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| {{登場メカ概要 | | {{登場メカ概要 |
− | | 外国語表記 = [[外国語表記::Gilgazamune]]
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| | 登場作品 = {{登場作品 (メカ)|機甲戦記ドラグナー}} | | | 登場作品 = {{登場作品 (メカ)|機甲戦記ドラグナー}} |
| | デザイン = {{メカニックデザイン|大河原邦男}} | | | デザイン = {{メカニックデザイン|大河原邦男}} |
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| | 主なパイロット = [[パイロット::グン・ジェム]]<br />[[パイロット::ドルチェノフ]] | | | 主なパイロット = [[パイロット::グン・ジェム]]<br />[[パイロット::ドルチェノフ]] |
| }} | | }} |
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| '''ギルガザムネ'''は『[[機甲戦記ドラグナー]]』の[[登場メカ]]。 | | '''ギルガザムネ'''は『[[機甲戦記ドラグナー]]』の[[登場メカ]]。 |
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| == 概要 == | | == 概要 == |
− | [[ギガノス帝国]]の中国奥地の秘密工場で開発された巨大[[メタルアーマー]]。 | + | [[ギガノス帝国]]の中国奥地の秘密工場で開発された巨大[[メタルアーマー]]。そのサイズは通常のMAと比べると[[サイコガンダム|子供と大人ほども差がある]]。 |
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| 外見は頭部に三日月の角がある鎧武者のようである(伊達政宗の鎧がモチーフ)。 | | 外見は頭部に三日月の角がある鎧武者のようである(伊達政宗の鎧がモチーフ)。 |
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− | 鎧武者の様相に加え、巨大な刀剣類を所持している為、近接戦闘に特化した機体に見えるが、そんな外見とは裏腹に内部には強力な火器が詰め込まれており、一機で部隊を殲滅できる。正に『動く弾薬庫』の様相を呈している。
| + | 鎧武者の様相に加え、巨大な刀剣類を所持している為<ref>試作段階では刀剣類は装備されていなかったが、グン・ジェムの要望で白兵戦用ハイブリッドブロードサーベルが製作され、増加生産機で正式採用された。</ref>、近接戦闘に特化した機体に見えるが、そんな外見とは裏腹に内部には強力な火器が詰め込まれており、一機で部隊を殲滅できる。正に『動く弾薬庫』の様相を呈している。 |
| + | |
| + | また、試作機ながら'''バイオフィードバックシステム'''と呼ばれる[[ラフレシア|思考によるコントロールシステム]]を採用しており、専用のヘルメットを装着することにより反応速度を飛躍的に拡大させることが可能で、機体各所に備えられたスラスターと合わせその巨体に反し高い機動性を誇る。後にこのシステムは、多人数制にした上で[[ギガノス機動要塞]]のコントロールシステムとして採用されている。 |
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− | また、試作機ながらバイオフィードバックシステムと呼ばれる思考によるコントロールシステムを採用しており、専用のヘルメットを装着することで反応速度を飛躍的に拡大させることが可能で、機体各所に備えられたスラスターと合わせその巨体に反し高い機動性を誇る。後にこのシステムは、多人数制にした上で[[ギガノス機動要塞]]のコントロールシステムとして採用されている。
