差分

編集の要約なし
1行目: 1行目:  
{{登場メカ概要
 
{{登場メカ概要
| 外国語表記 = [[外国語表記::Gundam X-Divider]]
   
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
 
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
 
*{{登場作品 (メカ)|機動新世紀ガンダムX}}
 
*{{登場作品 (メカ)|機動新世紀ガンダムX}}
32行目: 31行目:  
シールドバスターライフルも破壊されたため、メイン射撃武装には戦艦の連装メガ粒子砲を改造して拵えた「ビームマシンガン」と大型の実体盾「ディバイダー」を装備した。ディバイダーは盾としての防御はもちろん、内蔵された19連ビーム砲での大火力攻撃を行ったり、両端に装備したMA用の大口径スラスターを使用して手持ち状態での突撃・背部に装着して機動性を飛躍的に向上させる事も可能なマルチ兵装である。
 
シールドバスターライフルも破壊されたため、メイン射撃武装には戦艦の連装メガ粒子砲を改造して拵えた「ビームマシンガン」と大型の実体盾「ディバイダー」を装備した。ディバイダーは盾としての防御はもちろん、内蔵された19連ビーム砲での大火力攻撃を行ったり、両端に装備したMA用の大口径スラスターを使用して手持ち状態での突撃・背部に装着して機動性を飛躍的に向上させる事も可能なマルチ兵装である。
   −
ガンダムエックスは「戦略兵器」であるため、必要になる・使用できる局面が限られる大火力兵器を搭載していたが、バルチャー稼業にとっては過剰火力かつデッドウェイトとして負担になる部分が大きかったため、キッドは武装換装の計画を立ててパーツの確保を行っていた。そのため戦線復帰も早く、汎用性が増した事で総合的な戦闘力は上昇したと言える。特に追加されたバックパックユニットの大型可動スラスターとディバイダー内蔵の大型スラスターにより機動性が大幅に強化されている。1度はガンダムエックスを余裕で打ち破ったカリスにも、本機との対戦時には「速い!」と言わしめ、ガロードの飛躍的な成長もあり再戦を制した。
+
ガンダムエックスは「戦略兵器」であるため、必要になる・使用できる局面が限られる大火力兵器を搭載していたが、バルチャー稼業にとっては過剰火力かつデッドウェイトとして負担になる部分が大きかったため、キッドは武装換装の計画を立ててパーツの確保を行っていた。そのため戦線復帰も早く、汎用性が増した事で総合的な戦闘力は上昇したと言える。特に追加されたバックパックユニットの大型可動スラスターとディバイダー内蔵の大型スラスターにより機動性が大幅に強化されている。1度はガンダムエックスを余裕で打ち破ったカリスにも、本機との対戦時には「速い!」と言わしめ、ガロードの飛躍的な成長もあり再戦を制した。
    
劇中では引き続きガロードが搭乗し、ガロードが[[ガンダムダブルエックス]]に乗り換えてからは[[ジャミル・ニート]]が専用機として乗り込んだ。
 
劇中では引き続きガロードが搭乗し、ガロードが[[ガンダムダブルエックス]]に乗り換えてからは[[ジャミル・ニート]]が専用機として乗り込んだ。
39行目: 38行目:     
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
状況を選ばず使える高威力のディバイダーがあるので使い勝手が良い。また機体性能も上がる。
+
原作では元に戻る事はないが、それは「装備が破損して元に戻せないし戻す必要もない」という事情もあってのことであり、原理的には着脱可能なうえ元々は[[換装]]プランだったという設定なのも踏まえてか、SRWではエピソードを再現するかに関係なく通常のGX(サテライトキャノン装備)との換装として扱われている。作品によってはディバイダーで先に登場することも。
   −
原作では上述の通りサテライトキャノンが修復不可なまでに破壊されてしまった上、過剰火力なので修復する必要性も欠けていたため、元に戻す事ができない完全な改造であるが、SRWでは原作で"(本来は)換装装備として考案した"という設定を流用してサテライトキャノン装備型と[[換装]]式になっている。
+
状況を選ばず使える高威力のディバイダーがあり、作品によっては機体性能も上がるため、大抵は制約の多いサテライトキャノンしか利点がない通常GXより使い勝手が良くなりがちである。『R』ではホバーリングモードの要素から空戦形態としての差別化もされている。
   −
フラッシュシステムはそのまま搭載されているため、条件を満たせば、武装に[[Gビット]]が追加される場合も多い。劇中ではハモニカ砲はビームカッター等多彩な発射モードを有していたがSRWでは基本的に全砲門を使用した拡散放射のみを採用している。
+
フラッシュシステムはそのまま搭載されているため、[[Gビット]]が追加される場合は本形態でも使えることが多い。
    
