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==== その後 ====
 
==== その後 ====
 
小説『ガイア・ギア』ではアフランシに埋め込まれたセルチップの記憶として登場する。「赤の肖像」のシャアの独白によれば「アムロと共に、第二次ネオ・ジオン抗争終盤で、'''サイコフレームに命を吸われる形で死亡した'''」事になっていた。
 
小説『ガイア・ギア』ではアフランシに埋め込まれたセルチップの記憶として登場する。「赤の肖像」のシャアの独白によれば「アムロと共に、第二次ネオ・ジオン抗争終盤で、'''サイコフレームに命を吸われる形で死亡した'''」事になっていた。
UCの設定に準じる近年の作品の設定ではアムロともども'''真のニュータイプになった'''という描写がなされており、OVA・TV版UCではジオン共和国がャアを模して作った強化人間[[フル・フロンタル]]の肉体に宿った自身の残留思念をアムロやララァと共に迎えに来る様子が描かれている。
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UCの設定に準じる近年の作品の設定ではアムロともども'''真のニュータイプになった'''という描写がなされており、OVA・TV版UCではジオン共和国がシャアを模して作った強化人間[[フル・フロンタル]]の肉体に宿った自身の残留思念をアムロやララァと共に迎えに来る様子が描かれている。
    
===総評===
 
===総評===
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一方、普段こそ理性一辺等で、冷静沈着を装っているが、長き間戦いに身を投じていたシャア・アズナブルの実情は、モビルスーツパイロットとしての「戦士」であるのも事実である。宿命のライバルであるアムロとの最後の対決では、以前の対面で'''「私はお前と違ってパイロットだけをやっている訳にはいかん!」'''と言っていながら'''「私は世直しなど考えてない」'''と矛盾した台詞を言い放っている事からも分かる通り、シャアは政治家を務めていながらも、その内側には純粋にモビルスーツのパイロットとしてアムロと互角に戦って勝ちたいうという思いも燻らせており、これに関しては戦士である事に最も生き甲斐を覚えていた彼にとって譲れない部分であった。つまり、アクシズ落としという所業は、自身の「理想」と「実利」を同時に叶える、シャア・アズナブルの人生の総決算でもあったのだった。
 
一方、普段こそ理性一辺等で、冷静沈着を装っているが、長き間戦いに身を投じていたシャア・アズナブルの実情は、モビルスーツパイロットとしての「戦士」であるのも事実である。宿命のライバルであるアムロとの最後の対決では、以前の対面で'''「私はお前と違ってパイロットだけをやっている訳にはいかん!」'''と言っていながら'''「私は世直しなど考えてない」'''と矛盾した台詞を言い放っている事からも分かる通り、シャアは政治家を務めていながらも、その内側には純粋にモビルスーツのパイロットとしてアムロと互角に戦って勝ちたいうという思いも燻らせており、これに関しては戦士である事に最も生き甲斐を覚えていた彼にとって譲れない部分であった。つまり、アクシズ落としという所業は、自身の「理想」と「実利」を同時に叶える、シャア・アズナブルの人生の総決算でもあったのだった。
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とはいえ、宇宙世紀のガンダムワールドにおいて、シャアの行動が周りと世界を大きく振り回したのも事実で、シャアがガルマを殺してなければザビ家が崩壊せず、ジオンが負けてもスペースノイド達はまだマシな未来があったかもしれないし、ガルマがドズルの言う通りに覚醒していた可能性もあった。アクシズにおいてもハマーンに全責任を押し付けて逃げなければハマーンが大きく歪まず、スペースノイドを正しく導いていた可能性があった。ジオンの遺児というネームバリューがあるとはいえ、やった事に責任をもたない無責任な所が、世界事情を泥沼の惨劇に発展させた事は否定できない。
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とはいえ、宇宙世紀のガンダムワールドにおいて、シャアの行動が周りと世界を大きく振り回したのも事実で、シャアがガルマを殺してなければザビ家が崩壊せず、ジオンが負けてもスペースノイド達はまだマシな未来があったかもしれないし、ガルマがドズルの言う通りに覚醒していた可能性もあった。また、アクシズにおいてもハマーンに全責任を押し付けて逃げなければハマーンが大きく歪まず、スペースノイドを正しく導いていた可能性があった。更にグリプス戦役終結後にエゥーゴを見限ったりもしなければ、以降のエゥーゴ上層部の腐敗を抑え、後に連邦での地位を約束された後もスペースノイドの権利を認める方針へと軌道修正し、アースノイドとスペースノイドの間の隔たりを少しでも緩和出来た可能性もあったし、ジオンの残党達が過去の栄光を求めて無意味なテロ活動に走る事も抑えられたかもしれない。これらはあくまでも結果論に過ぎないのは確かであるが、それでもジオンの遺児というネームバリューを利用していたにも拘らずやった事に責任をもたなかった無責任な所が、かえって世界事情を泥沼の惨劇に発展させた事は否定できないだろう。
    
パイロット、政治家、そしてニュータイプ、それぞれの面で非常に高い能力と才能を発揮しているシャアであるが、彼を象徴する最大の特徴として挙げられるのが、「優れたニュータイプでありながら、'''感性そのものは[[オールドタイプ]]でしかなかった'''」という「本質」である。それを示すかのように、分かり合おうという姿勢を見せたことはあまりなく、本人なりに足掻いている様子を見せる事もあったが、個人的な確執やララァの一件から最期の最期まで抜け出すことが出来なかった。
 
