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{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
| 漢字表記 = 白河愁
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| 漢字表記 = [[漢字表記::白河 愁]]
| 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]]
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| 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]][[魔装機神シリーズ]]
*[[魔装機神シリーズ]](初登場:{{登場作品 (人物)|スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL|魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL}}
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*{{登場作品 (人物)|スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL}}
*[[旧シリーズ]](初登場:{{登場作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦}}
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| 声優 = {{声優|子安武人|SRW=Y}}
*[[αシリーズ]](初登場:{{登場作品 (人物)|スーパーロボット大戦α}}
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| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|河野さち子}}(リファイン)
*[[OGシリーズ]]
+
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|第2次スーパーロボット大戦}}
**初登場:{{登場作品 (人物)|スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION}}
+
| SRWでの分類 = [[パイロット]]
**[[スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ]]
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}}
**[[スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター]]
+
 
| 声優 = {{声優|子安武人}}
+
{{登場人物概要
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| タイトル = プロフィール
 
| 本名 = [[本名::クリストフ・グラン・マクソード]]
 
| 本名 = [[本名::クリストフ・グラン・マクソード]]
 +
| 異名 = [[異名::背教者クリストフ]]<br/>[[異名::メタ・ネクシャリスト]]
 
| 種族 = [[種族::地球人]]([[種族::ラ・ギアス人]]と[[種族::日本人]]とのハーフ)
 
| 種族 = [[種族::地球人]]([[種族::ラ・ギアス人]]と[[種族::日本人]]とのハーフ)
 
| 性別 = [[性別::男]]
 
| 性別 = [[性別::男]]
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*地上:{{所属 (人物)|ディバイン・クルセイダーズ|DC}}→離脱→国際指名手配犯
 
*地上:{{所属 (人物)|ディバイン・クルセイダーズ|DC}}→離脱→国際指名手配犯
 
*ラ・ギアス:{{所属 (人物)|ヴォルクルス教団}}→離脱→国際指名手配犯
 
*ラ・ギアス:{{所属 (人物)|ヴォルクルス教団}}→離脱→国際指名手配犯
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|河野さち子}}(リファイン)
   
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'''シュウ・シラカワ'''は「[[魔装機神シリーズ]]」の登場人物。
    
== 概要 ==
 
== 概要 ==
『[[魔装機神シリーズ]]』に登場する[[マサキ・アンドー]]の[[ライバル]]にして敵役。漢字名は'''白河愁'''。本名は'''クリストフ・グラン・マクソード'''。地底世界[[ラ・ギアス]]の主要国家[[神聖ラングラン王国]]の大公カイオンの家に生まれた大公子。
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[[マサキ・アンドー]]の[[ライバル]]にして敵役。漢字名は'''白河愁'''。本名は'''クリストフ・グラン・マクソード'''。地底世界[[ラ・ギアス]]の主要国家[[神聖ラングラン王国]]の大公カイオンの家に生まれた大公子。
    
『魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』の冒頭で謳われる予言の一節にある「巨大な魔神」に該当する最重要人物である<ref>基本的な設定が固められたのは1992年11月に発売された『ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス』からとなる。アムロたちに「わたしのことを『でんせつのまおう』だとかいってしつこくおってくるんですよ。」とマサキのことを説明するシュウ。この『伝説の魔王』という抽象的な表現が『EX』以降は『(予言の)魔神』に転じるのだ。</ref>。
 
『魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』の冒頭で謳われる予言の一節にある「巨大な魔神」に該当する最重要人物である<ref>基本的な設定が固められたのは1992年11月に発売された『ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス』からとなる。アムロたちに「わたしのことを『でんせつのまおう』だとかいってしつこくおってくるんですよ。」とマサキのことを説明するシュウ。この『伝説の魔王』という抽象的な表現が『EX』以降は『(予言の)魔神』に転じるのだ。</ref>。
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母である白河美咲は地球出身の日本人で、「白河愁」という日本人名は母から贈られたプライベートネーム(私式名称)。王位継承者の一人だったが、幼少期(10歳頃)に起きたある事件がもとで破壊神[[サーヴァ・ヴォルクルス]]と契約。その信徒となってしまった。胸に深々と残る傷痕と女性に対する不信感<ref>別冊「ゲーメスト ワールド vol.7」(1996年6月15日号)メーカー直談判インタビュー60頁。'''投稿者のQ「マサキの本命(彼女)は『魔装機神』に登場しましたが、シュウの本命の出番はないのですか? あるいは、もう登場しているのでしょうか?」'''に対しての解答『ウェンディとリューネ、どっちが本命かは決まってません。これはプレイしていただいた皆さんに決めていただく事です。そのためのマルチストーリー、マルチエンディングですから。シュウにおいても同じ事です。'''ただ、シュウの場合、女性に対する不信感がありますから、それを乗り越える事が前提になりますけど。'''』</ref>は、そのときの名残といえる。ヴォルクルスと契約してその下僕になるということはラ・ギアスでは大罪行為であり、事実が知れ渡ってからは「背教者クリストフ」と呼ばれ、恐れられている。能力の高さからこの邪神に強い執着を持たれてしまっており、「死後復活」で契約という名の呪縛から解放されたいまもなお付け狙われている。
 
母である白河美咲は地球出身の日本人で、「白河愁」という日本人名は母から贈られたプライベートネーム(私式名称)。王位継承者の一人だったが、幼少期(10歳頃)に起きたある事件がもとで破壊神[[サーヴァ・ヴォルクルス]]と契約。その信徒となってしまった。胸に深々と残る傷痕と女性に対する不信感<ref>別冊「ゲーメスト ワールド vol.7」(1996年6月15日号)メーカー直談判インタビュー60頁。'''投稿者のQ「マサキの本命(彼女)は『魔装機神』に登場しましたが、シュウの本命の出番はないのですか? あるいは、もう登場しているのでしょうか?」'''に対しての解答『ウェンディとリューネ、どっちが本命かは決まってません。これはプレイしていただいた皆さんに決めていただく事です。そのためのマルチストーリー、マルチエンディングですから。シュウにおいても同じ事です。'''ただ、シュウの場合、女性に対する不信感がありますから、それを乗り越える事が前提になりますけど。'''』</ref>は、そのときの名残といえる。ヴォルクルスと契約してその下僕になるということはラ・ギアスでは大罪行為であり、事実が知れ渡ってからは「背教者クリストフ」と呼ばれ、恐れられている。能力の高さからこの邪神に強い執着を持たれてしまっており、「死後復活」で契約という名の呪縛から解放されたいまもなお付け狙われている。
   −
 古参のプレイヤーの多くにはラスボス・隠しボスとして認識されており、味方に編入されても活躍する期間は短期間であった。一度も敵対することなく正式に仲間に加わる作品は少なかったが、(『F完結編』PS版『α』『第2次OG』『OGDP』『COE』『OGMD』)、魔装機神のシナリオが進んだ『第2次OG』以降においては味方サイドとして活躍している。味方としても敵としてもそのぶっ飛んだ能力を遺憾なく発揮し、その強力さは「'''スパロボ界のジョーカー'''」とも呼ばれるほど。彼の操るグランゾンは操者本人の技量も相俟って、特に主役の『OGDP』では単騎でラスボスに立ち向かえる(ただしOGDPでもグランゾン以外の機体を鍛えてないと、グランゾンの登場しない、登場の遅いマップでは苦戦してしまうが。)
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古参のプレイヤーの多くにはラスボス・隠しボスとして認識されており、味方に編入されても活躍する期間は短期間であった。一度も敵対することなく正式に仲間に加わる作品は少なかったが、(『F完結編』PS版『α』『第2次OG』『OGDP』『COE』『OGMD』)、魔装機神のシナリオが進んだ『第2次OG』以降においては味方サイドとして活躍している。味方としても敵としてもそのぶっ飛んだ能力を遺憾なく発揮し、その強力さは「'''スパロボ界のジョーカー'''」とも呼ばれるほど。彼の操るグランゾンは操者本人の技量も相俟って、特に主役の『OGDP』では単騎でラスボスに立ち向かえる(ただしOGDPでもグランゾン以外の機体を鍛えてないと、グランゾンの登場しない、登場の遅いマップでは苦戦してしまうが。)
    
寺田プロデューサー曰く「'''たまにしか出てこず、出てきたら謎めいた事を言い、おいしい所を持ってくだけ持っていき、帰る'''」([[スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE]]第360回より)
 
寺田プロデューサー曰く「'''たまにしか出てこず、出てきたら謎めいた事を言い、おいしい所を持ってくだけ持っていき、帰る'''」([[スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE]]第360回より)
    
