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{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
| 外国語表記 = [[外国語表記::Schneizel el Britannia]]
   
| 登場作品 = [[コードギアスシリーズ]]
 
| 登場作品 = [[コードギアスシリーズ]]
 
*{{登場作品 (人物)|コードギアス 反逆のルルーシュ}}
 
*{{登場作品 (人物)|コードギアス 反逆のルルーシュ}}
 
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*{{登場作品 (人物)|コードギアス 反逆のルルーシュR2}}
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| キャラクターデザイン = CLAMP(原案)<br/>木村貴宏
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| 初登場SRW = [[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]
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| SRWでの分類 = [[パイロット]]
 
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{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
 
| タイトル = プロフィール
 
| タイトル = プロフィール
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| 種族 = [[種族::地球人]](ブリタニア人)
| 性別 = 男
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| 生年月日 = 皇暦1990年1月12日
 
| 生年月日 = 皇暦1990年1月12日
| 年齢 = 27歳
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| 年齢 = [[年齢::27]]歳
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+
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| 星座 = 山羊座
 
| 星座 = 山羊座
 
| 髪色 = 金髪
 
| 髪色 = 金髪
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}}
 
}}
 
'''シュナイゼル・エル・ブリタニア'''は『[[コードギアス 反逆のルルーシュ]]』および『[[コードギアス 反逆のルルーシュR2]]』の登場人物。
 
'''シュナイゼル・エル・ブリタニア'''は『[[コードギアス 反逆のルルーシュ]]』および『[[コードギアス 反逆のルルーシュR2]]』の登場人物。
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== 概要 ==  
 
== 概要 ==  
 
[[神聖ブリタニア帝国]]第2皇子。卓越した頭脳と常に先を見据えた行動力により、ブリタニアの次期皇帝候補に最も近い人物とされる。
 
[[神聖ブリタニア帝国]]第2皇子。卓越した頭脳と常に先を見据えた行動力により、ブリタニアの次期皇帝候補に最も近い人物とされる。
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外交などを行い、国家関係を円滑に進める穏やかな人柄の持ち主。また、物腰や言動は柔らかく、周囲からの信頼も厚い。反面、敵を糾弾する手段は問わないなど、政治家としての顔も見える。
 
外交などを行い、国家関係を円滑に進める穏やかな人柄の持ち主。また、物腰や言動は柔らかく、周囲からの信頼も厚い。反面、敵を糾弾する手段は問わないなど、政治家としての顔も見える。
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このシュナイゼルの性格は、学生時代の頃には備わっていたらしく、イラストドラマで描かれた貴族学校時代は、優等生で決して私情を挟むような行動は起こさなかったとされている反面、温厚さの裏に厳格さを合わせ持った姿勢で学園の生徒達を束ね挙げ、監督生として寄宿舎内の秩序を完璧なものにしようとしている。また、当時学校内の不良グループのリーダー格で誰に対しても食って掛かる[[カノン・マルディーニ]]に対しては、顔面に鞭で打ち据えるという普段からは想像出来ない程のとんでもなく苛烈な制裁を加えている。
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このシュナイゼルの性格は、学生時代の頃には備わっていたらしく、イラストドラマで描かれた[[貴族]]学校時代は、優等生で決して私情を挟むような行動は起こさなかったとされている反面、温厚さの裏に厳格さを合わせ持った姿勢で学園の生徒達を束ね挙げ、監督生として寄宿舎内の秩序を完璧なものにしようとしている。また、当時学校内の不良グループのリーダー格で誰に対しても食って掛かる[[カノン・マルディーニ]]に対しては、顔面に鞭で打ち据えるという普段からは想像出来ない程のとんでもなく苛烈な制裁を加えている。
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一見非の打ち所の無い完璧な人格者に見えるが、その裏には自身を含め全てに対する執着を一切持たない虚無があり、何らかの行動を起こすのも、自身が望んでいるからではなく、'''「他人が自分にそうすることを望むから」'''で、他者が望むのであれば「[[神]]」にもなろうとする。他人はおろか自分自身にさえも執着を持たないが故に、他者が望んで自らが起こすと決めた目的を達成させる為ならば、手段を一切選ばず、他人であろうが身内であろうが使い捨てにする事も厭わない、ある意味でシャルル以上に危険な一面を持っており、本人からもその事で危険視されていた。端的に言えば「自己保身と利益追求のみ長け、他者への自制心の無い人物」といえよう<ref>[[小説|ノベライズ版]]では、この性格から[[マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア|マリアンヌ]]から毛嫌いされており、[[C.C.]]にはシュナイゼルの方も同じくらいにマリアンヌを嫌悪していただろうと推察されていた。</ref>。
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本質に気付いたルルーシュからは『負けないところでゲームをしている』と称されている。上述通り執着心の欠落したシュナイゼルは勝つという欲望すら乏しい。それゆえ、戦争を含めた外交でも最小のリスクで最小限の勝ちを狙っており、中華連邦のクーデターでは人民蜂起を無視してゼロと星刻を全滅させることが出来たにも拘わらず、撤退している。これは『国とは人』という持論もだが大宦官にこれ以上肩入れをしてもメリットが少なく、勝ったとしても一度着いた人民蜂起の火がもう消えず、それに巻き込まれるのを防ぐためである。これによって、シュナイゼルは自分引いてはブリタニアは政略結婚の破談のみという形で被害を抑えた。
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一見非の打ち所の無い完璧な人格者に見えるが、その裏には自身を含め全てに対する執着を一切持たない虚無があり、何らかの行動を起こすのも、自身が望んでいるからではなく、'''「他人が自分にそうすることを望むから」'''で、他者が望むのであれば「[[神]]」にもなろうとする。他人はおろか自分自身にさえも執着を持たないが故に、他者が望んで自らが起こすと決めた目的を達成させる為ならば、手段を一切選ばず、他人であろうが身内であろうが使い捨てにする事も厭わない、ある意味でシャルル以上に危険な一面を持っており、本人からもその事で危険視されていた。
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黒の騎士団にゼロを殺させようとしたときも、もっと悪辣な手を打てば超合集国諸共黒の騎士団を分裂させることが出来た。しかし、あくまでゼロと中核メンバーのみに狙いを絞っており、その上これをより都合良く脚色して扇達を孤立させることも出来たにも拘わらず、分裂にとどめている。これもまた同様で、念入りに息の根を止められたにも拘わらず、最小限のリスクで黒の騎士団の事実上の無力化のみにとどめている。
端的に言えば「自己保身と利益追求のみ長け、他者への自制心の無い人物」といえよう<ref>[[小説|ノベライズ版]]では、この性格から[[マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア|マリアンヌ]]から毛嫌いされており、[[C.C.]]にはシュナイゼルの方も同じくらいにマリアンヌを嫌悪していただろうと推察されていた。</ref>。
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これら二つでも分かるように、確実にチェックメイトをかけられたにもかかわらず、相手のキングを取ることは避けている=執着のなさを窺わせている。
    
