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「人類の破滅を防ぐ為にその活動を監視し、時に介入する」という目的を持ち、実働部隊のほかそれを下支えするメンバーや各種バックボーンを受け持つ政財界の大物を含めれば、ソレスタルビーイングの関係者は多岐に渡ってその根を張っている。本格的な活動に至るまでの下準備は念入りであり、世界の情報を掌握する為、全ての通信端末や製品には[[ヴェーダ]]のバックドアが仕込まれたものを普及。電子的な監視の目が行き届かない場では、ヴェーダと脳量子波でリンクする人工人間・イノベイドを(自覚・無自覚を問わず)万単位で世界各地に配置。人間社会に浸透させ、監視を徹底させた。また、資金援助の見返りにソレスタルビーイングに対しある程度のオブザーバー権を与えるという名目で各種財界人とのパイプをつなぎ、[[国際連合]]や各種軍需・工業・インフラの秘密裡な使用も可能にした。
 
「人類の破滅を防ぐ為にその活動を監視し、時に介入する」という目的を持ち、実働部隊のほかそれを下支えするメンバーや各種バックボーンを受け持つ政財界の大物を含めれば、ソレスタルビーイングの関係者は多岐に渡ってその根を張っている。本格的な活動に至るまでの下準備は念入りであり、世界の情報を掌握する為、全ての通信端末や製品には[[ヴェーダ]]のバックドアが仕込まれたものを普及。電子的な監視の目が行き届かない場では、ヴェーダと脳量子波でリンクする人工人間・イノベイドを(自覚・無自覚を問わず)万単位で世界各地に配置。人間社会に浸透させ、監視を徹底させた。また、資金援助の見返りにソレスタルビーイングに対しある程度のオブザーバー権を与えるという名目で各種財界人とのパイプをつなぎ、[[国際連合]]や各種軍需・工業・インフラの秘密裡な使用も可能にした。
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また、各種科学者の青田買いや木星探査船に偽装したエネルギー機関「GNドライヴ」の開発によって表の地球国家と比較した技術的な差を作る事にも成功。工作によって地球の核エネルギーを封印した後は、替わりのエネルギーインフラとしてイオリア・シュヘンベルグの提唱した軌道エレベーターと太陽光発電を普及させる事に成功する。この軌道エレベーター建設によって地上の地政学を変動させ、国連のパイプを通した事によって太陽光紛争の勃発に成功。これによって地球圏を大まかに[[ユニオン (00)|三つの]][[人類革新連盟|経済]][[AEU|ブロック]]にまとめる事に成功した。そして、さらなる目標である地球圏統一国家の樹立を達成すべく、[[西暦]]2307年、紛争根絶の為「[[ガンダムタイプ #西暦作品(機動戦士ガンダム00シリーズ)|ガンダム]]」による全世界への武力介入を開始する。
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また、各種科学者の青田買いや木星探査に偽装して高重力環境の元で半永久的エネルギー機関「GNドライヴ」を開発。表の地球国家と比較して(00開始時点で)200年先は行くほどの技術的な差を作る事にも成功。工作により地球の核エネルギーを封印した後は、替わりのエネルギーインフラとしてイオリア・シュヘンベルグの提唱した軌道エレベーターと太陽光発電を普及させる事に成功する。この軌道エレベーター建設によって地上の地政学を変動させ、さらに国連のパイプを通して太陽光紛争の勃発に成功。これにより地球圏を大まかに[[ユニオン (00)|三つの]][[人類革新連盟|経済]][[AEU|ブロック]]にまとめる事に成功した。そして、さらなる目標である地球圏統一国家の樹立を達成すべく、[[西暦]]2307年、紛争根絶の為「[[ガンダムタイプ #西暦作品(機動戦士ガンダム00シリーズ)|ガンダム]]」による全世界への武力介入を開始する。
    
…といった壮大なバックボーンがあるのだが、概ね裏設定止まりである。その後の顛末は『機動戦士ガンダム00』のアニメ本編通りとなる。メンバーは諜報や機械の操縦等、その道のエキスパートや、「紛争根絶」への険しい道を進める精神的な強さを持つ者を、[[ヴェーダ]]やエージェントが見出してスカウトしている。メンバーには戦争で家族を亡くし、天涯孤独の身になった者も多い。一方で機密保持の為にメンバーの人数は最小限に留められており、同時にメンバーとなった者の情報は、ヴェーダやイノベイドによってありとあらゆるデータベースから抹消される。
 
