ガンテは『勇者ライディーン』の登場メカ

ガンテ
登場作品 勇者ライディーン
デザイン 村上克司(原案)
安彦良和(クリンナップ)
初登場SRW 第3次スーパーロボット大戦
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
別名 大魔竜
分類 妖魔獣
テンプレートを表示

概要編集

プリンス・シャーキン妖魔帝国の指揮官が乗り込む航空母艦型妖魔獣。大魔竜の別名も持つ。

その姿は異様で岩で出来た手の形をしており、それぞれの指先が竜の頭になっている。竜の口から炎やミサイルを放つ。手の甲にあたる部分に化石獣を乗せて運搬したり、口から兵士を降下させるといった運用方法もとられた。

名前の由来はそのまんま、岩の手でガンテ。

メカ扱いではあるが或る程度の意思を持ち合わせているようで、目の部分にゴッドゴーガンが突き刺さった時には激痛にのた打ち回り、アギャール将軍の操縦を全く受け付けなかった。

第27話で2代目戦闘指揮官ダルダン提督(SRW未登場)指揮の下ライディーンに決戦を挑み窮地に陥れるが、ゴッドバードの反撃によって掌部分を破壊される。5本の指部分を分離してなおも抵抗を試みるもゴッドバードの敵ではなく、ダルダンもろとも大空の藻屑と化した。

登場作品と操縦者編集

旧シリーズ編集

第3次スーパーロボット大戦
初登場作品。ギルディーンバストドンよりも強いが、気力の上がったライディーンの敵ではないだろう。最大射程が5なので、上手く合わせてゴッドゴーガンで先手を仕掛けたい。
第4次スーパーロボット大戦S
スーパー系でのみプレイできるマップ「勇者ライディーン」にのみ、シャーキンが乗って登場。本マップはイベント面に近いため、強くはない。
スーパーロボット大戦コンプリートボックス
装甲値20というドローメどころかダイ・ガードも驚きのとんでもない紙装甲を持つ。ライディーンとのタイマンバトルのため、倒しやすいよう調整したのだろうか。
ちなみに本作では各ミサイルの射程が2~5になっており、それでいて火炎が空にしか攻撃できない点はそのままなので、地上に降りて接近戦を仕掛けると何もできなくなる。

αシリーズ編集

スーパーロボット大戦αDC
全編通して3度出現するが登場の有無がルート分岐によって左右される為、進め方次第では戦う機会が共通ルート第20話のみになってしまう。妖魔帝国の印象が薄いので、このガンテもビジュアル以外は影が薄い。それでも能力だけなら、スーパー系の戦艦ユニットとしては強い方なのだが。
スーパーロボット大戦α外伝
後半の地上ルートのみ登場。何故かカーメン・カーメンが所有している。あとはオープニング戦闘デモカラオケモードで出番があるのみで他の化石獣ともども影が薄い。

COMPACTシリーズ編集

スーパーロボット大戦COMPACT(WSC)
シーン2から登場。シャーキン搭乗艦はそこそこ強いが、人工知能の艦は資金源の印象が強い。
スーパーロボット大戦COMPACT2 第1部:地上激動篇
シャーキン艦や人工知能搭載のザコが登場する。獲得資金が高いので幸運をかけて倒そう。
スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇
今回はメカガンテも登場するのだが、何故か獲得資金がメカガンテより高い。
スーパーロボット大戦IMPACT
COMPACT2』と似たような扱い。グラフィックは『α』からの流用。

Scramble Commanderシリーズ編集

スーパーロボット大戦Scramble Commander
ユニットとしては登場しない。OPムービーで多数のドローメを率いて戦闘機部隊を叩き落している。イベントでガンダムエピオンに撃墜される。

単独作品編集

新スーパーロボット大戦
地上編第33話のみ登場。パイロットは親衛隊兵。リアル等身で描かれている事もあり、グラフィックはなかなかの迫力。
新スーパーロボット大戦 スペシャルディスク
フリーバトルに登場。
スーパーロボット大戦DD
3章Part7から登場するボスユニット。防御特化タイプ。本作ではシリーズで初めてアギャールがパイロットとなった。第3章Part10から、第9世界では『ロックハンド』とコードネームが付けられている事が判明。

装備・機能編集

武装・必殺武器編集

火炎
竜の口から吐き出す火炎放射。『α』では緑色の火炎を吐くため印象に残る。
ミサイル
同じく口から発射するミサイル。
ガンテミサイル
通常のものよりも大型のミサイル。
黒い稲妻
当たった対象を石化させる。ライディーンには通用しなかった。SRW未使用。

移動タイプ編集

飛行可能。

サイズ編集

LL

関連機体編集

メカガンテ
後継艦。

余談編集

  • 大の『勇者ライディーン』フリークで知られるクリエイター・出渕裕氏は、徳間書店刊のロマンアルバム『聖戦士ダンバイン』に「ガンテの意匠が世界観に合致する」と主張しダンバインとガンテ、及びドローメの大群との対決を描いたイラストを寄稿している。同作にはドローメをモチーフにした雑魚メカドロが登場している事もあり、違和感の全く無い構図に仕上がっていた。当時はSRWも存在しておらず、クロスオーバーという言葉すら一般的ではない時代であっただけに、出渕氏の先見の明には唸らされる。
    • なお、後に富野喜幸(現:由悠季)監督は、「この作品でガンテを使って仕事ができなかった無念が『聖戦士ダンバイン』の原動力に繋がった」と正式にコメントしている。
  • 漫画『ゴッドバード』(SRW未参戦)に登場するワーバラオはガンテと酷似した外見をしているが、作者の長谷川裕一氏曰くこれは「ワーバラオの見た目をモデルに妖魔帝国がガンテを建造した」というイメージでデザインしたとのこと。