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なお、ジェネシスとは『旧約聖書』の「創世記」の事を指す。これに由来して、[[プラント]]議長[[パトリック・ザラ]]はジェネシスの一撃を「[[コーディネイター]]の創世の光」と称した。
 
なお、ジェネシスとは『旧約聖書』の「創世記」の事を指す。これに由来して、[[プラント]]議長[[パトリック・ザラ]]はジェネシスの一撃を「[[コーディネイター]]の創世の光」と称した。
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本来は他惑星間用の超大型核パルスエンジンを、一種の要塞砲に改良したもの。エンジンの噴射時に発生するガンマ線を別個に用意した使い捨ての反射ミラーを用いて集束させる事により、高威力のガンマ線レーザーとして使用している。ガンマ線とは極超短波の電磁波の事であり、物質に対する透過率が高い事が特徴で、レントゲンの時に使用されるX線と似たようなものである。
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本来は他惑星間用の超大型レーザー加速器を、一種の要塞砲に改良したもの。原子爆弾の爆裂時に発生するガンマ線を別個に用意した使い捨ての反射ミラーを用いて集束させる事により、高威力のガンマ線レーザーとして使用している。ガンマ線とは極超短波の電磁波の事であり、物質に対する透過率が高い特徴を持つこの点はレントゲンの時に使用されるX線に近いかもしれない。
劇中においては、電子レンジと光レーザーを合わせた様な働きをするらしく、照射された生物・機械は破壊・破裂する。すなわち、'''「[[地球]]に向けて照射すれば、地球上に存在する全ての生命体や自然を破壊し尽くす事が可能である」'''と言われている。
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ジェネシスによって発射されるγ線は光子一個当たりのエネルギー量が膨大となり、射線上の物質を膨大な電磁波とエネルギーで破壊し突き進んでいく。電磁波によってもたらされる分子の運動は構成物の水分を沸騰させるため、たとえ直撃を受けなかったとしても照射された生物に命はない。すなわち、'''「[[地球]]に向けて照射すれば、地球上に存在する全ての生命体や自然を破壊し尽くす事が可能である」'''と言われている。
    
ジェネシスは透過迷彩「[[ミラージュコロイド]]」を有しており、[[ジャミング機能|完全に姿を隠す事が可能]]である。『SEED』劇中では[[地球連合軍]]がプラント本国に迫った際に、この偽装を解除する事で意表を突く等の運用がなされた。しかも、本体の装甲は強力な[[PS装甲|フェイズシフト装甲]]で覆われており、陽電子砲ですら破壊する事ができないという鉄壁の防御力を誇っている。
 
ジェネシスは透過迷彩「[[ミラージュコロイド]]」を有しており、[[ジャミング機能|完全に姿を隠す事が可能]]である。『SEED』劇中では[[地球連合軍]]がプラント本国に迫った際に、この偽装を解除する事で意表を突く等の運用がなされた。しかも、本体の装甲は強力な[[PS装甲|フェイズシフト装甲]]で覆われており、陽電子砲ですら破壊する事ができないという鉄壁の防御力を誇っている。
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その他、ジャンク屋組合がザフトからジェネシスのプロトタイプである「ジェネシスα」を接収していたが、この兵器を巡って[[ザフト]]および地球連合軍から襲撃を受けているが、解体(全パーツパージ)される。後に、PS装甲が使用されている部分を自動車に流用されて売り出される事になった。
 
その他、ジャンク屋組合がザフトからジェネシスのプロトタイプである「ジェネシスα」を接収していたが、この兵器を巡って[[ザフト]]および地球連合軍から襲撃を受けているが、解体(全パーツパージ)される。後に、PS装甲が使用されている部分を自動車に流用されて売り出される事になった。
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=== ジェネシス本来の用途 ===
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もとはエヴィデンス01を探査するためのソーラーセイル加速器として開発された。ソーラーセイルは太陽光を受けて作用反作用を得るモデルが有名だが、外部からの人工光を反射することで進むタイプも存在する。これはレーザー推進の一種で、ジェネシスを推進に用いる場合はエネルギーと透過率が高いγ線よりもX線の光が活用される。ただし本編・外伝ともにソーラーセイルを活用した例は見られず、推進用途としては船体側の推進器を外部加熱する目的のライトクラフトが描写されている。
    
== 登場作品 ==
 
== 登場作品 ==
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