差分

13行目: 13行目:  
{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
 
| タイトル = プロフィール
 
| タイトル = プロフィール
| 種族 = 地球人(ブリタニア人)
+
| 種族 = [[種族::地球人]](ブリタニア人)
| 性別 = 男
+
| 性別 = [[性別::]]
 
| 生年月日 = 皇暦1990年1月12日
 
| 生年月日 = 皇暦1990年1月12日
| 年齢 = 27歳
+
| 年齢 = [[年齢::27]]歳
| 身長 = 201 cm
+
| 身長 = [[身長::201 cm]]
| 血液型 = AB型
+
| 血液型 = [[血液型::AB]]型
 
| 星座 = 山羊座
 
| 星座 = 山羊座
 
| 髪色 = 金髪
 
| 髪色 = 金髪
| 所属 = [[神聖ブリタニア帝国]]
+
| 所属 = {{所属 (人物)|神聖ブリタニア帝国}}
| 役職 = 宰相<br />外交官
+
| 役職 = [[役職::宰相]]<br />[[役職::外交官]]
 
}}
 
}}
 
'''シュナイゼル・エル・ブリタニア'''は『[[コードギアス 反逆のルルーシュ]]』および『[[コードギアス 反逆のルルーシュR2]]』の登場人物。
 
'''シュナイゼル・エル・ブリタニア'''は『[[コードギアス 反逆のルルーシュ]]』および『[[コードギアス 反逆のルルーシュR2]]』の登場人物。
37行目: 37行目:     
一見非の打ち所の無い完璧な人格者に見えるが、その裏には自身を含め全てに対する執着を一切持たない虚無があり、何らかの行動を起こすのも、自身が望んでいるからではなく、'''「他人が自分にそうすることを望むから」'''で、他者が望むのであれば「[[神]]」にもなろうとする。他人はおろか自分自身にさえも執着を持たないが故に、他者が望んで自らが起こすと決めた目的を達成させる為ならば、手段を一切選ばず、他人であろうが身内であろうが使い捨てにする事も厭わない、ある意味でシャルル以上に危険な一面を持っており、本人からもその事で危険視されていた。端的に言えば「自己保身と利益追求のみ長け、他者への自制心の無い人物」といえよう<ref>[[小説|ノベライズ版]]では、この性格から[[マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア|マリアンヌ]]から毛嫌いされており、[[C.C.]]にはシュナイゼルの方も同じくらいにマリアンヌを嫌悪していただろうと推察されていた。</ref>。
 
一見非の打ち所の無い完璧な人格者に見えるが、その裏には自身を含め全てに対する執着を一切持たない虚無があり、何らかの行動を起こすのも、自身が望んでいるからではなく、'''「他人が自分にそうすることを望むから」'''で、他者が望むのであれば「[[神]]」にもなろうとする。他人はおろか自分自身にさえも執着を持たないが故に、他者が望んで自らが起こすと決めた目的を達成させる為ならば、手段を一切選ばず、他人であろうが身内であろうが使い捨てにする事も厭わない、ある意味でシャルル以上に危険な一面を持っており、本人からもその事で危険視されていた。端的に言えば「自己保身と利益追求のみ長け、他者への自制心の無い人物」といえよう<ref>[[小説|ノベライズ版]]では、この性格から[[マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア|マリアンヌ]]から毛嫌いされており、[[C.C.]]にはシュナイゼルの方も同じくらいにマリアンヌを嫌悪していただろうと推察されていた。</ref>。
 +
 +
本質に気付いたルルーシュからは『負けないところでゲームをしている』と称されている。上述通り執着心の欠落したシュナイゼルは勝つという欲望すら乏しい。それゆえ、戦争を含めた外交でも最小のリスクで最小限の勝ちを狙っており、中華連邦のクーデターでは人民蜂起を無視してゼロと星刻を全滅させることが出来たにも拘わらず、撤退している。これは『国とは人』という持論もだが大宦官にこれ以上肩入れをしてもメリットが少なく、勝ったとしても一度着いた人民蜂起の火がもう消えず、それに巻き込まれるのを防ぐためである。これによって、シュナイゼルは自分引いてはブリタニアは政略結婚の破談のみという形で被害を抑えた。
 +
 +
黒の騎士団にゼロを殺させようとしたときも、もっと悪辣な手を打てば超合集国諸共黒の騎士団を分裂させることが出来た。しかし、あくまでゼロと中核メンバーのみに狙いを絞っており、その上これをより都合良く脚色して扇達を孤立させることも出来たにも拘わらず、分裂にとどめている。これもまた同様で、念入りに息の根を止められたにも拘わらず、最小限のリスクで黒の騎士団の事実上の無力化のみにとどめている。
 +
 +
これら二つでも分かるように、確実にチェックメイトをかけられたにもかかわらず、相手のキングを取ることは避けている=執着のなさを窺わせている。
    
