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== 概要 ==
 
== 概要 ==
ナデシコの熱い漢。自らを「ダイゴウジ・ガイ」と名乗るが、これは本人曰く「魂の名前」ということで、[[偽名]]である。本名は'''山田二郎'''(ヤマダジロウ)で、本名で呼ぶと熱い叫びで訂正する。
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[[ナデシコ]]の熱い漢。自らを「ダイゴウジ・ガイ」と名乗るが、これは本人曰く「魂の名前」ということで、[[偽名]]である。本名は'''山田二郎'''(ヤマダジロウ)で、本名で呼ぶと熱い叫びで訂正する。
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ナデシコの[[劇中劇|劇中アニメ]]『[[熱血ロボ ゲキ・ガンガー3]]』を信奉する重度のアニメオタク。[[エステバリス]]の操縦中にもアニメの台詞を乱発していた。[[テンカワ・アキト]]に「戦い」のカッコ良さを教え、良き友人となったが第3話「早すぎる『さよなら』!」にて、脱走した[[ムネタケ・サダアキ]]に撃たれて'''あっけなく死亡する'''。ガイの死は、'''戦争にカッコいいドラマなど存在しない事'''をアキトに教えた。なお、死後もアキトの回想などによって度々登場した。
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[[劇中劇|アニメ]]『[[熱血ロボ ゲキ・ガンガー3]]』を信奉する重度のアニメオタク。[[エステバリス]]の操縦中にもアニメの台詞を乱発していた。実は元・[[連合宇宙軍]]の軍人であり、[[エリナ・キンジョウ・ウォン]]も彼のことを「ヤマダ少尉」と呼んでいた。ガイがロボットに乗りたくて軍まで辞めた事は、想像に難くない。
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操縦技術は非常に高く、第3話「早すぎる『さよなら』!」においては射撃武器も無しに敵陣に一人突っ込んで1機撃破、その後も数機を落とし、最後は銃弾の雨あられの中、宇宙で[[エステバリス・空戦フレーム]]に搭乗していたにもかかわらず、見事に避けて被弾しなかった。この辺りを鑑みると、ガイも他のナデシコクルー同様、「[[性格]]に問題はあるが、腕は確か」だといえる。実は、ガイは元・連合宇宙軍の軍人であり、[[エリナ・キンジョウ・ウォン]]も彼のことを「ヤマダ少尉」と呼んでいた。ガイがロボットに乗りたくて軍まで辞めた事は、想像に難くない。
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第3話「早すぎる『さよなら』!」において、ミサイルから逃げながら降下、敵を誘き寄せた所で重武装フレームに空中換装して一網打尽にするガンガークロスオペレーションを決行しようとするも、重武装フレームが撃墜され頓挫。その後無手で敵陣に突っ込んで1機撃破。その後さらに1機を撃墜するが[[デルフィニウム]]に捕獲され、ナデシコに投降を迫る人質として利用されてしまう。ユリカが投降を拒否したために撃墜されそうになるが、寸前でアキトによって救出される。以降はアキトとアオイ・ジュンの一騎打ちを完遂させるべく、[[デルフィニウム]]部隊の攻撃を引きつける活躍を見せた。
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アキト以外の[[ナデシコ]]クルーからは多少ウザがられていたのか、原作・スパロボシリーズにおいても彼の死をアキト以外は気にしていないような描写がある(原作では皆これからどうするのかを気にしていたり、部屋にあるガイの荷物を片付けさせたりなど。なお、[[ミスマル・ユリカ]]は合流した[[スバル・リョーコ]]から先にいたパイロット2人の事を聞かれた時、悲しそうな表情をしたが)。
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[[テンカワ・アキト]]に「戦い」のカッコ良さを教え、良き友人となったが、第3話終盤にて脱走した[[ムネタケ・サダアキ]][[暗殺|撃たれて]]'''あっけなく死亡する'''。ガイの死は、'''戦争にカッコいいドラマなど存在しない事'''をアキトに教えた。なお、死後もアキトの回想などによって度々登場する。
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最も、邪険に扱われていたというより単に交流期間が短く、親しい人物がアキトしかいなかった実情もあると思われるが。ただ、彼がナデシコに遺したゲキ・ガンガーのビデオは破棄される事は無く、アキトや[[メグミ・レイナード]]達が視聴している事がある。また、[[木連]]側では欠番となっている3つの話がメグミから若手将校の[[白鳥九十九]]達の手に渡って複製されている。
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アキト以外の[[ナデシコ]]クルーは彼の死を気にしていないような描写があるが、邪険に扱われていたというより単に交流期間が短く、親しい人物がアキトしかいなかった実情もあると思われる。ただ、彼がナデシコに遺したゲキ・ガンガーのビデオは破棄される事は無く、アキトや[[メグミ・レイナード]]達が視聴している事がある。また、[[木連]]側では欠番となっている3つの話がメグミから若手将校の[[白鳥九十九]]達の手に渡って複製されている。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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=== COMPACTシリーズ ===
 
