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1,522 バイト追加 、 2022年2月23日 (水) 07:28
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{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
| 外国語表記 = [[外国語表記::Sherrice Adjani]]
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| 外国語表記 = [[外国語表記::Sherrice Adjani]]<ref>[http://www.s-cry-ed.net/character/06.html CHARACTER]、スクライド オルタレイション、2022年2月23日閲覧。</ref>
 
| 登場作品 = {{登場作品 (人物)|スクライド}}
 
| 登場作品 = {{登場作品 (人物)|スクライド}}
 
| 声優 = {{声優|倉田雅世}}
 
| 声優 = {{声優|倉田雅世}}
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対アルター能力者特殊部隊ホーリーに所属する元ネイティブアルターの少女。情報関連のエキスパートで部隊指揮も担当する。
 
対アルター能力者特殊部隊ホーリーに所属する元ネイティブアルターの少女。情報関連のエキスパートで部隊指揮も担当する。
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かつてはロストグラウンドでチームを率いていたが、他チームとの抗争で危機に陥っていたところを[[劉鳳]]に助けられてホーリーに入隊した経歴を持つ。以来、劉鳳を献身的にサポートしており想いを寄せている。気さくで人付き合いも良く、劉鳳を巡るライバルである水守に対しても気軽に接しているが、鋭く牽制をかけたりと抜け目のない[[性格]]をしている。
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かつてはロストグラウンドでチームを率いていたが、他チームとの抗争で危機に陥っていたところ<ref>漫画版においては、こういった背景もあってか'''非処女'''ということが明らかになっている。</ref>を[[劉鳳]]に助けられてホーリーに入隊した経歴を持つ。以来、劉鳳を献身的にサポートしており想いを寄せている。気さくで人付き合いも良く、劉鳳を巡るライバルである水守に対しても気軽に接しているが、鋭く牽制をかけたりと抜け目のない[[性格]]をしている。
    
後述の理由でアルター能力を戦闘で使用する事は少ないが、体術だけでも複数人相手に立ち回れる実力を持っている。
 
後述の理由でアルター能力を戦闘で使用する事は少ないが、体術だけでも複数人相手に立ち回れる実力を持っている。
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第23話で、「向こう側の世界」に渡ってアルター結晶体の力を手にした無常矜侍が、支配下に置いた結晶体を刺客として劉鳳に差し向け、大苦戦を強いられた劉鳳は、奮戦虚しく遂に落命。そこへ駆け付けたシェリスが、自動防御システムの攻撃を受けながらも横たわる劉鳳の亡骸の元に辿り着き、愛する彼を死なせまいと遂に「'''真のエターナル・デボーテ'''」を発動。薄れゆく意識の中、シェリスは静かに微笑みながら、劉鳳にキスをし胸に秘めていた想いを[[告白シーン|告白する]]…。
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しかし、力の代償によってシェリスは消滅。蘇生し意識を取り戻した劉鳳の視界にシェリスの存在はなく、彼女の衣類と愛用の髪飾りだけが遺され、ようやく事態を理解しながらも感情を表す事が出来なかったが、カズマの叱咤により遂に堰を切ったかのように劉鳳は子供のように慟哭した。まるで、母・桂華が死んだ六年前から押し殺してきた涙を全部流し切るかのように……。
    
=== エターナル・デボーテ ===
 
=== エターナル・デボーテ ===
 
シェリスのアルター能力。他者のアルターを強化するサポート系の能力で、巨大な天使のようなアルターを構成して他者を癒すことも可能なことから自立稼働型に分類される。
 
シェリスのアルター能力。他者のアルターを強化するサポート系の能力で、巨大な天使のようなアルターを構成して他者を癒すことも可能なことから自立稼働型に分類される。
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また、敵のアルターを瞬間的に増幅して許容量以上のパワーを与えることで逆にダメージを与えることも可能。しかし、使用すると大幅に体力を消耗してしまい、使いすぎれば命の危険すらあるため使うことは少ない。
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また、敵のアルターを瞬間的に増幅して許容量以上のパワーを与えることで逆にダメージを与えることも可能<ref>分かりやすく言えば、人間が食事を食べ過ぎて、お腹がパンパンになり腹痛に襲われた時のようなものである。</ref>。しかし、使用すると大幅に体力を消耗してしまい、使いすぎれば命の危険すらあるため使うことは少ない。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
:初登場作品。2019年9月のイベント「我道」の期間限定参戦。SSRサポートユニット。
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:初登場作品。2019年9月のイベント「我道」期間限定参戦。SSRサポートユニット。
    
== ステータス ==
 
== ステータス ==
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== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
;[[劉鳳]]
 