パイロット、政治家、そしてニュータイプ、それぞれの面で非常に高い能力と才能を発揮しているシャアであるが、彼を象徴する最大の特徴として挙げられるのが、「優れたニュータイプでありながら、'''感性そのものは[[オールドタイプ]]でしかなかった'''」という「本質」である。それを示すかのように、分かり合おうという姿勢を見せたことはあまりなく、本人なりに足掻いている様子を見せる事もあったが、個人的な確執やララァの一件から最期の最期まで抜け出すことが出来なかった。
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幼少期にて唐突に両親を失った事で、家庭の愛情を殆ど知らずに育ち、残された唯一の肉親である[[セイラ・マス|アルテイシア]]の「兄」を務めねばならず、簡単に弱みを見せたり他者に頼る事が許されなかったある種の「孤独」な環境もあってか、シャアの心の内側には'''「他人に頼られるよりも、自分が他人に頼りたい」'''という、人ならば誰もが持ってもおかしくない心の弱さを抱えていたのだが、あまりに高すぎる能力と才能を持っている事から、周囲からはその本質を理解されなかったばかりか、[[カミーユ・ビダン|よき相棒と言える人物]]や、[[ハマーン・カーン|好意を]][[レコア・ロンド|寄せてくる]][[クェス・パラヤ|女性]]からもただ「父性」ばかりを求められていた結果、「自分は期待に応えなければならない」と言うある種の強迫観念に囚われ続ける事になってしまった感があり、その結果、女性に対して中途半端な態度しか取る事が出来ず、破局すると言う悪循環を招く要因となってもいる。<ref>実際には弱音を吐けた[[ガルマ・ザビ|親友]]や[[ララァ・スン|恋人]]もいたのだが、ガルマはザビ家への憎しみを捨てきれなかった結果自ら謀殺してしまい、ニュータイプの希望として見出したララァを戦場に出してしまったがためにアムロに殺害されるという、シャアの方にも原因がある形で早期に失ってしまった。</ref>そんなシャアの事をライバルのアムロにまで「器量の小さい」と詰られているが、[[ミライ・ヤシマ]]からは「純粋過ぎる人」と何処か哀れみもこめた評価がされており、「あらゆる優れた『能力』を持ちながらも、その『心』は一人の弱い人間でしかなかった」と言うのが、シャア・アズナブルという人物なのかもしれない。
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幼少期にて唐突に両親を失った事で、家庭の愛情を殆ど知らずに育ち、残された唯一の肉親である[[セイラ・マス|アルテイシア]]の「兄」を務めねばならず、簡単に弱みを見せたり他者に頼る事が許されなかったある種の「孤独」な環境もあってか、シャアの心の内側には'''「他人に頼られるよりも、自分が他人に頼りたい」'''という、人ならば誰もが持ってもおかしくない心の弱さを抱えていた。しかし、あまりに高すぎる能力と才能を持っている事から、周囲にはその本質を理解されなかったばかりか、[[カミーユ・ビダン|よき相棒と言える人物]]や、[[ハマーン・カーン|好意を]][[レコア・ロンド|寄せてくる]][[クェス・パラヤ|女性]]からもただ「父性」ばかりを求められていた結果、「自分は期待に応えなければならない」と言うある種の強迫観念に囚われ続ける事になってしまった感もあり、その結果、女性に対して中途半端な態度しか取る事が出来ず、破局すると言う悪循環を招く要因となってもいる。<ref>実際には弱音を吐けた[[ガルマ・ザビ|親友]]や[[ララァ・スン|恋人]]もいたのだが、ガルマはザビ家への憎しみを捨てきれなかった結果自ら謀殺してしまい、ニュータイプの希望として見出したララァを戦場に出してしまったが為にアムロに殺害されるという、シャアの方にも原因がある形で早期に失ってしまった。</ref>そんなシャアの事をライバルのアムロにまで「器量の小さい」と詰られているが、[[ミライ・ヤシマ]]からは「純粋過ぎる人」と何処か哀れみもこめた評価がされており、「あらゆる優れた『能力』を持ちながらも、その『心』は一人の弱い人間でしかなかった」と言うのが、シャア・アズナブルという人物なのかもしれない。
    
外伝も含めて女性との関係は非常に多いが、子孫は一切残していない。『ガイア・ギア』(SRW未参戦)では、遺伝子から造りだした[[クローン]]にメモリーチップを移植した「メモリー・クローン」という存在の主人公、'''アフランシ・シャア'''がいる。
 
外伝も含めて女性との関係は非常に多いが、子孫は一切残していない。『ガイア・ギア』(SRW未参戦)では、遺伝子から造りだした[[クローン]]にメモリーチップを移植した「メモリー・クローン」という存在の主人公、'''アフランシ・シャア'''がいる。
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:なお、リューネの章でエマ達が処刑されそうだったのは、人質を取られていた(クワトロ初登場時に「地上人を使って大丈夫か?」「手は打ってある」という会話がある)にも関わらず、クワトロがシュウの説得で寝返った為という説がある。
 
:なお、リューネの章でエマ達が処刑されそうだったのは、人質を取られていた(クワトロ初登場時に「地上人を使って大丈夫か?」「手は打ってある」という会話がある)にも関わらず、クワトロがシュウの説得で寝返った為という説がある。
 
