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== コルベット(Colbert) ==
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{{登場人物概要
*[[登場作品]]:[[宇宙の騎士テッカマンブレード]]
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| 登場作品 = {{登場作品 (人物)|宇宙の騎士テッカマンブレード}}
*[[声優]]:大滝進矢
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| 声優 = {{声優|大滝進矢}}
*種族:地球人
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| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦J}}
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| SRWでの分類 = [[NPC]]
*所属:[[地球連合軍|地球連合防衛軍]]
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}}
*階級:准将
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<!-- *年齢:歳 -->
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<!-- *身長:cm -->
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<!-- *体重:kg -->
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[[地球連合軍|地球連合防衛軍]]の准将。根っからの軍人で、非常に功名心の強い人物である。性格を一言で言えば「俗物」。[[レビン]]曰く「真空管ハゲ」。
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{{登場人物概要
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| タイトル = プロフィール
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| 種族 = [[種族::地球人]]
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| 性別 = [[性別::男]]
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| 所属 = [[地球連合軍|地球連合防衛軍]]
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| 階級 = [[階級::准将]]
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}}
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'''コルベット'''は『[[宇宙の騎士テッカマンブレード]]』の登場人物。
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フリーマンとは士官学校で同期の間柄だが、軍から外れて独自の権限を持つ[[スペースナイツ]]のことを疎ましく思っており、様々な方法で[[テッカマンブレード]]の力を連合軍に取り込もうとした。その一環として、[[ソルテッカマン]]の開発を推進した。
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== 概要 ==
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[[地球連合軍|地球連合防衛軍]]の准将。
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彼も一応は味方サイドの人間ではあり、決して無能ではないのだがその性格と強行的な手段ゆえに敵よりも邪魔な味方扱いされる部分など、どことなく『[[闘将ダイモス]]』の[[三輪防人]]と似通った点が多い。
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根っからの軍人気質であり、[[ラダム]]との激戦であるラダム戦役の中で[[ハインリッヒ・フォン・フリーマン]]率いる[[スペースナイツ]]と対立し、やがては狂気へと憑りつかれていく事になる。
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=== [[性格|人物]] ===
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スキンヘッドの頭をした威圧的な風貌が特徴で、性格を一言で言えば「俗物」。敵であるラダムを殲滅する意志は強いものの、それは人類を守る使命感からでは無く、「ラダムを殲滅した自らが人類を救った英雄になる」という独善的かつ強烈な英雄願望からである。その悪い意味での功名心の強さ故に、自らが手柄を得る事を何よりも優先・執着し、目的の為ならば手段を選ばない卑劣さから他者に犠牲を強いる事も厭わない等、極めて危険な人物と言える。[[レビン]]曰く「真空管ハゲ」。
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フリーマンとは士官学校で同期の間柄だが、その時期より彼に対し凄まじい嫉妬も入り混じった対抗心を抱いており、軍から外れて独自の権限を持つ彼の組織であるスペースナイツの事も疎ましく思っている。この為、非常事態においても挑発的な態度や露骨な妨害工作まで行う等、陰湿さを見せる事が多く、スペーツナイツに身を寄せていたラダムと対等に戦える[[Dボゥイ]]こと[[テッカマンブレード]]を自分の元に引き込もうと躍起になっていた。
