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基本性能や汎用性、コストパフォーマンスいずれにおいても優秀だが、本機はあくまでもRGM-89[[ジェガン]]が開発・配備されるまでの代替戦力<ref>ジェガンが配備されるまでの戦力確保のため、ジムIIの延命策として「ジムIII計画」が発案された。</ref>でしかなく、その生産・配備数は歴代ジムシリーズで最も少ない。また、当機の配備が始まった0088年当時、ネオ・ジオンのMSは「恐竜的進化」と評されるまでに性能が極大化しており、その中においてジムIIIは明らかなパワー不足であった事も、当機が短命に終わってしまった理由の一つである。
 
基本性能や汎用性、コストパフォーマンスいずれにおいても優秀だが、本機はあくまでもRGM-89[[ジェガン]]が開発・配備されるまでの代替戦力<ref>ジェガンが配備されるまでの戦力確保のため、ジムIIの延命策として「ジムIII計画」が発案された。</ref>でしかなく、その生産・配備数は歴代ジムシリーズで最も少ない。また、当機の配備が始まった0088年当時、ネオ・ジオンのMSは「恐竜的進化」と評されるまでに性能が極大化しており、その中においてジムIIIは明らかなパワー不足であった事も、当機が短命に終わってしまった理由の一つである。
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なおカラーリングでは、主に胸部が赤く塗られた地球連邦軍仕様と緑に塗られたカラバ仕様が存在。『UC』では連邦軍所属機でもカラバ仕様に近いカラーの機体<ref>[[ロンド・ベル]]所属機や[[ダカール]]基地配備機など。この二つの機体も微妙にカラーリングが異なっている。</ref>が存在している他、砂漠戦迷彩仕様も登場した。
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主に胸部が赤く塗られた地球連邦軍仕様と緑に塗られたカラバ仕様のカラーリングが存在する…という設定のはずだが、実際は地球連邦軍仕様のカラーの機体が確認された作品は極端に少なく、『逆襲のシャア』では連邦軍所属機のはずなのにカラバ仕様に近いカラーになっていた。後作の『UC』も同様で連邦軍所属機でもカラバ仕様に近いカラーの機体<ref>[[ロンド・ベル]]所属機や[[ダカール]]基地配備機など。この二つの機体も微妙にカラーリングが異なっている。</ref>になっていた他、砂漠戦迷彩仕様も登場した。
    
=== 劇中での様相 ===
 
=== 劇中での様相 ===
 
[[第1次ネオ・ジオン抗争]]時には[[カラバ]]の戦力として運用されていた他、最終決戦で漁夫の利を狙う連邦軍の主戦力として登場するも、結局連邦軍は殆ど戦わず、また性能とは裏腹にパイロットに恵まれなかったのか、数機撃墜されている。
 
[[第1次ネオ・ジオン抗争]]時には[[カラバ]]の戦力として運用されていた他、最終決戦で漁夫の利を狙う連邦軍の主戦力として登場するも、結局連邦軍は殆ど戦わず、また性能とは裏腹にパイロットに恵まれなかったのか、数機撃墜されている。
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[[第2次ネオ・ジオン抗争]]時にも実戦投入が確認されているが、[[ロンド・ベル]]では既に[[ジェガン]]が制式採用機になっており、目立った活躍はしておらず、[[アクシズ]]落としの際に駆けつけた連邦艦隊の中に確認できる程度である。
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[[第2次ネオ・ジオン抗争]]時にも実戦投入が確認されている。ただし作中では[[ロンド・ベル]]では既に[[ジェガン]]が制式採用機になっており、目立った活躍はしておらず、[[アクシズ]]落としの際に駆けつけた連邦艦隊の中に確認できる程度。
    
3年後の[[機動戦士ガンダムUC|ラプラス戦争]]でも使用されており、[[ロニ・ガーベイ|ガーベイ一族]]とネオ・ジオン残党軍「[[袖付き]]」による破壊と殺戮から[[地球連邦政府]]首都[[ダカール]]を守る為に奮戦する。OVA版では補給艦の護衛を主任務とする[[ラーディッシュ|アイリッシュ級]]「オアシス」所属の機体や、[[トリントン基地]]の防衛部隊にも配備されており、サンドカラーに塗装された機体や、ミサイルランチャーを装備せずビームジャベリンを装備した機体等も確認されている。
 
3年後の[[機動戦士ガンダムUC|ラプラス戦争]]でも使用されており、[[ロニ・ガーベイ|ガーベイ一族]]とネオ・ジオン残党軍「[[袖付き]]」による破壊と殺戮から[[地球連邦政府]]首都[[ダカール]]を守る為に奮戦する。OVA版では補給艦の護衛を主任務とする[[ラーディッシュ|アイリッシュ級]]「オアシス」所属の機体や、[[トリントン基地]]の防衛部隊にも配備されており、サンドカラーに塗装された機体や、ミサイルランチャーを装備せずビームジャベリンを装備した機体等も確認されている。
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== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
 
;[[ジム]] / [[GUNDAM:ジムII|ジムII]](SRW未登場)
 
;[[ジム]] / [[GUNDAM:ジムII|ジムII]](SRW未登場)
:本機の原型機。
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:本機の原型機。また、『THE ORIGIN』でリメイクされたジムにはジムIIIのように肩や腰にミサイルポッドを装備したバリエーションも存在する。
 
;[[ガンダムMk-II]] / [[バーザム]]
 
;[[ガンダムMk-II]] / [[バーザム]]
 
:30%以上のパーツがこの2機と同型のものに変更されている。
 
:30%以上のパーツがこの2機と同型のものに変更されている。
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;[[GUNDAM:ジム・ナイトシーカー (ヴァースキ機)|ジム・ナイトシーカー (ヴァースキ機)]](SRW未登場)
 
;[[GUNDAM:ジム・ナイトシーカー (ヴァースキ機)|ジム・ナイトシーカー (ヴァースキ機)]](SRW未登場)
 
:『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』に登場。このヴァースキ機は通常のナイトシーカーと違い母体がジムIIIとなっている。
 
:『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』に登場。このヴァースキ機は通常のナイトシーカーと違い母体がジムIIIとなっている。
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== 余談 ==
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*漫画『[[機動戦士ガンダムF90]]』ではボッシュ・ウェラー(SRW未登場)が本機への搭乗経験を語っていた。当時は断片的な話で、かつ別の話では[[第2次ネオ・ジオン抗争]]当時[[ジェガン]]に搭乗していたことも語っているため信憑性にも疑問が残っていた。
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**後年では、[[フィフス・ルナ]]戦まで個人的改造を重ね続けた連邦軍仕様の本機に搭乗、[[ギュネイ・ガス]]に機体を撃墜されたが生存し、その後の戦闘ではジェガンに乗り換えたという形で整合性の取れた設定が明かされている。設定開示以前からも「ジムIIIからジェガンへ乗り換えたのでは?」と考察もされていたため、結果として正しかったと言える。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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