;{{参戦作品 (人物)|第4次スーパーロボット大戦}}({{参戦作品 (人物)|第4次スーパーロボット大戦S|S}})
 
;{{参戦作品 (人物)|第4次スーパーロボット大戦}}({{参戦作品 (人物)|第4次スーパーロボット大戦S|S}})
:[[エゥーゴ]]に参加し、中盤で[[ロンド・ベル]]に合流。ロンド・ベルを抜けた事を異様に気にしており、リューネがSFC版では『[[スーパーロボット大戦EX|EX]]』でシュウに酷い目に遭わされたと言っている件から察するに『EX』でアムロ達と敵対した事に負い目を持っていたようである。
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:本作では終始クワトロとしてのみ登場。地球連邦を追われる形で[[エゥーゴ]]に参加し、中盤で[[ロンド・ベル]]に合流。ロンド・ベルを抜けた事を異様に気にしており、リューネがSFC版では『[[スーパーロボット大戦EX|EX]]』でシュウに酷い目に遭わされたと言っている件から察するに『EX』でアムロ達と敵対した事に負い目を持っていたようである。
 
:選択肢により、ブレックスが[[暗殺]]されて[[ダカール演説]]イベントが起こると政治の舞台に立つ為に仲間から外れる。ただし、ブレックスが生存していてもダカールのイベント後はほとんどインターミッションに出なくなる。余談だが、初登場時に[[神勝平]]から「おっちゃん」呼ばわりされる。
 
:選択肢により、ブレックスが[[暗殺]]されて[[ダカール演説]]イベントが起こると政治の舞台に立つ為に仲間から外れる。ただし、ブレックスが生存していてもダカールのイベント後はほとんどインターミッションに出なくなる。余談だが、初登場時に[[神勝平]]から「おっちゃん」呼ばわりされる。
 
:ちなみに、旧シリーズ(少なくとも『第4次』に続く時系列)においては「シャア・アズナブル=キャスバル・レム・ダイクン」である事は殆ど知られていなかった模様。<ref>ブレックスは知っていたようだが、本作ではクワトロが演説する際に「赤い彗星としてではなくジオン・ズム・ダイクンの子として演説する」と宣言した原作とは違い、まず自分の正体が「ジオン・ズム・ダイクンの実子キャスバル・レム・ダイクン」である事から説明しており、ベルトーチカとブライトがそれに驚愕している。なお、セイラも『第3次』で部隊を離脱した際にブライトに「シャアは自分の兄である」とは説明したが、自分の素性は一切説明していなかった。</ref>
 
:ちなみに、旧シリーズ(少なくとも『第4次』に続く時系列)においては「シャア・アズナブル=キャスバル・レム・ダイクン」である事は殆ど知られていなかった模様。<ref>ブレックスは知っていたようだが、本作ではクワトロが演説する際に「赤い彗星としてではなくジオン・ズム・ダイクンの子として演説する」と宣言した原作とは違い、まず自分の正体が「ジオン・ズム・ダイクンの実子キャスバル・レム・ダイクン」である事から説明しており、ベルトーチカとブライトがそれに驚愕している。なお、セイラも『第3次』で部隊を離脱した際にブライトに「シャアは自分の兄である」とは説明したが、自分の素性は一切説明していなかった。</ref>
 
:基本的にはアムロ達と同等の能力を持っているが、'''射撃だけは異様に高い'''。アムロ達の射撃が大体115前後で推移している中、'''130もある'''(ちなみにこの値はボスキャラとして調整されているのであろうハマーンよりも僅かに高い)。
 
:基本的にはアムロ達と同等の能力を持っているが、'''射撃だけは異様に高い'''。アムロ達の射撃が大体115前後で推移している中、'''130もある'''(ちなみにこの値はボスキャラとして調整されているのであろうハマーンよりも僅かに高い)。
:なお、[[キャラクター事典]]では「'''何処の誰だか知らないけど、誰もがみんな知っている'''」とまで言われている。エンディングの後日談では姿を眩ませており、『逆襲のシャア』を想起させるが、完結作なのでその後の彼の動向は不明。
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:なお、[[キャラクター事典]]では「'''何処の誰だか知らないけど、誰もがみんな知っている'''」とまで言われている。またケイブンシャの攻略本の裏表紙では'''地球連邦に反旗を翻した新たな敵クワトロ大尉'''と紹介されていた。
:リメイクの『S』ではシリーズで初めて声が入った。
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:エンディングの後日談では姿を眩ませており、『逆襲のシャア』を想起させるが、完結作なのでその後の彼の動向は不明。
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:;{{参戦作品 (人物)|第4次スーパーロボット大戦S}}
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::シリーズで初めて声が入った。しかしSFC版同様[[アナベル・ガトー|ガトー]]と同時には仲間にできないため、喋る味方を全て自軍に揃えることはできない。
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F}}
 
:最終話に登場し、仲間になる。ハマーンへの説得イベントがある。能力はアムロ、カミーユと並んで、[[射撃]]、[[命中]]、[[回避]]、[[反応]]と全てが非常に高い。また、MS乗りにしては[[格闘 (能力)|格闘]]が高く、[[技量]]においては自軍屈指の高さ。
 