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一方、「オペレーションサンセット」を発案し自ら指揮を執る形で成功させ、更には訓練すれば誰でも扱え得る地球製のテッカマンである[[ソルテッカマン]]、フェルミオン兵器の開発を推進する等、軍人として一定の功績を挙げている。特にソルテッカマンやフェルミオン兵器の開発に関しては、[[テッカマンオメガ]]打倒後も地球へ侵攻してくるラダムへの対策において重要な物となっていたのだが、結局それらの功績は「コルベット本人の増長」という悪い形で発揮されてしまう事になり、最終的には狂気に取り付かれた果てに、自らが破滅するまでに至っている。
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彼も一応は味方サイドの人間ではあり、決して無能ではないのだが、その性格と強行的な手段故に敵よりも邪魔な味方扱いされていく部分等、どことなく『[[闘将ダイモス]]』の[[三輪防人]]と似通った点が多い。
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=== 劇中の様相 ===
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ラダム侵攻以前には連合軍の設立に尽力する等、軍人として優秀さをそれなりに見せていたコルベットであったが、その連合軍の力を持ってしても全く太刀打ち出来無い[[ラダム獣]]や[[テッカマン#ラダムテッカマン|ラダムテッカマン]]達の力の前に苦汁を嘗めさせられていた。そんな中、フリーマン率いる「スペースナイツ」がラダムテッカマンの一人であるレッカマンブレード(Dボゥイ)を保護し、ラダム獣やラダムテッカマン達と対等に戦えるDボゥイの力に目を付けた結果、様々な方法でテッカマンブレードの力を連合軍に取り込もうとしたが、地球連合の大統領でさえ難色を示す自らの横暴な行いが災い、当人はおろかフリーマンを始めとするスペースナイツ側からも拒否され続け、反感を抱かれる事になった。
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その後、テッカマンブレードに隠された危険性を知り掌返しな態度を見せながらも、何が何でもテッカマンの力を軍の戦力として欲しようとする身勝手な考えを抱いていたコルベットは、連合軍で独自にテッカマンを生み出す事を考案。地球星テッカマンであるソルテッカマンの開発を推進し、従軍記者としてスペースナイツ基地に潜入させていた連合防衛軍軍人である[[バルザック・アシモフ]]少佐にテッカマン関連の研究データを盗ませ<ref>ただし、バルザックの正体をフリーマンは見抜いていた様で、連合防衛軍に地球星のテッカマンを生み出させるべく敢えて泳がせていた。</ref>、連合防衛軍科学班所属の科学者であるDr.マルロー(SRW未登場)によってソルテッカマンは完成する事になった。そして、バルザックを[[ソルテッカマン1号機]]の装着者に任命し、連合軍によるラダムの撃破を成功させるのだが、これを切っ掛けに増長する様になったコルベットは、暴走に等しい行為を繰り返していく事になる。
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用済みになったDボゥイを始末しようとバルザックに捕獲させるも、その後に実行したオービタルリング奪回作戦では、[[テッカマンエビル]]にバルザックの搭乗するソルテッカマンは返り討ちに遭う形で敗北。上層部に責められる中、Dボゥイを救出しようと連合防衛軍基地に潜入していた[[ノアル・ベルース]]が装着者不在となっていた[[ソルテッカマン2号機]]を持ち出して出撃するも、エネルギー切れを起こして戦線離脱してしまう。結局は復活したブレードによってラダムは撃退されるものの、バルザックの搭乗するソルテッカマン1号機はあっけなく敗れた挙句に行方不明となってしまい、2号機はそのままノアルに持ち逃げされてスペースナイツの戦力となってしまう等、散々な結果となってしまう。
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自らの計画が半ば御破算になるどころか進退まで窮まったコルベットは、ラダムの拠点であると見ていたオービタルリングに超高分子フェルミオンミサイルを撃ち込むという強硬策を実行に移そうとし、フリーマン達スペースナイツの面々に、ミサイル発射までにラダムを引き付ける囮になるよう強要。だが、実際のラダムの本拠地は月の裏側であり、ましてやこれを実行に移す事は、オービタルリングが完全に崩壊するだけでなく、その破片が地球の赤道周辺に落下して何億人もの犠牲者が出てしまうという、ラダム側に決定的な打撃を与えられないどころか人類側に多大な犠牲を出すという失策では済まされない「暴挙」となる物であった。しかし、自らが地球を救った英雄になるという狂気的な妄執に取り付かれたコルベットは、自らの愚行によって生じる犠牲も「たかが数億人」で切り捨て、ラダムの本当の本拠地について話そうとするフリーマンの言葉にもはや耳を貸そうともせず、更には中止を進言する部下すらも射殺して黙らせる等、正気とは思えない様な暴走を繰り返していく。そして、自らを駆け付けたブレードの説得も「出鱈目」と吐き捨てるばかりか、自らが英雄になったと確信し狂気の笑みを浮かべる姿にフリーマンや[[本田]]は戦慄し、ブレードもまた彼を「悪魔」と唾棄。遂にはフェルミオンミサイルを発射してしまうが、最後は[[ペガス]]と共に放ったブレードのハイコートボルテッカによってフェルミオンミサイルを破壊され、その衝撃波に基地ごと巻き込まれる形で、断末魔を挙げながら死亡した。コルベットの暴走を止めて大勢の[[地球人]]を守る為とはいえ、結果的にブレードは大勢の連合防衛軍人の命を奪ってしまう事態となり、更にこの後には[[相羽ミユキ|悲劇的な『別れ』を経験する事]]になる等、彼にとって精神的に多大な重圧を受ける事になった。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
原作では[[テッカマンブレード|ブレード]]の放ったハイコートボルテッカで破壊されたフェルミオンミサイルの爆発で死亡したのだが、ゲームでは今のところ、毎回ブレードがいないルートで死亡する。
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原作では[[テッカマンブレード|ブレード]]の放ったハイコートボルテッカで破壊されたフェルミオンミサイルの爆発で死亡したのだが、ゲームでは今のところ、毎回ブレードがいないルートで死亡する。ちなみに出演作ではブルーコスモスの犬に成り下がっており、出演作を間違えるユーザーもちらほら。
    
