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== クロト・ブエル(Clotho Buer) ==
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{{登場人物概要
*[[登場作品]]:[[機動戦士ガンダムSEED]]
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| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
*声優:結城比呂(現・優希比呂)
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*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダムSEED}}
*種族:地球人([[ナチュラル]]・[[ブーステッドマン]])
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| 声優 = {{声優|優希比呂|結城比呂(現・優希比呂)|SRW=Y}}
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| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|平井久司}}
*所属:[[地球連合軍]]
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| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ}}
*階級:少尉
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| SRWでの分類 = [[パイロット]]
*年齢:17歳
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}}
*身長:165cm
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*体重:52kg
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*趣味:携帯ゲーム(シューティングゲーム)
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{{登場人物概要
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| タイトル = プロフィール
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| 種族 = [[種族::地球人]]([[ナチュラル]]・[[ブーステッドマン]])
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| 性別 = [[性別::男]]
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| 年齢 = [[年齢::17]]歳
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| 身長 = [[身長::165 cm]]
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| 体重 = [[体重::52 kg]]
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| 所属 = {{所属 (人物)|地球連合軍}}
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| 階級 = [[階級::少尉]]
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| 趣味 = 携帯ゲーム(シューティングゲーム)
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}}
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'''クロト・ブエル'''は『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の登場人物。
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== 概要 ==
 
[[地球連合軍]]所属の[[ブーステッドマン]]の一人。
 
[[地球連合軍]]所属の[[ブーステッドマン]]の一人。
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[[レイダーガンダム]]に搭乗し、「滅殺」や「撃滅」など、不穏な二文字熟語を戦闘中に咆えるという、一風変わった口癖を持つ。非戦闘時は携帯ゲーム機でシューティングゲームをプレイしていた(さりげなくゲーム機本体に「'''グレートワンダースワン'''」と書かれていたが、『SEED』放映中の時点で[[ワンダースワン]]は事業からほぼ撤退状態だった)。
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[[レイダーガンダム]]に搭乗し、「滅殺」や「撃滅」など、不穏な二文字熟語を戦闘中に咆えるという、一風変わった口癖を持つ。非戦闘時は携帯ゲーム機でシューティングゲームをプレイしていた(さりげなくゲーム機本体に「'''グレートワンダースワン'''」と書かれていたが、『SEED』放映中の時点で[[ワンダースワン]]は事業からほぼ撤退状態だったが本作品関連の携帯ゲームは放映当時同機種の物だけだった)。
   −
[[シャニ・アンドラス]]と[[オルガ・サブナック]]とはチームを組んでいるが、波長を合わせる事はせず、単独で戦闘を行った。戦いをゲーム感覚で行なっている節があるが、それゆえ「ゲームでやられたらゲームオーバー」というのを戦闘で感じているのか、三人の中では最も「殺られる前に殺る」という、戦いにおける生死の真理を理解している。
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[[シャニ・アンドラス]]と[[オルガ・サブナック]]とはチームを組んでいるが、3人とも連携を意識することなくバラバラに戦うことが多い(レイダーの背中に[[カラミティガンダム]]を乗せるなど、全く助け合わないわけではない)。[[テンザン・ナカジマ|戦いをゲーム感覚で行なっている節がある]]が、それゆえ「ゲームでやられたら[[敗北条件|ゲームオーバー]]」というのを戦闘で感じているのか、3人の中では最も「殺られる前に殺る」という、戦いにおける生死の真理を理解している。ちなみに3人の中では、もっともお喋り。
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[[ヤキン・ドゥーエ戦役]]における最終局面ではシャニやオルガらに比べて一番長く生き残ったが、最後は薬が切れて混乱状態となった中、損傷した[[バスターガンダム]]と[[デュエルガンダム]]に攻撃を加えたが、バスターの長射程狙撃ライフルを借りたデュエルの狙撃によって返り討ちにされて戦死。
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[[ヤキン・ドゥーエ]]での最終局面ではシャニやオルガらに比べて一番長く生き残る。最後は薬が切れて混乱状態となった中、損傷した[[バスターガンダム]]と[[デュエルガンダム]]に攻撃を加えたが、バスターの長射程狙撃ライフルを借りたデュエルの[[狙撃]]によって返り討ちにされて戦死。スペシャルエディションではその部分はカットされ、混乱状態になる前にデュエルではなくバスターの狙撃で呆気なく散った。『マガジンZ』版では[[プロヴィデンスガンダム]]に撃墜される。
スペシャルエディションではその部分はカットされ、混乱状態になる前にデュエルではなくバスターの狙撃で呆気なく散った。
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『マガジンZ』版では[[プロヴィデンスガンダム]]に撃墜される。
      