| + | フォルグ・ユニットを標準装備しており、空戦にも対応している。特徴的なコントロールシステムとの併せ技で、全高が通常のメタルアーマーの5割増しという巨体ながら、速くて大火力を実現した凶悪な機体である。空中に居ながら、非常に人間的で機敏な動きができるのが本機の特徴。その装甲と機動力、パワーにより、ただの体当たりやパンチだけで並大抵のMAなら半壊してしまう。 |
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− | フォルグ・ユニットを標準装備しており、空戦にも対応している。特徴的なコントロールシステムとの併せ技で、全高が通常のメタルアーマーの5割増しという巨体ながら、速くて大火力を実現した凶悪な機体である。空中に居ながら、非常に人間的で機敏な動きができるのが本機の特徴。
| + | 要約すれば'''「超巨大」「超頑丈」「超火力」「超高機動」'''という、まさしく「究極のメタルアーマー」に相応しいコンセプトである。 |
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− | だが、試作機ゆえに数多くの欠点が劇中明らかになっている。バイオフィードバックシステムには使用中パイロットの脳に強い負担が掛かり、正常な判断を失い最終的に暴走にまで陥る危険性があるため、長時間の戦闘ができない。さらに高い戦闘力を誇るがゆえに操縦性は劣悪で、バイオフィードバックシステムを使用しなければその自重も相まってクズ鉄呼ばわりされるほど機動力が落ちてしまう。またライトの分析によればこのシステムによる機動性にマシンスペックが追いついておらず、ブレが生じる。
| + | だが、試作機ゆえに数多くの欠点が劇中明らかになっている。バイオフィードバックシステムには使用中パイロットの脳に強い負担が掛かり、正常な判断を失い最終的に暴走にまで陥る危険性があるため、長時間の戦闘ができない。さらに高い戦闘力を誇るがゆえに操縦性は劣悪で、バイオフィードバックシステムを使用しなければその自重も相まってクズ鉄呼ばわりされるほど機動力が落ちてしまう。また相対した[[ライト・ニューマン]]の分析によればこのシステムによる機動性にマシンスペックが追いついておらず、パイロットを抜きにしても機体のハード自体も構造的に長時間戦闘に耐えられない。 |
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| その後の増加生産機であるハイデルネッケン機は、5分間の強制安全装置を組み込むことでバイオフィードバックシステムの欠点を解決しているが、制御システム稼働中は性能が落ちるため、護衛の僚機を必要とした。更に致命的なシステムの欠陥として、敵機体を画像で認識するため、複数の目標が急に一点に重なると、照準システムと火器管制システムが誤作動を起こすのか一切の火器が使用不可能に陥り大きな隙ができてしまう。[[ドルチェノフ]]機はさらにカスタマイズがなされているが、欠陥のあるシステムをそのまま採用した事によりこれらの問題が解消されていなかった。 | | その後の増加生産機であるハイデルネッケン機は、5分間の強制安全装置を組み込むことでバイオフィードバックシステムの欠点を解決しているが、制御システム稼働中は性能が落ちるため、護衛の僚機を必要とした。更に致命的なシステムの欠陥として、敵機体を画像で認識するため、複数の目標が急に一点に重なると、照準システムと火器管制システムが誤作動を起こすのか一切の火器が使用不可能に陥り大きな隙ができてしまう。[[ドルチェノフ]]機はさらにカスタマイズがなされているが、欠陥のあるシステムをそのまま採用した事によりこれらの問題が解消されていなかった。 |
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| === グン・ジェム機=== | | === グン・ジェム機=== |
− | 中国奥地の秘密工場で建造され、バイオフィードバックシステムの運用試験に用いられていた試作機。
| + | 中国奥地の秘密工場で建造され、バイオフィードバックシステムの運用試験に用いられていた試作機。なお、グン・ジェムは「ギルガザネム」と機体名を間違って呼ぶこともあった。 |
| + | |