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦J]]
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦J}}
:[[地球連合軍]]の幹部として序盤から登場。『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の原作における[[ブルーコスモス]]派の急先鋒であったウィリアム・サザーランド大佐(SRW未登場)の役割も担っており、アズラエルと様々な悪巧みを企てる事になる(むしろ原作のサザーランドより目立つ)。無論、自軍では他シリーズにおけるダイモスの[[三輪防人|三輪長官]]同様に嫌われ者扱いでブレードのいないルートでバイタルネットによって[[核ミサイル]]を跳ね返され死亡してしまう。
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:初登場作品。[[地球連合軍]]の幹部として序盤から登場。『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の原作における[[ブルーコスモス]]派の急先鋒であったウィリアム・サザーランド大佐(SRW未登場)の役割も担っており、アズラエルと様々な悪巧みを企てる事になる(むしろ原作のサザーランドより目立つ)。無論、自軍では他シリーズにおけるダイモスの[[三輪防人|三輪長官]]同様に嫌われ者扱いでブレードのいないルートでバイタルネットによって[[核ミサイル]]を跳ね返され死亡してしまう。
;[[スーパーロボット大戦W]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦W}}
:Jと同様で[[ブルーコスモス]]の先鋒。[[バルザック・アシモフ|バルザック]]に「バックのおかげで指令の椅子に座っている無能」と内心嘲られる。[[ブルーコスモス]]が本格的に登場する第2部に先駆けて第1部から登場するが、最期はアズラエルを救援しようとした際に撃墜された[[ドミニオン]]と衝突してフェルミオンミサイルの誘爆に巻き込まれて死亡してしまう。またしてもブレードルートとは逆のルートでの死亡である。
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:『[[スーパーロボット大戦J|J]]』と同様で[[ブルーコスモス]]の一員。[[バルザック・アシモフ|バルザック]]に「バックのおかげで指令の椅子に座っている無能」と内心嘲られる。[[ブルーコスモス]]が本格的に登場する第2部に先駆けて第1部から登場。[[木連]]に支援を行っていた[[プラント]]に制裁の名目で[[核ミサイル]]を使用するための準備をアズラエルに命じられた時、[[ドミニオン]]に侵入した[[叢雲劾]]に一人置いていかれたことによって錯乱したアズラエルからフェルミオンミサイル発射を命じられた時は渋る等アズラエルの命令を嫌がる素振りを見せたが、最期はフェルミオンミサイル発射を阻止すべく[[アークエンジェル]]が発射したローエングリン直撃によりコントロールを失った[[ドミニオン]]を慣性によりコルベット乗る艦に衝突させられ、フェルミオンミサイルの誘爆に巻き込まれて死亡してしまう。またしてもブレードルートとは逆のルートでの死亡である。
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
;[[ハインリッヒ・フォン・フリーマン]]
 
