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これを持つ者は基本的に[[不老不死]]であり、またギアスの影響も一切受けない(なお、「不死」に関しては完全ではなく、肉体が完全に消滅すれば死亡する)。ただし、この不老不死を解除する方法も基本的になく、一定以上のギアス能力保持者がコードを継承することで不老不死の呪縛を逃れることが出来る。ただしその代わり、継承者が持っていたギアス能力は失われる。
 
これを持つ者は基本的に[[不老不死]]であり、またギアスの影響も一切受けない(なお、「不死」に関しては完全ではなく、肉体が完全に消滅すれば死亡する)。ただし、この不老不死を解除する方法も基本的になく、一定以上のギアス能力保持者がコードを継承することで不老不死の呪縛を逃れることが出来る。ただしその代わり、継承者が持っていたギアス能力は失われる。
   −
ギアスユーザーはギアス能力を実行すると左目にコードの紋章が浮き上がるが、何度もギアスを使用すると効力が高まっていき、次第にギアスのオフが出来なくなるなどコントロールがままならなくなる。最終的に左目だけでなく両目にギアスの紋章が浮かび上がるようになり、このレベルに至るとコード継承の権利を得ることになる。ただし、最終段階であっても強靭な精神力で増大したギアス能力を抑え込み、完全にコントロール出来るようになった者は「達成人」と呼ばれる。
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ギアスユーザーはギアス能力を実行すると左目にコードの紋章が浮き上がるが、何度もギアスを使用すると効力が高まっていき、次第にギアスのオフが出来なくなるなどコントロールがままならなくなる。最終的に左目だけでなく両目にギアスの紋章が浮かび上がるようになり、このレベルに至るとコード継承の権利を得ることになる。ただし、最終段階であっても強靭な精神力で増大したギアス能力を抑え込み、完全にコントロール出来るようになった者は'''「達成人」'''と呼ばれる。
   −
基本的にコードはコードユーザーから譲られるか押し付けられる形でなければ継承出来ないが、「達成人」となったギアスユーザーはコードを強引に奪い取ることも可能となる。
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基本的にコードはコードユーザーから譲られるか押し付けられる形でなければ継承出来ないが、達成人となったギアスユーザーはコードを強引に奪い取ることも可能となる。
    
これらの事項から、本編終了後も「『[[コードギアス 反逆のルルーシュR2|R2]]』最終話で[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]に討たれたはずの[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]は、実は生存しているのではないか」との推測が建てられている。実際、V.V.に関してはコードを得た経緯がまるで不明のため、「発現」したのではないか→ならばルルーシュにも同様の事態が起きているのではないか、との理論によるものだが、真相は今もって不明である(この事実が正しいとしても、コードユーザーはギアスを使えないため、[[シュナイゼル・エル・ブリタニア|シュナイゼル]]を降すまでは持っていなかったはずである)。
 
これらの事項から、本編終了後も「『[[コードギアス 反逆のルルーシュR2|R2]]』最終話で[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]に討たれたはずの[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]は、実は生存しているのではないか」との推測が建てられている。実際、V.V.に関してはコードを得た経緯がまるで不明のため、「発現」したのではないか→ならばルルーシュにも同様の事態が起きているのではないか、との理論によるものだが、真相は今もって不明である(この事実が正しいとしても、コードユーザーはギアスを使えないため、[[シュナイゼル・エル・ブリタニア|シュナイゼル]]を降すまでは持っていなかったはずである)。
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:なお、ギアスを掛けられた人物に強い意志がある場合、記憶操作が解除されることもある。
 
:なお、ギアスを掛けられた人物に強い意志がある場合、記憶操作が解除されることもある。
 
;[[ロロ・ランペルージ]]
 
