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'''ここでは『[[ゲッターロボ]]』に登場したゲッターロボについて説明する。『[[新ゲッターロボ]]』版については「[[ゲッターロボ (新)]]」を参照。'''
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{{Otheruseslist|主に『[[ゲッターロボ]]』に登場したゲッターロボ|『[[新ゲッターロボ]]』版|ゲッターロボ (新)}}
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{{登場メカ概要
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| タイトル = ゲッターロボ
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| 外国語表記 = [[外国語表記::Getter Robo]]
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| 登場作品 = [[ゲッターロボシリーズ]]
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*{{登場作品 (メカ)|ゲッターロボ}}
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*{{登場作品 (メカ)|ゲッターロボG}}
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*{{登場作品 (メカ)|真ゲッターロボ (原作漫画版)}}
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*{{登場作品 (メカ)|真ゲッターロボ 世界最後の日}}
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*{{登場作品 (メカ)|真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ}}
 +
*{{登場作品 (メカ)|新ゲッターロボ}}
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*{{登場作品 (メカ)|ゲッターロボ大決戦!}}
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| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦}}
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}}
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*外国語表記:[[外国語表記::Getter Robo]]
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{{登場メカ概要
*[[登場作品]][[ゲッターロボシリーズ]]
+
| タイトル = スペック
**[[ゲッターロボ]]
+
| 分類 = [[分類::ゲッターロボ (兵器)|ゲッター線使用作業用ロボット]]
**[[ゲッターロボG]]
+
| 動力 = [[動力::ゲッター炉心]]
**[[真ゲッターロボ (原作漫画版)]]
+
| エネルギー = [[エネルギー::ゲッター線]](ゲッターエネルギー)
**[[真ゲッターロボ 世界最後の日]]
+
| 装甲材質 = [[装甲材質::ゲッター合金]]
**[[真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ]]
+
| 開発者 = [[開発::早乙女博士]]
**[[新ゲッターロボ]]
+
| 所属 = {{所属 (メカ)|早乙女研究所}}⇒{{所属 (メカ)|新早乙女研究所}}(原作漫画版)
*分類:[[ゲッターロボ (兵器)|ゲッター線使用作業用ロボット]]
+
| 主なパイロット =
*動力:ゲッター炉心
+
;【[[イーグル号]]
*エネルギー:[[ゲッター線]](ゲッターエネルギー)
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:[[パイロット::流竜馬]]
*装甲材質:ゲッター合金
+
;【[[ジャガー号]]
*開発者:[[早乙女博士]]
+
:[[パイロット::神隼人]]
*所属:[[早乙女研究所]][[新早乙女研究所]](原作漫画版)
+
;【[[ベアー号]]】
*主なパイロット
+
:[[パイロット::巴武蔵]]
**[[流竜馬]]【[[イーグル号]]】
+
}}
**[[神隼人]][[ジャガー号]]
+
 
**[[巴武蔵]][[ベアー号]]
+
'''ゲッターロボ'''は『[[ゲッターロボシリーズ]]』の[[登場メカ]]であり、『[[ゲッターロボ]]』の主役メカ。
    
== 概要 ==
 
== 概要 ==
=== ゲッターロボ単独 ===
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=== 機体概要 ===
 
[[早乙女博士]]が[[ゲッター線]]を平和利用して、作業([[宇宙]]開発)用に開発したロボット(1と2はともかく3は水中を活躍の場とするため、この場合の宇宙開発とは真空の宇宙ではなく惑星を見越していたともいわれている)。
 
[[早乙女博士]]が[[ゲッター線]]を平和利用して、作業([[宇宙]]開発)用に開発したロボット(1と2はともかく3は水中を活躍の場とするため、この場合の宇宙開発とは真空の宇宙ではなく惑星を見越していたともいわれている)。
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この機体を起点とした前型と後継機は、「'''[[ゲッターロボ (兵器)]]'''」の項を参照。
 
この機体を起点とした前型と後継機は、「'''[[ゲッターロボ (兵器)]]'''」の項を参照。
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=== 各形態 ===
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==== 構成[[ゲットマシン]] ====
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;[[イーグル号]]
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;[[ジャガー号]]
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:
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;[[ベアー号]]
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==== 各形態 ====
 
