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{{登場メカ概要
 
{{登場メカ概要
| 外国語表記 = [[外国語表記::Psycho Gundam Mk-II]]
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| 外国語表記 = [[外国語表記::Psycho Gundam Mk-II]]<ref>[http://www.z-gundam.net/ms/earth.html#ms02 Mobile Suit]、機動戦士Ζガンダム、2022年2月4日閲覧。</ref>
 
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
 
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
 
*{{登場作品 (メカ)|機動戦士Ζガンダム}}
 
*{{登場作品 (メカ)|機動戦士Ζガンダム}}
 
*{{登場作品 (メカ)|機動戦士ガンダムΖΖ}}
 
*{{登場作品 (メカ)|機動戦士ガンダムΖΖ}}
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| デザイン = {{メカニックデザイン|藤田一巳}}
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| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|第2次スーパーロボット大戦}}
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| SRWでの分類 = [[機体]]
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{{登場メカ概要
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| タイトル = スペック
 
| 分類 = [[ニュータイプ]]専用[[可変モビルアーマー]]
 
| 分類 = [[ニュータイプ]]専用[[可変モビルアーマー]]
 
| 生産形態 = 試作機
 
| 生産形態 = 試作機
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;総推力
 
;総推力
 
:244,240 kg
 
:244,240 kg
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| アポジモーター数 = 4
 
| 浮揚機関 = [[ミノフスキークラフト]]
 
| 浮揚機関 = [[ミノフスキークラフト]]
 
| 装甲材質 = [[装甲材質::ガンダリウム合金]]
 
| 装甲材質 = [[装甲材質::ガンダリウム合金]]
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| 所属 = {{所属 (メカ)|ティターンズ}} → {{所属 (メカ)|ネオ・ジオン}}
 
| 所属 = {{所属 (メカ)|ティターンズ}} → {{所属 (メカ)|ネオ・ジオン}}
 
| 主なパイロット = [[パイロット::ロザミア・バダム]] → [[パイロット::プルツー]]
 
| 主なパイロット = [[パイロット::ロザミア・バダム]] → [[パイロット::プルツー]]
| メカニックデザイン = {{メカニックデザイン|藤田一巳}}
   
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'''サイコガンダムMk-II'''は『[[ガンダムシリーズ]]』の[[登場メカ]]。
    
== 概要 ==
 
== 概要 ==
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[[モビルスーツ]]形態に[[変形]]可能で、[[モビルアーマー]]形態は「モビルフォートレス(機動要塞)」とも呼ばれる。
 
[[モビルスーツ]]形態に[[変形]]可能で、[[モビルアーマー]]形態は「モビルフォートレス(機動要塞)」とも呼ばれる。
   −
基本的な構造はサイコガンダムと同じだが、火力が更に強化され、有線[[サイコミュ]]式ビームソードやリフレクタービットといったサイコミュ・システムを利用した遠隔操作が可能な兵器も装備された。ジェネレータ出力はサイコガンダムの33600kwより大幅に下がっているが、本体重量で25t以上、全備重量なら100t以上という大幅な軽量化が行われた結果、スラスター総推力が飛躍的に増加し、機動性の改善もなされている。
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基本的な構造はサイコガンダムと同じだが、火力が更に強化され、有線[[サイコミュ]]式ビームソードやリフレクタービットといったサイコミュ・システムを利用した遠隔操作が可能な兵器も装備された。ジェネレータ出力はサイコガンダムの33600kwより大幅に下がっているが、本体重量で25t以上、全備重量なら100t以上という大幅な軽量化が行われた上、スラスター総推力が飛躍的に増加し、機動性の改善もなされている。出力が下がったのは無駄を減らした結果と言えるだろう。
    
機体制御もサイコミュで行われている。コクピットは頭部にあり、それ自体が脱出ポッドにもなる。
 
機体制御もサイコミュで行われている。コクピットは頭部にあり、それ自体が脱出ポッドにもなる。
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その後、放棄されていた本機を[[アクシズ]]([[ネオ・ジオン]])軍が接収し、修復。[[グレミー・トト]]に引き渡されて[[プルツー]]が搭乗したが、今度は[[ΖΖガンダム]]に撃破された。この際、[[ムラサメニュータイプ研究所|ムラサメ研究所]]および[[オーガスタニュータイプ研究所|オーガスタ研究所]]から機体とパイロットデータがネオ・ジオン側に提示されており、[[地球連邦軍|連邦]]と[[ジオン公国軍|ジオン]]のニュータイプ研究の取り引きがあった事を示唆している。この機体のコンセプトを元に、ネオ・ジオンは[[ドーベン・ウルフ]]や[[クィン・マンサ]]を開発している。
 
