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== SVMS-01X グラハム専用ユニオンフラッグカスタムII(Graham's Union Flag Custom II) ==
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{{登場メカ概要
*[[登場作品]][[機動戦士ガンダム00]]
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| タイトル = グラハム専用<br />ユニオンフラッグカスタムII
*分類:改良型[[モビルスーツ]]
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| 外国語表記 = [[外国語表記::Union Flag Custom II]]<ref>[http://www.gundam00.net/tv/ms/08e.html MS]、機動戦士ガンダム00[ダブルオー]、2022年1月29日閲覧。</ref>
*型式番号:SVMS-01X
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| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
*全高:17.9m
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*{{登場作品 (メカ)|機動戦士ガンダム00}}
*重量:74.2t
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| デザイン = {{メカニックデザイン|福地仁}}
*[[動力]]:[[GNドライヴ[Τ]]]
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| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|第2次スーパーロボット大戦Z破界篇}}
*[[エネルギー]]:[[GN粒子]]
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| SRWでの分類 = [[機体]]
*装甲材質:Eカーボン
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}}
*原型機:[[グラハム専用ユニオンフラッグカスタム]]
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*開発組織:[[ユニオン (00)|ユニオン]]
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*主なパイロット:[[グラハム・エーカー]]
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*メカニックデザイン:福地仁
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[[グラハム専用ユニオンフラッグカスタム]][[GN-X]]の擬似太陽炉([[GNドライヴ[Τ]]])を移設した[[モビルスーツ]]。劇中では「'''GNフラッグ'''」と呼ばれる。「フラッグでガンダムを倒す」事に拘るグラハムの意を汲んだビリーが突貫工事で開発させたワンオフ機。
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{{登場メカ概要
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| タイトル = スペック
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| 別名 = GNフラッグ
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| 分類 = [[分類::可変モビルスーツ]]
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| 生産形態 = 改修機
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| 型式番号 = [[型式番号::SVMS-01X]]
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| 全高 = 17.9 m
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| 重量 = [[重量::74.2 t]]
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| 動力・推進機関 = [[GNドライヴ[Τ]]]
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| エネルギー = [[GN粒子]]
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| 装甲材質 = [[装甲材質::Eカーボン]]
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| 原型機 = '''[[グラハム専用ユニオンフラッグカスタム]]'''
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| 開発 = [[ユニオン (00)|ユニオン]]
 +
| 所属 = {{所属 (メカ)|ユニオン (00)|ユニオン}}
 +
| 乗員人数 = 1名
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| パイロット = [[パイロット::グラハム・エーカー]]
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}}
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'''グラハム専用ユニオンフラッグカスタムII'''は『[[機動戦士ガンダム00]]』の[[登場メカ]]。
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== 概要 ==
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[[グラハム専用ユニオンフラッグカスタム]]に[[GN-X]]の[[GNドライヴ[Τ]|擬似太陽炉]]を移植した[[モビルスーツ]]。
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ドライヴは動力源と推進器の役割であり、[[ガンダムスローネアイン]]から奪取したGNビームサーベルをドライヴにチューブで直結させて主武器として使う。その場合ドライヴを左肩に移動させる必要があり、推進器としては使えるものの左に推進力が偏るため使い勝手が悪くなる。<br/>
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劇中では「'''GNフラッグ'''」と呼ばれる。「フラッグでガンダムを倒す」事に拘る[[グラハム・エーカー]]の意を汲んだ[[ビリー・カタギリ]]が突貫工事で開発させたワンオフ機。
元々規格の異なる動力機関を無理やり搭載しているため機体バランスは劣悪であり、カスタムフラッグと比較して[[ビームサーベル]]が使える以外は殆どの性能が低下している。[[変形]]も不可能<ref>フィギュアでは一応変形の姿勢は取れるが、本来必要な背部フライトユニットが無く、代わりの推進力となるドライヴもバランスが偏る左肩に避けねばならない</ref>。
     −
国連軍との戦闘が終結した直後に[[ガンダムエクシア]]と対決。前述の通り兵器としては欠陥機に近い性能であるにも拘らず、エクシアが[[トランザム]]解除後で性能が低下していたことと、グラハムの技量(愛?)の高さで相打ちにまで持ち込む。当機も爆散し、[[ミスター・ブシドー|グラハムは死亡したと思われたが……]]。
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GNドライヴは動力源と推進器の役割であり、[[ガンダムスローネアイン]]から奪取したGNビームサーベルをGNドライヴにチューブで直結させて主武器として使う。その場合GNドライヴを左肩に移動させる必要があり、推進器としては使えるものの左に推進力が偏るため使い勝手が悪くなる。
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元々規格の異なる動力機関を無理やり搭載しているため機体バランスは劣悪であり、カスタムフラッグと比較して[[ビームサーベル]]が使える以外は殆どの性能が低下している。[[変形]]も不可能<ref>フィギュアでは一応変形の姿勢は取れるが、本来必要な背部フライトユニットが無く、代わりの推進力となるGNドライヴもバランスが偏る左肩に避けねばならない。</ref>。
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[[国連|国連軍]]との戦闘が終結した直後に[[ガンダムエクシア]]と対決。前述の通り兵器としては欠陥機に近い性能であるにも拘らず、エクシアが[[トランザム]]解除後で性能が低下していたことと、グラハムの[[技量]]([[愛]]?)の高さで相討ちにまで持ち込む。
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その後、当機も爆散して、[[ミスター・ブシドー|グラハムは死亡したと思われたが……]]。
    
