差分

43行目: 43行目:  
スパロボシリーズ唯一の[[Wii]]専用タイトル。戦闘グラフィックは『[[スーパーロボット大戦XO|XO]]』以来となる、3Dポリゴンを採用している。パイロット[[カットイン]]も『XO』と同様に2Dが用いられている。また、ゲームシステム自体も過去のスパロボから大きく変更された独自のものになっている。
 
スパロボシリーズ唯一の[[Wii]]専用タイトル。戦闘グラフィックは『[[スーパーロボット大戦XO|XO]]』以来となる、3Dポリゴンを採用している。パイロット[[カットイン]]も『XO』と同様に2Dが用いられている。また、ゲームシステム自体も過去のスパロボから大きく変更された独自のものになっている。
   −
開発の有限会社さざなみには、『サンライズ英雄譚』を手掛けたスタッフが多く在籍しており、母艦システムや対空属性など同ゲームからの影響が顕著である。『サンライズ英雄譚』+従来のスパロボ/2=本作と言うところ。
+
開発の有限会社さざなみには、『[[機甲武装Gブレイカー|サンライズ英雄譚]]』を手掛けたスタッフが多く在籍しており、母艦システムや対空属性など同ゲームからの影響が顕著である。『サンライズ英雄譚』+従来のスパロボ/2=本作と言うところ。
    
2013年には本作のシステムを継承・発展させた『[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]』がリリースされた。
 
2013年には本作のシステムを継承・発展させた『[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]』がリリースされた。
115行目: 115行目:     
== 評価 ==
 
== 評価 ==
先述したように3Dであることを最大限に活かすための新システムを多数導入し、従来のスパロボとは一線を画すゲーム性を打ち出すことに成功、プレイヤーには概ね好評を得ている。3Dによる戦闘シーン演出も確かな進化を見せており、本作で3D作品に対する認識を見直したスパロボファンも少なくない。シナリオ面においても子供が活躍する作品に主軸を置いた明朗快活な王道ファンタジー風ストーリーで各作品同士のクロスオーバーも良好、これも好意的に評価されており『[[ZSPD]]』『[[K]]』『[[学園]]』と芳しくない評価の作品が続いていた2009年のスパロボシーンにおいて本作品の存在はまさに一服の清涼材となった。寺田Pも本作について「アンケートでの評価が高かった」と振り返っている。
+
先述したように3Dであることを最大限に活かすための新システムを多数導入し、従来のスパロボとは一線を画すゲーム性を打ち出すことに成功、プレイヤーには概ね好評を得ている。3Dによる戦闘シーン演出も確かな進化を見せており、本作で3D作品に対する認識を改めたスパロボファンも少なくないと思われる。シナリオ面においても子供が活躍する作品に主軸を置いた明朗快活な王道ファンタジー風ストーリーで各作品同士のクロスオーバーも良好、これも好意的に評価されており『[[ZSPD]]』『[[K]]』『[[学園]]』と芳しくない評価の作品が続いていた2009年のスパロボシーンにおいて本作品の存在はまさに一服の清涼材となった。寺田Pも本作について「アンケートでの評価が高かった」と振り返っている。
    
他方、ストリーミングムービー方式を採用したカットインはグラフィック・解像度共に全体的に粗く不評であった([[ガンバルガー]]や[[ブライガー]]のブライカノンなど好評だったものも存在する)。また1ステージの長さや敵ユニットの種類の少なさによるプレイの冗長化や、ソフトリセット非実装なども不満点として挙げられている。
 
他方、ストリーミングムービー方式を採用したカットインはグラフィック・解像度共に全体的に粗く不評であった([[ガンバルガー]]や[[ブライガー]]のブライカノンなど好評だったものも存在する)。また1ステージの長さや敵ユニットの種類の少なさによるプレイの冗長化や、ソフトリセット非実装なども不満点として挙げられている。
139行目: 139行目:  
今までなかなか顧みられなかった1990年代作品にスポットを当てており、新規参戦枠が半分以上を占めた異色のラインナップとなっている。2000年代の作品は『[[新ゲッターロボ]]』『[[完全勝利ダイテイオー]]』のみである。
 