その後、放棄されていた本機を[[アクシズ]]([[ネオ・ジオン]])軍が接収し、修復。[[グレミー・トト]]に引き渡されて[[プルツー]]が搭乗したが、今度は[[ΖΖガンダム]]に撃破された。この際、[[ムラサメニュータイプ研究所|ムラサメ研究所]]および[[オーガスタニュータイプ研究所|オーガスタ研究所]]から機体とパイロットデータがネオ・ジオン側に提示されており、[[地球連邦軍|連邦]]と[[ジオン公国軍|ジオン]]のニュータイプ研究の取り引きがあった事を示唆している。この機体のコンセプトを元に、ネオ・ジオンは[[ドーベン・ウルフ]]や[[クィン・マンサ]]を開発している。
  −
[[小説|小説版]]『機動戦士Ζガンダム』ではカミーユと意識が共鳴したロザミアが彼を庇い、攻撃してきた[[ゲーツ・キャパ]]の[[バウンド・ドック|バウンド・ドック (ゲーツ用)]]と相打ちになっている。また、小説版『機動戦士ガンダムΖΖ』では[[アムロ・レイ]]の[[シュツルム・ディアス]]によって撃墜されている。
      
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
=== [[旧シリーズ]] ===
 
=== [[旧シリーズ]] ===
;[[第2次スーパーロボット大戦]]
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;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦}}
:[[ロザミア・バダム]]が搭乗し、カミーユと隣接すると[[NPC]]として味方となるが、次の話ですぐ敵となる。残念ながら今作は説得イベントはないので倒すしかない。
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:初登場作品。[[ロザミア・バダム]]が搭乗し、カミーユと隣接すると[[NPC]]として味方となるが、次の話ですぐ敵となる。残念ながら今作は[[説得]]イベントはないので倒すしかない。
:その数話後に[[プルツー]]が搭乗し、[[隠し要素/第2次|隠し要素]]で仲間にすると手に入る。その条件は[[エルピー・プル]]がプルツーに殺されて、そのプルツーを[[説得]]することで手に入ること。その代り、[[クィン・マンサ]]は入手出来なくなる。
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:その数話後に[[プルツー]]が搭乗し、[[隠し要素/第2次|隠し要素]]で仲間にすると手に入る。その条件は[[エルピー・プル]]がプルツーに殺されて、そのプルツーを説得することで手に入ること。その代り、[[クィン・マンサ]]は入手出来なくなる。PS版ではクィン・マンサより入手タイミングが早く、サイコミュ式ビームソードが有射程P武器、[[変形]]で[[飛行]]可能などのメリットもあるが、[[装甲]][[移動力]]で劣るなど能力的には一長一短。2021年現在で唯一味方側で運用可能な作品。
:原作の展開に近いのだが、ファンの間では不評だったのか、このパターンは以後のスパロボでは[[黒歴史|'''「タブー」''']]にされた。
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:原作の展開に近いのだが、ファンの間では不評だったのか、このパターンは以後[[黒歴史|'''「タブー」''']]にされた。
;[[第3次スーパーロボット大戦]]
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;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦}}
:プルツーを説得して味方にした際、そのシナリオのみ使用できる。その後はシナリオ分岐で[[フォウ・ムラサメ|フォウ]]機、バイオロイド兵機と続け様に登場。MS形態の目が不気味。リフレクタービットは装備しておらず、ただ硬いだけの敵。
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:プルツーを説得して味方にした際、そのシナリオのみ使用できる。その後はシナリオ分岐で[[フォウ・ムラサメ|フォウ]]機、[[バイオロイド兵]]機と続け様に登場。MS形態の目が不気味。リフレクタービットは装備しておらず、ただ硬いだけの敵。
;[[第4次スーパーロボット大戦]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]]
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:プレイステーション版ではリフレクタービット装備しているので要注意。
:MS、MA両形態共に登場する(ただしルート分岐が原因で、どちらか一方としか戦えない)。両者ともロザミアが搭乗するが、リフレクタービットの[[命中]]率が高く、苦戦必死。
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;{{参戦作品 (メカ)|第4次スーパーロボット大戦}}{{参戦作品 (メカ)|第4次スーパーロボット大戦S|S}}
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:MS、MA両形態共に登場する(ただしルート分岐が原因で、どちらか一方としか戦えない)。両者ともロザミアが搭乗するが、リフレクタービットの[[命中]]率が高く、苦戦必至。
 
