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== ジン・スペンサー(Jin Spencer) ==
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{{登場人物概要
*[[登場作品]]:[[バンプレストオリジナル]]
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| 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]]
**[[スーパーロボット大戦UX]]
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*{{登場作品 (人物)|スーパーロボット大戦UX}}
*[[声優]]:松風雅也
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| 声優 = {{声優|松風雅也|SRW=Y}}
*種族:地球人
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| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|Chiyoko}}
*性別:男
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| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦UX}}
*[[年齢]]:19歳
+
| SRWでの分類 = [[パイロット]]
*所属:[[地球連邦軍]]北米方面軍機動審査大隊→ライオット部隊→[[人類軍]]特務機動中隊
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}}
*[[軍階級|階級]]:少尉→中尉→大尉
  −
*搭乗機:[[ライオットA]]→[[ヴィジャーヤ]]
  −
*キャラクターデザイン:Chiyoko
     −
ウェーブのかかった髪型が特徴の新米軍人で[[主人公]]である[[アニエス・ベルジュ]]とは同じ孤児院で育った。出自ゆえか(本人曰く「ムシケラのような生活」)上昇志向が非常に強く、功を焦るあまり突出して自分や味方を危険に晒したり、視野が狭くなりがちになり相手の事を一方的に誤解してしまうという欠点を持つ。士官学校を首席で卒業し北米方面軍に配属され、アーニーと共に新型機「[[ライオットA]]」のテストパイロットとなる。ライオットのテスト中に出現した[[スクラッグ]]を撃退した功績を認められ、アーニーと共に[[グラハム・エーカー]]を隊長とする対地球外生命体部隊の一員に抜擢される。
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{{登場人物概要
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| タイトル = プロフィール
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| 種族 = [[種族::地球人]]
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| 性別 = [[性別::男]]
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| 年齢 = [[年齢::19]]歳<ref>『スーパーロボット大戦UX パーフェクトバイブル』431頁。</ref>
 +
| 所属組織 = {{所属 (人物)|地球連邦軍}} → {{所属 (人物)|人類軍}}
 +
| 所属部隊 = {{所属 (人物)|北米方面軍機動審査大隊}} → {{所属 (人物)|ライオット部隊}} → {{所属 (人物)|特務機動中隊}}(人類軍)
 +
| 階級 = [[階級::少尉]] → [[階級::中尉]] → [[階級::大尉]]
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}}
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'''ジン・スペンサー'''は『[[スーパーロボット大戦UX]]』の登場人物。
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== 概要 ==
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ウェーブのかかった髪型が特徴の新米軍人で、[[主人公]]である[[アニエス・ベルジュ]]とは同じ孤児院で育った。出自ゆえか(本人曰く「ムシケラのような生活」)上昇志向が非常に強く、功を焦るあまり突出して自分や味方を危険に晒したり、視野が狭くなりがちになり相手の事を一方的に誤解してしまうという欠点を持つ。
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士官学校を首席で卒業し北米方面軍に配属され、アーニーと共に新型機「[[ライオットA]]」のテストパイロットとなる。ライオットのテスト中に出現した[[スクラッグ]]を撃退した功績を認められ、アーニーと共に[[グラハム・エーカー]]を隊長とする対地球外生命体部隊の一員に抜擢される。
    
傭兵部隊であるUXに対しては過剰なまでの対抗心と嫌悪感を抱いており、彼らとの戦闘でアーニーが撃墜されて以降、憎悪するようになる。後にライオットシリーズの開発者である[[ノーヴル・ディラン]]によりライオット部隊の隊長に任命され、階級も中尉に昇進。連邦の流したUXに関する偽情報を鵜呑みし、アーニーの仇も討たんと怒りの感情のままにUXに攻撃を仕掛けるが、その戦場でUXの一員となっていたアーニーと再会し、今度は彼が自分達を裏切ったと誤解してしまう。その対決の際にライオットAの素粒子エンジンが暴走しそうになり、アーニーにより撃墜。ノーヴルに助けられ、九死に一生を得るものの、アーニーからは死んだと思われてしまう。
 
