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== サーヴァ=ヴォルクルス(Shiva Volclus) ==
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{{登場人物概要
*[[登場作品]][[魔装機神シリーズ]]([[バンプレストオリジナル]])
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| 外国語表記 = [[外国語表記::Shiva Volclus]]
**[[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]
+
| 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]]([[魔装機神シリーズ]])
**[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD|魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD]]
+
*{{登場作品 (人物)|魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL}}
**[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END|魔装機神F COFFIN OF THE END]]
+
| 声優 = 不明
**[[スーパーロボット大戦EX]]
+
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦EX}}
**[[第2次スーパーロボット大戦OG]]
+
| SRWでの分類 = [[機体]]<br />[[パイロット]]<br />[[ラストボス]]
**[[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン]]
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}}
*[[声優]]:不明
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*分類:[[神|破壊神]]
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*全高:形態によって数値が異なる
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**87.5m(上半身)
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**98.6m(下半身)
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**121.2m(合体)
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*重量:形態によってやはり数値が異なる
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**2900.0t(上半身)
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**3200.0t(下半身)
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**6540.0t(合体)
  −
*[[エネルギー]]:負の感情(特に信頼していた者に裏切られた想いを好む)
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「創造神[[ギゾース・グラギオス]]」、「調和神[[ルザムノ・ラスフィトート]]」と並ぶ[[ラ・ギアス]]の[[神|三邪神]]。破壊を司り、最高級の危険度を誇る不滅の存在。完全復活した暁には、地下から隆起して現れる数千のヴォルクルス神殿が断層のなかに人間を飲み込み、神殿の祭壇から襲来する分身体が地底世界を食らい尽くすと言われている。その姿は数々の怨念が凝り固まったもの(OGクルセイド)。2億年前から7千万年前の[[ラ・ギアス]]に存在し、人間の駆る[[ゼルヴォイド]]によって滅ぼされた「[[巨人族]]」の怨念が破壊神として実体化したらしい。
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{{登場人物概要
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| タイトル = プロフィール
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| 分類 = [[神|破壊神]]
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| 全高 = 形態によって数値が異なる
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*87.5m(上半身)
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*98.6m(下半身)
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*121.2m(合体)
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| 重量 = 形態によってやはり数値が異なる
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*2900.0t(上半身)
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*3200.0t(下半身)
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*6540.0t(合体)
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| エネルギー = 負の感情(特に信頼していた者に裏切られた想いを好む)
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}}
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'''サーヴァ・ヴォルクルス'''は「[[魔装機神シリーズ]]」の登場キャラクター。
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== 概要 ==
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「創造神[[ギゾース・グラギオス]]」、「調和神[[ルザムノ・ラスフィトート]]」と並ぶ[[ラ・ギアス]]の[[神|三邪神]]。破壊を司り、最高級の危険度を誇る不滅の存在。完全復活した暁には、地下から隆起して現れる数千のヴォルクルス神殿が断層の中に人間を飲み込み、神殿の祭壇から襲来する分身体が地底世界を食らい尽くすと言われている。その姿は数々の怨念が凝り固まったもの(OGクルセイド)。2億年前から7千万年前の[[ラ・ギアス]]に存在し、人間の駆る[[ゼルヴォイド]]によって滅ぼされた「[[巨人族]]」の怨念が破壊神として実体化したらしい。
    
新暦の時代から遡ること約5000年前、ラ・ギアス紀元の時代に勃発した大戦で人間の勇者ランドール・ゼノサキスとの決闘に敗北。ラングランの各地に配置された「五大封印」と、細胞(この細胞は一欠片の肉片からも全身を復元できる自己修復機能を備えている)の活動を抑制する「調和の結界」のふたつで大地の底に押し込められ、おおよそ5000年もの間その実体化を阻まれていた。しかし、新暦4957年頃に引き起こされた「魔力弾事件」の影響で「調和の結界」が一時消失したことで活性化。「[[春秋戦争]]」の水面下で5個の封印を全てを破壊された結果、完全なる本体の現し身がラ・ギアスに降臨。ついに目覚めの時を迎えた。
 