=== 来歴 ===
 
=== 来歴 ===
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第二次トウキョウ決戦直前、密かに[[ギルバート・G・P・ギルフォード]]や[[グラストンナイツ]]にスザクの尾行をさせる事で、[[ルルーシュ・ランペルージ]]の捕獲に成功。彼の正体がゼロである事を確信する。第二次トウキョウ決戦後は、ルルーシュの元から脱出した[[コーネリア・リ・ブリタニア]]も同行させて、黒の騎士団の旗艦である斑鳩に来訪。これまで集めた資料のデータを基に、ゼロの正体が自分と同じブリタニアの皇子である事や、彼の持つ「ギアス」について暴露。更にはギアスに掛けられたユーフェミアを始めとする被害者リストを見せて、自身もギアスに操られているかもしれないという恐怖を演じて、黒の騎士団のルルーシュへの不信や怒りを増大させ、[[扇要|扇]]の「日本返却」の要求を呑む(実際のところ日本返却の是非は皇帝の権利であり、またこれは黒の騎士団では無く超合集国評議会の管轄である)ことで、ルルーシュの捕獲には失敗したが、黒の騎士団から追放し、孤立させる事には成功した。[[枢木スザク]]の提案によって、兼ねてより父・シャルルの皇帝としての責任力の無さに不満を抱いていたシュナイゼルは、シャルルを抹殺して自らが皇帝の座に就く事を決意。「ナイトオブワン」の称号を与える事を条件に、スザクにシャルルの[[暗殺]]を命令する。スザクが「Cの世界」に向かっている間、[[シャルル・ジ・ブリタニア]]や[[マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア]]の同志であった[[ビスマルク・ヴァルトシュタイン]]に、シャルルの計画の完遂後はブリタニアを自由にして良いと言われていたが、ルルーシュとスザクの二人にシャルルとマリアンヌが抹殺された事で計画は頓挫。皇帝の座はルルーシュの手に渡り、自らが皇帝の座に就く事は叶わなかった。
 
