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{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
 
| タイトル = プロフィール
 
| タイトル = プロフィール
| 種族 = 地球人([[Xラウンダー]])
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| 種族 = [[種族::地球人]]([[Xラウンダー]])
| 性別 = 男
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| 性別 = [[性別::]]
| 年齢 = 13歳
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| 年齢 = [[年齢::13]]歳
 
| 出身 = 北米
 
| 出身 = 北米
| 所属 = [[民間人]] [[地球連邦軍]](ディーヴァ)
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| 所属 = [[民間人]] [[ディーヴァ]]・{{所属 (人物)|アビス隊}})
 
}}
 
}}
 
'''キオ・アスノ'''は『[[機動戦士ガンダムAGE]]』の[[主人公]]の一人。
 
'''キオ・アスノ'''は『[[機動戦士ガンダムAGE]]』の[[主人公]]の一人。
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:兄貴分。キオがAGE-FXに乗り換えて不殺戦法を取るようになった際は心配し、キオを諌めた。
 
:兄貴分。キオがAGE-FXに乗り換えて不殺戦法を取るようになった際は心配し、キオを諌めた。
 
;[[シャナルア・マレン]]
 
;[[シャナルア・マレン]]
:キオの教育係となり、キオも慕っていた。
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:キオの教育係となり、キオも慕っていたが、[[スパイ]]発覚の末に最期はキオを庇って死亡する。
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:キオにとっての最初の知人の死で、その影響は大きかった。漫画『機動戦士ガンダムAGE クライマックスヒーロー』においては特に彼女の影響が顕著で、「戦争にトドメを刺す」という意思は彼女がきっかけで目覚めた。
    
=== [[ヴェイガン]] ===
 
=== [[ヴェイガン]] ===
 
;[[フェザール・イゼルカント]]
 
;[[フェザール・イゼルカント]]
:キオがヴェイガンの捕虜になった際には「この子は特別だ」と収容所送りにせず、国賓級の待遇を与え、ヴェイガンの世界を見るよう促した。
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:キオがヴェイガンの捕虜になった際には「この子は特別だ」と収容所送りにせず、国賓級の待遇を与え、ヴェイガンの世界を見るよう促した。理由は亡き息子ロミの生き写しとしか思えないほどに似ており、内面も通じるものがあった事である。要するにイゼルカントはキオを「'''地球で生まれ変わりたいと遺言を残したロミの願いが叶い、地球で生まれ変わった存在'''」と信じていた。
 
:しかし、後にイゼルカントの目論見を知った際は、彼の目的と思想を明確に否定した。そして実際にキオが誰一人自らの手で人を殺さず全てを救った際には、病死寸前にキオに未来を託した。
 
:しかし、後にイゼルカントの目論見を知った際は、彼の目的と思想を明確に否定した。そして実際にキオが誰一人自らの手で人を殺さず全てを救った際には、病死寸前にキオに未来を託した。
 
;[[ゼハート・ガレット]]
 
;[[ゼハート・ガレット]]
 
:オリバーノーツを焼き払った件もあり、キオにとっては[[ライバル|宿敵のような存在]]。
 
:オリバーノーツを焼き払った件もあり、キオにとっては[[ライバル|宿敵のような存在]]。
:漫画『機動戦士ガンダムAGE クライマックスヒーロー』では、本編と異なり彼が最後の敵となり、彼の遺言をヴェイガンに伝える役目を受け持った。
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:漫画『クライマックスヒーロー』では、本編と異なり彼が最後の敵となり、彼の遺言をヴェイガンに伝える役目を受け持った。
 
;[[ルウ・アノン]]
 
;[[ルウ・アノン]]
 
:捕虜となった時に知り合い、親交を深める。彼女とディーンとの交流がヴェイガンへの認識を改める切っ掛けとなった。
 
:捕虜となった時に知り合い、親交を深める。彼女とディーンとの交流がヴェイガンへの認識を改める切っ掛けとなった。
 
;[[ディーン・アノン]]
 
;[[ディーン・アノン]]
:彼とも親友になる。後にディーンは軍に志願、戦場で再会する事となる。
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:彼とも親友になる。後にディーンは軍に志願、戦場で再会する事となる。そして、'''彼にすらキオの信念は否定されている'''。
 
;[[ザナルド・ベイハート]]
 
;[[ザナルド・ベイハート]]
 
:彼に一度鹵獲されてしまう。
 
:彼に一度鹵獲されてしまう。
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;「じいちゃんは憎しみに駆られてるだけじゃないか! そんなの救世主じゃない! そんなの絶対に違う!!」
 
