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{{登場メカ概要
 
{{登場メカ概要
 
| タイトル = ストライク
 
| タイトル = ストライク
| 外国語表記 = [[外国語表記::Strike]]
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| 外国語表記 = [[外国語表記::STRIKE GUNDAM]]<ref>[https://www.1999.co.jp/10028346 バンダイ 1/144 ストライク ガンダム]、パッケージより。</ref>
 
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
 
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
 
*{{登場作品 (メカ)|機動戦士ガンダムSEED}}
 
*{{登場作品 (メカ)|機動戦士ガンダムSEED}}
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| デザイン = {{メカニックデザイン|片桐潔}}(原案)<br />{{メカニックデザイン|大河原邦男}}(アニメ版)
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| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ}}
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| SRWでの分類 = [[機体]]
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{{登場メカ概要
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| タイトル = スペック
 
| 分類 = [[分類::モビルスーツ]]
 
| 分類 = [[分類::モビルスーツ]]
 
| 生産形態 = 試作機
 
| 生産形態 = 試作機
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| 全高 = 17.72 m
 
| 全高 = 17.72 m
 
| 重量 = [[重量::64.8 t]]
 
| 重量 = [[重量::64.8 t]]
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| 動力 = [[動力::バッテリー]]
 
| 装甲 = [[装甲材質::フェイズシフト装甲]]
 
| 装甲 = [[装甲材質::フェイズシフト装甲]]
 
| 開発 = [[モルゲンレーテ社]]
 
| 開発 = [[モルゲンレーテ社]]
 
| 所属 = [[地球連合軍]]、三隻同盟
 
| 所属 = [[地球連合軍]]、三隻同盟
 
| パイロット = [[パイロット::キラ・ヤマト]] → [[パイロット::ムウ・ラ・フラガ]]
 
| パイロット = [[パイロット::キラ・ヤマト]] → [[パイロット::ムウ・ラ・フラガ]]
| デザイン = {{メカニックデザイン|片桐潔}}(原案)<br />{{メカニックデザイン|大河原邦男}}(アニメ用デザイン)
   
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'''ストライクガンダム'''は『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の[[登場メカ]]であり、同作の前半の主役メカ。
    
== 概要 ==
 
== 概要 ==
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5機のG兵器の中で唯一強奪を免れた機体であり、[[マリュー・ラミアス]]と[[キラ・ヤマト]]が搭乗。
 
5機のG兵器の中で唯一強奪を免れた機体であり、[[マリュー・ラミアス]]と[[キラ・ヤマト]]が搭乗。
   −
当初はマリューが操縦していたが、パイロットですらない彼女では[[MS]]の操縦など出来る訳もなく、さらに当初はOSが未完成だったため歩くことすらもままならなかった。工業カレッジの学生であったキラが強引に操縦を代わり瞬時にOSを書き換えた事で驚異的な性能を発揮、[[ミゲル・アイマン]]の駆る[[ジン (SEED)|ジン]]を撃破した。だが、書き換えられたOSは[[ナチュラル]]のパイロットでは到底扱える物ではなく、なし崩し的にキラは本機のパイロットとして戦う事となった。
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当初はマリューが操縦していたが、パイロットですらない彼女では[[MS]]の操縦など出来る訳もなく、さらに当初はOSが未完成だったため歩く事すらもままならなかった。工業カレッジの学生であったキラが強引に操縦を代わり瞬時にOSを書き換えた事で驚異的な性能を発揮、[[ミゲル・アイマン]]の駆る[[ジン (SEED)|ジン]]を撃破した。だが、書き換えられたOSは[[ナチュラル]]のパイロットでは到底扱える物ではなく、なし崩し的にキラは本機のパイロットとして戦う事となった。
   −
それ以後、ジンはもちろん敵に強奪された4機のGとも対等以上に渡り合い、ミゲルを皮切りに、[[アンドリュー・バルトフェルド]]、[[マルコ・モラシム]]、そして奪われたGの1機である[[ブリッツガンダム|ブリッツ]]に乗る[[ニコル・アマルフィ]]など、[[エース|エースパイロット]]を次々と撃破するという高い戦果をあげている。が、ニコルの死に激昂した[[アスラン・ザラ]]の駆る[[イージスガンダム|イージス]]と戦闘になり、自爆攻撃に巻き込まれて大破する。
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それ以後、ジンはもちろん敵に強奪された4機のGとも対等以上に渡り合い、ミゲルを皮切りに、[[アンドリュー・バルトフェルド]]、[[マルコ・モラシム]]、そして奪われたGの1機である[[ブリッツガンダム|ブリッツ]]に乗る[[ニコル・アマルフィ]]等、[[エース|エースパイロット]]を次々と撃破するという高い戦果をあげている。だが、ニコルの死に激昂した[[アスラン・ザラ]]の駆る[[イージスガンダム|イージス]]と戦闘になり、自爆攻撃に巻き込まれて大破する。
    
