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メカニックデザインの点から考えたとき「ガンダム」と名のつくロボットに共通することは、上述したように「顔があり、そこに二つの目があって、二本のアンテナ(のようなもの)がついている」ことである。これは「TVアニメとして作られたガンダムシリーズで主人公機となるガンダム」に限定するならば現在までに100%適応されている法則でもある。TVアニメ以外では、OVA作品『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』の主人公機[[ガンダムEz-8]]のアンテナがロッド型であるなど若干の例外がある。また、ガンダムのオマージュやパロディとして無断でデザインされたメカが、権利者側に訴えられるかどうかの最低限の基準として「顔があり、そこに二つの目があって、二本のアンテナ(のようなもの)がついている」かどうかがあるとも言われている。なお、カラーリングについては、アニメ作品の主人公ガンダムの場合は白色がある程度目立つように取り入れられる。初代ガンダムにつけられた「'''連邦の白い悪魔'''」という呼称以降、白は主人公ガンダムの象徴色なのである。
 
メカニックデザインの点から考えたとき「ガンダム」と名のつくロボットに共通することは、上述したように「顔があり、そこに二つの目があって、二本のアンテナ(のようなもの)がついている」ことである。これは「TVアニメとして作られたガンダムシリーズで主人公機となるガンダム」に限定するならば現在までに100%適応されている法則でもある。TVアニメ以外では、OVA作品『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』の主人公機[[ガンダムEz-8]]のアンテナがロッド型であるなど若干の例外がある。また、ガンダムのオマージュやパロディとして無断でデザインされたメカが、権利者側に訴えられるかどうかの最低限の基準として「顔があり、そこに二つの目があって、二本のアンテナ(のようなもの)がついている」かどうかがあるとも言われている。なお、カラーリングについては、アニメ作品の主人公ガンダムの場合は白色がある程度目立つように取り入れられる。初代ガンダムにつけられた「'''連邦の白い悪魔'''」という呼称以降、白は主人公ガンダムの象徴色なのである。
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しかし00年代以降、ガンダムの顔を持ちながら作中ではガンダム扱いされていない[[M1アストレイ]]や[[ムラサメ]]、反対にガンダム顔とはかけ離れたビジュアルながら劇中でガンダムタイプとされている[[G-ルシファー]]や[[ガンダム・グシオン]]といったメカも登場してきており、近年はガンダムタイプの定義が曖昧になりつつある<ref>なお、初めて登場した「ガンダム顔ではないガンダム」は[[リック・ディアス]]、劇中時系列順では[[陸戦型ガンダム (ジムヘッド)]]、もしくはブルーディスティニー1号機(SRW未登場)である。なおリック・ディアスはあくまでもネーミング上の裏設定に留まる。また「ガンダム顔でありながらガンダムではないMS」は[[ラスヴェート]]が初となる。</ref>。
    
ちなみにガンダムタイプは'''2号機が強奪される'''・'''色が黒い機体はパイロットもろとも大破する'''というジンクスがあり、黒という色が敵役に多いことから倒される(=[[死亡フラグ|戦死する]])確率が上がる事などが影響しているとされる。そのためメインカラーが黒でも主要味方キャラの乗機である場合はさほど死亡率は高くない。
 
ちなみにガンダムタイプは'''2号機が強奪される'''・'''色が黒い機体はパイロットもろとも大破する'''というジンクスがあり、黒という色が敵役に多いことから倒される(=[[死亡フラグ|戦死する]])確率が上がる事などが影響しているとされる。そのためメインカラーが黒でも主要味方キャラの乗機である場合はさほど死亡率は高くない。
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『Gガンダム』の世界観において「ガンダム」とは「[[ガンダムファイト]]に使用される機体」を指す言葉である(ガンダムタイプの機体を使用するからガンダムファイト、ではない)。すなわち、例えば[[ザク]]のデザインであっても、そのコロニー国家がガンダムファイトのために製造した機体であれば「ガンダム」と呼ばれる。物語中所謂ガンダムタイプの機体しか登場しないのは、単なる流行のようなものであるらしい。ただし、元々はガンダリウム合金製のMFという意味もあったらしい。
 
