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| | 外国語表記 = Super Robot Wars A | | | 外国語表記 = Super Robot Wars A |
| | シリーズ = [[携帯機シリーズ]] | | | シリーズ = [[携帯機シリーズ]] |
| + | | リメイク版 = [[スーパーロボット大戦A PORTABLE]] |
| | 発売日 = [[発売日::2001年9月21日]] | | | 発売日 = [[発売日::2001年9月21日]] |
| | 開発元 = {{開発 (作品)|エーアイ}} | | | 開発元 = {{開発 (作品)|エーアイ}} |
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| バンプレストの[[ゲームボーイアドバンス]]参入第1弾ソフト。『[[スーパーロボット大戦リンクバトラー]]』を除く携帯機作品で、初めて画面がカラーになった。 | | バンプレストの[[ゲームボーイアドバンス]]参入第1弾ソフト。『[[スーパーロボット大戦リンクバトラー]]』を除く携帯機作品で、初めて画面がカラーになった。 |
| | | |
− | [[信頼補正]]やサポートなどの新要素や、本作と同じくエーアイが開発に参加した『[[スーパーロボット大戦64|64]]』にもあった[[合体攻撃]]やレベル制使用武器解禁などの要素を積極的に取り込んでいる。 | + | [[信頼補正]]やサポートなどの新要素や、本作と同じくエーアイが開発に参加した『[[スーパーロボット大戦64|64]]』にもあった[[合体攻撃]]やレベル制使用武器解禁などの要素を積極的に取り込んでいるが、前年に発売された『[[スーパーロボット大戦α]]』から刷新が行われていたシステム面の見直し過渡期の作品で、携帯機用に操作性が最適化されきっておらず、戦闘アニメをキャンセルする事も出来ない(これらはGBAの次作『[[スーパーロボット大戦R]]』以後改善された)。 |
| | | |
− | システム的にはまだ過渡期の作品で、携帯機用に操作性が最適化されきっておらず、戦闘アニメをキャンセルする事も出来ない(これらはGBAの次作『[[スーパーロボット大戦R]]』以後改善された)。しかし[[平行世界]]の概念を前面に押し出し、様々な作品間のクロスオーバーが図られたシナリオの完成度は高く、名作との評価を得ている。
| + | 一方で『64』『α』から試みられていた様々な作品間のクロスオーバーは更に練られ、[[平行世界]]の概念を前面に押し出したシナリオの完成度は高く、名作との評価を得ている。本作以降も任天堂[[携帯機シリーズ]]が継続される契機となった。 |
| | | |
− | 後にNTTドコモの第3世代携帯電話・FOMAのiモード公式サイト『[[スーパーロボット大戦i]]』にてiアプリ版が提供され、更に[[プレイステーション・ポータブル]](PSP)でシステムやグラフィックなどを大幅リメイクした『[[スーパーロボット大戦A PORTABLE]]』が発売された。
| + | 2006年にNTTドコモの第3世代携帯電話・FOMAのiモード公式サイト『[[スーパーロボット大戦i]]』にてiアプリ版が提供され、更に2008年には[[プレイステーション・ポータブル]](PSP)でシステムやグラフィックなどを大幅リメイクした『[[スーパーロボット大戦A PORTABLE]]』が発売された。 |
| | | |
| なお本項の記述は、特に補足がない限りオリジナルのGBA版を基準とする。 | | なお本項の記述は、特に補足がない限りオリジナルのGBA版を基準とする。 |
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| ;[[信頼補正]] | | ;[[信頼補正]] |
| :戦闘時の行動や、マップに出撃させるか等によってパイロットの隠しパラメータ「'''信頼度'''」が上下し、隣接味方ユニットに命中率と回避率の支援効果を与える。更にサポート回数や効果、優先的にサポートするユニットにも影響を及ぼす。信頼度は、決まった作品グループ単位で設定されている。 | | :戦闘時の行動や、マップに出撃させるか等によってパイロットの隠しパラメータ「'''信頼度'''」が上下し、隣接味方ユニットに命中率と回避率の支援効果を与える。更にサポート回数や効果、優先的にサポートするユニットにも影響を及ぼす。信頼度は、決まった作品グループ単位で設定されている。 |
− | ;[[重力波ビーム]] | + | ;重力波ビーム |