[[強化人間]]に類するタイプのキャラクターとしては珍しく、戦争の悲劇性が強調されるような描写は少なく、どちらかと言うと「凶暴な兵士」としての描写が目立つ存在であった。
 
[[強化人間]]に類するタイプのキャラクターとしては珍しく、戦争の悲劇性が強調されるような描写は少なく、どちらかと言うと「凶暴な兵士」としての描写が目立つ存在であった。
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続編の『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』ではロドニアの[[エクステンデッド]]のラボ内のコンピュータに彼のデータがあった。なお、その瞬間に[[アスラン・ザラ|アスラン]]がクロトの事を思い返すが、『SEED』劇中では彼と顔を合わせる機会は描かれていない。
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[[続編]]の『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』ではロドニアの[[エクステンデッド]]のラボ内のコンピュータに彼のデータが登場。なお、その瞬間に[[アスラン・ザラ]]がクロトの事を思い返すが、『SEED』劇中では彼と顔を合わせる機会は描かれていない。小説版の独自のフォローとして、顔写真と共にレイダーの資料が添付されていたため連想したと補完されている。
 
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彼とオルガとシャニのチームは、ファンの間では愛情や揶揄を込めて、3人合わせて「3バカ」と呼ばれる事が多い。またクロトのみ、声優を本職としている結城比呂(現・優希比呂)氏が担当している。
      
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
   
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
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;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ}}
:[[レイダーガンダム]]が射程が短いので、長距離ビーム攻撃ならあっさり落ちる事も。それでも[[精神コマンド]]の命中系は欠かせない。[[デュエルガンダム]]との戦闘も行えるが、特別イベントはなし。最期の台詞も[[DVE]]で言ってくれる。
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:初登場作品。[[レイダーガンダム]][[射程]]が短いので、長距離ビーム攻撃ならあっさり落ちる事も。それでも[[精神コマンド]]の命中系は欠かせない。[[デュエルガンダム]]との戦闘も行えるが、特別イベントはなし。最期の台詞も[[DVE]]で言ってくれる。
    
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦J]]
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦J}}
:
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:ほぼ原作どおりの扱い。
;[[スーパーロボット大戦W]]
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦W}}
:第2部から登場。共通ルートで数回戦う機会があり、その後はルート選択によっては登場しない。50話で登場した際、先にドミニオンを撃墜すると次の51話で狂った状態で敵増援として現れる(もちろん50話で撃墜した場合はそのまま死亡する)。
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:第2部から登場。共通ルートで数回戦う機会があり、その後はルート選択によっては登場しない。
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:第50話で登場した際に先に[[ドミニオン]]を撃墜すると、次の第51話で狂った状態で敵増援として現れる(第50話で撃墜した場合は死亡する)。そこでも撃墜しないと、死亡描写もないまま以降出なくなる(おそらく、アスランの放った[[ジェネシス]]により死亡したものと思われる)。
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=== 単独作品 ===
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
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:レアリティSRのサポートユニット。
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== パイロットステータス ==
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=== [[精神コマンド]] ===
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; [[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ|第3次α]]
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: '''[[気迫]]、[[集中]]、[[必中]]、[[熱血]]、[[直撃]]、[[狙撃]]'''
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=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
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; [[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ|第3次α]]
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: '''[[生体CPU]]L7、[[シールド防御]]L6、[[闘争心]]、[[戦意高揚]]、[[気力+系技能|気力+(ダメージ)]]、[[カウンター]]L8'''
 +
; [[スーパーロボット大戦J|J]]
 +
: '''[[撃ち落とし|撃ち落し]]、[[シールド防御]]、[[カウンター]]、[[生体CPU]]、[[援護攻撃]]L4'''
 +
; [[スーパーロボット大戦W|W]]
 +
: '''[[撃ち落とし]]、[[シールド防御]]、[[生体CPU]]、[[カウンター]]、[[援護攻撃]]L4、[[コンボ|マルチコンボ]]L2'''
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=== [[小隊長能力]] ===
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; 回避率+10%、小隊[[移動力]]+1
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: 『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』で採用。
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=== サポートアビリティ ===
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;レイダーのパイロット
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:SR。ボスユニットに対してダメージ大アップ。
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
;[[シャニ・アンドラス]]
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;[[オルガ・サブナック]][[シャニ・アンドラス]]
:[[ブーステッドマン]]の一人で、チームを組んでいる。
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:[[ブーステッドマン]]の一人で、チームを組んでいる。お世辞にも仲が良いとは言えないが、最終決戦では2人に先立たれてしまった。
;[[オルガ・サブナック]]
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:ブーステッドマンの一人で、チームを組んでいる。
   