;[[ハインリッヒ・フォン・フリーマン]]
 
:士官学校時代の同期。
 
:士官学校時代の同期。
;[[Dボゥイ]]([[テッカマンブレード]])
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;[[Dボゥイ]][[テッカマンブレード]]
 
:軍でさえ倒せないラダムを一人で蹴散らす様を見て以来、あの手この手で掌握しようと企んだ。
 
:軍でさえ倒せないラダムを一人で蹴散らす様を見て以来、あの手この手で掌握しようと企んだ。
 
;[[バルザック・アシモフ]]
 
;[[バルザック・アシモフ]]
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== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
   
=== ガンダムシリーズ ===
 
=== ガンダムシリーズ ===
 
;[[キラ・ヤマト]]
 
;[[キラ・ヤマト]]
:Jでは反コーディネイター的な立場もあって、「裏切者のコーディネイター」と侮蔑的な扱いをし、トール達を怒らせる。この辺りは原作でキラをコーディネイターという事で侮蔑した[[ジェラード・ガルシア]]の役割を担っている。
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:[[スーパーロボット大戦J|J]]では反コーディネイター的な立場もあって、「裏切者のコーディネイター」と侮蔑的な扱いをし、トール達を怒らせる。この辺りは原作でキラをコーディネイターという事で侮蔑した[[ジェラード・ガルシア]]の役割を担っている。
 
;[[トール・ケーニヒ]]、[[ミリアリア・ハウ]]
 
;[[トール・ケーニヒ]]、[[ミリアリア・ハウ]]
 
:Jでキラを侮蔑した為、反発を受ける。
 
:Jでキラを侮蔑した為、反発を受ける。
 
;[[マリュー・ラミアス]]
 
;[[マリュー・ラミアス]]
:[[J]]では当初は部下と上司の関係であるが、彼女の力量を疑問視し、一方的な厳しい叱責を行う。
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:Jでは当初は部下と上司の関係であるが、彼女の力量を疑問視し、一方的な厳しい叱責を行う。
 
;[[ムルタ・アズラエル]]
 
;[[ムルタ・アズラエル]]
:[[J]]でも[[W]]でも、彼の腹心(あるいは腰巾着)というイメージが強いが、([[デビルガンダム]]を破壊され)不機嫌の余りわざわざ不貞寝のために自室に戻った彼に呆れる一幕も。Wではほぼアズラエルが原因で命を落としてしまう。
+
:Jでも[[スーパーロボット大戦W|W]]でも、彼の腹心(あるいは腰巾着)というイメージが強いが、([[デビルガンダム]]を破壊され)不機嫌の余りわざわざ不貞寝のために自室に戻った彼に呆れる一幕も。Wではほぼアズラエルが原因で命を落としてしまう。
    
=== リアル系 ===
 
=== リアル系 ===
 
;[[アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ]]
 
;[[アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ]]
:[[J]]ではテッカマンもDボゥイ、コーディネイターのキラと並んでグラドス人の彼をも侮蔑した発言をする。
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:JではテッカマンもDボゥイ、コーディネイターのキラと並んでグラドス人の彼をも侮蔑した発言をする。
 
;[[ミスマル・ユリカ]]
 
;[[ミスマル・ユリカ]]
:[[J]]や[[W]]で競演してるが、波長は合わずに苦々しく思っている。<br />ただ、マリューとは違い、毅然とした反論を返されている。
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:JやWで競演してるが、波長は合わずに苦々しく思っている。<br />ただ、マリューとは違い、毅然とした反論を返されている。
 
;[[ミスマル・コウイチロウ]]
 
;[[ミスマル・コウイチロウ]]
:[[J]]や[[W]]では対立関係。
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:JやWでは対立関係。
 
;[[ハルカ・ミナト]]、[[メグミ・レイナード]]
 
;[[ハルカ・ミナト]]、[[メグミ・レイナード]]
:[[J]]では彼女らにも嫌われており、ミナトにはハゲ親父と陰口をたたかれている。
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:Jでは彼女らにも嫌われており、ミナトにはハゲ親父と陰口をたたかれている。
 
;[[フォレストン]]
 
;[[フォレストン]]
:[[W]]では対立関係。
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:Wでは対立関係。
 
;[[リクレイマー]]
 
;[[リクレイマー]]
:[[J]]では[[ウィンストン・ゲイブリッジ|ガバナー]]を通して、彼らを支援していた。
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:Jでは[[ウィンストン・ゲイブリッジ|ガバナー]]を通して、彼らを支援していた。
    
=== スーパー系 ===
 
=== スーパー系 ===
 
;[[大河幸太郎]]
 
;[[大河幸太郎]]
:[[W]]では対立関係。
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:Wでは対立関係。
    
=== バンプレストオリジナル ===
 
=== バンプレストオリジナル ===
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;[[カズマ・アーディガン]]
 
;[[カズマ・アーディガン]]
 
:彼にも「ハゲ親父」と馬鹿にされ、激しく嫌われている。
 
:彼にも「ハゲ親父」と馬鹿にされ、激しく嫌われている。
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;[[アカネ・アーディガン]]
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:「真空管ハゲ」のあだ名を「中身が時代遅れ」という意味だと解釈した。
   −
== 原作における名台詞 ==
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== 名台詞 ==
 