:最終話に登場し、仲間になる。ハマーンへの説得イベントがある。能力はアムロ、カミーユと並んで、[[射撃]]、[[命中]]、[[回避]]、[[反応]]と全てが非常に高い。また、MS乗りにしては[[格闘 (能力)|格闘]]が高く、[[技量]]においては自軍屈指の高さ。
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:『COMPACT2』と同様の立ち位置。通常ルートのエンディングでは「逆襲」への布石となる微妙にギスギスした会話をアムロと繰り広げ、[[ロンド・ベル]]から除隊する。
 
:『COMPACT2』と同様の立ち位置。通常ルートのエンディングでは「逆襲」への布石となる微妙にギスギスした会話をアムロと繰り広げ、[[ロンド・ベル]]から除隊する。
 
:隠しシナリオに進む場合、最終的にラスボスになるが、使用しないのはもったいない程の強さを持っている。特に2部では序盤から主力となるのでもどかしい。
 
:隠しシナリオに進む場合、最終的にラスボスになるが、使用しないのはもったいない程の強さを持っている。特に2部では序盤から主力となるのでもどかしい。
:彼を倒せばゲームクリアだが、そっちのけで[[ナナイ・ミゲル|ナナイ]]、もしくは一定数別の敵を倒すと「これでは虐殺と変わらない」と'''敵大将がこちらを非難してきて、それに首脳陣が共感してしまいゲームオーバー'''という、前代未聞の敗北条件がある。[[周回プレイ]]の際に使うという手もあるが同シナリオは高額ユニットが少なく、稼ぎという点では通常最終話などに効率は劣る。台詞は新録で、アムロ・カミーユ・ジュドーとの対決台詞が追加され、こちらは『第2次α』でも使用されている。
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:彼を倒せばゲームクリアだが、そっちのけで[[ナナイ・ミゲル|ナナイ]]、もしくは一定数別の敵を倒すと「これでは虐殺と変わらない」の弁と共に、'''今まさに虐殺を繰り広げんと目論んでいる敵大将がこちらを非難してきて、それに首脳陣が共感してしまいゲームオーバー'''という、前代未聞の敗北条件がある。[[周回プレイ]]の際に使うという手もあるが同シナリオは高額ユニットが少なく、稼ぎという点では通常最終話などに効率は劣る。台詞は新録で、アムロ・カミーユ・ジュドーとの対決台詞が追加され、こちらは『第2次α』でも使用されている。
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦COMPACT3}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦COMPACT3}}
 
:クワトロとして登場。第1話から加入するが、例によって例の如く、本作においても使われない。特にクワトロの扱いは近年稀に見る酷さで、[[百式]]が強化されないのは勿論、[[サザビー]]も入手出来ない為、[[乗り換え]]無しで使っていくのは愛があっても厳しい。
 
:クワトロとして登場。第1話から加入するが、例によって例の如く、本作においても使われない。特にクワトロの扱いは近年稀に見る酷さで、[[百式]]が強化されないのは勿論、[[サザビー]]も入手出来ない為、[[乗り換え]]無しで使っていくのは愛があっても厳しい。
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:『第3次Z』と違い、主要な敵との戦闘前会話は用意されていない。
 
:『第3次Z』と違い、主要な敵との戦闘前会話は用意されていない。
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦T}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦T}}
:原作通り、グリプス戦役後MIAとなっていたが、グレミー軍壊滅直後に『逆シャア』版ネオ・ジオンを率いて武装蜂起する。今回は隕石落としを一切行わない代わりに、久々に異星人勢力([[UND]])と手を組むという『[[新]]』を彷彿とさせる立ち回りを演じるが、その真意は人類を団結するために敢えて悪役を演じていただけであり[[T3]]と人類への希望を失ってはおらず(ナナイやライルを初めとするレウルーラのクルー達も、自身の協力者であった)、もし自分がT3に勝利した場合には自分達がUNDと戦うつもりであった(『新』におけるシャアの「人類を守るために地球を異星人に全面降伏させようとする地球人」の役回りは[[エイム・プレズバンド|別の人物]]が担っている)。第47話「鋼鉄の7人」では七人目のMSパイロットとして自軍に正式参戦し、その際の乗機は通常は[[サザビー]]だが条件を満たせば[[ナイチンゲール]]に乗ったままで合流する。ハマーンとの和解はDLCシナリオで描かれている。EDでは野に下り、ハマーン達と共に何処へと旅立っていった。
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:原作通り、グリプス戦役後MIAとなっていたが、グレミー軍壊滅直後に『逆シャア』版ネオ・ジオンを率いて武装蜂起する。今回は隕石落としを一切行わない代わりに、久々に異星人勢力([[UND]])と手を組むという『[[新]]』を彷彿とさせる立ち回りを演じるが、その真意は人類を団結するために敢えて悪役を演じていただけであり[[T3]]と人類への希望を失ってはおらず(ナナイやライルを初めとするレウルーラのクルー達も、自身の協力者であった)、もし自分がT3に勝利した場合には自分達がUNDと戦うつもりであった(『新』におけるシャアの「人類を守るために地球を異星人に全面降伏させようとする地球人」の役回りは[[エイム・プレズバンド|別の人物]]が担っている)。
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:第47話「鋼鉄の7人」では七人目のMSパイロットとして自軍に正式参戦。その際の乗機は通常は[[サザビー]]だが条件を満たせば[[ナイチンゲール]]に乗ったままで合流する。ハマーンとの和解はDLCシナリオで描かれている。EDでは野に下り、ハマーン達と共に何処へと旅立っていった。
 