− | :[[エステバリス]]系ユニットは、[[ナデシコ]]系戦艦の重力波ビーム発生範囲内にいるとENが全回復する。しかし、範囲外にいると逆にENが減少してしまう。本作では、特殊能力としては表記されていない。 | + | :[[エステバリス]]系ユニットは、[[ナデシコ]]系戦艦の重力波ビーム発生範囲内にいるとENが全回復する。しかし、範囲外に出る(移動でマスを選ぶときに警告が出る)と逆にENが減少してしまう。本作では、特殊能力としては表記されていない。 |
| | | |
| === 既存システムと変更点 === | | === 既存システムと変更点 === |
| ;シールドの設定 | | ;シールドの設定 |
− | :シールドにHPに相当する「SH」が設定され、SH値が0になるまで本体へのダメージを肩代わりする仕様となった。壊れても[[補給]]で修復可能。このSH制は2019年時点で本作限りの採用となっている。 | + | :シールドに[[HP]]に相当する「SH」が設定され、SH値が0になるまで本体へのダメージを肩代わりする仕様となった。壊れても[[補給]]で修復可能。実質的にはSH値の分だけHPが増えているだけである。 |
| + | :2020年10月12日のスーパーロボット大戦生配信番組!「生スパロボチャンネル」の「第2次スパロボ夜話」にてシールドシステムについての裏話が語られた。 |
| + | :マスターアップ前に誰もシールドの仕様を把握しておらず、ディレクターに「取扱説明書も作らないといけないのですが、このHPの下にあるゲージはなんですか?」と尋ねられても誰も答えることができなかった。この段階でやっと全スタッフに把握され、その後一番バグや不具合が発生しにくい解決方法はどうすればいいか?となり、シールドにもHPをつけようという流れで落ち着いた。これについて[[スタッフ:森住惣一郎|森住惣一郎]]氏は「スパロボAの仕様を誰も知らなかった事件」「シールド仕様を誰も知らなかった事件」と語っていた。 |
| + | :このシステムは実質2回敵を倒さなくてはいけなくなるのでユーザーにはとても不評だったとのこと。 |
| + | :[[スタッフ:寺田貴信|寺田貴信]]Pは敵を倒すのにまずシールドを破壊しなければならないことから理不尽なシステムであるとして、PSP版では開発当初から削除することを考えていたという<ref name="熱血59">バンプレスト『スーパーロボット大戦A PORTABLE 公式熱血指南書』59頁。</ref>。森住氏も「[[ザク]]の肩にもう一個ザクが付いてるぐらいの固さ」と評している<ref name="熱血59" />。そんな仕様が生まれた原因は、マスターアップ前の段階で急遽作られたからというのが真相であった。寺田Pの発言通り、このSH制はPSP版では削除され2021年時点で本作限りの採用となっているが、後の『[[DD]]』では類似システム「ブレイクゲージ」が登場している。 |
| ;[[特殊技能]] | | ;[[特殊技能]] |
| :[[カウンター]]が初登場。 | | :[[カウンター]]が初登場。 |
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| :『64』で初採用された、味方平均レベルによる敵味方のレベル変動制が再び採用されている。また本作に限りパイロットのレベル上昇に伴い、機体の装甲値に見えない補正がかかるようになった。 | | :『64』で初採用された、味方平均レベルによる敵味方のレベル変動制が再び採用されている。また本作に限りパイロットのレベル上昇に伴い、機体の装甲値に見えない補正がかかるようになった。 |
| ;[[技能ポイント]] | | ;[[技能ポイント]] |
− | :当時[[αシリーズ]]をメインに採用されていた、戦闘時の行動によってレベルアップとは別にパイロットの能力値を上げられる成長システム。本作では、[[格闘 (能力)|格闘]]と[[射撃]]のみが成長対象。 | + | :当時[[αシリーズ]]をメインに採用されていた、戦闘時の行動によってレベルアップとは別にパイロットの能力値を上げられる成長システム。本作では、[[格闘 (能力)|格闘]]と[[射撃 (能力)|射撃]]のみが成長対象。 |
| ;周回特典 | | ;周回特典 |
| :2周目以降は全機体の改造段階が15段階、[[強化パーツ]]スロットが4つとなる。更に、周回ごとに[[資金]]の基礎獲得値が50%ずつ増加していく(5周目の3倍で打ち止め)。 | | :2周目以降は全機体の改造段階が15段階、[[強化パーツ]]スロットが4つとなる。更に、周回ごとに[[資金]]の基礎獲得値が50%ずつ増加していく(5周目の3倍で打ち止め)。 |
| + | ;[[全滅プレイ]] |
