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1,284 バイト除去 、 2017年10月9日 (月) 11:43
『SEED』の物語は終わったと公式でいつ明言がございましたか?
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作中では通常の人間は[[ナチュラル]]と呼ばれるが、彼等よりも身体能力や頭脳が優れており、[[医療・病障害|病気]]に対する抵抗力も持ち合わせる。しかし、先天性の障害を抱えて出生する等、必ずしも万能というわけでもない<ref>『機動戦士ガンダムSEED』終盤における回想シーンによると、子供の遺伝子を操作したとしても、必ずしも「親の希望した通りの結果にならない」場合が有る模様。ちなみに、[[トラウマイベント|親のエゴが直截的に描かれている場面]]でもある。</ref>。また、[[ムウ・ラ・フラガ]]等、戦闘面においてコーディネイターに比肩する能力を持つナチュラルや、能力的にナチュラルと大差が無い者も稀ながら存在する。
 
作中では通常の人間は[[ナチュラル]]と呼ばれるが、彼等よりも身体能力や頭脳が優れており、[[医療・病障害|病気]]に対する抵抗力も持ち合わせる。しかし、先天性の障害を抱えて出生する等、必ずしも万能というわけでもない<ref>『機動戦士ガンダムSEED』終盤における回想シーンによると、子供の遺伝子を操作したとしても、必ずしも「親の希望した通りの結果にならない」場合が有る模様。ちなみに、[[トラウマイベント|親のエゴが直截的に描かれている場面]]でもある。</ref>。また、[[ムウ・ラ・フラガ]]等、戦闘面においてコーディネイターに比肩する能力を持つナチュラルや、能力的にナチュラルと大差が無い者も稀ながら存在する。
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一方で、'''「第三世代以降のコーディネイターの出生率が、遺伝子を改良した故の弊害によって急速に低下している」'''という問題が有る。そのため、コーディネイターによる国家である[[プラント]]においては「相性の良いコーディネイター同士しか結婚できない」という婚姻統制が敷かれているという現実が有る。(尚、これらの事実はプラント一般市民に隠蔽こそされていないものの、パトリック・ザラはこの問題を大した事ではないように印象操作している節がある事が本編で示されている)このコーディネイターの出生率低下問題をめぐって、ナチュラルと交配<ref>これに関連して、『機動戦士ガンダムSEED』シリーズでは「'''ハーフコーディネイター'''」というナチュラルとコーディネイターの間に産まれた者も少なからず存在する。もっとも、「コーディネイター」と付いているが、【遺伝子操作をしていない】という事で、種族としてはナチュラルになる。しかし、基本的に地球連合・ザフトの双方からは亜人種と見做され、社会的に孤立する事が多い。特にコーディネイター側からナチュラルへの回帰を'''「ナチュラル帰り」'''として激しく敵視する風潮がある為、大半は地球側へ逃れる事が多い。今の所は[[エリカ・シモンズ]]の息子であるリュウタ・シモンズ、『機動戦士ガンダムSEED FRAME ASTRAYS』登場の地球連合軍所属のジスト・エルウェス(両名共にSRW未登場)等はハーフコーディネイターだと判明している。<!-- MOOKにてリュウタは一応『SEED』本編に出た事が判明しています --></ref>による回帰を唱える[[シーゲル・クライン]]と遺伝子技術の進展による解決を唱える[[パトリック・ザラ]]が対立する事になる。
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一方で、'''「第三世代以降のコーディネイターの出生率が、遺伝子を改良した故の弊害によって急速に低下している」'''という問題が有る。そのため、コーディネイターによる国家である[[プラント]]においては「相性の良いコーディネイター同士しか結婚できない」という婚姻統制が敷かれているという現実が有る。このコーディネイターの出生率低下問題をめぐって、ナチュラルと交配<ref>これに関連して、『機動戦士ガンダムSEED』シリーズでは「'''ハーフコーディネイター'''」というナチュラルとコーディネイターの間に産まれた者も少なからず存在する。もっとも、「コーディネイター」と付いているが、【遺伝子操作をしていない】という事で、種族としてはナチュラルになる。しかし、基本的に地球連合・ザフトの双方からは亜人種と見做され、社会的に孤立する事が多い。特にコーディネイター側からナチュラルへの回帰を'''「ナチュラル帰り」'''として激しく敵視する風潮がある為、大半は地球側へ逃れる事が多い。今の所は[[エリカ・シモンズ]]の息子であるリュウタ・シモンズ、『機動戦士ガンダムSEED FRAME ASTRAYS』登場の地球連合軍所属のジスト・エルウェス(両名共にSRW未登場)等はハーフコーディネイターだと判明している。<!-- MOOKにてリュウタは一応『SEED』本編に出た事が判明しています --></ref>による回帰を唱える[[シーゲル・クライン]]と遺伝子技術の進展による解決を唱える[[パトリック・ザラ]]が対立する事になる。
    