新暦の時代から遡ること約5000年前、ラ・ギアス紀元の時代に勃発した大戦で人間の勇者ランドール・ゼノサキスとの決闘に敗北。ラングランの各地に配置された「五大封印」と、細胞(この細胞は一欠片の肉片からも全身を復元できる自己修復機能を備えている)の活動を抑制する「調和の結界」のふたつで大地の底に押し込められ、おおよそ5000年もの間その実体化を阻まれていた。しかし、新暦4957年頃に引き起こされた「魔力弾事件」の影響で「調和の結界」が一時消失したことで活性化。「[[春秋戦争]]」の水面下で5個の封印を全てを破壊された結果、完全なる本体の現し身がラ・ギアスに降臨。ついに目覚めの時を迎えた。
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その後は、かつての手駒にして背信者となった[[シュウ・シラカワ]]と水面下で激しい鍔迫り合いを演じていたが……。
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その後は、かつての手駒にして背信者となった[[シュウ・シラカワ]]と水面下で激しい鍔迫り合いを演じていた。
    
下半身はおそらくバビロニア神話の「上半身は人間で腰部もしくは下半身がサソリの怪物」であるギルタブリル(ギルタブルル)がデザインのモチーフと思われる。また上半身がドクロなのもギルタブリルの上半身は死神のような姿であるとされる説を採り入れたものとも推測できる。生命体に明確な敵意を持っており、その呪詛は生けるもの全てを汚染し壊死させる力で満ちている。ヴォルクルスを崇める神殿には石材から金属体のひとつひとつにまでその呪詛が篭っており、崩落に巻き込まれた場合、万一魔装機に搭乗していたとしても助からないとされる(魔装機に宿る精霊、コクピットに座る操者、その全てに必殺の汚染が浸透するため)。
 
下半身はおそらくバビロニア神話の「上半身は人間で腰部もしくは下半身がサソリの怪物」であるギルタブリル(ギルタブルル)がデザインのモチーフと思われる。また上半身がドクロなのもギルタブリルの上半身は死神のような姿であるとされる説を採り入れたものとも推測できる。生命体に明確な敵意を持っており、その呪詛は生けるもの全てを汚染し壊死させる力で満ちている。ヴォルクルスを崇める神殿には石材から金属体のひとつひとつにまでその呪詛が篭っており、崩落に巻き込まれた場合、万一魔装機に搭乗していたとしても助からないとされる(魔装機に宿る精霊、コクピットに座る操者、その全てに必殺の汚染が浸透するため)。
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このように物体に対して非常に強い干渉能力を持っており、人間の精神を暗示で支配することを皮切りに、機械の分子構造を自由自在に操り人間のDNAにも干渉する魔力を備え、果ては死の淵に瀕した人間を留めた事まである。正式な契約を交わした者には特に強い暗示を送り込んでいて、その洗礼を授かった者達はヴォルクルスとその眷属に逆らうことを赦されない。背信行為にはほぼ死で報いており、「羈絏」を授かりながら神殿を破壊した者は、いかなる事情があれど(怨敵壊滅が目的であっても)激痛に苛まれながら死に至るという。なお、契約には強弱があり、全ての信徒に「羈絏」を授けているわけでもない。信者にしても、現世利益(死者蘇生、または恋愛など)を追求して入信する者が混じっているため、背信行為を行った者全てが死に直結するわけではない(現に「地上人召喚事件」時、神官サフィーネと助祭ガエンは分身に攻撃を加えても無事であった)。
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このように物体に対して非常に強い干渉能力を持っており、人間の精神を暗示で支配することを皮切りに、機械の分子構造を自由自在に操り人間のDNAにも干渉する魔力を備え、果ては死の淵に瀕した人間を留めた事まである。正式な契約を交わした者には特に強い暗示を送り込んでいて、その洗礼を授かった者達はヴォルクルスとその眷属に逆らうことを赦されない。背信行為にはほぼ死で報いており、「羈絏(きせつ。手綱、拘束の意)」を授かりながら神殿を破壊した者は、いかなる事情があれど(怨敵壊滅が目的であっても)激痛に苛まれながら死に至るという。なお、契約には強弱があり、全ての信徒に「羈絏」を授けているわけでもない。信者にしても、現世利益(死者蘇生、または恋愛など)を追求して入信する者が混じっているため、背信行為を行った者全てが死に直結するわけではない(現に「地上人召喚事件」時、神官サフィーネと助祭ガエンは分身に攻撃を加えても無事であった)。
    