:その後はハマーンと共に何処かで[[黎明戦争]]を経て緩やかに変わりゆく世界を見守っていたが、[[DLC|エキスパンション・シナリオ]]にて謎の脅威の襲来に再び起ち上がり、第1話にて[[ロンド・ベル]]を援護し、そのまま参戦する。
 
:その後はハマーンと共に何処かで[[黎明戦争]]を経て緩やかに変わりゆく世界を見守っていたが、[[DLC|エキスパンション・シナリオ]]にて謎の脅威の襲来に再び起ち上がり、第1話にて[[ロンド・ベル]]を援護し、そのまま参戦する。
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:クワトロとして登場。ゲーム開始時には原作通りの流れで1年ほど行方不明になっていたのだが、中盤で[[重慶|重慶基地]]の守備隊長として登場し、[[フルアーマー百式改]]と共に部隊に合流。
 
:クワトロとして登場。ゲーム開始時には原作通りの流れで1年ほど行方不明になっていたのだが、中盤で[[重慶|重慶基地]]の守備隊長として登場し、[[フルアーマー百式改]]と共に部隊に合流。
 
:アムロからは逆襲を行うべきか迷いを抱いている事を見抜かれているが、アムロ以外にはその事をおくびに出さなかった。また、人類への希望を捨てたわけでもないため、カミーユには「この戦いが終わったら自分の進む道を見定める」と約束し、それまでの間、「クワトロ・バジーナ」として戦いに身を置いた。
 
:アムロからは逆襲を行うべきか迷いを抱いている事を見抜かれているが、アムロ以外にはその事をおくびに出さなかった。また、人類への希望を捨てたわけでもないため、カミーユには「この戦いが終わったら自分の進む道を見定める」と約束し、それまでの間、「クワトロ・バジーナ」として戦いに身を置いた。
:そしてエンディングでは約束どおりに[[キャスバル・レム・ダイクン]]として政治の道へと進み、アムロやブライトからは早速その政治家としての采配を期待されていた。
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:そしてエンディングでは約束どおりにキャスバル・レム・ダイクンとして政治の道へと進み、アムロやブライトからは早速その政治家としての采配を期待されていた。
 
:結論として、確かに逆襲への迷いは持っていたものの、敵にジオンがいない事もあって「人をより良く導くために戦いを終わらせる」事に関しては全く迷いを見せずに戦い続けている(そのため、迷いを見抜いたアムロも特に危機感を抱いておらず、釘をさす事すらせずに全幅の信頼を寄せている)という、迷いに迷った挙句ようやく自部隊に参加した『[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]』のクワトロとはある意味対照的とも言える。
 
:結論として、確かに逆襲への迷いは持っていたものの、敵にジオンがいない事もあって「人をより良く導くために戦いを終わらせる」事に関しては全く迷いを見せずに戦い続けている(そのため、迷いを見抜いたアムロも特に危機感を抱いておらず、釘をさす事すらせずに全幅の信頼を寄せている)という、迷いに迷った挙句ようやく自部隊に参加した『[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]』のクワトロとはある意味対照的とも言える。
 
:発売前に「'''時々裏切るグラサンかけた人は裏切りません'''」と宣伝されたのは有名。またアムロと共にマイヨとの絡みが多いのも印象的。
 
:発売前に「'''時々裏切るグラサンかけた人は裏切りません'''」と宣伝されたのは有名。またアムロと共にマイヨとの絡みが多いのも印象的。
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:2018年4月のイベント「時代を継ぐ者」の報酬として『逆シャア』設定のボイス付きパイロットパーツが登場。
 
:2018年4月のイベント「時代を継ぐ者」の報酬として『逆シャア』設定のボイス付きパイロットパーツが登場。
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦DD}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦DD}}
:『逆襲のシャア』設定。序章ワールド3から登場するエネミーユニット。
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:『逆襲のシャア』設定。序章ワールド3から登場するエネミーユニット。第1章における最後の敵となる。
 
:1章Part13にて逆襲し、アクシズを落とす。アムロに敗北した後は原作通り脱出ポッドを握られるが、サイコフレームの共振後は行方不明となっている。
 
:1章Part13にて逆襲し、アクシズを落とす。アムロに敗北した後は原作通り脱出ポッドを握られるが、サイコフレームの共振後は行方不明となっている。
    
=== 関連作品 ===
 
=== 関連作品 ===
;[[ヒーロー戦記]]
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;[[ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス]]
 
:ジオン公国のエースパイロット。ジオンがネオ・アクシズに滅ぼされた後は密かにエゥーゴ共和国へ逃れ、ある目的のために『ザビ家の埋蔵金』を探していた。仲間と合流するために大金が必要になったアムロを誘い、[[ジュドー・アーシタ|ジュドー]]と共に宝探しを手伝わせる。
 
:ジオン公国のエースパイロット。ジオンがネオ・アクシズに滅ぼされた後は密かにエゥーゴ共和国へ逃れ、ある目的のために『ザビ家の埋蔵金』を探していた。仲間と合流するために大金が必要になったアムロを誘い、[[ジュドー・アーシタ|ジュドー]]と共に宝探しを手伝わせる。
 
:ザビ家への敵対心を伺わせる発言をしているが、ガルマの死には関わっていないようである。また、ララァが登場しない事や、基本的に敵対しない事からアムロとの確執も存在せず、彼の相談に乗る事もある。
 
