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| {{登場人物概要 | | {{登場人物概要 |
| | 外国語表記 = [[外国語表記::Dummy Plug]] | | | 外国語表記 = [[外国語表記::Dummy Plug]] |
− | | 登場作品 = | + | | 登場作品 = [[エヴァンゲリオンシリーズ]] |
− | *{{登場作品 (人物)|新世紀エヴァンゲリオン}} | + | *{{登場作品 (人物)|新世紀エヴァンゲリオン}}({{登場作品 (人物)|新世紀エヴァンゲリオン 劇場版|劇場版}}) |
− | *{{登場作品 (人物)|新世紀エヴァンゲリオン 劇場版}}
| + | *{{登場作品 (メカ)|ヱヴァンゲリヲン新劇場版}} |
− | | 声優 = {{声優|林原めぐみ|SRW=Y}} | + | | 声優 = {{声優 (登場作品別)|林原めぐみ|エヴァンゲリオンシリーズ|SRW=Y}} |
− | | 初登場SRW = [[スーパーロボット大戦F]] | + | | 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦F}} |
| | SRWでの分類 = [[パイロット]] | | | SRWでの分類 = [[パイロット]] |
| }} | | }} |
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| | 分類 = プログラム | | | 分類 = プログラム |
| }} | | }} |
− | '''ダミープラグ'''は『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』および『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版]]』に登場するシステムの名称。 | + | '''ダミープラグ'''は「[[エヴァンゲリオンシリーズ]]」に登場するシステムの名称。 |
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| == 概要 == | | == 概要 == |
| その性質ゆえ希少な[[エヴァンゲリオン|EVA]]パイロットのバックアップシステム。 | | その性質ゆえ希少な[[エヴァンゲリオン|EVA]]パイロットのバックアップシステム。 |
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− | エヴァに「そこにパイロットがいる」と思い込ませシンクロさせることが可能だが、あくまで擬似的なものに過ぎない。[[赤木リツコ]]博士いわく「'''人間のマネをするただの機械'''」。[[ネルフ]]本部の手動により本来の搭乗者から操縦が切り替わる。原始的な拳による戦闘を行い、容赦ない殺戮レベルで敵を殲滅する。言ってみれば、人工的かつ任意で起こせる暴走の様なもの。[[EVA初号機|初号機]]のものは[[綾波レイ]]の[[クローン]]ボディ、[[EVA量産機|量産機]]のものは[[渚カヲル]]が基になっている。なお、有人タイプのEVAで使用された場合はパイロット側からはEVAの行動停止やシステム発動の阻止は不可能(ただし、プラグ内にあるシステム機器を破壊すれば阻止できる可能性はある)。 | + | エヴァに「そこにパイロットがいる」と思い込ませシンクロさせることが可能だが、あくまで擬似的なものに過ぎない。[[赤木リツコ]]博士いわく「'''人間のマネをするただの機械'''」。[[ネルフ]]本部の手動により本来の搭乗者から操縦が切り替わる。原始的な拳による戦闘を行い、容赦ない殺戮レベルで敵を殲滅する。言ってみれば、人工的かつ任意で起こせる[[暴走]]の様なもの。[[EVA初号機|初号機]]のものは[[綾波レイ]]の[[クローン]]ボディ、[[EVA量産機|量産機]]のものは[[渚カヲル]]が基になっている。なお、有人タイプのEVAで使用された場合はパイロット側からはEVAの行動停止やシステム発動の阻止は不可能(ただし、プラグ内にあるシステム機器を破壊すれば阻止できる可能性はある)。 |
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| また、初号機は一度はダミーシステムが問題なく発動したが、シンジ不在によるダミープラグでの起動の際、機体側からダミープラグを拒否する反応を示し、新劇場版では本当に初号機が嫌がるような動きをしている。 | | また、初号機は一度はダミーシステムが問題なく発動したが、シンジ不在によるダミープラグでの起動の際、機体側からダミープラグを拒否する反応を示し、新劇場版では本当に初号機が嫌がるような動きをしている。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
− | 本来、[[碇シンジ]]の危機に発動する暴走初号機の人格とは違うのだが、SRWでは『[[第3次α]]』を除いてダミープラグに統一されている。この間違いはスタッフも承知しており、『[[F]]』の[[キャラクター事典]]で「ダミープラグという表現は正しくないかもしれないが、これで統一しておく」と言及している。