:なお、[[ロボット大図鑑]]に「登場作品は『Ζガンダム』」とあるが、MA形態は『ΖΖ』にしか登場していないので、厳密には間違い。
 
:なお、[[ロボット大図鑑]]に「登場作品は『Ζガンダム』」とあるが、MA形態は『ΖΖ』にしか登場していないので、厳密には間違い。
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦F完結編}}
:MA形態にロザミアが搭乗する。MS形態にティターンズ強化兵が搭乗し、複数登場する。性能は高く、[[スーパーロボット]]では辛い。
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:MA形態にロザミアが搭乗。[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]ルートの終盤シナリオ「ファイナルオペレーション」では[[ティターンズ]][[強化兵]]の乗るMS形態が4機出現する。
 +
:耐久力・[[運動性]]・攻撃力のいずれも高く[[射程]]距離も隙がない。特に出現時期の早いロザミア機は難敵となる。[[2回行動]]にも要注意だが、[[移動力]]が低いのが救い。
    
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
;[[スーパーロボット大戦α]]
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α}}
 
:シナリオ「ジオンの幻像」にてプルツーがMS形態にて出撃。耐久力は[[クィン・マンサ]]や[[α・アジール]]などを上回る。同シナリオで[[ロンド・ベル]]に破壊されるが、その後[[ジュピトリアン]]が量産し強化兵の乗るMA形態が2機出現。
 
:シナリオ「ジオンの幻像」にてプルツーがMS形態にて出撃。耐久力は[[クィン・マンサ]]や[[α・アジール]]などを上回る。同シナリオで[[ロンド・ベル]]に破壊されるが、その後[[ジュピトリアン]]が量産し強化兵の乗るMA形態が2機出現。
 
:なお、一応レフレクタービットもファンネルと同じく[[ニュータイプ]]([[強化人間]])技能で[[射程]]が増す設定になっている。
 
:なお、一応レフレクタービットもファンネルと同じく[[ニュータイプ]]([[強化人間]])技能で[[射程]]が増す設定になっている。
:;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]
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:;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α for Dreamcast}}
 
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::
;[[スーパーロボット大戦α外伝]]
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α外伝}}
 
:シナリオ「愚者の祭典」でプルツーがMS形態に搭乗する。
 
:シナリオ「愚者の祭典」でプルツーがMS形態に搭乗する。
 
:何の因果か、場所は連邦政府議事堂のある[[ダカール]]であり、前作で[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]が[[サイコガンダム]]に乗っていた[[フォウ・ムラサメ|フォウ]]を救出した場所であった。「決戦!Xポイント」ではMA形態にロザミアが搭乗する。
 
:何の因果か、場所は連邦政府議事堂のある[[ダカール]]であり、前作で[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]が[[サイコガンダム]]に乗っていた[[フォウ・ムラサメ|フォウ]]を救出した場所であった。「決戦!Xポイント」ではMA形態にロザミアが搭乗する。
    
=== COMPACTシリーズ ===
 
=== COMPACTシリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦COMPACT]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦COMPACT}}
 
:シーン5シナリオ「刻の涙」にMS形態のみが登場する。パイロットはロザミア。
 
:シーン5シナリオ「刻の涙」にMS形態のみが登場する。パイロットはロザミア。
;[[スーパーロボット大戦COMPACT2第3部]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇}}
 
:MS形態のみ登場する。シーン5シナリオ「宇宙の道標」で、強化兵が乗る。リフレクタービットの攻撃力が高い。
 
:MS形態のみ登場する。シーン5シナリオ「宇宙の道標」で、強化兵が乗る。リフレクタービットの攻撃力が高い。
 
;[[スーパーロボット大戦IMPACT]]
 
;[[スーパーロボット大戦IMPACT]]
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=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦A]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦A}}
:ロザミアは乗らず、[[ネオ・ジオン]]の戦力として2機登場だが、前座扱い。他に[[クィン・マンサ]][[α・アジール]]とモンスター機体が次々と登場する。
+
:最終盤に[[ネオ・ジオン]]の戦力としてMS形態のみが登場。ロザミアもプルツーも搭乗せず、[[ノイエ・ジール]][[α・アジール]]などモンスター級機体の前座や脇を固める役どころで扱いは今ひとつだが、原型機よりHP、火力、装甲が大幅に上昇し、Iフィールドと全機体中で初期値が最高のシールドを持つなど、とにかく頑丈でタフな機体。
:;[[スーパーロボット大戦A PORTABLE]]
+
:;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦A PORTABLE}}
 +
::グラフィックはαシリーズから刷新。リフレクタービットのグラフィックは一見の価値あり。
 