:ザビ家への敵対心を伺わせる発言をしているが、ガルマの死には関わっていないようである。また、ララァが登場しない事や、基本的に敵対しない事からアムロとの確執も存在せず、彼の相談に乗る事もある。
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:安彦良和氏の漫画『THE ORIGIN』では「不遇の境遇に追いやられた母の死」が強い行動原理となっており、ダイクンを「家族を顧みず母を苦しめた」と憎んでいる。ただしダイクンが提唱した思想の一部は、シャアが持つ政治思想を形成する一因ともなった。
 
:安彦良和氏の漫画『THE ORIGIN』では「不遇の境遇に追いやられた母の死」が強い行動原理となっており、ダイクンを「家族を顧みず母を苦しめた」と憎んでいる。ただしダイクンが提唱した思想の一部は、シャアが持つ政治思想を形成する一因ともなった。
 
;アストライア・トア・ダイクン
 
;アストライア・トア・ダイクン
:母親。物語開始前に死去。アニメ版では『1st』から『逆襲のシャア』にかけて、シャア自ら存在を語った事は無い。
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:母親。しかし、父親の正式な妻ではなく愛人である。物語開始前に死去。アニメ版では『1st』から『逆襲のシャア』にかけて、シャア自ら存在を語った事は無い。
 
:漫画『THE ORIGIN』では、彼女の非業の死によってザビ家への復讐に駆り立てられていく。
 
:漫画『THE ORIGIN』では、彼女の非業の死によってザビ家への復讐に駆り立てられていく。
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:一説ではララァを殺された恨みもあるが自身の人生の選択に挫折を感じていたため、何度も自身に立ち塞がったアムロに過ちを正してくれる父性を求めていたのではないかと言われている。
 
:一説ではララァを殺された恨みもあるが自身の人生の選択に挫折を感じていたため、何度も自身に立ち塞がったアムロに過ちを正してくれる父性を求めていたのではないかと言われている。
 
:SRWシリーズでは原作以上に互いを認め合う好敵手関係がより強調されており、全く毛色の異なる作品のキャラ達と共演するためか、やり取りがかなり親密な仲間のように見える場合も少なくない。作品によっては原作では成し遂げられなかった真の和解を果たす等原作以上の良好な関係を築いている。
 
:SRWシリーズでは原作以上に互いを認め合う好敵手関係がより強調されており、全く毛色の異なる作品のキャラ達と共演するためか、やり取りがかなり親密な仲間のように見える場合も少なくない。作品によっては原作では成し遂げられなかった真の和解を果たす等原作以上の良好な関係を築いている。
;[[ブライト・ノア]]
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:『D』では彼とブライトを監禁してアクシズ落としをするが、諸事情でご破算になって協力を要請し、彼と決着を付けたかったことを認めつつ、不本意に共闘する展開になっている。
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;[[ブライト・ノア]]
 
:[[一年戦争]]では何度も対峙し、[[グリプス戦役]]では戦友同士である。その後の[[第2次ネオ・ジオン抗争]]では再び対峙する事に。彼の実力を高く評価しており、お互いを認め合う関係である。
 
:[[一年戦争]]では何度も対峙し、[[グリプス戦役]]では戦友同士である。その後の[[第2次ネオ・ジオン抗争]]では再び対峙する事に。彼の実力を高く評価しており、お互いを認め合う関係である。
 
;[[スレッガー・ロウ]]
 
;[[スレッガー・ロウ]]
622行目: 626行目:  
;[[カミーユ・ビダン]]
 
;[[カミーユ・ビダン]]
 
:弟子のような存在。彼に期待と怒りを受けつつ、次世代の[[ニュータイプ]]として将来を期待する。彼の精神崩壊が『逆襲のシャア』における人類への絶望の引き金になってしまった。
 
:弟子のような存在。彼に期待と怒りを受けつつ、次世代の[[ニュータイプ]]として将来を期待する。彼の精神崩壊が『逆襲のシャア』における人類への絶望の引き金になってしまった。
:原作では逆シャア以降のシャアと出会う事は無かったが、SRWシリーズでは殆どの作品で逆シャア設定のシャアの思想を完全に否定し、味方同士である『D』においても最初は強く否定した。ちなみに一年戦争時代のシャアについては、ザビ家に単身立ち向かったことに「馬鹿な人です」と(本人の前で)評されている。
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:原作では逆シャア時点のシャアと出会う事は無かったが、SRWシリーズでは殆どの作品でその思想を完全に否定される。『D』においては諸事情で回復後の彼に協力を要請し、「みんなあんたを信じて死んだのに、地球潰しだなんてそんなバカな話はない」などと憤りを露わにされる。ちなみに一年戦争時代のシャアについては、ザビ家に単身立ち向かったことに「馬鹿な人です」と(本人の前で)評されている。
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|時獄篇]]』終盤でZ-BLUEと合流した後、彼からも大佐と呼ばれるようになった。
   
:『V』では精神崩壊した後も[[ウォン・リー|ウォン]]を通じて治療の経過を確認するなど強く気にかけていたが、一方で自身が地球潰しの道を選んだことについては「カミーユに顔向けできない」と罪悪感を抱いており、生きて再会することはなかった。このため本作でも「シャア」の思想は否定しているものの、「クワトロ」としての彼に対しては変わらず敬意を抱いている。
 
:『V』では精神崩壊した後も[[ウォン・リー|ウォン]]を通じて治療の経過を確認するなど強く気にかけていたが、一方で自身が地球潰しの道を選んだことについては「カミーユに顔向けできない」と罪悪感を抱いており、生きて再会することはなかった。このため本作でも「シャア」の思想は否定しているものの、「クワトロ」としての彼に対しては変わらず敬意を抱いている。
 