=== COMPACTシリーズ ===
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦IMPACT}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦IMPACT}}
:音声初収録。初登場ステージではバッテリーなしの[[エステバリス]]で先行してしまいガス欠になるという、(重力波ビームのシステム解説を兼ねた)ちょっと格好悪いデビュー戦となる。参入後はやはりアキトとの「ダブルゲキガンフレア」が重要なポジションを占める。だが、本作では[[乗り換え]]でユリカもエステバリスに乗れて、しかも彼女でも「ダブルゲキガンフレア」が発動出来る(ただし彼女の[[格闘]]値はかなり低め)。その間は人気絶大である[[ホシノ・ルリ|ルリ]]が[[ナデシコ]]の艦長になるため、よくエステバリスから下ろされる不遇の存在だが、ユリカが搭乗出来るようになるのが終盤の数話だけなため、基本は彼のお世話になる。
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:音声初収録。初登場ステージではバッテリーなしの[[エステバリス]]で先行してしまいガス欠になるという、(重力波ビームのシステム解説を兼ねた)ちょっと格好悪いデビュー戦となる。参入後はやはりアキトとの「ダブルゲキガンフレア」が重要なポジションを占める。だが、本作では[[乗り換え]]でユリカもエステバリスに乗れて、しかも彼女でも「ダブルゲキガンフレア」が発動出来る(ただし彼女の[[格闘 (能力)|格闘値]]はかなり低め)。その間は人気絶大である[[ホシノ・ルリ|ルリ]]が[[ナデシコ]]の艦長になるため、よくエステバリスから下ろされる不遇の存在だが、ユリカが搭乗出来るようになるのが終盤の数話だけなため、基本は彼のお世話になる。
 
:[[死亡フラグ]]無しで、『[[スーパーロボット大戦A|A]]』ではできなかった東方不敗との同時参入が可能となった。
 
:[[死亡フラグ]]無しで、『[[スーパーロボット大戦A|A]]』ではできなかった東方不敗との同時参入が可能となった。
 
:なお、今作では[[空戦フレーム]]のみ「ゲキガンフレア」とは別枠で必要気力130の必殺武器「ガイ・スーパー・アッパー」を所持、エステ単体では最大火力を有する。また、アキトのエステに乗れるので原作1話の組み合わせを再現可能。
 
:なお、今作では[[空戦フレーム]]のみ「ゲキガンフレア」とは別枠で必要気力130の必殺武器「ガイ・スーパー・アッパー」を所持、エステ単体では最大火力を有する。また、アキトのエステに乗れるので原作1話の組み合わせを再現可能。
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:なお、原作における死後にアキト以外からの扱いが悪かった件については甲児達から「俺達も気にしていないわけじゃない」とフォローが入っている。
 
:なお、原作における死後にアキト以外からの扱いが悪かった件については甲児達から「俺達も気にしていないわけじゃない」とフォローが入っている。
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦W}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦W}}
:序盤で一時退場するが、今回は[[白鳥九十九|九十九]]と間違えられて[[月臣元一朗|月臣]]に撃たれたにも関わらず、第1部終盤(TV版の原作再現が事実上終わった後)で格好良くアキトのピンチを救って復活。さらに第2部では「公式には存在しない劇場版時代の設定」が作られ、『R』同様にオリジナル設定の[[エステバリスカスタム]]が登場するなど優遇されている。
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:序盤で一時退場するが、今回は[[白鳥九十九|九十九]]と間違えられて[[月臣元一朗|月臣]]に撃たれたにも関わらず、第1部終盤(TV版の原作再現が事実上終わった後)で格好良くアキトのピンチを救って復活。さらに第2部では公式には存在しない劇場版時代の設定が作られ、『R』同様にオリジナル設定の[[エステバリスカスタム]]が登場するなど優遇されている。
 