=== はじまりのコーディネイター ===
 
=== はじまりのコーディネイター ===
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さらに「'''トリノ議定書'''」採択が行われ、再び遺伝子操作は完全な違法扱いとなる。コーディネイターは、[[スペースコロニー]]国家「[[プラント]]」とコーディネイターの居住を容認していた[[オーブ連合首長国]]のような一部のみに追いやられ、結果的には[[ヤキン・ドゥーエ戦役]]の一因となってしまう。
 
さらに「'''トリノ議定書'''」採択が行われ、再び遺伝子操作は完全な違法扱いとなる。コーディネイターは、[[スペースコロニー]]国家「[[プラント]]」とコーディネイターの居住を容認していた[[オーブ連合首長国]]のような一部のみに追いやられ、結果的には[[ヤキン・ドゥーエ戦役]]の一因となってしまう。
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更に悪い事に、このように元々の状態が複雑な上に、のちにこの争いを利用し己の自己目的を成就しようとする悪意ある存在が世に現れ、更にはそういった黒幕的存在同士が互いに利用し利用され、両者の戦局を著しく複雑なものとしてしまった結果、その争いは明らかに不自然な形で長期化させられ、それもまたお互いの距離を更に伸ばす事となってしまった。
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また、逆にコーディネイターの中にもナチュラルを見下す者が多く存在しており、パナマ攻防戦において抵抗力を失ったナチュラルの投降を一切認めず一方的に虐殺した一件等は、両者の埋まらぬ溝を如実に表している。
 
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また、逆にコーディネイターの中にもナチュラルを見下す者が多く存在しており、パナマ攻防戦において抵抗力を失ったナチュラルの投降を一切認めず一方的に虐殺した一件等は、両者の埋まらぬ溝を如実に表している。前述の悪意ある黒幕達は最終的には悉く倒されるものの前述のように元々自発的に存在している分の溝は最終的には一切埋まる事がないまま、『SEED』に関する物語は終焉を迎える事となった。
      
最後になるが、表記は「コーディ'''[[誤字|ネーター]]'''」ではなく「コーディ'''ネイター'''」なので、注意。
 
最後になるが、表記は「コーディ'''[[誤字|ネーター]]'''」ではなく「コーディ'''ネイター'''」なので、注意。
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:人工子宮によって、特に優れた遺伝子を持つ存在として生み出された'''[[スーパーコーディネイター]]'''。ただしSRWでは、[[特殊技能]]としては通常のコーディネイターと同様に扱われている。スーパーたる所以は高水準の初期能力値と[[SEED]]の存在で表現されているのだろう。
 
:人工子宮によって、特に優れた遺伝子を持つ存在として生み出された'''[[スーパーコーディネイター]]'''。ただしSRWでは、[[特殊技能]]としては通常のコーディネイターと同様に扱われている。スーパーたる所以は高水準の初期能力値と[[SEED]]の存在で表現されているのだろう。
 
;[[ラウ・ル・クルーゼ]]
 
;[[ラウ・ル・クルーゼ]]
:'''原作設定上では[[ナチュラル]]'''の筈だが、『[[スーパーロボット大戦J|J]]』では設定ミスなのか、あるいはまだ「クルーゼはナチュラル」設定がちゃんと広まっていなかった為か、この技能が有る(『[[スーパーロボット大戦W|W]]』では未所持。ちなみに[[レイ・ザ・バレル|レイ]]も『[[スーパーロボット大戦K|K]]』では未所持)。但し彼の設定上、逆に本当の意味でのナチュラルとも言い難い存在(コーディネイターとは別系統の技術が用いられたデザインヒューマンの一種)であるので、単純なミスとも一概に言えない向きもあるといえる。
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:'''原作設定上では[[ナチュラル]]'''の筈だが、『[[スーパーロボット大戦J|J]]』では設定ミスなのか、あるいはまだ「クルーゼはナチュラル」設定がちゃんと広まっていなかった為か、この技能が有る(『[[スーパーロボット大戦W|W]]』では未所持。ちなみに[[レイ・ザ・バレル|レイ]]も『[[スーパーロボット大戦K|K]]』では未所持)。
 
;[[イライジャ・キール]]
 
;[[イライジャ・キール]]
 
:設定上ナチュラル並の能力しか無い筈なのだが、この技能はしっかり機能する。そのおかげか、原作同様凡庸な能力値とはいえ「ズバ抜けて使えないお荷物」キャラではなく、使おうと思えばそれなりに活躍させられる。
 
:設定上ナチュラル並の能力しか無い筈なのだが、この技能はしっかり機能する。そのおかげか、原作同様凡庸な能力値とはいえ「ズバ抜けて使えないお荷物」キャラではなく、使おうと思えばそれなりに活躍させられる。