;[[ロロ・ランペルージ]]
:絶対停止。ロロを中心とした範囲内の対象の体感時間(思考)を停止させる。'''「今のままでありたい」'''という願望が根源。生物のみが対象である(当然、無機物には無効)他、使用中はロロ自身の心臓も停止してしまい、連続で使用すると身体そのものに急激な負担が掛かる。
+
:絶対停止。ロロを中心とした範囲内の対象の体感時間(思考)を停止させる。<ref>ギアスを掛けられた方からは「ロロが瞬間移動した」ように見える。</ref>'''「今のままでありたい」'''という願望が根源。生物のみが対象である(当然、無機物には無効)他、使用中はロロ自身の心臓も停止してしまい、連続で使用すると身体そのものに急激な負担が掛かる。効果だけなら非常に強力だが、文字通り己の命を削る致命的なリスク故に使いどころが限られるため、V.V.からは「失敗作」と言われた。
:'''「周りは今のままでありながらも、自分だけは今のままではいられない能力」'''。ギアスを掛けられた方からは「ロロが瞬間移動した」ように見える。
+
:'''「周りは今のままでありながらも、自分だけは今のままではいられない能力」'''
 
;[[ビスマルク・ヴァルトシュタイン]]
 
;[[ビスマルク・ヴァルトシュタイン]]
 
:未来予測。極近未来を読む。しかし、この能力は'''極々近い未来しか見えておらず、'''実際ビスマルクは、'''「その直後に自分が死ぬ」という未来が見えなかった。'''
 
:未来予測。極近未来を読む。しかし、この能力は'''極々近い未来しか見えておらず、'''実際ビスマルクは、'''「その直後に自分が死ぬ」という未来が見えなかった。'''
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:過去の境遇からも、根源となった願望は、'''「他人を自分の思うままにしたい」'''であると思われるが、'''「自分自身は思い通りにならない」'''。
 
:過去の境遇からも、根源となった願望は、'''「他人を自分の思うままにしたい」'''であると思われるが、'''「自分自身は思い通りにならない」'''。
 
;[[オルフェウス・ジヴォン]]
 
;[[オルフェウス・ジヴォン]]
:外伝フォトストーリー『[[コードギアス 双貌のオズ|双貌のオズ]]』の主人公。認識攪乱。発動中にオルフェウスを見た人物は、彼を別の人間と認識する。
+
:[[外伝]]フォトストーリー『[[コードギアス 双貌のオズ|双貌のオズ]]』の主人公。認識攪乱。発動中にオルフェウスを見た人物は、彼を別の人間と認識する。しかし、効果は5分間のみで、1度使うと1時間待たないと再発動できない制約がある。
 
:根源となった願望は、'''「自分ではない誰かになりたい」'''であると思われるが、'''「姿を見せかける事しか出来ず、本当に変われる訳でない」'''。実際、オルフェウスはトトのギアスを受けたのが切っ掛けで、マリーベルの筆頭騎士・'''ライアー'''という別人としての人生を歩んでいたが、結局は本当の自分の記憶を取り戻している。
 
:根源となった願望は、'''「自分ではない誰かになりたい」'''であると思われるが、'''「姿を見せかける事しか出来ず、本当に変われる訳でない」'''。実際、オルフェウスはトトのギアスを受けたのが切っ掛けで、マリーベルの筆頭騎士・'''ライアー'''という別人としての人生を歩んでいたが、結局は本当の自分の記憶を取り戻している。
 
;クララ・ランフランク
 
;クララ・ランフランク
:『双貌のオズ』の登場人物。肉体占拠。目視した人間の名前を叫ぶことで対象の肉体の自由を奪い、意のままに操る。
+
:『双貌のオズ』の登場人物。肉体占拠。目視した人間の名前を叫ぶことで対象の肉体の自由を奪い、意のままに操る。ただし、目視できない状況や、名前を間違えている場合は発動できないため、オルフェウスのギアスの前では一切効果を示さない。
:ただし、目視できない状況や、名前を間違えている場合は発動できないため、オルフェウスのギアスの前では一切効果を示さない。
+
:根源となった願望は、'''「自分の好きな人が自分の言う事を聞いて欲しい」'''と思われるが、'''「自分は好きな人の言う事も聞こうとしないだけでなく、他人の尊厳を踏み躙り続け、愉悦に浸っている」'''。その結果、結局「'''一番好きだった人(オルフェウス)に拒絶された挙句、殺されてしまう末路を迎える'''」事になった。
 
;[[トト・トンプソン]]
 
;[[トト・トンプソン]]
 