傭兵部隊であるUXに対しては過剰なまでの対抗心と嫌悪感を抱いており、彼らとの戦闘でアーニーが撃墜されて以降、憎悪するようになる。後にライオットシリーズの開発者である[[ノーヴル・ディラン]]によりライオット部隊の隊長に任命され、階級も中尉に昇進。連邦の流したUXに関する偽情報を鵜呑みし、アーニーの仇も討たんと怒りの感情のままにUXに攻撃を仕掛けるが、その戦場でUXの一員となっていたアーニーと再会し、今度は彼が自分達を裏切ったと誤解してしまう。その対決の際にライオットAの素粒子エンジンが暴走しそうになり、アーニーにより撃墜。ノーヴルに助けられ、九死に一生を得るものの、アーニーからは死んだと思われてしまう。
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そしてノーヴルの娘である謎の少女[[アユル・ディラン|アユル]]と邂逅。程なくしてUXの実態と火星開拓局の不正が暴露され、アーニーやUXを誤解していた事とそれまでの自分が情勢に踊らされるだけの「道化」でしかなかった事を知る。その後、[[ヴィジャーヤ]]のパイロットに任命。アーニー達の前に立ち塞がる事となる。この時以降、それまでの上昇志向の激しい面は成りを潜める事となり、代わりに世界の運命を覆すためにアユルを覚醒させようと命をかけて戦いに臨む。中盤以降の発言や各版権作品への戦闘セリフなどを見ると、ノーヴル博士から世界の真実以外にも様々な知識を教えてもらったと思われる。
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そしてノーヴルの娘である謎の少女[[アユル・ディラン]]と邂逅。程なくしてUXの実態と火星開拓局の不正が暴露され、アーニーやUXを誤解していた事とそれまでの自分が情勢に踊らされるだけの「道化」でしかなかった事を知る。その後、[[ヴィジャーヤ]]のパイロットに任命。アーニー達の前に立ち塞がる事となる。この時以降、それまでの上昇志向の激しい面は成りを潜める事となり、代わりに世界の運命を覆すためにアユルを覚醒させようと命をかけて戦いに臨む。中盤以降の発言や各版権作品への戦闘セリフなどを見ると、ノーヴル博士から世界の真実以外にも様々な知識を教えてもらったと思われる。
    
根は悪い人間ではないのだが、視野が狭く上昇志向が強い粗暴な性格で、軍上層部の暗部を知らずに捏造された情報に踊らされてUXと敵対する等、いかにも小物臭く滑稽な印象のキャラだった序盤と、世界の真実を知り野心を捨てアユルの為に戦う覚悟を決めた中盤、己の運命を受け入れ親友との死闘に身を投じる終盤とで印象がガラリと変わっており、アーニー同様成長が著しく目立つキャラであるとも言える。ただ直しようのない欠点として'''最悪な対人運'''がある。UXとのぶつかり合いやアーニーとの離別はもちろんだが、最たるものは'''部下になった人間が全員死ぬ'''というものである。初陣では3人とも戦死、[[マキナ#ヒトマキナ|ヒトマキナ]]戦では率いてきた部隊が全滅、挙句にアユルも[[ヨグ=ソトース]]の向こうでジンを庇って戦死、と壊滅的に運が悪い。
 