=== 来歴 ===
 
=== 来歴 ===
62行目: 68行目:  
:初登場作品。[[トレーズ・クシュリナーダ|トレーズ]]や[[アレハンドロ・コーナー|アレハンドロ]]との会話が多い。
 
:初登場作品。[[トレーズ・クシュリナーダ|トレーズ]]や[[アレハンドロ・コーナー|アレハンドロ]]との会話が多い。
 
;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z再世篇}}
 
;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z再世篇}}
:概ね原作通りの流れで、終盤に[[ダモクレス要塞|ダモクレス]][[ZEXIS]]の前に立ちはだかる。それに伴って声が付き、井上倫宏氏はこの作品でスパロボ初参加となった。だが以降新録をする事なく2022年2月28日に死去したため、当作品が最初で最後のスパロボ参加となった。
+
:音声初収録。概ね原作通りの流れで、終盤には[[ダモクレス要塞|ダモクレス]]に搭乗し[[ZEXIS]]の前に立ちはだかる。ただし、[[ゼロレクイエム]]ルートにおいても原作と違って[[黒の騎士団]]を含めた[[ZEXIS]]とは合流せずに敵対する形になる。
:[[ゼロレクイエム]]ルートの末路はほぼ原作通りルルーシュの[[ギアス]]に掛かり服従させられてしまうが、後に[[ジェレミア・ゴットバルト|ジェレミア]]が「ギアスをすべて解除した」と明言しているので、シュナイゼルのギアスも解除されていると思われる。
+
:ゼロレクイエムルートの末路はほぼ原作通りルルーシュの[[ギアス]]に掛かり服従させられてしまうが、後に[[ジェレミア・ゴットバルト|ジェレミア]]が「ギアスをすべて解除した」と明言しているので、シュナイゼルのギアスも解除されていると思われる。
:[[黒の騎士団]]ルートに進んだ場合、原作における「皇帝ルルーシュ」の役どころを一部担うが[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]([[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]])に完敗を喫し、敗北を認め、自身の考えを改める。
+
:黒の騎士団ルートに進んだ場合、原作における「皇帝ルルーシュ」の役どころを一部担うが[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]([[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]])に完敗を喫し、敗北を認め、自身の考えを改める。
 
:最終的には亡きトレーズ達の遺志を継ぎ、[[地球連邦政府 (00)|地球連邦政府]]の監察院議長として妹達や[[レディ・アン]]らと共に連邦の改革に尽力するという、良い意味で[[スパロボ補正]]の働いた結末を迎えている(シュナイゼルの[[性格]]を考えれば、これもまた彼らしい形なのかもしれない)。
 
:最終的には亡きトレーズ達の遺志を継ぎ、[[地球連邦政府 (00)|地球連邦政府]]の監察院議長として妹達や[[レディ・アン]]らと共に連邦の改革に尽力するという、良い意味で[[スパロボ補正]]の働いた結末を迎えている(シュナイゼルの[[性格]]を考えれば、これもまた彼らしい形なのかもしれない)。
 +
:担当声優の井上倫宏氏は本作でスパロボ初参加。だが以降新録をする事なく2022年2月28日に死去したため、当作品が最初で最後のスパロボ参加となった。
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
 
