差分

1,288 バイト追加 、 2023年6月18日 (日) 22:53
1行目: 1行目:  
{{登場メカ概要
 
{{登場メカ概要
| 外国語表記 = [[外国語表記::Gundam Throne Drei]]
+
| 外国語表記 = [[外国語表記::Gundam Throne Drei]]<ref>[http://www.gundam00.net/tv/ms/05c.html MS]、機動戦士ガンダム00[ダブルオー]、2022年1月29日閲覧。</ref>
 
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
 
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
 
*{{登場作品 (メカ)|機動戦士ガンダム00}}
 
*{{登場作品 (メカ)|機動戦士ガンダム00}}
 
| デザイン = {{メカニックデザイン|鷲尾直広}}
 
| デザイン = {{メカニックデザイン|鷲尾直広}}
| 初登場SRW = [[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]
+
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|第2次スーパーロボット大戦Z破界篇}}
 
| SRWでの分類 = [[機体]]
 
| SRWでの分類 = [[機体]]
 
}}
 
}}
23行目: 23行目:  
}}
 
}}
 
'''ガンダムスローネドライ'''は『[[機動戦士ガンダム00]]』の[[登場メカ]]。
 
'''ガンダムスローネドライ'''は『[[機動戦士ガンダム00]]』の[[登場メカ]]。
 +
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
 
=== 機体概要 ===
 
=== 機体概要 ===
34行目: 35行目:  
[[アリー・アル・サーシェス]]が奪取した[[ガンダムスローネツヴァイ]]に[[ヨハン・トリニティ]]の[[ガンダムスローネアイン]]が撃墜され、本機も撃墜されそうとなったが、[[刹那・F・セイエイ]]の[[ガンダムエクシア]]の介入に助かり、撤退する。その後、[[王留美]]によって接収された。
 
[[アリー・アル・サーシェス]]が奪取した[[ガンダムスローネツヴァイ]]に[[ヨハン・トリニティ]]の[[ガンダムスローネアイン]]が撃墜され、本機も撃墜されそうとなったが、[[刹那・F・セイエイ]]の[[ガンダムエクシア]]の介入に助かり、撤退する。その後、[[王留美]]によって接収された。
   −
2ndシーズンでは輸送用モビルアーマー「リィアン」に偽装して王留美の下で活動していたが、その彼女がサーシェスと繋がっていたと知ったネーナは偽装アーマーをパージし、彼女を殺害する。このままサーシェスに復讐しようと試みるが、HAROを通じて知った[[リボンズ・アルマーク]]から処刑宣告を受け、彼に差し向けられたルイスの駆る[[レグナント]]を迎撃するも、[[技量]]と性能の差も有ってほぼ一方的にバラバラに破壊され、ネーナはレグナントのGNファングに刺しぬかれて凄惨な死を遂げた。
+
2ndシーズンでは輸送用モビルアーマー「リィアン」に偽装して王留美の下で活動していたが、その彼女がサーシェスと繋がっていたと知ったネーナは偽装アーマーをパージし、彼女を殺害する。このままサーシェスに復讐しようと試みるが、HAROを通じて知った[[リボンズ・アルマーク]]から処刑宣告を受け、彼に差し向けられたルイスの駆る[[レグナント]]を迎撃するも、[[技量]]と性能の差も有ってほぼ一方的にバラバラに破壊され、ネーナ自身もレグナントのGNファングに刺しぬかれて凄惨な死を遂げた。
    
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦Z破界篇}}
 
:初登場作品。最初は[[NPC]]だが、後に敵ユニットとして登場する。「GNステルスフィールド」を反映してか、[[ジャミング機能]]持ち。
 
:初登場作品。最初は[[NPC]]だが、後に敵ユニットとして登場する。「GNステルスフィールド」を反映してか、[[ジャミング機能]]持ち。
:何と、'''武器が「GNハンドガン」しかない'''ため、倒すのは[[チームトリニティ]]のガンダムの中では最も簡単。そのくせ、シナリオ間の会話シーンなどではパーティー会場を襲撃して民間人虐殺に励んでいるため、パイロット共々原作以上に小物臭さが強調されている。
+
:何と、'''武器がGNハンドガンしかない'''ため、倒すのは[[チームトリニティ]]のガンダムの中では最も簡単。ちなみにシナリオ間の会話シーンなどでは原作再現でパーティー会場を襲撃して、民間人虐殺に励んでいる。
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦Z再世篇}}
 