:『X』では、彼の中に人類のあるべき姿を夢見ていたが、彼の精神が破壊された事に絶望し、人類の変革を望んだという経緯が語られる。アル・ワースでは一度は自身の希望であった彼を殺すことで迷いを振り切ろうとしたが、後に和解し再び共闘する事になる。
 
:『X』では、彼の中に人類のあるべき姿を夢見ていたが、彼の精神が破壊された事に絶望し、人類の変革を望んだという経緯が語られる。アル・ワースでは一度は自身の希望であった彼を殺すことで迷いを振り切ろうとしたが、後に和解し再び共闘する事になる。
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;[[フェーダー・ゾーン]]
 
;[[フェーダー・ゾーン]]
:声がアムロと同じ。『T』ではシナリオ上では直接絡まないが、「海の藻屑にしてやろう」と挑発的な特殊台詞を口走る。当然シャア本人も、彼を前述のドゥガチ同様に『私怨にかられた輩』と断じている。
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:声がアムロと同じ。『T』ではシナリオ上では直接絡まないが、「宇宙の藻屑としてやろう」と挑発的な特殊台詞を口走る。当然シャア本人も、彼を前述のドゥガチ同様に『私怨にかられた輩』と断じている。
    
===[[バンプレストオリジナル]]===
 
===[[バンプレストオリジナル]]===
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==名台詞==
 
==名台詞==
 
===[[機動戦士ガンダム]]===
 
===[[機動戦士ガンダム]]===
 
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==== TV版 ====
 
;「私もよくよく運のない男だな。作戦が終わっての帰り道であんな獲物に出会うなどとは」
 
;「私もよくよく運のない男だな。作戦が終わっての帰り道であんな獲物に出会うなどとは」
 
:第1話でのシャアの記念すべき最初の台詞。
 
:第1話でのシャアの記念すべき最初の台詞。
:別の作戦が終了して帰還中に[[サイド7]]に入港する[[ホワイトベース]]を発見したため、武器・弾薬全て底を付いた状態で[[偵察]]任務をしなくてはならなくなった。
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:別の作戦が終了して帰還中に[[サイド7]]に入港する[[ホワイトベース]]を発見したため、[[地球連邦軍]]の[[V作戦]]に気づき、武器・弾薬全て底を付いた状態で[[偵察]]任務をしなくてはならなくなった。
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:後に偵察に出した部下から軍事施設発見の知らせに、敵が[[モビルスーツ]]の開発に成功したと確信。「運がない」と呟きつつも、この遭遇を喜んでいるかのご様子で、帰投中でも素早く行動に移し、初登場からデキる指揮官ぶりを印象づけた。
 
;「認めたくないものだな、自分自身の、若さ故の過ちというものを…」
 
;「認めたくないものだな、自分自身の、若さ故の過ちというものを…」
 
:部下が先走って、結果的に二人のパイロットと2機の[[ザク]]を失った時の言葉。ただ自分のミスを悔やむのにこんな大仰な台詞を使うことで、このキャラクター及び作品自体のカラーを如実に表現している。
 
:部下が先走って、結果的に二人のパイロットと2機の[[ザク]]を失った時の言葉。ただ自分のミスを悔やむのにこんな大仰な台詞を使うことで、このキャラクター及び作品自体のカラーを如実に表現している。
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====劇場版====
 
====劇場版====
   
;「MS同士の格闘戦を初めてやったんだぞ!」
 
;「MS同士の格闘戦を初めてやったんだぞ!」
 
:補給部隊の[[ガデム]]から「[[赤い彗星]]が[[補給]]を欲しがるとはな、ドジを踏んだのか?」とからかわれて、かなり不満げに返している。
 
:補給部隊の[[ガデム]]から「[[赤い彗星]]が[[補給]]を欲しがるとはな、ドジを踏んだのか?」とからかわれて、かなり不満げに返している。
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====小説版====
 
====小説版====
   
;「ルロイ!!」<br />「ガンダムは気付いてくれたのだぞ!!」
 
;「ルロイ!!」<br />「ガンダムは気付いてくれたのだぞ!!」
 
:[[小説|小説版]]より。ギリアム機がガンダムを撃墜した際の絶叫。危機が迫っている事をアムロが伝えてくれたために難を逃れ、部下に向けて叫ぶも時既に遅く、[[ガンダム|「連邦の白いヤツ」]]は[[宇宙]]に消える…。
 
:[[小説|小説版]]より。ギリアム機がガンダムを撃墜した際の絶叫。危機が迫っている事をアムロが伝えてくれたために難を逃れ、部下に向けて叫ぶも時既に遅く、[[ガンダム|「連邦の白いヤツ」]]は[[宇宙]]に消える…。
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====THE ORIGIN版====
 
====THE ORIGIN版====
   
;「これで歴史が変わる」「私に跪け、神よ!」
 
;「これで歴史が変わる」「私に跪け、神よ!」
 
:『機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦』より。アニメ版と同様の大仰な物言いそのままに、コクピットのリミッターを解除し通常の3倍もの速度でシャア専用ザクを駆る。
 
:『機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦』より。アニメ版と同様の大仰な物言いそのままに、コクピットのリミッターを解除し通常の3倍もの速度でシャア専用ザクを駆る。
 