その後、本機は[[オーブ軍]]に回収され、[[ナチュラル]]用OSを搭載した上で修復され、地球軍を離反した[[アークエンジェル]]がオーブに寄港した際に引き渡された。その後は[[ムウ・ラ・フラガ]]がパイロットとなる。
 
その後、本機は[[オーブ軍]]に回収され、[[ナチュラル]]用OSを搭載した上で修復され、地球軍を離反した[[アークエンジェル]]がオーブに寄港した際に引き渡された。その後は[[ムウ・ラ・フラガ]]がパイロットとなる。
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[[アークエンジェル]]に唯一残ったGであるストライクはこのシステムで有効に活用され、高い戦果を出した。
 
[[アークエンジェル]]に唯一残ったGであるストライクはこのシステムで有効に活用され、高い戦果を出した。
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以下主立ったパックを記載する。これ以外のパックは[[GUNDAM:ストライカーパックシステム|ガンダムWiki]]を参照。
    
;[[エールストライクガンダム|エールストライカー]]
 
;[[エールストライクガンダム|エールストライカー]]
:高機動戦闘用パック。宇宙での機動性の向上や大気圏内での高々度ジャンプを可能とし、汎用性が高い。
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:高機動戦闘用パック。[[宇宙]]での機動性の向上や[[空|大気圏内]]での高々度ジャンプを可能とし、汎用性が高い。
 
;[[ソードストライクガンダム|ソードストライカー]]
 
;[[ソードストライクガンダム|ソードストライカー]]
 
:近接格闘戦用パック。対艦刀を装備し、対[[MS]]戦闘でもよく用いられる。
 
:近接格闘戦用パック。対艦刀を装備し、対[[MS]]戦闘でもよく用いられる。
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:遠距離砲撃戦パック。火器を多数装備し、対艦攻撃や火力支援に力を発揮する。
 
:遠距離砲撃戦パック。火器を多数装備し、対艦攻撃や火力支援に力を発揮する。
 
;[[パーフェクトストライクガンダム|マルチプルアサルトストライカー]]
 
;[[パーフェクトストライクガンダム|マルチプルアサルトストライカー]]
:HDリマスター版でのみ登場。エール・ソード・ランチャーの各武装を同時に装備できるようにしたパックであり、所謂「全部のせ」形態である。
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:HDリマスター版でのみ登場。エール・ソード・ランチャーの各武装を同時に装備できるようにしたストライカーパックであり、所謂'''「全部のせ」形態'''である。
 
;[[ストライクガンダムI.W.S.P.|I.W.S.P.]]
 
;[[ストライクガンダムI.W.S.P.|I.W.S.P.]]
 
:名称は統合兵装ストライカーパック('''I'''ntegrated '''W'''eapons '''S'''triker '''P'''ack)の略。エール、ソード、ランチャー全ての長所を併せ持つ装備。強力だが、消費電力の増加などの問題点も多い。
 
:名称は統合兵装ストライカーパック('''I'''ntegrated '''W'''eapons '''S'''triker '''P'''ack)の略。エール、ソード、ランチャー全ての長所を併せ持つ装備。強力だが、消費電力の増加などの問題点も多い。
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:ストライクの稼働時間の延長と友軍機へのパワー補給、超長距離狙撃任務を目的として開発されたパック。
 
:ストライクの稼働時間の延長と友軍機へのパワー補給、超長距離狙撃任務を目的として開発されたパック。
 
;ガンバレルストライカー
 
;ガンバレルストライカー
:簡単に言うと、[[メビウス・ゼロ]]のストライカーパック版。ムウのような高度な空間認識能力を持つ人間にしか扱えない。スパロボではストライクに装備する事はできないが、[[ガンバレルダガー|ガンバレルを装備した105ダガー]]が登場している。
+
:簡単に言うと、[[メビウス・ゼロ]]のストライカーパック版。ムウのような高度な空間認識能力を持つ人間にしか扱えない。
 