| + | 大量の無人MA部隊を一掃するだけの圧倒的性能を持ちながら誰もシステムの負荷に耐え切れず乗りこなせなかったが、[[ゴル]]と[[ガナン]]を喪って復讐に燃える[[グン・ジェム]]が力づくで接収してテストパイロットに志願し、機体に適合するサイズのサーベルを製作させ[[ドラグナー]]との戦いに投入された。 |
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− | 大量の無人MA部隊を一掃するだけの圧倒的性能を持ちながら誰もシステムの負荷に耐え切れず乗りこなせなかったが、[[ゴル]]と[[ガナン]]を喪って復讐に燃える[[グン・ジェム]]が力づくで接収してテストパイロットに志願し[[ドラグナー]]との戦いに投入された。
| + | 「あの方は本当に人間なのか」とまで驚かれたグン・ジェムの身体能力もあってドラグナーをあと一歩のところまで追いつめるが、止めに振り下ろしたサーベルを[[ドラグナー1型カスタム]]の真剣白刃取りで折られ、直後に前述の思考コントロールの欠陥によりグン・ジェムは暴走、味方であるはずの[[ジン (ドラグナー)|ジン]]の[[スタークダウツェン]]を斬り付け爆死させてしまう。 |
− | 人間離れしたグン・ジェムの身体能力もあってドラグナーをあと一歩のところまで追いつめるが、止めに振り下ろしたサーベルを[[ドラグナー1型カスタム]]の真剣白刃取りで折られ、直後に前述の思考コントロールの欠陥によりグン・ジェムは暴走、味方であるはずの[[ジン (ドラグナー)|ジン]]を斬り付け爆死させてしまう。
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− | 2度目の出撃ではバイオフィードバックシステムの限界時間をさらに5分延長し、新たに青龍刀型のサーベルを装備する改良を受けてドラグナーへの復讐戦を挑む。その復讐の念は凄まじく秘密工場の原子炉の爆発はおろか、システムの限界すらものともせずに[[ドラグナー1型カスタム]]に襲い掛かるが、相討ちとなる。…それでもなお復讐の一念でドラグナーに迫るが、ついに機体が限界を迎えて空中分解しグン・ジェムは戦死した。
| + | 2度目の出撃ではバイオフィードバックシステムの限界時間をさらに5分延長し、新たに青龍刀型のサーベルを装備する改良を受けてドラグナーへの復讐戦を挑む。その復讐の念は凄まじく秘密工場の原子炉の爆発はおろか<ref>原子炉の爆発に巻き込まれても目立った損傷はドラグナー1型カスタムを捕らえようとして左腕が千切れた程度で、ギルガザムネがいかに高耐久の機体であるかを窺わせた。</ref>、システムの限界時間を超えたパイロットへの負荷すらものともせずに[[ドラグナー1型カスタム]]に襲い掛かるが、相討ちとなる。…それでもなお復讐の一念でドラグナーに迫るが、ついに機体が限界を迎えて空中分解しグン・ジェムは戦死した。 |
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| === ハイデルネッケン機=== | | === ハイデルネッケン機=== |
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| 上記のとおりシステムに5分間のインターバルを設けることでパイロットの負荷を軽減しているが、通常システムに切り替わっている間は装甲が厚いだけのデクの坊と化してしまうため、ハイデルネッケンは護衛を任せていた[[リー・スー・ミン]]の[[スタークダイン]]に悲鳴交じりの救援要請を上げていた。 | | 上記のとおりシステムに5分間のインターバルを設けることでパイロットの負荷を軽減しているが、通常システムに切り替わっている間は装甲が厚いだけのデクの坊と化してしまうため、ハイデルネッケンは護衛を任せていた[[リー・スー・ミン]]の[[スタークダイン]]に悲鳴交じりの救援要請を上げていた。 |
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− | インターバルを何とか耐えぬきシステムの制御を取り戻すと一転してドラグナーを追い詰めるが、照準システムの欠陥を突かれて隙をさらしたところに、発射しようとしていた対艦ミサイルを撃ち抜かれて誘爆する形で撃破された。