=== 人物像 ===
 
=== 人物像 ===
初登場した『第2次スーパーロボット大戦』では「武装機甲士グランゾン」という架空のアニメ作品からの参戦という設定になっていた。そのタイトルどおりに彼の人格は白衣をまとった貴公子然としたキャラクター。本来の性格は穏やかだというが、洗脳が解けても丁寧な口調の自信家としての一面は抜けてないので、あまりそうは見えない。その口調は慇懃無礼で、尊大かつ不遜。「自分の自由」を最大の関心時と発言してはばからないため、一見他者全てを見下しているような印象を受けるが、真に実力を認めた者<ref>例えば[[ビアン・ゾルダーク]][[ゼオルート・ザン・ゼノサキス]]</ref>に対しては心からの敬意を示すこともある。また、マサキほど極端ではないが感情が表に出るタイプであり、基本的な態度は変わらないものの、口調や表情がわかりやすく変化している。
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初登場した『第2次スーパーロボット大戦』では「武装機甲士グランゾン」という架空のアニメ作品からの参戦という設定になっていた。そのタイトルどおりに彼の人格は白衣をまとった貴公子然としたキャラクター。本来の性格は穏やかだというが、洗脳が解けても丁寧な口調の自信家としての一面は抜けてないので、あまりそうは見えない。その口調は慇懃無礼で、尊大かつ不遜。「自分の自由」を最大の関心事と発言してはばからないため、一見他者全てを見下しているような印象を受けるが、真に実力を認めた者<ref>現在まで対等以上の関係にあるのは[[ビアン・ゾルダーク]][[ゼオルート・ザン・ゼノサキス]]、[[アルバーダ・バイラリン]]の3名</ref>に対しては心からの敬意を示すこともある。また、マサキほど極端ではないが感情が表に出るタイプであり、基本的な態度は変わらないものの、口調や表情がわかりやすく変化している。
    
若くして10に及ぶ博士号を持つ天才科学者で、地上では科学を、[[ラ・ギアス]]では練金学を極めた。[[魔装機神]]と互角の力を持つ高性能ロボット・[[グランゾン]]の基本設計および、OS・特殊装備の開発を行い、自らパイロットも兼ねている。文弱の徒ではなく武芸にも精通しており、得手は剣(流派はラ・ギアスの[[神祇無窮流]])。魔法(魔術)の行使も一流で、『[[ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス|ヒーロー戦記]]』では、簡単な催眠術により[[マ・クベ]]の精神を半酩酊状態(廃人)に追いやったことがある。
 
若くして10に及ぶ博士号を持つ天才科学者で、地上では科学を、[[ラ・ギアス]]では練金学を極めた。[[魔装機神]]と互角の力を持つ高性能ロボット・[[グランゾン]]の基本設計および、OS・特殊装備の開発を行い、自らパイロットも兼ねている。文弱の徒ではなく武芸にも精通しており、得手は剣(流派はラ・ギアスの[[神祇無窮流]])。魔法(魔術)の行使も一流で、『[[ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス|ヒーロー戦記]]』では、簡単な催眠術により[[マ・クベ]]の精神を半酩酊状態(廃人)に追いやったことがある。
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:[[ディバイン・クルセイダーズ]]に苦戦する[[ロンド・ベル]]隊を助け、その仲間に居座る。「ルナティック・ドリーム」では重力波で動けない[[ラー・カイラム]]をグランゾンの重力干渉波で助けるなど活躍している。彼の目的は全力で戦った上で、ヴォルクルスの邪力で洗脳されつつある自分をロンド・ベル隊に討たせること。[[インスペクター]]らを速やかに(少ない総ターン数で)倒すと、ロンド・ベルの力を自身と対等と見なし、[[グランゾン]]の最強形態[[ネオ・グランゾン]]で襲いかかってくる。なお、ヴォルクルスの呪縛が強まっているためか、SFC版でのシュウの顔グラフィックはすごい悪人面である。
 
:[[ディバイン・クルセイダーズ]]に苦戦する[[ロンド・ベル]]隊を助け、その仲間に居座る。「ルナティック・ドリーム」では重力波で動けない[[ラー・カイラム]]をグランゾンの重力干渉波で助けるなど活躍している。彼の目的は全力で戦った上で、ヴォルクルスの邪力で洗脳されつつある自分をロンド・ベル隊に討たせること。[[インスペクター]]らを速やかに(少ない総ターン数で)倒すと、ロンド・ベルの力を自身と対等と見なし、[[グランゾン]]の最強形態[[ネオ・グランゾン]]で襲いかかってくる。なお、ヴォルクルスの呪縛が強まっているためか、SFC版でのシュウの顔グラフィックはすごい悪人面である。
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦EX}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦EX}}
:「シュウの章」の主役。[[主人公]]なので当然だが、シュウを最初から最後まで使える、数少ないスパロボである。[[グランゾン]]に搭乗するが、裏技で[[ネオ・グランゾン]]に搭乗することも可能。その場合、ほとんどのマップはシュウ1人で突っ込んでいくだけでクリアできる。シュウが出撃出来ないマップは2つあるが、そのうち1つは8ターンを過ぎればクリアとなるので、他のキャラを全く育てていなくとも動かなければクリアできる。もう1つはこのシナリオで初登場となるテリウスが一人で戦うマップなので、仲間を育てていなくとも関係ない。
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:「シュウの章」の主役(何気に、スパロボシリーズ初の異世界出身の主人公となっている)。[[主人公]]なので当然だが、シュウを最初から最後まで使える、数少ないスパロボである。[[グランゾン]]に搭乗するが、裏技で[[ネオ・グランゾン]]に搭乗することも可能。その場合、ほとんどのマップはシュウ1人で突っ込んでいくだけでクリアできる(というか、最終話のラスボスであるヴォルクルス相手でさえ被弾してもダメージは10程度で圧倒できる...)。シュウが出撃出来ないマップは2つあるが、そのうち1つは8ターンを過ぎればクリアとなるので、他のキャラを全く育てていなくとも動かなければクリアできる。もう1つはこのシナリオで初登場となるテリウスが一人で戦うマップなので、仲間を育てていなくとも関係ない。
 
:リューネの章でホワン・ヤンロンに、グランゾンとひとまとめにして「ラングランを予言の魔神」と断定されている。なぜヤンロンがシュウとグランゾンを魔神としたのかは『LOE』をプレイしなければわからない(最も示唆の順が少々まわりくどいため、気づかぬプレイヤーを大量に排出した)。
 
:リューネの章でホワン・ヤンロンに、グランゾンとひとまとめにして「ラングランを予言の魔神」と断定されている。なぜヤンロンがシュウとグランゾンを魔神としたのかは『LOE』をプレイしなければわからない(最も示唆の順が少々まわりくどいため、気づかぬプレイヤーを大量に排出した)。
 
;{{参戦作品 (人物)|第4次スーパーロボット大戦}}
 
;{{参戦作品 (人物)|第4次スーパーロボット大戦}}
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F完結編}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F完結編}}
 
:仲間に加わるが、ヴォルクルスの支配から抜けているので今回は裏切らない。[[赤木リツコ]]に協力して[[アイス・セカンド]]を使ってのコロニー落としあるいは[[アクシズ]]落としの阻止に貢献しており、天才科学者としての一面が分かる。
 
:仲間に加わるが、ヴォルクルスの支配から抜けているので今回は裏切らない。[[赤木リツコ]]に協力して[[アイス・セカンド]]を使ってのコロニー落としあるいは[[アクシズ]]落としの阻止に貢献しており、天才科学者としての一面が分かる。
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:加入時期がほぼ最終盤で[[必中]]も[[集中]]も持たないが、シュウ自身の能力やグランゾンの性能がそれを補って余りある強さなので即戦力としての価値は十分以上。[[サフィーネ・グレイス|サフィーネ]]やマサキ達と違って[[宇宙]]適応Aなのもその一因。
    