:『双貌のオズ』の登場人物。忘却。他者の記憶の一部を封じる。根源となった願望は、'''「つらい過去を無かった事にしたい」'''と思われるが、'''「記憶を失うだけで、本当に無かった事には出来ない」'''。しかも、'''「忘れられるのは自分以外の誰かだけで、自分自身は忘れる事が出来ない」'''。
 
:『双貌のオズ』の登場人物。忘却。他者の記憶の一部を封じる。根源となった願望は、'''「つらい過去を無かった事にしたい」'''と思われるが、'''「記憶を失うだけで、本当に無かった事には出来ない」'''。しかも、'''「忘れられるのは自分以外の誰かだけで、自分自身は忘れる事が出来ない」'''。
 
;[[マリーベル・メル・ブリタニア]]
 
;[[マリーベル・メル・ブリタニア]]
:『双貌のオズ』の登場人物だが、入手時期はその続編『双貌のオズO2』。絶対服従。ギアスを掛けられた相手の自我は完全に消滅し、マリーベルの命令のみで動くただの人形となってしまう。ルルーシュのギアスと異なり効果は半永久的に持続するが、「忘れろ」等の通常は実行できない命令は下せないと思われる。
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:『双貌のオズ』の登場人物だが、入手時期はその続編『双貌のオズO2』。絶対服従。ギアスを掛けられた相手の自我は完全に消滅し、マリーベルの命令のみで動くただの人形となってしまう。ルルーシュのギアスの下位互換的な能力で、効果は半永久的に持続するが「忘れろ」等の通常は実行できない命令は下せないと思われる。
 
:『オズ』終盤から『オズO2』にかけての描写、特にオルドリンとの関わりを鑑みるに、根源となった願望は'''「信頼し理想を共有できる相手が欲しい」'''であると思われるが、ギアスが彼女に与えるのは'''「命令を押し付けられた人形」'''でしかなく、更には過激な方針を露わにした結果'''本当にいて欲しかった仲間達が離れてしまった'''。
 
:『オズ』終盤から『オズO2』にかけての描写、特にオルドリンとの関わりを鑑みるに、根源となった願望は'''「信頼し理想を共有できる相手が欲しい」'''であると思われるが、ギアスが彼女に与えるのは'''「命令を押し付けられた人形」'''でしかなく、更には過激な方針を露わにした結果'''本当にいて欲しかった仲間達が離れてしまった'''。
;シン・ヒュウガ・シャイング
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;[[シン・ヒュウガ・シャイング]]
:外伝作品『[[コードギアス 亡国のアキト|亡国のアキト]]』の主人公[[日向アキト]]の兄にして[[ライバル]]。自害強要。自害を強要させる。ただし'''「シンがその対象者の事を本当に信頼し、愛している」''' '''「その対象者が「死」を理解している」'''事が条件。この条件はシンも把握しきれておらず、後述のアキトだけでなく、作中で単なる「敵」として自殺を強要させようとしたレイラにも効果が無かった。
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:[[外伝]]作品『[[コードギアス 亡国のアキト|亡国のアキト]]』の主人公[[日向アキト]]の兄にして[[ライバル]]。自害強要。自害を強要させる。ただし'''「シンがその対象者の事を本当に信頼し、愛している」''' '''「その対象者が「死」を理解している」'''事が条件。この条件はシンも把握しきれておらず、後述のアキトだけでなく、作中で単なる「敵」として自殺を強要させようとしたレイラにも効果が無かった。
 
:作中で語られた自身の生家の環境からか、根源となった願望は'''「愛する人をこの狂った世界から救い出したい」'''であると思われるが、その「救済」が'''「死」'''という形で歪んで発現している。そして'''「本当に傍に居て欲しい人ほど、永遠にいなくなってしまう」'''。
 
:作中で語られた自身の生家の環境からか、根源となった願望は'''「愛する人をこの狂った世界から救い出したい」'''であると思われるが、その「救済」が'''「死」'''という形で歪んで発現している。そして'''「本当に傍に居て欲しい人ほど、永遠にいなくなってしまう」'''。
 
;[[レイラ・マルカル]]
 
