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{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
 
| タイトル = プロフィール
 
| タイトル = プロフィール
| 種族 = 地球人
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| 所属 = {{所属 (人物)|クロスボーン・バンガード}}(F91)<br />{{所属 (人物)|宇宙海賊クロスボーン・バンガード}} {{所属 (人物)|木星帝国}}(クロスボーン)
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'''ザビーネ・シャル'''は『[[機動戦士ガンダムF91]]』および『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]』の登場人物。
 
'''ザビーネ・シャル'''は『[[機動戦士ガンダムF91]]』および『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]』の登場人物。
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エリート選抜[[モビルスーツ]]部隊「黒の戦隊(ブラック・バンガード)」を率いるまでに成り上がった彼を偏見の目で見るものも少なくないが、パイロットとしての実力でのし上がったことも描写されている。
 
エリート選抜[[モビルスーツ]]部隊「黒の戦隊(ブラック・バンガード)」を率いるまでに成り上がった彼を偏見の目で見るものも少なくないが、パイロットとしての実力でのし上がったことも描写されている。
   −
彼の掲げる貴族主義は「強き者が支配する」と考えており、マイッツアー・ロナの掲げる「優れた人種によって支配する」とは異なっており、ザビーネはロナ家の皇女[[セシリー・フェアチャイルド|ベラ・ロナ]](セシリー)が相応しいと考えていたようだ。また、戦闘に対しては正々堂々とした戦いをするが、相手の命を奪う手段は問わず、彼を慕った[[アンナマリー・ブルージュ]]の心の弱みをさらけ出して殺している(彼曰く「感情を制御できない人類はゴミと教えたはずだがな」)。
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彼の掲げる貴族主義は「強き者が支配する」と考えており、マイッツアー・ロナの掲げる「優れた人種によって支配する」とは異なっており、ザビーネはロナ家の姫[[セシリー・フェアチャイルド|ベラ・ロナ]](セシリー)が相応しいと考えていたようだ。また、戦闘に対しては正々堂々とした戦いをするが、相手の命を奪う手段は問わず、彼を慕った[[アンナマリー・ブルージュ]]の心の弱みをさらけ出して殺している(彼曰く「感情を制御できない人類はゴミと教えたはずだがな」)。
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その後、ベラ・ロナが離反し、さらに[[カロッゾ・ロナ]]の[[バグ (メカ)|バグ]]による無作為な殺戮を許せなかった彼は、本作ラストシーンから暫くした後にクロスボーン・バンガードを離反した(それまでの間に何度もシーブックと戦闘していた模様)。
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その後、ベラ・ロナが離反し、さらに[[カロッゾ・ロナ]]の[[バグ (メカ)|バグ]]による無作為な殺戮に幻滅した彼は、本作ラストシーンから暫くした後にクロスボーン・バンガードを離反した(それまでの間に何度もシーブックと戦闘していた模様)。
    
なお、意外な事に映画本編では一度もシーブックと戦闘していない(漫画版では黒の部隊共々シーブックと交戦している)。
 
なお、意外な事に映画本編では一度もシーブックと戦闘していない(漫画版では黒の部隊共々シーブックと交戦している)。
    
=== [[機動戦士クロスボーン・ガンダム]] ===
 
=== [[機動戦士クロスボーン・ガンダム]] ===
10年後の『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]』では[[ベラ・ロナ]]率いる新生[[クロスボーン・バンガード]]に参加していた。しかし、相手を殺さないやり方に不満を持っており、ベラが貴族主義を復活させるつもりがないことを知りつつも[[木星帝国]]打倒のために従っていた。
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10年後の『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]』では[[ベラ・ロナ]]率いる新生[[クロスボーン・バンガード]]に参加していた。しかし、相手を殺さないやり方に不満を持っており、ベラが貴族主義を復活させるつもりがないことを知りつつも貴族主義を復活させる絶好のアピールとなり得る[[木星帝国]]打倒のために従っていた。
    
だが、衛星[[イオ]]での戦闘において木星帝国の規律が貴族主義に似通っていることに気づき、それこそが貴族主義に相応しいと考えて木星帝国に寝返る。細かい点は自らが修正していけばいいと高を括っていたザビーネだが、当然木星帝国も裏切り者である彼を簡単に信用するはずがなく、極度の拷問を受け続けた結果、その精神は破綻し、ベラを奪った[[キンケドゥ・ナウ]]への憎しみを爆発させた狂人になり果ててしまった。
 
だが、衛星[[イオ]]での戦闘において木星帝国の規律が貴族主義に似通っていることに気づき、それこそが貴族主義に相応しいと考えて木星帝国に寝返る。細かい点は自らが修正していけばいいと高を括っていたザビーネだが、当然木星帝国も裏切り者である彼を簡単に信用するはずがなく、極度の拷問を受け続けた結果、その精神は破綻し、ベラを奪った[[キンケドゥ・ナウ]]への憎しみを爆発させた狂人になり果ててしまった。
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『クロスボーン・ガンダム』設定で参戦した場合は最後は原作同様破滅の末路を迎え、『F91』設定のみの参戦の場合は続編に繋がらない結末を迎えることもある。
 