| + | :戦闘途中でセーブすると不可(ゲームオーバーになるとタイトル画面へ戻されてしまう)。ただし、ターン数は増えるので注意が必要。 |
| | | |
| == 難易度 == | | == 難易度 == |
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| ダメージ計算式も旧シリーズのまま。レベルアップによる装甲補正も火力インフレを抑制するまでには至っておらず、武器攻撃力やレベルが高くなる程ダメージは加速度的に上昇していき、敵味方共に「当たれば落ちる」可能性が増していく。一方で本作では[[かく乱]]の消費SPが非常に低く、被弾率を下げるのに多用しやすかった。 | | ダメージ計算式も旧シリーズのまま。レベルアップによる装甲補正も火力インフレを抑制するまでには至っておらず、武器攻撃力やレベルが高くなる程ダメージは加速度的に上昇していき、敵味方共に「当たれば落ちる」可能性が増していく。一方で本作では[[かく乱]]の消費SPが非常に低く、被弾率を下げるのに多用しやすかった。 |
| | | |
− | 分岐ルート選択で難易度が大きく変動する場合もあり、特に1周目は攻略情報を知らないと、かなりの苦戦を強いられる可能性がある。 また最序盤から条件撤退(大抵はHP30%以下)する敵が多く出現するのも特徴(逆に終盤は極端に減るという理不尽さ)。 だが本作では「熱血」がダメージ1.5倍なので、ダメージ2.5倍の「魂」(もしくは「奇跡」)を習得できるパイロットが重宝されるようなシステムになっている。 例としてガンダム系だとNT技能の高い主役格ではなく、[[サウス・バニング|バニング]]や[[ノリス・パッカード|ノリス]]のようなオールドタイプの脇役級が習得できるようになっているので注意(例外は「奇跡」習得可能なアムロとフォウくらい)。 | + | 分岐ルート選択で難易度が大きく変動する場合もあり、特に1周目は攻略情報を知らないと、かなりの苦戦を強いられる可能性がある。 また最序盤から条件撤退(大抵はHP30%以下)する敵が多く出現するのも特徴(逆に終盤は極端に減るという理不尽さ)。だが本作では「熱血」がダメージ1.5倍なので、ダメージ2.5倍の「魂」(もしくは「奇跡」)を習得できるパイロットが重宝されるようなシステムになっている。 |
| + | |
| + | 理由は不明だが、ガンダム系の主役キャラで過去作で概ね精神コマンドに魂があったキャラクターのほとんどが今作では覚えない。[[サウス・バニング|バニング]]や[[ノリス・パッカード|ノリス]]のようなオールドタイプの脇役級が習得できるようになっているので注意(例外は「奇跡」を習得可能なアムロとフォウ)。さらに、空を飛べないモビルスーツの格闘武器は空に届かないものが多く、地上での戦いで苦戦しやすい。 |
| | | |
| 説得することで自軍参入できる敵をあえて撃墜すると、大抵の場合において強力な強化パーツが入手できるのも特徴のひとつ。このため他作品では「戦力外だがせっかくなので説得しておく」されていた敵が、本作では容赦無く優先的に撃墜されてゆくという事態を巻き起こした(代表例が[[ミネルバX]]や[[エルピー・プル|プル]]&[[プルツー]])。 | | 説得することで自軍参入できる敵をあえて撃墜すると、大抵の場合において強力な強化パーツが入手できるのも特徴のひとつ。このため他作品では「戦力外だがせっかくなので説得しておく」されていた敵が、本作では容赦無く優先的に撃墜されてゆくという事態を巻き起こした(代表例が[[ミネルバX]]や[[エルピー・プル|プル]]&[[プルツー]])。 |
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| | | |
| == 演出面 == | | == 演出面 == |
− | 戦闘アニメの質は『[[スーパーロボット大戦F完結編]]』以前の作品に近く、アニメパターンは少ない。ただ、ハードの性能差から本作直後に発売された『[[スーパーロボット大戦COMPACT for WSC]]』とも比較して発色が多く、キャラクターや背景のスクロールは高速でスムーズになっている。また、[[ボルテスV]]の天空剣Vの字斬りなど、一部の武器では機体が大きく[[アニメーション]]する。 | + | 戦闘アニメの質は『[[スーパーロボット大戦F完結編]]』以前の作品に近く、アニメパターンは少ない。ただ、ハードの性能差から本作直後に発売された『[[スーパーロボット大戦COMPACT for WonderSwanColor]]』とも比較して発色が多く、キャラクターや背景のスクロールは高速でスムーズになっている。また、[[ボルテスV]]の天空剣Vの字斬りなど、一部の武器では機体が大きく[[アニメーション]]する。 |
| | | |