+
:スパロボではストライクに装備する事はできないが、[[ガンバレルダガー|ガンバレルを装備した105ダガー]]が登場している。
この他にも、様々なストライカーパックが存在する。
      
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
スパロボでは[[PS装甲]]と[[換装]]システムを持つ多機能な[[ガンダムタイプ|ガンダム]]。装甲自体は[[MS]]のそれではあるが、[[PS装甲]]があるので、やや硬い印象がある。また、[[エステバリス]]同様に戦場での換装変更が可能だが、こちらは艦内や射出だけでなく[[スカイグラスパー]]からストライカーパックを受け取ることができるため、使い方次第ではさらに便利。但し第3次αではイベント以外は換装不可能なので注意。ストライカーパックは隠しも含めて4種類(Wでは5種類)あるが、原作で多用されたエールは火力に欠けるため、多少無理してでもソードやランチャーを使う方がダメージの通りは良い。
 
スパロボでは[[PS装甲]]と[[換装]]システムを持つ多機能な[[ガンダムタイプ|ガンダム]]。装甲自体は[[MS]]のそれではあるが、[[PS装甲]]があるので、やや硬い印象がある。また、[[エステバリス]]同様に戦場での換装変更が可能だが、こちらは艦内や射出だけでなく[[スカイグラスパー]]からストライカーパックを受け取ることができるため、使い方次第ではさらに便利。但し第3次αではイベント以外は換装不可能なので注意。ストライカーパックは隠しも含めて4種類(Wでは5種類)あるが、原作で多用されたエールは火力に欠けるため、多少無理してでもソードやランチャーを使う方がダメージの通りは良い。
   −
主役機であり、なおかつ同時期に制作されたバスター、デュエル、ブリッツ、イージスなど原作では基本スペックは他4機と同等のはずなのだがスパロボではどうも本機と前述の4機と比べるとスペックに開きがある印象が強い(特に高火力・長距離のバスターと比較するとなおさらである)。
+
主役機であり、なおかつ同時期に制作されたバスター、デュエル、ブリッツ、イージスなど原作では基本スペックは他4機と同等のはずなのだが、スパロボではどうも本機と前述の4機と比べるとスペックに開きがある印象が強い(特に高火力・長距離のバスターと比較するとなおさらである)。
    
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ}}
:最初はキラのみ搭乗可能のユニット。後半で他のキャラも乗り換え可能になる。I.W.S.P.はルージュ専用であり装着できない。キラ搭乗時のストライクの改造は他の機体へと引き継がれるのだが、[[ストライクルージュ]]、[[フリーダムガンダム|フリーダム]]、[[ジャスティスガンダム|ジャスティス]]、[[バスターガンダム|バスター]]、条件を満たせば味方に入る[[デュエルガンダム|デュエル]]、これに復帰後のストライクを含めて6機の初期改造状態となる。つまり、ストライク1機を改造するだけで5機分の改造費が節約できると言う事であり、そのために本機の改造はお得なのだ。[[ムウ・ラ・フラガ|ムウ]]は[[メビウス・ゼロ]]に乗せた方が使いやすいので、[[M1アストレイ]]3人娘の誰かを乗せるといい。
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:初登場作品。最初はキラのみ搭乗可能のユニット。後半で他のキャラも乗り換え可能になる。他のキャラが乗れるようになると'''ENが-10、装甲が-100'''される。I.W.S.P.はルージュ専用であり装着できない。キラ搭乗時のストライクの改造は他の機体へと引き継がれるのだが、[[ストライクルージュ]]、[[フリーダムガンダム|フリーダム]]、[[ジャスティスガンダム|ジャスティス]]、[[バスターガンダム|バスター]]、条件を満たせば味方に入る[[デュエルガンダム|デュエル]]、これに復帰後のストライクを含めて6機の初期改造状態となる。つまり、ストライク1機を改造するだけで5機分の改造費が節約できると言う事であり、そのために本機の改造はお得なのだ。[[ムウ・ラ・フラガ|ムウ]]は[[メビウス・ゼロ]]に乗せた方が使いやすいので、[[M1アストレイ]]3人娘の誰かを乗せるといい。
 