;「じいちゃんは憎しみに駆られてるだけじゃないか! そんなの救世主じゃない! そんなの絶対に違う!!」
 
:第44話「別れゆく道」より。「ヴェイガンの捕虜など処刑してしまえばいい」と発言したフリットに対して、彼を批判。劇中において明確にフリットに対して反抗した場面となった。
 
:第44話「別れゆく道」より。「ヴェイガンの捕虜など処刑してしまえばいい」と発言したフリットに対して、彼を批判。劇中において明確にフリットに対して反抗した場面となった。
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;「僕は…」<br />「僕は…誰にも死んで欲しくないんだ…みんなに生きていて欲しいんだ…」<br />「僕を、嫌っても構わない…僕を憎んでも構わない…」<br />「それでもディーンに生きていてほしいんだ!!」
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:第47話「青い星 散りゆく命」より。よりによってディーンと戦場で再会し殺し合う羽目になり、ディーンからもその思想を否定されて。ディーンを戦闘不能にはしたものの、結局キオの思想は誰にも聞き入れられないままで、それでも涙ながらにヴェイガンで出来た友が生きるのを願う。たとえそれを貫くことで、どれだけ自分が嫌われ蔑まれようとも…。この純粋な願いに、遂にディーンも心を開き、自らの夢を語るが…。
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;「許さない…!」<br />「お前は絶対に許さないッ!!」
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:同話より。心を開いてくれたディーンを同胞にも関わらず直後に殺し、悪びれもしない[[ザナルド・ベイハート]]に対して怒りを剥き出しにする。使わないと決めていた[[ガンダムAGE-FX]]のFXバーストモードすら使用し、[[ザムドラーグ]]を圧倒するが、トドメの瞬間にザナルドの死のイメージをXラウンダーの力で受け取ってしまい、自ら立てた不殺主義を自ら否定する事態は寸でのところで避けられた。
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;「…ぼ、僕は…今…」
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:その後、冷静になって自身の行為を自覚しての台詞。理解できない相手に、自分の近しい人を惨殺されて怒りに震える…奇しくも祖父フリットと類似した経験となったキオは、'''自らのこの怒りも込みで、己の理想が絵空事だと改めて思い知らされる'''ことになってしまい、キオは愕然としてしまう。
 
;「今だって人は人です! 地球圏の人達も、火星圏の人達も、精一杯生きてるんだ!」
 
;「今だって人は人です! 地球圏の人達も、火星圏の人達も、精一杯生きてるんだ!」
 
:最終話「長き旅の終わり」より。[[Xラウンダー]]の精神空間で、「人が人らしく生きるために選別を行い、賢き者たちを導く」という思想を持つ[[フェザール・イゼルカント|イゼルカント]]に対する反論。
 
:最終話「長き旅の終わり」より。[[Xラウンダー]]の精神空間で、「人が人らしく生きるために選別を行い、賢き者たちを導く」という思想を持つ[[フェザール・イゼルカント|イゼルカント]]に対する反論。
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:[[ヴェイガンギア・シド]]によりヴェイガン軍が混乱しているスキに乗じて、ヴェイガンのコロニー「セカンドムーン」に向けて大量破壊兵器「プラズマダイバーミサイル」を放たんとしたフリットは、「多くの地球人類の命を奪ったヴェイガンへを殲滅して救世主になる」という(間違った)正義に囚われていた。
 
:[[ヴェイガンギア・シド]]によりヴェイガン軍が混乱しているスキに乗じて、ヴェイガンのコロニー「セカンドムーン」に向けて大量破壊兵器「プラズマダイバーミサイル」を放たんとしたフリットは、「多くの地球人類の命を奪ったヴェイガンへを殲滅して救世主になる」という(間違った)正義に囚われていた。
 
:そんなフリットの姿を見たキオは、涙ながらに[[Xラウンダー]]の力を発動。それはフリットを精神世界へと誘い、彼が[[ユリン・ルシェル|守れなかった者]]達と巡り合わせるのであった。これまで戦いにしか使われなかったXラウンダーの力が、本当に平和のために使われた唯一のシーン。
 
:そんなフリットの姿を見たキオは、涙ながらに[[Xラウンダー]]の力を発動。それはフリットを精神世界へと誘い、彼が[[ユリン・ルシェル|守れなかった者]]達と巡り合わせるのであった。これまで戦いにしか使われなかったXラウンダーの力が、本当に平和のために使われた唯一のシーン。
;「じいちゃんはなれたんだ…本当の救世主に!」
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;「じいちゃんはなれたんだね。みんなを救える、本当の救世主に!」
 