| なお、主役級のパイロットや機体には、[[カットイン]]が用意されており、この傾向は以降の携帯機でも踏襲された。 | | なお、主役級のパイロットや機体には、[[カットイン]]が用意されており、この傾向は以降の携帯機でも踏襲された。 |
| | | |
| == 話題 == | | == 話題 == |
| + | *各話のサブタイトルが男性主人公か女性主人公かによって変化する。例外は最終話のみ。内容自体が異なる場合もあるが、ほとんどは名前が違うだけで共通である。 |
| + | **男性主人公は日本語、女性主人公は英語・カタカナ表記が多用される傾向がある(例:「二人の艦長」 / 「ロンド・ベルvsナデシコ」)。また、メインとなる作品の主題歌の歌詞を引用する形もよく見られる(例:「勝利者などいない戦い」/「ザ・ウィナー」、「あなたがいて、私がいる」/「エンドレス・ワルツ」。必然的に男性主人公の方に多い)。 |
| *スパロボでは旧シリーズ以後、[[兜甲児]]が[[剣鉄也]]を「さん」付けで呼ぶのが定着していた。しかし本作のみ、原作通り「くん」付けで呼ぶ(それどころか喧嘩別れした後の場面では「'''剣鉄也の野郎'''」と呼び捨て)。 | | *スパロボでは旧シリーズ以後、[[兜甲児]]が[[剣鉄也]]を「さん」付けで呼ぶのが定着していた。しかし本作のみ、原作通り「くん」付けで呼ぶ(それどころか喧嘩別れした後の場面では「'''剣鉄也の野郎'''」と呼び捨て)。 |
| *主人公の搭乗機でありながら冷遇されがちな[[ガンダム|RX-78ガンダム]]だが、本作では「[[Gファイター]]との連携or[[フルアーマーガンダム]]への強化」に加え、原作で出番が少なかった武装を大幅追加。さらには「改造段階の多さ」「[[V-UPユニット]]採用作品における強化パーツスロット:4(+α)」も相まって、作中屈指の恐るべきポテンシャルとなっている。 | | *主人公の搭乗機でありながら冷遇されがちな[[ガンダム|RX-78ガンダム]]だが、本作では「[[Gファイター]]との連携or[[フルアーマーガンダム]]への強化」に加え、原作で出番が少なかった武装を大幅追加。さらには「改造段階の多さ」「[[V-UPユニット]]採用作品における強化パーツスロット:4(+α)」も相まって、作中屈指の恐るべきポテンシャルとなっている。 |
− | *本作の主人公機のデザインや名称は、どことなく『[[スーパーロボット大戦64]]』との関連性を匂わせるものが多い。ただし、公式な関連性は明言されていない。 | + | *本作の主人公機の設定は『[[スーパーロボット大戦64]]』のものに似せられている<ref>『[[電撃スパロボ!]] Vol.4』142頁。</ref>。 |
− | *'''[[ゲシュペンストMk-III]]'''や[[レモン・ブロウニング|レモン・'''ブロウニング''']]など過去に発売されたスパロボ作品と共通の単語が使われているが、本作のプロデューサーである森住惣一郎氏は何も考えずに使ったと証言しており、寺田Pはそのせいで[[OGシリーズ]]でこじつけるのに苦労したと語っている。 | + | *'''[[ゲシュペンストMk-III]]'''や[[レモン・ブロウニング|レモン・'''ブロウニング''']]といった過去に森住惣一郎氏がプロデュースしたスパロボ作品と共通の単語が使われているが、森住氏は特に関係はないことを証言している<ref name="熱血6263">バンプレスト『スーパーロボット大戦A PORTABLE 公式熱血指南書』62 - 63頁。</ref>。寺田Pはそのせいで[[OGシリーズ]]で設定を後付するのに苦労した旨を語りつつ、OGの展開を広げる原動力になったことも述べている<ref name="熱血6263" />。 |
| *OGシリーズでは本作の設定が大胆に変更、あるいは更に掘り下げられたり新しい機体やキャラが登場している。そのため深く楽しみたいなら『A』のストーリーだけでなく、OGシリーズ等での追加設定も把握(だが、作品ごとに若干のブレがあるので注意)する必要性が生じてくる。もちろん本作は単独でも充分楽しめるようになっているので、必ずしも必要なわけではないが。 | | *OGシリーズでは本作の設定が大胆に変更、あるいは更に掘り下げられたり新しい機体やキャラが登場している。そのため深く楽しみたいなら『A』のストーリーだけでなく、OGシリーズ等での追加設定も把握(だが、作品ごとに若干のブレがあるので注意)する必要性が生じてくる。もちろん本作は単独でも充分楽しめるようになっているので、必ずしも必要なわけではないが。 |
| **『A PORTABLE』では、OGシリーズで追加・変更された設定のいくらかがフィードバックされている。 | | **『A PORTABLE』では、OGシリーズで追加・変更された設定のいくらかがフィードバックされている。 |