第二次トウキョウ決戦直前、密かに[[ギルバート・G・P・ギルフォード]]や[[グラストンナイツ]]にスザクの尾行をさせる事で、[[ルルーシュ・ランペルージ]]の捕獲に成功。彼の正体がゼロである事を確信する。第二次トウキョウ決戦後は、ルルーシュの元から脱出した[[コーネリア・リ・ブリタニア]]も同行させて、黒の騎士団の旗艦である斑鳩に来訪。これまで集めた資料のデータを基に、ゼロの正体が自分と同じブリタニアの皇子である事や、彼の持つ「ギアス」について暴露。更にはギアスに掛けられたユーフェミアを始めとする被害者リストを見せて、自身もギアスに操られているかもしれないという恐怖を演じて、黒の騎士団のルルーシュへの不信や怒りを増大させ、[[扇要|扇]]の「日本返却」の要求を呑む(実際のところ日本返却の是非は皇帝の権利であり、またこれは黒の騎士団では無く超合集国評議会の管轄である)ことで、ルルーシュの捕獲には失敗したが、黒の騎士団から追放し、孤立させる事には成功した。[[枢木スザク]]の提案によって、兼ねてより父・シャルルの皇帝としての責任力の無さに不満を抱いていたシュナイゼルは、シャルルを抹殺して自らが皇帝の座に就く事を決意。「ナイトオブワン」の称号を与える事を条件に、スザクにシャルルの[[暗殺]]を命令する。スザクが「Cの世界」に向かっている間、[[シャルル・ジ・ブリタニア]]や[[マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア]]の同志であった[[ビスマルク・ヴァルトシュタイン]]に、シャルルの計画の完遂後はブリタニアを自由にして良いと言われていたが、ルルーシュとスザクの二人にシャルルとマリアンヌが抹殺された事で計画は頓挫。皇帝の座はルルーシュの手に渡り、自らが皇帝の座に就く事は叶わなかった。
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コーネリア、[[カノン・マルディーニ]]、[[ディートハルト・リート]]、[[アーニャ・アールストレイム]]らと共にブリタニアから離反した後、カンボジアのトロモ機関へと身を移していたが、皇帝となったルルーシュが日本で超合衆国と会談を行っている隙を突いて、多数のフレイヤを搭載した巨大天空要塞「[[ダモクレス要塞|ダモクレス]]」を起動させ、ブリタニアの首都・[[ペンドラゴン]]をリミッターを解除したフレイヤで殲滅。首都で暮らす民衆はおろか、ルルーシュの傀儡に成り下がった異母兄弟達殆どをも抹殺してしまった。その後、全世界をダモクレスに搭載されたフレイヤの射程圏内におく作戦を計画し、人々を恐怖で従属させることで世界平和を実現する「[[神]]」になろうとする。更には、第二次トウキョウ決戦時に、密かに救出していた[[ナナリー・ランペルージ]]を、対ルルーシュの切り札として次期ブリタニアの皇帝に擁立させようとするが、世界を恐怖で支配しナナリーまで政治の道具として利用しようとする自身のやり方にコーネリアが異を唱えた事で、銃撃して彼女を退陣させる。そして、超合衆国の首脳陣を人質に取られ身動きが出来なくなった[[黒の騎士団]]のメンバーをも自らの傘下に収め、ルルーシュ率いるブリタニア軍との決戦に移る。その際に、アーニャには記憶を戻すと嘘をつき戦力として使う。
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コーネリア、[[カノン・マルディーニ]]、[[ディートハルト・リート]]、[[アーニャ・アールストレイム]]らと共にブリタニアから離反した後、カンボジアのトロモ機関へと身を移していたが、皇帝となったルルーシュが日本で超合衆国と会談を行っている隙を突いて、多数のフレイヤを搭載した巨大天空要塞「[[ダモクレス要塞|ダモクレス]]」を起動させ、ブリタニアの首都・[[ペンドラゴン]]をリミッターを解除したフレイヤで殲滅。首都で暮らす民衆はおろか、ルルーシュの傀儡に成り下がった異母兄弟達殆どをも抹殺してしまった。その後、全世界をダモクレスに搭載されたフレイヤの射程圏内におく作戦を計画し、人々を恐怖で従属させることで世界平和を実現するものになろうとする。更には、第二次トウキョウ決戦時に、密かに救出していた[[ナナリー・ランペルージ]]を、対ルルーシュの切り札として次期ブリタニアの皇帝に擁立させようとするが、世界を恐怖で支配しナナリーまで政治の道具として利用しようとする自身のやり方にコーネリアが異を唱えた事で、銃撃して彼女を退陣させる。そして、超合衆国の首脳陣を人質に取られ身動きが出来なくなった[[黒の騎士団]]のメンバーをも自らの傘下に収め、ルルーシュ率いるブリタニア軍との決戦に移る。その際に、アーニャには記憶を戻すと嘘をつき戦力として使う。
   −
アヴァロンにフレイヤを撃たない事を条件に、全ての指揮権を得たシュナイゼルは、その卓越した戦略眼でルルーシュのブリタニア軍を追い詰めていくが、ルルーシュとスザクのフレイヤ・エリミネイターを用いた連携によって隙が生じてしまい、ダモクレスへの侵入を許してしまう。そこで、シュナイゼルはカノンとディートハルトを連れ、ナナリーを囮にしてルルーシュをダモクレスごと抹殺しようとするが、管制室を制圧したルルーシュに先手を打たれてしまう。シュナイゼルはルルーシュが自身の命を奪う事を確信し、自らの生命活動に連動してダモクレスを自爆させるよう仕組んでいたが、その考えすらもルルーシュに読まれてしまっており、最後は「自身の抹殺」ではなく「ゼロに仕えよ」という「ギアスによる服従」によってルルーシュに敗北するという死よりも屈辱的な結末となった。ダモクレス攻防戦後、ブリタニアへの反乱分子の代表格として、ナナリー同様晒し者にされる形で処刑を待つ身となっていたが、皇帝ルルーシュが[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]に討たれた事で、解放された。
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アヴァロンにフレイヤを撃たない事を条件に、全ての指揮権を得たシュナイゼルは、その卓越した戦略眼でルルーシュのブリタニア軍を追い詰め、黒の騎士団が敗北してからはフレイヤを用いて仕上げにかかるが、ルルーシュとスザクのフレイヤ・エリミネイターを用いた連携によって隙が生じてしまい、ダモクレスへの侵入を許してしまう。そこで、シュナイゼルはカノンとディートハルトを連れ、ナナリーを囮にしてルルーシュをダモクレスごと抹殺しようとするが、管制室を制圧したルルーシュに先手を打たれてしまう。シュナイゼルはルルーシュが自身の命を奪う事を確信し、自らの生命活動に連動してダモクレスを自爆させるよう仕組んでいたが、その考えすらもルルーシュに読まれてしまっており、最後は「自身の抹殺」ではなく「ゼロに仕えよ」という「ギアスによる服従」によってルルーシュに敗北するという死よりも屈辱的な結末となった。ダモクレス攻防戦後、ブリタニアへの反乱分子の代表格として、ナナリー同様晒し者にされる形で処刑を待つ身となっていたが、皇帝ルルーシュが[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]に討たれた事で、解放された。
   −
エピローグでは、(「ゼロに仕えよ」というギアスの効果が残っているのかは不明だが)ゼロとなったスザクに仕える政治家として、彼と新たなブリタニアの代表に就任したナナリーを支える事になった。
+
エピローグでは、ゼロとなったスザクに仕える政治家として(ルルーシュが「シュナイゼルはゼロに仕える」とスザクに述べている)、彼と新たなブリタニアの代表に就任したナナリーを支える事になった。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]
+
;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z破界篇}}
 
:初登場作品。[[トレーズ・クシュリナーダ|トレーズ]]や[[アレハンドロ・コーナー|アレハンドロ]]との会話が多い。
 
:初登場作品。[[トレーズ・クシュリナーダ|トレーズ]]や[[アレハンドロ・コーナー|アレハンドロ]]との会話が多い。
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
+
;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z再世篇}}
:概ね原作通りの流れで、終盤に[[ダモクレス要塞|ダモクレス]][[ZEXIS]]の前に立ちはだかる。それに伴って声が付き、井上倫宏氏はこの作品でスパロボ初参加となった。
+
:音声初収録。概ね原作通りの流れで、終盤には[[ダモクレス要塞|ダモクレス]]に搭乗し[[ZEXIS]]の前に立ちはだかる。ただし、[[ゼロレクイエム]]ルートにおいても原作と違って[[黒の騎士団]]を含めた[[ZEXIS]]とは合流せずに敵対する形になる。
:[[ゼロレクイエム]]ルートの末路はほぼ原作通りルルーシュの[[ギアス]]に掛かり服従させられてしまうが、後に[[ジェレミア・ゴットバルト|ジェレミア]]が「ギアスをすべて解除した」と明言しているので、シュナイゼルのギアスも解除されていると思われる。
+
:ゼロレクイエムルートの末路はほぼ原作通りルルーシュの[[ギアス]]に掛かり服従させられてしまうが、後に[[ジェレミア・ゴットバルト|ジェレミア]]が「ギアスをすべて解除した」と明言しているので、シュナイゼルのギアスも解除されていると思われる。
:[[黒の騎士団]]ルートに進んだ場合、原作における「皇帝ルルーシュ」の役どころを一部担うが[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]([[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]])に完敗を喫し、敗北を認め、自身の考えを改める。
+
:黒の騎士団ルートに進んだ場合、原作における「皇帝ルルーシュ」の役どころを一部担うが[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]([[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]])に完敗を喫し、敗北を認め、自身の考えを改める。
 
:最終的には亡きトレーズ達の遺志を継ぎ、[[地球連邦政府 (00)|地球連邦政府]]の監察院議長として妹達や[[レディ・アン]]らと共に連邦の改革に尽力するという、良い意味で[[スパロボ補正]]の働いた結末を迎えている(シュナイゼルの[[性格]]を考えれば、これもまた彼らしい形なのかもしれない)。
 