::終盤に量産されて登場。HP60000、命中率が高い難敵…が、これでも前座。
 
::終盤に量産されて登場。HP60000、命中率が高い難敵…が、これでも前座。
;[[スーパーロボット大戦R]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦R}}
 
:ルート次第ではMS形態にプルツーが乗ってくる。プルツーはこのとき説得可能だが、仲間にしてもイベントにより破壊される。
 
:ルート次第ではMS形態にプルツーが乗ってくる。プルツーはこのとき説得可能だが、仲間にしてもイベントにより破壊される。
    
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
;[[スーパーロボット大戦64]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦64}}
 
:ロザミア(独立軍ルートのみ)、プルツーが搭乗する。そして終盤、[[シャア・アズナブル]]指揮するネオ・ジオン軍でわんさか出てくる。
 
:ロザミア(独立軍ルートのみ)、プルツーが搭乗する。そして終盤、[[シャア・アズナブル]]指揮するネオ・ジオン軍でわんさか出てくる。
 
:[[射程]]が長い上に火力も高く、[[運動性]]をフル[[改造]]し[[アムロ・レイ|アムロ]]が乗った[[νガンダム]]でも[[ハロ]]無しでは命中率が0%に出来ない凄まじい命中率を誇り、おまけに[[HP]]も高いため、スーパーロボットではとうてい正面切って戦えない。
 
:[[射程]]が長い上に火力も高く、[[運動性]]をフル[[改造]]し[[アムロ・レイ|アムロ]]が乗った[[νガンダム]]でも[[ハロ]]無しでは命中率が0%に出来ない凄まじい命中率を誇り、おまけに[[HP]]も高いため、スーパーロボットではとうてい正面切って戦えない。
 
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Card Chronicle}}
=== 関連作品 ===
+
:ロザミアが搭乗している。
;[[ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦]]
  −
:ザコ敵。名称表記は「サイコガンダム」。ゲーム中の敵最大級の大きさでありながら、何故かボスではない上に逃げられない。HPだけ高いが攻撃力は低く弱い。なおMk-Iは未登場。
      
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
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:ワイヤーを内蔵した腕部。原作では[[ΖΖガンダム]]を捕まえる際に使用。
 
:ワイヤーを内蔵した腕部。原作では[[ΖΖガンダム]]を捕まえる際に使用。
 
:;サイコミュ式ビームソード
 
:;サイコミュ式ビームソード
::腕部に内蔵された近接格闘武器。展開したビームソードを有線ワイヤーで飛ばす。原作ではビームソードの使用自体は頻繁に行われているが、ワイヤー機能を用いたソードは使われていない。
+
::腕部に内蔵された近接格闘武器。出力は1.7MW。展開したビームソードを有線ワイヤーで飛ばす。原作ではビームソードの使用自体は頻繁に行われているが、ワイヤー機能を用いたソードは使われていない。APではメガ・ビーム砲の発射口としても使われている(本編でビームソードをビーム砲のように使っていたのであながち間違いでも無い)。
 
:;指部ビーム砲
 
:;指部ビーム砲
::指に内蔵されたビーム砲。
+
::指に内蔵されたビーム砲。全指に計10門装備。
 +
;頭部メガ粒子砲
 +
:額部に2門内蔵。
 
;拡散メガ粒子砲
 
;拡散メガ粒子砲
:腹部に3門装備。
+
:腹部に3門装備。出力は10.7MW。
 
:SRWではよく「メガ拡散ビーム砲」と表記される。
 
:SRWではよく「メガ拡散ビーム砲」と表記される。
 
;メガ粒子砲
 
;メガ粒子砲
:全身に20基内蔵。[[サイコガンダム]]に比べ、数が増加している。
+
:全身に20基内蔵。[[サイコガンダム]]に比べ、数が増加している。出力は6.3MW。
;頭部メガ粒子砲
  −
:額部に2門内蔵。
   
;リフレクタービット
 
;リフレクタービット
 
:それ自体に攻撃力はないが、ビットから磁気フィールドが発生し、サイコガンダムMk-II本体から射出したビームを磁気フィールドにより反射させることで、敵の死角を狙う特殊兵器。重力下でも使用可能。
 
:それ自体に攻撃力はないが、ビットから磁気フィールドが発生し、サイコガンダムMk-II本体から射出したビームを磁気フィールドにより反射させることで、敵の死角を狙う特殊兵器。重力下でも使用可能。
 +
:反射を利用して機体各所のビームのを一点に収束させることもできる。しかし、プルの思念でサイコジャックされてサイコガンダムに大ダメージを受けさせたが…
 