| **後に展開された[[無限のフロンティア]]シリーズとも、設定面で深い関連性を持つ。 | | **後に展開された[[無限のフロンティア]]シリーズとも、設定面で深い関連性を持つ。 |
| *GBA版のみ、[[ニンテンドーDS]]のスパロボシリーズに搭載されている[[Wスロットシステム]]に対応。 | | *GBA版のみ、[[ニンテンドーDS]]のスパロボシリーズに搭載されている[[Wスロットシステム]]に対応。 |
| + | *後年、ソーシャルゲーム『[[スーパーロボット大戦X-Ω]]』にて、本作の劇中設定<ref>作中でも[[ケーン・ワカバ]]と[[タップ・オセアノ]]が本作固有の出来事に触れている。</ref>である期間限定イベント「暗躍する「影」」が開催された。同イベントは[[アクセル・アルマー]]が主役、かつ隠しキャラクターの[[マイヨ・プラート]]を仲間にした前提で進行する。 |
| + | **同イベントでは[[メガノイド]]が壊滅済み、[[ジュドー・アーシタ]]と合流済みで[[ラミア・ラヴレス]]が敵として生存しているため、時間軸は最終分岐終了直後36話前と推測される。 |
| | | |
| == 登場作品 == | | == 登場作品 == |
| 新規参戦は★の2作品。 | | 新規参戦は★の2作品。 |
− | *★[[機動戦艦ナデシコ]]
| |
| *[[機動戦士ガンダム]] | | *[[機動戦士ガンダム]] |
| *[[機動戦士ガンダム 第08MS小隊]] | | *[[機動戦士ガンダム 第08MS小隊]] |
− | *[[機動戦士ガンダム 0083 スターダストメモリー]] | + | *[[機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY]] |
| *[[機動戦士Ζガンダム]] | | *[[機動戦士Ζガンダム]] |
| *[[機動戦士ガンダムΖΖ]] | | *[[機動戦士ガンダムΖΖ]] |
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| *[[機動武闘伝Gガンダム]] | | *[[機動武闘伝Gガンダム]] |
| *[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz]] | | *[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz]] |
− | *[[無敵鋼人ダイターン3]] | + | *★[[機甲戦記ドラグナー]] |
− | *[[無敵超人ザンボット3]]
| + | *★[[機動戦艦ナデシコ]] |
− | *★[[機甲戦記ドラグナー]] | |
| *[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]] | | *[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]] |
| *[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]] | | *[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]] |
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| *[[ゲッターロボG]] | | *[[ゲッターロボG]] |
| *[[真ゲッターロボ (原作漫画版)]] | | *[[真ゲッターロボ (原作漫画版)]] |
| + | *[[無敵超人ザンボット3]] |
| + | *[[無敵鋼人ダイターン3]] |
| *[[超電磁ロボ コン・バトラーV]] | | *[[超電磁ロボ コン・バトラーV]] |
| *[[超電磁マシーン ボルテスV]] | | *[[超電磁マシーン ボルテスV]] |
| *[[闘将ダイモス]] | | *[[闘将ダイモス]] |
| | | |
− | 『機動戦士ガンダム』については劇場版の要素が一部取り入れられている。
| + | 『機動戦士ガンダム』は劇場版の要素が一部取り入れられている。 |
| | | |