| + | インターバルを何とか耐えぬきシステムの制御を取り戻すと一転してドラグナーを追い詰めるが、照準システムの欠陥を突かれて隙をさらしたところに、発射しようとしていた対艦ミサイルを撃ち抜かれて誘爆する形で撃破された。(この爆発がコックピットまでは到達しなかったあたり、この機体の異常な頑丈性が伺えようものである) |
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| === ドルチェノフ機=== | | === ドルチェノフ機=== |
− | [[ドルチェノフ]]専用機として更なる性能向上が図られたカスタム機。[[マイヨ・プラート]]らに追い詰められたドルチェノフが隠し玉として搭乗し、一行を追い詰めた。 | + | [[ドルチェノフ]]専用機として更なる性能向上が図られたカスタム機。[[マイヨ・プラート]]らに追い詰められたドルチェノフが隠し玉として搭乗し、一行を追い詰めた。本作の[[ラストボス]]。 |
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| しかし、肝心の照準システムの欠陥が解消されていなかったため、欠陥を既に知っている[[ケーン・ワカバ]]が合流したことで形成逆転、マイヨと二人がかりでハイデルネッケン機同様に欠陥を突かれ敗走。ドルチェノフは撤退を試みるものの、ケーン達二人の最後の一撃でコックピットハッチが開かなくなっており、酸欠状態に陥ったまま月面に墜落してゆく[[ギガノス機動要塞]]と運命を共にした。 | | しかし、肝心の照準システムの欠陥が解消されていなかったため、欠陥を既に知っている[[ケーン・ワカバ]]が合流したことで形成逆転、マイヨと二人がかりでハイデルネッケン機同様に欠陥を突かれ敗走。ドルチェノフは撤退を試みるものの、ケーン達二人の最後の一撃でコックピットハッチが開かなくなっており、酸欠状態に陥ったまま月面に墜落してゆく[[ギガノス機動要塞]]と運命を共にした。 |
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| == 登場作品と操縦者 == | | == 登場作品と操縦者 == |
− | 原作では出撃せず終いだった量産型もしっかりと戦線に投入されており、いずれの作品でも雑魚敵として大量に出現する。
| + | 原作では出撃せず終いだった量産型もしっかりと戦線に投入されており、いずれの作品でも雑魚敵として大量に出現する。ちなみにハイデルネッケン機はハイデルネッケン自体が未登場という事もあり登場していない。量産型がSRWに登場しているのも(カラーリングがほぼ同じという事情もあってか)この辺りが関係しているのかもしれない。 |
− | ちなみにハイデルネッケン機はハイデルネッケン自体が未登場という事もあり登場していない。量産型がスパロボに登場しているのも(カラーリングがほぼ同じという事情もあってか)この辺りが関係しているのかもしれない。
| + | |
| + | また全長30m近いその威容から、[[スーパーロボット]]([[特機]])扱いされることもしばしば。 |
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| === 携帯機シリーズ === | | === 携帯機シリーズ === |
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| :初登場作品。グン・ジェム機、量産機、ドルチェノフ機での差異はカラーリング以外では機体性能と白兵戦用の武器のみとなっている。 | | :初登場作品。グン・ジェム機、量産機、ドルチェノフ機での差異はカラーリング以外では機体性能と白兵戦用の武器のみとなっている。 |