:過去への妄執と敵への憎しみを乗り越えて、人々を守るための救世主となった祖父フリットを目にして。これまでのキオの信念が初めて実を結んだ一歩でもあり、キオもまた救世主フリットを救ったもう一人の救世主になった。
 
:過去への妄執と敵への憎しみを乗り越えて、人々を守るための救世主となった祖父フリットを目にして。これまでのキオの信念が初めて実を結んだ一歩でもあり、キオもまた救世主フリットを救ったもう一人の救世主になった。
 
;アセム「なかなか男前だな」<br />キオ「…フ。そうだね、父さん。フリットじいちゃん…。僕達の地球は、元気になったよ」
 
;アセム「なかなか男前だな」<br />キオ「…フ。そうだね、父さん。フリットじいちゃん…。僕達の地球は、元気になったよ」
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:このキオの台詞を最後に、アスノ家三代100年にわたる『[[機動戦士ガンダムAGE]]』の物語は、幕を閉じた。
 
:このキオの台詞を最後に、アスノ家三代100年にわたる『[[機動戦士ガンダムAGE]]』の物語は、幕を閉じた。
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=== 書籍媒体 ===
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=== 小説版 ===
 
;「ガンダムAGE-3は、キオ・アスノとウェンディ・ハーツで行きます!」
 
;「ガンダムAGE-3は、キオ・アスノとウェンディ・ハーツで行きます!」
 
:[[小説|小説版]]第4巻より。[[ウェンディ・ハーツ|ウェンディ]]を乗せたGセプターと[[合体]]したガンダムAGE-3 ノーマルを駆る際に発言。
 
:[[小説|小説版]]第4巻より。[[ウェンディ・ハーツ|ウェンディ]]を乗せたGセプターと[[合体]]したガンダムAGE-3 ノーマルを駆る際に発言。
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:小説版第5巻より。コロニー「セカンドムーン」に大量破壊兵器「プラズマダイバーミサイル」を放って[[ヴェイガン]]を根絶やしにせんとした祖父フリットへの痛烈かつ的確な批判。
 
:小説版第5巻より。コロニー「セカンドムーン」に大量破壊兵器「プラズマダイバーミサイル」を放って[[ヴェイガン]]を根絶やしにせんとした祖父フリットへの痛烈かつ的確な批判。
 
:そして、キオはTV版と同じく[[Xラウンダー]]能力で「[[ガンダムAGE-FX|FXバーストモード]]」を発動させてフリットを精神世界へと誘い、彼が守り切ろうとした大切な人達、さらに「フリットの中の英雄」と再び巡り合せたのであった。
 
:そして、キオはTV版と同じく[[Xラウンダー]]能力で「[[ガンダムAGE-FX|FXバーストモード]]」を発動させてフリットを精神世界へと誘い、彼が守り切ろうとした大切な人達、さらに「フリットの中の英雄」と再び巡り合せたのであった。
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=== 漫画版 ===
 
;「ボクとガンダムが、戦争にトドメを刺す!!」
 
;「ボクとガンダムが、戦争にトドメを刺す!!」
:[[漫画]]『クライマックスヒーロー』で頻繁に用いられる台詞。当作品でのキオは、アニメ本編以上に明朗快活な[[性格]]となっている。『BX』でも'''「僕とガンダムがこの戦争にトドメを指す!」'''という形で戦闘台詞として採用された。
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:[[漫画]]『クライマックスヒーロー』で頻繁に用いられる決め台詞。『BX』でも'''「僕とガンダムがこの戦争にトドメを指す!」'''という形で戦闘台詞として採用された。
 
;「シャナルアさんが、願っていたように。もうだれも死ななくていいように。ボクたちが戦争を終わらせるんだ」
 
;「シャナルアさんが、願っていたように。もうだれも死ななくていいように。ボクたちが戦争を終わらせるんだ」
 
:『クライマックスヒーロー』第1話。世話になっていた[[シャナルア・マレン|シャナルア]]に庇われ、彼女を看取った後、決意を新たに「戦争にトドメを刺す」と作中初めて口にした後の台詞。同作におけるキオの戦う原動力であり、実際同作のキオはTV版以上に多くの人々を救うことになる。
 