『クロスボーン・ガンダム』設定で参戦した場合は最後は原作同様破滅の末路を迎え、『F91』設定のみの参戦の場合は続編に繋がらない結末を迎えることもある。
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前述のように、無作為な殺戮には嫌悪感を示したりと決して人間的に悪い部分だけを持つ人物ではない。現時点では『クロスボーン・ガンダム』設定での参戦作品では破滅が確定していることから、スパロボ補正による救済を望むファンも決して少なくない。
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前述のように、元々は真っ当な武人キャラであり無作為な殺戮には嫌悪感を示したりと決して人間的に悪い部分だけを持つ人物ではない。現時点では『クロスボーン・ガンダム』設定での参戦作品では破滅が確定していることから、スパロボ補正による救済を望むファンも決して少なくない。
    
=== 旧シリーズ ===
 
=== 旧シリーズ ===
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:[[ニュータイプ]]技能を所持しているが、成長が非常に遅く、最後の出番の際もレベル2止まりなので実質無いも同然。
 
:[[ニュータイプ]]技能を所持しているが、成長が非常に遅く、最後の出番の際もレベル2止まりなので実質無いも同然。
 
:;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α for Dreamcast}}
 
:;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α for Dreamcast}}
::基本ステータスが[[アムロ・レイ|アムロ]]に匹敵するほど高くなっている。搭乗機のHPは低いのでさっさと落としておきたい相手。
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::基本ステータスが[[アムロ・レイ|アムロ]]に匹敵するほど高くなっている。搭乗機の[[HP]]は低いのでさっさと落としておきたい相手。
 
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;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦α}}
 
;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦α}}
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:中盤辺りに再登場するも、あれだけ嫌悪感を示していた[[ラフレシア]]や[[バグ (ガンダムシリーズ)|バグ]]を使って[[スペースコロニー|コロニー]]住民を虐殺しようとする等、原作以上に狂った様子を見せつけ、徐々に別人と言える程までに狂った彼は、原作でゴミと言われたアンナマリーにも、見事にそのまま言い返された。狂った後でも最終決戦直前までは味方時と同じデータとボイスが使われているが、最終決戦では完全に別データに差し替えられ、特に戦闘ボイスの狂った演技は必見。
 
:中盤辺りに再登場するも、あれだけ嫌悪感を示していた[[ラフレシア]]や[[バグ (ガンダムシリーズ)|バグ]]を使って[[スペースコロニー|コロニー]]住民を虐殺しようとする等、原作以上に狂った様子を見せつけ、徐々に別人と言える程までに狂った彼は、原作でゴミと言われたアンナマリーにも、見事にそのまま言い返された。狂った後でも最終決戦直前までは味方時と同じデータとボイスが使われているが、最終決戦では完全に別データに差し替えられ、特に戦闘ボイスの狂った演技は必見。
 
:ハマーン休戦ルートにおける木星帝国との最終決戦では、彼を残したままクリアすると[[マザー・バンガード]]とのイベント戦闘で撃墜される。
 
:ハマーン休戦ルートにおける木星帝国との最終決戦では、彼を残したままクリアすると[[マザー・バンガード]]とのイベント戦闘で撃墜される。
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:[[キャラクター事典]]では彼の人格の豹変について「ある種の洗脳を受けたのでは」という解釈が記述されている。
    
=== COMPACTシリーズ ===
 
=== COMPACTシリーズ ===
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=== [[能力|能力値]] ===
 
=== [[能力|能力値]] ===
 
;[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]
:[[格闘]]以外は[[シーブック・アノー|キンケドゥ]]を上回り、特に[[防御]]は30以上差がある。
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:[[格闘 (能力)|格闘]]以外は[[シーブック・アノー|キンケドゥ]]を上回り、特に[[防御#防御(パイロット能力)|防御]]は30以上差がある。
:リアル系主人公に限り、序盤のみ自軍に参加。本人の高い能力とニュータイプ技能と合わせて中々頼もしいが直ぐに裏切ってしまうので、[[てかげん]]で削り役をやらせるのが良いか。敵対しても最終決戦直前までは自軍パイロットと同じデータが使われ続ける珍しいキャラ。なお、この仕様のため、味方時に能力値を強化してしまうと'''敵として出てくるときもその強化が適用されてしまう'''。
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:[[リアル系]][[主人公]]に限り、序盤のみ自軍に参加。本人の高い能力と[[ニュータイプ]]技能と合わせて中々頼もしいが直ぐに裏切ってしまうので、[[てかげん]]で削り役をやらせるのが良いか。敵対しても最終決戦直前までは自軍[[パイロット]]同じデータが使われ続ける珍しいキャラ。なお、この仕様のため、味方時に能力値を強化してしまうと'''敵として出てくるときもその強化が適用されてしまう'''。
:最終決戦時では顔グラこそ同じものだが、中身は完全に別データ扱いで戦闘ボイスも狂人染みたものに変更。成長タイプも標準型に変更され最終的な能力は低下。もはやパイロットとしてもゴミ以下に成り下がってしまったのか。
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:最終決戦時では顔グラこそ同じだが、中身は完全に別データ扱いで戦闘ボイスも狂人染みたものに変更。[[ギリ・ガデューカ・アスピス|ギリ]]から受けた拷問や発狂の弊害からか、成長タイプも標準型に変更され最終的な能力が低下し弱体化している。
 
;[[スーパーロボット大戦V|V]]
 
;[[スーパーロボット大戦V|V]]
 