『Gガンダム』の世界観において「ガンダム」とは「[[ガンダムファイト]]に使用される機体」を指す言葉である(ガンダムタイプの機体を使用するからガンダムファイト、ではない)。すなわち、例えば[[ザク]]のデザインであっても、そのコロニー国家がガンダムファイトのために製造した機体であれば「ガンダム」と呼ばれる。物語中所謂ガンダムタイプの機体しか登場しないのは、単なる流行のようなものであるらしい。ただし、元々はガンダリウム合金製のMFという意味もあったらしい。
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なおスパロボでは、[[デビルアクシズ]]、[[デビルガンダムOG]]、[[デビルウルタリア]]などデビルガンダム系のオリジナル派生機体が多い。
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なおスパロボでは、[[デビルガンダム (OG)]]、[[デビルアクシズ]]、[[デビルウルタリア]]などデビルガンダム系のオリジナル派生機体が多い。
    
;GF13-017NJ [[シャイニングガンダム]]
 
;GF13-017NJ [[シャイニングガンダム]]
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=== ポスト・ディザスター作品 ===
 
=== ポスト・ディザスター作品 ===
作中世界においては、約300年前の厄祭戦時に製造された「ガンダム・フレーム」の機体群を指す。形状がどんな姿であれ、ガンダム・フレーム機ならば「ガンダム」として扱われる。エイハブ・リアクターを2基搭載し、それを並列稼働させる「ツインリアクターシステム」を採用し、数百年が経過した現在でも他形式のフレームを採用したMSに対する大きなアドバンテージを持つ。全部で72機が作られたものの、300年後のP.D.323年までに大半が失われ、26機が現存している<ref>TVシリーズ本編と外伝『月鋼』『ウルズハント』に登場したガンダム・フレーム機はベース機不明の1機を含めても13機。過去の作品に[[ガンダムヴァサーゴ|由来を同じくする]][[ガンダムアシュタロン|ガンダム]]が存在する(『Gジェネ』シリーズも含めるとフェニックス、ハルファスも使えなくなる)ため、全機揃えるのが不可能という製作上の事情もあるのだろう。</ref>。機体の名称、型式番号の序列はソロモン72柱の悪魔が由来となっている。
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作中世界においては、約300年前の厄祭戦時に製造された「ガンダム・フレーム」の機体群を指す。形状がどんな姿であれ、ガンダム・フレーム機ならば「ガンダム」として扱われる。エイハブ・リアクターを2基搭載し、それを並列稼働させる「ツインリアクターシステム」を採用し、数百年が経過した現在でも他形式のフレームを採用したMSに対する大きなアドバンテージを持つ。全部で72機が作られたものの、300年後のP.D.323年までに大半が失われ、26機が現存している<ref>名称と姿が設定されているガンダム・フレーム機は16機。ただしこの中の1機は26機の中に含まれていないと明言されている。</ref>。機体の名称、型式番号の序列はソロモン72柱の悪魔が由来となっている。
    
==== [[機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ]] ====
 
==== [[機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ]] ====
 
;ASW-G-08 [[ガンダム・バルバトス]]([[ガンダム・バルバトス (第4形態)|第4形態]]、[[ガンダム・バルバトス (第6形態)|第6形態]])
 
;ASW-G-08 [[ガンダム・バルバトス]]([[ガンダム・バルバトス (第4形態)|第4形態]]、[[ガンダム・バルバトス (第6形態)|第6形態]])
 
:火星のCGSが保管していたガンダム・フレーム機。
 
:火星のCGSが保管していたガンダム・フレーム機。
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:;ASW-G-08 [[ガンダム・バルバトスルプス]]
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::ガンダム・バルバトスを改修した機体。
 
::;ASW-G-08 [[ガンダム・バルバトスルプスレクス]]
 
::;ASW-G-08 [[ガンダム・バルバトスルプスレクス]]
 
:::ガンダム・バルバトスルプスをさらに改修した機体。
 
:::ガンダム・バルバトスルプスをさらに改修した機体。
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:本来ならば、ガンダム試作4号機になるはずだった機体。
 