;(フン、下らん。こんな会議、いくらやろうと無意味だ…)
 
;(フン、下らん。こんな会議、いくらやろうと無意味だ…)
 
:第2話の初登場時に。オービタルリングを占領し、地球を蹂躙するラダムの猛攻は監視衛星からここ、連合防衛軍本部指令所に送られるだけであり、そこではただ不毛な議論を繰り返すだけであった。だが、あいも変わらず続く様に呆れるコルベットはこの独白の後、思わぬ映像を目の当たりにする…。
 
:第2話の初登場時に。オービタルリングを占領し、地球を蹂躙するラダムの猛攻は監視衛星からここ、連合防衛軍本部指令所に送られるだけであり、そこではただ不毛な議論を繰り返すだけであった。だが、あいも変わらず続く様に呆れるコルベットはこの独白の後、思わぬ映像を目の当たりにする…。
82行目: 105行目:  
;「フッ、フリーマン。君も呆けたのかね?ワシの主力部隊を侮ってもらっては困る。既にワシはこの基地に、特殊部隊ブラウンベレーを配置しておる。彼らと部隊を連動すれば、このワシの立つ床だけを残し、周り全てを焼け野原にするなど訳はない。さあ、さっさと諦めろ。フリーマン!」
 
;「フッ、フリーマン。君も呆けたのかね?ワシの主力部隊を侮ってもらっては困る。既にワシはこの基地に、特殊部隊ブラウンベレーを配置しておる。彼らと部隊を連動すれば、このワシの立つ床だけを残し、周り全てを焼け野原にするなど訳はない。さあ、さっさと諦めろ。フリーマン!」
 
:フリーマンに「(スイッチを)押した所であなたも一蓮托生ですよ」と言われた後、一笑しながら自身の主力部隊を自慢して。
 
:フリーマンに「(スイッチを)押した所であなたも一蓮托生ですよ」と言われた後、一笑しながら自身の主力部隊を自慢して。
「フッ、お前がDボゥイ…テッカマンブレードか!」<br />「フン、元気があって結構だ!」
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;「フッ、お前がDボゥイ…テッカマンブレードか!」<br />「フン、元気があって結構だ!」
 
:スペースナイツが中央ルームに集合した後、両手でDボゥイの顔を掴んでまじまじと見ながら。コルベットは映像で見た甲冑姿と異なる生身姿に興味を示すが、強引に振り払われてしまう。その様に対し、彼は余計に己の配下にしたくなったと思い下段の台詞で余裕な態度を示す。
 
:スペースナイツが中央ルームに集合した後、両手でDボゥイの顔を掴んでまじまじと見ながら。コルベットは映像で見た甲冑姿と異なる生身姿に興味を示すが、強引に振り払われてしまう。その様に対し、彼は余計に己の配下にしたくなったと思い下段の台詞で余裕な態度を示す。
 
;「ぬぅぅ…''攻撃開始ぃっ!!''」<br />「どうだ!まだ言う事を聞かんのか!?」
 
;「ぬぅぅ…''攻撃開始ぃっ!!''」<br />「どうだ!まだ言う事を聞かんのか!?」
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;(フン、フリーマン…今度ばかりはワシが笑う番だ…)
 
;(フン、フリーマン…今度ばかりはワシが笑う番だ…)
 
:第19話冒頭、オペレーションヘブンを発動する際の独白。ソルテッカマンという切り札を得たコルベットからすればラダムを殲滅するなどたやすいと考えていた模様。
 
:第19話冒頭、オペレーションヘブンを発動する際の独白。ソルテッカマンという切り札を得たコルベットからすればラダムを殲滅するなどたやすいと考えていた模様。
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;「ご安心ください。間もなくソルテッカマン2号機が発進します。そうなれば、ラダム獣などひとたまりもありません」
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:第20話、ラダム獣の総攻撃を受ける連合防衛軍本部で、無責任な将官たちの批判にさらされるが、ソルテッカマン2号機の存在を開示するや否や、見事な手のひら返しをされる(しかも、その2号機が窮地に陥るや、またも態度を反転される)。スペースナイツからすれば同じ穴のムジナではあるのだが、コルベットの苦労を垣間見られるワンシーンである。
 
