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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[ディジェ]]をベースとして開発されたと言われる[[モビルスーツ]]。
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[[ディジェ]]をベースとして開発された[[モビルスーツ]]。
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初出時点での設定は「ディジェをベースに開発した超高性能機。様々な革新的機能がされており、全く別の物と言って良い」の一文のみとなっており、形式番号や武装を始めとした大半の設定は「不明」となっている。
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初出であるMS大全集の設定は「MSK-008をベースに開発した超高性能機。さまざまな革新的機能がされており、まったく別のものといってもよい。」の簡素な一文のみとなっている。頭頂高、本体重量、全備重量は数値が設定されているものの、形式番号や武装などの設定は一切「不明」となっている。
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ガンダムコンバージ第18弾の箱裏説明によれば、武装にはビーム・ライフルなどが用意されていたようだが、詳細は不明となっている<ref>この箱説明に記述されている説明すべてが~推測されており、~ようだ、~詳細は不明など断言しない区切られ方をしており、説明のはずが説明できていないという不思議なテキストになっている。</ref>。
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== 作品間の設定の差異 ==
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大部分の設定が不明な為、スーパーロボット大戦シリーズに限らず、各媒体で設定が後付けのものも含めて混在していて、統一されていない珍しい機体である。
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初出であるMS大全集には、ディジェSE-Rの掲載ページとは別のページに、『月刊ホビージャパン』に連載されていた雑誌企画『タイラント・ソード』の解説が存在した。『タイラント・ソード』とは「ガンダムワールド」を土台として、オリジナル設定が付加されたパラレル作品である。
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この作品では、モビルスーツに成り代わる為に開発された機動兵器群「ソード」と呼ばれるカテゴリーが存在する。モビルスーツの性能を凌駕する「ソード」には、推進システム「SEドライブ」と暫定的空間粒子消失制御システム「SEジェネレータ」が搭載されていた。
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ディジェSE-Rも、「ソード」に搭載されたSEジェネレータと思しきユニットが背部に確認出来る。1990年にバンダイから発売されたSDシールのディジェSE-Rの解説文には、本機がSEシステムを搭載していると記載されており、ゲーム「ギレンの野望」、ゲーム『機動戦士ガンダム バトルオペレーション2』のMSリスト<ref>[[https://bo2.ggame.jp/jp/ms_stage/ms_detail.php?ms=ncXxkS68|機動戦士ガンダム バトルオペレーション2 MS/ステージ]]</ref>など特定のゲーム作品ではこの記述をそのまま採用している。
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一方で、初出であるMS大全集には記載されていない後付けの設定である為、ゲーム『SDガンダム GGENERATION-F』、食玩『FW GUNDAM CONVERGE 18』の機体解説では特にSEシステムに関して触れられていない。
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オンラインゲーム『機動戦士ガンダム バトルオペレーション2』の出撃デモでは腹部の赤い部分がコクピットハッチになっているが、ガンダムエース連載『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』<ref>厳密に言えば当作品にはディジェSE-Rそのものではなく、「アナハイム・エレクトロニクスがシャア専用ディジェの修理用として用意した、'''開発経緯が一切不明な謎のMS頭部'''」という形で登場している。頭部をこれに交換した結果センサー有効半径が桁違いにハネ上がったらしい。</ref>では頭部ユニットにコクピットがあると描写されており、作品によって設定が統一されていない。
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後述で説明するが、武装も各作品ごとにバラバラで統一されていない。ガンダムコンバージ第18弾の箱裏の設定では、武装にはビーム・ライフルなどが用意されていたようだが、詳細は不明となっている<ref>この箱説明に記述されている説明すべてが~推測されており、~ようだ、~詳細は不明など断言しない区切られ方をしている。</ref>。
    
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
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=== [[旧シリーズ]] ===
 