| + | 初登場作品である『[[スーパーロボット大戦F|F]]/[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』から[[EVA初号機 (暴走)|暴走初号機]]のパイロットとしても登場しているが、正確には全くの別モノである。これについては製作側も承知しており、『F/F完結編』や『[[スーパーロボット大戦α|α]]』の[[キャラクター事典]]で厳密には違うことを解説している。また、担当声優も多くの作品でしっかり記載されている。 |
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| + | 能力値はかなり高めに設定されていることが多く、加えて気力や[[シンクロ率]]が登場時から上昇している場合もあるなど、原作通りかなり危険な存在である。 |
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| + | 『α』から登場する[[EVA量産機]]のパイロット(KAWORU型)は、「EVA量産機」の名義で能力、グラフィック共に完全に別モノとして登場する。 |
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| === [[旧シリーズ]] === | | === [[旧シリーズ]] === |
− | ;[[スーパーロボット大戦F]] | + | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F}}/{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F完結編}} |
− | :[[EVA初号機 (暴走)|EVA初号機の暴走時]]にパイロットとなる。 | + | :初登場作品。登場時は[[碇シンジ|シンジ]]のレベル+10で気力150になる。 |
− | ;[[スーパーロボット大戦F完結編]]
| + | :両作品で合計5回以上暴走させることが[[隠し要素/F・F完結編|EVAエンドルート]]突入条件の一つになっている。 |
− | :EVA初号機の暴走時にパイロットとなる。5回暴走させることがバッドルート条件の一つ。
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| === [[αシリーズ]] === | | === [[αシリーズ]] === |
− | ;[[スーパーロボット大戦α]]([[スーパーロボット大戦α for Dreamcast|DC]]) | + | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α}}({{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α for Dreamcast|DC}}) |
− | :EVA初号機の暴走時にパイロットとなる。原作同様に第13使徒バルディエル戦で強制使用される可能性がある。 | + | :今作では登場時に気力はリセットされる<ref>[[復活]]を利用して再登場させた場合は、機体・パイロット共に撃墜された戦闘に入る直前のステータスで登場する。</ref>ため、以前ほどの脅威は無い。 |
− | :EVA量産機のパイロットがこれ(KAWORU型)であるが、表記はEVA量産機。 | + | :また、[[第13使徒バルディエル|バルディエル]]戦ではイベントで原作同様に強制使用される可能性がある。 |
− | ;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
| + | ;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ}} |
− | :暴走初号機の操縦者=ダミープラグという誤設定が改められ、EVA初号機(パイロット)と区別された。
| + | :通常の[[EVA初号機 (暴走)|暴走初号機]]のパイロットと区別されるようになり、こちらは[[碇ゲンドウ|ゲンドウ]]の用意した初号機のパイロットとして登場する。ステータスは暴走時のものと同じだが、[[特殊技能]]が異なる。 |
− | :[[碇ゲンドウ|ゲンドウ]]の用意した偽初号機のパイロットとして登場。EVA量産機については『α』と同様。 | |
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| === [[Zシリーズ]] === | | === [[Zシリーズ]] === |
− | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]] | + | ;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇}} |
| :「ダミーシステム」表記。第47話「生命の選択」で暴走初号機のパイロットとして登場。 | | :「ダミーシステム」表記。第47話「生命の選択」で暴走初号機のパイロットとして登場。 |
| :[[EVA初号機 (暴走)|通常の暴走時]]と微妙にエースボーナスと獲得[[経験値]]に違いがある。 | | :[[EVA初号機 (暴走)|通常の暴走時]]と微妙にエースボーナスと獲得[[経験値]]に違いがある。 |
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| === Scramble Commanderシリーズ === | | === Scramble Commanderシリーズ === |