;[[劉鳳]]
:命の恩人であり、全てを捧げて想いを寄せる相手。漫画版では名実ともに彼にとってのヒロインとなる。
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:命の恩人であり、全てを捧げて想いを寄せる相手。
;桐生水守
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;[[桐生水守]]
:劉鳳を巡るライバル。「HOLDの出資者であり、ロストグラウンドの最高顧問でもある桐生忠範の令嬢」としての彼女には立場と礼節を弁えて真摯に接するが、「劉鳳の幼馴染」としての彼女には敵愾心を剥き出しにして牽制するなど目の敵にしている。
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:劉鳳を巡るライバル。立場と礼節を弁えて真摯に接するが、「劉鳳の幼馴染」としての彼女には敵愾心を剥き出しにして牽制するなど目の敵にしている。
 
;瓜核
 
;瓜核
:同僚で割と仲が良く、シェリスの恋路を応援している理解者。漫画版では人間関係が様変わりし、敵意を現した彼に衣服を切り裂かれ裸を露出させられるという下劣な仕打ちを受ける羽目に。
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:同僚で割と仲が良く、シェリスの恋路を応援している理解者。
 
;[[ストレイト・クーガー]]
 
;[[ストレイト・クーガー]]
:同僚。劉鳳と水守を巡る恋の鞘当てで意気投合することもあるが、クーガーの方はシェリスの報われぬ片想いを見守っている節があった。
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:同僚。劉鳳と水守を巡る恋の鞘当てで意気投合することもあるが、クーガーの方はシェリスの報われぬ片想いを見守っている節があった。お互いに「'''報われぬ愛にすべてを捧げた'''」という共通点がある。
 
;来夏月爽
 
;来夏月爽
 
:同僚だが相性はすこぶる悪く、お互いに毛嫌いしており犬猿の仲。
 
:同僚だが相性はすこぶる悪く、お互いに毛嫌いしており犬猿の仲。
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;報告係
 
;報告係
 
:第1話冒頭で、ホールド長官が強盗団に拉致された現場である廃墟跡で、捜査のため彼からの報告を眠そうにしながら受ける。アルター使いを恐れており、怖がられるが当のシェリスは慣れっこで、彼で遊んでる様子であったが、彼の口から長官を救出した「'''素手のアルター使い'''」の事を知り、興味を抱く。
 
:第1話冒頭で、ホールド長官が強盗団に拉致された現場である廃墟跡で、捜査のため彼からの報告を眠そうにしながら受ける。アルター使いを恐れており、怖がられるが当のシェリスは慣れっこで、彼で遊んでる様子であったが、彼の口から長官を救出した「'''素手のアルター使い'''」の事を知り、興味を抱く。
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==名台詞==
 
==名台詞==
 
;「ですからぁ~、そういう時は会話をはぐらかして、相手をヤキモキさせるんですよ♪」<br />婦警「そういうものかしら?」<br />「こう見えても経験豊富なんですよぉ?」
 
;「ですからぁ~、そういう時は会話をはぐらかして、相手をヤキモキさせるんですよ♪」<br />婦警「そういうものかしら?」<br />「こう見えても経験豊富なんですよぉ?」
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:同話。息絶えた劉鳳に向けてアルター能力を解き放つ。美しき翼と共に放たれる『永遠の献身』という意味を持つアルター『エターナル・デボーテ』。
 
:同話。息絶えた劉鳳に向けてアルター能力を解き放つ。美しき翼と共に放たれる『永遠の献身』という意味を持つアルター『エターナル・デボーテ』。
 
;「劉鳳……私はあなたを…愛して、います……」
 
;「劉鳳……私はあなたを…愛して、います……」
:神々しいエターナル・デボーテの光に包まれながら劉鳳に口づける。そして…。
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:神々しいエターナル・デボーテの光に包まれながら劉鳳に口づける。そして自身をアルター化して劉鳳を蘇生し、シェリス・アジャーニはこの世から消え去った…。
 
<!-- == スパロボシリーズの名台詞 == -->
 
<!-- == スパロボシリーズの名台詞 == -->
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*'''アニメ版と漫画版で迎える結末が大きく異なるキャラクターの一人。'''ただし、他の登場人物と比べても設定や性格に変更はほとんどなく、[[劉鳳]]へ一途な愛を捧げる芯は共通している。
 
*'''アニメ版と漫画版で迎える結末が大きく異なるキャラクターの一人。'''ただし、他の登場人物と比べても設定や性格に変更はほとんどなく、[[劉鳳]]へ一途な愛を捧げる芯は共通している。
 