:登場シーンはリィアン状態で、スローネドライで出撃するのは1ステージのみ。しかも、直後に[[レグナント]]とのイベント戦闘にて大型GNキャノンで消し飛んでしまうので、戦闘すら出来ないという不遇極まりない扱いである(しかも'''HPに至っては6000と[[GN-X III]]よりも下''')。
 
:登場シーンはリィアン状態で、スローネドライで出撃するのは1ステージのみ。しかも、直後に[[レグナント]]とのイベント戦闘にて大型GNキャノンで消し飛んでしまうので、戦闘すら出来ないという不遇極まりない扱いである(しかも'''HPに至っては6000と[[GN-X III]]よりも下''')。
 
:また、原作にあった[[メメントモリ]]攻略戦後に[[刹那・F・セイエイ|刹那]]と接触するシーンも無い。申し訳程度に[[ロボット大図鑑]]には登録される。
 
:また、原作にあった[[メメントモリ]]攻略戦後に[[刹那・F・セイエイ|刹那]]と接触するシーンも無い。申し訳程度に[[ロボット大図鑑]]には登録される。
    
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Card Chronicle}}
 
:チームトリニティの中で唯一の味方ユニットとして登場。
 
:チームトリニティの中で唯一の味方ユニットとして登場。
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
 
:2018年5月のイベント「翻弄される少女」にて実装。SSRブラスター。
 
:2018年5月のイベント「翻弄される少女」にて実装。SSRブラスター。
:通常、VSバトル(アリーナ)どちらにおいても原作通りの支援型。本体の攻撃性能は皆無だが、味方全体に対する各種バフ+HP回復に加え、必殺スキル「GNステルスフィールド」でもバフを付与できる。
+
:ノーマル・アリーナどちらのバトルにおいても原作通りの支援型。味方全体に対する各種バフ+HP回復に加え、必殺スキル「GNステルスフィールド」でもバフを付与できる。
:アリーナでは、無条件で味方全員の回避率を150%も上げる「GNステルスフィールド」が凶悪。回避重視のリアル系ユニットがますます手のつけられない存在に化けるほか、[[ターンX]]など回避をトリガーに能力が向上するユニットを確実に生き残らせ、強化することができる。
+
:アリーナでは「GNステルスフィールド」の回避率上昇効果が非常に強力。「GNドライヴ[T]」による速攻行動で必殺スキルを放ち味方を守るのが主な役割。EXアビリティ「隠密」により自身の生存率も高い。本機体の登場は命中率がインフレ傾向にあったアリーナの環境に一石を投じることになった。
:最初のターンのみ行動力2000アップするアビリティ「GNドライヴ[T]」を持ち、EXアビリティで相手の攻撃対象から外れる「隠密」を獲得するので、GNステルスフィールド発動の妨害は困難。スローネドライの参戦は、命中率がインフレ傾向にあったアリーナの環境に一石を投じることになった。
+
:2019年5月のイベント「私の得たモノ」にて大器型SSRアタッカーが追加。
 +
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦DD}}
 +
:1章Part10にてユニットアイコンのみ登場。
    
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
59行目: 62行目:  
;GNハンドガン
 
;GNハンドガン
 
:右腕に装備された小型ビーム砲。アインへの粒子供給用ケーブルを内蔵している。この武器で民間人を巻き添えにし、[[ルイス・ハレヴィ]]の両親を死亡させた。
 
:右腕に装備された小型ビーム砲。アインへの粒子供給用ケーブルを内蔵している。この武器で民間人を巻き添えにし、[[ルイス・ハレヴィ]]の両親を死亡させた。
:前述の通り、『[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]』ではこれしか通常武器が無い。
+
:前述の通り、『[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]』ではこれしか通常武器が無い。『X-Ω』ではブラスター版の通常攻撃に使用。
 
;GNシールドポッド
 
;GNシールドポッド
 
:右肩に装備された武装コンテナ兼シールド。ミサイルや予備のGNビームサーベルを収納している。SRW未実装。
 
:右肩に装備された武装コンテナ兼シールド。ミサイルや予備のGNビームサーベルを収納している。SRW未実装。
 +
;GNミサイル
 +
:GNシールドポッドから発射するミサイル。SRW未実装。
 
