演出は必見。どの距離でも過不足なく戦える上、防御面も[[VPS装甲]]や[[分身]]があるのでほぼ安泰。実は本作では[[ストライクフリーダムガンダム]]よりも僅かに[[装甲]]が薄い(デスティニー:1200、フリーダム:1250)。今回パッケージの版権作品集合絵にエントリーしているのは伊達ではない、ということか。[[インパルスガンダム|インパルス]]の改造が引き継がれる為、活躍させるのであれば早めにフル改造を。ただし、ルートによっては後半、一時離脱するので注意。離脱した場合は一時的に敵としても登場。運動性が敵ユニットとしてはレジェンドと並び本作最高峰で、分身も所持しているため[[必中]]が無ければまともに攻撃が当たらない。攻撃力も非常に高く、シンの能力と隊長効果も合わさってスーパー系でも一撃で致命傷になるので精神コマンド無しで戦うのは非常に危険。
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:上記の通りOPにも登場し、OP内の事実上のガンダムシリーズ代表にもなっている。物語後半でシンが乗り換える。全体的にモビルスーツの等身関連に不満が多いZであるが本機は元々細身のシルエットをしている為か違和感はあまり感じない。寺田Pが全ユニット中一番アニメーションにこだわったという逸話があり、躍動感のある動きをする。特に「アロンダイト」「フルウェポン・コンビネーション」のトドメ演出は必見。どの距離でも過不足なく戦える上、防御面も[[VPS装甲]]や[[分身]]があるのでほぼ安泰。今回パッケージの版権作品集合絵にエントリーしているのは伊達ではない、ということか。実は本作では[[ストライクフリーダムガンダム]]よりも僅かに[[装甲]]が薄い(デスティニー:1200、フリーダム:1250)。
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:[[インパルスガンダム|インパルス]]の改造が引き継がれる為、活躍させるのであれば早めにフル改造したい所だが、ルートによっては後半一時離脱、その間敵としても登場するため注意。敵ユニットとしては運動性がレジェンドと並び本作最高峰で、分身も所持しているため[[必中]]が無ければまともに攻撃が当たらない。攻撃力も非常に高く、シンの能力と隊長効果も合わさってスーパー系でも一撃で致命傷になるので精神コマンド無しで戦うのは非常に危険。
 
:[[ハイパーデュートリオンエンジン]]搭載なのに、Sフリーダムや∞ジャスティスとは違い[[EN回復]](小)を持っていない(レジェンドも)。原作で[[EN]]切れを起こした事があったからだろうか。
 
:[[ハイパーデュートリオンエンジン]]搭載なのに、Sフリーダムや∞ジャスティスとは違い[[EN回復]](小)を持っていない(レジェンドも)。原作で[[EN]]切れを起こした事があったからだろうか。
:ミーティアとは合体できないが、F.W.Cは大気圏化でも地形適応が良好で作中最強クラスの火力を叩き出すのでシンに[[特殊技能|援護攻撃]]を養成してやればアニメ版の扱いを払拭するかのごとく獅子奮迅の活躍をしてくれる。ED映像にも登場。
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:ミーティアとは合体できないが、フルウェポン・コンビネーションは大気圏下でも地形適応が良好で作中最強クラスの火力を叩き出すので、シンに[[援護攻撃]]を習得させればアニメ版の扱いを払拭するかのごとく、獅子奮迅の活躍をしてくれる。ED映像にも登場。
 
;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦Z破界篇}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦Z破界篇}}
:宇宙ルート25話でSフリーダム、∞ジャスティス、インパルスと共に加入。設定を反映してか[[装甲]]が'''1000'''に低下したが、フリーダムよりはまだ高い。前作の最強武装のフルウェポン・コンビネーションが削られているがそれでも十分強い。また[[EN回復]]能力が追加され継戦力が上がったが、アロンダイトの[[EN]]消費が倍になっているため連発しすぎるとやはりガス欠になる。しかし、フルウェポン・コンビネーションが使用不可でほかの武装は問題なく機能しているという事は'''パルマフィオキーナの調子が悪い'''という事なのだろうか……。フルウェポン・コンビネーションが使えない関係で、本作のデスティニーはバリア貫通、サイズ差補正無視付きの武装がないという地味に痛い欠点がある。 サイズ補正無視に関してはシンの技能でフォローしたい。フル改造ボーナスが攻撃力+300と優秀。フラッシュエッジ2が低燃費のP武器で使いやすい上に、フル改造ボーナスや[[SEED]]で火力を底上げできることもあり、敵陣に切り込んでの反撃戦法では最強クラスの機体。戦闘アニメは一見するとZの流用に見えるが、足の長さなど全体のバランスが見直されている。
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:宇宙ルート25話でSフリーダム、∞ジャスティス、インパルスと共に加入。設定を反映してか[[装甲]]が'''1000'''に低下したが、フリーダムよりはまだ高い。[[EN回復]]能力が追加され継戦力が上がったが、アロンダイトの[[EN]]消費が倍になっているため連発しすぎるとやはりガス欠になる。
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:前作の最強武装のフルウェポン・コンビネーションが使用不能であり、それでも十分強くはあるが、この影響で本作のデスティニーはバリア貫通、サイズ差補正無視付きの武装がないという地味に痛い欠点がある。 サイズ補正無視に関してはシンの技能でフォローしたい。フル改造ボーナスが攻撃力+300と優秀。フラッシュエッジ2が低燃費のP武器で使いやすい上に、フル改造ボーナスや[[SEED]]で火力を底上げできることもあり、敵陣に切り込んでの反撃戦法では最強クラスの機体。戦闘アニメは一見するとZの流用に見えるが、足の長さなど全体のバランスが見直されている。
 
;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦Z再世篇}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦Z再世篇}}
:最短で中東ルート7話にて加入。能力は前作とほぼ同じで、物語中盤には最強武器のフルウェポン・コンビネーションも復活し、更に火力が上昇する(この時、シンが「使えなかった武器を修理できる!」と喜んでいるので、やはり不調だったのはパルマフィオキーナだったようである)。能力は前述の通り前作と殆ど変らないのだが、元々[[能力]]が高い上にこの性能で序盤からの加入となる為、シンを序盤から長く育成できる事も相まって、序盤から終盤まで非常に優秀な戦力として存分に活躍させる事ができる。強いて欠点を挙げるならMAP兵器がない程度の隙の無い機体。解禁されたフルウェポン・コンビネーションの戦闘アニメにも、新たにリアル等身の[[カットイン]]が挿入されるようになった。今のところデスティニーの正式参戦が最速なのは本作である。
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:最短で中東ルート7話と、歴代最速の正式加入。能力は前作と殆ど変らないのだが、この性能で序盤からの加入となる為、シンを序盤から長く育成できる事も相まって、序盤から終盤まで非常に優秀な戦力として存分に活躍させる事ができる。特に宇宙ルート第24話では7ターン目を迎えるまで無限増援が発生するが、低燃費武装と火力の底上げ要素が噛み合ってエネミーフェイズのデスティニーは獅子奮迅の活躍を見せ、普通にデスティニーを使い込むだけでも大量の稼ぎが可能。
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:物語中盤には最強武器のフルウェポン・コンビネーションも復活<ref>この時、シンが'''「使えなかった武器を修理できる!」'''と喜んでいたため、前作時点ではパルマフィオキーナが不調だったようである。</ref>し、更に火力が上昇。強いて欠点を挙げるならMAP兵器がない程度の隙の無い機体となった。解禁されたフルウェポン・コンビネーションの戦闘アニメにも、新たにリアル等身の[[カットイン]]が挿入されるようになった。
 
;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇}}
:今回も参戦は分岐ルートの途中ではあるものの序盤から。戦闘シーンは基本絵も含め全て刷新されたが、基本絵のバランスの良さは兎も角、全体的に動きが硬く、元々Zのデスティニーはやたら気合いの入った動きをしていたため賛否両論といったところ。
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:今回も参戦は分岐ルートの途中ではあるものの序盤から。戦闘シーンは基本絵も含め全て刷新されたが、基本絵のバランスの良さは兎も角、全体的に動きが硬く、元々『Z』のデスティニーはやたら気合いの入った動きをしていたため賛否両論といったところ。
:例によって例のごとく、最強武器が封印されており、挙句シンもSEEDが使えない状態で、序盤~中盤でボス戦を任せるのは厳しい性能となっている。一応、基本性能は高いので乗機を丸ごと取り上げられているアムロやカミーユに比べれば十分戦力としてカウント可能な部類ではある。第31話でSEEDが解禁されてからが本番。前作に比べカスタムボーナスの変更、SEEDの補正の変更、魂の弱体化が重なり火力は落ちてしまったが継戦力は相変わらず高い。移動後使用可能なALL武器もないのでできればシンにヒット&アウェイも付けておきたい。
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:中盤までは例の如く最強武器が封印されており、挙句シンもSEEDが使えない状態で、ボス戦を任せるのは厳しい性能となっている。一応基本性能は高いので、乗機を丸ごと取り上げられているアムロやカミーユに比べれば十分戦力としてカウント可能な部類ではある。第31話でSEEDが解禁されてからが本番。
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:前作に比べカスタムボーナスの変更、SEEDの補正の変更、魂の弱体化が重なり火力は落ちてしまったが継戦力は相変わらず高い。移動後使用可能なALL武器もないのでできればシンにヒット&アウェイも付けておきたい。
 