根は悪い人間ではないのだが、視野が狭く上昇志向が強い粗暴な性格で、軍上層部の暗部を知らずに捏造された情報に踊らされてUXと敵対する等、いかにも小物臭く滑稽な印象のキャラだった序盤と、世界の真実を知り野心を捨てアユルの為に戦う覚悟を決めた中盤、己の運命を受け入れ親友との死闘に身を投じる終盤とで印象がガラリと変わっており、アーニー同様成長が著しく目立つキャラであるとも言える。ただ直しようのない欠点として'''最悪な対人運'''がある。UXとのぶつかり合いやアーニーとの離別はもちろんだが、最たるものは'''部下になった人間が全員死ぬ'''というものである。初陣では3人とも戦死、[[マキナ#ヒトマキナ|ヒトマキナ]]戦では率いてきた部隊が全滅、挙句にアユルも[[ヨグ=ソトース]]の向こうでジンを庇って戦死、と壊滅的に運が悪い。
   −
なお、アーニーがライオットB暴走時に死亡していた場合、UXの中心人物になっていたのは彼だったという。パートナーのアユルも本来この世界のヒロインになるはずだった人物(サヤは前の世界でのエルプスユンデ)なので、言ってみれば「主人公になり損ねたキャラ」といえる。過去のループで、彼が主人公だった時があったかも知れない。51話でナイアが九郎に見せた夢の中では少佐に出世しており、さらに自伝を出しているうえにそれが映画化されるという「子供たちのヒーロー」状態だった。
+
なお、アーニーが[[ライオットB]]暴走時に死亡していた場合、UXの中心人物になっていたのは彼だったという。パートナーのアユルも本来この世界のヒロインになるはずだった人物(サヤは前の世界でのエルプスユンデ)なので、言ってみれば「主人公になり損ねたキャラ」といえる。過去のループで、彼が主人公だった時があったかも知れない。51話でナイアが九郎に見せた夢の中では少佐に出世しており、さらに自伝を出しているうえにそれが映画化されるという「子供たちのヒーロー」状態だった。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦UX]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦UX}}
:松風氏は本作でシリーズ初出演。PV2の段階ではあまり大きく取り扱われず、'''乗機である[[ライオットA]]の利き腕が左になっていた'''事から「こいつは裏切る」と多くのユーザーから予想されており、実際敵側に回ってしまうのだが一連のやり取りは捻られており、アーニーが成り行き上'''ジンにとっての敵側'''に回る事となり、誤解のまま戦わざるを得ない状況を作り上げてしまう事となっている。
+
:初登場作品。演じる松風雅也氏はスパロボ初出演。PV2の段階ではあまり大きく取り扱われず、'''乗機である[[ライオットA]]の利き腕が左になっていた'''事から「こいつは裏切る」と多くのユーザーから予想されており、実際敵側に回ってしまうのだが一連のやり取りは捻られており、アーニーが成り行き上'''ジンにとっての敵側'''に回る事となり、誤解のまま戦わざるを得ない状況を作り上げてしまう事となっている。
 
:なお、本編で殆ど使えない反動か、キャンペーンマップで使える機会がある。
 
:なお、本編で殆ど使えない反動か、キャンペーンマップで使える機会がある。
   −
== パイロットステータス設定の傾向 ==
+
== パイロットステータス ==
 
=== [[能力|能力値]] ===
 
=== [[能力|能力値]] ===
アーニーとちょうど反対の能力値を持ち、射撃・回避に優れる。また、命中も非常に高く、ヴィジャーヤの高い照準値と合わせてガシガシ当てて削って来る。
+
アーニーとちょうど反対の能力値を持ち、[[射撃 (能力)|射撃]]・[[回避#回避(能力)|回避]]に優れる。また、[[命中#命中(能力)|命中]]も非常に高く、ヴィジャーヤの高い照準値と合わせてガシガシ当てて削って来る。
    
=== [[精神コマンド]] ===
 
=== [[精神コマンド]] ===
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:かなり攻撃的な精神コマンドが揃っている。特に気迫は狙撃とともにLv13という早さで取得するが、本編で使用する事は最序盤での参戦なので殆ど無い。逆にキャンペーンマップやツメスパロボでは殆ど覚えているため使いたい場合はそちらで使おう。
 
:かなり攻撃的な精神コマンドが揃っている。特に気迫は狙撃とともにLv13という早さで取得するが、本編で使用する事は最序盤での参戦なので殆ど無い。逆にキャンペーンマップやツメスパロボでは殆ど覚えているため使いたい場合はそちらで使おう。
   −
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
+
=== [[特殊スキル]] ===
 