=== [[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]] 第一章 ===
 
=== [[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]] 第一章 ===
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== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
=== [[旧シリーズ]] ===
 
=== [[旧シリーズ]] ===
;[[スーパーロボット大戦EX]]
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦EX}}
:シュウの章の[[ラストボス|ラスボス]]として本体が登場。分身よりもパイロット能力は高くなっており、見かけによらず回避も高くなっている。最大射程が8なので、攻め方としては[[射程]]外からのアウトレンジ射撃が有効([[グランゾン]]のブラックホールクラスター、[[ソルガディ]]のハイパーレールガン、[[ガディフォール]]のリニアレールガン、[[サザビー]]のファンネル)。最終面までにグランゾンをフル[[改造]]で応戦して、その都度[[ノルス]]の[[修理装置]]で回復させれば倒せるだろう。一緒に出現する分身は無視したほうが良い。武器の強化が十分なら、3ターン程で撃破できるため、分身の攻撃もあまり受けないで済む。なお、本体はバランス調整の結果、特殊能力の欄から自己修復能力(HP回復)をオミットされている。
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:初登場作品。分身は3章全てで登場。最大射程が8なので、攻め方としては[[射程]]外からのアウトレンジ射撃が有効(射程9以上のレールガンやファンネル、[[グランゾン|ブラックホールクラスター]]、SFC版なら[[ガンダムF91|ヴェスバー]]など)。手数が足りない場合は[[スーパーロボット]][[オーラバトラー]]による力押しも加えるといい。[[ビーム吸収]]があるので弱いユニットには手出しさせないこと。
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:本体はシュウの章の[[ラストボス|ラスボス]]として登場。分身よりもパイロット能力は高くなっており、見かけによらず回避も高い。最終面までにグランゾンをフル[[改造]]で応戦して、その都度[[ノルス]]の[[修理装置]]で回復させれば倒せるだろう。一緒に出現する分身には他の味方ユニットに引き付けさせ、グランゾンのENは全て本体への攻撃に費やそう。[[スーパーロボット大戦コンプリートボックス|リメイク版]]なら[[挑発]]の使い手もいるので利用したい。武器の強化が十分なら、3ターン程で撃破できるため、分身の攻撃もあまり受けないで済む。なお、本体はバランス調整の結果、特殊能力の欄から自己修復能力(HP回復)をオミットされている。
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:PS版の[[ロボット大図鑑]]では[[誤字|小数点の打ち間違い]]により3形態共全高が10倍で表記されている。
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=== 単独作品 ===
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
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:2018年10月のイベント「神に非ず、人のなせるわざなり」から敵ユニットとして登場。分身体の「S・ヴォルクルス」なのだが、'''雑魚敵として無数に出現する'''。
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦DD}}
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:2024年3月開催の第18回制圧戦「ダークプリズン」のボスユニット。バランスタイプ。
    
=== [[魔装機神シリーズ]] ===
 
=== [[魔装機神シリーズ]] ===
;[[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]
+
;{{参戦作品 (人物)|魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL}}
 
:ヴォルクルス名義で登場するが、分身体の一部である(丁度ラスボスより少し弱くした程度)。2体か3体で出現するが、HP回復量が尋常でないので1体ずつ倒していこう。
 
:ヴォルクルス名義で登場するが、分身体の一部である(丁度ラスボスより少し弱くした程度)。2体か3体で出現するが、HP回復量が尋常でないので1体ずつ倒していこう。
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD}}
 
:3度目の復活だが「今までヴォルクルスそのものが出現したことはない」という設定になり、EX・OGDPのヴォルクルス等これまで本体だと思われていた者も少々能力の高い分身体に過ぎない事が明らかになった。ルート分岐次第で「限りなく本体に近い存在(つまりあくまで分身体)」として「S・ヴォルクルス」名義の個体が出現する。通常の分身は片言で喋るがS・ヴォルクルス名義は流調に喋っている。また、ヴォルクルスが完全復活するとラ・ギアス各地に封印された分身体全てが連動して復活する事が判明した。
 