:今回フルウェポン・コンビネーションが「武装一斉攻撃」という名称に変更になっている。
 
:今回フルウェポン・コンビネーションが「武装一斉攻撃」という名称に変更になっている。
 
;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇}}
 
:今作も分岐ルートで参戦。
 
:今作も分岐ルートで参戦。
 
:基本性能は前作同様で、ややテンポの悪かった「武装一斉攻撃」のアニメのスピードが調整されている。
 
:基本性能は前作同様で、ややテンポの悪かった「武装一斉攻撃」のアニメのスピードが調整されている。
:序盤の正式参戦時に中堅クラスの威力であるルナマリアとの連携攻撃(合体攻撃ではなく召喚攻撃)である「ザフトレッド・コンビネーションI」が追加され、その後終盤戦に差し掛かる頃にレイを加えた3人の連携攻撃で天獄篇におけるデスティニーの最強武装である「ザフトレッド・コンビネーションII」が追加される。どちらの攻撃も第2次Zにおけるトライチャージの延長のようであった召喚攻撃と違い、演出に非常に気合いが入っており事実上の合体攻撃と言える見応えのあるものに仕上がっている。
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:今回は2種の[[召喚攻撃]]が新規に追加されており、序盤の正式参戦時に中堅クラスの威力であるルナマリアとの連携攻撃「ザフトレッド・コンビネーションI」、終盤にレイを加えた3人の連携攻撃で天獄篇におけるデスティニーの最強武装である「ザフトレッド・コンビネーションII」がそれぞれ解禁される。インパルスとレジェンドが単独ユニット化しない代替として、いずれも演出に非常に気合いが入っており、事実上の合体攻撃と言える見応えのあるものに仕上がっている。
    
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦K}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦K}}
 
:[[ハイパーデュートリオンエンジン|ハイパーデュートリオン]]がようやく実装。効果は「ENを25%回復」とNJCより回復量が多い。
 
:[[ハイパーデュートリオンエンジン|ハイパーデュートリオン]]がようやく実装。効果は「ENを25%回復」とNJCより回復量が多い。
:武装はアロンダイトが高威力かつ[[バリア貫通]]を持つ[[コンボ]]攻撃になっており、またフルウェポンコンビネーションも同じくバリアを貫通するため、単体突撃、対ボス戦が有効な機体になっている。特に後半、オリジナル勢力にバリアを持つ雑魚が大量発生するため、切り込み役にうってつけ。一方で武装からフラッシュエッジが削除。消費が軽い格闘武器がなくなり、[[射撃]]の育成や燃費に気をつけなくてはならなくなった。また、確かにコンボ役として優秀なのだが、∞ジャスティスと組ませた際のフルウェポンコンビネーションとグリフォン2の[[援護攻撃]]は互いの[[SEED]]補正と[[アスラン・ザラ|アスラン]]の[[信頼補正]]「格闘武器の攻撃力アップ」、シンの信頼補正「格闘武器のクリティカル率アップ」が全て反映されて恐るべき火力を発揮するため、アスランとのコンビも捨てがたい。
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:武装はアロンダイトが高威力かつ[[バリア貫通]]を持つ[[コンボ]]攻撃になっており、またフルウェポン・コンビネーションも同じくバリアを貫通するため、単体突撃、対ボス戦が有効な機体になっている。特に後半、オリジナル勢力にバリアを持つ雑魚が大量発生するため、切り込み役にうってつけ。一方で武装からフラッシュエッジが削除。消費が軽い格闘武器がなくなり、[[射撃]]の育成や燃費に気をつけなくてはならなくなった。
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:SU運用がうってつけの機体ではあるが、∞ジャスティスと組ませた際のフルウェポンコンビネーションとグリフォン2の[[援護攻撃]]は互いの[[SEED]]補正と[[アスラン・ザラ|アスラン]]の[[信頼補正]]「格闘武器の攻撃力アップ」、シンの信頼補正「格闘武器のクリティカル率アップ」が全て反映されて恐るべき火力を発揮するため、アスランとのPUも捨てがたい。
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦L}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦L}}
:全機体が攻撃に何らかのコストが必要となる今作ではハイパーデュートリオン(Kでの効果そのまま)のおかげで継続戦闘能力が高い。Kと同じくコンボ属性・高威力なアロンダイトに加え、[[分身]]・[[VPS装甲]]・シールド・剣・銃と防御能力のオンパレードとなっており生存能力が飛びぬけて高いため、シンの[[能力]]とも相まってSUに厳しめなバランスであるLでもSUでの運用に十分耐えうる機体。
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:シンの正式参戦から3話程で加入。今回はインパルスからの改造引継ぎがない所に注意。
:ただし、アロンダイトとビーム砲に気力制限がついたため[[気力]]が上がらないと格闘武器どころか長距離ビーム砲も使えず、バルカンと[[ビームライフル]]しか[[武器]]が無い状態からスタートしなければならないので注意。撃墜数トップ3の[[エース]]になればフルウェポンコンビネーション以外の武装を全て使える状態からスタートできるが、調整は厳しい。
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:無消費武器を持つ機体が1機もいない本作では、『K』と同性能のハイパーデュートリオンの恩恵が大きい。変わらずコンボ属性・高威力なアロンダイトに加え、[[分身]]・[[VPS装甲]]・シールド・剣・銃と防御能力が豊富で生存能力が飛びぬけて高いため、シンの[[能力]]とも相まってSUに厳しめなバランスである本作の中でもSUでの運用に十分耐えうる機体。
:なお、今作では信頼補正こそないものの、前作同様∞ジャスティスと[[射程]]等がかみ合うためにコンビが強力だが、今回はデスティニーも∞ジャスティスも機体ボーナスに貴重な「宇宙適応A(S)」があるので、別々で運用した方が宇宙Bの面々が助かるだろう。
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:ただし、アロンダイトとビーム砲に気力制限がついたため[[気力]]が上がらないと格闘武器どころか長距離ビーム砲も使えず、バルカンと[[ビームライフル]]しか[[武器]]が無い状態からスタートしなければならないので注意。撃墜数トップ3の[[エース]]になればフルウェポンコンビネーション以外の武装を全て使える状態からスタートできるが、そのためには最前線でしっかりスコアを稼がせる必要がある。
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:前作比で信頼補正こそないものの、同様に∞ジャスティスと[[射程]]等がかみ合うためにPU運用も強力だが、今回はデスティニーも∞ジャスティスも機体ボーナスに貴重な「宇宙適応A(S)」があるので、別々で運用した方が宇宙Bの面々が助かるだろう。
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦UX}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦UX}}
 
:原作終了後なのでプロローグから参戦するが、初戦で大破してしまう。その後[[アルヴィス]]預りで修理され、中盤の[[竜宮島]]での戦闘中に[[皆城乙姫]]が無人状態で動かしシンの元へ届けられる。
 