;GNビームサーベル
 
;GNビームサーベル
:両肩に各1本装備しているGN粒子で形成されたビームサーベル。ガンダムスローネ共通の武装。SRW未実装。
+
:両肩に各1本装備しているGN粒子で形成されたビームサーベル。ガンダムスローネ共通の武装。
 +
:『第2次Z』ではオミット。『X-Ω』ではアタッカー版の通常攻撃に使用。
 +
:;GNビームサーベル(乱舞)
 +
::『X-Ω』における、アタッカー版での必殺スキル。
    
==== 特筆機能 ====
 
==== 特筆機能 ====
 
;GNステルスフィールド
 
;GNステルスフィールド
:[[GN粒子]]を広範囲に最大散布し、通信障害を起こさせる。この時のスローネドライは赤い翼を纏ったかのような姿になるため、「[[∀ガンダム|月光蝶]]」と評した視聴者も多かった。
+
:[[GN粒子]]を広範囲に最大散布し、通信障害を起こさせる。この時のスローネドライは赤い翼を纏ったかのような姿になる為、「[[∀ガンダム|月光蝶]]」と評した視聴者も多かった。
:SRWではイベントで使用するのみで、通常武器には含まれていない。
+
:PS2用ゲーム『機動戦士ガンダム00 ガンダムマイスターズ』では、全方位型の近接戦用武器としても使用可能であった。
 +
:『第2次Z』ではイベントで使用するのみ。『X-Ω』では必殺スキルとして採用。範囲内の味方の回避率と攻撃力を上昇させる。
    
==== オプション装備 ====
 
==== オプション装備 ====
98行目: 107行目:     
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
 +
; スローネドライ登場
 +
:1st第15話終盤。[[アリー・アル・サーシェス|サーシェス]]の[[アグリッサ]]のプラズマフィールドで絶体絶命の[[刹那・F・セイエイ|刹那]]と[[ガンダムエクシア|エクシア]]だったが何者かのビームがアグリッサを破壊する。それはネーナ・トリニティが駆る新たなガンダム、ガンダムスローネドライだった。続く第16話ではプトレマイオスチーム全員を救出できたことから、GNステルスフィールドで広範囲ジャミングをかけて、撤退に成功。
 +
:この後、ネーナは私情で酷いことをするので彼女が仲間のために戦った数少ない出来事である。
 
;ハレヴィ家結婚式場襲撃
 
;ハレヴィ家結婚式場襲撃
:1st第18話より。[[ネーナ・トリニティ|ネーナ]]はミッションからの帰還中に、近辺で行われていた結婚式を発見した。[[ガンダムマイスター]]としての任務に振り回されてストレスが溜まっていた彼女は、あろうことか[[民間人]]しかいない式場にビームを撃ち込むと言う暴挙に出る。
+
:1st第18話より。[[ネーナ・トリニティ|ネーナ]]はミッションからの帰還中に近辺で行われていた結婚式を発見した。[[ガンダムマイスター]]としての任務に振り回されて、ストレスが溜まっていた彼女はあろうことか[[民間人]]しかいない式場にビームを撃ち込むという暴挙に出る。
:その結果、[[ルイス・ハレヴィ|ルイス]]は両親および親戚が全員死亡し、ルイスもまた自身の左腕を失ってしまったのであった。『[[機動戦士ガンダム00|00]]』1stシーズンにおける[[トラウマイベント|トラウマシーン]]の一つで、ネーナを演じた釘宮理恵氏が上記の場面を「最も後味が悪い場面」に挙げている。
+
:その結果、[[ルイス・ハレヴィ|ルイス]]は両親と親戚が全員死亡し、ルイスもまた自身の左腕を失ってしまったのであった。『[[機動戦士ガンダム00|00]]』1stシーズンにおける[[トラウマイベント|トラウマシーン]]の一つでネーナを演じた釘宮理恵氏が上記の場面を「最も後味が悪い場面」に挙げている。
:なお、『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』ではパーティ会場襲撃という形で再現され、『00』以外の他作品のキャラ達も巻き添えにした。
+
:なお、『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』ではパーティ会場襲撃という形で再現され、『00』以外の他作品のキャラたちも巻き添えにした。
 