;[[レイラ・マルカル]]
:外伝作品『亡国のアキト』の[[ヒロイン]]。何らかの理由で付与が不完全であるため固有の特殊能力は一切ないが、コード所持者との精神感応など、ギアスユーザーに普遍的に見られる副次現象は体感可能。発動時の色はジェレミアのギアスキャンセラーと同じ青だが、紋章の位置は正位置。
+
:外伝作品『亡国のアキト』の[[ヒロイン]]。時間逆行。自分以外の時を一定時間巻き戻す。発現条件は不明。契約者はC.C.で、両親を亡くした直後の幼い時に契約するが、[[マオ]]の一件で懲りたC.C.によって発現時期を成長した後になるよう調整された事で今まで発現しなかった。発現前でもコード所持者との精神感応など、ギアスユーザーに普遍的に見られる副次現象は体感可能。発動時の色はジェレミアのギアスキャンセラーと同じ青だが、紋章の位置は正位置。
 
;品・ランペルージ
 
;品・ランペルージ
:DVD特典映像『品』の登場人物。右目を瞬間的に発光させることができる。
+
:DVD特典映像『品』の登場人物。紋章が浮かび上がった状態の右目から赤い光を瞬間的に発するが、'''ただそれだけ'''である。ただし、遠距離への発光信号や近距離での目晦ましに使える程度の光度はある模様。
 +
;エリーサ・リヒテンシュタイン
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:外伝作品『モザイクの欠片』の契約者。王女という身分に収まった自分を嫌い、'''「王女であることをやめたい」'''という願いが表層に出てきたギアス。使用中は周りの人間の視界から自分が消える能力であり、声などでやり取りは可能。契約した時期が幼かったために、城を抜け出したり悪戯目的で乱用した結果、オンとオフが出来なくなり、ついには鏡越しの自分自身の目にすら映らなくなってしまい、以後は声でやり取りを行う。
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:王女という身分から解放されたいと願いながら、'''「自分自身も含め、その姿が視界から消えてしまう」'''という結末に至る。最後はある政略結婚から妹を守るべく、その状態を利用して暗殺を敢行。口紅で鏡に伝言を残して姿を消す。
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;ワンダ・リープ
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:外伝作品『モザイクの欠片』の契約者でアッシュフォード学園の二年生。契約相手は不明だが、幼少時に本国で部分的な記憶消去を行うギアスを得る。'''「恥ずかしい秘密を知られたくない」'''という願いが形になったもので、シャルルのギアスの完全下位互換でトトのギアスの亜種にあたる。ルルーシュやシン、マリーベルと同じ相手の目を見ることで使用し、'''「相手は忘れても自分は秘密を知られたことを覚えている」'''という矛盾をはらんだ能力でもあるが、ワンダ自身はこの能力を知られれば、周りの人が遠ざかることを恐れて殆ど使用していなかった。この点は能力に溺れたシンやマリーベル、その恐ろしさを失念したルルーシュと決定的に異なっている。
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:作中では恋した先輩に見られた『恥ずかしいもの』の記憶を消そうとするが、彼の目を見ることが出来ずにいた。しかし、第二次トウキョウ決戦の後に'''「大切な友人と想い人のこれからの幸せを願い、一時凌ぎを承知で忘れさせる」'''決断をする。尚、想い人の先輩とは記憶消去後にもう一度出会い、無事に結ばれてワンダは一児の母になっている。
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;デルフィナ・アンヘル
 +
:Cygamesのアプリ『グランブルーファンタジー』とコードギアスのコラボイベント「コードギアス 反逆のルルーシュ 蒼穹に散るゼロ」に登場する'''コラボシナリオオリジナルキャラクター'''。
 +
:ギアス嚮団で実験体として酷使されており、その過程でV.V.と契約し範囲内にいる人間全ての心を読むギアスを得る。誤魔化しがきかないため、謀略を巡らせて戦うルルーシュには非常に不利なギアスでもある。
 +
:なお、劇中では(コードギアス世界で一般的に使われている)携帯端末のモニター越しからでもウイルスに感染されたらしい島中の人の心を読んでいた。
    
== ギアスをかけられた人物 ==
 
== ギアスをかけられた人物 ==
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:ルルーシュから「生きろ」という願いがこめられたギアスを掛けられた結果、'''「(社会的に)枢木スザクとしては生きることができなくなってしまった」'''のは皮肉としか言えない。しかし、最終的にルルーシュの願いを受け継ぎ、「[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]として生きていく」スザクの精神力の強さは驚嘆に値するものである。
 