− | 任天堂ゲーム機用の完全新作スパロボシリーズでは唯一旧[[御三家]](フジテレビ版旧[[マジンガーシリーズ]]・[[宇宙世紀]][[ガンダムシリーズ]]・テレビアニメ版[[ゲッターロボシリーズ]])が出揃った作品であり、オリジナルキャラクターのイラストが河野さち子氏であることも含めてまだ携帯機シリーズ独自のカラーが薄かったことがうかがえる(『[[R]]』から変化が目立つようになる)。 | + | 『機甲戦記ドラグナー』の参戦は寺田Pの指示によるものであるとのこと<ref>2017年3月10日配信の「生スパロボチャンネル」より。なお、本来は製作中止になった『[[新スーパーロボット大戦|新]]』の続編に参戦する予定であった。</ref>。 |
| + | |
| + | 本作以前の『[[COMPACT2]]』『[[α外伝]]』の参戦作品が趣味的なものだったことから、本作ではスタンダードな作品が選ばれている<ref>バンプレスト『スーパーロボット大戦A PORTABLE 公式熱血指南書』60頁。</ref>。 |
| + | |
| + | 任天堂ゲーム機用の完全新作スパロボシリーズでは唯一旧[[御三家]]<ref>フジテレビ版旧「[[マジンガーシリーズ]]」・[[宇宙世紀]]「[[ガンダムシリーズ]]」・テレビアニメ版「[[ゲッターロボシリーズ]]」</ref>が出揃った作品であり、オリジナルキャラクターのイラストが河野さち子氏であることも含め、携帯機シリーズ独自のカラーが薄い作品となっている。 |
| | | |
| == 世界観 == | | == 世界観 == |
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| == バンプレストオリジナル == | | == バンプレストオリジナル == |
| | | |
− | === 登場メカ(オリジナル) === | + | === 登場人物 === |
| + | 本作では主要オリジナルキャラに、[[ニュータイプ]]の[[特殊技能]]が設定されている(ラミアのみ[[強化人間]])。この設定は単に旧シリーズの主人公がリアル系だとニュータイプ、スーパー系だと底力が設定されていたことを踏襲して両方を設定しただけと思われ、以後の出演作品には基本として採用されていない。 |
| + | |
| + | ==== 主人公 ==== |
| + | 2人のうちどちらか1人を選択。選択しなかった方のキャラクターは[[ライバル]]となり、味方にはならない。 |
| + | |
| + | どちらを選んでも性能はほとんど変わらないが、ストーリー展開には差が出てくる。 習得精神コマンドは固定で変更不能だが、「集中」や「鉄壁」は習得できないので取り扱いには注意。 |
| + | |
| + | ;[[アクセル・アルマー]] |
| + | : |
| + | ;[[ラミア・ラヴレス]] |
| + | : |
| + | |
| + | ==== [[シャドウミラー]] ==== |
| + | ;[[レモン・ブロウニング]] |
| + | : |
| + | ;[[ヴィンデル・マウザー]] |
| + | : |
| + | |
| + | === 登場メカ === |
| ==== 主人公機 ==== | | ==== 主人公機 ==== |
− | 本作では'''主人公機の後継機が存在しない'''為、最初に選んだ機体で最後まで戦い抜く事になる。その分いずれの機体もスペックが高め。また全機体共通で、主人公のレベルが20以上になると最強武器が解禁される。
| + | 本作では主人公機の後継機が存在しない為、最初に選んだ機体で最後まで戦い抜く事になる。その分いずれの機体もスペックが高め。また全機体共通で、主人公のレベルが20以上になると最強武器が解禁される。 |
| | | |
| これらの機体は全て[[シャドウミラー]]の運用兵器であり、選ばなかった機体はライバル、レモン、シャドウミラー兵が乗り込み敵として登場する。組み合わせの都合上、ソウルゲイン(アクセル)vsアンジュルグ(ラミア)の専用機同士マッチは今作では不可能となっており、実現は『OG2』を待つ事になる。 | | これらの機体は全て[[シャドウミラー]]の運用兵器であり、選ばなかった機体はライバル、レモン、シャドウミラー兵が乗り込み敵として登場する。組み合わせの都合上、ソウルゲイン(アクセル)vsアンジュルグ(ラミア)の専用機同士マッチは今作では不可能となっており、実現は『OG2』を待つ事になる。 |
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187行目: |
| :[[ヴィンデル・マウザー]]専用機。 | | :[[ヴィンデル・マウザー]]専用機。 |
| | | |
− | === 登場人物(オリジナル) === | + | == 用語 == |
− | 本作では主要オリジナルキャラに、[[ニュータイプ]]の[[特殊技能]]が設定されている(ラミアのみ[[強化人間]])。この設定は、以後の出演作品には基本として採用されていない。