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α}}
:[[NPC]]を経て、終盤近くに仲間になる。今回も裏切らないが「ヴォルクルスの洗脳を受けた状態で仲間になる」という珍しいことになっている。シナリオ上での万能ぶりが目立ち、持っている情報の多さはもちろん「異世界である[[バイストン・ウェル]]への帰還」「従来の技術以上のワープ」「別空間を使った追放作戦」といった、空間関連の問題は[[イングラム・プリスケン|イングラム]]の助力もあり、片っ端から'''シュウとグランゾンがなんとかしてしまう。'''<br />グランゾンに試作型縮退砲が装備されており、シュウ自身も[[特殊技能]]で[[念動力]]、[[精神コマンド]]で[[魂]]を持っている超絶仕様なので極めて強力。EXのシュウの章、OGDPで[[ネオ・グランゾン]]に搭乗した場合とLOE第2章を除けば、味方で使えるシュウとしては間違い無く最強。唯一の問題は、機体[[改造]]が出来るタイミングが非常に限られている(実質、[[エンジェル・ハイロゥ]]戦前の1回のみ)こと。
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:[[NPC]]を経て、終盤近くに仲間になる。今回も裏切らないが「ヴォルクルスの洗脳を受けた状態で仲間になる」という珍しいことになっている。シナリオ上での万能ぶりが目立ち、持っている情報の多さはもちろん「異世界である[[バイストン・ウェル]]への帰還」「従来の技術以上のワープ」「別空間を使った追放作戦」といった、空間関連の問題は[[イングラム・プリスケン|イングラム]]の助力もあり、片っ端から'''シュウとグランゾンがなんとかしてしまう。'''<br />グランゾンに試作型縮退砲が装備されており、シュウ自身も[[特殊技能]]で[[念動力]]、[[精神コマンド]]で[[魂]]を持っている超絶仕様なので極めて強力。ただグランゾンが非常に強いことで気づきにくいが、意外なことにステータスの数値自体はかなり低めだったりする(マサキと比べると射撃と反応以外は負けており、特に技量は10以上の差がある)。EXのシュウの章、OGDPで[[ネオ・グランゾン]]に搭乗した場合とLOE第2章を除けば、味方で使えるシュウとしては間違い無く最強。唯一の問題は、機体[[改造]]が出来るタイミングが非常に限られている(実質、[[エンジェル・ハイロゥ]]戦前の1回のみ)こと。
 
:;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α for Dreamcast}}
 
:;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α for Dreamcast}}
::基本的にはPS版と同じだが、新規EDルートでは[[ネオ・グランゾン]]に乗り、ラスボスになる(こっそり[[底力]]が追加されしぶとくなった)。意外にも基本ステータス自体は、味方で使用できることもあってか、前座である[[ラオデキヤ・ジュデッカ・ゴッツォ|ラオデキヤ]]や[[ユーゼス・ゴッツォ|ユーゼス]]にかなり劣っているが、高レベルの念動力でそれをカバーしている。2回行動可能で、しかもHPが規定値以下になるたびに5回も[[ド根性]]と[[奇跡]](2回目以降には[[鉄壁]]なども併用)を使って巻き返すため、正攻法で挑むと多少の犠牲は避けられない。
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::基本的にはPS版と同じだが、新規EDルートでは[[ネオ・グランゾン]]に乗り、ラスボスになる(こっそり[[底力]]が追加されしぶとくなった)。PS版と比べるとステータスはかなり上がっているのだが、何故か[[格闘]]だけが'''120'''と一般兵レベルまで低くなっている。ラスボスとしては前座である[[ラオデキヤ・ジュデッカ・ゴッツォ|ラオデキヤ]]や[[ユーゼス・ゴッツォ|ユーゼス]]にかなり劣っているが、高レベルの念動力でそれをカバーしている。2回行動可能で、しかもHPが規定値以下になるたびに5回も[[ド根性]]と[[奇跡]](2回目以降には[[鉄壁]]なども併用)を使って巻き返すため、正攻法で挑むと多少の犠牲は避けられない。
 
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α外伝}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α外伝}}
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:ジ・インスペクターとほぼ同様だが、クロガネから離れておらずアインストを観測している様子が伺える。
 
:ジ・インスペクターとほぼ同様だが、クロガネから離れておらずアインストを観測している様子が伺える。
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=== 関連作品・単独作品 ===
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=== 単独作品 ===
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
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:2016年12月のイベント「地底世界からの来訪者」にて登場。シロッコと手を組み、アーガマ隊と敵対するが、シロッコの死後アーガマ隊が自分を殺し得るレベルに至っていないと見て姿を消す。
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=== 関連作品 ===
 
;{{参戦作品 (人物)|ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス}}
 
;{{参戦作品 (人物)|ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス}}
 
:どういった経緯かは不明だが、'''何者かにグランゾンの転送装置を盗まれる'''という、彼らしからぬ失態を犯す。<br />取り返すべくシャングリラ市の地下洞窟を探し回っていたところで'''落とし穴に落ち'''、宝探しをしていたアムロ、シャア、ジュドーと出会い、彼等に助けてもらった。その後、終盤において「借りを返す」ためにアムロ達に協力する。意外と義理には篤いらしい。何とマ・クベを催眠術で廃人にしてしまい、ダンや光太郎からも恐れられる。さらに条件を満たせばラストダンジョンで仲間になるが、OG2の設定を考えると、シュウが仲間になったのは正史ではない模様。
 
:どういった経緯かは不明だが、'''何者かにグランゾンの転送装置を盗まれる'''という、彼らしからぬ失態を犯す。<br />取り返すべくシャングリラ市の地下洞窟を探し回っていたところで'''落とし穴に落ち'''、宝探しをしていたアムロ、シャア、ジュドーと出会い、彼等に助けてもらった。その後、終盤において「借りを返す」ためにアムロ達に協力する。意外と義理には篤いらしい。何とマ・クベを催眠術で廃人にしてしまい、ダンや光太郎からも恐れられる。さらに条件を満たせばラストダンジョンで仲間になるが、OG2の設定を考えると、シュウが仲間になったのは正史ではない模様。
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
  −
:2016年12月のイベント「地底世界からの来訪者」にて登場。シロッコと手を組み、アーガマ隊と敵対するが、シロッコの死後アーガマ隊が自分を殺し得るレベルに至っていないと見て姿を消す。
     −
== パイロットステータス設定の傾向 ==
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== パイロットステータス ==
 
=== [[能力|能力値]] ===
 
=== [[能力|能力値]] ===
作中の都合上、ラスボス級の能力値を持つ(トータルで高水準)。[[旧シリーズ]]~[[αシリーズ]]では全能力がトップクラスだったが、[[OGシリーズ]]では[[グランゾン]]の回避能力の低さに合わせた為か、[[回避]]が異常に低い。ただし、「天才」の補正が大きいため、雑魚の攻撃ならひょいひょいかわしてしまう。
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作中の都合上、ラスボス級の能力値を持つ(トータルで高水準)。[[旧シリーズ]]~[[αシリーズ]]では全能力がトップクラスだったが、[[OGシリーズ]]では[[グランゾン]]の回避能力の低さに合わせた為か、[[回避]]が異常に低い。ただし、成長タイプの関係で回避が伸びやすいことと「天才」の補正が大きいため、グランゾンの運動性を改造すれば雑魚の攻撃ならひょいひょいかわしてしまう。「OG外伝」以降は[[防御]]の数値が非常に高く設定されており、同作以降は他シリーズも含めて大ボスクラスでも初期値は140前後と比較的防御の数値が抑えられている傾向がある中で、'''初期値175'''と圧倒的な数値を持つ。
    
=== [[精神コマンド]] ===
 
=== [[精神コマンド]] ===
どういうわけか、'''クールなシュウのイメージに似つかわしくない[[根性]]、[[ド根性]]を覚えることが多い'''。また本気を出していない事を伺わせる[[てかげん]]や様々な世界や陣営を掻き回した事から[[かく乱]]を習得することも多い。OGMDで[[ド根性]]が[[加速]]と差し替えられグランゾンの移動力の低さを自力で補えるようになった。
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どういうわけか、'''クールなシュウのイメージに似つかわしくない[[根性]]、[[ド根性]]を覚えることが多い'''。また本気を出していない事を伺わせる[[てかげん]]や様々な世界や陣営を掻き回した事から[[かく乱]]を習得することも多い。
 
;[[第2次スーパーロボット大戦|第2次]](PS版)、[[第3次スーパーロボット大戦|第3次]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦|第2次]](PS版)、[[第3次スーパーロボット大戦|第3次]]
 
:'''[[加速]]、[[集中]]、[[根性]]、[[ド根性]]、[[気合]]、[[熱血]]'''
 
:'''[[加速]]、[[集中]]、[[根性]]、[[ド根性]]、[[気合]]、[[熱血]]'''
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<!--;[[スーパーロボット大戦α|α外伝]]
 
<!--;[[スーパーロボット大戦α|α外伝]]
 
:[[集中]]、[[てかげん]]、[[ひらめき]]、[[かく乱]]、[[魂]]、[[戦慄]]、[[根性]]、[[ド根性]]、[[鉄壁]]、[[必中]]、[[熱血]]、[[気合]]、[[覚醒]]、[[補給]]-->
 