:ルルーシュから「生きろ」という願いがこめられたギアスを掛けられた結果、'''「(社会的に)枢木スザクとしては生きることができなくなってしまった」'''のは皮肉としか言えない。しかし、最終的にルルーシュの願いを受け継ぎ、「[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]として生きていく」スザクの精神力の強さは驚嘆に値するものである。
 
;[[紅月カレン]]
 
;[[紅月カレン]]
:学園内では貴族令嬢という肩書きでありながらシンジュクでレジスタンス活動に加わっていた彼女を目撃し、素性を探るためにギアスを掛けて尋問した。直後に「(昨日の)シンジュクのことは何も言うな」という別の命令を掛けようとしたが通じず、能力を把握するきっかけになった(ただし、カレンには警戒されてしまう)。
+
:学園内では[[貴族]]令嬢という肩書きでありながらシンジュクでレジスタンス活動に加わっていた彼女を目撃し、素性を探るためにギアスを掛けて尋問した。直後に「(昨日の)シンジュクのことは何も言うな」という別の命令を掛けようとしたが通じず、能力を把握するきっかけになった(ただし、カレンには警戒されてしまう)。
 
;[[ジェレミア・ゴットバルト]]
 
;[[ジェレミア・ゴットバルト]]
 
:スザクを救うために彼にオレンジ疑惑を掛けつつ'''「全力で我々を見逃せ」'''と命じた。これが原因で、ジェレミアは周りから[[オレンジ (コードギアス)|オレンジ]]呼ばわりされ、以降は波乱に満ちた人生を歩むことに…。
 
:スザクを救うために彼にオレンジ疑惑を掛けつつ'''「全力で我々を見逃せ」'''と命じた。これが原因で、ジェレミアは周りから[[オレンジ (コードギアス)|オレンジ]]呼ばわりされ、以降は波乱に満ちた人生を歩むことに…。
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;[[アンドレアス・ダールトン]]
 
;[[アンドレアス・ダールトン]]
 
:ゼロとの会談後、豹変したユーフェミアを見た彼から問い詰められるが、その際、利用価値があるとしてギアスをかける。内容は「コーネリアを捕らえてゼロに差し出せ」というもので[[ブラックリベリオン]]の際、ゼロと交戦中のコーネリアを背後から不意打ちし、効力が消えた直後に殺害する。
 
:ゼロとの会談後、豹変したユーフェミアを見た彼から問い詰められるが、その際、利用価値があるとしてギアスをかける。内容は「コーネリアを捕らえてゼロに差し出せ」というもので[[ブラックリベリオン]]の際、ゼロと交戦中のコーネリアを背後から不意打ちし、効力が消えた直後に殺害する。
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;[[ギルバート・G・P・ギルフォード]]
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:「ルルーシュが特定の動作をした時はコーネリアと認識する」という暗示をかけ、それによって周りから離反したというべき行動を取った。
 
;[[草壁徐水]]
 
;[[草壁徐水]]
 
:彼の考える[[日本]]奪還のやり方を「古い」と一蹴。その後歯向かってきた彼と彼の部下数人に「死ね」と命じて粛清。
 
:彼の考える[[日本]]奪還のやり方を「古い」と一蹴。その後歯向かってきた彼と彼の部下数人に「死ね」と命じて粛清。
133行目: 145行目:  
;クロヴィスの親衛隊
 
;クロヴィスの親衛隊
 
:機密保持のためにスザクを銃撃し、自分も殺そうとした彼らに対し、手にしたばかりのギアスを初めて用い、全員自決させた。
 
:機密保持のためにスザクを銃撃し、自分も殺そうとした彼らに対し、手にしたばかりのギアスを初めて用い、全員自決させた。
 +
;[[マオ]]
 +
:過去を暴かれて動揺するスザクを嘲笑する彼に激怒して衝動的に'''「お前は黙っていろ!」'''と命じた。ギアスをかけられたマオは自分の意思で喋ることができなくなってしまった。
 