:原作終了後なのでプロローグから参戦するが、初戦で大破してしまう。その後[[アルヴィス]]預りで修理され、中盤の[[竜宮島]]での戦闘中に[[皆城乙姫]]が無人状態で動かしシンの元へ届けられる。
:本機に限らず、SEED系MSは同種機より対[[フェストゥム]]を想定して準備されているという設定。そのため対フェストゥムでは'''VPS装甲で[[同化]]を防げる'''という恩恵があるため、今作では'''何と対フェストゥム戦で真価を発揮する。'''読まれる前に高速で近づいて叩き、序盤で大量に出てくるグレンデル型に対してはVPS装甲でダメージを剥がすといった、ノートゥング・モデルのファフナーとは一味違う運用が期待できる。更に長射程への対応力があるのも相まってほぼオールラウンドで運用できる。能力の高さは健在で、更に対フェストゥムでも恐れずに戦えるので体感的には過去作以上。ただし、無効化できるのはグレンデル型の攻撃と「アーム・ラッシュ」、エウロス型の「ミサイル」のみで、'''フェストゥムがしょっちゅう放ってくる「ワーム・スフィアー」には無力'''なのに注意。こちらは他機体と同じ扱いだが、前述のとおりある意味本作で危険なグレンデル型は片っ端から駆逐できるので、かなりのアドバンテージがある。同化の恐ろしさを知る視聴者からすれば、これは'''人が乗る機体の中では余りある厚遇といえる'''(何故なら同化を恐れず戦うという行為自体、原作からして'''絶対に有り得ない'''からである。傍目(あるいは視聴者)から見ればただの自殺である)。
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:本作のSEED系MSは対[[フェストゥム]]を想定して準備されている設定。その中でも本機は読心を上回る速度での高速戦闘を可能とし、序盤で大量に出てくるグレンデル型に対してはVPS装甲でダメージを受け止める(ゲーム上でも'''VPS装甲で[[同化]]を防げる'''恩恵がある。無効化できるのはグレンデル型の攻撃と「アーム・ラッシュ」、エウロス型の「ミサイル」のみだが、ある意味本作で危険なグレンデル型に対策できるだけでもかなりのアドバンテージがある。ただし、'''フェストゥムが高頻度で放ってくる「ワーム・スフィアー」には無力'''なのに注意。)など、ファフナーとは違う方向で印象深く活躍する。特に『ファフナー』原作の環境では、同化を恐れず戦う行為がそもそも絶対に有り得ないレベルだったため、同化の恐ろしさを知る視聴者からすれば、今回の扱いは'''人が乗る機体の中では余りある厚遇といえる'''
:更にルナマリア搭乗の[[インパルスガンダム]]との[[合体攻撃]]も追加され、使いやすさはもちろん最大火力も過去作以上となっている。残念な点は、Lに続いてインパルスガンダムからの改造を引き継がないところ(『Z』では引き継ぐ)と、[[GNドライヴ]]の煽りを受けてハイパーデュートリオンの回復量が10%にまで落ちている点。
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:その中でもシンとデスティニーは'''『ファフナー』系シナリオの際にはほぼ必ず登場'''するなどの大胆なクロスオーバーの数々から、'''ファフナー・マークデスティニー'''(「運命」をドイツ語読みにした'''マークシックザール'''とも)と呼称するファンも(ちなみにその俗称は'''[[スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE|スパロボ公式ラジオ]]でも触れられている''')。
:原作終了後という扱いを生かした、ファフナー勢との大胆なクロスオーバーの数々から、'''ファフナー・マークデスティニー'''(「運命」をドイツ語読みにした'''マークシックザール'''とも)と呼称するファンも(ちなみにその俗称は'''[[スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE|スパロボ公式ラジオ]]でも触れられている''')。
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:対フェストゥム戦に限らずとも基礎性能の高さや武器射程面での対応力は健在で、戦場を選ばず活躍できる。今回はルナマリア搭乗の[[インパルスガンダム]]との[[合体攻撃]]も追加され、使いやすさはもちろん最大火力も過去作以上となっている。残念な点は、『L』に続いてインパルスからの改造引継ぎがないところと、[[GNドライヴ]]の煽りを受けてハイパーデュートリオンの回復量が10%にまで落ちている点。
    
=== Scramble Commanderシリーズ ===
 
=== Scramble Commanderシリーズ ===
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=== VXT三部作 ===
 
=== VXT三部作 ===
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦V}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦V}}
:今回はパルマフィオキーナが単独武装として追加された他、新規武装以外ではアロンダイトのモーションが変更されている。
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:今回はパルマフィオキーナが単独武装として追加された他、新規武装以外ではアロンダイトのモーションが変更されている。また、機体集合イラストには登場していないが、公式サイト内には新規でデスティニーを含めた主人公機が描き下ろされている。
:但しまたもやシンのSEED技能が途中まで封印状態になってしまっており、初期からSEED解禁されているストライクフリーダムや∞ジャスティスと比べると能力面で不利。火力に関しても合体攻撃の相棒が能力の低いインパルスであるため、相対的に劣っている。更に言うとそのインパルスがカスタムボーナスを得た場合エクスカリバーの攻撃力が上がる為、SEED解禁&武装一斉攻撃解放までは'''インパルスの後継機でありながらインパルスと最大火力が同等'''という情けない事になる。しかも、アロンダイトは射程も短い。この点については、射程で勝るインパルスとの合体攻撃を活用したい。
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:『第3次Z』同様、武装一斉攻撃およびシンのSEED技能が途中まで使用不能であり、初期からSEED解禁されているストライクフリーダムや∞ジャスティスと比べると能力面で不利。火力に関しても合体攻撃の相棒が能力の低いインパルスであるため、相対的に劣っている。
:SEED解禁&武装一斉攻撃が解放されてからは、飛躍的に火力が上がる。インパルスとの新たな合体攻撃も追加されるのだが、'''デスティニー単機の最強武器よりも攻撃力が600も高い'''ため、セット運用するとしないとでは、強さが全然違う。
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:なお、早期にインパルスに手を入れると、あちらがカスタムボーナスを得た場合エクスカリバーの攻撃力が上がる為、'''インパルスの後継機でありながらインパルスと最大火力が同等'''の状態に陥る(さらにあちらは射程も伸びるため、使い勝手の面ではさらに差がついてしまう)。
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:SEED解禁後は武装一斉攻撃に加えてインパルスとの合体攻撃も増え、最大火力が目に見えて上がる。
    
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
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:シンが搭乗。
 
:シンが搭乗。
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Operation Extend}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Operation Extend}}
:第4章より参戦。コロニー勢力の一部が独自に開発したという設定で、[[ガンダム|RX-78ガンダム]]と同時期かそれ以前に開発されたことになる。
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:第4章より参戦。コロニー勢力の一部が独自に開発した設定で、[[ガンダム|RX-78ガンダム]]と同時期かそれ以前に開発されたことになる。
:Zと同様[[EN回復]]を持っていないのだが、EN回復を前提としているとしか思えないほど武器のEN消費が激しい。その上、[[VPS装甲]]と[[ビームシールド]]でもENを食ってしまうため、EN切れを起こしやすい。その分、攻撃力と生存能力はトップクラスではあるのだが…。シンの精神コマンドのラインナップがイマイチなこともあって、珍しく扱いにくい性能となっている。また、ゲーム内では『DESTINY』の3機体が並び立つカットインがあるのだが、'''3機の中で珍しくセンターに位置している'''。
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:Zと同様[[EN回復]]を持っていないのだが、EN回復を前提としているとしか思えないほど武器のEN消費が激しい。その上、[[VPS装甲]]と[[ビームシールド]]でもENを食ってしまうのでEN切れを起こしやすいが、機体をより改造していれば分身の確率が上がるので同作の他2機と比べると被弾の際に余計なENを使う頻度は減る。シンの精神コマンドのラインナップが珍しくイマイチではあるが、防御寄りの精神2つと改造による分身確率向上で攻撃力と生存能力はトップクラスではある。また、ゲーム内では『DESTINY』の3機体が並び立つカットインがあるのだが、'''3機の中で珍しくセンターに位置している'''。
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
:『X-Ω』では原作の[[アーモリーワン]]襲撃事件の時点でデスティニーが完成済み、という珍しい設定で、シンはどのイベントでも一貫して本機に搭乗する。このため、[[インパルスガンダム]]が一貫してルナマリアの乗機として扱われている。
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:『X-Ω』では原作の[[アーモリーワン]]襲撃事件の時点でデスティニーが完成済みの珍しい設定(但し、原作を知っている人からしたらこの時点でかなりパワーバランスが崩れる為、ファンからは突っ込まれた)で、シンはどのイベントでも一貫して本機に搭乗する。このため、[[インパルスガンダム]]が一貫してルナマリアの乗機として扱われている。
 
:R・SR・SSRアタッカー、SSRディフェンダー、大器型SSRシューター、大器型SSRファイター、大器型SSRアタッカー・Ωスキル搭載大器型SSRファイター、極型SSRファイターが登場。
 
:R・SR・SSRアタッカー、SSRディフェンダー、大器型SSRシューター、大器型SSRファイター、大器型SSRアタッカー・Ωスキル搭載大器型SSRファイター、極型SSRファイターが登場。
 
:R・SR・SSRアタッカーは2016年7月のイベント「運命の騎兵隊」の報酬ユニットとして実装。飛行能力と高い移動速度を持つ斬り込み役。アビリティはHPが高く保つことで能力が上昇するものが多く、[[魂]]と突進貫通型の「アロンダイト」の合わせ技による爆発力が強み。ただ、高い攻撃力と運動性能に対してHPと装甲がレアリティ内でもかなり低く、HPをアビリティ発動条件で保つのが難しいので、こまめな回復を心掛けたい。
 