;[[スーパーロボット大戦UX|UX]]
 
;[[スーパーロボット大戦UX|UX]]
 
:'''[[底力]]L7、[[援護攻撃]]L4、[[全体攻撃]]L3、[[指揮]]L3、[[ヒット&アウェイ]]'''
 
:'''[[底力]]L7、[[援護攻撃]]L4、[[全体攻撃]]L3、[[指揮]]L3、[[ヒット&アウェイ]]'''
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== 版権作品との人間関係 ==
 
== 版権作品との人間関係 ==
 
;[[グラハム・エーカー]]
 
;[[グラハム・エーカー]]
:憧れの人物で、一時期彼の部下となる。グラハムからは[[ミスター・ブシドー|かつての自分]]のようにならないかと心配されていたが…
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:憧れの人物で、一時期彼の部下となる。グラハムからは[[ミスター・ブシドー|かつての自分]]のようにならないかと心配されていた。
 
;[[マスターテリオン]]
 
;[[マスターテリオン]]
 
:アーニーとの離別には彼が大きく関与していたため、彼にも怨みを抱く事となる。
 
:アーニーとの離別には彼が大きく関与していたため、彼にも怨みを抱く事となる。
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== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
=== 第1部 ===
 
=== 第1部 ===
;「ああ、やった!やったやったやったあ!」<br/>「俺たちが、あのグラハム少佐と一緒に飛べるなんて!」
+
;「ああ、やった! やったやったやったあ!」<br/>「俺たちが、あのグラハム少佐と一緒に飛べるなんて!」
:第2話「エンカウンター」にて、グラハム配下の部隊に転属される事が決まった際に。子供の様に無邪気な喜びようである。ジンやアーニーにとってそれだけグラハムは憧れの存在だったのだろう。
+
:第2話「エンカウンター」より。グラハム配下の部隊に転属される事が決まった際に。子供の様に無邪気な喜びようである。ジンやアーニーにとってそれだけグラハムは憧れの存在だったのだろう。
 
;「なに寝ぼけたコト言ってるんだ! 人の命がかかってるんだぞ!」
 
;「なに寝ぼけたコト言ってるんだ! 人の命がかかってるんだぞ!」
: 第2話「エンカウンター」にて、タマ相手に弱気になるアーニーを一喝。上昇志向の強いジンだが、人の命を救おうとする良心も持っていることが窺える台詞…のだが。
+
: 同上。タマ相手に弱気になるアーニーを一喝。上昇志向の強いジンだが、人の命を救おうとする良心も持っていることが窺える台詞。
;「クッ…!傭兵風情がしゃしゃり出やがって!」<br>「し、しかし少佐!ここで倒さなければ、連中はますます…!」<br>「クッ…りょ、了解しました!」
+
;「クッ…! 傭兵風情がしゃしゃり出やがって!」<br>「し、しかし少佐! ここで倒さなければ、連中はますます…!」<br>「クッ…りょ、了解しました!」
:第2話においてリチャードがオルフェスで援護にやってきた直後のグラハムとの会話。直前にアーニーを叱咤しておきながら、傭兵であるUXを見た直後タマを無視してリチャードに攻撃を加えようとしている。グラハムに注意されその場は収まるが、嫌々従っている事が感じられる。
+
:同上。リチャードがオルフェスで援護にやってきた直後のグラハムとの会話。直前にアーニーを叱咤しておきながら、傭兵であるUXを見た直後タマを無視してリチャードに攻撃を加えようとしている。グラハムに注意され、その場は収まるが、嫌々従っている事が感じられる。
 