:なお、リアル系男ルートでは主人公である[[クォヴレー・ゴードン|クォヴレー]]が正規パイロットになるはずであったが、その前にキラがOSを書き換えてしまい、結局乗る事はなかった。
 
:なお、リアル系男ルートでは主人公である[[クォヴレー・ゴードン|クォヴレー]]が正規パイロットになるはずであったが、その前にキラがOSを書き換えてしまい、結局乗る事はなかった。
:「砂塵の果て」でのイベントでPSダウン状態が見られるが、実は未使用データが存在し、メディアワークスの攻略本に掲載されている。何がどういう訳か、PS装甲が使えないだけなのにステータスが大幅ダウンしており、[[EN]]130→20、[[運動性]]115→80、[[装甲]]1200→600、イーゲルシュテルン・アーマーシュナイダー攻撃力-500、ビームライフル攻撃力-800、[[移動力]]6→4、といった具合に全く使えない機体になっている。
+
:「砂塵の果て」でのイベントでPSダウン状態が見られるが、実は未使用データが存在し、メディアワークスの攻略本『ザ・コンプリートガイド』(616頁)に掲載されている。ステータスが大幅ダウンしており、[[EN]]130→20、[[運動性]]115→80、[[装甲]]1200→600、イーゲルシュテルン・アーマーシュナイダー攻撃力-500、ビームライフル攻撃力-800、[[移動力]]6→4、といった具合に全く使えない機体になっている。本機のPSダウン=電力が足りない状態なので、各種ステータス、電力に直結するビームライフルの威力、電力が足りない=機体のパワーそのものが低下しているのでアーマーシュナイダーの威力まではまあ分かるとして、本体の電源に関係ない実弾兵器であるイーゲルシュテルンまで落ちるのはどういう事なのか…。
    
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦J]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦J}}
:最初はキラのみ搭乗可能、後半はSEED系MSパイロットなら誰でも搭乗可能。Jでは普通にI.W.S.P.を使うことができる。運動性が100とリアル系の領域とは思えないぐらい落ちている。後半でのデフォルトパイロットはムウだが、他作品と異なり、本作では終盤、ムウがイベントで死亡するため注意。イベントは原作準拠のため、どう考えても爆散しているはずなのだが特に説明なく機体だけ戻ってくる。改造してあれば最後まで充分使える機体(乗せる人に困るが…最終的にはイザーク辺りか?)。I.W.S.P.が来るまではソードが使いやすい。ランチャーも長射程なので使い出はあるが、エールは小隊制ではなくなった関係でビームライフル連射がなく、射程も攻撃力も素のストライクに劣る状態で、実質空を飛べるくらいしか長所がない(一応、中盤にカガリ専用の「アストレイ・フォーメーション」が追加はされる)。ちなみに、実はパック無しのストライクの水中適応はAだったりするが、移動適応はないため活かしにくい。
+
:最初はキラのみ搭乗可能、後半はSEED系MSパイロットなら誰でも搭乗可能。『J』では普通にI.W.S.P.を使う事ができる。運動性が100とリアル系の領域とは思えないぐらい落ちている。
 +
:後半でのデフォルトパイロットはムウだが、他作品と異なり、本作では終盤、ムウがイベントで死亡するため注意。イベントは原作準拠のため、どう考えても爆散しているはずなのだが特に説明無く機体だけ戻ってくる。
 +
:改造してあれば最後まで充分使える機体(乗せる人に困るが…最終的にはイザーク辺りか?)。I.W.S.P.が来るまではソードが使いやすい。ランチャーも長射程なので使い出はあるが、エールは小隊制ではなくなった関係でビームライフル連射がなく、射程も攻撃力も素のストライクに劣る状態で、実質空を飛べるくらいしか長所がない(一応、中盤にカガリ専用の「アストレイ・フォーメーション」が追加はされる)。
 +
:実はパック無しのストライクの水中適応はAだったりするが、移動適応は無いため活かしにくい。しかし、水中系パーツでフォロー可能で水中パーツは余りがちなので常備しておいて水中戦機として運用してもいいだろう…というか本作は『[[ブレンパワード (TV)|ブレンパワード]]』の[[世界観]]もあって[[海]]が多く、水中機は競合相手も少ないためその方が活躍できる。……'''パーツでフォローするならソードやランチャーがあるのだからわざわざ素のストライクにする必要はない'''という大問題を無視できるのであれば、だが。
 