…といった壮大なバックボーンがあるのだが、概ね裏設定止まりである。その後の顛末は『機動戦士ガンダム00』のアニメ本編通りとなる。メンバーは諜報や機械の操縦等、その道のエキスパートや、「紛争根絶」への険しい道を進める精神的な強さを持つ者を、[[ヴェーダ]]やエージェントが見出してスカウトしている。メンバーには戦争で家族を亡くし、天涯孤独の身になった者も多い。一方で機密保持の為にメンバーの人数は最小限に留められており、同時にメンバーとなった者の情報は、ヴェーダやイノベイドによってありとあらゆるデータベースから抹消される。
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CBが行う「紛争根絶」の方法はかなり乱暴なもので、「紛争が起こっている戦場に武力による介入を行使し、その戦場にいる全ての軍隊が撤退するまで破壊活動を行う」というもの。また、紛争を幇助している[[企業]]や国家に対しても、研究施設や工場施設の爆破等の破壊活動を行う。当然、世界中のほとんどの国家からは「はた迷惑な[[テロリスト|テロ組織]]」として扱われている。これは武力介入を行った実働部隊を生贄にして世界を連邦樹立にまでまとめる計画の既定路線であったのだが、作中に登場した実働部隊のメンバーはそれを知らされていなかった様子が散見されている。<ref>実はこの実働部隊は元々[[イノベイド]]が担当する予定だったのだが、その一人である[[リボンズ・アルマーク]]が「生贄役」を嫌がって通常の人間が前線に立つよう工作を行った、というのが真相だった。</ref>
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CBが行う「紛争根絶」の方法はかなり乱暴なもので、「紛争が起こっている戦場に武力による介入を行使し、その戦場にいる全ての軍隊が撤退するまで破壊活動を行う」というもの。また、紛争を幇助している[[企業]]や国家に対しても、研究施設や工場施設の爆破等の破壊活動を行う。当然、世界中のほとんどの国家からは「はた迷惑な[[テロリスト|テロ組織]]」として扱われた。これは武力介入を行った実働部隊を生贄にして世界を連邦樹立にまでまとめる計画の既定路線であったのだが、作中に登場した実働部隊のメンバーはそれを知らされていなかった様子が散見されている。<ref>実はこの実働部隊は元々[[イノベイド]]が担当する予定だったのだが、その一人である[[リボンズ・アルマーク]]が「生贄役」を嫌がって通常の人間が前線に立つよう工作を行った、というのが真相だった。</ref>
    
一般市民からの印象としては、このようなやり方について賛否両論となっており、CB支持派と反対派に分かれている(一応とはいえ「緊急時以外はパイロットは殺さない」が、彼らの破壊活動はときとして[[民間人]]を巻き込む結果になることもある他、[[ネーナ・トリニティ]]のように民間人の虐殺を嬉々として行う者もCBには存在する)。[[グラハム・エーカー]]の感想は「'''存在自体が矛盾している'''」との事。ただし、作中世界ではCBの活動によって、実際に紛争の発生率が一時的に減っている。<ref>なお、1st第14話にて「世界各地で行われている紛争が38%低下し、軍需産業と関わりを持つ[[企業]]の63%が撤退を表明した」事が語られている。</ref>
 
一般市民からの印象としては、このようなやり方について賛否両論となっており、CB支持派と反対派に分かれている(一応とはいえ「緊急時以外はパイロットは殺さない」が、彼らの破壊活動はときとして[[民間人]]を巻き込む結果になることもある他、[[ネーナ・トリニティ]]のように民間人の虐殺を嬉々として行う者もCBには存在する)。[[グラハム・エーカー]]の感想は「'''存在自体が矛盾している'''」との事。ただし、作中世界ではCBの活動によって、実際に紛争の発生率が一時的に減っている。<ref>なお、1st第14話にて「世界各地で行われている紛争が38%低下し、軍需産業と関わりを持つ[[企業]]の63%が撤退を表明した」事が語られている。</ref>
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