;「よ、よくもアーニーを……俺のダチをッ!!」
 
;「よ、よくもアーニーを……俺のダチをッ!!」
 
:第4話「舞い降りる翼」にて、ジェネレータの対消滅を防ぐためやむなくアーニーを撃墜した[[オルフェス]]に激昂して。この後怒りのままに襲い掛かろうとするが、グラハムに一喝されて撤退することに。
 
:第4話「舞い降りる翼」にて、ジェネレータの対消滅を防ぐためやむなくアーニーを撃墜した[[オルフェス]]に激昂して。この後怒りのままに襲い掛かろうとするが、グラハムに一喝されて撤退することに。
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=== 第2部~第3部 ===
 
=== 第2部~第3部 ===
 
;「ようやく見つけたんだ…生きる意味を!」<br/>「そうだ…今までの俺に、魂はなかった…野心や憎しみにとり憑かれ、それを己のプライドとはき違えていた、ただの道化だった…だが、今は違うッ! 今の俺には、為すべき使命が…! 決意が、誇りが、魂があるッ!」<br/>「アーニー! 貴様は俺にとって、乗り越えるべき最後の過去だッ!」
 
;「ようやく見つけたんだ…生きる意味を!」<br/>「そうだ…今までの俺に、魂はなかった…野心や憎しみにとり憑かれ、それを己のプライドとはき違えていた、ただの道化だった…だが、今は違うッ! 今の俺には、為すべき使命が…! 決意が、誇りが、魂があるッ!」<br/>「アーニー! 貴様は俺にとって、乗り越えるべき最後の過去だッ!」
:
+
:25話「生命-めざめ-」より。今までの自分が空回っていたことを自嘲しながら、それと訣別することへの決意表明。……ただし、自分が今までアーニーとUXを誤解していたことを反省するような発言が全くない上に、(理由こそは今までと違えど)相変わらずアーニーの説得に耳を貸さずに敵対し続けることは変わらないため、どうしてもプレイヤーからの印象は良くはない。
 +
:また彼の言う「使命」も(後に本当にそうするしかなかったのがわかるのだが)結局はノーヴル博士から与えられたものであり、ジン自身の経験や意思がそこにどれだけ介在しているのかはあまり見えてこない。また「使命」「誇り」「魂」といった今までの彼とはあまりに違い過ぎる(悪い言い方をすればどこか気取ったような)言い回しを多用するため、'''「何か変な宗教にハマった」「中二病をこじらせた」'''ようにも見えてしまう。
 
;(本当の命の意味…その向こうにある答えは、恐らく……)
 
;(本当の命の意味…その向こうにある答えは、恐らく……)
 
:「桜花嵐」のエンドデモにて、ヴィジャーヤとドラウパの強化を始めるショットをよそに。「命の始まり」について常々考えているジンだが、この時点で大まかな答えは出ていた様子。
 
:「桜花嵐」のエンドデモにて、ヴィジャーヤとドラウパの強化を始めるショットをよそに。「命の始まり」について常々考えているジンだが、この時点で大まかな答えは出ていた様子。
 
;「コービィ…お前、運がなかったな…」<br/>「すまん、コービィ…」
 
;「コービィ…お前、運がなかったな…」<br/>「すまん、コービィ…」
 
:45話「ユダ」にて、コービィが撃破された際に。陽子ジェネレータが暴走し、制御できなくなったコービィをジンは自ら撃墜する。コービィはここで撃墜されなくても、ヒトマキナ出現時に撃墜されるのだが、この時はジンに落とされない。ジンとしてはある意味こっちの方が良かったのかもしれない…<br/>ちなみにこのセリフの元ネタは新谷かおるの漫画「エリア88」。パニック状態のまま基地に帰還しようとして基地に大損害を与えかけている部下に引導を渡した際のセリフだが、こちらはすまないと思いつつも謝ることはなく「俺は自分が生きるためなら味方でも撃つ」と覚悟の程を示した。
 