:[[集中]]、[[てかげん]]、[[ひらめき]]、[[かく乱]]、[[魂]]、[[戦慄]]、[[根性]]、[[ド根性]]、[[鉄壁]]、[[必中]]、[[熱血]]、[[気合]]、[[覚醒]]、[[補給]]-->
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;[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]
 +
:'''[[ひらめき|閃き]]、[[鉄壁]]、[[ド根性]]'''
 +
:;パイロットパーツ装備時
 +
::'''[[ひらめき|閃き]]、[[再動]]、[[錬功]]'''
 
;[[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]
 
;[[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]
 
:'''[[ド根性]]、[[ひらめき]]、[[気合]]、[[幸運]]、[[熱血]]、[[覚醒]]'''
 
:'''[[ド根性]]、[[ひらめき]]、[[気合]]、[[幸運]]、[[熱血]]、[[覚醒]]'''
208行目: 217行目:  
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE|魔装機神III PRIDE OF JUSITICE]]
 
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE|魔装機神III PRIDE OF JUSITICE]]
 
:'''[[突撃]]、[[幸運]]、[[直感]]、[[錬功]]、[[手加減]]、自由選択'''
 
:'''[[突撃]]、[[幸運]]、[[直感]]、[[錬功]]、[[手加減]]、自由選択'''
 +
;[[スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS|OGS]]
 +
:'''[[必中]]、[[鉄壁]]、[[ド根性]]、[[気合]]、[[熱血]]、[[再動]]、[[かく乱]](ツイン)'''
 
;[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]]、[[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン|OGDP]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]]、[[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン|OGDP]]
:'''[[必中]]、[[鉄壁]]、[[ド根性]]、[[気合]]、[[熱血]]、[[かく乱]](ツイン)'''
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:'''[[必中]]、[[鉄壁]]、[[ド根性]]、[[熱血]]、[[気合]]、[[かく乱]](ツイン)'''
 
;[[スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ|OGMD]]
 
;[[スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ|OGMD]]
 
:'''[[必中]]、[[鉄壁]]、[[加速]]、[[気合]]、[[熱血]]、[[かく乱]](ツイン)'''
 
:'''[[必中]]、[[鉄壁]]、[[加速]]、[[気合]]、[[熱血]]、[[かく乱]](ツイン)'''
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:ド根性が加速と差し替えられた。[[グランゾン]]の欠点である足の遅さを自力で解消できるようになったが、消費SPが20とやや重い。
    
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
 
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
223行目: 235行目:  
;[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]
 
;[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]
 
:'''[[念動力]]L9、[[指揮官]]L4、[[切り払い]]L2'''
 
:'''[[念動力]]L9、[[指揮官]]L4、[[切り払い]]L2'''
:「天才」を失い、「切り払い」も異様なほど下方修正を受けたが、「念動力」L9は健在。「[[底力]]」と「[[ガッツ]]」が無い事が救い。「天才」の代わりに追加された「指揮官」は周囲の[[メカギルギルガン]]の強化に一役買っている。
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:「天才」を失い、「切り払い」も異様なほど下方修正を受けたが、「念動力」L9は健在。バグで念動力の回避補正が2倍になっているので、[[必中]]がないと安定して攻撃を当てられない。「[[底力]]」と「[[ガッツ]]」が無い事が救い。「天才」の代わりに追加された「指揮官」は周囲の[[メカギルギルガン]]の強化に一役買っている。
 
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD|魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD]]
 
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD|魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD]]
 
:'''堅忍不抜(専用スキル)'''
 
:'''堅忍不抜(専用スキル)'''
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:'''[[天才]]、[[統率]]、[[カウンター]]L4、[[連続攻撃]]L2'''
 
:'''[[天才]]、[[統率]]、[[カウンター]]L4、[[連続攻撃]]L2'''
 
:毎度おなじみの「見切り」と「ガード」は最初から使える都合上削除されたが、代わりに得たのがまさかの'''「統率」'''。しかも本作唯一の所持者である。確かにシュウ一行を統率しているというのは間違っていないが…… また、ひっそりとカウンターのレベルが下がっているものの、シュウ当人の技量の高さから頻繁に発動する。連続攻撃については、本作のグランワームソードに装甲ダウンL2の効果がついているので、複数のユニットにまとめて装甲低下を与える手段として残しておいてもいい。基本的にグランゾンは砲台型なので、ヒット&アウェイがあれば進軍が楽になる。
 
:毎度おなじみの「見切り」と「ガード」は最初から使える都合上削除されたが、代わりに得たのがまさかの'''「統率」'''。しかも本作唯一の所持者である。確かにシュウ一行を統率しているというのは間違っていないが…… また、ひっそりとカウンターのレベルが下がっているものの、シュウ当人の技量の高さから頻繁に発動する。連続攻撃については、本作のグランワームソードに装甲ダウンL2の効果がついているので、複数のユニットにまとめて装甲低下を与える手段として残しておいてもいい。基本的にグランゾンは砲台型なので、ヒット&アウェイがあれば進軍が楽になる。
:OGMDでは仕様変更に伴い、統率が「MB発動」になっている。実質据え置きである。ネオ・グランゾンは運動性がかなり低く、天才込みでも回避性能が安定しない為「底力」か「ガード」辺りが欲しい。
+
:『OGMD』では仕様変更に伴い、統率が「MB発動」になっている。実質据え置きである。ネオ・グランゾンは運動性がかなり低く、天才込みでも回避性能が安定しない為「底力」か「ガード」辺りが欲しい。
   −
=== 固有[[エースボーナス]] ===
+
=== [[エースボーナス]] ===
 
;[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]]
 
:'''MAP兵器または射程1以外の武器からの被ダメージ-20%'''
 
:'''MAP兵器または射程1以外の武器からの被ダメージ-20%'''
:第2次の「間接攻撃無効」を思わせるボーナス。グランゾンの頑強さに拍車がかかる。気力制限の有無を除けば、[[ガード]]や[[小隊長能力]](ダメージ-20%)の下位互換だが、常時発動の点は優秀。
+
:『第2次』の「間接攻撃無効」を思わせるボーナス。グランゾンの頑強さに拍車がかかる。気力制限の有無を除けば、[[ガード]]や[[小隊長能力]](ダメージ-20%)の下位互換だが、常時発動の点は優秀。
   −
== 戦闘BGM ==
+
=== サポートアビリティ ===
 +
;メタ・ネクシャリスト
 +
:SSR。攻撃力、命中率、装甲、クリティカル率、回避率アップ。
 +
 
 +
== パイロットBGM ==
 
;「熱風!疾風!サイバスター」
 
;「熱風!疾風!サイバスター」
 
:SFC版[[第3次]]、SFC版[[EX]]、[[第4次]]でのグランゾン搭乗時の戦闘[[BGM]]。
 
:SFC版[[第3次]]、SFC版[[EX]]、[[第4次]]でのグランゾン搭乗時の戦闘[[BGM]]。
321行目: 337行目:  
:彼にヴォルクルスの真実を見せ、アンティラス隊に投降するきっかけを作った。また、記憶喪失繋がりかガエンを「似た者同士」と言っている。時系列ではこれ以前の話にあたる『OGDP』では蘇生したシュウに対する監視役として同行する。
 
:彼にヴォルクルスの真実を見せ、アンティラス隊に投降するきっかけを作った。また、記憶喪失繋がりかガエンを「似た者同士」と言っている。時系列ではこれ以前の話にあたる『OGDP』では蘇生したシュウに対する監視役として同行する。
 
;[[アクレイド・バロム]]
 
;[[アクレイド・バロム]]
:魔装機神IIではどういうわけかマサキ達にプレシアに掛けられた呪いの情報に対する対価として彼に関するデータを所望していた。
+
:シュウは基本的にシュテドニアスの軍人に対しては「自身の邪魔をするなら一蹴する」というスタンスで歯牙にもかけないのだが、アクレイドは例外的な存在で、その智謀と予知能力には一目置いている描写が多い。
 +
:魔装機神IIではどういうわけかマサキ達にプレシアに掛けられた呪いの情報に対する対価として彼に関するデータを所望していたが、これはヨーテンナイの計画を推測するに当たってアクレイドの能力の状態が一種の指標になると考えてのことか。
 
:魔装機神Fでは彼が『普通の人間』でありながら、未来を読み取る能力の持ち主だと見抜き[[ヨーテンナイ]]の情報を彼に提供している。
 
:魔装機神Fでは彼が『普通の人間』でありながら、未来を読み取る能力の持ち主だと見抜き[[ヨーテンナイ]]の情報を彼に提供している。
 
;[[コーデック・テクリナク]]
 