:『第2次α』とは違い、今度は防御以外はキンケドゥに負ける。成長タイプも格闘の伸びが悪い「射撃系・回避」なので、この差が埋まることは無い。
 
:『第2次α』とは違い、今度は防御以外はキンケドゥに負ける。成長タイプも格闘の伸びが悪い「射撃系・回避」なので、この差が埋まることは無い。
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; [[スーパーロボット大戦α|α]]
 
; [[スーパーロボット大戦α|α]]
 
: '''[[ひらめき]]、[[気合]]、[[てかげん]]、[[熱血]]、[[友情]]、[[魂]]'''
 
: '''[[ひらめき]]、[[気合]]、[[てかげん]]、[[熱血]]、[[友情]]、[[魂]]'''
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:何故か友情持ち。あえて言えば、原作での[[カロッゾ・ロナ|カロッゾ]]死亡後におけるシーブックとの関係からだろうか。
 
;[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]])
 
;[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]])
 
:'''[[熱血]]、[[集中]]、[[加速]]、[[ひらめき]]、[[激励]]、[[根性]]'''
 
:'''[[熱血]]、[[集中]]、[[加速]]、[[ひらめき]]、[[激励]]、[[根性]]'''
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;[[スーパーロボット大戦V|V]]
 
;[[スーパーロボット大戦V|V]]
 
:'''[[不屈]]、[[先見]]、[[必中]]、[[気合]]、[[魂]]、[[覚醒]]'''
 
:'''[[不屈]]、[[先見]]、[[必中]]、[[気合]]、[[魂]]、[[覚醒]]'''
:最後まで貴族主義を諦めない不屈と、'''説明不要の覚醒'''はいいのだが、原作のザビーネは(『クロスボーン』では)先見に失敗しまくっているのだが…。
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:最後まで貴族主義を諦めない不屈や説明不要の覚醒はともかく、原作のザビーネは(『クロスボーン』では)'''読みを外しまくっている'''ので先見には首を傾げてしまうプレイヤーも居た事だろう。
 
;[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]
 
;[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]
 
:'''[[覚醒]]、[[直感]]、[[熱血]]'''
 
:'''[[覚醒]]、[[直感]]、[[熱血]]'''
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;[[第3次スーパーロボット大戦|第3次(PS版)]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦|第3次(PS版)]]
 
:'''[[ニュータイプ]]L1、[[シールド防御]]L5、[[切り払い]]L5'''
 
:'''[[ニュータイプ]]L1、[[シールド防御]]L5、[[切り払い]]L5'''
:α・アジールに乗る事を想定したのだろうが、ニュータイプL1止まりなのが悲しい。
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:[[α・アジール]]に乗る事を想定したのだろうが、ニュータイプL1止まりなのが悲しい。
 
;[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]])
 
;[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]])
 
:'''[[シールド防御]]L7、[[切り払い]]L7'''
 
:'''[[シールド防御]]L7、[[切り払い]]L7'''
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;[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]
 
:'''[[ニュータイプ]]L8、[[切り払い]]L5、[[シールド防御]]L4、[[援護攻撃]]L2、[[気力+ (ダメージ)]]、[[ガード]]'''
 
:'''[[ニュータイプ]]L8、[[切り払い]]L5、[[シールド防御]]L4、[[援護攻撃]]L2、[[気力+ (ダメージ)]]、[[ガード]]'''
:どの技能も優秀。敵対時でも高Lvのニュータイプ技能、切り払い、シールド防御、ガードが脅威。スポット参戦のハマーンのキュベレイに唯一対抗できそうな感じだが、HPや底力の関係で結局負けてしまう。裏切りキャラにしては珍しく味方時でも敵対時でも常時同じ技能。原作の知識がない人でも、この技能の多さを見たら離脱しそうなキャラだと想像できるだろう。しかも、技能は一切上書きできない。仮に上書きできたら、彼が出てくるほとんどのシナリオの難易度が低下してしまう。
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:どの技能も優秀。敵対時でも高Lvのニュータイプ技能、切り払い、シールド防御、ガードが脅威。[[スポット参戦]]で猛威を振るう[[ハマーン・カーン|ハマーン]]の[[キュベレイ]]に唯一対抗できそうな構成だが、[[HP]]や[[底力]]の関係で結局は競り負けてしまう。裏切りキャラにしては珍しく味方時でも敵対時でも常時同じ技能。味方でありながらこの技能の多さに加え、敵対時における弱体化防止の為に'''技能が一切上書きできない'''様にされている事から、原作の知識がない人でも途中離脱が予想できる事だろう。
 
; [[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]
 
; [[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]
 
: '''[[闘争心]]、[[防御]]L7'''
 
: '''[[闘争心]]、[[防御]]L7'''
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;クリティカル率+10%、回避率+10%
 
;クリティカル率+10%、回避率+10%
 
:『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』で採用。
 
:『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』で採用。
:地味なように見えて意外と脅威。X2改の能力の高さもあり、普通にプレイしては並みのパイロットでは対抗できない。こちらに攻撃をガンガン当ててきて、クリティカルも与えてくる。
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:地味なように見えて意外と脅威。[[クロスボーン・ガンダムX2改|X2改]]の能力の高さもあり、普通にプレイしては並みのパイロットでは対抗できない。こちらに攻撃をガンガン当ててきて、クリティカルも与えてくる。
    