| + | <!-- 専用記事がなければ紹介が多少詳細でも可。専用記事が出来たら紹介削除または一行程度に簡略化。 --> |
| + | 後の関連作品で、本作の設定の肉付けや変更がなされていった。 |
| + | ;[[シャドウミラー]] |
| + | :[[平行世界]]の地球連邦軍特殊任務実行部隊。隊長は[[ヴィンデル・マウザー]]。[[あちらの世界]]でクーデターを図るも失敗し、次元を超えて逃げて来たこちらの世界でも、やはり一騒動起こす。 |
| + | ;[[Wシリーズ]] |
| + | :[[レモン・ブロウニング]]が作り出した戦闘用アンドロイド。中でも特に優れた能力を持たされた個体を「Wナンバー」と呼ぶ。 |
| + | ;ゲシュペンスト隊 |
| + | :平行世界で、シャドウミラーを敗走に追いやった地球連邦軍の特殊部隊。ゲーム中では名前が語られるのみ。後の作品で、地球連邦軍特殊鎮圧部隊「[[ベーオウルブズ]]」という部隊名が付けられ、隊長は[[キョウスケ・ナンブ|ベーオウルフ]]と設定された。 |
| + | ;[[ゲシュペンストMk-III]] |
| + | :本作ではゲシュペンスト隊の隊長機として、作中で名前のみ登場。 |
| | | |
− | ==== 主人公 ==== | + | === 他作品の関連用語 === |
− | 2人のうちどちらか1人を選択。選択しなかった方のキャラクターは[[ライバル]]となり、味方にはならない。
| + | ;[[ドラグーン]] |
− | | + | :『[[機甲戦記ドラグナー]]』に登場する、[[量産型]]ドラグナー。こちらの世界では[[ゲシュペンストMk-II]]と次世代量産機を争い、その座を手に入れた。ヴィンデルは、汎用性・発展性に劣る[[ドラグーン]]を制式採用させ、こちらの世界の連邦軍の弱体化を狙ったのだが、[[ケーン・ワカバ]]達の活躍で予想以上の高性能機になってしまった。 |
− | どちらを選んでも性能はほとんど変わらないが、ストーリー展開には差が出てくる。 習得精神コマンドは固定で変更不能だが、「集中」や「鉄壁」は習得できないので取り扱いには注意。
| + | ;[[無限機動砲]] |
| + | :『機甲戦記ドラグナー』に登場する[[ギガノス帝国]]の試作兵器。本作では下記のナナフシ同様に地形として採用され、2ターンごとに射線上の機体を問答無用で全破壊する恐ろしい威力を誇る。 |
| + | ;[[ナナフシ]] |
| + | :『[[機動戦艦ナデシコ]]』に登場する、[[木連]]の兵器。一台で制空権を確保できる巨大砲台。ゲッターロボ等の[[飛行]]可能なユニットが空中に上がった瞬間、問答無用で撃墜されるその威力は、シリーズ中屈指。これが登場するマップは『[[機動戦士ガンダム 第08MS小隊]]』の[[シロー・アマダ]]が隊長を務めるなど、色々と珍しい内容。 |
| + | ;デビル機動要塞 |
| + | :『機甲戦記ドラグナー』に登場する[[ギガノス機動要塞]]が、『[[機動武闘伝Gガンダム]]』に登場する[[デビルガンダム]]に侵食されて誕生。別作品同士の要素が絡み合う、本作オリジナルの軍事施設。 |
| | | |
− | ;[[アクセル・アルマー]]
| + | == ゲーム中データ == |
− | :
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− | ;[[ラミア・ラヴレス]]
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− | :
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− | | |
− | ==== [[シャドウミラー]] ====
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− | ;[[レモン・ブロウニング]]
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− | :
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− | ;[[ヴィンデル・マウザー]]
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− | :
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− | == 関連記事 ==
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− | === ゲーム中データ ===