=== [[旧シリーズ]] ===
 
;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦}}
:初登場作品。[[フォウ・ムラサメ]]が乗ってくる。[[隠し要素/第3次|隠し要素]]の条件を満たせば参入する。とはいえ事前情報がなくても、普通にプレイしていればまず入手可能なほど入手条件が緩い。
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:初登場作品。[[フォウ・ムラサメ]]が乗ってくる。[[隠し要素/第3次|隠し要素]]の条件を満たせば参入する。とはいえ事前情報がなくても、普通にプレイしていればまず入手可能なほど入手条件が緩い。[[ガンダム]]から[[νガンダム]]への繋ぎとしてアムロの乗機になりがち。
 
:機体性能はZガンダムとほぼ同等。ハイメガランチャーのような燃費の良い高火力の武器はないものの、序盤の武器としては強力なハイメガ粒子砲、長射程で高威力のビームライフルに加え、命中補正の高い多弾頭ミサイルが優秀。特に後者は非常に使い勝手が良く、命中能力のパイロットでも安心して反撃できる。ファンネル持ちのユニットが出揃うまではお世話になるので、最終的には乗らなくなってもある程度は改造しておくとよい。欠点は反撃でハイメガ粒子砲を使いまくることで、強敵との対決用にENを温存し辛いことか。
 
:機体性能はZガンダムとほぼ同等。ハイメガランチャーのような燃費の良い高火力の武器はないものの、序盤の武器としては強力なハイメガ粒子砲、長射程で高威力のビームライフルに加え、命中補正の高い多弾頭ミサイルが優秀。特に後者は非常に使い勝手が良く、命中能力のパイロットでも安心して反撃できる。ファンネル持ちのユニットが出揃うまではお世話になるので、最終的には乗らなくなってもある程度は改造しておくとよい。欠点は反撃でハイメガ粒子砲を使いまくることで、強敵との対決用にENを温存し辛いことか。
;[[スーパーロボット大戦コンプリートボックス]]
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦コンプリートボックス}}
 
:性能は運動性と限界反応以外はSFC版と全く同じだが、ダメージ計算式が加算から乗算に変更された関係で、多弾頭ミサイルが使い物にならなくなってしまった。今作ではENを9段階まで改造すればハイメガ粒子砲を3発撃てるようになったが、その資金があるならビームライフルを5段階改造した方が有利。貴重な資金を使ってENを改造するよりは、今作では頻繁に入手できるプロペラントタンクを装備した方がいい。
 
:性能は運動性と限界反応以外はSFC版と全く同じだが、ダメージ計算式が加算から乗算に変更された関係で、多弾頭ミサイルが使い物にならなくなってしまった。今作ではENを9段階まで改造すればハイメガ粒子砲を3発撃てるようになったが、その資金があるならビームライフルを5段階改造した方が有利。貴重な資金を使ってENを改造するよりは、今作では頻繁に入手できるプロペラントタンクを装備した方がいい。
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;[[ディジェ]]
 
;[[ディジェ]]
 
:改造元とされる機体。
 
:改造元とされる機体。
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== 脚注 ==
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<references />
      
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
 
<amazon>B000M7FNT4</amazon>
 
<amazon>B000M7FNT4</amazon>
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== 余談 ==
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*『月刊ホビージャパン』に連載されていた雑誌企画『タイラント・ソード』。これは「ガンダムワールド」を土台として、オリジナル設定が付加されたパラレル作品だった。
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== 脚注 ==
**この作品では、モビルスーツに成り代わる為に開発された超兵器「ソード」と呼ばれるカテゴリーが存在する。その試作第一号機「タイラント・ソード」に搭載された、SE計画によって得られた様々な新技術の総称がSEシステムなのである。
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<references />
**ディジェSE-RもSEジェネレータと思しきユニットが背部に確認出来る。ゲーム「ギレンの野望」の特定作品、食玩『FW GUNDAM CONVERGE 18』の機体解説ではSEシステム搭載と書かれている。
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*オンラインゲーム『機動戦士ガンダム バトルオペレーション2』の出撃デモでは腹部の赤い部分がコクピットハッチになっているが、ガンダムエース連載『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』では頭部ユニットにコクピットがあると描写されており、どちらが正しいかは不明。
      
== 資料リンク ==
 
== 資料リンク ==
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