=== [[エースボーナス]] ===
 
=== [[エースボーナス]] ===
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:鉄仮面を討ったことから『F91』ではあえて見逃したが、『クロスボーン』では公私に渡る[[ライバル]]にして障害となる。
 
:鉄仮面を討ったことから『F91』ではあえて見逃したが、『クロスボーン』では公私に渡る[[ライバル]]にして障害となる。
 
;[[アンナマリー・ブルージュ]]
 
;[[アンナマリー・ブルージュ]]
:使い捨て程度の部下。[[αシリーズ]]では原作とは違い落命しなかったため、『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』にて意外な形で相まみえることになる。
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:使い捨て程度の部下。そのため彼女は連邦に投降するという行動に及ぶが、ザビーネ自身も後になってセシリーに構ってもらえず木星帝国に投降することになる。[[αシリーズ]]では原作とは違い落命しなかったため、『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』にて意外な形で相まみえることになる。
 
;[[カロッゾ・ロナ]]
 
;[[カロッゾ・ロナ]]
:上官ではあるが、その思想とやり方には否定的。
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:上官ではあるが、その思想とやり方には否定的。ただしカロッゾとは、前の女を捨てて次の女に乗り換えた結果、次の女に捨てられたという意外な共通点がある。
 
;[[ジレ・クリューガー]]
 
;[[ジレ・クリューガー]]
 
:そんなカロッゾに従い、バグによる虐殺を実行しながらシラを切ろうとした彼を射殺する。『第2次α』のハマーン共闘ルートではあろうことか彼と結託して[[ドレル・ロナ|ドレル]]を追い落としている。
 
:そんなカロッゾに従い、バグによる虐殺を実行しながらシラを切ろうとした彼を射殺する。『第2次α』のハマーン共闘ルートではあろうことか彼と結託して[[ドレル・ロナ|ドレル]]を追い落としている。
 +
;シェルフ・シェフィールド
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:漫画『シルエットフォーミュラ』(SRW未参戦)の登場人物。MSテスト運用部隊ダーク・タイガー隊の指揮官。ザビーネの竹馬の友、もしくは盟友と言われてるが詳細は語られていない。正直、想像し難いのだが…。『[[スーパーロボット大戦α|α]]』で持っている「友情」は彼とのものなのだろうか。
    
== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
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:『[[スーパーロボット大戦COMPACT2|COMPACT2]]』『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』で彼の「[[アプサラス計画|アプサラス・プロジェクト]]」に力添えし[[アプサラスIII]]を完成に導くが、ザビーネ本人は不本意だった様子。また、[[ガンドール]]隊に敗れた瀕死の彼を収容している。
 
:『[[スーパーロボット大戦COMPACT2|COMPACT2]]』『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』で彼の「[[アプサラス計画|アプサラス・プロジェクト]]」に力添えし[[アプサラスIII]]を完成に導くが、ザビーネ本人は不本意だった様子。また、[[ガンドール]]隊に敗れた瀕死の彼を収容している。
 
;[[パプテマス・シロッコ]]
 
;[[パプテマス・シロッコ]]
:直接の関係はないが、『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』では女性が世界を支配すべきだというシロッコの思想に影響を受けていた。
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:直接の関係はないが、『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』では後述の通り「女性が世界を支配すべきだ」というシロッコの思想に影響を受けていた。
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:確かに「女性による統治」という点ではザビーネとシロッコの思想は共通しているが、ザビーネは「強い者によって支配される傍ら支配する者は民の為なら身を盾にして戦うべき」という'''曲がりなりにも支配者としての器や責任'''に関する矜持があり、結果的にコスモ貴族主義の中でそれを持ち合わせているのがベラという女性であったという点からベラを推していたのに対し、シロッコが目指していたものは「従順な女性を立てて、自分は黒幕として立てた女性を意の向くままに操って間接的に支配する」「強い女性でも懐柔させられないなら排除すべき」というもので両者の思想には根本的な部分に相違がある為、ザビーネは'''シロッコの本質を正しく理解していなかったばかりか、都合良く捉えていただけの可能性が高い。'''
 
;[[イリア・パゾム]]
 
;[[イリア・パゾム]]
 
:『[[スーパーロボット大戦α|α]]』中盤の宇宙ルートでは、彼女がクロスボーン・バンガードの監視目的でフロンティアIVへと現れた事に加え、部隊が鉄仮面からの特命で行動している事も看破されてしまい、内心でイリアを煩わしく感じていた。
 
:『[[スーパーロボット大戦α|α]]』中盤の宇宙ルートでは、彼女がクロスボーン・バンガードの監視目的でフロンティアIVへと現れた事に加え、部隊が鉄仮面からの特命で行動している事も看破されてしまい、内心でイリアを煩わしく感じていた。
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:アンナは「恋敵」を優先してザビーネと対峙したわけであるが、微妙な部分(貴族主義などのモラル)では食い違いがある。『クロスボーン・ガンダム』での彼の末路を考えると、実に皮肉な台詞とも取れる。
 
:アンナは「恋敵」を優先してザビーネと対峙したわけであるが、微妙な部分(貴族主義などのモラル)では食い違いがある。『クロスボーン・ガンダム』での彼の末路を考えると、実に皮肉な台詞とも取れる。
 