:ちなみに初起動時はマリューがサブだが、このときにマリューの精神をかけておくと'''マリューがアークエンジェルに乗り換えた後も効果が残る'''ので上手く活用しよう。ただし、その場合'''アークエンジェル乗り換え後マリューのSPは回復しない'''。
 
:ちなみに初起動時はマリューがサブだが、このときにマリューの精神をかけておくと'''マリューがアークエンジェルに乗り換えた後も効果が残る'''ので上手く活用しよう。ただし、その場合'''アークエンジェル乗り換え後マリューのSPは回復しない'''。
;[[スーパーロボット大戦W]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦W}}
:Jと同じような仕様だが、正式にSEEDの面々が仲間になった時には、キラは既にフリーダムに乗っているため、Jに比べると使われない事が多いだろう。それでも、ムウがこれに乗って強制出撃する事もあるので注意。1周目でも[[Xアストレイ]]があるので立場が危ういが、2周目以降はガンバレルダガーも手に入るので、余計にムウの愛機という立場が危うくなる。
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:『J』と同じような仕様だが、正式にSEEDの面々が仲間になった時には、キラは既にフリーダムに乗っているため、Jに比べると使われない事が多いだろう。それでも、ムウがこれに乗って強制出撃する事もあるので注意。1周目でも[[Xアストレイ]]があるので立場が危ういが、2周目以降はガンバレルダガーも手に入るので、余計にムウの愛機という立場が危うくなる。
:一応、第一部でのムウの撃墜数次第でライトニングストライカーが、[[カガリ・ユラ・アスハ|カガリ]]のスポット参戦時の撃墜数次第でI.W.S.P.が手に入る。ライトニングになると補給装置が付く。素のストライク自体はまず使われないだろうが、何気に他のストライカーパックで落とされると、この形態で復活する。なお、ミーティア入手の際にフリーダムとジャスティスに(I.W.S.P.の条件も満たしているならストライクルージュにも)改造引継ぎが発生するので、バスターやブリッツを使わないならこちらを改造するのも手。
+
:第一部でのムウの撃墜数次第でライトニングストライカーが、[[カガリ・ユラ・アスハ|カガリ]]のスポット参戦時の撃墜数次第でI.W.S.P.が手に入る。扱いやすい長射程武器に[[マップ兵器]]まで備え、かつ唯一装備時に[[補給装置]]が付くライトニングストライカーの性能が秀でており、本作でストライクを運用するならば是非とも入手したい。素のストライク自体はまず使われないだろうが、何気に他のストライカーパックで落とされると、この形態で復活する。
 +
:なお、ミーティア入手の際にフリーダムとジャスティスに(I.W.S.P.の条件も満たしているならストライクルージュにも)改造引継ぎが発生するので、バスターやブリッツを使わないならこちらを改造するのも手。
 
:ちなみに、エールは射程が1延びただけで相変わらずの仕様だが、(全形態共通ではあるものの)カガリだけでなくムウでも「アストレイ・フォーメーション」が使えるようになった。また、ランチャーは移動力が1下がっている。また今回もパックなしでは水中適応Aだが、水中で戦う機会が最初に自由に使えるようになる42話(しかもその範囲もかなり狭い)しかないため、活用する機会は無い。
 
:ちなみに、エールは射程が1延びただけで相変わらずの仕様だが、(全形態共通ではあるものの)カガリだけでなくムウでも「アストレイ・フォーメーション」が使えるようになった。また、ランチャーは移動力が1下がっている。また今回もパックなしでは水中適応Aだが、水中で戦う機会が最初に自由に使えるようになる42話(しかもその範囲もかなり狭い)しかないため、活用する機会は無い。
 +
:加入シナリオではエールパックが付いているが同話クリア後に何の説明もなくルージュに奪われて素のストライクになっている。本作では換装できるという話は出ないので気づかずに使い続けることがないように(ライトニングパックを入手すれば自動で装着される)。
 +
:余談だが加入シナリオではストライク、スカイグラスパー1号機、ルージュ(強制出撃)の3機とも2つしかないはずのエールパックになっている(ムウしかいないので3機同時に使うことはできないが)。
 