:最終的には亡きトレーズ達の遺志を継ぎ、[[地球連邦政府 (00)|地球連邦政府]]の監察院議長として妹達や[[レディ・アン]]らと共に連邦の改革に尽力するという、良い意味で[[スパロボ補正]]の働いた結末を迎えている(シュナイゼルの[[性格]]を考えれば、これもまた彼らしい形なのかもしれない)。
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:担当声優の井上倫宏氏は本作でスパロボ初参加。だが以降新録をする事なく2022年2月28日に死去したため、当作品が最初で最後のスパロボ参加となった。
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
 
:直接の登場はしないが、「[[UCW]]と[[ADW]]が統合した[[蒼の地球|新世界]]の連邦政府においても引き続き要職に就いている」とDLCシナリオ中で語られている。
 
:直接の登場はしないが、「[[UCW]]と[[ADW]]が統合した[[蒼の地球|新世界]]の連邦政府においても引き続き要職に就いている」とDLCシナリオ中で語られている。
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=== VXT三部作 ===
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;[[スーパーロボット大戦X]]
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:名前のみの登場。[[セルリック・オブシディアン|ある人物]]を見たルルーシュやC.C.がシュナイゼルを思い出していた。
    
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦Card Chronicle}}
 
:[[シャルル・ジ・ブリタニア|シャルル]]の死後、第48話「二人の帝」オープニングにて[[神聖ブリタニア帝国]]の新皇帝の座へ就き、[[黒の騎士団]]含む[[カイルス]]の面々を[[ダモクレス要塞]]で迎え撃つ。
 
:[[シャルル・ジ・ブリタニア|シャルル]]の死後、第48話「二人の帝」オープニングにて[[神聖ブリタニア帝国]]の新皇帝の座へ就き、[[黒の騎士団]]含む[[カイルス]]の面々を[[ダモクレス要塞]]で迎え撃つ。
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
 
:SRサポートユニット。
 
:SRサポートユニット。
;[[スーパーロボット大戦X]]
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦DD}}
:名前のみの登場。[[セルリック・オブシディアン|ある人物]]を見たルルーシュやC.C.がシュナイゼルを思い出していた。
+
:1章Part4から登場するシナリオNPC。
 +
:2020年3月のイベント「[[クロッシング・パイロット]]第2弾」では、直接登場しないがルルーシュが送った[[ウイングガンダムゼロカスタム|ゼロ]]の設計データを元に[[ウイングガンダムゼロリベリオン]]を開発させた。
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;[[スーパーロボット大戦30]]
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:『復活のルルーシュ』設定。[[月虹影帥]]の開発に関わった者として名前のみの登場。
    
== パイロットステータス ==
 
== パイロットステータス ==
 
=== [[能力|能力値]] ===
 
=== [[能力|能力値]] ===
『R2』の実質ラスボスだけあって、射撃・技量・防御・命中・[[SP]]が高い。[[格闘]]もそこそこ。[[回避]]は低め。
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『R2』の実質ラスボスだけあって、射撃・技量・防御・命中・[[SP]]が高い。[[格闘 (能力)|格闘]]もそこそこ。[[回避]]は低め。
<!-- === [[精神コマンド]] === -->
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=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
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=== [[精神コマンド]] ===
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;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]
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:'''[[偵察]]、[[分析]]、[[集中]]、[[ひらめき]]、[[期待]]、[[再動]]'''
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:構成のみならず、[[マルグリット・ピステール|期待と再動がSP50で使える]]という消費面でも優秀な内容。このまま[[扇要|扇]]に代わって[[斑鳩]]の指揮を執って欲しいくらいである。
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=== [[特殊スキル]] ===
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]
 
:'''[[指揮官]]L4、[[天才]]、[[見切り]]、[[カウンター]]L9、[[ガード]]、[[援護攻撃]]L4、[[再攻撃]]'''
 
:'''[[指揮官]]L4、[[天才]]、[[見切り]]、[[カウンター]]L9、[[ガード]]、[[援護攻撃]]L4、[[再攻撃]]'''
:高レベルの指揮スキルを標準に、自身の高い能力を向上させる天才・見切り・ガードと厄介なラインナップを持つ。シュナイゼルの技量が高めな事もあって、強力な連続攻撃を叩き込まれると並のユニットでは耐え切れない。一方で執着というものがないためか[[底力]]は持っていない。
+
:指揮官・天才・見切りで自身や友軍の能力を高めつつ援護攻撃や再攻撃で連続攻撃を容赦なく叩き込むという、[[ルキアーノ・ブラッドリー|ルキアーノ]]以上に苛烈な構成。一方で[[底力]]はおろか[[精神耐性]]すら持っていないので防御面は存外脆弱で、[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]よりも[[脱力]]がよく効く。
    
=== [[エースボーナス]] ===
 
=== [[エースボーナス]] ===
 
;精神コマンド『[[脱力]]』『[[分析]]』の効果無効
 
;精神コマンド『[[脱力]]』『[[分析]]』の効果無効
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』で採用。脱力や分析が無効化されるという恐ろしいボーナス。単純に脱力や分析が無効化されるという事は、[[気力]]の低下による攻撃力・防御力の減少を期待出来なくなり(一応[[ネゴシエイター|裏道]]はあるが、焼け石に水レベルである)、分析による与ダメージ底上げも不可能になってしまう。
+
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』で採用されるが習得せず。ルルーシュですら長い事辛酸を舐めさせられた、彼の頭脳や虚無を体現した内容。乗機となる[[ダモクレス要塞]]の強大な火力・防御力をあらかじめ削いでくれる有効な手段を2つも無効化する恐ろしいボーナスであり、本来は特殊スキルにおける防御面の弱さをこれで補うつもりだったと思われる。
:残念ながらゲーム本編では習得する事は一度も無いが、実装されていたならば、より厄介な敵になっていたに違いない。
      
=== サポートアビリティ ===
 
=== サポートアビリティ ===
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:皇帝であり、父親。政治に興味を示さない彼には以前から不信を抱いており、最終的にはクーデターを敢行し、自らが皇帝になろうと謀った。
 
:皇帝であり、父親。政治に興味を示さない彼には以前から不信を抱いており、最終的にはクーデターを敢行し、自らが皇帝になろうと謀った。
 
;[[コーネリア・リ・ブリタニア]]
 