:作品によっては「レフレクタービット」と表記されていることがある。
 
:作品によっては「レフレクタービット」と表記されていることがある。
 
;シールド
 
;シールド
129行目: 137行目:  
:[[切り払い]]、[[シールド防御]]、[[撃ち落とし]]を発動。
 
:[[切り払い]]、[[シールド防御]]、[[撃ち落とし]]を発動。
 
;[[Iフィールド]]
 
;[[Iフィールド]]
:機体表面に[[バリア|ビームバリア]]を張る。
+
:機体表面に[[バリア|ビームバリア]]を張る。[[ビーム兵器]]を主体するΖΖガンダムとの対戦では優位にたった。
 
;[[変形]]
 
;[[変形]]
 
:[[MA]]形態から、[[MS]]形態へと変形する。
 
:[[MA]]形態から、[[MS]]形態へと変形する。
137行目: 145行目:  
:[[MS]]形態。
 
:[[MS]]形態。
 
;[[空]]
 
;[[空]]
:[[MA]]形態。
+
:[[MA]]形態。SRWでは何故かこちらの形態で'''移動力が下がる'''ことがある。
    
=== [[サイズ]] ===
 
=== [[サイズ]] ===
165行目: 173行目:  
;[[マッドゴーレム]]
 
;[[マッドゴーレム]]
 
:サイコガンダムMk-IIがモチーフとなっている。
 
:サイコガンダムMk-IIがモチーフとなっている。
 +
 +
== 余談 ==
 +
*[[SDガンダムシリーズ]]においては大きく分けて、上記のマッドゴーレムのように「サイコガンダム(をモチーフとするキャラ)の[[偽物]]」か、「サイコガンダムの弟or妹」という味方キャラ(サイコ同様によく洗脳される)のどちらかの場合がほとんど。「偽物」パターンがそれなりに多いためサイコよりも悪役率が高いが、一方で'''女性キャラ'''になる割合もサイコより多い。
 +
**前述の展開がSDガンダムでの様式美となっていたのだが、「SDガンダムワールド ヒーローズ」には'''リアル体型そのまま'''で登場。湾岸警備で使われていた骨董品という設定で自我を持ち、自らの意志で主人公である悟空インパルスガンダム達を助けるなど凶悪なビジュアルそのままに心優しき巨人として描かれるという珍しいパターンとなった。
 +
*[[小説|小説版]]『機動戦士Ζガンダム』ではカミーユと意識が共鳴したロザミアが彼を庇い、攻撃してきた[[ゲーツ・キャパ]]の[[バウンド・ドック]]と相打ちになっている。また、小説版『機動戦士ガンダムΖΖ』ではネオ・ジオンが入手した設計図から新たに建造した機体になっており、[[アムロ・レイ]]の[[シュツルム・ディアス]]によって撃墜されている。
 +
*「全高(機体の最も高い位置、本機の場合はアンテナの先端まで)」ではサイコガンダムより0.7m大きいのだが、「頭頂高(頭頂部までの高さ。人間で言う身長)」は逆に0.02m('''2cm''')だけ小さい。ちなみにサイコガンダムの頭頂高と全高は同じ。
 +
*食玩『ユニバーサルユニット』では、付属のスタンドを組み替えると'''巨大な斧'''が完成する(通称サイコトマホーク)。さらにシールドを分割して左右のショルダーアーマーとして装備できるオリジナルギミックを搭載しており、大きく張り出した肩に巨大な斧という組み合わせはどう見てもスーパー系の悪役ロボットである。
 +
*『Zガンダム』TV放送時のプラモデル(所謂ガンプラ)は1/300スケールのキットが発売され、差し替えながら変形機構を再現していた。1/144スケールのキットとしては2023年末に『ガンダムビルドメタバース』(SRW未参戦)に登場するティフォエウスガンダム・キメラで'''両腕のみが先行してキット化された'''。その後2024年に「HGUCサイコガンダムMk-II」として正式にキット化が発表され、同時にパイロットであった[[プルツー]]も「Figure-rise Standard」レーベルでキット化が発表されている。
    
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
 
<amazon>B0016LWNN4</amazon><amazon>B001JSZ606</amazon>
 
<amazon>B0016LWNN4</amazon><amazon>B001JSZ606</amazon>
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== 脚注 ==
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<references />
    
== 資料リンク ==
 
== 資料リンク ==