;[[スーパーロボット大戦K]] / [[スーパーロボット大戦L]]
 
;[[スーパーロボット大戦K]] / [[スーパーロボット大戦L]]
 
:常時エールストライクとして登場。詳細は[[エールストライクガンダム]]の項を参照。
 
:常時エールストライクとして登場。詳細は[[エールストライクガンダム]]の項を参照。
    
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
+
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
:SRのアタッカー。キラ搭乗はエールストライクのみで、本機はムウ搭乗のみ。
+
:エールストライク、ソードストライク、ランチャーストライクが登場している。
 +
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
 +
:素のストライクはSRのアタッカーのムウ機のみが登場。キラ搭乗はSSRエールストライクに存在するのみであり、他形態は全てムウ機。マルチプルアサルトストライカーを装備した[[パーフェクトストライクガンダム]]が本作で初参戦。
 +
;[[スーパーロボット大戦DD]]
 +
:エールストライクが登場。攻撃演出のみソードストライクが登場。
    
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
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==== 武装 ====
 
==== 武装 ====
 
;75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
 
;75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
:頭部に2門装備された近接防御機関砲。敵機への威嚇や牽制、ミサイル迎撃などに使われる。
+
:頭部に2門装備された近接防御機関砲。敵機への威嚇や牽制、ミサイル迎撃等に使われる。
 
;コンバットナイフ「アーマーシュナイダー」
 
;コンバットナイフ「アーマーシュナイダー」
:両腰部に格納された折りたたみ式のナイフ。内蔵された電源と超振動モーターによって高周波振動させた刀身でPS装甲以外のほとんどの物体を切断できる。キラがSEEDを発現させると多用しているイメージが強い。必殺の攻撃力があるとは言いがたいにも拘らず、[[ミゲル・アイマン]]や[[アンドリュー・バルトフェルド|バルトフェルド]]といった、名だたるパイロットを撃破した武器でもある。
+
:両腰部に格納された折りたたみ式のナイフ。内蔵された電源と超振動モーターによって高周波振動させた刀身でPS装甲以外のほとんどの物体を切断できる。機体に電源を依存しないため、フェイズシフトダウンするような状況でも使用可能。
 +
:[[キラ・ヤマト|キラ]]が[[SEED]]を発現させると多用しているイメージが強い。
 +
:'''必殺の攻撃力が有るとは言いがたいのにも拘らず、[[ミゲル・アイマン]]や[[アンドリュー・バルトフェルド]]といった、[[ザフト]]の[[エース]][[パイロット]]を撃破した名武器'''でもある。
 
;57mm高エネルギービームライフル
 
;57mm高エネルギービームライフル
:携行式のビーム砲。ローラシア級の外装を一撃で貫通するほどの威力がある。ただし、機体のジェネレーターからエネルギーを供給する方式の為、使用した回数に応じて機体の稼働時間に制約を受ける。
+
:携行式のビーム砲。ローラシア級の外装を一撃で貫通する程の威力がある。ただし、機体のジェネレーターからエネルギーを供給する方式の為、使用した回数に応じて機体の稼働時間に制約を受ける。
 
;対ビームシールド
 
;対ビームシールド
 
:対ビームコーティング処理が施された実体型シールド。[[デュエルガンダム|デュエル]]等と同規格の大型タイプで、有効防御面が広い。
 
:対ビームコーティング処理が施された実体型シールド。[[デュエルガンダム|デュエル]]等と同規格の大型タイプで、有効防御面が広い。
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==== オプション装備 ====
 
==== オプション装備 ====
 
;バズーカ
 
;バズーカ
:第8艦隊からの補給時に渡された対MS用の武装。[[デュエルガンダム|デュエル]]が装備する予定だったタイプとは別の物。弾倉を4つまで装着可能。水中戦を挑む際に装備されたが、大した成果はなかった。
+
:第8艦隊からの補給時に渡された対MS用の武装。「'''ストライクバズーカ'''」と呼称されることも。[[デュエルガンダム|デュエル]]が装備する予定だったタイプとは別の物。弾倉を4つまで装着可能。水中戦を挑む際に装備されたが、大した成果は無かった。
 