:直接の登場はしないが、「[[UCW]]と[[ADW]]が統合した[[蒼の地球|新世界]]の連邦政府においても引き続き要職に就いている」とDLCシナリオ中で語られている。
 
:直接の登場はしないが、「[[UCW]]と[[ADW]]が統合した[[蒼の地球|新世界]]の連邦政府においても引き続き要職に就いている」とDLCシナリオ中で語られている。
86行目: 93行目:  
== パイロットステータス ==
 
== パイロットステータス ==
 
=== [[能力|能力値]] ===
 
=== [[能力|能力値]] ===
『R2』の実質ラスボスだけあって、射撃・技量・防御・命中・[[SP]]が高い。[[格闘]]もそこそこ。[[回避]]は低め。
+
『R2』の実質ラスボスだけあって、射撃・技量・防御・命中・[[SP]]が高い。[[格闘 (能力)|格闘]]もそこそこ。[[回避]]は低め。
<!-- === [[精神コマンド]] === -->
+
 
 +
=== [[精神コマンド]] ===
 +
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]
 +
:'''[[偵察]]、[[分析]]、[[集中]]、[[ひらめき]]、[[期待]]、[[再動]]'''
 +
:構成のみならず、[[マルグリット・ピステール|期待と再動がSP50で使える]]という消費面でも優秀な内容。このまま[[扇要|扇]]に代わって[[斑鳩]]の指揮を執って欲しいくらいである。
 +
 
 
=== [[特殊スキル]] ===
 
=== [[特殊スキル]] ===
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]
 
:'''[[指揮官]]L4、[[天才]]、[[見切り]]、[[カウンター]]L9、[[ガード]]、[[援護攻撃]]L4、[[再攻撃]]'''
 
:'''[[指揮官]]L4、[[天才]]、[[見切り]]、[[カウンター]]L9、[[ガード]]、[[援護攻撃]]L4、[[再攻撃]]'''
:高レベルの指揮スキルを標準に、自身の高い能力を向上させる天才・見切り・ガードと厄介なラインナップを持つ。シュナイゼルの技量が高めな事もあって、強力な連続攻撃を叩き込まれると並のユニットでは耐え切れない。一方で執着というものがないためか[[底力]]は持っていない。
+
:指揮官・天才・見切りで自身や友軍の能力を高めつつ援護攻撃や再攻撃で連続攻撃を容赦なく叩き込むという、[[ルキアーノ・ブラッドリー|ルキアーノ]]以上に苛烈な構成。一方で[[底力]]はおろか[[精神耐性]]すら持っていないので防御面は存外脆弱で、[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]よりも[[脱力]]がよく効く。
    
=== [[エースボーナス]] ===
 
=== [[エースボーナス]] ===
 
;精神コマンド『[[脱力]]』『[[分析]]』の効果無効
 
;精神コマンド『[[脱力]]』『[[分析]]』の効果無効
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』で採用。脱力や分析が無効化されるという恐ろしいボーナス。単純に脱力や分析が無効化されるという事は、[[気力]]の低下による攻撃力・防御力の減少を期待出来なくなり(一応[[ネゴシエイター|裏道]]はあるが、焼け石に水レベルである)、分析による与ダメージ底上げも不可能になってしまう。
+
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』で採用されるが習得せず。ルルーシュですら長い事辛酸を舐めさせられた、彼の頭脳や虚無を体現した内容。乗機となる[[ダモクレス要塞]]の強大な火力・防御力をあらかじめ削いでくれる有効な手段を2つも無効化する恐ろしいボーナスであり、本来は特殊スキルにおける防御面の弱さをこれで補うつもりだったと思われる。
:残念ながらゲーム本編では習得する事は一度も無いが、実装されていたならば、より厄介な敵になっていたに違いない。
      