| :特徴である思考コントロールシステムは、[[サイコガンダム|サイコミュ]]や[[ノーベルガンダム|バーサーカーシステム]]を参考に完成させたという設定になっており、序盤はそれらの実験体と一緒に出てくることが多い。そのメリット・デメリットについては特にシステム・イベント的に再現されていない為、戦力としてはただの強力なメタルアーマー扱い。グン・ジェムが引っ提げての初披露の際には「頭部に三日月」繋がりで[[ザンボット3]]との絡みがある。 | | :特徴である思考コントロールシステムは、[[サイコガンダム|サイコミュ]]や[[ノーベルガンダム|バーサーカーシステム]]を参考に完成させたという設定になっており、序盤はそれらの実験体と一緒に出てくることが多い。そのメリット・デメリットについては特にシステム・イベント的に再現されていない為、戦力としてはただの強力なメタルアーマー扱い。グン・ジェムが引っ提げての初披露の際には「頭部に三日月」繋がりで[[ザンボット3]]との絡みがある。 |
− | :[[マスドライバー]]破壊のマップから量産型が出てくるが、それ以前にも[[東方不敗マスター・アジア|師匠]]から[[ドモン・カッシュ|ドモン]]への石破天驚拳伝授イベントにて、石破天驚拳で落とされる役どころで登場している<ref>グン・ジェムの死後なので、作中のタイミング的にはハイデルネッケン機相当のポジションだと思われる</ref>。最終マップでも[[シャドウミラー]]の残存戦力として登場。 | + | :[[マスドライバー]]破壊のマップから量産型が出てくるが、本作ではギルガザムネを奥の手としていたドルチェノフも最初から本機に搭乗し、同マップから敵対する。それ以前にも[[東方不敗マスター・アジア|師匠]]から[[ドモン・カッシュ|ドモン]]への石破天驚拳伝授イベントにて、石破天驚拳で落とされる役どころで量産型が登場している<ref>グン・ジェムの死後なので、作中のタイミング的にはハイデルネッケン機相当のポジションだと思われる。</ref>。最終マップでも[[シャドウミラー]]の残存戦力として登場。 |
− | :どの型でも気力が上がると[[MAP兵器]]を放ってくるが、これは攻撃範囲だけならばアトミック・バズーカをも上回る為、一発限りとは言えど要注意。連発の効く武装は10発あるハンド機関砲(射程はグン・ジェム機が5、それ以外は6)と、白兵戦用の武器(グン・ジェムは射程3の青竜刀、それ以外は射程1の大型ブレード)だけで、全てのタイプで白兵戦武器の方が威力が高い為、遠距離から蜂の巣にするのがよい。とはいえ、巨体のくせに運動性はそこいらのメタルアーマーや[[モビルスーツ|MS]]などとほとんど変わらないため、信じられないほど避ける。ちなみに一発限りの最強武器である大型巡航ミサイルは、[[ジャマー]]で無効化出来てしまえる。 | + | :どの型でも気力が上がると[[MAP兵器]]を放ってくるが、これは攻撃範囲だけならば[[ガンダム試作2号機|アトミック・バズーカ]]をも上回る為、一発限りとは言えど要注意。連発の効く武装は10発あるハンド機関砲(射程はグン・ジェム機が5、それ以外は6)と、白兵戦用の武器(グン・ジェムは射程3の青竜刀、それ以外は射程1の大型ブレード)だけで、全てのタイプで白兵戦武器の方が威力が高い為、遠距離から蜂の巣にするのがよい。とはいえ、巨体のくせに運動性はそこいらのメタルアーマーや[[モビルスーツ|MS]]などとほとんど変わらないため、信じられないほど避ける。ちなみに一発限りの最強武器である大型巡航ミサイルは、[[ジャマー]]で無効化出来てしまえる。 |
| :;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦A PORTABLE}} | | :;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦A PORTABLE}} |
− | ::グラフィックは『MX』の流用(但し『MX』に無かったハンド機関砲のモーションが追加されている)。HPのみ跳ね上がっているが、対処法は変わらない。 | + | ::グラフィックは『MX』の流用(但し『MX』に無かったハンド機関砲のモーションが追加されている)。HPが跳ね上がっていたり、大型巡航ミサイルが2発に増えジャマー無効になっているが、対処法は変わらない。青竜刀、大型ブレードの命中補正が高いので回避主体の機体は注意する必要がある。 |
| + | ::なお、量産機の武器名が青竜刀に変更されている。 |
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| === 単独作品 === | | === 単独作品 === |