;[[コーネリア・リ・ブリタニア]]
:第2皇女。正反対のやり口ながら信頼は厚い。しかし、フレイヤを用いた恐怖による平和統治のやり方を非難されて剣を向けられた際に彼女を仕掛けていた自動銃で撃った。<ref>後に彼女が生存して蓬莱島にいる事が疑問視されたが、『R2 The Complete』では「シュナイゼルに放逐される」と記載があり、『ノベライズ版』ではシュナイゼルが腹心のカノンに一任して、シュナイゼルの許可を得てから助けている。『[[コードギアス 双貌のオズ|双貌のオズ]]』では、カノンが独断でノネットに連絡を取り安全な場所に避難させて治療して欲しいと頼んだことになっている。なお、シュナイゼルはカノンの行動も想定済みだったのか、待機を指示していたグリンダ騎士団が現れた理由を理解しており、カノンを咎めることも、ノネット達がダモクレス内に突入する邪魔もしなかった。</ref>。
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:異母妹。第2皇女。正反対のやり口ながら信頼は厚い。しかし、フレイヤを用いた恐怖による平和統治のやり方を非難されて剣を向けられた際に彼女を仕掛けていた自動銃で撃った<ref>後に彼女が生存して蓬莱島にいる事が疑問視されたが、『R2 The Complete』では「シュナイゼルに放逐される」と記載があり、『ノベライズ版』ではシュナイゼルが腹心のカノンに一任して、シュナイゼルの許可を得てから助けている。『[[コードギアス 双貌のオズ|双貌のオズ]]』では、カノンが独断で[[ノネット・エニアグラム]]に連絡を取り安全な場所に避難させて治療して欲しいと頼んだことになっている。なお、シュナイゼルはカノンの行動も想定済みだったのか、待機を指示していたグリンダ騎士団が現れた理由を理解しており、カノンを咎めることも、ノネット達がダモクレス内に突入する邪魔もしなかった。</ref>。
 
:『第2次Z再世篇』黒の騎士団ルートでは一時的に拘束するという展開になっており、ルルーシュとの決戦後、彼女とも協力して地球連邦政府の改革に尽力する。
 
:『第2次Z再世篇』黒の騎士団ルートでは一時的に拘束するという展開になっており、ルルーシュとの決戦後、彼女とも協力して地球連邦政府の改革に尽力する。
 
;[[ユーフェミア・リ・ブリタニア]]
 
;[[ユーフェミア・リ・ブリタニア]]
:第3皇女。彼女の政治姿勢に何かと援助している。彼女の性格を熟知している。それ故に彼女が虐殺命令を出したことを知った時には驚愕の表情を見せた。
+
:異母妹。第3皇女。彼女の政治姿勢に何かと援助している。彼女の性格を熟知している。それ故に彼女が虐殺命令を出したことを知った時には驚愕の表情を見せた。
 
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』では原作準拠のため死亡してしまうが、『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』の黒の騎士団ルートではなんと生存していた事が判明する。その後、シュナイゼルは彼女と他の妹達と共に[[地球連邦政府 (00)|地球連邦政府]]の改革に尽力する。
 
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』では原作準拠のため死亡してしまうが、『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』の黒の騎士団ルートではなんと生存していた事が判明する。その後、シュナイゼルは彼女と他の妹達と共に[[地球連邦政府 (00)|地球連邦政府]]の改革に尽力する。
 
;[[クロヴィス・ラ・ブリタニア]]
 
;[[クロヴィス・ラ・ブリタニア]]
:第3皇子。ルルーシュに殺害されてしまう。彼の研究を引き継ぐ意志を見せている。ドラマCD『帝国の兄妹』にて、エリア11就任を決めた彼に「優しさは美徳ではないよ。上に立つ者にとっては」と忠告している。
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:異母弟。第3皇子。ルルーシュに殺害されてしまう。彼の研究を引き継ぐ意志を見せている。ドラマCD『帝国の兄妹』にて、エリア11就任を決めた彼に「優しさは美徳ではないよ。上に立つ者にとっては」と忠告している。
 
;[[マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア]]
 
;[[マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア]]
 
:同じ皇族。マリアンヌの死後、シャルルから遺体を運び出す事を命令されており、殺害事件に関して独自の調査を進めている。
 
:同じ皇族。マリアンヌの死後、シャルルから遺体を運び出す事を命令されており、殺害事件に関して独自の調査を進めている。
:ノベライズ版では、正反対の性格であるマリアンヌの方からはとにかく嫌われている(明言されていないが、[[C.C.]]の推測ではシュナイゼルの方も同じらしい)。
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:ノベライズ版では、正反対の性格であるマリアンヌの方からはとにかく嫌われている(明言されていないが、[[C.C.]]の推測ではシュナイゼルの方も同じらしい)。マリアンヌ曰く「教会の懺悔室にでも置いておけばいい。救いを求める人々の望む態度や口八丁で相手を納得させることが出来る」との事で、シュナイゼルの性質を的確に見抜いている。
 
;[[ルルーシュ・ランペルージ]]
 
;[[ルルーシュ・ランペルージ]]
:元・第11皇子。ルルーシュはシュナイゼルを警戒しており、チェスで一度もシュナイゼルに勝った事が無い。
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:異母弟。元・第11皇子。ルルーシュはシュナイゼルを警戒しており、チェスで一度もシュナイゼルに勝った事が無い。
 
:『第2次Z再世篇』の黒の騎士団ルートでは敗北を認め、彼の事を認めると共に、自身の考えを改める。
 
:『第2次Z再世篇』の黒の騎士団ルートでは敗北を認め、彼の事を認めると共に、自身の考えを改める。
 
;[[ナナリー・ランペルージ]]
 
;[[ナナリー・ランペルージ]]
:ルルーシュの妹。相続上兄に当たり、ルルーシュの皇帝即位後、彼女を次期皇帝として擁立した。その後、ルルーシュ達がダモクレス内に突入して来たので、フレイヤで彼らをダモクレスごと消すために脱出を決める。その事を知らせずに置き去りにして見捨てた。
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:ルルーシュの妹。異母妹。彼女の後ろ楯の立場にあり、ルルーシュの皇帝即位後、彼女を次期皇帝として擁立した。その後、ルルーシュ達がダモクレス内に突入して来たので、フレイヤで彼らをダモクレスごと消すために脱出を決める。その事を知らせずに置き去りにして見捨てた。
 
:『第2次Z再世篇』の黒の騎士団ルートでは共に地球連邦政府の改革に尽力する。
 
:『第2次Z再世篇』の黒の騎士団ルートでは共に地球連邦政府の改革に尽力する。
 
;[[枢木スザク]]
 