:45話「ユダ」にて、コービィが撃破された際に。陽子ジェネレータが暴走し、制御できなくなったコービィをジンは自ら撃墜する。コービィはここで撃墜されなくても、ヒトマキナ出現時に撃墜されるのだが、この時はジンに落とされない。ジンとしてはある意味こっちの方が良かったのかもしれない…<br/>ちなみにこのセリフの元ネタは新谷かおるの漫画「エリア88」。パニック状態のまま基地に帰還しようとして基地に大損害を与えかけている部下に引導を渡した際のセリフだが、こちらはすまないと思いつつも謝ることはなく「俺は自分が生きるためなら味方でも撃つ」と覚悟の程を示した。
;「フン、ナメるなよ!俺にだって… 本当の戦うべき相手ぐらいわかる!」<br/>「アユル! UXには構うな!俺たちの敵は、ヒトマキナだ!」
+
;「フン、ナメるなよ!俺にだって… 本当の戦うべき相手ぐらいわかる!」<br/>「アユル! UXには構うな!俺たちの敵は、ヒトマキナだ!」
 
:45話「ユダ」にて。部下を失い、自身の命を削りながら、かつての親友と激突する。そこに現れる人類の敵。本当の敵を前に二つの意志は、ほんの一時同じ道を歩む。
 
:45話「ユダ」にて。部下を失い、自身の命を削りながら、かつての親友と激突する。そこに現れる人類の敵。本当の敵を前に二つの意志は、ほんの一時同じ道を歩む。
 
;「い、言ったはずだ…過去には…決して戻れない…俺たちの運命が…交わることは…」<br/>「さよならだ、アーニー…」
 
;「い、言ったはずだ…過去には…決して戻れない…俺たちの運命が…交わることは…」<br/>「さよならだ、アーニー…」
105行目: 117行目:  
;「はは、ありがとう」<br/>「けど、俺がここまで来られたのは、何もかもアユルのおかげさ」<br/>「今までずっと俺を支えてくれた。君がいてくれたからこそ、俺は今ここにいる」<br/>「ありがとう、アユル…」
 
;「はは、ありがとう」<br/>「けど、俺がここまで来られたのは、何もかもアユルのおかげさ」<br/>「今までずっと俺を支えてくれた。君がいてくれたからこそ、俺は今ここにいる」<br/>「ありがとう、アユル…」
 
:ナイアが九郎に見せた夢の中で登場した際の台詞。
 
:ナイアが九郎に見せた夢の中で登場した際の台詞。
 +
;アーニー「無ではなく、存在が…! すべてがここに『在る』ことこそが、命の始まりなんだ! そうだろう、ジン!」<br/>ジン「ああ、そうだ…命の始まりは、お前たちと共に在る… 感じろ!お前の中に在る、俺たちの魂を…」<br/>アーニー「生を識り、死を識り、その旅の果てに、命を識る…そうだろ、ジン?」<br/>ジン「お前の言う通りだ。ふたつが重なり、初めてひとつとなる」
 +
:最終話。
 
;ジン「相手は神に等しい宇宙の意志だ。だが……!」<br/>アーニー「ああ! 僕達の、全ての命をぶつければ!」
 
;ジン「相手は神に等しい宇宙の意志だ。だが……!」<br/>アーニー「ああ! 僕達の、全ての命をぶつければ!」
 
:[[カリ・ユガ]]とのアーニーの戦闘台詞の一つ。最後までぶつかりあっていた二つの道がようやく重なり、四つの「命」を乗せた一撃が世界をリセットする「神」を襲う。
 
:[[カリ・ユガ]]とのアーニーの戦闘台詞の一つ。最後までぶつかりあっていた二つの道がようやく重なり、四つの「命」を乗せた一撃が世界をリセットする「神」を襲う。
110行目: 124行目:     
== 迷台詞 ==
 