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| :[[ドルチェノフ]]機は彼自身の他にも、[[三輪防人]]が抱き込んだ[[ギガノス兵]]が乗り込むが、その頃には自軍の戦力がフルに整った状態の為、イベントの露払いの扱いしかならない。隣にいる[[雷のオムザック]]とは天と地の差がある。 | | :[[ドルチェノフ]]機は彼自身の他にも、[[三輪防人]]が抱き込んだ[[ギガノス兵]]が乗り込むが、その頃には自軍の戦力がフルに整った状態の為、イベントの露払いの扱いしかならない。隣にいる[[雷のオムザック]]とは天と地の差がある。 |
| ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦GC}}({{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦XO|XO}}) | | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦GC}}({{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦XO|XO}}) |
− | :作品を重ねて強くなったイメージはない。ただし、ミサイルポッドと巡航ミサイルがそれぞれ通常版と[[MAP兵器]]版を持つようになり、総弾数も増えている。ギガノスが[[ジオン軍|ジオン]]と同盟したおかげなのか量産機はパイロットのギガノス兵が[[強化人間]]になっている。 | + | :作品を重ねて強くなったイメージはない。ただし、ミサイルポッドと巡航ミサイルがそれぞれ通常版とMAP兵器版を持つようになり、総弾数も増えている。ギガノスが[[ジオン軍|ジオン]]と同盟したおかげなのか量産機はパイロットのギガノス兵が[[強化人間]]になっている。 |
| :[[ガディソード]]も[[C.U.B.E.]]([[X.E.N.O.N]])で複製した量産機を出してくるが、パイロットは強化人間ではなく[[UNKNOWN]](ガディソードによって機体ごと複製されたパイロット)となっており、本家ギガノスのそれより中身は弱体化している。しかし、終盤にザコとして登場する複製機体は[[HP]]が中ボス並の2万超えとなっており、その上[[ジャークライジンオー]]や[[デスグロームII]]といった、攻守共に優れた嫌なザコ敵とセットでウジャウジャ出てくるため鬱陶しいことこの上ない。操縦システムの危険性故か、[[捕獲]]しても運用は不可。 | | :[[ガディソード]]も[[C.U.B.E.]]([[X.E.N.O.N]])で複製した量産機を出してくるが、パイロットは強化人間ではなく[[UNKNOWN]](ガディソードによって機体ごと複製されたパイロット)となっており、本家ギガノスのそれより中身は弱体化している。しかし、終盤にザコとして登場する複製機体は[[HP]]が中ボス並の2万超えとなっており、その上[[ジャークライジンオー]]や[[デスグロームII]]といった、攻守共に優れた嫌なザコ敵とセットでウジャウジャ出てくるため鬱陶しいことこの上ない。操縦システムの危険性故か、[[捕獲]]しても運用は不可。 |
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| === 関連作品 === | | === 関連作品 === |
| ;[[Another Century's Episode]] | | ;[[Another Century's Episode]] |
− | :使用可能機体。 | + | :[[グン・ジェム]]機が登場。SRW同様青竜刀装備。珍しく[[ギガノス機動要塞]]攻略戦で敵として登場する。 |
| + | :通常ミッションに存在する「シークレット」と呼ばれる条件を全ミッション獲得しないと使用できない実質的な到達点だが、プレイアブル機として使用可能。 |
| ;[[Another Century's Episode Portable]] | | ;[[Another Century's Episode Portable]] |
− | :使用可能機体。 | + | :条件を満たすと使用可能な隠し機体。 |