;「老人がベラ・ロナなどにこだわるから、これだ…!」
 
;「老人がベラ・ロナなどにこだわるから、これだ…!」
:相当腹立たしかったのだろうが、そういう自分も後にはベラに拘るようになってしまう。
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:相当腹立たしかったのだろうが、そういう自分も後にはベラに拘るようになってしまう。もっともコスモ・バビロニアの貴族主義の信奉者はロナ家の女である事を理由にベラを推していたのに対し、ザビーネはベラの姿勢こそが貴族主義の指導者に相応しいという理由で拘るようになった<ref>後述の通りベラの本心は兎も角、その論拠は正しく分析出来ていた。</ref>という違いはある。
 
;「しかし、鉄仮面の直属でなければ思うように働けないというのでは話が違う!」<br />「ラフレシアの件…私も知らなければマイッツァーも知らないことだった…!」
 
;「しかし、鉄仮面の直属でなければ思うように働けないというのでは話が違う!」<br />「ラフレシアの件…私も知らなければマイッツァーも知らないことだった…!」
 
:ザムス・ガルのブリッジの外へと呼び出したジレを射殺して。
 
:ザムス・ガルのブリッジの外へと呼び出したジレを射殺して。
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=== [[機動戦士クロスボーン・ガンダム]] ===
 
=== [[機動戦士クロスボーン・ガンダム]] ===
;「――きみの疑問ももっともだ」<br />「木星帝国討つべしというベラ様の考えには賛同するし、命もかけるつもりだ――だが、あまりいい戦法を取っているとは思っていないのだよ」<br />「相手の命に気をくばって味方が命を落とす危険もある。帰したパイロットが再び敵対することもあろう」<br />「もし本当に早く戦いを終わらせる気なら、より速く確実に敵は撃つべきなのだ! ためらわずにね!」
+
;「――きみの疑問ももっともだ」<br />「木星帝国討つべしというベラ様の考えには賛同するし 命もかけるつもりだ――だが あまりよい戦法をとっているとは思っていないのだよ」<br />「相手の命に気をくばって味方が命を落とす危険もある 帰したパイロットが再び敵対することもあろう」<br />「もし本当に早く戦いを終わらせる気なら より速く確実に敵は撃つべきなのだ! ためらわずにね!」
:自軍に不殺を心がけるベラのやり方に疑問を抱いてたトビアに対して。この時、トビアはそれを口に出していなかったため、その考えを読み取ったザビーネに困惑していた。なぜザビーネがトビアの考えを読めたのかは謎である。あるいは彼にもニュータイプの片鱗があったのだろうか…?
+
:第4話より、自軍に不殺を心がけるベラのやり方に疑問を抱いてたトビアに対して。この時、トビアはそれを口に出していなかったため、その考えを読み取ったザビーネに困惑していた。なぜザビーネがトビアの考えを読めたのかは謎である。あるいは彼にもニュータイプの片鱗があったのだろうか…?
;「フフフフフ…いいぞ…いいっ!」<br />「ベラ様にその気があろうがなかろうが!これで“クロスボーン”を!貴族主義を名乗る者が!木星帝国を倒した事実に違いない!」<br />「それは必ずや今一度貴族主義者の人心を集めるかっこうのきっかけになる!」
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;「フフフフフ…いいぞ…いいっ!」<br />「ベラ様にその気があろうがなかろうが! これで“クロスボーン”を! 貴族主義を名のる者が! 木星帝国を倒した事実に違いはない!」<br />「それは必ずや今一度貴族主義者の人心を集めるかっこうのきっかけになる!」
:イオでの決戦中における心中の台詞。この時点でザビーネにとっては木星帝国打倒は貴族主義を復活させるための踏み石に過ぎず、木星帝国に寝返る素振りは一切見せていない。
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:第8話より、イオでの決戦中における心中の台詞。この時点でザビーネにとっては木星帝国打倒は貴族主義を復活させるための踏み石に過ぎず、木星帝国に寝返る素振りは一切見せていない。
;「それにね、…フフフ、見たでしょう? 木星兵は目的の為に命をなげ出す。上からの命令には絶対に逆らわない!きびしい上下関係。彼らの社会の方がはるかに貴族主義の目指したそれに近いのです」<br />「小さな違いは…フフフ、入り込んでから少しずつ、内側から変えていってやればよいのですよ!」<br />「今まで彼らの目の上のタンコブだった戦力がそっくり味方になり、しかも行方不明だった総統の娘まで帰ってくるのだ!ことわる理由は何もないでしょう!?」
+
;「それにね…フフフ 見たでしょう? 木星兵は目的のためには命をなげ出す 上からの命令には絶対に逆らわない! きびしい上下関係 彼らの社会の方がはるかに貴族主義の目指したそれに近いのです」<br />「小さな違いは…フフフ 入り込んでから少しずつ 内側から変えていってやればよいのですよ!」<br />「今まで彼らの目の上のタンコブだった戦力がそっくり味方になり しかも行方不明だった総統の娘まで帰ってくるのだ! ことわる理由は何もないでしょう!?」
:叛乱を起こした際の台詞。ベラも指摘しているのだが<ref>ベラはこの発言を受けた際に'''「そんな都合のいい…」'''と呆れ気味の反応をしていた。</ref>「内側から変えて行ってやればいい」だの「断る理由は何もない」だの、明らかに自分の都合のいいように考えすぎである(今まで敵だった戦力がそっくり味方になるなど、普通は怪しくて仕方ないと思うが…)。上記のイオ戦での台詞といい、どうもザビーネは皮算用が過ぎる一面があるようである。そして木星帝国への投降後にはギリに真っ当な嫌味を言われてしまう事に。
+
:第10話より、叛乱を起こした際の台詞。厳しい関係はまだしも中盤以降はベラも指摘しているように<ref>ベラはこの発言を受けた際に'''「そんな…あなたの都合のいいようにばかり…」'''と呆れ気味の反応をしていた。</ref>「内側から変えて行ってやればいい」だの「断る理由は何もない」だの、明らかに自分の都合のいいように考えすぎである(今まで敵だった戦力がそっくり味方になるなど、普通は怪しくて仕方ないと思うが…)。上記のイオ戦での台詞といい、どうもザビーネは皮算用が過ぎる一面があるようである。そして木星帝国への投降後にはギリに真っ当な嫌味を言われてしまう事に。
 