=== サポートアビリティ ===
 
=== サポートアビリティ ===
106行目: 117行目:  
:皇帝であり、父親。政治に興味を示さない彼には以前から不信を抱いており、最終的にはクーデターを敢行し、自らが皇帝になろうと謀った。
 
:皇帝であり、父親。政治に興味を示さない彼には以前から不信を抱いており、最終的にはクーデターを敢行し、自らが皇帝になろうと謀った。
 
;[[コーネリア・リ・ブリタニア]]
 
;[[コーネリア・リ・ブリタニア]]
:第2皇女。正反対のやり口ながら信頼は厚い。しかし、フレイヤを用いた恐怖による平和統治のやり方を非難されて剣を向けられた際に彼女を仕掛けていた自動銃で撃った<ref>後に彼女が生存して蓬莱島にいる事が疑問視されたが、『R2 The Complete』では「シュナイゼルに放逐される」と記載があり、『ノベライズ版』ではシュナイゼルが腹心のカノンに一任して、シュナイゼルの許可を得てから助けている。『[[コードギアス 双貌のオズ|双貌のオズ]]』では、カノンが独断で[[ノネット・エニアグラム]]に連絡を取り安全な場所に避難させて治療して欲しいと頼んだことになっている。なお、シュナイゼルはカノンの行動も想定済みだったのか、待機を指示していたグリンダ騎士団が現れた理由を理解しており、カノンを咎めることも、ノネット達がダモクレス内に突入する邪魔もしなかった。</ref>。
+
:異母妹。第2皇女。正反対のやり口ながら信頼は厚い。しかし、フレイヤを用いた恐怖による平和統治のやり方を非難されて剣を向けられた際に彼女を仕掛けていた自動銃で撃った<ref>後に彼女が生存して蓬莱島にいる事が疑問視されたが、『R2 The Complete』では「シュナイゼルに放逐される」と記載があり、『ノベライズ版』ではシュナイゼルが腹心のカノンに一任して、シュナイゼルの許可を得てから助けている。『[[コードギアス 双貌のオズ|双貌のオズ]]』では、カノンが独断で[[ノネット・エニアグラム]]に連絡を取り安全な場所に避難させて治療して欲しいと頼んだことになっている。なお、シュナイゼルはカノンの行動も想定済みだったのか、待機を指示していたグリンダ騎士団が現れた理由を理解しており、カノンを咎めることも、ノネット達がダモクレス内に突入する邪魔もしなかった。</ref>。
 
:『第2次Z再世篇』黒の騎士団ルートでは一時的に拘束するという展開になっており、ルルーシュとの決戦後、彼女とも協力して地球連邦政府の改革に尽力する。
 
:『第2次Z再世篇』黒の騎士団ルートでは一時的に拘束するという展開になっており、ルルーシュとの決戦後、彼女とも協力して地球連邦政府の改革に尽力する。
 
;[[ユーフェミア・リ・ブリタニア]]
 
;[[ユーフェミア・リ・ブリタニア]]
:第3皇女。彼女の政治姿勢に何かと援助している。彼女の性格を熟知している。それ故に彼女が虐殺命令を出したことを知った時には驚愕の表情を見せた。
+
:異母妹。第3皇女。彼女の政治姿勢に何かと援助している。彼女の性格を熟知している。それ故に彼女が虐殺命令を出したことを知った時には驚愕の表情を見せた。
 
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』では原作準拠のため死亡してしまうが、『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』の黒の騎士団ルートではなんと生存していた事が判明する。その後、シュナイゼルは彼女と他の妹達と共に[[地球連邦政府 (00)|地球連邦政府]]の改革に尽力する。
 
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』では原作準拠のため死亡してしまうが、『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』の黒の騎士団ルートではなんと生存していた事が判明する。その後、シュナイゼルは彼女と他の妹達と共に[[地球連邦政府 (00)|地球連邦政府]]の改革に尽力する。
 