:3度目の復活だが「今までヴォルクルスそのものが出現したことはない」という設定になり、EX・OGDPのヴォルクルス等これまで本体だと思われていた者も少々能力の高い分身体に過ぎない事が明らかになった。ルート分岐次第で「限りなく本体に近い存在(つまりあくまで分身体)」として「S・ヴォルクルス」名義の個体が出現する。通常の分身は片言で喋るがS・ヴォルクルス名義は流調に喋っている。また、ヴォルクルスが完全復活するとラ・ギアス各地に封印された分身体全てが連動して復活する事が判明した。
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE]]
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE}}
:今回は分身体すら出てこない。ヴォルクルス教団の目的が創造神ギゾース=グラギオスの復活にあり、本命グラギオスの復活はならなかったが、封印自体は大幅に弱まったことで完全復活が示唆されている。また、ヴォルクルスが世界を滅ぼし、グラギオスが新世界を創造、ラスフィトートが世界の調和を保つという三邪神の役割が明かされた。
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:今回は分身体すら出てこない。ヴォルクルス教団の目的が創造神ギゾース=グラギオスの復活にあり、本命グラギオスの復活はならなかったが、封印自体は大幅に弱まったことで完全復活が示唆されている。また、ヴォルクルスが世界を滅ぼし、グラギオスが新世界を創造、ラスフィトートが世界の調和を保つという三邪神の役割が明かされた。
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END]]
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END}}
:三邪神の由来が明確にされた。今回は[[ボーロ・フェイブル|ボーロ]]や[[ヴァールニーヤ]]が手駒として分身体を召喚した他、[[フーム・ラカーブ]]によってラスフィトート、グラギオスと共に取り巻きとして呼び出される(この時が最も強く、恐らく完全復活状態)。最終話にも[[カドゥム・ハーカーム]]の取り巻きとして現れるが、ここまで来ると往年のボスとしての風格はなく、単なるタフな雑魚扱いである(ハーカームのHPは800000を超えているが、ヴォルクルス達三邪神は50000強で2体ずつ)。
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:三邪神の由来が明確にされた。今回は[[ボーロ・フェイブル|ボーロ]]や[[ヴァールニーヤ]]が手駒として分身体を召喚した他、[[フーム・ラカーブ]]によってラスフィトート、グラギオスと共に取り巻きとして呼び出される(この時が最も強く、恐らく完全復活状態)。最終話にも[[カドゥム・ハーカーム]]の取り巻きとして現れるが、ここまで来ると往年のボスとしての風格はなく、単なるタフな雑魚扱いである(ハーカームのHPは800000を超えているが、ヴォルクルス達三邪神は50000強で2体ずつ)。
 
:また、シナリオ中では完全復活を妨げていた封印がヨーテンナイの死によって解かれたため、完全な復活を成しているとも考えられるが、巨人族の目的が人間を教化し支配する事であったためか、世界中の分身体が復活し世界を滅亡に導くようなことは無かった。ヴォルクルスの契約による対象の支配は、今作で明かされた巨人族の教化と似通う部分が多く、教化を基にした能力だと思われる。
 
:また、シナリオ中では完全復活を妨げていた封印がヨーテンナイの死によって解かれたため、完全な復活を成しているとも考えられるが、巨人族の目的が人間を教化し支配する事であったためか、世界中の分身体が復活し世界を滅亡に導くようなことは無かった。ヴォルクルスの契約による対象の支配は、今作で明かされた巨人族の教化と似通う部分が多く、教化を基にした能力だと思われる。
    
=== [[OGシリーズ]] ===
 
=== [[OGシリーズ]] ===
;[[第2次スーパーロボット大戦OG]]
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;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦OG}}
 
:約12年ぶりに上半身と下半身が分離して別れたヴォルクルスの分身達が登場する。記念すべきOGシリーズの出演に伴い、長年2種類の攻撃手段しか持たされてこなかった彼らの武装欄にも若干変化が生じた。嫌らしい特殊効果を付与されている。
 