:なお、この後の精神が破綻した姿のインパクトが凄いが、上記の心中を語るモノローグやこの木星帝国と貴族主義の類似性を述べる場面でも'''それまでは見られなかったような歪んだ笑みを浮かべている'''。狂気へと至る兆候は既にあったのかもしれない。
 
:なお、この後の精神が破綻した姿のインパクトが凄いが、上記の心中を語るモノローグやこの木星帝国と貴族主義の類似性を述べる場面でも'''それまでは見られなかったような歪んだ笑みを浮かべている'''。狂気へと至る兆候は既にあったのかもしれない。
;「あなたはご自分で気づいておられないようだが、多くの人々のために自分の身を盾にして戦う…その行為こそまさに貴族的なのですよ」
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;「あなたは御自分で気づいておられないようだが 多くの人々の為に自分の身を盾にして戦うその行為こそまさに貴族的なのですよ!」
:貴族主義を捨てたと主張するベラへ向けた一言。一応貴族のあるべき姿の認識こそブレていない。
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:第11話より、貴族主義を捨てたと主張するベラへ向けた一言。一応貴族のあるべき姿の認識こそブレていない。
 
:F91及びクロスボーンにおいて語られた貴族主義だが、'''貴族主義信奉者の中でベラが貴族主義の指導者に向いている存在である事を的確に指摘出来たのはザビーネだけであった'''事を示す台詞であり、一応ザビーネも人を見る目はあった事を示している。ただし同時に'''「最も貴族主義の指導者に向いていた人間が貴族主義に否定的だった」'''という事実が発覚したシーンでもあるのだが、ザビーネはその事を最後まで肯定出来なかった。
 
:F91及びクロスボーンにおいて語られた貴族主義だが、'''貴族主義信奉者の中でベラが貴族主義の指導者に向いている存在である事を的確に指摘出来たのはザビーネだけであった'''事を示す台詞であり、一応ザビーネも人を見る目はあった事を示している。ただし同時に'''「最も貴族主義の指導者に向いていた人間が貴族主義に否定的だった」'''という事実が発覚したシーンでもあるのだが、ザビーネはその事を最後まで肯定出来なかった。
;「だが…負けてはならんぞ! キンケドゥ!」<br />「きさまとの決着はいずれ私の手でかならずつける!」
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;「だが…負けてはならんぞ! キンケドゥ!」<br />「きさまとの決着はいずれ 私の手でかならずつけるっ!」
:叛乱直後の戦闘で死の旋風隊と戦うキンケドゥに対して。この時点ではキンケドゥに対しても「決着を付けなければならない好敵手」としての態度を貫いており、これがザビーネがまともな言動を見せた最後の姿だった。
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:第12話より、叛乱直後の戦闘で死の旋風隊と戦うキンケドゥに対して。この時点ではキンケドゥに対しても「決着を付けなければならない好敵手」としての態度を貫いており、これがザビーネがまともな言動を見せた最後の姿だった。
;「ク、クク、そういう約束なのだよ」<br />「きさまだけは私の獲物だとね!」<br />「そうだ…私だっ!逃がしはしないよ……キンケドゥゥゥ!」<br />「ゆくぞ! ククククク、クックッ」
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;「ク ククク そういう約束なのだよ」<br />「きさまだけは私の獲物だとね!」<br />「そうだ…私だっ! 逃がしはしないよ……キンケドゥ」<br />「ゆくぞ! ククククク クックッ」
:地球近辺の戦いで再びキンケドゥの前に姿を現した際の台詞。過度な拷問で精神が破綻しかけているとはいえ、キンケドゥへの憎しみがにじみ出ており、「感情を処理できないゴミ」となりつつあるのが伺える。
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:第18話より、地球近辺の戦いで再びキンケドゥの前に姿を現した際の台詞。過度な拷問で精神が破綻しかけているとはいえ、キンケドゥへの憎しみがにじみ出ており、「感情を処理できないゴミ」となりつつあるのが伺える。
:この時にすでに損失していたX1の両腕の[[ビームシールド]]を自らのX2も外し、対等の状態で自分が勝つことを望む。彼なりのパイロットとしての良心は残っていたが…
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:この時にすでに損失していたX1の両腕の[[ビームシールド]]を自らのX2も外し、対等の状態で自分が勝つことを望む。彼なりのパイロットとしての良心は残っていたが…。
;「どうした、キンケドゥ? 押されているぞ」<br />「シミュレーションは7対3で私の方が勝っていたぞ!」
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;「どうした? キンケドゥ? 押されているぞ」<br />「シミュレーションは7対3で私の方が勝っていたぞ」
:実際のパイロットとしての経験はザビーネが上であり、キンケドゥは苦戦を強いられている。また、対峙時のキンケドゥはハリソンや死の旋風隊との連戦であり、X1もF91部隊との戦闘でカメラアイが損傷するなどザビーネが有利な状況であったとも言える。ザビーネの方はこの時点で高笑いしながら戦うようになっており、既に精神が崩壊しつつあるのが伺える。
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:第19話より。実際のパイロットとしての経験はザビーネが上であり、キンケドゥは苦戦を強いられている。また、対峙時のキンケドゥはハリソンや死の旋風隊との連戦であり、X1もF91部隊との戦闘でカメラアイが損傷するなどザビーネが有利な状況であったとも言える。ザビーネの方はこの時点で高笑いしながら戦うようになっており、既に精神が崩壊しつつあるのが伺える。
;「キンケドゥ! 貴様さえ! 貴様さえいなければ!」<br />「ベラ様が! 貴様などに心を惹かれたりしなければ、こんなことにはならなかったのだ!」<br />「ただの平民である者に惹かれたりせねば、貴族主義を捨てたりもされなかったのだ!」<br />「貴様が…私の夢を…貴族社会を潰したのだ…!」<br />「罪をつぐなえ、キンケドゥ!」
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;「キンケドゥ! きさまさえ! きさまさえいなければ!」<br />「ベラ様が! きさまなどに心ひかれたりしなければ こんなことにはならなかったのだ!」<br />「ただの平民である者にひかれたりせねば 貴族主義を捨てたりもされなかったのだ!」<br />「きさまが…私の夢を…貴族社会をつぶしたのだ…」<br />「罪をつぐなえ! キンケドゥ!」
:ザビーネの逆恨みというべきシーンだが、半ば事実でもあり、その事実がザビーネを狂わせたといえる。そして……
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:第19話より。ザビーネの逆恨みというべきシーンだが、半ば事実でもあり、その事実がザビーネを狂わせたといえる。そして……。
;「アハハハハハハ! ハハハハハハ!! さようなら! キンケドゥ!」
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;「アハハハ アハハハハ さようなら! キンケドゥ!」
 