;[[枢木スザク]]
:能力のある彼を重宝している。
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:能力のある彼を重宝している。その後、ルルーシュに敗れて受けた「ゼロに従え」のギアスにより、ゼロレクイエム後はスザク扮するゼロに仕えている。
 
;[[カノン・マルディーニ]]
 
;[[カノン・マルディーニ]]
 
:腹心の部下であり、その能力を買っている。イラストドラマでは貴族学校時代からの付き合いであった事が語られている。しかし、当時不良グループのボス的存在であった彼から反発されており、完璧な秩序を求めていたシュナイゼルは、彼に対し'''顔面に鞭で打ち据える'''といった過激な懲罰を行っていた。カノンが見せしめとなったおかけで以降は誰も鞭打つ必要は無かった。以降、強い興味を持たれて心酔されている。
 
:腹心の部下であり、その能力を買っている。イラストドラマでは貴族学校時代からの付き合いであった事が語られている。しかし、当時不良グループのボス的存在であった彼から反発されており、完璧な秩序を求めていたシュナイゼルは、彼に対し'''顔面に鞭で打ち据える'''といった過激な懲罰を行っていた。カノンが見せしめとなったおかけで以降は誰も鞭打つ必要は無かった。以降、強い興味を持たれて心酔されている。
126行目: 145行目:  
:彼を始めとする[[黒の騎士団]]のメンバーに、[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]がブリタニア皇子のルルーシュで、ギアスを使う事を告発し、様々な証拠を提出する。黒の騎士団の面々は半信半疑であったが、扇の煽動のおかげでゼロを黒の騎士団から切り離すことに成功した。
 
:彼を始めとする[[黒の騎士団]]のメンバーに、[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]がブリタニア皇子のルルーシュで、ギアスを使う事を告発し、様々な証拠を提出する。黒の騎士団の面々は半信半疑であったが、扇の煽動のおかげでゼロを黒の騎士団から切り離すことに成功した。
 
;[[マリーベル・メル・ブリタニア]]
 
;[[マリーベル・メル・ブリタニア]]
:彼女の擁するグリンダ騎士団に最新のKMFや実験的な装備を配備するように手配している。
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:彼女の擁するグリンダ騎士団に最新のKMFや実験的な装備を配備するように手配している。後に見境いの無い虐殺を繰り返す姿勢を危険視して忠告するが、却って反発されてしまう。
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;[[ノネット・エニアグラム]]
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:マリーベルへの監視役としてエリア24に派遣する。
    
== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
144行目: 165行目:  
;[[リボンズ・アルマーク]]
 
;[[リボンズ・アルマーク]]
 
:『第2次Z再世篇』の黒の騎士団ルートではトレーズと共に起こしたクーデターによって、彼から地球連邦政府の主導権を奪還する。
 
:『第2次Z再世篇』の黒の騎士団ルートではトレーズと共に起こしたクーデターによって、彼から地球連邦政府の主導権を奪還する。
;[[クワトロ・バジーナ]]([[シャア・アズナブル]])
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;[[シャア・アズナブル|クワトロ・バジーナ]]
 
:『第2次Z再世篇』ではトレーズに彼の事を聞かされていたらしく、彼と対峙した際にはあえて彼を「シャア・アズナブル」と呼ぶ。
 
:『第2次Z再世篇』ではトレーズに彼の事を聞かされていたらしく、彼と対峙した際にはあえて彼を「シャア・アズナブル」と呼ぶ。
 
;[[カガリ・ユラ・アスハ]]
 
;[[カガリ・ユラ・アスハ]]
164行目: 185行目:  
;「悲しいね」
 
;「悲しいね」
 
:口癖。大抵の場合、[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]や[[コーネリア・リ・ブリタニア|コーネリア]]に呼びかける形で使う。
 
:口癖。大抵の場合、[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]や[[コーネリア・リ・ブリタニア|コーネリア]]に呼びかける形で使う。
 +
:しかし、彼の本質は何物にも執着しない空虚な人物であるため、実際には何も感じてはいないのであった。
    
=== 第一期 ===
 
=== 第一期 ===
188行目: 210行目:  
;「皇帝陛下なら迷わずとっただろう。ゼロ、君がどういう人物か少し解ったよ」
 
;「皇帝陛下なら迷わずとっただろう。ゼロ、君がどういう人物か少し解ったよ」
 
:第9話より。中華連邦でのパーティ会場にて[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]とのチェス勝負において、迷わずキングを前線に出すなどでゼロを困惑させる。
 
:第9話より。中華連邦でのパーティ会場にて[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]とのチェス勝負において、迷わずキングを前線に出すなどでゼロを困惑させる。
:結局、ゼロはキングを取らず直後にこの台詞を放った(ちなみに、勝負は[[ニーナ・アインシュタイン|ニーナ]]の乱入で中断となった)。
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:ゼロからは、相手が敢えて差し出したキングを取る事は屈服する事であり、屈辱だと見做して取る事はしなかったが、その行動を見て、この台詞を言い放った。ゼロの性格をある程度見抜いた行動であり、更にブリタニア皇帝の事を引き合いに出すなど、[[ルルーシュ・ランペルージ|ゼロの正体]]に感付いている節が見受けられる。
 +
:結局、勝負は[[ニーナ・アインシュタイン|ニーナ]]の乱入で中断となった。
 
;「偽りの劇場を気取られますか、父上!」
 
;「偽りの劇場を気取られますか、父上!」
 
:第16話より。[[超合集国]]決議の際にモニターに割り込んだ[[シャルル・ジ・ブリタニア|シャルル]]に対して明確な反発心を見せる。
 
:第16話より。[[超合集国]]決議の際にモニターに割り込んだ[[シャルル・ジ・ブリタニア|シャルル]]に対して明確な反発心を見せる。
195行目: 218行目:  
;「では、なるとしよう。私が皇帝に。それなら、問題はないだろう?」<br />「『俗事』と仰ったそうだよ。陛下は、黒の騎士団との戦争のことをね」<br />「コーネリアも知ってるだろう? 父上は危険な研究にのめり込み、度々玉座を離れた。そう、政治を、戦争をゲームとして扱ったんだよ。この世界に―今日という日に興味を失い、みんなが苦しんでいるのをただ眺めているだけの男に、王たる資格はない」
 