:R・SR・SSRアタッカーは2016年7月のイベント「運命の騎兵隊」の報酬ユニットとして実装。飛行能力と高い移動速度を持つ斬り込み役。アビリティはHPが高く保つことで能力が上昇するものが多く、[[魂]]と突進貫通型の「アロンダイト」の合わせ技による爆発力が強み。ただ、高い攻撃力と運動性能に対してHPと装甲がレアリティ内でもかなり低く、HPをアビリティ発動条件で保つのが難しいので、こまめな回復を心掛けたい。
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:*大器型SSRアタッカー…大器シューター版のリメイクと言った趣で、デスアップ系アビリティ「譲れない信念」による爆発力が持ち味。EXアビリティの分身は特殊回避に変更され、回数は限られるが確実に攻撃を回避できるようになった。しかし「特殊回避を潰してくる超命中・必中状態に無力」「耐久面はシンの不屈やPアビリティのタフネス頼り」といった欠点はシューター・ファイター版から変わらずで、10というVコストの重さもあって編成難易度は高い。
 
:*大器型SSRアタッカー…大器シューター版のリメイクと言った趣で、デスアップ系アビリティ「譲れない信念」による爆発力が持ち味。EXアビリティの分身は特殊回避に変更され、回数は限られるが確実に攻撃を回避できるようになった。しかし「特殊回避を潰してくる超命中・必中状態に無力」「耐久面はシンの不屈やPアビリティのタフネス頼り」といった欠点はシューター・ファイター版から変わらずで、10というVコストの重さもあって編成難易度は高い。
 
:*極型SSRファイター(XΩ)…「VPS装甲【極】」による莫大な耐久値、ダメージを受けるたびに耐久値を修復しつつ速度を上げる「ソリドゥス・フルゴール【極】」の2つのアビリティが肝となり、前線で味方の盾になりながら反撃で相手を殲滅できる。必中状態にはなれないが、逆に攻撃を回避されるたびに行動力が加速する上に、XΩスキルの相方である[[ストライクフリーダムガンダム|ストライクフリーダム]]が必中状態で当ててくれてしっかりダメージを稼げるため、互いに殲滅速度を支え合う形となる。基本XΩスキル前提の運用で、末期の強豪ユニットとして活躍した。しかし、耐久値を無視されるとあっさり落ち、それを行えるユニットの活躍もまた目立った。
 
:*極型SSRファイター(XΩ)…「VPS装甲【極】」による莫大な耐久値、ダメージを受けるたびに耐久値を修復しつつ速度を上げる「ソリドゥス・フルゴール【極】」の2つのアビリティが肝となり、前線で味方の盾になりながら反撃で相手を殲滅できる。必中状態にはなれないが、逆に攻撃を回避されるたびに行動力が加速する上に、XΩスキルの相方である[[ストライクフリーダムガンダム|ストライクフリーダム]]が必中状態で当ててくれてしっかりダメージを稼げるため、互いに殲滅速度を支え合う形となる。基本XΩスキル前提の運用で、末期の強豪ユニットとして活躍した。しかし、耐久値を無視されるとあっさり落ち、それを行えるユニットの活躍もまた目立った。
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;[[スーパーロボット大戦DD]]
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:『DESTINY』参戦の時点で[[インパルスガンダム]]からの乗り換え扱いで参戦すること(しかも乗り換えは『DD』内の[[紅蓮可翔式]]から[[紅蓮聖天八極式|聖天八極式]]への乗り換えと同じ位早いとも言われている)が2023年8月の生スパロボチャンネルにて示唆されている。
    
=== 関連作品 ===
 
=== 関連作品 ===
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:『Z』では運動性ダウン、携帯機では照準値ダウンの[[特殊武器]]。
 
:『Z』では運動性ダウン、携帯機では照準値ダウンの[[特殊武器]]。
 
;MMI-X340 パルマフィオキーナ 掌部ビーム砲
 
;MMI-X340 パルマフィオキーナ 掌部ビーム砲
:左右の掌底部に内蔵された小型ビーム砲。隠し武器のような扱いで、接近戦で威力を発揮する。一撃で戦艦をも破壊する威力を持つ。[[ビームサーベル]]としても使えるらしい。デスティニー独自の実験的兵装で、パイロットの発想次第で様々な応用が可能。
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:左右の掌底部に内蔵された小型ビーム砲。主に至近距離の格闘戦で放つ隠し武器のような扱い<ref>オーブ戦にて距離の離れたムラサメに対して本武装を使用したかのような描写(ビームライフルおよびビーム砲を咄嗟に使用できない状況で本武装のビームと同じ色がムラサメを撃墜している)が存在するため、至近距離以外でも使用可能である可能性はある。本編外では後述する『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ~GENERATION of C.E.~』におけるバーストアタックで明確に射撃武器として使用している描写がある。</ref>で、接近戦であれば一撃で戦艦をも破壊する威力を持つ。[[ビームサーベル]]としても使えるらしい。デスティニー独自の実験的兵装で、パイロットの発想次第で様々な応用が可能。
:スパロボでは長らく単独では使用できず、フル・ウェポン・コンビネーションに含まれていた。直撃時が[[シャイニングガンダム]]のシャイニングフィンガーに似ている。なお『Z』では終盤オーブでの戦いで、手に似たような武器を持つ[[ターンX]]の溶断破砕マニュピレータをモロに喰らうイベントがあった。『第2次Z破界篇』ではフル・ウェポン・コンビネーションが使用不可・他の武装は問題なく使える事から不調のようである。再世篇ではパーツが手に入ったことで修理が完了したようである。
+
:主な用法が[[シャイニングガンダム]]のシャイニングフィンガーに似ているためか『Z』では終盤オーブでの戦いで、手に似たような武器を持つ[[ターンX]]の溶断破砕マニュピレータをモロに喰らうイベントがあった。
:『V』においてようやく単独の武装として追加された。必要気力、火力、燃費のすべてがフラッシュエッジ2とアロンダイトのほぼ中間に位置するため、エースになって以降はアロンダイトを解禁するための初手として使われる事が多い。申し訳程度にC属性持ちだが射程が短いのでカウンター武器としての勝手は悪い。
+
:単独武装としては長らく採用されず、フルウェポン・コンビネーションでのみ使用される作品が多かった。『第2次再世篇』では中盤での修理によりフルウェポンが解禁される事から、本武装の調子が悪かったと推測されている。
:『X-Ω』では大器型アタッカー・ディフェンダータイプでの必殺スキル。
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:『X-Ω』では大器型アタッカー・ディフェンダータイプでの必殺スキルとして実装され、初めて単独武装として実装された。
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:『V』でも単独武装として採用。使い勝手はほぼアロンダイトの下位装備。わずかな命中率や気力制限、EN消費の差はあるが、闘争心やエースによって初期気力が高い状態で出撃できるようになるとあまり使われなくなるポジション。C属性持ちだが射程が短いのでカウンター武器としての勝手は悪い。
 
;M2000GX 高エネルギー長射程ビーム砲
 
;M2000GX 高エネルギー長射程ビーム砲
:背部の左ウェポンラックに装備された大型ビームランチャー。不使用時は2つ折りにマウントされる。展開時の全長は本機を上回る。ガナーウィザードのオルトロスやブラストインパルスのケルベロス以上の出力を誇り、MSの携帯火器の中でも最強クラス。また、速射性能も高く、迎撃にも使用できる。なお、砲身分割の技術には本体でも採用された基本構造体の細部化と連動が生かされている。
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:背部の左ウェポンラックに装備された大型ビームランチャー。不使用時は2つ折りにマウントされ、展開時の全長は本機を上回る。ガナーウィザードのオルトロスやブラストインパルスのケルベロス以上の出力を誇り、MSの携帯火器の中でも最強クラス。また、速射性能も高く、迎撃にも使用できる。なお、砲身分割の技術には本体でも採用された基本構造体の細部化と連動が生かされている。
 
:ファンからの通称は「名無し砲」。「アグニ」や「ケルベロス」の系譜でありながら、それらに該当する固有名称がないことが由来。
 
:ファンからの通称は「名無し砲」。「アグニ」や「ケルベロス」の系譜でありながら、それらに該当する固有名称がないことが由来。
 
:『Z』では[[全体攻撃]]。
 
:『Z』では[[全体攻撃]]。
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;MX2351 ソリドゥス・フルゴール ビームシールド発生装置
 
;MX2351 ソリドゥス・フルゴール ビームシールド発生装置
 
:両手甲部に装備された光学防御装備。展開領域の任意設定が可能で、シールドの形状変更のみならず、ビームガン等としての使用も可能。高出力ビームの直撃すら無効化するほどの対ビーム防御力を持ち、実弾も防御可能だが、アンチビームコーティングが施された物体は素通りしてしまうという弱点もある。ただし、本機は[[VPS装甲]]があるためカバーできる。
 