;XM404 グランドスラム
 
;XM404 グランドスラム
:プラモデル「1/60PG ストライクガンダム」に付属しているオリジナル武装。I.S.P.W.の「9.1メートル対艦刀」同様、実体剣型のシュベルトゲベール。最初は設定が起こされていたが、後に非公式装備として扱われる事になった。映像作品「ガンダムイボルブ」にて、ストライクが使用している。
+
:[[ガンプラ|プラモデル]]「1/60PG ストライクガンダム」に付属しているオリジナル武装。I.S.P.W.の「9.1メートル対艦刀」同様、実体剣型のシュベルトゲベール。
 +
:最初は設定が起こされていたが、後に非公式装備として扱われる事になった。映像作品『ガンダムイボルブ』にて、ストライクが使用している。
 +
;模擬戦用サーベル
 +
:後述の第37話における[[フリーダムガンダム]]との模擬戦で互いに装備した模擬戦仕様のサーベル。SRW未登場。
    
==== [[召喚攻撃]] ====
 
==== [[召喚攻撃]] ====
 
;アストレイ・フォーメーション
 
;アストレイ・フォーメーション
:Wでのムウかカガリのどちらか搭乗時のみのパターンアタック。どの形態でも使用可能。
+
:『W』での[[ムウ・ラ・フラガ|ムウ]]か[[カガリ・ユラ・アスハ|カガリ]]のどちらか搭乗時のみのパターンアタック。どの形態でも使用可能。
    
=== [[特殊能力]] ===
 
=== [[特殊能力]] ===
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== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
 
;OS書き換え
 
;OS書き換え
:原作2話「その名はガンダム」より。キラはアスランとの邂逅を果たした後、ストライクにマリューと乗り込んでしまい交戦に巻き込まれる最中OSの不出来を看破してその場でOSを書き換えてあっという間にストライクの運動性能を驚異的なレベルに引き上げた。歴代ガンダムシリーズでもMSのOSの設定がされていた前例はこれまで存在せず、21世紀のガンダムシリーズであるガンダムSEEDにおけるMSの設定を強く印象付ける描写であった。
+
:『SEED』第2話「その名はガンダム」より。[[キラ・ヤマト|キラ]]は[[アスラン・ザラ|アスラン]]との邂逅を果たした後、ストライクに[[マリュー・ラミアス|マリュー]]と乗り込んでしまい、交戦に巻き込まれる最中にストライクのOSの不出来を看破し、その場でOSを書き換えてあっという間にストライクの運動性能を驚異的な[[レベル]]にまで引き上げた。
 +
:歴代ガンダムシリーズでもMSのOSの設定がされていた前例はこれまで存在せず、21世紀の[[ガンダムシリーズ]]である『機動戦士ガンダムSEED』におけるMSの設定を強く印象付ける描写であった。
 
;対[[フリーダムガンダム|フリーダム]]
 
;対[[フリーダムガンダム|フリーダム]]
:原作37話「神のいかずち」より。[[オーブ軍]]に回収され、OSも[[ナチュラル]]仕様に書き換えられて修理の完了したストライクにムウは「自分が乗る」と言い出す。早速、キラと模擬戦を始めるのだが、「いきなり僕とやるのは早過ぎる」と軽口を叩くキラに「生意気言うんじゃないよ!」と返した。ここで遂に夢の新旧主人公機対決シーン(1カットのみだが…)が描かれる事となった。
+
:『SEED』第37話「神のいかずち」より。[[オーブ軍]]に回収され、OSも[[ナチュラル]]仕様に書き換えられて[[修理]]の完了したストライクに[[ムウ・ラ・フラガ|ムウ]]は「自分が乗る」と言い出す。
 +
:早速、キラと模擬戦を始めるのだが、「いきなり僕とやるのは早過ぎる」と軽口を叩くキラに対してムウは「生意気言うんじゃないよ!」と返した。ここで遂に'''夢の新旧主人公機対決シーン(1カットのみだが…)'''が描かれる事となった。
   −
== 関連機体 ==
+
== 主な関連機体 ==
*本Wikiでは主にスパロボ関連のものを取り上げる。それ以外の機体については[[GUNDAM:ストライクガンダム]]を参照されたし。
+
一覧に無い機体は[https://gundam.wiki.cre.jp/wiki/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%A0#.E9.96.A2.E9.80.A3.E6.A9.9F.E4.BD.93 ガンダムWiki]を参照。
    