;トウキョウ租界の隔壁を管理する施設の職員たち
 
;トウキョウ租界の隔壁を管理する施設の職員たち
 
:[[ブラックリベリオン]]の際、あらかじめ一部の職員に「軍門に下れ」というゼロの声を聞いた時点で隔壁を崩壊させるように命じていた。その職員たちは止めようとする他の職員たちを容赦なく射殺し、隔壁の崩壊を実行した。
 
:[[ブラックリベリオン]]の際、あらかじめ一部の職員に「軍門に下れ」というゼロの声を聞いた時点で隔壁を崩壊させるように命じていた。その職員たちは止めようとする他の職員たちを容赦なく射殺し、隔壁の崩壊を実行した。
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;[[ナナリー・ランペルージ]]
 
;[[ナナリー・ランペルージ]]
 
:『R2』最終話にて「[[ダモクレス要塞|ダモクレス]]の鍵を渡せ」と命令。謀らずも、兄妹揃って形は微妙に違えど[[ゼロレクイエム|「憎しみを一身に集め、消える」]]という考えを持っていたため、それをナナリーに実行させないための命令だった。
 
:『R2』最終話にて「[[ダモクレス要塞|ダモクレス]]の鍵を渡せ」と命令。謀らずも、兄妹揃って形は微妙に違えど[[ゼロレクイエム|「憎しみを一身に集め、消える」]]という考えを持っていたため、それをナナリーに実行させないための命令だった。
 +
;朱城ベニオ、加苅サヴィトリ
 +
:『白の騎士 紅の夜叉』カレン編にて「黒の騎士団にいた事は全て忘れろ」と命令。ギアス響団の一件で黒の騎士団のやり方に疑念を抱き、それでロロに殺されかけたため彼女達を唯一救う方法として発動した。
 
;大宦官配下の[[テロリスト]]達
 
;大宦官配下の[[テロリスト]]達
 
:「キセキの誕生日」にて。見張りを一掃するのに使ったが、学園内での流血を嫌い、命じた内容は「トイレに籠っていろ」だった。
 
:「キセキの誕生日」にて。見張りを一掃するのに使ったが、学園内での流血を嫌い、命じた内容は「トイレに籠っていろ」だった。
156行目: 172行目:  
=== シャルル ===
 
=== シャルル ===
 
;ルルーシュ・ランペルージ
 
;ルルーシュ・ランペルージ
:ブラックリベリオンで捕えられた後、C.C.を誘き出す囮として使うために記憶を書き換えられた。それ以前にも『亡国のアキト』では、人格そのものが書き換えられ、「ジュリアス・キングスレイ」となった事があった。
+
:ブラックリベリオンで捕えられた後、人格そのものが書き換えられ、「ジュリアス・キングスレイ」となって皇帝の手駒として使われたが、設定が無理やりすぎて破綻。その後改めてC.C.を誘き出す囮として使うために一部の記憶を書き換えられた。
 
;アッシュフォード学園の生徒たち
 
;アッシュフォード学園の生徒たち
 
:ルルーシュとナナリーに近い人間たちにかけた。内容は「ルルーシュの妹のナナリーのことを忘れ、代わりに[[ロロ・ランペルージ|ロロ]]という弟がいる」というように記憶を改変した。
 
:ルルーシュとナナリーに近い人間たちにかけた。内容は「ルルーシュの妹のナナリーのことを忘れ、代わりに[[ロロ・ランペルージ|ロロ]]という弟がいる」というように記憶を改変した。
 
;ナナリー・ランペルージ、[[アーニャ・アールストレイム]]
 
;ナナリー・ランペルージ、[[アーニャ・アールストレイム]]
 
:マリアンヌ暗殺事件の際にアリバイを作るために記憶を改変する。これによって、ナナリーの目は視えなくなる事となった。
 
:マリアンヌ暗殺事件の際にアリバイを作るために記憶を改変する。これによって、ナナリーの目は視えなくなる事となった。
 
+
;マリーベル・メル・ブリタニア
 +
:母と妹が死亡したテロ事件の事で激昂して剣を向けた彼女から、二人の記憶を消す。
 
=== マリアンヌ ===
 
=== マリアンヌ ===
 
;アーニャ・アールストレイム
 
;アーニャ・アールストレイム
171行目: 188行目:  
;シャーリー・フェネット
 
;シャーリー・フェネット
 
:偶然、ギアスキャンセラーの効果を受けた事で、以前にルルーシュのギアスで失っていた記憶を取り戻してしまい、それが原因でシャーリーは悲劇に襲われる事となった。
 
:偶然、ギアスキャンセラーの効果を受けた事で、以前にルルーシュのギアスで失っていた記憶を取り戻してしまい、それが原因でシャーリーは悲劇に襲われる事となった。
 +
:劇場版では解除されたのが[[ゼロレクイエム]]直前であるため、彼女の身に悲劇は起こらなかった。だが、ゼロレクイエムによるルルーシュの死をその目で目撃してしまうこととなった…
 