:約12年ぶりに上半身と下半身が分離して別れたヴォルクルスの分身達が登場する。記念すべきOGシリーズの出演に伴い、長年2種類の攻撃手段しか持たされてこなかった彼らの武装欄にも若干変化が生じた。嫌らしい特殊効果を付与されている。
 
:合体形態はハードルート最終話でヴォルクルスの分身を全滅させると登場する。だが、このヴォルクルスはプロフィールで'''並行世界でサーヴァ・ヴォルクルスを模して造られた兵器'''と書かれており、'''本来のヴォルクルスの分身ではない'''。「HP30万越え+専用特殊能力+2回行動」と決して弱いわけではないが、地形適応がA止まりのうえ、HP・EN回復能力もないので、特殊武器でENを空にして遠距離からチクチク攻撃すればたいした被害を受けずに倒せたりする。
 
:合体形態はハードルート最終話でヴォルクルスの分身を全滅させると登場する。だが、このヴォルクルスはプロフィールで'''並行世界でサーヴァ・ヴォルクルスを模して造られた兵器'''と書かれており、'''本来のヴォルクルスの分身ではない'''。「HP30万越え+専用特殊能力+2回行動」と決して弱いわけではないが、地形適応がA止まりのうえ、HP・EN回復能力もないので、特殊武器でENを空にして遠距離からチクチク攻撃すればたいした被害を受けずに倒せたりする。
 
:このサプライズにより、マサキらは『LOE』第二章の邪神ルートよりも先行して、そして[[鋼龍戦隊]]一同がそのヴォルクルスの真の「姿」を知ることとなった。
 
:このサプライズにより、マサキらは『LOE』第二章の邪神ルートよりも先行して、そして[[鋼龍戦隊]]一同がそのヴォルクルスの真の「姿」を知ることとなった。
 
:なお、[[アダマトロン]]のイベント後に合体させると「巨大な闇」がかかってしまい「Wing Of Legend」が中断される。ノリと雰囲気を保ちたければさっさと合体させるか最後まで無視するべし。
 
:なお、[[アダマトロン]]のイベント後に合体させると「巨大な闇」がかかってしまい「Wing Of Legend」が中断される。ノリと雰囲気を保ちたければさっさと合体させるか最後まで無視するべし。
;[[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン]]
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦OG ダークプリズン}}
:第20話「ダークプリズン」で本体が出現。戦力的には一緒に出て来る分身体の「HP回復」が厄介だが、本体は大ボスの一角ながらEXに準じたのか『第2次OG』同様'''回復系特殊能力が無い'''ので持久戦にすこぶる弱い。さらに、最大射程が「縮退砲」より短く移動もしないので'''最終的にはネオ・グランゾンにタコ殴りにされる運命にある'''
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:第20話「ダークプリズン」で本体が出現。戦力的には一緒に出て来る分身体の「HP回復」が厄介だが、本体は大ボスの一角ながら『EX』に準じたのか『第2次OG』同様'''回復系特殊能力が無い'''ので持久戦にすこぶる弱い。さらに、最大射程が「縮退砲」より短く移動もしないので'''最終的にはネオ・グランゾンにタコ殴りにされる運命にある'''。ある意味原作再現ではある。
 
:なお、シュウを操って地上に差し向けた件に関して「地上にも混乱を生み出して自身を顕現させるため」だろうと推測されている。
 
:なお、シュウを操って地上に差し向けた件に関して「地上にも混乱を生み出して自身を顕現させるため」だろうと推測されている。
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;ハイパーソニックウェーブ
 
;ハイパーソニックウェーブ
 
:四海を震わすヴォルクルスの咆哮。戦闘時の視覚表現が詳細に作りこまれたのはDSリメイクからとなる。触手の先端部に生えた無数の蛇頭が口から複数の魔法陣を吐き出して目標と自機の間に展開。下半身の頭部から発射された衝撃波は魔法陣に沿って突き進む。
 
