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ジャミトフの場合、やり方こそ過激ではあったものの「自分の代で実現させる」という意味では現実的であった(ブレックスのやり方では時間がかかる上、腐敗した連邦相手では確実に上手くいく保証がなかった)。地球上の人々が宇宙へ上がらないのは地上の旨味が大きいからというのもあり、それを潰せば地球の人々が宇宙へ上がっていくだろうし、腐敗した地球連邦にはそれ位しないと動かないと考えても不思議ではないのも事実である。表舞台で本音を語らなかったのはそれをしたら最後、よくて軍事政界から追放、最悪暗殺されてもおかしくないからである。なので周囲が逆らわれない程の実権を手にするには本音を語るわけにはいかなかった。また、ジャミトフのその行動原理の理由には「ブレックスと違って後を託せる者が見つからなかった」「地球連邦の腐敗ぶり」により生き急いでいた事もあっただろう。そのため、「若い者たちに後をまかせる」といった行動をアテにすることができず、このような行動に走ったのも納得できる。
 
ジャミトフの場合、やり方こそ過激ではあったものの「自分の代で実現させる」という意味では現実的であった(ブレックスのやり方では時間がかかる上、腐敗した連邦相手では確実に上手くいく保証がなかった)。地球上の人々が宇宙へ上がらないのは地上の旨味が大きいからというのもあり、それを潰せば地球の人々が宇宙へ上がっていくだろうし、腐敗した地球連邦にはそれ位しないと動かないと考えても不思議ではないのも事実である。表舞台で本音を語らなかったのはそれをしたら最後、よくて軍事政界から追放、最悪暗殺されてもおかしくないからである。なので周囲が逆らわれない程の実権を手にするには本音を語るわけにはいかなかった。また、ジャミトフのその行動原理の理由には「ブレックスと違って後を託せる者が見つからなかった」「地球連邦の腐敗ぶり」により生き急いでいた事もあっただろう。そのため、「若い者たちに後をまかせる」といった行動をアテにすることができず、このような行動に走ったのも納得できる。
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[[ニュータイプ]]に関しては、多くの軍高官同様に「特殊能力を持つ単なるミュータント」程度の認識であったが、一方でニュータイプ思想そのものに対しては理解があったようであり、「人の意思と感性の狭隘さを突破するだけで、人はニュータイプになり得る」、すなわち「(いわゆる特殊能力を持たない)[[オールドタイプ]]であっても、意識の持ちよう次第で(本来の意味での)ニュータイプとなる事が可能だ、という信条を持っていた」事が、[[小説|小説版]]『機動戦士Ζガンダム』で描写されている。
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[[ニュータイプ]]に関しては、多くの軍高官同様に「特殊能力を持つ単なるミュータント」程度の認識であったが、一方でニュータイプ思想そのものに対しては理解があったようであり、「人の意思と感性の狭隘さを突破するだけで、人はニュータイプになり得る」、すなわち「(いわゆる特殊能力を持たない)[[オールドタイプ]]であっても、意識の持ちよう次第で(本来の意味での)ニュータイプとなる事が可能だ、という信条を持っていた」事が、[[小説|小説版]]『機動戦士Ζガンダム』で描写されている。真意は不明だが、ギレンの様に選民思想として利用する素振りはなく、更にはニュータイプ論をアースノイドとスペースノイドの枠組みに縛られない理想的な考え方を持っていた模様。
    
軍人や政治家としてはそれなりに有能な人物で、[[ジェリド・メサ]]の執念と強運を評価して自身の護衛に任命したり、[[ア・バオア・クー|ゼダンの門]]脱出の際には、自身よりも部下たちの安否を心配するなど、部下思いの面も見せた。アニメ放映から時を置いたアナザーストーリー展開においては、地球「人」至上主義者であるバスクやジャマイカンらの動きにも警戒しており、「[[30バンチ事件]]」の様なコロニーへの毒ガス注入や、[[グラナダ]]への[[コロニー落とし]]、更にはグリプス2の住民を強制退去させて[[コロニーレーザー]]へ改造する等、明らかに世間の反感を増幅させかねない彼等の行動には難色を示している描写も描かれた。
 
軍人や政治家としてはそれなりに有能な人物で、[[ジェリド・メサ]]の執念と強運を評価して自身の護衛に任命したり、[[ア・バオア・クー|ゼダンの門]]脱出の際には、自身よりも部下たちの安否を心配するなど、部下思いの面も見せた。アニメ放映から時を置いたアナザーストーリー展開においては、地球「人」至上主義者であるバスクやジャマイカンらの動きにも警戒しており、「[[30バンチ事件]]」の様なコロニーへの毒ガス注入や、[[グラナダ]]への[[コロニー落とし]]、更にはグリプス2の住民を強制退去させて[[コロニーレーザー]]へ改造する等、明らかに世間の反感を増幅させかねない彼等の行動には難色を示している描写も描かれた。
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