;[[クロヴィス・ラ・ブリタニア]]
 
;[[クロヴィス・ラ・ブリタニア]]
:第3皇子。ルルーシュに殺害されてしまう。彼の研究を引き継ぐ意志を見せている。ドラマCD『帝国の兄妹』にて、エリア11就任を決めた彼に「優しさは美徳ではないよ。上に立つ者にとっては」と忠告している。
+
:異母弟。第3皇子。ルルーシュに殺害されてしまう。彼の研究を引き継ぐ意志を見せている。ドラマCD『帝国の兄妹』にて、エリア11就任を決めた彼に「優しさは美徳ではないよ。上に立つ者にとっては」と忠告している。
 
;[[マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア]]
 
;[[マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア]]
 
:同じ皇族。マリアンヌの死後、シャルルから遺体を運び出す事を命令されており、殺害事件に関して独自の調査を進めている。
 
:同じ皇族。マリアンヌの死後、シャルルから遺体を運び出す事を命令されており、殺害事件に関して独自の調査を進めている。
:ノベライズ版では、正反対の性格であるマリアンヌの方からはとにかく嫌われている(明言されていないが、[[C.C.]]の推測ではシュナイゼルの方も同じらしい)。
+
:ノベライズ版では、正反対の性格であるマリアンヌの方からはとにかく嫌われている(明言されていないが、[[C.C.]]の推測ではシュナイゼルの方も同じらしい)。マリアンヌ曰く「教会の懺悔室にでも置いておけばいい。救いを求める人々の望む態度や口八丁で相手を納得させることが出来る」との事で、シュナイゼルの性質を的確に見抜いている。
 
;[[ルルーシュ・ランペルージ]]
 
;[[ルルーシュ・ランペルージ]]
:元・第11皇子。ルルーシュはシュナイゼルを警戒しており、チェスで一度もシュナイゼルに勝った事が無い。
+
:異母弟。元・第11皇子。ルルーシュはシュナイゼルを警戒しており、チェスで一度もシュナイゼルに勝った事が無い。
 
:『第2次Z再世篇』の黒の騎士団ルートでは敗北を認め、彼の事を認めると共に、自身の考えを改める。
 
:『第2次Z再世篇』の黒の騎士団ルートでは敗北を認め、彼の事を認めると共に、自身の考えを改める。
 
;[[ナナリー・ランペルージ]]
 
;[[ナナリー・ランペルージ]]
:ルルーシュの妹。相続上兄に当たり、ルルーシュの皇帝即位後、彼女を次期皇帝として擁立した。その後、ルルーシュ達がダモクレス内に突入して来たので、フレイヤで彼らをダモクレスごと消すために脱出を決める。その事を知らせずに置き去りにして見捨てた。
+
:ルルーシュの妹。異母妹。彼女の後ろ楯の立場にあり、ルルーシュの皇帝即位後、彼女を次期皇帝として擁立した。その後、ルルーシュ達がダモクレス内に突入して来たので、フレイヤで彼らをダモクレスごと消すために脱出を決める。その事を知らせずに置き去りにして見捨てた。
 
:『第2次Z再世篇』の黒の騎士団ルートでは共に地球連邦政府の改革に尽力する。
 
:『第2次Z再世篇』の黒の騎士団ルートでは共に地球連邦政府の改革に尽力する。
 
;[[枢木スザク]]
 
;[[枢木スザク]]
:能力のある彼を重宝している。
+
:能力のある彼を重宝している。その後、ルルーシュに敗れて受けた「ゼロに従え」のギアスにより、ゼロレクイエム後はスザク扮するゼロに仕えている。
 
;[[カノン・マルディーニ]]
 
;[[カノン・マルディーニ]]
 