:上記のシーンの後にX1のコクピットにビームサーベルを突き刺した際の台詞。これまでの時点で既に言動がおかしかったザビーネだが、ここから一気に精神の崩壊が加速する。
 
:上記のシーンの後にX1のコクピットにビームサーベルを突き刺した際の台詞。これまでの時点で既に言動がおかしかったザビーネだが、ここから一気に精神の崩壊が加速する。
 
:『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』では[[DVE]]。
 
:『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』では[[DVE]]。
;「ひゃーっはっはっは!! キンケドゥ!? どうしてここにいるぅ!? キンケドゥゥ!」<br />「お前は死んだんだぞぉ!? 駄目じゃないかぁ……死んだ奴が出てきちゃあ!!」<br />「死んでなきゃああああ!!!」
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;「ひゃーっはっはっは キンケドゥ? どうしてここにいる? キンケドゥゥ!」<br />「お前は死んだんだぞ? だめじゃないか! 死んだ奴が出てきちゃ!!」<br />「死んでなきゃあああ」
:自分が倒したはずのキンケドゥが生きているのを見て完全に精神が崩壊してしまった彼の台詞。最早、クールだった物語前半の彼の姿は全く存在しない。『第2次α』ではこれもDVE。
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:第26話より、自分が倒したはずのキンケドゥが生きているのを見て完全に精神が崩壊してしまった彼の台詞。最早、クールだった物語前半の彼の姿は全く存在しない。『第2次α』ではこれもDVE。
;「く、くく…ドゥガチ様が私に世界をくれてもよいと…おっしゃったのだよ!」<br />「わ…私の手で素晴らしい未来を!」<br />「正しき貴族の支配する美しい世界を…」
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;「く くく…ドゥガチ様が…私に世界をくれてもよいと…おっしゃったのだよ!」<br />「わ 私の手ですばらしい未来を!」<br />「正しき貴族の支配する美しい世界を…」
:最期の台詞。今際の際まで貴族主義に拘るが、[[ベラ・ロナ|支配者に相応しいと信奉する者]]は前述のようにとうに貴族による支配を否定しており、最期の時に相対したライバルからも「(ザビーネが信奉する)'''貴族主義は初めから間違っていた'''」と断じられている。
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:第26話より、最期の台詞。今際の際まで貴族主義に拘るが、[[ベラ・ロナ|支配者に相応しいと信奉する者]]は前述のようにとうに貴族による支配を否定しており、最期の時に相対したキンケドゥからも「(ザビーネが信奉する)'''貴族主義は初めから間違っていた'''」と断じられている。
 
:一応自身が真っ当な貴族であろうとする姿勢自体は間違ってはおらず、支配する側に立つべき人間がどうあるべきかも正しく認識出来ていたものの'''「そもそも貴族主義においては支配する側に向く人間が少なく、仮に向いている人がいてもそれほどのカリスマや人格を持つ人物はそんな支配を快く思わない」'''という事実に最後まで気がつかなかった上に、没落貴族から1代で成り上がっていった事から来る「人を導く高貴な者」という意識に固執し過ぎて最後は皮算用から来る浅はかな行動に移り、最後はかつて忌み嫌った'''感情を処理できないゴミ'''と化して散っていった生涯は、ある種の哀れみも感じられなくもない。
 