;[[ムルタ・アズラエル]]
 
;[[ムルタ・アズラエル]]
:直接の上司で、実質指揮官。
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:直接の上司で、実質的な[[指揮官]]。「人使いの荒いオッサン」と陰口をたたいた事も。
 
;[[ナタル・バジルール]]
 
;[[ナタル・バジルール]]
 
:上官。
 
:上官。
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== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
 
;[[ヤザン・ゲーブル]]
 
;[[ヤザン・ゲーブル]]
:第3次αでの上官。
+
:『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』での上官。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
;「滅殺」<br />「撃滅」<br />「瞬殺」<br />「抹殺」
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;「滅殺!」<br />「撃滅!」<br />「瞬殺!」<br />「抹殺!」
:これらの台詞は彼が趣味のシューティングゲームによるもの。
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:クロトを代表する名台詞。これらの物騒な台詞は、彼が趣味のシューティングゲームによるもの。
;「そんなこと俺は知らないね! 殺らなきゃ殺られる、そんだけだろうがぁ!」
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;「そんなこと俺は知らないね! 殺らなきゃ殺られる、そんだけだろうがぁ!」<br />「やられないけどねぇ!」
:戦う理由をアスランに問い詰められた際に彼が返した返答。
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:第49話より。戦う理由を[[アスラン・ザラ|アスラン]]に問い詰められた際にクロトが返した返答。ある意味、戦場に立っている者としては至極当然の返答といえる。
;「うふふ! 僕は…僕はね…!」
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;「うふふ! 僕は…僕はねえ…!」
:薬が切れて既に暴走状態。この直後[[デュエルガンダム]]に撃墜されるが、彼が訴えたかったのは何であったかは永遠の謎。第3次αではレイダー撃破の時の台詞でもある。
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:最終話より。薬が切れて既に暴走状態。この直後[[デュエルガンダム]]に撃墜されるが、クロトが訴えたかったのは何であったかは永遠の謎。視聴者からはその文脈から一説には『自由が欲しかったんだ…』や『勝ち続けなちゃいけないんだよ!』と続くとされることもある(ガンダムVSガンダムシリーズには『自由が欲しかったんだ!』と続く台詞が存在する)。どことなく、[[ジェリド・メサ|とある人物]]の断末魔を想起させられる。
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:『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』では、レイダー撃破の時の台詞でもある。
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== 搭乗機体 ==
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;[[レイダーガンダム]]
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:[[地球連合軍]]によって独自開発された後期GAT-Xシリーズのモビルスーツ。[[イージスガンダム|イージス]]と同じく[[可変モビルスーツ|可変機能]]を備えている。
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== 余談 ==
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*彼とオルガとシャニのチームは、ファンの間では愛情や揶揄を込めて、三人合わせて「三バカ」と呼ばれる事が多い。また、クロトのみ[[声優]]を本職としている結城比呂(現・優希比呂)氏が担当している。
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*名字はソロモン72柱の[[天使・悪魔|悪魔]]「ブエル」に由来する。
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== 資料リンク ==
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*[[GUNDAM:クロト・ブエル‎]]
    
{{ガンダムシリーズ}}
 
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[[Category:登場人物か行]]
 
[[Category:登場人物か行]]
 
{{DEFAULTSORT:くろと ふえる}}
 
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[[Category:ガンダムシリーズの登場人物]]