;対[[GN-X]]戦
 
;対[[GN-X]]戦
:1st第20話より。[[セルゲイ・スミルノフ|セルゲイ]]率いる[[人類革新連盟|人革連]]の精鋭部隊「頂武」のGN-X部隊と度々交戦。[[ソレスタルビーイング]]のガンダムとほぼ同等の性能を持つGN-Xが敵に与えられたことで、これまでのように機体の性能差で圧倒する事は最早出来なくなっていた。
+
:1st第20話より。[[セルゲイ・スミルノフ|セルゲイ]]率いる[[人類革新連盟|人革連]]の精鋭部隊頂武のGN-X部隊と度々交戦。[[ソレスタルビーイング]]のガンダムとほぼ同等の性能を持つGN-Xが敵に与えられたことでこれまでのように機体の性能差で圧倒する事は最早出来なくなっていた。
:スローネドライはセルゲイには至近距離から放ったミサイルを避けられた上に[[カウンター]]の回し蹴りを喰らい、[[ソーマ・ピーリス|ピーリス]]からは「稚拙な攻撃」とあしらわれるなど、パイロットの技量差を見せつけられながら敗北を重ねる。
+
:スローネドライはセルゲイには至近距離から放ったミサイルを避けられた上に[[カウンター]]の回し蹴りを喰らい、[[ソーマ・ピーリス|ピーリス]]からは「稚拙な攻撃」とあしらわれるなどパイロットの技量差を見せつけられながら敗北を重ねる。
;対[[ガンダムスローネツヴァイ]]([[アリー・アル・サーシェス|サーシェス]]搭乗)戦
+
;対[[ガンダムスローネツヴァイ]](サーシェス搭乗)戦
:1st第22話より。[[ミハエル・トリニティ|ミハエル]]と[[ヨハン・トリニティ|ヨハン]]を殺害したサーシェスが搭乗するスローネツヴァイに撃墜されそうになるも、[[刹那・F・セイエイ|刹那]]の[[ガンダムエクシア|エクシア]]によって助けられる。
+
:1st第22話より。[[ミハエル・トリニティ|ミハエル]]と[[ヨハン・トリニティ|ヨハン]]を葬り去ったサーシェスが搭乗するスローネツヴァイに撃墜されそうになるも以前とは逆に刹那のエクシアに助けられる。
;対[[レグナント]]戦
+
;ネーナの最期
:2nd第21話より。以前から気に食わなかった[[王留美]]を抹殺した直後、[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]から処刑宣告を受け、かつてネーナの暴挙によって大切なものを奪われたルイスが駆るレグナントに襲撃される。
+
:2nd第21話より。以前から気に食わなかった[[王留美]]を抹殺した直後、[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]から処刑宣告を受け、かつて、ネーナの暴挙により、大切なものを奪われたルイスが駆る[[レグナント]]に襲撃される。
:機体性能・[[技量]]とも大きく遅れを取り、勝つどころか戦いにすらならず、レグナントが放つGNファングで機体をバラバラにされた後にGNファングでコクピットを貫かれて爆散。ネーナは、レグナントのGNファングに身体を直接貫かれて無惨な死を遂げた。
+
:機体性能・[[技量]]とも大きく遅れを取り、勝つどころか戦いにすらならず、レグナントが放つGNファングで機体をバラバラにされた後にGNファングでコクピットを貫かれて爆散。ネーナはレグナントのGNファングに身体を直接貫かれて、無惨な死を遂げた。
:その光景は最早対決どころか、一方的な殺戮であった(ネーナにとっては自業自得ではあるが)。
+
:ネーナにとっては自業自得な最期だがその光景は最早対決どころか一方的な殺戮であり、直後のルイスの復讐の虚しさもあり、後味が悪い。
    
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
134行目: 146行目:  
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
 
<amazon>B0015C7MZS</amazon><amazon>B00153TUMU</amazon>
 
<amazon>B0015C7MZS</amazon><amazon>B00153TUMU</amazon>
 +
 +
== 脚注 ==
 +
<references />
    
== 資料リンク ==
 
== 資料リンク ==
匿名利用者