:両手甲部に装備された光学防御装備。展開領域の任意設定が可能で、シールドの形状変更のみならず、ビームガン等としての使用も可能。高出力ビームの直撃すら無効化するほどの対ビーム防御力を持ち、実弾も防御可能だが、アンチビームコーティングが施された物体は素通りしてしまうという弱点もある。ただし、本機は[[VPS装甲]]があるためカバーできる。
:一部の作品(『[[Z]]』『[[第2次Z]]』『[[OE]]』)では実体シールドの黄色い部分からビームシールドを展開させているが、実体シールドの黄色い部分はただの装飾であり、手甲の黄色い部分が本来のビームシールド発生装置である。色と形が似ているので間違えてしまったのだろうか。[[V2アサルトガンダム]]、[[ゾリディア]]、近衛師団仕様[[リグ・シャッコー]]など、実体盾からビームシールドを展開するモビルスーツも存在するが、それらと混同してしまったのかもしれない。さらに、Zと第2次Zではビームシールドの形状が本来の菱形とは異なる六角形になってしまっている。シールドの形状に合わせてしまったのかもしれない。『[[K]]』『[[UX]]』『[[第3次Z]]』『[[V]]』では位置・形状ともに正しく描写されている。
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:一部の作品(『[[Z]]』『[[第2次Z]]』『[[OE]]』)では実体シールドの黄色い部分からビームシールドを展開させているが、実体シールドの黄色い部分はただの装飾であり、手甲の黄色い部分が本来のビームシールド発生装置である。色と形が似ているので間違えてしまったのだろうか。[[V2アサルトガンダム]]、[[ゾリディア]]、近衛師団仕様[[リグ・シャッコー]]など、実体盾からビームシールドを展開するモビルスーツも存在するが、それらと混同してしまったのかもしれない。さらに、『Z』と『第2次Z』ではビームシールドの形状が本来の菱形とは異なる六角形になってしまっている。シールドの形状に合わせてしまったのかもしれない。『[[K]]』『[[UX]]』『[[第3次Z]]』『[[V]]』では位置・形状ともに正しく描写されている。
 
;対ビームシールド
 
;対ビームシールド
 
:左腕に装着されたシールド。インパルスのシールドと同様、上下に伸縮可能。本機は[[ビームシールド]]と[[VPS装甲]]があるため、フェイルセーフ用として装備されている感が強い。実際、使用されたのはビームライフルや片腕を破壊された時の爆発から身を守った時ぐらいである。こちらは実体型シールドであって、ビームシールドを発生させる機能は無い。
 
:左腕に装着されたシールド。インパルスのシールドと同様、上下に伸縮可能。本機は[[ビームシールド]]と[[VPS装甲]]があるため、フェイルセーフ用として装備されている感が強い。実際、使用されたのはビームライフルや片腕を破壊された時の爆発から身を守った時ぐらいである。こちらは実体型シールドであって、ビームシールドを発生させる機能は無い。
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:ソードインパルスのフラッシュエッジの発展型。簡易型ドラグーンとして操作する機構が継承されている。[[ビームサーベル]]としても使用可能だが、2つ組み合わせて大きな実体ブーメランとする機構はオミットされた。アンチビームコーティングが施されたシールドを容易に破断する威力がある。……のだが∞ジャスティスに何故か蹴りで弾かれた<ref>瞬間的にグリフォン2ビームブレイドを発生させて蹴り飛ばした可能性はある。</ref>不遇の武器。両肩部にマウント。
 
:ソードインパルスのフラッシュエッジの発展型。簡易型ドラグーンとして操作する機構が継承されている。[[ビームサーベル]]としても使用可能だが、2つ組み合わせて大きな実体ブーメランとする機構はオミットされた。アンチビームコーティングが施されたシールドを容易に破断する威力がある。……のだが∞ジャスティスに何故か蹴りで弾かれた<ref>瞬間的にグリフォン2ビームブレイドを発生させて蹴り飛ばした可能性はある。</ref>不遇の武器。両肩部にマウント。
 
:スパロボの演出では基本的に此方のブーメランとしての採用が殆どである。「[[Zシリーズ]]」では燃費のいい有射程P武器で使い勝手が良い。『X-Ω』では「フラッシュエッジ2(投擲)」名義で通常アタッカータイプの必殺スキルに採用。
 
:スパロボの演出では基本的に此方のブーメランとしての採用が殆どである。「[[Zシリーズ]]」では燃費のいい有射程P武器で使い勝手が良い。『X-Ω』では「フラッシュエッジ2(投擲)」名義で通常アタッカータイプの必殺スキルに採用。
:『K』『L』では[[ビームライフル]]と役割が重複(どちらも中射程P属性武器)するためかオミットされている。『UX』では武装としては珍しくサーベルでの採用となっているがフル・ウェポン・コンビネーションではブーメランとしても使われている。
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:『K』『L』では[[ビームライフル]]と役割が重複(どちらも中射程P属性武器)するためかオミットされている。『UX』では武装としては珍しくサーベルでの採用となっているがフルウェポン・コンビネーションではブーメランとしても使われている。
 
:;ビームサーベル
 
:;ビームサーベル
::フラッシュエッジ2のビーム刃の出力を上げて剣状にした状態。通常のビームサーベルと同じく手に持って使う。
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::フラッシュエッジ2のビーム刃の出力を上げて剣状にした状態。通常のビームサーベルと同じく手に持って使うが、作中での使用頻度は極度に少ない<ref name="大太刀" />。
::『Z』では[[斬り払い]]時に使用。『UX』では「フラッシュエッジ2」名義で採用されており、フル・ウェポン・コンビネーションと合わせてスパロボとしては初めて両形態が再現された形となる。
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::『Z』では[[斬り払い]]時に使用。『UX』では「フラッシュエッジ2」名義で採用されており、フルウェポン・コンビネーションと合わせてスパロボとしては初めて両形態が再現された形となる。
 
::『X-Ω』ではアタッカー・ディフェンダー・ファイタータイプの通常攻撃。
 
::『X-Ω』ではアタッカー・ディフェンダー・ファイタータイプの通常攻撃。
 
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:当初は「アロンダイト対艦刀」「アロンダイト大型ビームソード」等、媒体によって表記揺れがあったが、近年は「アロンダイトビームソード」で統一されている。
 
:当初は「アロンダイト対艦刀」「アロンダイト大型ビームソード」等、媒体によって表記揺れがあったが、近年は「アロンダイトビームソード」で統一されている。
 
:『Z』では[[射程]]1~2だが、高威力&低燃費&必要気力なしという超性能。
 
:『Z』では[[射程]]1~2だが、高威力&低燃費&必要気力なしという超性能。
:『K』では射程1固定だが、[[バリア貫通]]効果が付き[[アタックコンボ]]も可能。しかし、燃費が恐ろしく悪い。トドメ演出では敵に突き刺されたまま爆発している。Lでは燃費改善され、演出面でも強化。随所に[[カットイン]]が入り、さらに岩場に叩きつけるトドメ演出に。刀身が折れないか心配である。UXでは、トドメ演出で一度離脱し、[[フォースインパルスガンダム]]のエクスカリバーよろしく再度突っ込んで斬り捨てるというカットに変更された。
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:『K』では射程1固定だが、[[バリア貫通]]効果が付き[[アタックコンボ]]も可能。しかし、燃費が恐ろしく悪い。トドメ演出では敵に突き刺されたまま爆発している。『L』では燃費改善され、演出面でも強化。随所に[[カットイン]]が入り、さらに岩場に叩きつけるトドメ演出となった。刀身が折れないか心配である。『UX』ではトドメ演出で一度離脱し、[[フォースインパルスガンダム]]のエクスカリバーよろしく再度突っ込んで斬り捨てるというカットに変更された。
 
:『OE』では「対大型」特性のため、L(4)[[サイズ]]以上の敵に攻撃力の数値以上のダメージを出せる。
 
:『OE』では「対大型」特性のため、L(4)[[サイズ]]以上の敵に攻撃力の数値以上のダメージを出せる。
 
:『X-Ω』ではアタッカー・ファイターの必殺スキル。
 
:『X-Ω』ではアタッカー・ファイターの必殺スキル。
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==== 必殺技 ====
 