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| <!-- 各作品共通の基本情報記事 --> | | <!-- 各作品共通の基本情報記事 --> |
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| *[[信頼補正]] | | *[[信頼補正]] |
| *[[技能ポイント]] | | *[[技能ポイント]] |
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− | === 関連用語 ===
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− | <!-- 専用記事がなければ紹介が多少詳細でも可。専用記事が出来たら紹介削除または一行程度に簡略化。 -->
| |
− | 後の関連作品で、本作の設定の肉付けや変更がなされていった。
| |
− | ;[[シャドウミラー]]
| |
− | :[[平行世界]]の地球連邦軍特殊任務実行部隊。隊長は[[ヴィンデル・マウザー]]。[[あちらの世界]]でクーデターを図るも失敗し、次元を超えて逃げて来たこちらの世界でも、やはり一騒動起こす。
| |
− | ;[[Wシリーズ]]
| |
− | :[[レモン・ブロウニング]]が作り出した戦闘用アンドロイド。中でも特に優れた能力を持たされた個体を「Wナンバー」と呼ぶ。
| |
− | ;ゲシュペンスト隊
| |
− | :平行世界で、シャドウミラーを敗走に追いやった地球連邦軍の特殊部隊。ゲーム中では名前が語られるのみ。後の作品で、地球連邦軍特殊鎮圧部隊「[[ベーオウルブズ]]」という部隊名が付けられ、隊長は[[キョウスケ・ナンブ|ベーオウルフ]]と設定された。
| |
− | ;[[ゲシュペンストMk-III]]
| |
− | :本作ではゲシュペンスト隊の隊長機として、作中で名前のみ登場。
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− | ==== 他作品の関連用語 ====
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− | ;[[ドラグーン]]
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− | :『[[機甲戦記ドラグナー]]』に登場する、[[量産型]]ドラグナー。こちらの世界では[[ゲシュペンストMk-II]]と次世代量産機を争い、その座を手に入れた。ヴィンデルは、汎用性・発展性に劣る[[ドラグーン]]を制式採用させ、こちらの世界の連邦軍の弱体化を狙ったのだが、[[ケーン・ワカバ]]達の活躍で予想以上の高性能機になってしまった。
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− | ;[[ナナフシ]]
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− | :『[[機動戦艦ナデシコ]]』に登場する、[[木連]]の兵器。一台で制空権を確保できる無限機動砲。ゲッターロボ等の[[飛行]]可能なユニットが空中に上がった瞬間、問答無用で撃墜されるその威力は、シリーズ中屈指。これが登場するマップは『[[機動戦士ガンダム 第08MS小隊]]』の[[シロー・アマダ]]が隊長を務めるなど、色々と珍しい内容。
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− | ;デビル機動要塞
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− | :『機甲戦記ドラグナー』に登場するギガノス機動要塞が、『[[機動武闘伝Gガンダム]]』に登場する[[デビルガンダム]]に侵食されて誕生。別作品同士の要素が絡み合う、本作オリジナルの軍事施設。
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| == 商品情報 == | | == 商品情報 == |
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| === その他 === | | === その他 === |
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| + | == 脚注 == |
| + | <references /> |
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