;[[コーデック・テクリナク]]
413行目: 430行目:  
:『α(DC)』では彼から愛機・グランゾンの無条件引渡し要求を突き付けられるが、当然の如く拒絶する。
 
:『α(DC)』では彼から愛機・グランゾンの無条件引渡し要求を突き付けられるが、当然の如く拒絶する。
 
;[[クワトロ・バジーナ]]
 
;[[クワトロ・バジーナ]]
:『EX』などで共闘。彼の心情をよく理解しており、『α外伝』では彼の苦悩を看破してみせた。『EX』では説得の際に、自分の目的の一端を語ってさえしている。
+
:『EX』などで共闘。主人公の[[シャア・アズナブル|宿命のライバル]]で、もう1人の主人公であることも同じ。彼の心情をよく理解しており、『α外伝』では彼の苦悩を看破してみせた。『EX』では説得の際に、自分の目的の一端を語ってさえしている。
 
;[[マ・クベ]]
 
;[[マ・クベ]]
 
:『[[ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス|ヒーロー戦記]]』では'''催眠術で彼を廃人にしてしまう'''。
 
:『[[ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス|ヒーロー戦記]]』では'''催眠術で彼を廃人にしてしまう'''。
424行目: 441行目:  
:回避台詞。シュウを象徴する台詞の一つ。LOE第二章「邪神降臨」にてルオゾールを撃破した後でも発言する。
 
:回避台詞。シュウを象徴する台詞の一つ。LOE第二章「邪神降臨」にてルオゾールを撃破した後でも発言する。
 
;「このグランワームソードに斬れぬものはない!」
 
;「このグランワームソードに斬れぬものはない!」
:FC版第2次のグランワームソード使用時の台詞。正確な表記は「このグランワームソードにきれ'''ね'''ものはない!」。<br />これは誤植というよりここ以外に「ぬ」を使う機会がなかったので、容量節約のため似た形の字でごまかしたらしい。
+
:FC版第2次のグランワームソード使用時の台詞。正確な表記は「このグランワームソードにきれ'''ね'''ものはない!」。
 +
:これは誤植というよりここ以外に「ぬ」を使う機会がなかったので、容量節約のため似た形の字でごまかしたらしい。
 +
:GB版第2次Gでも同じ表記になっているが、ジェリドが台詞で「ぬ」を使っているのにそのままになっている。修正ミスだろうか?
 
;「おぅ!? まさかここまでやるとは…さ、流石ですね…」
 
;「おぅ!? まさかここまでやるとは…さ、流石ですね…」
 
:同じくFC版第2次の撃墜時台詞。グランゾン撃墜という不測の事態に思わず奇声を発している。
 
:同じくFC版第2次の撃墜時台詞。グランゾン撃墜という不測の事態に思わず奇声を発している。
438行目: 457行目:  
;「事象の地平に近づけば、相対時間が遅くなります。あなたにとっては一瞬でしょうが、こちらでは永遠です。理解できましたか?」
 
;「事象の地平に近づけば、相対時間が遅くなります。あなたにとっては一瞬でしょうが、こちらでは永遠です。理解できましたか?」
 
:OGDPで追加された別パターン。相対性理論のわかりやすい講座である。これらの力学講座の台詞は「呪的言霊の置き換え」、つまりは'''呪文詠唱の一種'''らしい。
 
:OGDPで追加された別パターン。相対性理論のわかりやすい講座である。これらの力学講座の台詞は「呪的言霊の置き換え」、つまりは'''呪文詠唱の一種'''らしい。
 +
;「ひとたびシュヴァルツシルト半径に陥れば、光であっても逃れる事はできません。我々の世界を形成するあらゆる系が崩壊するのです」
 +
:魔装機神Fでの台詞。とどめをさした場合は「これがあなたの終焉です」という台詞が追加される。
 
;「さあ、これでフィナーレです。相転移出力、最大限。縮退圧、増大……。重力崩壊臨界点、突破……」<BR/>「残念ですが、これでお別れです。あなた達の存在を、この宇宙から抹消してあげます……!」<BR/>「眠りなさい。縮退砲……発射!」
 
;「さあ、これでフィナーレです。相転移出力、最大限。縮退圧、増大……。重力崩壊臨界点、突破……」<BR/>「残念ですが、これでお別れです。あなた達の存在を、この宇宙から抹消してあげます……!」<BR/>「眠りなさい。縮退砲……発射!」
 
:OGDPにおける縮退砲発射時の台詞。既出の台詞を組み合わせ、追加もされている。OG外伝の禍々しいカットインとはうって変わって、最後のカットインは非常に神々しく映る。縮退砲の演出と合わさって、とても美しいので、一見の価値ありである。
 
:OGDPにおける縮退砲発射時の台詞。既出の台詞を組み合わせ、追加もされている。OG外伝の禍々しいカットインとはうって変わって、最後のカットインは非常に神々しく映る。縮退砲の演出と合わさって、とても美しいので、一見の価値ありである。
 +
;「ここまでの超高重力を受ければ」<BR/>「いかなる物質も、クォークまで剥き出しになります」<BR/>「滅びなさい!」<BR/>「縮退砲!発射!」
 +
:魔装機神3における縮退砲発射時の台詞。
 
;「私も地球を愛する者の一人のつもりでしてね……」<br/>「神と言えど、私を縛ることは出来ません。人造の神ならば、尚更です」
 
;「私も地球を愛する者の一人のつもりでしてね……」<br/>「神と言えど、私を縛ることは出来ません。人造の神ならば、尚更です」
 
:ナシム・ガンエデン攻撃時の特殊台詞。
 
:ナシム・ガンエデン攻撃時の特殊台詞。
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;「この私をも操ろうとした……それがあなたの敗因です」
 
;「この私をも操ろうとした……それがあなたの敗因です」
 
:COEより、カドゥム・ハーカーム攻撃時の特殊台詞。
 
:COEより、カドゥム・ハーカーム攻撃時の特殊台詞。
 +
;「出てきたばかりのあなたでは、知る由もなかったのでしょうね。私の自由を奪う罪と……ネオ・グランゾンの絶対的な力を!」<br/>「出会ったばかりで恐縮ですが……これで、永劫のお別れです! 私の存在以外にも、誤算は多くあったようですがね」
 +
:カドゥム・ハーカームに対して縮退砲を使用した時の特殊台詞。ネオ・グランゾンを含めたラ・ギアス7大超兵器のことか、はたまた……。その誤算を叡智の巨人が知る由もなく。
    
=== [[中断メッセージ]] ===
 
=== [[中断メッセージ]] ===
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=== [[旧シリーズ]] ===
 