:この[[ルウム戦役]]で戦艦5隻を轟沈させる大活躍を見せ、連邦軍から”赤い彗星”と恐れられたシャア・アズナブルの誕生シーンとして描かれる。
 
:この[[ルウム戦役]]で戦艦5隻を轟沈させる大活躍を見せ、連邦軍から”赤い彗星”と恐れられたシャア・アズナブルの誕生シーンとして描かれる。
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:ちなみに元の漫画版ではリュウによると「戦艦五隻撃沈は誇張で、本当は三隻はサラミスだった」とされているが、OVA版では戦艦五隻撃沈は真実として描写されている。
    
===[[機動戦士Ζガンダム]]===
 
===[[機動戦士Ζガンダム]]===
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:ちなみに劇場版ではこれらのやりとりが無いので殴られない。
 
:ちなみに劇場版ではこれらのやりとりが無いので殴られない。
 
:『[[スーパーロボット大戦α|α]]』では、[[DVE]]で収録されている。
 
:『[[スーパーロボット大戦α|α]]』では、[[DVE]]で収録されている。
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;「カミーユ!百式の肩に乗れ!」<br>「全パワーを解放!」
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:高高度のシャトルを追撃しようとする[[アッシマー]]との戦闘中に、百式を踏み台やブースター代わりにする事でMk-IIを上空へと送り出して。作中で明確に行った[[合体攻撃|連携]]であり、どことなくスーパー系な台詞でもある。
 
;「''何をする気だ、アムロ。…アムロだと!?''」
 
;「''何をする気だ、アムロ。…アムロだと!?''」
 
;アムロ「下がってろ、シャア!」
 
;アムロ「下がってろ、シャア!」
:第14話にて、クワトロ達とそれを猛追する[[アッシマー]]の間に一機の輸送機が割り込んできたときに思わず発したセリフ。
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:第14話にて、クワトロ達とそれを猛追するアッシマーの間に一機の輸送機が割り込んできたときに思わず発したセリフ。
 
:一見なんという事はないセリフだが、'''この発言の時点ではお互いにそれぞれの機体のパイロットを知らない'''。無意識の内に因縁の相手の存在を感じ取り、思わぬ名前が口から出た事にクワトロ自身も驚愕する。
 
:一見なんという事はないセリフだが、'''この発言の時点ではお互いにそれぞれの機体のパイロットを知らない'''。無意識の内に因縁の相手の存在を感じ取り、思わぬ名前が口から出た事にクワトロ自身も驚愕する。
 
:そして14話のサブタイトルは「'''アムロ再び'''」。この後アムロと実際に顔を合わせたクワトロは思わず手を震わせるが、テレビの前の前作視聴者の身体も同じように打ち震えた事だろう。
 
:そして14話のサブタイトルは「'''アムロ再び'''」。この後アムロと実際に顔を合わせたクワトロは思わず手を震わせるが、テレビの前の前作視聴者の身体も同じように打ち震えた事だろう。
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:劇場版では「[[核ミサイル]]を持ち出してきた事」に対する台詞だが、[[小説|小説版]]では「シャアの読みを外して本命の複数の核ミサイルを温存した事」に対する台詞。
 
:劇場版では「[[核ミサイル]]を持ち出してきた事」に対する台詞だが、[[小説|小説版]]では「シャアの読みを外して本命の複数の核ミサイルを温存した事」に対する台詞。
 
:『[[スーパーロボット大戦64|64]]』では3回に分けて発射された核ミサイルをすべて防いだ直後のガンドール砲での砲撃に驚いての台詞となっている。
 
:『[[スーパーロボット大戦64|64]]』では3回に分けて発射された核ミサイルをすべて防いだ直後のガンドール砲での砲撃に驚いての台詞となっている。
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;「ララァが死んだ時のあの苦しみ、存分に思い出せ!」
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:アムロとの最終決戦時。[[ララァ・スン|ララァ]]の死を未だに引きずっていることが伺え、アムロはそんな彼を'''「情けない奴!」'''と罵倒するだけだった。
 
;「私は…世直しなど考えていない!!」
 
;「私は…世直しなど考えていない!!」
 
:アクシズ坑道内でのアムロの「世直しの事、知らないんだな…!」から始まる批判に関して、かなり感情的になりながらの反論。
 
:アクシズ坑道内でのアムロの「世直しの事、知らないんだな…!」から始まる批判に関して、かなり感情的になりながらの反論。
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=== その他 ===
 
=== その他 ===
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;「いくら希望を見出しても、地球の重力に魂を引かれた人間のエゴに押しつぶされ、結局はこんな悲しみだけが繰り返されていく……''ならば!''」
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:[[プレイステーション]][[コンピュータゲーム|ゲーム]]版『機動戦士Ζガンダム』のシャアシナリオのEDにおける台詞(Gジェネレーションシリーズでも使われている)。カミーユの精神崩壊を感知したクワトロは、[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア|遂に地球潰しを決意する……]]。
 
;「アムロの声が遠くなっていく…どこかで赤ん坊が泣いている…この光があれば迷いはしまい…道は続いている」
 
;「アムロの声が遠くなっていく…どこかで赤ん坊が泣いている…この光があれば迷いはしまい…道は続いている」
 
;「私は行くよ、アルテイシア。静かだ…時が…見える…」
 
;「私は行くよ、アルテイシア。静かだ…時が…見える…」
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