:アキト復帰までが長く、単独火力が抑え目なエステカスタムでは少し辛い。だが最終話直前でアキトが仲間になると、完全新作カットの劇場版ダブルゲキガンフレアが使用可能に。両者共に[[魂]]を覚えるために火力は非常に高く、まさに「最強コンビ」として毎ターン大暴れ出来る。
 
:アキト復帰までが長く、単独火力が抑え目なエステカスタムでは少し辛い。だが最終話直前でアキトが仲間になると、完全新作カットの劇場版ダブルゲキガンフレアが使用可能に。両者共に[[魂]]を覚えるために火力は非常に高く、まさに「最強コンビ」として毎ターン大暴れ出来る。
 
:ちなみに、劇場版ダブルゲキガンフレア使用時に一瞬だけアキトとガイの顔が映るが、ガイは他の[[エステバリス]]パイロットと異なり、『ゲキ・ガンガー3』の主人公である天空ケンの[[パイロットスーツ]]を模したパイロットスーツを着用している(本編第17話「それは『遅すぎた再会』」のムネタケの妄想に現れた時の衣装そのまま。なお、これ以外でもアキトが預かった彼の遺品らしき写真でもこの衣装だったので、私物だと考えるのが妥当か)。……[[ノイ・ヴェルター]]は戦闘時の隊員の格好に関して寛容なのだろうか([[流竜馬|リョウ]]達と似たような格好なので、ある意味いつも通りとも言えるが)。
 
:ちなみに、劇場版ダブルゲキガンフレア使用時に一瞬だけアキトとガイの顔が映るが、ガイは他の[[エステバリス]]パイロットと異なり、『ゲキ・ガンガー3』の主人公である天空ケンの[[パイロットスーツ]]を模したパイロットスーツを着用している(本編第17話「それは『遅すぎた再会』」のムネタケの妄想に現れた時の衣装そのまま。なお、これ以外でもアキトが預かった彼の遺品らしき写真でもこの衣装だったので、私物だと考えるのが妥当か)。……[[ノイ・ヴェルター]]は戦闘時の隊員の格好に関して寛容なのだろうか([[流竜馬|リョウ]]達と似たような格好なので、ある意味いつも通りとも言えるが)。
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== パイロットステータス ==
 
== パイロットステータス ==
 
=== [[能力|能力値]] ===
 
=== [[能力|能力値]] ===
[[格闘]]重視リアル系のステータス。[[射撃]]、[[命中]]、[[回避]]は高い部類に入るが[[エステバリス]]系パイロットの中では低め。代わりに[[防御]]がやや高め。冒頭の説明にあるようにかなりの操縦技術を持っているはずなのだが、能力値には反映されておらず[[技量]]は平凡。
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[[格闘]]重視リアル系のステータス。[[射撃 (能力)|射撃]]、[[命中]]、[[回避]]は高い部類に入るが[[エステバリス]]系パイロットの中では低め。代わりに[[防御]]がやや高め。冒頭の説明にあるようにかなりの操縦技術を持っているはずなのだが、能力値には反映されておらず[[技量]]は平凡。
    
=== [[精神コマンド]] ===
 
=== [[精神コマンド]] ===
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:原作では出会わないが、『W』の第2部では二人とも開始時点では連合軍に身を置いているため、彼女が上官である。ガイと呼ばれることに固執するのに対して、「おまえはヤマダだ」と突っ込み返すのが定番となっている。
 
:原作では出会わないが、『W』の第2部では二人とも開始時点では連合軍に身を置いているため、彼女が上官である。ガイと呼ばれることに固執するのに対して、「おまえはヤマダだ」と突っ込み返すのが定番となっている。
 
