ギガノス機動要塞

ギガノス機動要塞とは、『機甲戦記ドラグナー』に登場した要塞。

概要編集

ギガノス帝国の裏側で建設した要塞にして帝国の切り札。外見は巨大なフェイスに、横並びにバーが並んでいる。内部には巨大な都市が存在する。

ギルガザムネと同様の脳波コントロールを多人数で動かす形のバイオフィードバックシステムを採用しており、要塞にあるまじき機動力を持ち、正確かつ迅速に敵を掃討することが可能。装甲も極めて頑健で、巨大な人工衛星が衝突してもびくともしない。

地球連合軍を窮地に陥れるが、発電衛星を流用したマイクロウェーブ攻撃によりフィードバックシステムが破壊され要塞は機能不全となり内部崩壊を来たす。最後は内部を徹底的に破壊し尽くされた挙句、重力に引かれて総帥ドルチェノフを道連れに月面に衝突して爆散する。

原作では詳しい設定を敷いてなかったこともあり、説明不足なところがある。本編の字幕では「宇宙機動要塞」とあるが、SRW登場後は「ギガノス機動要塞」の名が知られている。

番組後期のOPではドラグナー1型カスタムのレーザーソードで両断されている。

登場作品編集

原作再現が成された作品では『GCXO)』のみ未登場。同作では同盟相手のジオン公国軍有するア・バオア・クーにその立場を譲っている。

携帯機シリーズ編集

スーパーロボット大戦A
初登場作品。ギガノス帝国の切り札であるが、同盟を結んでいたマリーメイア軍にはジャブローのおとりとして第2次星の屑作戦の為にを10個も仕込まれる(しかも、この事はドルチェノフもウォンも知らされていなかった)など扱いは悪かった。またシャドウミラードルチェノフを総統に担ぎ上げたのはこの要塞を利用するためだったことがマイヨ・プラートの口から語られている。
潜入したトロワ・バートンらによってバイオフィードバックシステムが破壊され、原作通りに崩壊…とはならず、ウォン・ユンファによってデビルガンダムを寄生され「デビル機動要塞」になるというクロスオーバーでまさかの復活を果たす(事態が理解できてないバカには好評だった)。最後は内部に潜入したロンド・ベルにより核に時限装置を付けられ、大気圏外でデビルガンダムの残骸諸共消し飛ばされた。

単独作品編集

スーパーロボット大戦MX
切り札として恐れられており、マグネイト・テンが終盤行ったバグラチオン作戦の奇襲作戦もこの要塞だけは偵察を行うなど下準備ののちに侵攻する。
発電衛星による要塞への攻撃を除き、原作の流れがほぼ再現されており、シリーズ中最も扱いが良い。

関連作品編集

Another Century's Episode
SRWとは逆に、発電衛星のマイクロウェーブ攻撃部分のみ再現されている。以降は特にイベントもなく、制圧されたことだけが語られるため、ミッションでは背景としてのみ登場。
発電衛星を巡る攻防で、原作では機動要塞が出る前に死亡したグン・ジェムとの決戦が描かれる。

関連用語編集

ギガノス帝国