=== [[旧シリーズ]] ===
 
;「……そうですね…あなたの考えに惹かれて、ここまで来ましたが…分かりました…。私はここで、去らせて頂きましょう」
 
;「……そうですね…あなたの考えに惹かれて、ここまで来ましたが…分かりました…。私はここで、去らせて頂きましょう」
:『[[第2次スーパーロボット大戦|第2次]]』最終話「暁の決戦」にて、ビアンに脱出を促されて。何よりも自由を尊ぶシュウに(しかも、この時のシュウは'''ヴォルクルスに洗脳されている状態'''である)ここまで言わしめた(しかも、脱出を促されてから「そうですね…」と言っている事から、'''シュウはビアンに最後まで付き合う気でいたことになる''')ことから、ビアン博士の凄さが窺い知れる。
+
:『[[第2次スーパーロボット大戦|第2次]]』最終話「暁の決戦」にて、ビアンに脱出を促されて。何よりも自由を尊ぶシュウに(しかも、この時のシュウは'''ヴォルクルスに洗脳されている状態'''である)ここまで言わしめた(しかも、脱出を促されてから「そうですね…」と言っている事ので、'''シュウはビアンに最後まで付き合う気でいたことになる''')ことから、ビアン博士の凄さが窺い知れる。
;「我がグランゾンの本質は、破壊神シヴァ。またの名をヴォルクルスと言いましてね…」<br />「オン・マケイシヴァラヤ・ソワカ」<br />「これがグランゾンの本当の姿…ネオ・グランゾンです」<br />「今までのグランゾンと同じだと思われると、痛い目に遭いますよ」
+
;「我がグランゾンの本質は、破壊神シヴァ。またの名をヴォルクルスと言いましてね…」<br />「オン・マケイシヴァラヤ・ソワカ!」<br />「これがグランゾンの本当の姿…ネオ・グランゾンです。今までのグランゾンと同じだと思われると、痛い目に遭いますよ」
:『[[第3次スーパーロボット大戦|第3次]]』のシナリオ「ラストバトル」、『[[スーパーロボット大戦OG外伝|OG外伝]]』最終話「ラグナロク」にて。シュウの唱えたこの呪文により、[[グランゾン]]は[[ネオ・グランゾン]]へと変貌。地球の全てを破滅へと導く蒼き魔神がマサキ達の前に立ちふさがる。
+
:『[[第3次スーパーロボット大戦|第3次]]』のシナリオ「ラスト・バトル」、『[[スーパーロボット大戦OG外伝|OG外伝]]』最終話「ラグナロク」にて。シュウの唱えたこの呪文により、[[グランゾン]]は[[ネオ・グランゾン]]へと変貌。全てを破滅へと導く蒼き魔神が自軍の前に立ちふさがる。
;「損得などではありませんよ。私は私の心が命じるままに行動しているに過ぎません」
+
;「損得などではありませんよ。私は、私の心が命じるままに、行動しているに過ぎません」
:『第3次』、『OG外伝』で敵にまわった際に、マサキがシュウに「何の得があるってんだ!?」と問い詰めた際の台詞。この発言を受けてか、後にマサキは「この頃のシュウは自分の行動が自分の意志なのかもどかしく感じているところがあった」と評している。
+
:『第3次』『OG外伝』で敵に回った際に、マサキから「こんなことをして何の得がある」と問い詰められた際の返答。この発言を受けてか、後にマサキは「この頃のシュウは自分の行動が自分の意志なのかもどかしく感じているところがあった」と評している。
;「み…見事です…このネオ・グランゾンを倒すとは…これで…私も悔いはありません…戦えるだけ戦いました…全てのものは…いつかは滅ぶ…今度は私の番であった…それだけのことです…これで私も…全ての鎖から…解き放たれることが…出来…まし…た…」
+
;「み…見事です…このネオ・グランゾンをも倒すとは…これで…私も悔いはありません…戦えるだけ戦いました…」<br />「すべての者はいつかは滅ぶ…今度は私の番であった…それだけのことです…」<br />「これで私も…全ての鎖から、解き放たれることが…出来…まし…た…」
:『第3次』、『OG外伝』で[[ネオ・グランゾン]]を撃破された時の台詞。こうしてシュウに架せられたヴォルクルスの呪縛は、自らの死という形で解き放たれるのであった…<br />また『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』難ルート最終話のネオ・グランゾンをマサキで撃墜した後の会話や『[[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン|OGDP]]』オープニングでは上記の台詞が[[DVE]]として収録されており、最後の「出来…まし…た…」の部分で笑みを浮かべている。
+
:『第3次』『OG外伝』で[[ネオ・グランゾン]]を撃破された時の台詞。こうしてシュウは、自らに架せられたヴォルクルスの呪縛を自らの死という形で解いたのだった。
 +
: 『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』難ルート最終話のネオ・グランゾンをマサキで撃墜した後の会話や『[[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン|OGDP]]』オープニングでは上記の台詞が[[DVE]]として収録されており、最後の「出来…まし…た…」の部分で笑みを浮かべる。
 
;「そうですね…完全なる自由…とだけ言っておきましょうか」
 
;「そうですね…完全なる自由…とだけ言っておきましょうか」
:『[[スーパーロボット大戦EX|EX]]』のシナリオ「ヌエット海」にて[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]を説得した際に「貴様の目的は何だ?」と問われての返答。見ての通り、'''本当に自分の目的をぶっちゃけてしまっている'''。直前のシナリオのジェリド達には自分の目的を何も言っていない(というか、ジェリド達の事は覚えていなかった)辺り、シュウもシャアの事は一目置いている模様。
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:『[[スーパーロボット大戦EX|EX]]』のシナリオ「ヌエット海」にて[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]を説得した際に「貴様の目的は何だ?」と問われての返答。見ての通り、'''本当に自分の目的をぶっちゃけてしまっている'''。直前のシナリオで、ジェリドたちには自分の目的を何も言っていない(というか、ジェリドたちを覚えてすらいなかった)辺り、シュウもシャアのことは一目置いている模様。
 
;「特に何も…そうですね、私に付いてきてくださるだけで結構ですよ」
 
;「特に何も…そうですね、私に付いてきてくださるだけで結構ですよ」
:『EX』のシナリオ「ジハード」にて[[アハマド・ハムディ|アハマド]]を説得した際に「俺は何をすればいい?」と言われた時の返答。「強い者と戦いたいと言ってましたね」と説得しておきながら「'''特に何も…'''」とは中々いい度胸をしている。ひょっとして何も考えずにアハマドを説得したのだろうか(実際、このシナリオでアハマドを説得出来るというヒントは用意されていないので…)。
+
:『EX』のシナリオ「ジハード」にて[[アハマド・ハムディ|アハマド]]を説得した際に「俺は何をすればいい?」と言われた時の返答。「強い者と戦いたいと言ってましたね」と説得しておきながら「'''特に何も…'''」とは、中々いい度胸をしている。ひょっとして何も考えずにアハマドを説得したのだろうか(実際、このシナリオでアハマドを説得できるというヒントは用意されていないので…)。
 
:『OGDP』ではさすがに「特に何も…」のくだりはなくなっている。
 
:『OGDP』ではさすがに「特に何も…」のくだりはなくなっている。
 
;「ありがとう…あなたは部下ではありませんよ。私の…仲間です」(EX) <br/>「ありがとう……あなたは部下ではありませんよ。前にも言いましたが、私の大切な仲間です」(OGDP)
 
;「ありがとう…あなたは部下ではありませんよ。私の…仲間です」(EX) <br/>「ありがとう……あなたは部下ではありませんよ。前にも言いましたが、私の大切な仲間です」(OGDP)
510行目: 536行目:  
;「フェイルロードの事ですね。彼は…苦しまずに死にましたか?」
 
;「フェイルロードの事ですね。彼は…苦しまずに死にましたか?」
 
:『EX』のエンディングで[[レミー島田|レミー]]から「平和のために戦ってるって思ってた人が、いきなり侵略者になっちゃうんだもの。びっくりするわよ」と言われて。自分の目的を達成するためにフェイルロードを利用したシュウだったが、やはり内心思うところはあったようである。多くのプレイヤーが名場面にあげる一節だが『OGDP』ではこの後もまだストーリーが続くため、台詞が若干修正されている。
 
:『EX』のエンディングで[[レミー島田|レミー]]から「平和のために戦ってるって思ってた人が、いきなり侵略者になっちゃうんだもの。びっくりするわよ」と言われて。自分の目的を達成するためにフェイルロードを利用したシュウだったが、やはり内心思うところはあったようである。多くのプレイヤーが名場面にあげる一節だが『OGDP』ではこの後もまだストーリーが続くため、台詞が若干修正されている。
;「ヴォルクルスの呪縛から解き放たれ、ネオ・グランゾンはその真価を発揮しています。さて、あなた方で立ち向かえるでしょうか?」
+
;「そうですか…あなたがたを見損なっていたようですね。どうやらあなたがたも、力に魅入られた亡者だったというわけですか…」<br />「ヴォルクルスの呪縛から解き放たれ、ネオ・グランゾンはその真価を発揮しています。さて、あなた方で立ち向かえるでしょうか?」
:『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』、『[[第4次スーパーロボット大戦S|第4次S]]』最終話「火星の決戦」で「シュウと戦う」を選んだ時の台詞。ネオ・グランゾンはヴォルクルスの力で変化していたはずなのに、ヴォルクルスから解放されて真価を発揮するとは…。しかも、『第4次S』では[[カオス・レムレース|3体に分身する]]離れ業までやらかす。
+
:『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』『[[第4次スーパーロボット大戦S|第4次S]]』最終話「火星の決戦」で「シュウと戦う」を選んだ時の台詞。この台詞と共にロンド・ベルを見限り、完全に敵対する。ネオ・グランゾンはヴォルクルスの力で変化していたはずなのに、ヴォルクルスから解放されて真価を発揮するとは……。
;「流石ですね、私も無駄な戦いは好みません。わかりました。そうやって、いさぎよい態度をとっていただいた以上、私も我を張るのはやめるべきでしょう」<br />「この決着は、あなたがたにおまかせします。ですが覚えておいてください。 力は、それを使う心に宿るのだと。心無き力は、闇に取りこまれます」<br />「かつての私が、そうであったように…」<br />「それではみなさん、がんばってください。彼を倒せば、人類の未来には新しい希望が生まれるはずです。あなたがたの手で、それを掴みとってください」
+
;「おや、まだいたのですか、ゼゼーナン卿?とっくに逃げ帰ったと思っていましたが…」<br />「さて、これでジャマ者はいなくなりました」
:『第4次』、『第4次S』最終話「火星の決戦」で「シュウと戦わない」を選んだ時の台詞。
+
:ロンド・ベルと戦う前に、その場にいた[[テイニクェット・ゼゼーナン|ゼゼーナン]]を露払いとばかりに瞬殺。『第4次S』ではこの後、さらに……。
 +
;「ククク…ニセものなどではありませんよ。すべて私の実体です。偏在と言いましてね、同時に存在する、一種の魔法のようなものです」<br />「二度は使えない手ですが、あなた方の相手ならこれで十分でしょう。では、参りましょうか」
 +
:まさかの、'''ネオ・グランゾンを[[カオス・レムレース|3体に分身させる]]'''離れ業を披露。「ネオ・グランゾンの真価」の片鱗をまざまざと見せつける。
 +
:ちなみに、言葉の意味合いを考えるなら「'''遍在'''(あちこちにあること、という意味)」が正しく、ゲーム内のテキストは誤字だと思われる。
 +
;「…これほど力をつけているとは、思いませんでしたよ。いいでしょう、今回は私の負けです」<br />「ですが、力ですべてが解決できるとお考えならば、それは間違いですよ。第一、ここまで強くなるために、あなたがたは何人の命を吸ってきましたか?」<br />「その意味を考えない限り、あなたがたにも、人類にも、未来はないでしょうね…」
 +
:ロンド・ベルに敗れたシュウは、この言葉を残して姿を消した。負け惜しみと取れなくもないが、シュウのこの態度はロンド・ベルの面々に一抹のやりきれなさを残す。そして全てを見届けた[[メキボス・ボルクェーデ|メキボス]]もまた人類に失望。地球と[[ゾヴォーク]]は、際限のない泥沼の全面戦争に突入してしまったのだった……。
 +
;「流石ですね、私も無駄な戦いは好みません。わかりました。そうやって、いさぎよい態度をとっていただいた以上、私も我を張るのはやめるべきでしょう」<br />「この決着は、あなたがたにおまかせします。ですが覚えておいてください。力は、それを使う心に宿るのだと。心無き力は、闇に取りこまれます」<br />「かつての私が、そうであったように…」<br />「それではみなさん、がんばってください。彼を倒せば、人類の未来には新しい希望が生まれるはずです。あなたがたの手で、それを掴みとってください」
 +
:こちらは「シュウと戦わない」を選んだ時の台詞。
 