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| == 装備・機能 == | | == 装備・機能 == |
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| :積極的に使ってくる事は少ない。 | | :積極的に使ってくる事は少ない。 |
| ;75mm自動砲KDA44型 | | ;75mm自動砲KDA44型 |
− | :胸部に内蔵された16基、発射速度は1200発/分、携行弾数は3200発の機関砲。 | + | :胸部に内蔵された16基、発射速度は1200発/分、携行弾数は3200発の機関砲。[[ドラグナー1型カスタム]]の装甲をズタボロにするほどの貫通力を有する。 |
| :こちらも敵ターンで使ってくる事は稀。 | | :こちらも敵ターンで使ってくる事は稀。 |
| ;100連デュアルミサイルポッド | | ;100連デュアルミサイルポッド |
| :右肩のアーマーに内蔵する100連装ミサイルポッド。 | | :右肩のアーマーに内蔵する100連装ミサイルポッド。 |
| :その弾数から[[MAP兵器]]扱いされている。装弾数が少ないので、運動性の高いユニットを囮にして撃ち尽くさせる戦術が有効。 | | :その弾数から[[MAP兵器]]扱いされている。装弾数が少ないので、運動性の高いユニットを囮にして撃ち尽くさせる戦術が有効。 |
| + | :余談だがこの武器が搭載されているためかSRWでは肩アーマーをシールドとして使わず、『[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|AP]]』などで防御を選択されると左手を突き出して掌で攻撃を防いだりする。 |
| ;SIM-96型MLCミサイル 「対艦ミサイル」 | | ;SIM-96型MLCミサイル 「対艦ミサイル」 |
− | :股間から発射される対艦ミサイル。装弾数は少ない。追尾性能が高く、当たってしまえば10キロ四方を焼き尽くすほどの威力を持つ。しかし、発射までに大きな隙を晒してしまう上に、万一このミサイルが発射前に誘爆してしまえば機体ごと爆発四散してしまう諸刃の剣。 | + | :股間から発射される対艦ミサイル。装弾数は少ない。追尾性能が高く、当たってしまえば'''10キロ四方を焼き尽くす'''ほどの威力を持つ。そのあまりの火力故、発射後に撃墜したとしても、その際に生じた爆風と熱で甚大な被害が及ぶ。実際[[ドラグナー2型カスタム]]が迎撃した際には砲身が溶け去って半壊状態になり、新プラート隊が迎撃した際にはとっさにファルゲンを庇った[[ゲルフ]]と[[スタークダイン]]が戦闘不能になってしまった。しかし、発射までに大きな隙を晒してしまう上に、万一このミサイルが発射前に誘爆してしまえば機体ごと爆発四散してしまう諸刃の剣<ref>しかもミサイルの真上にはコクピットが配置されている(腹部のギガノスマークがハッチとなっている)ため非常に危険なレイアウトであるが、原作ではハイデルネッケン機はこのミサイル発射前に誘爆し機体は爆発したものの、前掲の通りハイデルネッケン自身はどういうわけか脱出に成功している。</ref>。 |
| :SRWでは「大型巡航ミサイル」名義で実装。ギルガザムネの武装では最大の威力と射程を持つが、ミサイルだけあって[[ジャマー]]で無効化出来てしまう<ref>ちなみに原作では、グン・ジェムは[[ドラグナー3型]]を叩き落としてからこれを使用。ハイデルネッケン機は発射前に打ち抜かれ、ドルチェノフ戦では参戦していないため、作中ハッキングが有効だったかは不明。</ref>。 | | :SRWでは「大型巡航ミサイル」名義で実装。ギルガザムネの武装では最大の威力と射程を持つが、ミサイルだけあって[[ジャマー]]で無効化出来てしまう<ref>ちなみに原作では、グン・ジェムは[[ドラグナー3型]]を叩き落としてからこれを使用。ハイデルネッケン機は発射前に打ち抜かれ、ドルチェノフ戦では参戦していないため、作中ハッキングが有効だったかは不明。</ref>。 |
| ;白兵戦用 ハイブリッドブロードサーベル | | ;白兵戦用 ハイブリッドブロードサーベル |