;[[ゲッター1]]
 
;[[ゲッター1]]
 
:[[空|空中用]]の形態。最もバランスが取れた形態。メインパイロットは[[流竜馬]]。
 
:[[空|空中用]]の形態。最もバランスが取れた形態。メインパイロットは[[流竜馬]]。
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なお、いずれも同一の[[ゲットマシン]]3機の組合せであるが、質量保存の法則に反して3形態それぞれ機体重量が異なる。『[[世界最後の日]]』においては重量は統一されている。
 
なお、いずれも同一の[[ゲットマシン]]3機の組合せであるが、質量保存の法則に反して3形態それぞれ機体重量が異なる。『[[世界最後の日]]』においては重量は統一されている。
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=== 原作TVアニメ版 ===
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=== 劇中での様相 ===
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==== 原作TVアニメ版 ====
 
元来は[[宇宙]]開発用に造られたが、[[恐竜帝国]]が地上侵攻を開始した際に急遽、戦闘用へと転用される。
 
元来は[[宇宙]]開発用に造られたが、[[恐竜帝国]]が地上侵攻を開始した際に急遽、戦闘用へと転用される。
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有視界操縦システムへと[[改造]]された中盤以降は[[合体]]後、機体内部に各コックピット間を繋ぐ移動用の「'''梯子'''」が形成され、この梯子を経由して負傷したパイロットの手当てや、故障箇所の応急[[修理]]などを行なう描写が多く見受けられるようになった。
    
数々の激戦を潜り抜けるも、最終的には[[無敵戦艦ダイ]]の前に敗北。満身創痍の本機体は、武蔵の亡骸の代わりに『[[ゲッターロボG]]』第1話で焼却された。
 
数々の激戦を潜り抜けるも、最終的には[[無敵戦艦ダイ]]の前に敗北。満身創痍の本機体は、武蔵の亡骸の代わりに『[[ゲッターロボG]]』第1話で焼却された。
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原作アニメではゲッター1は陸戦にも対応しており、またゲッター2も空中戦が可能でゲッター3も後半は飛行能力が追加されていた。スパロボではそれぞれ得意地形に偏っているが、これは原作無視ではなくゲーム的な調整と考えるべきだろう。
 
原作アニメではゲッター1は陸戦にも対応しており、またゲッター2も空中戦が可能でゲッター3も後半は飛行能力が追加されていた。スパロボではそれぞれ得意地形に偏っているが、これは原作無視ではなくゲーム的な調整と考えるべきだろう。
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=== 原作漫画版 ===
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==== 原作漫画版 ====
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TV版と違い最初から戦闘用に開発されており、有視界操縦システムもこの時点で採用されている。
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最終決戦では武蔵が大量のメカザウルスを道連れにゲッター炉を暴走させ、自爆するという壮絶な最期を遂げた。
 
最終決戦では武蔵が大量のメカザウルスを道連れにゲッター炉を暴走させ、自爆するという壮絶な最期を遂げた。
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== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
どの作品でも基本的に3人のパイロットが搭乗し、自ターン中の「変形」コマンドによる3形態の自由な取り回しが可能にされている。
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どの作品でも基本的に3人のパイロットが搭乗し、自ターン中の「変形」コマンドによる3形態の自由な取り回しが可能にされている(稀に、チームとして乗り込めない、1人乗り限定のゲッターロボの参入もある)。逆に歴代シリーズを通しても、合体前のゲットマシン状態でプレイ可能な作品・状況は非常に少ない。
(稀に、チームとして乗り込めない、1人乗り限定のゲッターロボの参入もある。)
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逆に歴代シリーズを通しても、合体前のゲットマシン状態でプレイ可能な作品・状況は非常に少ない。
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また原作の扱いもあってか、途中でゲッターロボGに強制で乗り換えることが多く、最後までこの初代ゲッターロボを使うことのできる作品は少ない。
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特に近作ではキャラクタ3人全員がメインパイロット扱いという要素において、システム的に高い恩恵を享受できるケースが増えている。
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なお、残念ながら原作での敵である恐竜帝国が登場する作品では、通常(3人乗り)の初代ゲッターロボが使える作品は無く、原作と同じ組み合わせで戦うことは現時点では基本的に不可能となっている。
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また原作の扱いもあって、TV版準拠では途中でゲッターロボGに強制で乗り換えることが多く、『[[世界最後の日]]』準拠の場合はブラックゲッターになってしまいやすく、最後までこの初代ゲッターロボを使うことのできる作品は少ない。
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 +
特に近作ではキャラクター3人全員がメインパイロット扱いという要素において、システム的に高い恩恵を享受できるケースが増えている。
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なお、残念ながらTV版での敵である恐竜帝国が登場する作品では、通常(3人乗り)の初代ゲッターロボが使える作品は無く、キャラクターを含めた原作と同じ組み合わせで戦うことは現時点では基本的に不可能となっている。
    