== 迷台詞 ==
;「グラハム少佐だって、戦場での戦いに勝って、出世したんだ!」<br>「手柄を立ててしまえば、こっちのものさ」<br>「昔から言うだろ、敵を倒すには早いほどいいってね!」
+
;「何言ってやがる! グラハム少佐だって、戦場の戦いに勝って、出世したんだ!」<br>「フフ・・・手柄を立ててしまえば、こっちのもんさ!」<br>「昔から言うだろ? 敵を倒すには、早いほどいいってね!」
:初っ端から連発する迷台詞の数々。元ネタは『[[機動戦士ガンダム]]』第1話の[[ジーン (機動戦士ガンダム)|名前の似ているこの人]]。
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:第1話「ビギニング」より。初っ端から連発する迷台詞の数々。元ネタは『[[機動戦士ガンダム]]』第1話の[[ジーン (機動戦士ガンダム)|名前の似ているこの人]]。
 
;アユル「でも、私はこのゲームから、多くの精神を学びました。特に…」<br/>ジン「愛、だろ…?」<br/>アユル「!? スペンサー大尉…!」<br/>ジン「一番大切なものは、愛…。 それはゲームでも、現実でも同じことだ」
 
;アユル「でも、私はこのゲームから、多くの精神を学びました。特に…」<br/>ジン「愛、だろ…?」<br/>アユル「!? スペンサー大尉…!」<br/>ジン「一番大切なものは、愛…。 それはゲームでも、現実でも同じことだ」
 
:[[中断メッセージ/UX|中断メッセージ]]にて、ノーヴルの勧めた戦闘訓練――スパロボをプレイしているアユルにやや呆れながら、大胆なことを言ってのけた。確かにその通りではあるが、世の中には[[カズマ・アーディガン|その「愛」を持っていながら'''本編では彼女が出来なかった'''主人公]]がいるのもまた事実である。
 
:[[中断メッセージ/UX|中断メッセージ]]にて、ノーヴルの勧めた戦闘訓練――スパロボをプレイしているアユルにやや呆れながら、大胆なことを言ってのけた。確かにその通りではあるが、世の中には[[カズマ・アーディガン|その「愛」を持っていながら'''本編では彼女が出来なかった'''主人公]]がいるのもまた事実である。
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== 搭乗機体 ==
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;[[ライオットA]]
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;[[ヴィジャーヤ]]
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*アユルと出会って以降、それまでの苛烈な性格が嘘の様に悟りきった状態になった(ついでに中断メッセージで愛について語り始める)ため、プレイヤーからは「変な宗教に目覚めた」「ロリに目覚めた」などネタにされる事もある。
 
*アユルと出会って以降、それまでの苛烈な性格が嘘の様に悟りきった状態になった(ついでに中断メッセージで愛について語り始める)ため、プレイヤーからは「変な宗教に目覚めた」「ロリに目覚めた」などネタにされる事もある。
**アユルは外見年齢16歳なので、外見的には3歳しか離れておらず、別にジンがロリコンという訳ではない筈だが……
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**アユルは設定上は外見年齢16歳とされており、それに従うならばジンとは3歳しか離れておらず、別にジンがロリコンという訳ではない筈だが……実際のアユルの見た目が(服装のせいもあるが)16歳よりもやや幼いようにも見えてしまうのが原因だろう。
 
*苗字のスペンサーは「スペンサー銃」から取っていると思われる。
 
*苗字のスペンサーは「スペンサー銃」から取っていると思われる。
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**アーニーの苗字が「フランベルジュ」という剣が由来であるのに対してジンは銃というのは、それぞれの乗機に合わせたもの。
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== 脚注 ==
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<references />
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{{バンプレストオリジナル}}
 
{{DEFAULTSORT:しん すへんさあ}}
 
{{DEFAULTSORT:しん すへんさあ}}
{{バンプレストオリジナル}}
   
[[Category:登場人物さ行]]
 
[[Category:登場人物さ行]]
 
[[Category:バンプレストオリジナルの登場人物さ行]]
 
[[Category:バンプレストオリジナルの登場人物さ行]]
 
[[Category:スーパーロボット大戦UX]]
 
[[Category:スーパーロボット大戦UX]]