*漫画版におけるエターナル・デボーテの使用シーンは[[合体|成人向け]]な描写になっていた。これに関しては脚本家の黒田洋介いわく「週刊少年チャンピオンの表現限界に挑んだ」とのこと。
 
*漫画版におけるエターナル・デボーテの使用シーンは[[合体|成人向け]]な描写になっていた。これに関しては脚本家の黒田洋介いわく「週刊少年チャンピオンの表現限界に挑んだ」とのこと。
*シェリスは声を演じられた倉田雅世氏の転機となった役。当初はよくあるヒロインと認識していたがある場面で劉鳳から受けた言葉で大変なショックを受け、情念をぶつけ合う男子の中で、女はどうあるべきなのかを考えるほどに思い悩んだという。最終的には『'''男女はただの性別であり、一番大事なことは他にある'''』という結論を出した。女に見向きもしない男の戦いにも大いなる理解を示し、後半から最終話に至る倉田氏の演技は監督の思惑を遥かに上回ることとなり、制作陣やファンを魅了するに至った(シェリスは女性キャラでもかなりの人気を持つが、それには倉田氏のスクライドに対する姿勢が大きく後押しをしている)。ただし監督は「男の物語なのにどいつもこいつもシェリスシェリス……」と恨み節だった。
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*シェリスは声を演じられた倉田雅世氏の転機となった役。当初はよくあるヒロインと認識していたがある場面で劉鳳から受けた言葉で大変なショックを受け、情念をぶつけ合う男子の中で、女はどうあるべきなのかを考えるほどに思い悩んだという。最終的には『'''男女はただの性別であり、一番大事なことは他にある'''』という結論を出した。女に見向きもしない男の戦いにも大いなる理解を示し、後半から最終話に至る倉田氏の演技は監督の思惑を遥かに上回ることとなり、漢ならぬ'''漢女の生き様を示した。'''その様は制作陣やファンを魅了するに至った(シェリスは女性キャラでもかなりの人気を持つが、それには倉田氏のスクライドに対する姿勢が大きく後押しをしている)が、監督は「男の物語なのにどいつもこいつもシェリスシェリス……」と恨み節だった。
 
*シェリスを演じた倉田雅世氏によれば、映画『スクライド オルタレイション QUAN』のBlu-ray & DVD発売記念トークショーにて、テレビ版が放送されていた10年前の当時を振り返り、アフレコ現場で監督の谷口悟朗氏や音響監督の故・浦上靖夫氏から「'''(劉鳳への)愛が足りない!'''」<ref>要約すると「'''シェリスの劉鳳に対する愛情を、もっと上手に表現して欲しい!'''」という意味である。</ref>と、いつもダメ出しを受けていたという。
 
*シェリスを演じた倉田雅世氏によれば、映画『スクライド オルタレイション QUAN』のBlu-ray & DVD発売記念トークショーにて、テレビ版が放送されていた10年前の当時を振り返り、アフレコ現場で監督の谷口悟朗氏や音響監督の故・浦上靖夫氏から「'''(劉鳳への)愛が足りない!'''」<ref>要約すると「'''シェリスの劉鳳に対する愛情を、もっと上手に表現して欲しい!'''」という意味である。</ref>と、いつもダメ出しを受けていたという。
 
**これに対し、倉田氏は内心で『'''こんなに劉鳳の事が好きなのに…'''』と漏らしつつも落ち込んだが、劉鳳を演じた[[声優:緑川光|緑川光]]氏には想いは届いていたようで、緑川氏だけはいつも「'''シェリスはいいね'''」と倉田氏を誉めており、それが心の支えとなって倉田氏も緑川氏に「'''なんてジェントルマンなんだろう'''」とときめきを感じ、役と一体化していったという。これらの事から、劇場版における倉田氏のシェリスの芝居を、[[ストレイト・クーガー]]役の[[声優:津久井教生|津久井教生]]氏は「'''(テレビ版の頃に比べると)シェリスの切なさが増した感じがする'''」と評した。
 
**これに対し、倉田氏は内心で『'''こんなに劉鳳の事が好きなのに…'''』と漏らしつつも落ち込んだが、劉鳳を演じた[[声優:緑川光|緑川光]]氏には想いは届いていたようで、緑川氏だけはいつも「'''シェリスはいいね'''」と倉田氏を誉めており、それが心の支えとなって倉田氏も緑川氏に「'''なんてジェントルマンなんだろう'''」とときめきを感じ、役と一体化していったという。これらの事から、劇場版における倉田氏のシェリスの芝居を、[[ストレイト・クーガー]]役の[[声優:津久井教生|津久井教生]]氏は「'''(テレビ版の頃に比べると)シェリスの切なさが増した感じがする'''」と評した。