=== [[旧シリーズ]] ===
 
=== [[旧シリーズ]] ===
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;[[第4次スーパーロボット大戦]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]])
 
;[[第4次スーパーロボット大戦]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]])
 
:最初からゲッターチームが乗って登場。中盤、ゲッターGに交換される。
 
:最初からゲッターチームが乗って登場。中盤、ゲッターGに交換される。
:改造データは引き継がれるようになったが、エネルギーの4段階以上・限界の2段階以上・ゲッターレザー・ドリルパンチの各改造は、真ゲッターになった際に[[資金]]が無駄になる
+
:改造データは引き継がれるようになったが、エネルギーの4段階以上・限界の2段階以上・ゲッターレザー・ドリルパンチの各改造は、真ゲッターになった際に[[資金]]が無駄になる。
 +
:本作(『S』含む)までは機体改造の際、HP・EN以外の改造段階は各形態ごとに独立しており、3形態全て強化しようとすると非常に金が掛かるのが欠点。その代わり形態ごとに伸ばす方向性を変えることができる。
 +
:また[[強化パーツ]]も各形態で個別になっており、例えば[[ゲッター1]]にアーマー系パーツをつけてもゲッター2及び3のHPと装甲は強化されず、変形するとHPが下がってしまう。一方で[[プロペラントタンク]]のような使い捨てパーツによる回復は(それを着けた形態でしか使えないが)3形態全てに反映される。
 
;[[スーパーロボット大戦F]]
 
;[[スーパーロボット大戦F]]
:スーパー系第1話ではゲッターロボGが[[あしゅら男爵]]に奪われ敵として登場する。中盤、ゲッターGに交換される。<br />本作では初代とGは共に[[サイズ]]M。この頃は[[強化パーツ]]が各形態で付けた物が反映されるため最大6個も必要とするが、逆にそれぞれに合わせたチューンが可能。
+
:[[スーパー系]]第1話ではゲッターロボGが[[あしゅら男爵]]に奪われ敵として登場する。中盤、ゲッターGに交換される。
 +
:本機及び「G」は、本作では[[サイズ]]M。
 +
:本作から機体改造は3形態全てで共有されるようになり、部隊の財布に優しくなった。また強化パーツも共有となったが、そのため前作のように回復パーツ専門の形態を作る運用は出来なくなった。
    
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
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;[[スーパーロボット大戦COMPACT]]
 
;[[スーパーロボット大戦COMPACT]]
 
:中盤、ゲッターロボGに乗り換える。
 
:中盤、ゲッターロボGに乗り換える。
;[[スーパーロボット大戦COMPACT2第1部]]
+
;[[スーパーロボット大戦COMPACT2]]
:
+
:ゲッターロボGの乗り換えなどもあり第1部のみの出演。空適正Bのスーパーロボットが多い中、ゲッター1は空適正Aなので小回りの利くスーパーロボットとして活躍できる。
;[[スーパーロボット大戦COMPACT2第2部]]
  −
:
  −
;[[スーパーロボット大戦COMPACT2第3部]]
  −
:[[α]]以来であり、第3次αまでに[[OGシリーズ]]を除いてレギュラー参戦。第2部で初参戦をした『[[マシンロボ クロノスの大逆襲]]』と初共演。
   
;[[スーパーロボット大戦IMPACT]]
 
;[[スーパーロボット大戦IMPACT]]
 
:地上編の途中でゲッターロボGに乗り換える。
 
:地上編の途中でゲッターロボGに乗り換える。
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::[[周回プレイ]]の特典が変わったため強化パーツスロットは増えなくなった。
 