;「失礼な。私もれっきとした人間ですよ。1度ほど冥府より呼び戻された経験はありますがね」
 
;「失礼な。私もれっきとした人間ですよ。1度ほど冥府より呼び戻された経験はありますがね」
 
:『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』第42話「ダブル・フェイク」において[[アマンダラ・カマンダラ|アマンダラ]]から「貴様…ただの人間ではないな…」と言われた際の反応。比喩ではなく本当に冥府から呼び戻されているから凄い。
 
:『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』第42話「ダブル・フェイク」において[[アマンダラ・カマンダラ|アマンダラ]]から「貴様…ただの人間ではないな…」と言われた際の反応。比喩ではなく本当に冥府から呼び戻されているから凄い。
 
;「私としては束の間でないことを祈りますよ。もう一度あなた方の手にかかるなんて願い下げですから」
 
;「私としては束の間でないことを祈りますよ。もう一度あなた方の手にかかるなんて願い下げですから」
:『F完結編』第42話「ダブル・フェイク」において[[アムロ・レイ|アムロ]]の「束の間の共同戦線ということか」という言葉に対して。さすがのシュウも一度死んだのには堪えたらしく、LOE第二章でルオゾールに操られた時もマサキに「もう一度、俺に殺されてえのか!!」と説得された際に正気を取り戻している。また、『第2次OG』においても[[バラル]]の総人尸解計画に対して「'''臨死体験はもう充分ですので'''」と発言している。
+
:『F完結編』第42話「ダブル・フェイク」において[[アムロ・レイ|アムロ]]の発した「束の間の共同戦線ということか」という言葉に対して。さすがのシュウも一度死んだのは堪えたらしく、LOE第二章でルオゾールに操られた時もマサキに「もう一度、俺に殺されてえのか!!」と説得された際に正気を取り戻している。また、『第2次OG』においても[[バラル]]の総人尸解計画に対して「'''臨死体験はもう充分ですので'''」と発言している。
    
=== [[魔装機神シリーズ]] ===
 
=== [[魔装機神シリーズ]] ===
616行目: 649行目:  
:同じく第39話より。ヨーテンナイを倒したものの、巨人族の復活により結果的にフィリスを犠牲にしてしまったことを悔やむ。むろん誰にとっても予想外の事態であり、シュウの責任とは言い切れないのだが。
 
:同じく第39話より。ヨーテンナイを倒したものの、巨人族の復活により結果的にフィリスを犠牲にしてしまったことを悔やむ。むろん誰にとっても予想外の事態であり、シュウの責任とは言い切れないのだが。
 
;シュウ「秘かに個人情報を洗い出し、本人の承諾も無く、ある日突然異世界へと召喚する。考えてみればそれだけでも、十分に一方的な話だということですよ」<BR/>マサキ「そう言われてみりゃ俺だって、最初に事情を説明された時はふざけんなって思ったが……」<br/>テュッティ「そうかもしれないわね……私には別の事情があったけど」<br/>セニア「けど、ラングランの召喚は、ラ・ギアスの脅威に対抗する為だったのよ!?秘密裏にやってたワケじゃなくて、聯盟や錬金学協会の承認だって得ていたし……それに、事情を説明して、協力の同意を得られなかった人はちゃんと地上に送り還してたわ」<br/>シュウ「それこそお為ごかし……ラングランの傲慢ですよ。後で還すからと言って、人を異世界に連れ去っても問題がないとは思えませんね」
 
;シュウ「秘かに個人情報を洗い出し、本人の承諾も無く、ある日突然異世界へと召喚する。考えてみればそれだけでも、十分に一方的な話だということですよ」<BR/>マサキ「そう言われてみりゃ俺だって、最初に事情を説明された時はふざけんなって思ったが……」<br/>テュッティ「そうかもしれないわね……私には別の事情があったけど」<br/>セニア「けど、ラングランの召喚は、ラ・ギアスの脅威に対抗する為だったのよ!?秘密裏にやってたワケじゃなくて、聯盟や錬金学協会の承認だって得ていたし……それに、事情を説明して、協力の同意を得られなかった人はちゃんと地上に送り還してたわ」<br/>シュウ「それこそお為ごかし……ラングランの傲慢ですよ。後で還すからと言って、人を異世界に連れ去っても問題がないとは思えませんね」
:第43話「世界と、痛みと、現実と」インターミッションにて、サキトの境遇と彼に対するアルメラの対応に憤るセニアに対する指摘。よくある「異世界召喚モノ」に対する反論でもあり、サキトとマサキ達では召還直後の状況の違いがある事を考慮しても、サキトの反応こそが普通であってマサキらの場合は適応するのがあまりに早いと見るべきだろう。
+
:第43話「世界と、痛みと、現実と」インターミッションにて、サキトの境遇と彼に対するアルメラの対応に憤るセニアに対する指摘。よくある「異世界召喚モノ」に対する反論でもあり、サキトとマサキ達では召喚直後の状況の違いがある事を考慮しても、サキトの反応こそが普通であってマサキらの場合は適応するのがあまりに早いと見るべきだろう。
:そしてシュウは事故とは言えラ・ギアスへと迷い込んだ結果、最終的に精神を病んだ母ミサキという、言わば「異世界への召喚」に適応できなかった被害者をその目で見ているのである……。
+
:そしてシュウは事故とは言えラ・ギアスへと迷い込んだ結果、最終的に精神を病んだ母ミサキという、言わば「異世界への召喚」に適応できなかった被害者をその目で見ている。更にLOEでは、凶悪犯罪者の[[ルビッカ・ハッキネン]]を召喚してしまうという失態を犯した結果、ラ・ギアスに少なからず混乱を招いているのである……。
 
;「結局、カドゥム・ハーカームの出自はわからず……クロスゲートについても、新たに判明したことはほとんどありませんでしたが……マサキとサイバスター、そして精霊のおかげで、あれの対処方法のヒントを少しは手に入れられたのではないかと思っています」
 
;「結局、カドゥム・ハーカームの出自はわからず……クロスゲートについても、新たに判明したことはほとんどありませんでしたが……マサキとサイバスター、そして精霊のおかげで、あれの対処方法のヒントを少しは手に入れられたのではないかと思っています」
 
:エンディングにて、マサキがハーカームを倒した後クロスゲートが閉じてしまったことについて。設置される、物体としてのクロスゲートを起動・制御する鍵は、αだと念動力。つまりは「意志の力」なのだが……?
 