;アーニャ・アールストレイム
 
;アーニャ・アールストレイム
 
:ジェレミアに敗北したアーニャが呟いた言葉から、ジェレミアは彼女がギアスで記憶を封じられている事に気付き、ギアス・キャンセラーで記憶の封印を解除した。
 
:ジェレミアに敗北したアーニャが呟いた言葉から、ジェレミアは彼女がギアスで記憶を封じられている事に気付き、ギアス・キャンセラーで記憶の封印を解除した。
176行目: 194行目:  
;ライアー(オルフェウス・ジヴォン)
 
;ライアー(オルフェウス・ジヴォン)
 
:外伝『双貌のオズO2』において彼にかけられていたトトのギアスを解除したが、仮面を身に着けていたため、断片的な解除でしかなかった。
 
:外伝『双貌のオズO2』において彼にかけられていたトトのギアスを解除したが、仮面を身に着けていたため、断片的な解除でしかなかった。
 
+
;マリーベル・メル・ブリタニア
 +
:上記のライアーにギアスキャンセラーをかけた時に、咄嗟に彼を庇った彼女には完全に作用してシャルルのギアスが解除される。
 
=== トト ===
 
=== トト ===
 
;[[オルドリン・ジヴォン]]
 
;[[オルドリン・ジヴォン]]
189行目: 208行目:  
=== シン ===
 
=== シン ===
 
;[[日向アキト]]
 
;[[日向アキト]]
:幼少期に他の家族共々ギアスを受けるも、「死」の概念を理解できていなかったために自殺できず、唯一生き残った。成長後はシンへの感情が憎悪に変わったためにギアスの効果は薄れたが、それでも無意識の内に「死ぬため」に軍属となって戦場を巡るという行動を取っている。
+
:幼少期に他の家族共々ギアスを受けるも、「死」の概念を理解できていなかったために自殺できず、唯一生き残った。成長後はシンへの感情が憎悪に変わったためにギアスの効果は薄れたが、それでも無意識の内に「死ぬため」に軍属となって戦場を巡るという行動を取っている。しかし、後にアキトもまたスザク同様強靭な精神力でギアスの呪縛を己の力として利用する術を獲得している。
 
;ミケーレ・マンフレディ
 
;ミケーレ・マンフレディ
 
:自身の過去に関わる出来事を語られたため、ギアスをかけて自害させる。
 
:自身の過去に関わる出来事を語られたため、ギアスをかけて自害させる。
211行目: 230行目:  
;[[怒りのドクトリン]]、[[楽しみのテンプティ]]
 
;[[怒りのドクトリン]]、[[楽しみのテンプティ]]
 
:『第3次Z天獄篇』で[[御使い]]を降すために発動するも、[[アドヴェント]]の介入で失敗。
 
:『第3次Z天獄篇』で[[御使い]]を降すために発動するも、[[アドヴェント]]の介入で失敗。
 +
;マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア
 +
:『[[スーパーロボット大戦X|X]]』では「シャルルに関する一切の記憶を捨てよ」とルルーシュのギアスをかけられ、無力化されるがその直後[[魔獣エンデ|何者か]]に喰われ、消滅する。
 +
;[[一方通行]]
 +
:『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』にて、ジェレミアのギアスキャンセラーによって能力「一方通行」を無効化される(今回彼らが共演した世界はコードギアスの世界ととあるシリーズの世界の法則が融合・両立しており、ギアスと能力が同じものとなっていたため、ギアスキャンセラーが[[上条当麻|幻想殺し]]のように能力無効化の力を得ていた)。
 +
;[[御坂美琴]]
 +
:『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』にて、ゼロに「邪魔をするな!」とギアスをかけられるが脳内の電気信号を切り替える事で何とか制御に抗った。
 +
;ロスト・グラウンドのならず者
 +
:『X-Ω』にて、試しにギアスをかけられるがアルター能力は使用不可となった。この事からアルター能力の使用には精神の均衡を保つことが条件であり、ギアスをかけられると精神に影響が出るためアルター能力が使用できなくなると推測されている。
    