==== 必殺技 ====
 
;フルウェポン・コンビネーション / 武装一斉攻撃
 
;フルウェポン・コンビネーション / 武装一斉攻撃
:『Z』で追加されたデスティニーの必殺技。外付けの武装を次々と使用する連続攻撃で、最後にゼロ距離からパルマフィオキーナを叩き込む。PS2ゲーム『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ~GENERATION of C.E.~』におけるオリジナル最強攻撃「バーストアタック」が元ネタである。特に回転しながらパルマフィオキーナを構える場面などはそっくりそのまま。P属性で、『Z』では[[射程]]が2~5、『K』『L』『UX』『OE』では射程1~3で[[バリア貫通]]効果あり(『UX』に至ってはサイズ修正無視もある)と強力。『Z』では[[ビーム兵器]]扱いなので、[[VPS装甲]]を持つ相手でも問題ない。第2次Z破界篇では使用不可だが、実は[[没データ]]としてちゃっかりあったりする。再世篇の中盤でエターナルが持ってきたパーツによって追加される。
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:『Z』で追加され、以降『X-Ω』以外で採用され続ける定番となったデスティニーの必殺技。外付けの武装を次々と使用し、射撃武器で足を止めさせてからアロンダイトで強襲、最後にゼロ距離からパルマフィオキーナを叩き込む連続攻撃が共通項であり、武装の使用順などは各作品ごとに異なる。PS2ゲーム『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ~GENERATION of C.E.~』におけるオリジナル最強攻撃「バーストアタック」が元ネタである。特に回転しながらパルマフィオキーナを構える場面などはそっくりそのまま。
:『フルウェポン・コンビネーション』という必殺技名はスパロボオリジナルで、第3次Zから名称が『'''武装一斉攻撃'''』に変更された。後述の『ザフトレッド~』との被りを避けるためだろうか。
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:全作品通してP属性で、『Z』では[[射程]]が2~5、『K』『L』『UX』『OE』では射程1~3で[[バリア貫通]]効果あり(『UX』に至ってはサイズ修正無視もある)と強力。『Z』では[[ビーム兵器]]扱いなので、[[VPS装甲]]を持つ相手でも問題ない。
:劇中での会話において、シンが[[SEED|集中力を極限まで研ぎ澄ませた状態]]でない使えないと語っており、カミーユとセツコとの訓練で身に着けたことが明らかになった。
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:『第2次Z破界篇』では使用不可だが、実は[[没データ]]としてちゃっかりあったりする。『再世篇』の中盤でエターナルが持ってきたパーツによって追加される。『Z』時点では刺しっぱなしになったアロンダイトを宙返りしながら回収する形に改変された。
:『K』『L』ではトドメ演出で家族との思い出がフラッシュバックするようになっており、一部では「'''トラウマアタック'''」などと言われる事も。なお、Lではレクイエム戦でジブリールの乗った[[ガーティ・ルー]]にこの技を前述のトドメ演出込みで叩き込むイベントがあり、感慨深いものがある。一方でUXではこの演出がカットされており、「シンは過去を乗り越えた」と解釈する事も出来る。
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:「フルウェポン・コンビネーション」という必殺技名はスパロボオリジナルで、『第3次Z』から名称が「'''武装一斉攻撃'''」に変更された。後述の「ザフトレッド~」との被りを避けるためだろうか。劇中での会話において、シンが[[SEED|集中力を極限まで研ぎ澄ませた状態]]でない使えないと語っており、カミーユとセツコとの訓練で身に着けたことが明らかになった。また、『第3次Z』および『V』ではアロンダイトの攻撃パートが超高速の連続斬撃になっている。
:『OE』では名前に反して長射程ビーム砲、アロンダイト、パルマフィオキーナの3つしか使用しないため(トリ)フ(゜)ルウェポン・コンビネーションと揶揄されている。なお、この3つの武装による連続攻撃はアーケードゲーム『ガンダムトライエイジ』でも登場しており、そちらは「'''デスティニー・イグナイデッド'''」というOP「ignited」から引用された必殺技名が採用されている。
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:『K』『L』では他作品と異なり、ビームライフルによる牽制の後、先にアロンダイトで斬りかかった後、一度距離を取りながら長距離ビーム砲を挟み最後にパルマフィオキーナという構成。トドメ演出で家族との思い出がフラッシュバックするようになっており、一部では「'''トラウマアタック'''」などと言われる事もあった。『L』ではレクイエム戦でジブリールの乗った[[ガーティ・ルー]]にトドメ演出込みで叩き込み撃沈させるイベントがあり、感慨深い技に昇華されている。
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:『UX』では先述の通りフラッシュエッジを使用しており、劇中未使用のCIWS以外の全武装を用いての攻撃となった。フラッシュバック演出はなくなり、「シンは過去を乗り越えた」と解釈することもできる。
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:一方『OE』では名前に反して長射程ビーム砲、アロンダイト、パルマフィオキーナの3つしか使用しないため(トリ)フ(゜)ルウェポン・コンビネーションと揶揄されている。なお、この3つの武装による連続攻撃はアーケードゲーム『ガンダムトライエイジ』でも登場しており、そちらは「'''デスティニー・イグナイテッド'''」というOP「ignited」から引用された必殺技名が採用されている。
 
:他作ではGジェネレーションシリーズ『クロスレイズ』では格闘武装を全て使用した連続コンボ技に「'''エクストリームブラストモード'''」という呼称が使われている。プラモで発売されたバージョン違いの名前が元ネタ。
 
:他作ではGジェネレーションシリーズ『クロスレイズ』では格闘武装を全て使用した連続コンボ技に「'''エクストリームブラストモード'''」という呼称が使われている。プラモで発売されたバージョン違いの名前が元ネタ。
 
;近接コンビネーション
 
;近接コンビネーション
:『X-Ω』ファイタータイプの必殺スキル。アロンダイトで連続攻撃を行ってからパルマフィオキーナでシメる。
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:『X-Ω』ファイタータイプの必殺スキル。アロンダイトで連続攻撃を行ってからパルマフィオキーナで〆。
 
;エクストリーム・コンビネーション
 
;エクストリーム・コンビネーション
 
:『X-Ω』でのΩスキル対応必殺スキル。長距離ビーム砲、フラッシュエッジ、アロンダイトでの連続攻撃。
 
:『X-Ω』でのΩスキル対応必殺スキル。長距離ビーム砲、フラッシュエッジ、アロンダイトでの連続攻撃。
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:実質上のフルウェポン・コンビネーションだが、本武装を使用可能なΩユニットは全て近接コンビネーションも併せ持つため、結果的に同作では近接コンビネーションとパターンを分けた形になっている。
    
==== [[召喚攻撃]] ====
 
==== [[召喚攻撃]] ====
 
;ザフトレッド・コンビネーションI
 
;ザフトレッド・コンビネーションI
:『天獄篇』で追加された召喚攻撃。[[ルナマリア・ホーク]]の[[フォースインパルスガンダム]]と連携で攻撃する。牽制射撃からフラッシュエッジ投擲とビームサーベルで〆。
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:『天獄篇』で追加された召喚攻撃。[[ルナマリア・ホーク]]の[[フォースインパルスガンダム]]と連携で攻撃する。2機がかりの牽制射撃から、デスティニーのフラッシュエッジ投擲の援護を受けながらインパルスがビームサーベルで斬りかかる。
:ちなみに出だしの牽制射撃はデスティニー→インパルスの順だが'''インパルスの方は一発も当たらない'''。とはいえ、デスティニーはメインとなる対艦刀や長射程ビーム砲といった大火力武装を一切使っていないので、どちらかといえばインパルス主体の攻撃である。Vで追加されたトドメカットインもルナマリアの方が目立っている。
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:ちなみに出だしの牽制射撃はデスティニー→インパルスの順だが'''インパルスの方は一発も当たらない'''。とはいえ、デスティニーはメインとなる対艦刀や長射程ビーム砲といった大火力武装を一切使っていないので、どちらかといえばインパルス主体の攻撃である。後述する『V』の合体攻撃版でもルナマリアの方が目立っている。
 
;ザフトレッド・コンビネーションII
 
;ザフトレッド・コンビネーションII
:『天獄篇』中盤で追加される最強攻撃。ルナマリアのインパルス、[[レイ・ザ・バレル]]の[[レジェンドガンダム]]との連携攻撃。ライフルとドラグーンで牽制した後、アロンダイトとエクスカリバー二振りで突撃してトドメ。
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:『天獄篇』中盤で追加される最強攻撃。ルナマリアのインパルス、[[レイ・ザ・バレル]]の[[レジェンドガンダム]]との連携攻撃。ビームライフルとドラグーン、高エネルギー長射程ビーム砲で波状攻撃の後、インパルスがレジェンドにエクスカリバーを投げ渡して2機がかりで突撃。最後にデスティニーがアロンダイトで突き込む。'''こちらもインパルスのビームライフルは一発も当たらない'''。
:第38話でのヘブンズベース攻略戦で、デストロイガンダムを撃墜したフォーメーションの再現だが、インパルスはソードシルエットに換装しており、フラッシュエッジで牽制を行っていた。
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:第38話でのヘブンズベース攻略戦でデストロイガンダムを撃墜したフォーメーションの再現。原作ではインパルスはソードシルエットに換装しており、フラッシュエッジで牽制を行っていたが、本武装では[[フォースインパルスガンダム]]のままエクスカリバーを使用している。
    
=== [[合体攻撃]] ===
 
=== [[合体攻撃]] ===
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:撃墜した場合は追加で、最終期OPのラストカットからインフィニットジャスティスを抜いて位置調整したような形で、地球をバックに両機立ち並ぶカットが加わる。
 