;「では、なるとしよう。私が皇帝に。それなら、問題はないだろう?」<br />「『俗事』と仰ったそうだよ。陛下は、黒の騎士団との戦争のことをね」<br />「コーネリアも知ってるだろう? 父上は危険な研究にのめり込み、度々玉座を離れた。そう、政治を、戦争をゲームとして扱ったんだよ。この世界に―今日という日に興味を失い、みんなが苦しんでいるのをただ眺めているだけの男に、王たる資格はない」
 
:第20話より。[[枢木スザク|スザク]]に「自分をナイトオブワンにしてくれるのか」と迫られる中、ついに明確にクーデターを宣言。この言葉に[[ロイド・アスプルンド|ロイド]]や[[セシル・クルーミー|セシル]]は絶句する。一方で、「他人から迫られたためにそうなろうとする」というシュナイゼルの性格も表している。
 
:第20話より。[[枢木スザク|スザク]]に「自分をナイトオブワンにしてくれるのか」と迫られる中、ついに明確にクーデターを宣言。この言葉に[[ロイド・アスプルンド|ロイド]]や[[セシル・クルーミー|セシル]]は絶句する。一方で、「他人から迫られたためにそうなろうとする」というシュナイゼルの性格も表している。
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;「それが何か?」
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;コーネリア「で、では……[[ペンドラゴン]]の住民は…?」
 
;「消えてもらったよ。その方が幸せじゃないのかな?ルルーシュに忠誠を誓う人生よりは」
 
;「消えてもらったよ。その方が幸せじゃないのかな?ルルーシュに忠誠を誓う人生よりは」
:第23話より。首都にいる人々を消したことをこともなげに語る。押し付けがましいが、ギアスで意思や思いを捻じ曲げられ操られた人生よりは死ぬ方がましだと思う人もいるだろう。ただ首都にいる人間全てにルルーシュが服従ギアスを使ったのかは定かではない。それにしても、シュナイゼル自身も死を選びたいのなら後にかけられるギアスは皮肉である。
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:第23話より。ブリタニア帝都ペンドラゴンにいる人々を全て消滅させたことをこともなげに語る。押し付けがましいが、ギアスで意思や思いを捻じ曲げられ操られた人生よりは死ぬ方がましだと思う人もいるだろう。ただ帝都にいる人間全てにルルーシュが服従ギアスを使ったのかは定かではなく、少なくとも居住していた一般市民は完全に巻き添えを受けてしまっている。それにしても、シュナイゼル自身も死を選びたいのなら後にかけられるギアスは皮肉である。
 
;「平和というのは幻想だよ。戦うことが人の歴史。幻想を現実にするためには躾が必要では?」
 
;「平和というのは幻想だよ。戦うことが人の歴史。幻想を現実にするためには躾が必要では?」
 
:心があり、主義主張があり、欲があるから争いは起こる。平和を現実にするにはシステムと力で闘争の根幹を抑え込むしかないと考えを述べた。
 
:心があり、主義主張があり、欲があるから争いは起こる。平和を現実にするにはシステムと力で闘争の根幹を抑え込むしかないと考えを述べた。
204行目: 229行目:  
:黒の騎士団にも消えてもらう好機だと考えるが、それは欲だと自身を窘めた。
 
:黒の騎士団にも消えてもらう好機だと考えるが、それは欲だと自身を窘めた。
 
;「矛盾だよ。他人の意思を否定し続けた君が、ここにきて人の意思を存在を肯定しようというのは。もういい、私を殺したまえ。ただし君もフレイヤで消える。私達の命で世界を平和に」
 
;「矛盾だよ。他人の意思を否定し続けた君が、ここにきて人の意思を存在を肯定しようというのは。もういい、私を殺したまえ。ただし君もフレイヤで消える。私達の命で世界を平和に」
:第24話より。不幸に抗う人々、未来を求める人々を何度も見てきた。皆が幸せを願い抗い続けたと述べるルルーシュに対しての返答。ギアスで人の意思を捻じ曲げ続けてきたルルーシュの言い分を切り捨て、話を切り上げようとしたその時―――。
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:第24話より。不幸に抗う人々、未来を求める人々を何度も見てきた。皆が幸せを願い抗い続けたと述べるルルーシュに対しての返答。ギアスで人の意思を捻じ曲げ続けてきたルルーシュの言い分を切り捨て、話を切り上げようとしたその時、何者かが彼の肩に手を叩き―――。
 
;「君は、最初から私を殺すのではなく……っ!」
 
;「君は、最初から私を殺すのではなく……っ!」
:思考パターンを読み尽くされ、ルルーシュに[[ギアス]]をかけられる。最初で最後のルルーシュに敗れた瞬間であった。
+
:上記の直後。「ゼロに仕えよとの言葉をプレゼントしよう」とルルーシュに[[ギアス]]をかけられる。あらゆる戦術・戦略でルルーシュを上回る能力を示し続けたシュナイゼルだったが、最後の最後で思考パターンを読み尽くされ、ルルーシュに敗れた瞬間であった。
 +
:シュナイゼルはルルーシュが自分を殺害する事を勝利条件としていると考えていた様で、このモニター越しでの会話が行われた時点でシュナイゼルの周囲はギアスに制御されたブリタニア軍人に囲まれていたため、完全に「チェックメイト」の状態だった。この状況下でルルーシュが自身の前に姿を現す必要は全くなく、更にモニターが録画だったとは思ってすらいなかったため、虚をつかれる形となった。
 +
;「何なりとお申し付けください。ゼロ様」
 +
:ルルーシュにギアスを掛けられ、そのまま彼の前に跪いた際の台詞。シュナイゼルのこれまでの意思は失われ、ゼロの傀儡と化した。なお、「'''ルルーシュにではなく、ゼロに仕えよ'''」と条件付けられた事が戦後の彼の行動を決定付ける事になる。
 