:『クライマックスヒーロー』第1話。世話になっていた[[シャナルア・マレン|シャナルア]]に庇われ、彼女を看取った後、決意を新たに「戦争にトドメを刺す」と作中初めて口にした後の台詞。同作におけるキオの戦う原動力であり、実際同作のキオはTV版以上に多くの人々を救うことになる。
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;「自爆なんかしない! だれも死なせない! ボクも生きる!!」
 
;「自爆なんかしない! だれも死なせない! ボクも生きる!!」
 
:同話。乗っている[[ガンダムAGE-3]]自身をビームサーベルで貫き、背後に迫っていたレギルスを攻撃した後の台詞。機体が爆散する中、キオ自身はコアファイターで脱出し、シャナルアとの約束を果たそうとする。
 
:同話。乗っている[[ガンダムAGE-3]]自身をビームサーベルで貫き、背後に迫っていたレギルスを攻撃した後の台詞。機体が爆散する中、キオ自身はコアファイターで脱出し、シャナルアとの約束を果たそうとする。
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;悲しみや憎しみはすぐには消えないかもしれない。でも、きっとだいじょうぶだよ。<br />だって元はと言えば、みんな、同じ地球で生まれた仲間なんだから。
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:『クライマックスヒーロー』最終話。涙ながらに討ったゼハートの遺志を全域に伝え、フリットが停戦を呼び掛けたのを見届けた後、地球に向き直ってのモノローグであり、同作のラストシーン。
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== 迷台詞 ==
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;「ガ、ガンダムにキズが~!」<br />「ごめんよ、ガンダム~っ!!」
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:漫画『クライマックスヒーロー』第1話。乱暴な戦い方のせいか[[ガンダムAGE-3]]の脚部に傷がついていたことで取り乱し、AGE-3に包帯を巻いて。掲載雑誌の影響か、キオのキャラクターが大きく砕けているのを象徴するシーンの1つ。
    
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
;「がはっ……!」
 
;「がはっ……!」
 
:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』第9話オリバーノーツルート「守れ!子供達の戦い」にて[[エキゾースト]]の攻撃から[[ライジンオー]]を庇って。
 
:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』第9話オリバーノーツルート「守れ!子供達の戦い」にて[[エキゾースト]]の攻撃から[[ライジンオー]]を庇って。
:一見、何気もない発言だが、'''『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』の「ごふっ」と同様に劇中でキオ以外にも多くのキャラが発言している'''ため印象に残りやすい<ref>実際、『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』第8話オリバーノーツルート「じいちゃんのガンダム」において、[[ハリケーン]]が[[ゼハート・ガレット|ゼハート]]の[[ギラーガ]]にやられた際に発言している。</ref>。
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:一見何気もない発言だが、'''『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』の「ごふっ」と同様に劇中でキオ以外にも多くのキャラが発言している'''ため印象に残りやすい<ref>実際、『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』第8話オリバーノーツルート「じいちゃんのガンダム」において、[[ハリケーン]]が[[ゼハート・ガレット|ゼハート]]の[[ギラーガ]]にやられた際に発言している。</ref>。
 +
:余談だが、父アセムが漫画『追憶のシド』で'''「がはあ!!」'''と似た悲鳴を上げているが、特に関連性はない偶然と思われる。
 
;「じいちゃん…。僕、ひとつだけ分かったよ。ただ敵を倒すだけじゃ…ダメなんだ。本当の救世主になるには…ガンダムに必要なのは…人を守れる強さなんだ!」
 
;「じいちゃん…。僕、ひとつだけ分かったよ。ただ敵を倒すだけじゃ…ダメなんだ。本当の救世主になるには…ガンダムに必要なのは…人を守れる強さなんだ!」
 
:ライジンオーを庇った際、フリットに「教えてないはずなのになぜそのような事をした」と問われて。これまでゲームの延長上で戦いをしていた面があったキオは、[[地球防衛組]]の戦いを見て、「救世主」とは何たるかを知る。
 
:ライジンオーを庇った際、フリットに「教えてないはずなのになぜそのような事をした」と問われて。これまでゲームの延長上で戦いをしていた面があったキオは、[[地球防衛組]]の戦いを見て、「救世主」とは何たるかを知る。
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;「…ねえ、じいちゃん」<br />「なんかさ…。今、すごく嬉しいんだ。前に戦った時よりも、ずっと…」
 