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]
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;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦Z破界篇}}
:初登場作品。「'''ユニオンフラッグカスタムII'''」表記。原作より完成が遅れたらしく国連軍との決戦には登場しないが、直後の第49話でいきなり登場する。武装はGNビームサーベル一つと極めてシンプル。性能はかなり高く命中補正は+50もあり、グラハムの能力もあり意外と苦戦する事もある。固有[[カットイン]]が2種類もあり、演出面でも優遇されている。しかし[[地形適応]]の[[宇宙]]:Sは搭乗者とマップの影響で完全に死んでいる。
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:初登場作品。「'''ユニオンフラッグカスタムII'''」表記。原作より完成が遅れたらしく国連軍との決戦には登場しないが、直後の第49話でいきなり登場する。
:なお、辞典ではこの機体のGNビームサーベルはスローネアインのものを参考に開発されたと記載されている(流用した改造品のため間違いではない)。
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:武装はGNビームサーベル一つだけと極めてシンプル。性能はかなり高く命中補正は+50もあり、[[グラハム・エーカー|グラハム]]の能力もあって意外と苦戦する事もある。固有[[カットイン]]が2種類もあり、演出面でも優遇されている。
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:しかし、'''[[地形適応]]の[[宇宙]]:Sは搭乗者とマップの影響で完全に死んでいる'''上、[[刹那・F・セイエイ|刹那]]のエースボーナスの対象になるので下手をすると[[トランザム]]の一撃で沈む。
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:なお、[[ロボット大図鑑]]では「この機体のGNビームサーベルはスローネアインのものを参考に開発された」と記載されている(流用した改造品のため、間違いではない)。
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=== 単独作品 ===
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦DD}}
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:1章Part12『ゼロ』から登場するボスユニット。「ユニオンフラッグカスタムII」表記。攻撃&回避タイプ。今作では原作より完成が早まっており、地上で襲い掛かって来る。
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:初戦は[[GN-X]]と共に海上で仕掛けてくるのだが、『DD』はシステム上基本「空」地形が無いため全機海底を這って襲ってくるのでスペックがガタ落ちしており全く苦戦しない。
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:1章Part12『終わりなき詩』は宇宙戦で本調子になって強制出撃のガンダムエクシアを集中狙いしてくる。あえて一騎打ちをさせて原作再現をしてもいいが、エクシアを囮にして同じく強制出撃のνガンダムで射程外から攻撃すると安全に倒せるだろう。
    
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
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==== 武装 ====
 
;20mm機銃
 
;20mm機銃
:胴体部に1門内蔵。本編・ゲーム共に未使用。本機唯一の飛び道具。
+
:胴体部に1門内蔵。本編未使用。本機唯一の飛び道具。
;GNビームサーベル
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:『DD』では通常攻撃に採用。
:ガンダムスローネアインから奪取した(グラハムに言わせれば「'''お前の物はおれの物!'''」)武器を主武装として使用する。使用の際には[[GNドライヴ[Τ]]]を左背部に移動させ、チューブで直結したサーベルは更に高出力となる。エクシアとの戦闘ではこれのみで戦った。
  −
:Zではただの[[ビームサーベル]]とは比べ物にならないほど、豪華な演出になっている。刀身もスローネのものより大幅にデカイ。地味に青いチューブもキチンと描かれている。
   