=== 強化型・バリエーション機 ===
 
=== 強化型・バリエーション機 ===
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=== 関連機 ===
 
=== 関連機 ===
 
;[[ストライクダガー]]
 
;[[ストライクダガー]]
:量産型。簡易量産ゆえにストライカーパック装備機能がオミットされている。
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:量産型。簡易量産故にストライカーパック装備機能がオミットされている。
 
;[[105ダガー]]、[[ダガーL]]
 
;[[105ダガー]]、[[ダガーL]]
 
:ストライカーパック装備機能を導入したダガーシリーズ。
 
:ストライカーパック装備機能を導入したダガーシリーズ。
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;[[ビルドストライクガンダム]]
 
;[[ビルドストライクガンダム]]
 
:[[イオリ・セイ]]がストライクをベースに改造したガンプラ。
 
:[[イオリ・セイ]]がストライクをベースに改造したガンプラ。
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;[[ベアッガイIII]]
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:[[コウサカ・チナ]]が制作した[[アッガイ]]が原型の改造ガンプラ。
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:実は、当機が装備するリボンストライカーは、ストライクの'''ストライカーパックと同一規格'''である。
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:そのため、ストライクの[[ガンプラ]]にも流用可能で、装備させると'''ものすごく女の子らしいストライクが誕生したりする…。'''
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
*イージス自爆時にキラが生存した最大の理由がセーフティーシャッター1枚だったことで、「装甲全部をセーフティーシャッターにすればいい」などの揶揄が飛び交った。
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*ストライク本体装備のアーマーシュナイダーだが、福田監督によれば『[[機甲戦記ドラグナー]]』にて「[[ドラグナー]]のナイフを悪役っぽいからと使わせてもらえなかった時の再チャレンジ」と語っており、同作の影響が窺える<ref>『ドラグナー』DVDメモリアルボックスのインタビュー内にて。</ref>。
*Gジェネシリーズの1作『Gジェネレーションアドバンス』ではフリーダムは何とクルーゼ専用機として開発される(後に回収され、キラが搭乗するのだが)ため、キラのストライクvsクルーゼのフリーダムという形で新旧[[主人公]]機対決が実現している。その後、ムウがクルーゼと決着をつけるためにストライクに乗り込み、クルーゼのフリーダムと交戦する事に。ちなみにこの時、キラはストライクの代わりに[[リ・ガズィ]]に乗っている。
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**ちなみにアーマーシュナイダーのデザインはメカニックデザインの大河原氏ではなくキャラクターデザイナーの平井氏によるデザインである。
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*SEED放送前、2002年9月に発売された[[コンピュータゲーム|ゲーム]]『Gジェネレーション モノアイガンダムズ』では、隠し機体として初期稿のストライクが入手できる。バックパックは[[M1アストレイ]]に近いXの字型のスラスターとなっている。
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*ゲーム『Gジェネレーションアドバンス』では、フリーダムは何とクルーゼ専用機として開発される(後に回収され、キラが搭乗するのだが)ため、「キラのストライクvsクルーゼのフリーダム」という形で新旧[[主人公]]機対決が実現している。
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**その後、ムウがクルーゼと決着をつけるためにストライクに乗り込み、クルーゼのフリーダムと交戦する事に。ちなみにこの時、キラはストライクの代わりに[[リ・ガズィ]]に乗っている。
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*本機の立体物ではフェイズシフトダウン(ディアクティブモード)状態のものも幾つか発売されている。SEEDに[[機動戦士ガンダム|初代ガンダム]]を彷彿とさせる描写が多い事を考えると、灰色ベースのこの状態は[[ガンダム]]に対する[[G-3ガンダム]]的なカラーバリエーション要素も含んでいると思われる。
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*名前の偶然の一致から、カードゲーム『[[バトルスピリッツ ブレイヴ|バトルスピリッツ]]』とガンダムシリーズのコラボの際、[[月光龍ストライク・ジークヴルム]]等を補助する過去のカードが一部本機のカードにも使えてしまっていた。詳細はジークヴルム側の記事を参照。
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== 脚注 ==
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<references />
    
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
6,311

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