:なお「上官」とあるが、元々同じ職場(?)の同僚ということもあり、作中ではガイは彼女にタメ口で話し、彼女もそのことについて気にしている素振りは全く見せない。
 
:なお「上官」とあるが、元々同じ職場(?)の同僚ということもあり、作中ではガイは彼女にタメ口で話し、彼女もそのことについて気にしている素振りは全く見せない。
:ちなみに、一説によると『[[劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-|劇場版]]』のリョーコの[[軍階級|階級]]は中尉であるそうな。宇宙軍から[[統合平和維持軍|統合軍]]に転属して一からだとさすがに昇進が早すぎるので何らかの便宜があると思われ、ガイのTV版以前の軍時代の階級が少尉だったことを考えるとその階級で転属している可能性が高く、同等の階級もしくはそれ以上であり指揮権をリョーコに委託しているということも十分に考えられる。
   
;[[ホシノ・ルリ]]
 
;[[ホシノ・ルリ]]
 
:漫画版では[[平行世界]]のガイとは、同じ人物に仕えていた同志だった。
 
:漫画版では[[平行世界]]のガイとは、同じ人物に仕えていた同志だった。
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**その後、プロデューサーの大月俊倫氏に意味ありげな微笑みを投げかけられていたら、3話目で死亡し、「わぁ、死んじゃった」と思ってしまったとのこと<ref name="ace2"/>。
 
**その後、プロデューサーの大月俊倫氏に意味ありげな微笑みを投げかけられていたら、3話目で死亡し、「わぁ、死んじゃった」と思ってしまったとのこと<ref name="ace2"/>。
 
*ガイは、アニメ『[[地球防衛企業ダイ・ガード]]』の第23話に新入社員の山田としてゲスト出演している。
 
*ガイは、アニメ『[[地球防衛企業ダイ・ガード]]』の第23話に新入社員の山田としてゲスト出演している。
**ちなみに、第23話の絵コンテは『機動戦艦ナデシコ』の監督である佐藤竜雄氏が務めている。
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**第23話の絵コンテは『機動戦艦ナデシコ』の監督である佐藤竜雄氏が務めているというつながりがある。
**また裏設定としてガイにはサラリーマンの父と商社マンの兄がいるという設定が存在する。
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*最も波長の合いそうなスパロボオリジナルキャラの[[リュウセイ・ダテ]]および最も波長の合いそうな版権キャラである[[タカヤノリコ]]、あるいは「ウリバタケの頭脳を持つガイ」とも言える[[エルネスティ・エチェバルリア]]などとは今まで一度として競演したことがない。
   
*TV版と設定が異なる[[漫画]]『遊撃宇宙戦艦ナデシコ』では、あっさりと死亡したTV版とは対照的に、ナデシコを守るために体調不良の状態で無理やり出撃、囮となって集中攻撃を受け死亡する。その後、彼のエステの頭部はアキトのエグザバイトに形見として受け継がれる。また、後に登場する[[平行世界]]でのガイは[[宇宙海賊]]キャプテン・ガバメントとして活躍しており、本名が「'''大豪寺凱(ダイゴウジ・ガイ)'''」となっている等、ある意味元の世界での彼の理想像とも呼べる人物となっている。
 
*TV版と設定が異なる[[漫画]]『遊撃宇宙戦艦ナデシコ』では、あっさりと死亡したTV版とは対照的に、ナデシコを守るために体調不良の状態で無理やり出撃、囮となって集中攻撃を受け死亡する。その後、彼のエステの頭部はアキトのエグザバイトに形見として受け継がれる。また、後に登場する[[平行世界]]でのガイは[[宇宙海賊]]キャプテン・ガバメントとして活躍しており、本名が「'''大豪寺凱(ダイゴウジ・ガイ)'''」となっている等、ある意味元の世界での彼の理想像とも呼べる人物となっている。
**戦闘中のスタンドプレーで孤立・遭難したアキトを保護し、生きる目的についてアドバイスした彼だが、『[[スーパーロボット大戦T|T]]』ではオマージュ元の[[キャプテンハーロック]]がアキトを助けるという逆オマージュになっている。
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**戦闘中のスタンドプレーで孤立・遭難したアキトを保護し、生きる目的についてアドバイスした彼だが、『[[スーパーロボット大戦T|T]]』ではオマージュ元の[[ハーロック]]がアキトを助けるという逆オマージュになっている。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==