:撃墜した場合は追加で、最終期OPのラストカットからインフィニットジャスティスを抜いて位置調整したような形で、地球をバックに両機立ち並ぶカットが加わる。
 
;ザフトレッド・コンビネーションI
 
;ザフトレッド・コンビネーションI
:『V』で使用。フォースインパルスとの合体攻撃。演出は天獄篇と同じだが、撃墜後にシンとルナマリアのカットインが入るようになった。
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:『V』で使用。フォースインパルスとの合体攻撃。演出は『天獄篇』の召喚攻撃の流用で、撃墜後にシンとルナマリアのカットインが入るようになった。
 
;ザフトレッド・コンビネーションII
 
;ザフトレッド・コンビネーションII
:『V』で使用。フォースインパルスとの合体攻撃。『天獄篇』に同じ名前の技があるがこっちはレイがいない。演出は『UX』のコンビネーション・アサルトに似た形となった。デスティニーとインパルスでビームライフルを放った後、ブラストに換装したインパルスがデスティニーのビーム砲と同時に主砲を発射。最後に、ソードに換装したインパルスがアンビデクストラスでデスティニーのアロンダイトと同時に切り裂く。換装攻撃の順がコンビネーション・アサルトとは逆になっている。
+
:『V』で使用。フォースインパルスとの合体攻撃。『天獄篇』の召喚攻撃と同名だが、レイがいない都合もあってか大きく改変され、『UX』のコンビネーション・アサルトに似た形となった。2機がかりでビームライフルを放った後、ブラストに換装したインパルスがデスティニーのビーム砲と同時に一斉発射。最後に、ソードに換装したインパルスがアンビデクストラスでデスティニーのアロンダイトと同時に切り裂く。換装攻撃の順がコンビネーション・アサルトとは逆になっている。
    
=== [[特殊能力]] ===
 
=== [[特殊能力]] ===
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=== カスタムボーナス ===
 
=== カスタムボーナス ===
 
;全ての武器の攻撃力+300
 
;全ての武器の攻撃力+300
:[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]でのボーナス。
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:[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]』でのボーナス。
:破界篇ではこのボーナスのおかげで、最強武器が封印中にもかかわらずトップレベルの攻撃力を確保している。再世篇では使用可能なため元々高い火力が更に高まり、その単体攻撃力は[[ストライクフリーダムガンダム]]や[[インフィニットジャスティスガンダム]]を上回る。
+
:『破界篇』ではこのボーナスのおかげで、最強武器が封印中にもかかわらずトップレベルの攻撃力を確保している。『再世篇』では元々高い火力が最強武器解禁で更に高まり、その単体攻撃力は[[ストライクフリーダムガンダム]]や[[インフィニットジャスティスガンダム]]を上回る。
 
;最大EN+80、全ての武器のCRT+30
 
;最大EN+80、全ての武器のCRT+30
:[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]でのボーナス。継戦能力が大幅に上がるほか、天獄篇で追加される最強武器のEN消費にも対応できる。また、CRT上昇による与ダメージアップ(の期待値が上がること)も侮れない。SEEDスキルによるCRT+40%・見切りによるCRT+10%を加えると最強武器の『武装一斉攻撃』はCRT+90%に達する。シンのエースボーナスでSEEDスキルが気力110で発動可能となると、ステージ開始からクリアまで全ての攻撃をクリティカルとすることも夢ではない。
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:[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]』でのボーナス。継戦能力が大幅に上がるほか、『天獄篇』で追加される最強武器のEN消費にも対応できる。また、CRT上昇による与ダメージアップ(の期待値が上がること)も侮れない。SEEDスキルによるCRT+40%・見切りによるCRT+10%を加えると最強武器の「武装一斉攻撃」はCRT+90%に達する。シンのエースボーナスでSEEDスキルが気力110で発動可能となると、ステージ開始からクリアまで全ての攻撃をクリティカルとすることも夢ではない。
 
;最大EN+80。特殊能力「分身」の発生に必要な気力制限がなくなる。
 
;最大EN+80。特殊能力「分身」の発生に必要な気力制限がなくなる。
:[[スーパーロボット大戦V|V]]でのボーナス。第3次Zでのボーナスに似ているが、こちらは分身の気力制限を無くす。シンを[[エース]]にした上で[[闘争心]]Lv.3を覚えさせると、分身の必要気力をすぐに満たせるので、終盤は正直微妙なボーナス。ただし、CRT率は強化パーツで補うことも出来るので、囮として運用しやすくなったと考えれば一長一短。
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:[[スーパーロボット大戦V|V]]』でのボーナス。『第3次Z』でのボーナスに似ているが、こちらは分身の気力制限を無くす。シンを[[エース]]にした上で[[闘争心]]Lv.3を覚えさせると分身の必要気力をすぐに満たせるので、終盤は形骸化しやすく、総じて弱体化といって過言ではない。
    
=== 機体ボーナス ===
 
=== 機体ボーナス ===
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:*'''第三段階:CRT補正+20 運動性+20 地形適応:宇S'''
 
:*'''第三段階:CRT補正+20 運動性+20 地形適応:宇S'''
 
:*'''最終段階:CRT補正+30 運動性+30 地形適応:宇S EN+50'''
 
:*'''最終段階:CRT補正+30 運動性+30 地形適応:宇S EN+50'''
:基本的にはLと変わっていないが、最終的に[[EN]]が増えるので継戦能力の向上が期待できる。
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:基本的には『L』同様だが、最終的に[[EN]]が増えるので継戦能力の向上が期待できる。
 
:今作はユニット側で宇B以下の機体が存在しないので、純粋に接近戦を得意とする機体とPUを組むと良い。近距離・遠距離問わず[[武器]]の[[射程]]がほぼ一致する[[ダブルオークアンタ]]や、劇中での絡みが多い[[マークザイン]](ただし第二部のみ)などが候補に挙がるだろうか。
 
:今作はユニット側で宇B以下の機体が存在しないので、純粋に接近戦を得意とする機体とPUを組むと良い。近距離・遠距離問わず[[武器]]の[[射程]]がほぼ一致する[[ダブルオークアンタ]]や、劇中での絡みが多い[[マークザイン]](ただし第二部のみ)などが候補に挙がるだろうか。
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:劇中では[[ストライクフリーダムガンダム]]登場時の曲としての印象が強い。
 
:劇中では[[ストライクフリーダムガンダム]]登場時の曲としての印象が強い。
 
;「PRIDE」
 
;「PRIDE」
:『第3次Z時獄篇』で採用。第2期OP。
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:『第3次Z』で採用。第2期OP。
 
;「Zips」
 
;「Zips」
 
:『K』で採用。本作ではデスティニー専用[[BGM]]となっているが、元々は『[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY]]』の曲(更に言えば大元はPS2ゲーム「機動戦士ガンダムSEED 終わらない明日へ」のMSVパートのOP曲であり、同ゲーム中ではミゲルを操作するステージのBGMにもなっている)。DESTINYでも総集編で一度だけこの曲がかかったことがあるが、その時登場していたのは[[ソードインパルスガンダム]]である。  
 
:『K』で採用。本作ではデスティニー専用[[BGM]]となっているが、元々は『[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY]]』の曲(更に言えば大元はPS2ゲーム「機動戦士ガンダムSEED 終わらない明日へ」のMSVパートのOP曲であり、同ゲーム中ではミゲルを操作するステージのBGMにもなっている)。DESTINYでも総集編で一度だけこの曲がかかったことがあるが、その時登場していたのは[[ソードインパルスガンダム]]である。  
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:ヘブンズベース攻防戦において、5機編成の[[デストロイガンダム]]部隊のうち、3機を仕留める活躍を見せた。
 
:ヘブンズベース攻防戦において、5機編成の[[デストロイガンダム]]部隊のうち、3機を仕留める活躍を見せた。
 
;対[[インフィニットジャスティスガンダム]]
 
;対[[インフィニットジャスティスガンダム]]
:二度対峙するが、どちらも迷いや負い目がモロに操縦に反映され、敗北してしまう(但し、本編では事実上手も足も出なかったが『HDリマスター』では結果的には敗北するが事実上手も足も出なかった本編よりも善戦している)。最終的に両腕を破壊されて戦闘不能になる。その後のデスティニーの所在は不明である。
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:二度対峙するが、どちらも迷いや負い目がモロに操縦に反映され、敗北してしまう。最終的に双方とも両腕を破壊されて戦闘不能になるが、FINAL PLUS「選ばれた未来」では決着前にシンの精神が限界に達し、それをアスランが止める形で撃墜するという流れが明確となり、決着どころではなくなってしまった。
;対[[インフィニットジャスティスガンダム]](高山版)
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:上述したようにHDリマスター版では善戦した描写が追加され、リマスター版の4期OPでは新規作画による対決シーンも描かれている。
:[[アスラン・ザラ]]と信念をかけて対決し、光の翼を展開しての高速回避、片腕を破壊するなどデスティニーの性能をフルに発揮して追いつめる。しかし、リフターとキックの連携攻撃に対応しきれず逆転された。
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:高山氏の漫画版では[[アスラン・ザラ]]と信念をかけて対決し、光の翼を展開しての高速回避、片腕を破壊するなどデスティニーの性能をフルに発揮して追いつめる。しかし、リフターとキックの連携攻撃に対応しきれず逆転された。
 
;激突する運命(デスティニー)と自由(ストライクフリーダム) 最後の大決戦!
 