今までなかなか顧みられなかった1990年代作品にスポットを当てており、新規参戦枠が半分以上を占めた異色のラインナップとなっている。2000年代の作品は『[[新ゲッターロボ]]』『[[完全勝利ダイテイオー]]』のみである。
   −
少年を主人公にした作品が中心である事と、[[リアルロボット]]に分類される作品が、リアル系に含むべきかが怪しい『[[機動武闘伝Gガンダム]]』のみという点が大きな特徴である。『Gガンダム』をスーパー系にカウントした場合は、'''リアル系作品が一切登場しない'''ラインナップになる為、'''文字通りの「スーパーロボット」大戦'''という事になる。ただし、αシリーズに登場した[[鋼鉄ジーグ]]のような、ユニット性能的に「リアル系」と括る事が出来るユニットはちゃんと存在する。また、声付きのスパロボとしては[[宇宙世紀]]系のガンダムが参戦していない作品はシリーズ初めて。
+
少年を主人公にした作品が中心である事と、[[リアルロボット]]に分類される作品が、[[スーパーロボット]]的描写の多い『[[機動武闘伝Gガンダム]]』のみという点が大きな特徴である。『Gガンダム』をスーパー系にカウントした場合は、'''リアル系作品が一切登場しない'''ラインナップになる為、'''文字通りの「スーパーロボット」大戦'''という事になる。ただし、αシリーズに登場した[[鋼鉄ジーグ]]のような、ユニット性能的に「リアル系」と括る事が出来るユニットはちゃんと存在する。また、声付きのスパロボとしては[[宇宙世紀]]系のガンダムが参戦していない作品はシリーズ初めて。
    
また『[[NG騎士ラムネ&40]]』『[[疾風!アイアンリーガー]]』『[[覇王大系リューナイト]]』と、原作の時点で[[スーパーデフォルメ|SD]]頭身のロボットアニメが参戦するのも初めてとなる。
 
また『[[NG騎士ラムネ&40]]』『[[疾風!アイアンリーガー]]』『[[覇王大系リューナイト]]』と、原作の時点で[[スーパーデフォルメ|SD]]頭身のロボットアニメが参戦するのも初めてとなる。
163行目: 163行目:     
== バンプレストオリジナル ==
 
== バンプレストオリジナル ==
 +
=== 登場人物 ===
 +
==== [[主人公]]及び関連人物 ====
 +
;[[稲葉駆]](いなば かける)
 +
:本作の[[主人公]]。17歳の高校生で、陸上部のスプリンター。抜群の身体能力を持ち、人情に熱い自信家であるが天然ボケするなど頭の回転は良くない模様。
 +
;[[稲葉天音]](いなば あまね)
 +
:駆の弟で10歳の小学生。思いやりのある芯のしっかりした子供。外見は女の子っぽく、そのことにコンプレックスを抱いている。[[母艦]]「[[イオニア]]」の生体コアとなり以降の意志疎通は[[イオニア]]の立体画像を介する。
 +
;[[シャーリィ・ルノイエ]]
 +
:本作のヒロイン。[[アースティア]]からやってきた19歳の考古学者の女性。愛称は「シャル」で、本編では愛称でのみ呼ばれる。可憐な姿とは対照的に気が強く行動派で[[エルンスト機関]]に単身乗り込む無鉄砲さも。
 +
;[[ブラス・ルノイエ]]
 +
:シャルの実兄である考古学者兼科学者。元々は[[エルンスト機関]]の研究者であったが、キャオスとの考え方の違いから同機関を退く。
   −
=== 登場メカ(オリジナル) ===
+
==== [[エルンスト機関]] ====
;[[主人公]]及び関連人物の機体
+
;[[キャオス・レール]]
:
+
:「[[妖精|エルダー・スプリガン]]」と呼ばれる長命種族の女性で、346歳。[[アースティア]]の科学機関「エルンスト」の創始者にして統率者。世界を侵略者から守るという使命を持つ。
:;[[シグザール]]
+
;[[リバリス・ムイラブ]]
::本作品の[[主人公]]機。[[世界観/NEO#アースティア|アースティア]]より齎された人型機動兵器。剣術と魔法で戦うスタイル。
+
:21歳の男性。[[エルンスト機関]]の戦闘部隊隊長。統率者であるキャオスを尊敬し、命を投げ打ってまで守る忠誠心をもつ。性格は自信家だが、隊長を務めるだけあり戦闘技術は優れている。
:;[[シグザリアス]]
+
 