:四海を震わすヴォルクルスの咆哮。戦闘時の視覚表現が詳細に作りこまれたのはDSリメイクからとなる。触手の先端部に生えた無数の蛇頭が口から複数の魔法陣を吐き出して目標と自機の間に展開。下半身の頭部から発射された衝撃波は魔法陣に沿って突き進む。
:*'''OG''':地中から大量の死霊装兵を召喚し、攻撃対象を押さえつけた後に発射する。攻撃対象の機体が吹き飛ばされる時に一緒に飛んでいる柱や、ぶつけられる壁が神殿らしいものとなっており、『[[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン|OGDP]]』での登場を前提としたかのような演出が『第2次OG』の時点でなされていた。攻撃力自体は「浄化の焔」や「アストラルバスター」より低いものの、ヴォルクルスの名物というべきこの攻撃が、やはり演出面において特に力を込められている。
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:*'''OG''':地中から大量の死霊装兵を召喚し、攻撃対象を押さえつけた後に発射する。攻撃対象の機体が吹き飛ばされる時に一緒に飛んでいる柱や、ぶつけられる壁が神殿らしいものとなっており、『[[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン|OGDP]]』での登場を前提としたかのような演出が『第2次OG』の時点でなされていた。攻撃力自体は「浄化の焔」や「アストラルバスター」より低いものの、ヴォルクルスの名物というべきこの攻撃が、やはり演出面において特に力を込められている…のだが、その演出のせいで'''リューネはLOE第二章で遭遇するまで死霊装兵を目撃した事がない'''という設定に矛盾が起きてしまった。
 
;アストラルバスター
 
;アストラルバスター
 
:「アカシックバスター」と原理を同じくする魔術攻撃。下半身の尻尾から魔法陣が出現、そこからたくさんのビームが打ち込まれる。下半身部分のそれと同じ内容で、邪神の割に、[[ナグツァート]]や[[ウィーゾル]]のそれと違って演出が地味なのも特徴。魔装機神シリーズではハイパーソニックウェーブより威力が低い。
 
:「アカシックバスター」と原理を同じくする魔術攻撃。下半身の尻尾から魔法陣が出現、そこからたくさんのビームが打ち込まれる。下半身部分のそれと同じ内容で、邪神の割に、[[ナグツァート]]や[[ウィーゾル]]のそれと違って演出が地味なのも特徴。魔装機神シリーズではハイパーソニックウェーブより威力が低い。
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:
 
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== パイロットステータス設定の傾向 ==
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== パイロットステータス ==
 
=== [[能力|能力値]] ===
 
=== [[能力|能力値]] ===
 
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD|魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD]]
 
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD|魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD]]
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:;ヴォルクルス(合体)
 
:;ヴォルクルス(合体)
 
::'''[[2回行動]]、[[底力]]L7、[[援護攻撃]]L2、[[ガード]]、[[カウンター]]L7'''
 
::'''[[2回行動]]、[[底力]]L7、[[援護攻撃]]L2、[[ガード]]、[[カウンター]]L7'''
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::実はOG2nd、OGDPともに最も固い敵。最終的に[[装甲|装甲値]]は3000超えとガードにより異常な硬さを誇るのだが、OG2ndは最終面、OGDPはネオ・グランゾンの縮退砲という超絶火力では目立たない。
    
=== 固有[[エースボーナス]] ===
 
=== 固有[[エースボーナス]] ===
160行目: 173行目:  
:[[OGシリーズ]]のエースボーナス。全形態共通。
 
:[[OGシリーズ]]のエースボーナス。全形態共通。
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== 機体(パイロット)[[BGM]] ==
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== 機体(パイロット)BGM ==
 
;「ARMAGEDDON(ネオ・グランゾン)」
 
;「ARMAGEDDON(ネオ・グランゾン)」
:『[[EX]]』での戦闘BGM。
+
:『[[EX]]』での戦闘[[BGM]]。
 
;「迫り来る敵」
 
;「迫り来る敵」
 
:『[[LOE]]』での戦闘BGM。他には[[テューディ・ラスム・イクナート|テューディ]]と[[ゼツ・ラアス・ブラギオ|ゼツ]]の戦闘BGMとして採用されている。『OGDP』では分離形態の戦闘BGMとなった。
 
:『[[LOE]]』での戦闘BGM。他には[[テューディ・ラスム・イクナート|テューディ]]と[[ゼツ・ラアス・ブラギオ|ゼツ]]の戦闘BGMとして採用されている。『OGDP』では分離形態の戦闘BGMとなった。
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== 相対関係 ==
 