− | ;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander]] | + | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦Scramble Commander}} |
− | :攻略本によると、[[EVA量産機]]に搭載されている模様。 | + | :攻略本によると、[[EVA量産機]]に搭載されている<ref>角川書店『スーパーロボット大戦Scramble Commander パーフェクトファイル』92頁。</ref>。 |
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| === VXT三部作 === | | === VXT三部作 === |
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| === 単独作品 === | | === 単独作品 === |
− | ;[[スーパーロボット大戦MX]]([[スーパーロボット大戦MX PORTABLE|PORTABLE]]) | + | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦MX}}({{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦MX PORTABLE|PORTABLE}}) |
− | :EVA初号機の暴走時にパイロットとなる。原作同様に第13使徒バルディエル戦で使用されるが、[[ラーゼフォン]]の介入により沈静化する。 | + | :今作では'''Lv99、初期[[シンクロ率]]399%、[[2回行動]]所持'''と極めて危険な存在となっている。 |
− | :EVA量産機については『α』と同様。
| + | :また、原作同様に[[第13使徒バルディエル|バルディエル]]戦で使用されるが、[[ラーゼフォン]]の介入により沈静化する。 |
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| == パイロットステータス == | | == パイロットステータス == |
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| ;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]] | | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]] |
| :'''[[底力]]L9、[[気力+ボーナス]]、[[気力限界突破]]、[[ガード]]、[[2回行動]]''' | | :'''[[底力]]L9、[[気力+ボーナス]]、[[気力限界突破]]、[[ガード]]、[[2回行動]]''' |
| + | ;[[スーパーロボット大戦MX|MX]] |
| + | :'''[[2回行動]]、[[底力]]L9''' |
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− | === [[小隊長能力]](隊長効果) === | + | === [[小隊長能力]] === |
− | ;命中率+20% | + | ;命中率+20% |
| :『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』で採用。 | | :『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』で採用。 |
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| *ダミープラグの声は普通に聞いただけではとても林原めぐみ氏の声とは思えないが、倍速(早回し)再生にすると林原氏の声になる。 | | *ダミープラグの声は普通に聞いただけではとても林原めぐみ氏の声とは思えないが、倍速(早回し)再生にすると林原氏の声になる。 |
| *現実においてダミーと付くパーツは「本来の機能は持たせずに端子保護等の目的で装着」するものである。スマートフォンで使われているイヤホン端子に差し込むタイプのアクセサリーがそれである。機器を騙すというニュアンスとしては、無線機器の調整で出力するが周りに影響を出さないように電波を熱に変換する「ダミーロード」が近いと思われる。 | | *現実においてダミーと付くパーツは「本来の機能は持たせずに端子保護等の目的で装着」するものである。スマートフォンで使われているイヤホン端子に差し込むタイプのアクセサリーがそれである。機器を騙すというニュアンスとしては、無線機器の調整で出力するが周りに影響を出さないように電波を熱に変換する「ダミーロード」が近いと思われる。 |
| + | *複数のユニットで構成されるシステム上で、すべてのユニットが存在しない状態で稼働させて部分的な挙動を観察する際、不在ユニットとやり取りするはずの信号を決まった通りに返すだけの簡単なユニットをダミーと呼ぶ場合がある。ダミープラグの挙動も同様であるため、おそらくこれが由来。例えば、パイロット存在シグナルが「有」であるとともに意識シグナルが「無」であった場合、エヴァは「パイロットが意識不明に陥る緊急事態が起きた」と判断する、という形と思われる(無論、もっと複雑に信号のやり取りをしているだろうが)。 |
| + | |
| + | == 脚注 == |
| + | <references /> |
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