− | :巨大な長剣。イブリスト合金の芯材にバンデッド鋼の刃を採用した、[[ジン (ドラグナー)|ジン]]中尉も思わず唸る逸品。[[グン・ジェム]]機にも当初は装備されていたが、追い詰められた[[ドラグナー1型カスタム]]の起死回生の真剣白刃取りで折られてしまった。 | + | :巨大な長剣。当初は装備されていなかったが[[グン・ジェム]]の要望で製作。イブリスト合金の芯材にバンデッド鋼の刃を採用した、[[ジン (ドラグナー)|ジン]]中尉も思わず唸る逸品。グン・ジェム機のサーベルは追い詰められた[[ドラグナー1型カスタム]]の起死回生の真剣白刃取りで折られてしまった。しかしそれでも[[スタークダウツェン]]を一刀両断にしてしまっている。 |
| :SRWでは[[ドルチェノフ]]機と[[量産型]]に「大型ブレード」名義で装備されている。[[グン・ジェム]]機には未採用。 | | :SRWでは[[ドルチェノフ]]機と[[量産型]]に「大型ブレード」名義で装備されている。[[グン・ジェム]]機には未採用。 |
| :攻撃力や命中補正が高いので、この武器の射程の外から攻撃を仕掛けるのが賢明。 | | :攻撃力や命中補正が高いので、この武器の射程の外から攻撃を仕掛けるのが賢明。 |
| + | :『[[スーパーロボット大戦MX|MX]]』と『AP』でのアニメーションは量産機とドルチェノフ機で異なり、量産機はありきたりな斬撃であるが、ドルチェノフ機は振り下ろしを叩き込むと同時に大地を叩き割り、地割れを生じさせて岩塊が逆巻き吹き飛ぶという、明らかにド派手な演出となっている。 |
| :;青龍刀 | | :;青龍刀 |
| ::長剣を折られた後、二度目の出撃の際に[[グン・ジェム]]の意向で装備された巨大な青龍刀。これを振り回すギルガザムネは「恐ろしく近寄れない」威圧感を与えた。ハイデルネッケン機には最初から装備されていた。 | | ::長剣を折られた後、二度目の出撃の際に[[グン・ジェム]]の意向で装備された巨大な青龍刀。これを振り回すギルガザムネは「恐ろしく近寄れない」威圧感を与えた。ハイデルネッケン機には最初から装備されていた。 |
− | ::SRWの[[グン・ジェム]]機には大型ブレードではなく、最初から青龍刀が装備されている。 | + | ::SRWの[[グン・ジェム]]機には大型ブレードではなく、最初から青龍刀が装備されている。『MX』と『AP』でのアニメーションはドルチェノフ機のブレード同様、斬撃とともに大地を叩き割るド派手な演出。 |
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| === [[特殊能力]] === | | === [[特殊能力]] === |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
− | *名前の由来は日本酒『菊正宗』。 | + | *名前の由来は神田監督が好んでいた日本酒の『菊正宗』から。また当時好評だったNHK大河ドラマ『独眼竜政宗』(87年1月~同年12月放送)から着想を得ていた可能性がある。 |
| *設定上は頭頂高は28.3mとなっているが、アニメ劇中では演出のせいか他の[[メタルアーマー]]と並んでるシーンでは'''40~50mはあるかのように見えることが多い。''' | | *設定上は頭頂高は28.3mとなっているが、アニメ劇中では演出のせいか他の[[メタルアーマー]]と並んでるシーンでは'''40~50mはあるかのように見えることが多い。''' |
| *ゲーム『サンライズ英雄譚(サンライズ英雄譚R)』及び『サンライズ英雄譚2』では[[グン・ジェム隊|グン・ジェム四天王]]専用のギルガザムネが登場する(その変わり、原作での四天王専用機は登場しない)。ガナン専用のカラーリングがライトグリーンである為か、量産機のカラーリングは白色に変更されている。 | | *ゲーム『サンライズ英雄譚(サンライズ英雄譚R)』及び『サンライズ英雄譚2』では[[グン・ジェム隊|グン・ジェム四天王]]専用のギルガザムネが登場する(その変わり、原作での四天王専用機は登場しない)。ガナン専用のカラーリングがライトグリーンである為か、量産機のカラーリングは白色に変更されている。 |