== 相対関係 ==
 
;[[ルザムノ・ラスフィトート|調和神ルザムノ=ラスフィトート]]
 
;[[ルザムノ・ラスフィトート|調和神ルザムノ=ラスフィトート]]
:同列に位置する三邪神の一柱。ROEで分身体が登場。調和の為に争うものを滅ぼそうとするなど、本質的にはヴォルクルスと同様の邪神である。ヴォルクルスと契約した者には手を出さないなどの契約があると語る。
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:同列に位置する三邪神の一柱。調和の為に争うものを滅ぼそうとするなど、本質的にはヴォルクルスと同様の邪神である。ヴォルクルスと契約した者には手を出さないなどの契約があると語る。
 
:破壊を抑える特性を有しているためか、三邪神が揃っている状態で先にラスフィトートが倒されるとヴォルクルスの力が増す。
 
:破壊を抑える特性を有しているためか、三邪神が揃っている状態で先にラスフィトートが倒されるとヴォルクルスの力が増す。
 
;[[ギゾース・グラギオス|創造神ギゾース=グラギオス]]
 
;[[ギゾース・グラギオス|創造神ギゾース=グラギオス]]
:同列に位置する三邪神の一柱。POJの時点では分身体すら出てきていないが、COEにて遂に登場。作中では依然不明な点が多いが、三邪神は同一の存在で、三邪神全ての封印が解かれたときに完全な状態での復活をするのではないかと推測されていた。
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:同列に位置する三邪神の一柱。作中では依然不明な点が多いが、三邪神は同一の存在で、三邪神全ての封印が解かれたときに完全な状態での復活をするのではないかと推測されていた。
 
:創造する端から破壊されてしまっているのか、三邪神が揃っている状態で先にヴォルクルスが倒されるとグラギオスの力が増す。
 
:創造する端から破壊されてしまっているのか、三邪神が揃っている状態で先にヴォルクルスが倒されるとグラギオスの力が増す。
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=== 共通 ===
 
=== 共通 ===
;「……ワガ……ネムリヲ……サマタゲ……ヨビオコシタノハ、オマエ……タチカ……?」<br />「……ホウビヲ、ヤラネバナランナ…… オマエ達ノ……望ムモノ……其レハ……死ナリ」
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;「……ワガ……ネムリヲ……サマタゲ……ヨビオコシタノハ、オマエ……タチカ?」<br />
:『[[スーパーロボット大戦EX|EX]]』、『[[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン|OGDP]]』での登場時の台詞。『EX』や『メモリアル・デイ』では台詞の途中から流暢になっているが、『OGDP』では『ROE』以降の設定を踏まえてか、終始片言のままに改変されている。
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;「ホウビヲ、ヤラネバナランナ……オマえたちののぞむもの……それは……死だ!!」(EX、LOE)
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;「……ワガ……ネムリヲ……サマタゲ……ヨビオコシタノハ、オマエ……タチカ……?」<br />「……ホウビヲ、ヤラネバナランナ…… オマエ達ノ……望ムモノ……其レハ……死ナリ」(OGDP)
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:『[[スーパーロボット大戦EX|EX]]』、『[[スーパーロボット大戦OG ダークプリズン|OGDP]]』での登場時の台詞。『EX』や『LOE』の回想「メモリアル・デイ」では台詞の途中から流暢になっている=完全復活を遂げつつある、という演出がなされていたが、『OGDP』では『ROE』以降の設定を踏まえてか、終始片言のままに変更されている。
 
;「タ……タガガ人間の分際デ……神デアル私ヲ……倒スト……言ウノカ……」
 
;「タ……タガガ人間の分際デ……神デアル私ヲ……倒スト……言ウノカ……」
 
:撃墜後の台詞。
 
:撃墜後の台詞。
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:分身体の上半身部分及び合体形態の台詞。カタコトではあるが、明確な自意識を持っているのが窺える。
 
:分身体の上半身部分及び合体形態の台詞。カタコトではあるが、明確な自意識を持っているのが窺える。
 
;「ウゥウ……イノチヲ……クレェ……」<BR/>「イキテル……オォォ……ネタマシイ……」<BR/>「イノチ……イノチダ……」<BR/>「アアァァァァァァ!!」<BR/>「ギァアアアァッ!」<BR/>「ガアア!」
 