::3つのアームドファントマを手にした事で強化した姿。
+
==== 夜明けのたてがみ ====
:;[[イオニア]]
+
;[[ザンパ]]
::シグザールと共に出現した本作品の[[母艦]]。
+
:ペンギンの様な外見をした生物でハーフビーストと呼ばれる。盗賊団「夜明けのたてがみ」のボスで小物的な存在である。
:;[[メルヴェーユ]]
+
 
::[[シャーリィ・ルノイエ]]が搭乗する人型機動兵器。外見はネコ耳を装着した人型で、魔女のホウキの様に長身のブースター兼ライフル'''フォルトゥシャス'''に跨って飛行する。
+
==== 歴史上の人物 ====
:
+
;[[ラルヴァ]]
;敵勢力([[エルンスト機関]]
+
:古代の錬金術師にして天才科学者。声の担当は野沢那智氏。
:
+
 
:;[[スレイブ・ポット]]
+
=== 登場メカ ===
::エルンスト機関が開発した小型兵器。
+
==== [[主人公]]及び関連人物の機体 ====
:;[[デバ・ジノー]]
+
;[[シグザール]]
::[[リバリス・ムイラブ]]が愛用するスレイブ・ポッド。
+
:本作品の[[主人公]]機。[[世界観/NEO#アースティア|アースティア]]より齎された人型機動兵器。剣術と魔法で戦うスタイル。
:;[[デバ・ジノーβ]]
+
;[[シグザリアス]]
::デバ・ジノーに追加武装を施した強化機。
+
:3つのアームドファントマを手にした事で強化した姿。
:;[[シグニクス]]
+
;[[イオニア]]
::アルシグノスを基に造られた最新兵器。
+
:シグザールと共に出現した本作品の[[母艦]]。
:;[[プルケリマ]]
+
;[[メルヴェーユ]]
::エルンスト機関の母艦。
+
:[[シャーリィ・ルノイエ]]が搭乗する人型機動兵器。外見はネコ耳を装着した人型で、魔女のホウキの様に長身のブースター兼ライフル'''フォルトゥシャス'''に跨って飛行する。
:;[[ウルタリア]]
+
 
::エルンスト機関の飛行要塞。
+
==== [[エルンスト機関]] ====
:;[[デビルウルタリア]]
+
;[[スレイブ・ポット]]
::飛行要塞ウルタリアが[[DG細胞]]に侵食され、暴走した姿。
+
:エルンスト機関が開発した小型兵器。
:
+
;[[デバ・ジノー]]
;敵勢力(夜明けのたてがみ)
+
:[[リバリス・ムイラブ]]が愛用するスレイブ・ポッド。
:
+
;[[デバ・ジノーβ]]
:;[[ペンパーダ]]
+
:デバ・ジノーに追加武装を施した強化機。
::スレイブ・ポッドをザンパ用に改造された機体。
+
;[[シグニクス]]
:
+
:アルシグノスを基に造られた最新兵器。
;敵勢力(その他)
+
;[[プルケリマ]]
:
+
:エルンスト機関の母艦。
:;[[アルシグノス]]
+
;[[ウルタリア]]
::シグザールと対をなす赤い機動兵器。
+
:エルンスト機関の飛行要塞。
:;[[ラルヴァ|邪神ラルヴァ]]
+
;[[デビルウルタリア]]
::
+
:飛行要塞ウルタリアが[[DG細胞]]に侵食され、暴走した姿。
 +
 