;「では、完璧に叩き潰してみせようかな。ご期待通りに……」
 
;「では、完璧に叩き潰してみせようかな。ご期待通りに……」
 
:ピクチャードラマにて、[[ジノ・ヴァインベルグ|ジノ]]に[[ギャンブル]]勝負を挑まれた際に。
 
:ピクチャードラマにて、[[ジノ・ヴァインベルグ|ジノ]]に[[ギャンブル]]勝負を挑まれた際に。
213行目: 241行目:  
===他媒体===
 
===他媒体===
 
;「そうやってギアスを使う時間を与えてなんになると?」
 
;「そうやってギアスを使う時間を与えてなんになると?」
:『皇道』より。ゼロの話を聞きたい、撃つのを待ってほしいと言う扇に淡々と言い放つ。テレビシリーズだと、黒の騎士団達のゼロ銃撃を傍観していたが、映画版の彼らはゼロを見限れておらず、シュナイゼルが連れてきたブリタニア兵達がゼロを銃撃する形となっている。
+
:劇場版『III 皇道』より。ゼロの話を聞きたい、撃つのを待ってほしいと言う扇に淡々と言い放つ。テレビシリーズだと、黒の騎士団達のゼロ銃撃を傍観していたが、映画版の彼らはゼロを見限れておらず、シュナイゼルが連れてきたブリタニア兵達がゼロを銃撃する形となっている。
 
;「じつはタレイラン・チルドレンにはまだ残党がいるという噂があったんだよ。そこにこの公試の話が持ち上がった。そこで私と枢木卿とで、計画を練り上げたのさ」
 
;「じつはタレイラン・チルドレンにはまだ残党がいるという噂があったんだよ。そこにこの公試の話が持ち上がった。そこで私と枢木卿とで、計画を練り上げたのさ」
:『相貌のオズ』SIDE:オルフェウスにて、作戦の内容をマリーベルに語る。己を囮に残党を誘い出し徹底的に根絶やしにした。皇帝を倒して内部から国を改革しようとする動きはシュナイゼルによって止めを刺された。
+
:『双貌のオズ』SIDE:オルフェウスにて、作戦の内容をマリーベルに語る。己を囮に残党を誘い出し徹底的に根絶やしにした。皇帝を倒して内部から国を改革しようとする動きはシュナイゼルによって止めを刺された。
    
==迷台詞==
 
==迷台詞==
231行目: 259行目:  
;「怒りは私にぶつけるんだ、コーネリア。彼等に世界を預けた責任の一端は私に有る」
 
;「怒りは私にぶつけるんだ、コーネリア。彼等に世界を預けた責任の一端は私に有る」
 
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』終盤、ゼロの所属する[[ZEXIS]]が[[イマージュ]]の脅威を排除した事で、彼に借りを作ってしまう結果となった事に憤りを隠せない[[コーネリア・リ・ブリタニア|コーネリア]]の胸中を察する。
 
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』終盤、ゼロの所属する[[ZEXIS]]が[[イマージュ]]の脅威を排除した事で、彼に借りを作ってしまう結果となった事に憤りを隠せない[[コーネリア・リ・ブリタニア|コーネリア]]の胸中を察する。
;「…君達は、きっとこの選択を後悔する事になるだろう」
+
;「…君達は、きっとこの選択を後悔する事になるだろう」<br/>「…帰ろう、コーネリア」<br />「では、失礼させてもらうよ、ZEXIS…そして、ゼロ…」<br />「この瞬間から私と君たちの本当の戦いが始まったと言えよう」
;「…帰ろう、コーネリア」
  −
;「では、失礼させてもらうよ、ZEXIS…そして、ゼロ…」
  −
;「この瞬間から私と君たちの本当の戦いが始まったと言えよう」
   
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』第49話 「ゼロとルルーシュ」にて。『ゼロを信じる』を選択した場合、シュナイゼルにしては珍しく想定外な結果を迎える事になる。
 
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』第49話 「ゼロとルルーシュ」にて。『ゼロを信じる』を選択した場合、シュナイゼルにしては珍しく想定外な結果を迎える事になる。
 
;「だけど、私にはどうにも彼が……ユーサー・インサラウムが信用できなくてね」<br />「あの目は破滅に向かう者の目だ。そう……我が弟ルルーシュと同じだよ」
 
;「だけど、私にはどうにも彼が……ユーサー・インサラウムが信用できなくてね」<br />「あの目は破滅に向かう者の目だ。そう……我が弟ルルーシュと同じだよ」
254行目: 279行目:  
:船体を強力なシールドで覆っている大型戦艦。シュナイゼルの旗艦である。原作では搭載している大型KMF[[ガウェイン]]のハドロン砲(未完成)でゼロを倒す為に襲い掛かった。
 
:船体を強力なシールドで覆っている大型戦艦。シュナイゼルの旗艦である。原作では搭載している大型KMF[[ガウェイン]]のハドロン砲(未完成)でゼロを倒す為に襲い掛かった。
 
;[[ダモクレス要塞]]
 
;[[ダモクレス要塞]]
:極秘に建造した超大型の要塞。要塞の全域に展開する強力な[[ブレイズ・ルミナス]]の高い防御能力に加え、搭載されているKMFの一斉攻撃・多数のフレイヤによる圧倒的な火力を持つ。
+
:極秘に建造した超大型の要塞。
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=== SRWでの関連機体 ===
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;[[ウイングガンダムゼロリベリオン]]
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:『[[スーパーロボット大戦DD|DD]]』にて、シュナイゼルの指示で開発された[[オリジナル設定|SRWオリジナル機体]]。
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 +
== 余談 ==
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*谷口監督は『皇道』のビジュアルコメンタリーで、担当声優の井上倫宏氏に「(シュナイゼルは)感情がどっか死んじゃってる人」とは伝えていたこと、また改めてその人となりを「自分自身も含めて全てをある種、将棋とかチェスの駒というか、そういう形の所に置いちゃっている人」と評している。
 +
*ダモクレスと搭載されたフレイヤによる「恐怖」で「平和」を実現しようとしたが、結局は方法論が異なるだけで、やり方は従来のブリタニアと何ら変わっていない。また、ダモクレスとフレイヤの維持管理には膨大なコストが掛かるのは明らかであり、超合集国と言えども経済的負担は無視できない事から早々に破綻するのは確実である。この点に気が付いていない辺り、シュナイゼルもブリタニア皇族の枠組みを越えられていない事が伺える。
 +
*井上氏の没後にシュナイゼルが登場したゲーム『コードギアス Genesic Re;CODE』では[[声優:山寺宏一|山寺宏一]]氏が[[代役]]を担当している。
 +
**『Genesic Re;CODE』のシュナイゼル登場と同日にリリースされたゲーム『コードギアス 反逆のルルーシュ ロストストーリーズ』では、井上氏の新規収録された音声が使用されている。『ロストストーリーズ』は開発の遅延もあり、早期の段階で収録が行われたと思われる。なお、『ロストストーリーズ』も2022年11月以降に追加されるボイスに関しては、山寺氏が担当するようになっている。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==