;「ウゥウ……イノチヲ……クレェ……」<BR/>「イキテル……オォォ……ネタマシイ……」<BR/>「イノチ……イノチダ……」<BR/>「アアァァァァァァ!!」<BR/>「ギァアアアァッ!」<BR/>「ガアア!」
:こちらは下半身部分。ほとんど怨念と本能の塊である。
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:こちらは下半身部分。ほとんど[[ネシャーマ|怨念]]と[[イドム|本能の塊]]である。
    
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
 
;[[ネオ・グランゾン]]
 
;[[ネオ・グランゾン]]
:肩にある「ヴォルクルスの羈絏(きせつ)」を通じて束縛していたアーマードモジュール。羈絏とは手綱のこと。
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:肩にある「ヴォルクルスの羈絏」を通じて束縛していたアーマードモジュール。
 
;[[真ナグツァート]]
 
;[[真ナグツァート]]
 
:ヴォルクルス細胞と融合して蘇った咒霊機の成れの果て。しかし、その力は魔装機神とネオ・グランゾンを脅かすほど高い。
 
:ヴォルクルス細胞と融合して蘇った咒霊機の成れの果て。しかし、その力は魔装機神とネオ・グランゾンを脅かすほど高い。
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*ヴォルクルスに似た設定を持つそっくりさんとして[[アインストレジセイア]]がいる。また、『第2次OG』での[[エクセレン・ブロウニング|エクセレン]]の特殊セリフには[[アインスト]]の件について言及するものがある。さらにOGシリーズにおける合体形態のハイパーソニックウェーブの演出は[[イェッツトレジセイア]]の必殺技であるウアタイルスクラフトにも似ている。アインストと散々闘ってきた面々にとってはあまり珍しくもない印象の存在だったらしく、臆するどころか手慣れている様をラ・ギアスの人間に語る程。特に[[タスク・シングウジ|タスク]]に至ってはラ・ギアスの世界観にちなんでデモンゴーレムと並んで「らしくなってきた」と言い出す程。
 
*ヴォルクルスに似た設定を持つそっくりさんとして[[アインストレジセイア]]がいる。また、『第2次OG』での[[エクセレン・ブロウニング|エクセレン]]の特殊セリフには[[アインスト]]の件について言及するものがある。さらにOGシリーズにおける合体形態のハイパーソニックウェーブの演出は[[イェッツトレジセイア]]の必殺技であるウアタイルスクラフトにも似ている。アインストと散々闘ってきた面々にとってはあまり珍しくもない印象の存在だったらしく、臆するどころか手慣れている様をラ・ギアスの人間に語る程。特に[[タスク・シングウジ|タスク]]に至ってはラ・ギアスの世界観にちなんでデモンゴーレムと並んで「らしくなってきた」と言い出す程。
 
*『ROE』では第一話から分身が出る上、魔装機操者達も何度も戦って慣れ始めている様子である。しかし、終盤に出てくる本体に限りなく近い分身は凄まじいプレッシャーを放っており、[[ペルフェクティオ|破滅の王]]相手にずれた反応をするサフィーネが気圧され、あのシュウすら警戒するほどであった。
 
*『ROE』では第一話から分身が出る上、魔装機操者達も何度も戦って慣れ始めている様子である。しかし、終盤に出てくる本体に限りなく近い分身は凄まじいプレッシャーを放っており、[[ペルフェクティオ|破滅の王]]相手にずれた反応をするサフィーネが気圧され、あのシュウすら警戒するほどであった。
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*負の感情を好む同類として[[魔獣エンデ]]が存在する。また、その感情を得るために自らを崇めるための[[ヴォルクルス教団|教団]]を組織したところも同じ。
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**ただし、ヴォルクルス教団の首魁である[[ヨーテンナイ]]は、単に三邪神を利用しようとしていただけだが、同ポジションにあたる[[魔従教団]]は、魔獣エンデの意のままに操られているという違いがある。
    
{{バンプレストオリジナル}}
 
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{{DEFAULTSORT:さあうあ うおるくるす}}
 
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[[Category:魔装機神シリーズ]]
 
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