:エンディングにて、マサキがハーカームを倒した後クロスゲートが閉じてしまったことについて。設置される、物体としてのクロスゲートを起動・制御する鍵は、αだと念動力。つまりは「意志の力」なのだが……?
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;「もはや、あなたの羈絏は私を縛る枷ではなく……あなたを倒すための剣となりました」<BR/>「例え、神であろうと私を操り、利用したことを許すわけにはいきません。私は、あなたによって堕とされた暗獄から脱し、自由を得るために……あなたを倒します……!」
 
;「もはや、あなたの羈絏は私を縛る枷ではなく……あなたを倒すための剣となりました」<BR/>「例え、神であろうと私を操り、利用したことを許すわけにはいきません。私は、あなたによって堕とされた暗獄から脱し、自由を得るために……あなたを倒します……!」
 
:第20話「ダークプリズン」にて、破壊神に対して豪語する。シュウの自由は誰にも害することは叶わない。神であっても、利用しようとする者に後悔を味わわせるのである。
 
:第20話「ダークプリズン」にて、破壊神に対して豪語する。シュウの自由は誰にも害することは叶わない。神であっても、利用しようとする者に後悔を味わわせるのである。
;シュウ「1割ですね」<BR/>[[ルスラン・マカロフ|ルスラン]]「さっき、金に糸目は付けねえとか言ってなかったか?……1割5分だ」<BR/>シュウ「フッ……いいでしょう」<BR/>ルスラン「なら、いつもの口座に頼むぜ。輸送機が手配できたら、連絡する。じゃあな」
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;[[ルスラン・マカロフ|ルスラン]]「それじゃ、今回の情報料金は口止め料込みで3割増しな」<BR/>シュウ「口止め料?」<BR/>ルスラン「あんたが動いてるってこと、連邦軍や鋼龍戦隊に知られたくないだろ?」<BR/>シュウ「別に構いませんよ。後者とはいずれ出会うことになりますから。それに、あなたは私を敵に回すほど愚かではないでしょう?」<BR/>ルスラン「まあ、そうだが……2割増しでどうよ?」<BR/>シュウ「1割ですね」<BR/>ルスラン「さっき、金に糸目は付けねえとか言ってなかったか?……1割5分だ」<BR/>シュウ「フッ……いいでしょう」<BR/>ルスラン「なら、いつもの口座に頼むぜ。輸送機が手配できたら、連絡する。じゃあな」
 
:第21話「扉の外」のエンドデモにおけるルスランとのやり取り。有体に言えば'''情報代の値切り交渉'''であり、チカの守銭奴に通じる部分が垣間見える。お互い様ではあるが、軽く'''恐喝をかけている'''のも見逃せない。
 
:第21話「扉の外」のエンドデモにおけるルスランとのやり取り。有体に言えば'''情報代の値切り交渉'''であり、チカの守銭奴に通じる部分が垣間見える。お互い様ではあるが、軽く'''恐喝をかけている'''のも見逃せない。
 
;「これがネオ・グランゾンです。あなた達にもう勝ち目はなくなりました」
 
;「これがネオ・グランゾンです。あなた達にもう勝ち目はなくなりました」
 
:最終話「知られざる決戦」にてネオ・グランゾンを再び応現させて。'''「戦ってもいない相手に勝利を断言する」'''という普通のシチュエーションならやられ役のボスの台詞なのだが、シュウが言うと説得力があり過ぎる(ちなみに魔装機神IIにおいてミオとサフィーネがこのことに言及している。サフィーネの名台詞を参照)。実際、フル改造ボーナスのビーム吸収があれば敵の攻撃はほぼ完封できるので、運用次第ではあっさり終わってしまうのがなんとも。更にシュウの技能もかなりえげつないときたものだから、どっちがラスボスなのやらといったところ。
 
:最終話「知られざる決戦」にてネオ・グランゾンを再び応現させて。'''「戦ってもいない相手に勝利を断言する」'''という普通のシチュエーションならやられ役のボスの台詞なのだが、シュウが言うと説得力があり過ぎる(ちなみに魔装機神IIにおいてミオとサフィーネがこのことに言及している。サフィーネの名台詞を参照)。実際、フル改造ボーナスのビーム吸収があれば敵の攻撃はほぼ完封できるので、運用次第ではあっさり終わってしまうのがなんとも。更にシュウの技能もかなりえげつないときたものだから、どっちがラスボスなのやらといったところ。
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;「どうしても承服しかねるのであれば、私を実力で止めるしかありませんよ。あたなたにそれが出来ますか?」
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:直後にヨンが捕縛する行為に対する、シュウの恐喝。敵対するものはしても、'''「仲間」'''への一言。シュウも[[ルイーナ]]、[[バラル]]、[[アダマトロン]]連戦かつ自分たちが敗れれば鋼龍戦隊も連邦軍も疲弊しきっており、地球圏が危機的状況になる情勢で、焦りからかヨンを恐喝せざる負えないほどである。
 
;「では……戦争の残り火を消すとしましょうか」
 
;「では……戦争の残り火を消すとしましょうか」
 
:そして、封印戦争を真の意味で終わらせるべく、かつてラ・ギアスと地上を震撼させた魔神が、地球を守るために造られた真なる武装機甲士が、[[ゼクス・マーキス|火消しの風]]となって戦場を駆ける。
 
:そして、封印戦争を真の意味で終わらせるべく、かつてラ・ギアスと地上を震撼させた魔神が、地球を守るために造られた真なる武装機甲士が、[[ゼクス・マーキス|火消しの風]]となって戦場を駆ける。
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:[[クェパロク・ナーモ|クェパロク]]打倒時の台詞。この時のシュウは恐らく真の意味でビアンの意思を理解し、実行していた人物だったと思われる。もっとも[[ゴモウドッカ・ゴライクンル|彼の上司]]には、危険視されるどころかさらなる興味を抱かれてしまった。
 
:[[クェパロク・ナーモ|クェパロク]]打倒時の台詞。この時のシュウは恐らく真の意味でビアンの意思を理解し、実行していた人物だったと思われる。もっとも[[ゴモウドッカ・ゴライクンル|彼の上司]]には、危険視されるどころかさらなる興味を抱かれてしまった。
 
;シュウ「最後に……一言言わせて下さい」<BR/>アルバーダ「何だ?」<BR/>シュウ「ありがとう」<BR/>アルバーダ「……!」
 
;シュウ「最後に……一言言わせて下さい」<BR/>アルバーダ「何だ?」<BR/>シュウ「ありがとう」<BR/>アルバーダ「……!」
:アルバーダとの別れ際にて。南極事件からの因縁を抱え、その上で事実上シュウを見逃したアルに対しての一言。裏表なくただ一言礼('''「ありがとうございます」ではない'''事に注目)を述べるというまさかの場面であり、初見のユーザー達を驚愕させた(ちなみに上記の通りサフィーネに「ありがとう」と言った事があるので「ありがとう」という発言自体は初ではない)。
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:アルバーダとの別れ際にて。南極事件からの因縁を抱え、その上で事実上シュウを見逃したアルに対しての一言。裏表なくただ一言礼('''「ありがとうございます」や「感謝を述べさせていただきます」ではない'''事に注目)を述べるというまさかの場面であり、初見のユーザー達を驚愕させた(ちなみに上記の通りサフィーネに「ありがとう」と言った事があるので「ありがとう」という発言自体は初ではない)。
 
:「シュウ・シラカワ」という男の新たな一面を掘り下げた、『OGDP』の名場面と評する声も多いが、それ故に'''[[スペクトラ・マクレディ|アルバーダに待ち受ける運命]]を思うと居た堪れなくなった'''という声もあり、実際に[[スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ|次なる戦い]]でのアルバーダの運命を変えることは叶わなかった。
 
:「シュウ・シラカワ」という男の新たな一面を掘り下げた、『OGDP』の名場面と評する声も多いが、それ故に'''[[スペクトラ・マクレディ|アルバーダに待ち受ける運命]]を思うと居た堪れなくなった'''という声もあり、実際に[[スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ|次なる戦い]]でのアルバーダの運命を変えることは叶わなかった。
:なお、同作のED曲「Destiny Day」は、商品展開の関係で[[スーパーロボット大戦OG INFINITE BATTLE|OGIB]]と同一曲であるが、歌い出しが「'''ありがとう'''」。上記のシーンのことを考えるとなかなか興味深いといえるだろう(尤も、この曲は'''失恋ソング'''なので深く考えると非常にマズイが…)。
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'''[[スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ|OGMD]]'''
 
'''[[スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ|OGMD]]'''