::[[周回プレイ]]の特典が変わったため強化パーツスロットは増えなくなった。
 
;[[スーパーロボット大戦D]]
 
;[[スーパーロボット大戦D]]
:『[[世界最後の日]]』準拠で登場。ゲッターチームで[[乗り換え]]可能。プロローグの1人乗りゲッターロボ3機にも改造を引き継ぐ。
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:『世界最後の日』準拠で登場。ゲッターチームで[[乗り換え]]可能。プロローグの1人乗りゲッターロボ3機にも改造を引き継ぐ。
    
=== Scramble Commanderシリーズ ===
 
=== Scramble Commanderシリーズ ===
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=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
 
;[[スーパーロボット大戦]]
 
;[[スーパーロボット大戦]]
:主役の一人(?)として登場。敵に説得するときの台詞(「'''きみ、いいからだしてるね。ゲッターチームにはいらないか?'''」)はシリーズ屈指の迷言。
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:主役の一人(?)として登場。敵に説得する時の台詞(「'''きみ、いいからだしてるね。ゲッターチームにはいらないか?'''」)はシリーズ屈指の迷言。
 
;[[スーパーロボット大戦リンクバトラー]]
 
;[[スーパーロボット大戦リンクバトラー]]
 
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;[[スーパーロボット大戦64]]
 
;[[スーパーロボット大戦64]]
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:敵は百鬼帝国だが登場。マジンガーZとの合体攻撃「ツインビーム」が強力。序盤~中盤のボスキラーとなれる。
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;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
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:メインシナリオでは第1章から登場。パイロットスーツ着用の『世界最後の日』風の竜馬・隼人・武蔵チームで(出典はあくまでもTV版)、TV版の恐竜帝国が敵という変り種の構成。やはりゲッターGへの乗り換えが第5章で行われるものの、大半のフリー編成ステージでゲッター1・2・3を使い続ける事は可能。
    
== 機体BGM ==
 
== 機体BGM ==
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;[[ゲッターロボ (新)]]
 
;[[ゲッターロボ (新)]]
 
:
 
:
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;デビルゲッター
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:[[漫画]]『デビルマン対ゲッターロボ』に登場する、[[デビルマン]]がゲッターロボと合体した機体。
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
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*TV版第1話では『戦闘用の本物のゲッターロボ』と明言されていた。
 
*TV版第1話では『戦闘用の本物のゲッターロボ』と明言されていた。
 
*漫画家の和月伸宏氏はゲッターロボのファンを明言しており自作品にてゲッターがモチーフとなっているギミックを多数出している。
 
*漫画家の和月伸宏氏はゲッターロボのファンを明言しており自作品にてゲッターがモチーフとなっているギミックを多数出している。
<!-- == 商品情報 == -->
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**その最たるものとして、'''「擬人化したゲッター2」'''という見た目のキャラクターを描いたが、あまりにそのまんまだったため自主規制でお蔵入りした(が、没ネタとして『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-剣心皆伝』で公開している)というエピソードがある。
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*PSソフト『ゲッターロボ大決戦!』では他の[[ゲッターロボ (兵器)|ゲッター]]系列機に無い特徴として、ゲットマシン2機だけでも合体できるという能力を持っている。ただしその姿は各形態の下半身が無くなった不完全な人型であり、当然ながら通常の合体より戦闘能力は劣るため、特別な理由でも無い限り3機合体で運用した方がいい。
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*先述された「形態ごとに重量が変化する」という設定については、TV版放映当時は特にこれといった理由付けはなかったが、現在は[[ゲッター線]]に関する数々のトンデモ設定が知られるようになったため、ファンの間では'''「(質量保存の法則を無視しても)ゲッターならしょうがない」'''と見る向きが多い。
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{{ゲッターロボシリーズ}}
 
{{ゲッターロボシリーズ}}
 
{{DEFAULTSORT:けつたあろほ ろほつと}}
 
{{DEFAULTSORT:けつたあろほ ろほつと}}
 
[[Category:登場メカか行]]
 
[[Category:登場メカか行]]
 
[[Category:ゲッターロボシリーズ]]
 
[[Category:ゲッターロボシリーズ]]
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