=== 関連作品でギアスをかけられた人物 ===
 
=== 関連作品でギアスをかけられた人物 ===
227行目: 254行目:     
=== 採用作品 ===
 
=== 採用作品 ===
;[[Zシリーズ]]
+
;[[Zシリーズ]]、[[スーパーロボット大戦X|X]]
:[[枢木スザク]]専用のスキル。再世篇の第52話「シュナイゼルの仮面」/第51話「戦乱の王ピースクラフト」で習得。「ギアスの呪縛」表記。
+
:[[枢木スザク]]専用のスキル。再世篇の第52話「シュナイゼルの仮面」/第51話「戦乱の王ピースクラフト」で習得。『X』では初期習得済み。「ギアスの呪縛」表記。
 
:原作終盤で強化に使用していた「ギアスの呪い」をシステム化したもので、効果は「[[気力]]130以上で与ダメージ1.1倍、[[底力]]L9の効果を取得」というもの。スザクが[[エースボーナス]]を獲得すると気力制限がなくなり、常時発動となる。
 
:原作終盤で強化に使用していた「ギアスの呪い」をシステム化したもので、効果は「[[気力]]130以上で与ダメージ1.1倍、[[底力]]L9の効果を取得」というもの。スザクが[[エースボーナス]]を獲得すると気力制限がなくなり、常時発動となる。
 
;[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]]
 
;[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]]
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;[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]
 
;[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]
 
:こちらでは「ギアスの呪縛」表記で、現状枢木スザクと日向アキト搭乗の特定ユニットのみが所持。
 
:こちらでは「ギアスの呪縛」表記で、現状枢木スザクと日向アキト搭乗の特定ユニットのみが所持。
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:イベント「幻想の中へ」では、世界が融合した影響でギアスは[[魔法|魔術]]・[[超能力]]と同類の能力とされており、[[上条当麻]]の「幻想殺し」により[[ブリタニア騎士]]に掛けられたギアスが解除されている(同時に「幻想殺し」は学園都市のある世界が融合していない世界でも能力が適用されると推測されており、ルルーシュのイベントでの最後の行動に繋がっていく)。
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:また、これとは逆にジェレミアのギアスキャンセラーは、[[一方通行]]の能力を無効化している。
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
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**なお、マリアンヌはさらに「'''ルルーシュとナナリーとの間に子供を作らせれば'''(ここに書くまでもないことだが、要するに実の兄妹による近親相姦である)さらに高い素養を持つ人間をできるのではないか」と、倫理や道徳を一切無視した理論を考えていた(これには研究員ですらもドン引きしている)。
 
**なお、マリアンヌはさらに「'''ルルーシュとナナリーとの間に子供を作らせれば'''(ここに書くまでもないことだが、要するに実の兄妹による近親相姦である)さらに高い素養を持つ人間をできるのではないか」と、倫理や道徳を一切無視した理論を考えていた(これには研究員ですらもドン引きしている)。
 
*各地の[[神話]]や伝説において、他者に何かを強制させる魔法や呪いが登場するケースは多々あり、それらも広義で「ギアス」と呼ばれることがある。SRWでは『[[スーパーロボット大戦EX|EX]]』で[[ザムジード]]が操られた強制魔法(ゲアス)も綴りは同じものと思われる。
 
*各地の[[神話]]や伝説において、他者に何かを強制させる魔法や呪いが登場するケースは多々あり、それらも広義で「ギアス」と呼ばれることがある。SRWでは『[[スーパーロボット大戦EX|EX]]』で[[ザムジード]]が操られた強制魔法(ゲアス)も綴りは同じものと思われる。
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== 脚注 ==
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<references />
    
{{DEFAULTSORT:きあす}}
 
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[[category:コードギアスシリーズ]]
 
[[category:コードギアスシリーズ]]
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