:一応自身が真っ当な貴族であろうとする姿勢自体は間違ってはおらず、支配する側に立つべき人間がどうあるべきかも正しく認識出来ていたものの'''「そもそも貴族主義においては支配する側に向く人間が少なく、仮に向いている人がいてもそれほどのカリスマや人格を持つ人物はそんな支配を快く思わない」'''という事実に最後まで気がつかなかった上に、没落貴族から1代で成り上がっていった事から来る「人を導く高貴な者」という意識に固執し過ぎて最後は皮算用から来る浅はかな行動に移り、最後はかつて忌み嫌った'''感情を処理できないゴミ'''と化して散っていった生涯は、ある種の哀れみも感じられなくもない。
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;「ヒャッハッハッハッハ!」
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:[[コンピュータゲーム|アーケードゲーム]]『機動戦士ガンダム EXTREME VS.』シリーズにおけるブランド・マーカー連続殴打時のセリフ。相変わらずの高笑いだが、発音とモーションからしてザビーネ役の梁田氏が過去に対戦型格闘ゲーム版『ジョジョの奇妙な冒険』(3部)の主役の声を担当していた事に由来する[[声優ネタ]]の可能性が高い。もっとも2023年現在においては別キャスティングの『ジョジョ』第3部のTVアニメ版が放送されて久しく、通じにくいネタとなっているが。
    
== 迷台詞 ==
 
== 迷台詞 ==
; 「馬鹿を言うな!お前が私の未来の姿だと…!?」
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; 「馬鹿を言うな!お前が、私の未来の姿だと…!?」
 
:アーケードゲーム『機動戦士ガンダム EXTREME VS』シリーズにて、ベルガ・ギロス使用時にクロスボーン・ガンダムX2改を僚機にしてプレイすると聞ける掛け合い。
 
:アーケードゲーム『機動戦士ガンダム EXTREME VS』シリーズにて、ベルガ・ギロス使用時にクロスボーン・ガンダムX2改を僚機にしてプレイすると聞ける掛け合い。
 
:まさか自分自身が海賊に、ひいては精神が破綻している、まさに自分が言うところの'''「感情を処理できないゴミ」'''になっている未来が待っている事を信じたくないのも無理はないが…
 
:まさか自分自身が海賊に、ひいては精神が破綻している、まさに自分が言うところの'''「感情を処理できないゴミ」'''になっている未来が待っている事を信じたくないのも無理はないが…
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:『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』アイビス編第8話「ザビーネ反乱」に於けるアイビスとの戦闘前会話。原作よりも更に酷い言い回しになっているがそのザビーネ自身が人のことを言える立場では無くなるのは皮肉だろう。
 
:『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』アイビス編第8話「ザビーネ反乱」に於けるアイビスとの戦闘前会話。原作よりも更に酷い言い回しになっているがそのザビーネ自身が人のことを言える立場では無くなるのは皮肉だろう。
 
;「かつてのパプテマス・シロッコの言葉通り…新しい世界の支配者はあなたのような女性が相応しいのです」
 
;「かつてのパプテマス・シロッコの言葉通り…新しい世界の支配者はあなたのような女性が相応しいのです」
:『第2次α』アラド編第9話「反乱と死の旋風」より。反乱を起こした際、原作でベラを誘拐する件の締めの台詞。どうやらαシリーズのザビーネは貴族主義に加えシロッコの思想にも共感していたようである。
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:『第2次α』アラド編第9話「反乱と死の旋風」より。反乱を起こした際、原作でベラを誘拐する件の締めの台詞。どうやらαシリーズのザビーネは貴族主義に加えシロッコの思想にも共感していたようであるが、上述の通りシロッコとザビーネの思想には大きな隔たりがある。
 
;「アンナマリー、 このまま木星帝国軍に合流する。 二人の『姫様』に失礼のないようにな」  
 
;「アンナマリー、 このまま木星帝国軍に合流する。 二人の『姫様』に失礼のないようにな」  
 
:『第2次α』アラド編第9話「反乱と死の旋風」orクスハ編第17話「二人の姫君」より。マザーバンガードを脱出してアンナマリーに告げる。しかしアンナマリーは・・・。
 
:『第2次α』アラド編第9話「反乱と死の旋風」orクスハ編第17話「二人の姫君」より。マザーバンガードを脱出してアンナマリーに告げる。しかしアンナマリーは・・・。
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=== スパロボでの搭乗機体 ===
 
=== スパロボでの搭乗機体 ===
 
;[[デナン・ゾン]]
 
;[[デナン・ゾン]]
:『[[スーパーロボット大戦COMPACT|COMPACT]]』。
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:『[[スーパーロボット大戦COMPACT|COMPACT]]』で搭乗。
 
;[[ビギナ・ギナ]]
 
;[[ビギナ・ギナ]]
:『[[スーパーロボット大戦COMPACT2|COMPACT2]]』。
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:『[[スーパーロボット大戦COMPACT2|COMPACT2]]』で搭乗。
 
;[[α・アジール]]
 
;[[α・アジール]]
:『[[第3次スーパーロボット大戦|第3次]]』。
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:『[[第3次スーパーロボット大戦|第3次]]』で搭乗。
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==