;ディフェンスロッド
 
;ディフェンスロッド
 
:両膝の横に装備されている。本機のものは姿勢制御スラスターの役割を持ち、本来の使い方が出来るかは疑問である。腕部にも小型化されたものが装備されているが、申し訳程度。
 
:両膝の横に装備されている。本機のものは姿勢制御スラスターの役割を持ち、本来の使い方が出来るかは疑問である。腕部にも小型化されたものが装備されているが、申し訳程度。
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;GNビームサーベル
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:[[ガンダムスローネアイン]]から奪取した([[グラハム・エーカー|グラハム]]に言わせれば'''「お前の物はおれの物!」''')武器を主武装として使用する。
 +
:使用の際には[[GNドライヴ[Τ]]]を左背部に移動させ、チューブで直結した[[ビームサーベル]]は更に高出力となる。[[ガンダムエクシア]]との戦闘ではこれのみで戦った。
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:[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]ではただのビームサーベルとは比べ物にならないほど、豪華な演出になっている。刀身もスローネアインのものより大幅にデカイ。地味に青いチューブもキチンと描かれている。
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:『DD』では必殺技に採用。
 +
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==== オプション装備 ====
 
;新型リニアライフル「トライデント・ストライカー」
 
;新型リニアライフル「トライデント・ストライカー」
:[[オーバーフラッグ]]の標準装備。一部のゲームやフィギュアではボーナスパーツとして付属しているが、実際にはGNフラッグの状態で装備、使用した場面はない。
+
:[[オーバーフラッグ]]の標準装備。
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:一部のゲームやフィギュアではボーナスパーツとして付属しているが、実際にはGNフラッグの状態で装備・使用した場面はない。
    
=== [[特殊能力]] ===
 
=== [[特殊能力]] ===
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== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
 
;対[[ガンダムエクシア]]
 
;対[[ガンダムエクシア]]
:
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:1st第25話にて。[[アルヴァアロン]]を[[トランザム]]を駆使して撃破したばかりの[[刹那・F・セイエイ|刹那]]が搭乗するエクシアの前に、[[グラハム・エーカー|グラハム]]が駆るGNフラッグが現れる。
 +
:GNフラッグは[[ガンダムスローネアイン|スローネアイン]]から奪ったGNビームサーベルでエクシアの左腕と頭部を斬り落とすが、エクシアから反撃を受けて右脚と頭部を斬り飛ばされてしまう。
 +
:満身創痍の両機体は、GNビームサーベルとGNソードで互いのコックピット部を狙って突進するが、相討ちに終わった。
    
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
 
;[[GN-X]]
 
;[[GN-X]]
:疑似太陽炉は譲渡された30機の内の1機より移植している。
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:[[GNドライヴ[Τ]|擬似太陽炉]]は、[[アレハンドロ・コーナー|アレハンドロ]]から譲渡された30機の内の1機より移植している。
 
;[[ガンダムスローネアイン]]
 
;[[ガンダムスローネアイン]]
 
:主武装のGNビームサーベルはグラハムがスローネアインから奪取した物である。
 
:主武装のGNビームサーベルはグラハムがスローネアインから奪取した物である。
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
*本機搭乗後、グラハムは[[ブレイヴ]]に乗るまで一貫して変形機構のない機体([[アヘッド・サキガケ]]、[[マスラオ]]、[[スサノオ]])が専用機となっている。この時期はCB以外で可変機が作られなかったというのもあるが、グラハムの歪みの一つの形と受け取れなくもない。
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*本機搭乗後、[[グラハム・エーカー|グラハム]]は[[ブレイヴ]]に乗るまで一貫して変形機構のない機体([[アヘッド・サキガケ]]、[[マスラオ]]、[[スサノオ]])が専用機となっている。
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**この時期は[[ソレスタルビーイング]]以外で[[可変モビルスーツ|可変機]]が造られなかったというのもあるが、グラハムの歪みの一つの形と受け取れなくもない。
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== 脚注 ==
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<references />
    
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
 
<amazon>B001DUTOPS</amazon>
 
<amazon>B001DUTOPS</amazon>
   −
== 脚注 ==
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== 資料リンク ==
<references />
+
*[[GUNDAM:ユニオンフラッグカスタムII]]
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== リンク ==
   
{{ガンダムシリーズ}}
 
{{ガンダムシリーズ}}
 
{{DEFAULTSORT:くらはむせんようゆにおんふらつくかすたむII}}
 
{{DEFAULTSORT:くらはむせんようゆにおんふらつくかすたむII}}
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