;「…ねえ、じいちゃん」<br />「なんかさ…。今、すごく嬉しいんだ。前に戦った時よりも、ずっと…」
 
:同じく第9話にて、ヴェイガンと[[ジャーク帝国]]を撃退し、街を守り切って。「救世主」への第一歩を踏み出した瞬間。
 
:同じく第9話にて、ヴェイガンと[[ジャーク帝国]]を撃退し、街を守り切って。「救世主」への第一歩を踏み出した瞬間。
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;「[[ジオン公国|ジオン]]もヴェイガンと同じなんだ。自分達の目的の為には手段を選ばない連中なんですよ!」<br />「でもジオンの人達はコロニーや[[アクシズ]]を落とすとか、ひどい事をいっぱいやってきたんですよ」<br />「そんなのを信念だとか考えられませんよ」
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:『BX』第20話「ロストロウランに散る」より、[[ジオン残党軍]]がヴェイガンに協力している事で彼らを非難する。
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:[[ディーン・アノン|まだ]][[ルウ・アノン|敵側の]][[ロニ・ガーベイ|事情]]を知らないとはいえ、[[ティターンズ]]の地球至上主義や[[アロウズ]]の弾圧政策にも通ずるキオの危うい一面である。
 
;「…バナージさんは知ってるんです」<br />「あそこには、自分と同じように守る為に戦った人達がいるってことを…」
 
;「…バナージさんは知ってるんです」<br />「あそこには、自分と同じように守る為に戦った人達がいるってことを…」
 
:『BX』第25話「虹を見た日」より。相転移誘導弾から逃れるため[[宇宙]]に上がろうとするも、エンジントラブルで[[出力|推力]]が上がらない[[ガランシェール]]。
 
:『BX』第25話「虹を見た日」より。相転移誘導弾から逃れるため[[宇宙]]に上がろうとするも、エンジントラブルで[[出力|推力]]が上がらない[[ガランシェール]]。
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
*三世代編で[[ガンダムAGE-FX]]に搭乗するようになってからのキオは、[[ガンダムシリーズ]]でも特に目立つ不殺主義者の代表格である。実際、AGE-FXに乗り換えてからは乗り換えてからは'''直接的に人間を殺したことは一度もない。'''唯一、ディーンが殺された時のザナルド相手の時だけ殺しかけていたが、ギリギリで踏みとどまっている。
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*三世代編で[[ガンダムAGE-FX]]に搭乗するようになってからのキオは、[[ガンダムシリーズ]]でも特に目立つ不殺主義者の代表格である。実際、AGE-FXに乗り換えてからは'''直接的に人間を殺したことは一度もない。'''唯一、ディーンが殺された時の[[ザナルド・ベイハート]]相手の時だけ殺しかけていたが、ギリギリで踏みとどまっている。
**実際に不殺が行われた描写も特異な戦法で、AGE-FXのCファンネルを用いて、ヴェイガンのモビルスーツのコクピットをピンポイントで切り離すという形で描写されている。視覚上はモビルスーツの頭部が切り取られていくというインパクトの強いものであったため、別の漫画の呼び名を借りて'''「妖怪首おいてけ」'''などと揶揄されることも。
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**実際に不殺が行われた描写も特異な戦法で、AGE-FXのCファンネルを用いて、ヴェイガンのモビルスーツのコクピットをピンポイントで切り離すという形で描写されている。視覚上はモビルスーツの頭部が切り取られていくというインパクトの強いものであったため、漫画『ドリフターズ』で読者がとある人物を指す呼び名を借りて'''「妖怪首おいてけ」'''などと揶揄されることも。
 
**先述の通り、不殺主義は敵味方から全否定され続け、作中長らく不遇の立場だった。しかし彼がいなければ地球もヴェイガンも救われなかったため、作中彼の不殺主義は非常に重要な意味を有していた。
 
**先述の通り、不殺主義は敵味方から全否定され続け、作中長らく不遇の立場だった。しかし彼がいなければ地球もヴェイガンも救われなかったため、作中彼の不殺主義は非常に重要な意味を有していた。
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*漫画『クライマックスヒーロー』では、対象年齢の低い幼年漫画雑誌「月刊コロコロコミック」に連載されているためか、キオはアニメ本編以上に明朗快活な[[性格]]となっており、本編では見られないようなコメディ描写も多数存在する。
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**上述の不殺主義もクローズアップされているが、[[セリック・アビス]]が内心でキオの不殺主義を誉めるなど、アニメ本編と比べてかなり肯定的に扱われている。同作でキオが手にかけたのは、立場上退くに退けず涙ながらに倒してしまった[[ゼハート・ガレット]]と、'''普通に敵対して倒したザナルド'''。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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