:本来ならば、ガンダム試作4号機になるはずだった機体。
 
;RMS-099(MSA-099) [[リック・ディアス]]
 
;RMS-099(MSA-099) [[リック・ディアス]]
:開発時のコードネームは「γ(ガンマ)ガンダム」だったが、後に改称。
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:開発時のコードネームは「γ(ガンマ)ガンダム」だったが、後に改称。技術的にはドム系列の機体。
 
:;MSK-008 [[ディジェ]]
 
:;MSK-008 [[ディジェ]]
 
::リック・ディアスのバリエーション機。[[漫画]]『機動戦士Ζガンダム デイアフタートゥモロー ―カイ・シデンのレポートより―』では、頭部をガンダムタイプに換装可能だったと言われている。
 
::リック・ディアスのバリエーション機。[[漫画]]『機動戦士Ζガンダム デイアフタートゥモロー ―カイ・シデンのレポートより―』では、頭部をガンダムタイプに換装可能だったと言われている。
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;[[アストレイ]]
 
;[[アストレイ]]
 
:コズミック・イラ世界におけるオーブの量産型ガンダムタイプ。「いい加減な案内で道に迷ってしまった者」という由来。名付け親はエリカ・シモンズだが、ロウは「王道ではない」という意味で本来の目的である戦争に使われない機体をこのように称する。
 
:コズミック・イラ世界におけるオーブの量産型ガンダムタイプ。「いい加減な案内で道に迷ってしまった者」という由来。名付け親はエリカ・シモンズだが、ロウは「王道ではない」という意味で本来の目的である戦争に使われない機体をこのように称する。
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;ガンダム族
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:[[SDガンダムシリーズ]]におけるMSは多くが擬人化されたキャラクターであり、「人間と同等の知性を持つ異種族」もしくは「見た目がガンダムなだけで本質は人間と変わらない存在」として扱われている。中でもガンダムタイプの姿を持ったMS族は「ガンダム族」とされ多くの物語の中核として活躍している。
    
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
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;[[ガーディアル]]
 
;[[ガーディアル]]
 
:『[[機甲武装Gブレイカー|サンライズ英雄譚]]』の機体。クロスオーバー作品らしく、実際に初代ガンダムを参考に作られた設定。
 
:『[[機甲武装Gブレイカー|サンライズ英雄譚]]』の機体。クロスオーバー作品らしく、実際に初代ガンダムを参考に作られた設定。
;[[リアルPGガンダム]]
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;[[オリジナル設定|SRWオリジナル機体]]
:『[[ケロロ軍曹 (TV)|ケロロ軍曹]]』の機体。プラモデル「パーフェクトグレード RX-78-2 ガンダム」を[[ケロロ軍曹|ケロロ]]が兵器化したもの。
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:以下の機体はそれぞれガンダムタイプを基にしたオリジナル設定の機体となっている。
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:;[[デビルガンダム (OG)]]
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::『[[新スーパーロボット大戦|新]]』に登場する、[[デビルガンダム]]のオリジナル形態。ガンダムの名を冠さない他クロスオーバーに関してはデビルガンダム自体の項目を参照されたし。
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:;[[リアルPGガンダム]]
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::『[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]]』に登場する、『[[ケロロ軍曹 (TV)|ケロロ軍曹]]』の設定を基にしたオリジナル機体。[[ガンプラ|プラモデル]]「パーフェクトグレード RX-78-2 ガンダム」を[[ケロロ軍曹|ケロロ]]が兵器化したもの。
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:;[[ウイングガンダムゼロリベリオン]]
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::『[[スーパーロボット大戦DD|DD]]』の期間限定イベント「[[クロッシング・パイロット]]第2弾」に登場するオリジナル機体であり、新造された[[ウイングガンダムゼロカスタム|ウイングガンダムゼロ(EW版)]]の同型機。
 
;[[デュラクシール]]
 
;[[デュラクシール]]
 
:[[バンプレストオリジナル]]の機体。[[魔装機]]に属する。
 
:[[バンプレストオリジナル]]の機体。[[魔装機]]に属する。
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