 +
==== 夜明けのたてがみ ====
 +
;[[ペンパーダ]]
 +
:スレイブ・ポッドをザンパ用に改造された機体。
   −
=== 登場人物(オリジナル) ===
+
==== その他 ====
;[[主人公]]及び関連人物
+
;[[アルシグノス]]
:
+
:シグザールと対をなす赤い機動兵器。
:;[[稲葉駆]](いなば かける)
+
;[[ラルヴァ|邪神ラルヴァ]]
::本作の[[主人公]]。17歳の高校生で、陸上部のスプリンター。抜群の身体能力を持ち、人情に熱い自信家であるが天然ボケするなど頭の回転は良くない模様。
  −
:;[[稲葉天音]](いなば あまね)
  −
::駆の弟で10歳の小学生。思いやりのある芯のしっかりした子供。外見は女の子っぽく、そのことにコンプレックスを抱いている。[[母艦]]「[[イオニア]]」の生体コアとなり以降の意志疎通は[[イオニア]]の立体画像を介する。
  −
:;[[シャーリィ・ルノイエ]]
  −
::本作のヒロイン。[[アースティア]]からやってきた19歳の考古学者の女性。愛称は「シャル」で、本編では愛称でのみ呼ばれる。可憐な姿とは対照的に気が強く行動派で[[エルンスト機関]]に単身乗り込む無鉄砲さも。
  −
:;[[ブラス・ルノイエ]]
  −
::シャルの実兄である考古学者兼科学者。元々は[[エルンスト機関]]の研究者であったが、キャオスとの考え方の違いから同機関を退く。
  −
:
  −
;敵勢力([[エルンスト機関]]
  −
:
  −
:;[[キャオス・レール]]
  −
::『[[妖精|エルダー・スプリガン]]』と呼ばれる長命種族の女性で、346歳。[[アースティア]]の科学機関「エルンスト」の創始者にして統率者。世界を侵略者から守るという使命を持つというが……?
  −
:;[[リバリス・ムイラブ]]
  −
::21歳の男性。[[エルンスト機関]]の戦闘部隊隊長。統率者であるキャオスを尊敬し、命を投げ打ってまで守る忠誠心をもつ。性格は自信家だが、隊長を務めるだけあり戦闘技術は優れている。
  −
:
  −
;敵勢力(夜明けのたてがみ)
  −
:
  −
:;[[ザンパ]]
  −
::ペンギンの様な外見をした生物でハーフビーストと呼ばれる。盗賊団「夜明けのたてがみ」のボスで小物的な存在である。
  −
:
  −
;歴史上の人物
   
:
 
:
:;[[ラルヴァ]]
  −
::古代の錬金術師にして天才科学者。声の担当は野沢那智氏。
      
== 用語 ==
 
== 用語 ==
251行目: 242行目:  
:;「Wild succession」
 
:;「Wild succession」
 
::作詞:畑亜貴、作曲・編曲:藤末樹、歌:美郷あき
 
::作詞:畑亜貴、作曲・編曲:藤末樹、歌:美郷あき
::CMソングやイメージソングなどではなく、ゲーム内ん収録される主題歌に「JAM Project」以外の歌手が起用されるのは本作が初めとなる。
+
::CMソングやイメージソングなどではなく、ゲーム内に収録される主題歌に「JAM Project」以外の歌手が起用されるのは本作が初めとなる。
 
::90年代のアニメを思わせる曲に仕上がっており、本作の参戦作品の毛色にマッチしていることもあってか評価は高いようである。
 
::90年代のアニメを思わせる曲に仕上がっており、本作の参戦作品の毛色にマッチしていることもあってか評価は高いようである。
  
565

回編集