:腹心の部下であり、その能力を買っている。イラストドラマでは貴族学校時代からの付き合いであった事が語られている。しかし、当時不良グループのボス的存在であった彼から反発されており、完璧な秩序を求めていたシュナイゼルは、彼に対し'''顔面に鞭で打ち据える'''といった過激な懲罰を行っていた。カノンが見せしめとなったおかけで以降は誰も鞭打つ必要は無かった。以降、強い興味を持たれて心酔されている。
 
:腹心の部下であり、その能力を買っている。イラストドラマでは貴族学校時代からの付き合いであった事が語られている。しかし、当時不良グループのボス的存在であった彼から反発されており、完璧な秩序を求めていたシュナイゼルは、彼に対し'''顔面に鞭で打ち据える'''といった過激な懲罰を行っていた。カノンが見せしめとなったおかけで以降は誰も鞭打つ必要は無かった。以降、強い興味を持たれて心酔されている。
221行目: 232行目:  
;「君は、最初から私を殺すのではなく……っ!」
 
;「君は、最初から私を殺すのではなく……っ!」
 
:上記の直後。「ゼロに仕えよとの言葉をプレゼントしよう」とルルーシュに[[ギアス]]をかけられる。あらゆる戦術・戦略でルルーシュを上回る能力を示し続けたシュナイゼルだったが、最後の最後で思考パターンを読み尽くされ、ルルーシュに敗れた瞬間であった。
 
:上記の直後。「ゼロに仕えよとの言葉をプレゼントしよう」とルルーシュに[[ギアス]]をかけられる。あらゆる戦術・戦略でルルーシュを上回る能力を示し続けたシュナイゼルだったが、最後の最後で思考パターンを読み尽くされ、ルルーシュに敗れた瞬間であった。
 +
:シュナイゼルはルルーシュが自分を殺害する事を勝利条件としていると考えていた様で、このモニター越しでの会話が行われた時点でシュナイゼルの周囲はギアスに制御されたブリタニア軍人に囲まれていたため、完全に「チェックメイト」の状態だった。この状況下でルルーシュが自身の前に姿を現す必要は全くなく、更にモニターが録画だったとは思ってすらいなかったため、虚をつかれる形となった。
 
;「何なりとお申し付けください。ゼロ様」
 
;「何なりとお申し付けください。ゼロ様」
 
:ルルーシュにギアスを掛けられ、そのまま彼の前に跪いた際の台詞。シュナイゼルのこれまでの意思は失われ、ゼロの傀儡と化した。なお、「'''ルルーシュにではなく、ゼロに仕えよ'''」と条件付けられた事が戦後の彼の行動を決定付ける事になる。
 
:ルルーシュにギアスを掛けられ、そのまま彼の前に跪いた際の台詞。シュナイゼルのこれまでの意思は失われ、ゼロの傀儡と化した。なお、「'''ルルーシュにではなく、ゼロに仕えよ'''」と条件付けられた事が戦後の彼の行動を決定付ける事になる。
229行目: 241行目:  
===他媒体===
 
===他媒体===
 
;「そうやってギアスを使う時間を与えてなんになると?」
 
;「そうやってギアスを使う時間を与えてなんになると?」
:劇襦袢『III 皇道』より。ゼロの話を聞きたい、撃つのを待ってほしいと言う扇に淡々と言い放つ。テレビシリーズだと、黒の騎士団達のゼロ銃撃を傍観していたが、映画版の彼らはゼロを見限れておらず、シュナイゼルが連れてきたブリタニア兵達がゼロを銃撃する形となっている。
+
:劇場版『III 皇道』より。ゼロの話を聞きたい、撃つのを待ってほしいと言う扇に淡々と言い放つ。テレビシリーズだと、黒の騎士団達のゼロ銃撃を傍観していたが、映画版の彼らはゼロを見限れておらず、シュナイゼルが連れてきたブリタニア兵達がゼロを銃撃する形となっている。
 