;「歴史に名を残した軍人は必ず運命的な決断をしている。アルデンヌの森を突破したグーデリアン、モスクワを守り抜いたゲオルギー・ジューコフ、そしてノルマンディ上陸作戦を指揮したアイゼンハワーとモンゴメリー。彼らは皆、無謀とも言える作戦を成功させたが故に勝利を手にしたのだ」<br />「反対意見などに耳を貸すな!我々はラダムに勝利すればそれで良いのだ!」
 
;「歴史に名を残した軍人は必ず運命的な決断をしている。アルデンヌの森を突破したグーデリアン、モスクワを守り抜いたゲオルギー・ジューコフ、そしてノルマンディ上陸作戦を指揮したアイゼンハワーとモンゴメリー。彼らは皆、無謀とも言える作戦を成功させたが故に勝利を手にしたのだ」<br />「反対意見などに耳を貸すな!我々はラダムに勝利すればそれで良いのだ!」
 
:フェルミオンミサイルによるオービタルリング破壊作戦を決行する前に部下に意気込みを語った際の言葉。後にフリーマンが予測した通りなら、オービタルリング破壊作戦が成功しても、ミサイルから放出されたフェルミオンエネルギーとオービタルリングの破片が地球に降り注ぎ、何億もの人命が失われることになる。一方のコルベットは作戦に伴う被害の大きさを分かっていながら、第2次世界大戦の英雄たちを引き合いに出して自らの行為を正当化しようとしており、自らの名誉のこと以外頭にないということが伺える。
 
:フェルミオンミサイルによるオービタルリング破壊作戦を決行する前に部下に意気込みを語った際の言葉。後にフリーマンが予測した通りなら、オービタルリング破壊作戦が成功しても、ミサイルから放出されたフェルミオンエネルギーとオービタルリングの破片が地球に降り注ぎ、何億もの人命が失われることになる。一方のコルベットは作戦に伴う被害の大きさを分かっていながら、第2次世界大戦の英雄たちを引き合いに出して自らの行為を正当化しようとしており、自らの名誉のこと以外頭にないということが伺える。
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== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
;「青き清浄なる世界のために」
 
;「青き清浄なる世界のために」
:[[J]]と[[W]]ではこの台詞を多用する。[[ブルーコスモス]]の手先に成り下がっているので『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の登場キャラと勘違いしたプレイヤーもいたのでは?
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:[[スーパーロボット大戦J|J]]と[[スーパーロボット大戦W|W]]ではこの台詞を多用する。[[ブルーコスモス]]の手先に成り下がっているので『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の登場キャラと勘違いしたプレイヤーもいたのでは?
;コルベット「無論このわしも、諸君の活躍には期待しておる。頑張ってくれたまえ。作戦開始まで数日ある。休暇でもとって英気を養うがよかろう」<br />ユリカ「はい。ありがとうございます、准将」<br />コルベット「うむ、そういう素直な態度をとっておれば、わしとて嫌なことは言わずにすむというものだ。作戦にはわしも同行する。」
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;コルベット「無論このわしも、諸君の活躍には期待しておる。頑張ってくれたまえ。作戦開始まで数日ある。休暇でもとって英気を養うがよかろう」<br />ユリカ「はい。ありがとうございます、准将」<br />コルベット「うむ、そういう素直な態度をとっておれば、わしとて嫌なことは言わずにすむというものだ。作戦にはわしも同行する」
:[[J]]の第23話にて、自軍に休暇を与えた場面。普段とは考えられない態度からか、シモーヌ達からは逆に気持ち悪がられていた。
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:Jの第23話にて、自軍に休暇を与えた場面。普段とは考えられない態度からか、自軍のメンバーからは逆に気持ち悪がられていた。
 
;「前進だ。気に入ろうが気に入るまいが、攻撃の機会を逃すわけにはいかん」
 
;「前進だ。気に入ろうが気に入るまいが、攻撃の機会を逃すわけにはいかん」
:[[J]]の41話にて、不貞寝を決め込むアズラエルを尻目に、攻撃の命令を下す。
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:Jの41話にて、不貞寝を決め込むアズラエルを尻目に、攻撃の命令を下す。
    
{{DEFAULTSORT:こるへつと}}
 
{{DEFAULTSORT:こるへつと}}
 
[[Category:登場人物か行]]
 
[[Category:登場人物か行]]
 
[[Category:宇宙の騎士テッカマンブレード]]
 
[[Category:宇宙の騎士テッカマンブレード]]