;激突する運命(デスティニー)と自由(ストライクフリーダム) 最後の大決戦!
 
:平和を求め、決められた運命を選んだシン。そして人々の自由のために戦うキラ。2人の戦士が決戦に挑む!  
 
:平和を求め、決められた運命を選んだシン。そして人々の自由のために戦うキラ。2人の戦士が決戦に挑む!  
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
*主人公の番組後期における搭乗機で番組タイトルの「デスティニー」を冠するガンダム…と主役機要素満載のこの機体だが、記念すべき初陣は「軍を脱走した[[アスラン・ザラ|アスラン]]と[[メイリン・ホーク|メイリン]]を追跡・撃墜する」という華々しいデビューとは無縁の役回りな事から始まり、最終決戦でアスランのインフィニットジャスティスに敗北、OPの番組タイトルのバックもストライクフリーダムが使われ、'''[[シン・アスカ|シン]]の専用機のはずが、後付けでオレンジ系統で配色された[[ハイネ・ヴェステンフルス|ハイネ]]仕様が出る'''等、パイロットのシン同様に作中での扱いは、あまりよろしいものではなかった。放送終了後に発売された、ガンプラHG版の出来は先にHG発売されたストライクフリーダムよりも好評だった事が、数少ない救いか。
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*主人公の番組後期における搭乗機で番組タイトルの「デスティニー」を冠するガンダム…と主役機要素満載のこの機体だが、記念すべき初陣は「軍を脱走した[[アスラン・ザラ|アスラン]]と[[メイリン・ホーク|メイリン]]を追跡・撃墜する」という華々しいデビューとは無縁の役回りな事から始まり、終盤の[[デスティニープラン|同じ「デスティニー」を冠した計画]]は世界をディストピア化しかねない危険なもの、最終決戦でアスランのインフィニットジャスティスに敗北、OPの番組タイトルのバックもストライクフリーダムが使われ、'''[[シン・アスカ|シン]]の専用機のはずが、後付けでオレンジ系統で配色された[[ハイネ・ヴェステンフルス|ハイネ]]仕様が出る'''等、パイロットのシン同様に作中での扱いは、あまりよろしいものではなかった。放送終了後に発売された、ガンプラHG版の出来は先にHG発売されたストライクフリーダムよりも好評だった事が、数少ない救いか。しかし、ハイネ仕様に関しては'''見方を変えれば主題歌を担当した西川氏の為に用意された機体としてストライクフリーダムでは無くデスティニーが採用された=デスティニーが主人公機として扱われている'''とも見れるし、劇場版の製作に伴ってか、2023年発売のHDリマスターとスペシャルエディションのBru-rayボックスと特典のスリーブ・収納ボックスや同年の『[[バトルスピリッツ ブレイヴ|バトルスピリッツ]]』のコラボ時の[[ガンダムシリーズ]]の機体集合イラストではストライクフリーダムでは無く、本機の方がメイン(後者は本機の方がストライクフリーダムよりもナンバリングも先)になっていたりと、近年ではシリーズ内でも扱いの改善がされている。
 
*『機動戦士ガンダムSEED』シリーズの[[ガンダムタイプ]]は大河原邦男氏が担当しており、そのギミックは「大河原氏が今まで担当したガンダムの集大成」ともいうべきものになっている。
 
*『機動戦士ガンダムSEED』シリーズの[[ガンダムタイプ]]は大河原邦男氏が担当しており、そのギミックは「大河原氏が今まで担当したガンダムの集大成」ともいうべきものになっている。
 
**デスティニーの場合は素のままでは通常の人型であり、意外にもギミック要素は少ない。その代わり演出面の影響が良くも悪くも強い機体であり、これは福田己津央監督の…と言うよりサンライズ製作の(スーパー系の)ロボットアニメのイメージが色濃く反映された結果。
 
**デスティニーの場合は素のままでは通常の人型であり、意外にもギミック要素は少ない。その代わり演出面の影響が良くも悪くも強い機体であり、これは福田己津央監督の…と言うよりサンライズ製作の(スーパー系の)ロボットアニメのイメージが色濃く反映された結果。
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**デスティニーも初任務が脱走するアスランの追撃だったり、シンが錯乱状態に陥り[[ルナマリア・ホーク|ルナマリア]]を撃墜しそうになったり(その際の使用した武装はアロンダイトではなくパルマフィオキーナだったが)と、悪い意味でアロンダイトの名前に相応しい活躍をしてしまっている。
 
**デスティニーも初任務が脱走するアスランの追撃だったり、シンが錯乱状態に陥り[[ルナマリア・ホーク|ルナマリア]]を撃墜しそうになったり(その際の使用した武装はアロンダイトではなくパルマフィオキーナだったが)と、悪い意味でアロンダイトの名前に相応しい活躍をしてしまっている。
 
*『DESTINY』放映途中で発売されているゲーム『機動戦士ガンダムSEED DESTINY GENERATION of C.E.』では、中盤以降発生するオリジナルのIFシナリオの一部において、デスティニーをシンではなく[[レイ・ザ・バレル]]が受領するパターンが存在する。その場合は本編とは逆に、'''レイがシン達を処断しようとし、そのレイを退けたとしても[[ミネルバ隊]]自体が歴史の闇に葬られ、その戦闘でザフトもロゴスも切り札を失ったことで戦争自体が互いに決め手を欠き泥沼の長期化'''というシン達にとって最悪の展開が訪れる…。
 
*『DESTINY』放映途中で発売されているゲーム『機動戦士ガンダムSEED DESTINY GENERATION of C.E.』では、中盤以降発生するオリジナルのIFシナリオの一部において、デスティニーをシンではなく[[レイ・ザ・バレル]]が受領するパターンが存在する。その場合は本編とは逆に、'''レイがシン達を処断しようとし、そのレイを退けたとしても[[ミネルバ隊]]自体が歴史の闇に葬られ、その戦闘でザフトもロゴスも切り札を失ったことで戦争自体が互いに決め手を欠き泥沼の長期化'''というシン達にとって最悪の展開が訪れる…。
*『ガンダムビルドファイターズトライ』(SRW未参戦)では、デスティニーガンダムがイズナ・シモンが使用する[[ガンプラ]]として登場。塗装等を全く施さない「素組み」の状態でありながら、[[主人公]]であるカミキ・セカイが動かすビルドバーニングガンダムと対等以上の激戦を繰り広げ惜しくも敗北した(因みに、OPにも登場している上にDVDのパッケージにもデスティニーが大きく描写されている)。
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*『ガンダムビルドファイターズトライ』(SRW未参戦)では、デスティニーガンダムがイズナ・シモンが使用する[[ガンプラ]]として登場。塗装等を全く施さない「素組み」の状態でありながら、[[主人公]]であるカミキ・セカイが動かすビルドバーニングガンダムと対等以上の激戦を繰り広げ惜しくも敗北した(因みに、OPにも登場している上にDVDのパッケージにもデスティニーが大きく描写されており、2023年の『ガンダムビルドメタバース』ではセカイがデスティニーと[[マスターガンダム]]の特徴を組み合わせたと思われる神バーニングガンダムに搭乗している)。
 
**尚、シモンはその後、新たに制作されたデスティニーインパルスを使用している。
 
**尚、シモンはその後、新たに制作されたデスティニーインパルスを使用している。
 
**また、『ガンダムビルドダイバーズ』では主人公の後継機であるダブルオースカイは[[ダブルオーガンダム]]とデスティニーガンダムの2機をメインにした機体(続編の『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』ではこの2機にストライクフリーダム及びフリーダムガンダムを合わせたダブルオースカイメビウス)となっており、『ガンダムブレイカーシリーズ』でも主人公のオリジナル機体にデスティニーガンダムの要素が採用される事が多い。
 
**また、『ガンダムビルドダイバーズ』では主人公の後継機であるダブルオースカイは[[ダブルオーガンダム]]とデスティニーガンダムの2機をメインにした機体(続編の『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』ではこの2機にストライクフリーダム及びフリーダムガンダムを合わせたダブルオースカイメビウス)となっており、『ガンダムブレイカーシリーズ』でも主人公のオリジナル機体にデスティニーガンダムの要素が採用される事が多い。
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