;「じつはタレイラン・チルドレンにはまだ残党がいるという噂があったんだよ。そこにこの公試の話が持ち上がった。そこで私と枢木卿とで、計画を練り上げたのさ」
 
;「じつはタレイラン・チルドレンにはまだ残党がいるという噂があったんだよ。そこにこの公試の話が持ち上がった。そこで私と枢木卿とで、計画を練り上げたのさ」
 
:『双貌のオズ』SIDE:オルフェウスにて、作戦の内容をマリーベルに語る。己を囮に残党を誘い出し徹底的に根絶やしにした。皇帝を倒して内部から国を改革しようとする動きはシュナイゼルによって止めを刺された。
 
:『双貌のオズ』SIDE:オルフェウスにて、作戦の内容をマリーベルに語る。己を囮に残党を誘い出し徹底的に根絶やしにした。皇帝を倒して内部から国を改革しようとする動きはシュナイゼルによって止めを刺された。
267行目: 279行目:  
:船体を強力なシールドで覆っている大型戦艦。シュナイゼルの旗艦である。原作では搭載している大型KMF[[ガウェイン]]のハドロン砲(未完成)でゼロを倒す為に襲い掛かった。
 
:船体を強力なシールドで覆っている大型戦艦。シュナイゼルの旗艦である。原作では搭載している大型KMF[[ガウェイン]]のハドロン砲(未完成)でゼロを倒す為に襲い掛かった。
 
;[[ダモクレス要塞]]
 
;[[ダモクレス要塞]]
:極秘に建造した超大型の要塞。要塞の全域に展開する強力な[[ブレイズ・ルミナス]]の高い防御能力に加え、搭載されているKMFの一斉攻撃・多数のフレイヤによる圧倒的な火力を持つ。
+
:極秘に建造した超大型の要塞。
    
=== SRWでの関連機体 ===
 
=== SRWでの関連機体 ===
277行目: 289行目:  
*ダモクレスと搭載されたフレイヤによる「恐怖」で「平和」を実現しようとしたが、結局は方法論が異なるだけで、やり方は従来のブリタニアと何ら変わっていない。また、ダモクレスとフレイヤの維持管理には膨大なコストが掛かるのは明らかであり、超合集国と言えども経済的負担は無視できない事から早々に破綻するのは確実である。この点に気が付いていない辺り、シュナイゼルもブリタニア皇族の枠組みを越えられていない事が伺える。
 
*ダモクレスと搭載されたフレイヤによる「恐怖」で「平和」を実現しようとしたが、結局は方法論が異なるだけで、やり方は従来のブリタニアと何ら変わっていない。また、ダモクレスとフレイヤの維持管理には膨大なコストが掛かるのは明らかであり、超合集国と言えども経済的負担は無視できない事から早々に破綻するのは確実である。この点に気が付いていない辺り、シュナイゼルもブリタニア皇族の枠組みを越えられていない事が伺える。
 
*井上氏の没後にシュナイゼルが登場したゲーム『コードギアス Genesic Re;CODE』では[[声優:山寺宏一|山寺宏一]]氏が[[代役]]を担当している。
 
*井上氏の没後にシュナイゼルが登場したゲーム『コードギアス Genesic Re;CODE』では[[声優:山寺宏一|山寺宏一]]氏が[[代役]]を担当している。
**『Genesic Re;CODE』のシュナイゼル登場と同日にリリースされたゲーム『コードギアス 反逆のルルーシュ ロストストーリーズ』では、井上氏の新規収録された音声が使用されている。『ロストストーリーズ』は開発の遅延もあり、早期の段階で収録が行われたと思われる。
+
**『Genesic Re;CODE』のシュナイゼル登場と同日にリリースされたゲーム『コードギアス 反逆のルルーシュ ロストストーリーズ』では、井上氏の新規収録された音声が使用されている。『ロストストーリーズ』は開発の遅延もあり、早期の段階で収録が行われたと思われる。なお、『ロストストーリーズ』も2022年11月以降に追加されるボイスに関しては、山寺氏が担当するようになっている。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==