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
62行目: 61行目:  
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦R}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦R}}
:シナリオ「俺の声が聞こえるか!」でガロードが乗って強制出撃し、以後使用可能。今回、月に関しての制限が無くなったので、サテライトキャノンがターンさえ掛ければ回数制限なしで使えるようになっており、α外伝と比して使われなくなった。グラフィックはホバーリングモードが基本で、ディバイダーは一部の演出時のみ手持ちとなる。ガンダムエックスとの差別化のためか、地形適応が空A陸Bとなっている(ガンダムエックスは空B陸A)。
+
:シナリオ「俺の声が聞こえるか!」でガロードが乗って強制出撃し、以後使用可能。今回、月に関しての制限が無くなったので、サテライトキャノンがターンさえ掛ければ回数制限なしで使えるようになっており、α外伝と比して使われなくなった。グラフィックはホバーリングモードが基本で、ディバイダーは一部の演出時のみ手持ちとなる。それも踏まえてガンダムエックスとの差別化のためか地形適応が空A陸Bとなっている(ガンダムエックスは空B陸A)。
    
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
86行目: 85行目:  
:『X-Ω』では通常攻撃に採用。
 
:『X-Ω』では通常攻撃に採用。
 
;ディバイダー
 
;ディバイダー
:本機の主兵装となるマルチ兵装。試作型展開式シールドの基本フレームに対MS用19連装ビーム砲と、[[モビルアーマー]]用の大型スラスターを組み合わせている。通常は手持ちのみの実体盾として使用されるが、手持ち状態でも端に装着された大型スラスターを展開し引っ張られる事で、盾のまま補助推進装置として活用出来る。更にバックパックに装着する事でMS本体側の出力も使って飛行能力を強化するホバーリングモードにもなる。
+
:本機の主兵装となるマルチ兵装。試作型展開式シールドの基本フレームに対MS用19連装ビーム砲と、[[モビルアーマー]]用の大型スラスターを組み合わせている。
 +
:通常は手持ちのみの実体盾として使用されるが、手持ち状態でも端に装着された大型スラスターを展開し引っ張られる事で、盾のまま補助推進装置として活用出来る。更にバックパックに装着する事でMS本体側の出力も使って飛行能力を強化する「ホバーリングモード」に移行できる。
 
:;ハモニカ砲
 
:;ハモニカ砲
::ディバイダ―の内部に格納されている対MS用多連装ビーム砲。元々は[[宇宙革命軍]]が開発した戦闘車両に装備されていた。手持ちの状態でシールドを展開すると19連装(三連装の発射機×三基×左右一対+中央部砲門)の多連装ビーム砲に早変わりする。劇中では、バックパック装着時のコネクタでもある中央部砲門を除いた18門の砲門からビームを斉射する拡散連射や、全砲門を使用して発射するビームカッター等多彩な発射モードを有する。しかし、SRWではこれらの発射モードの変更は採用されていない。
+
::ディバイダーの内部に格納されている対MS用多連装ビーム砲。元々は[[宇宙革命軍]]が開発した戦闘車両に装備されていた。手持ちの状態でシールドを展開すると19連装(三連装の発射機×三基×左右一対+中央部砲門)の多連装ビーム砲に早変わりする。バックパック装着時のコネクタでもある中央部砲門を除いた18門の砲門からビームを斉射する拡散連射と全砲門を使用して発射するビームカッターの2種類のスタイルがある。SRWでは多機能な部分は再現されず拡散式のみが採用。
 
::通常兵器として凄まじい破壊力を持ち、キッドの手腕により元がジャンクパーツの寄せ集めとは思えない完成度を誇る。
 
::通常兵器として凄まじい破壊力を持ち、キッドの手腕により元がジャンクパーツの寄せ集めとは思えない完成度を誇る。
 
::『X-Ω』では「ディバイダー」名義で必殺スキルに採用。
 
::『X-Ω』では「ディバイダー」名義で必殺スキルに採用。
113行目: 113行目:  
:[[切り払い]]、[[シールド防御]]、[[撃ち落とし]]を発動。
 
:[[切り払い]]、[[シールド防御]]、[[撃ち落とし]]を発動。
 
;[[換装]]
 
;[[換装]]
:[[ガンダムエックス]](サテライトキャノン)へと換装する。本来は不可能。
+
:[[ガンダムエックス]](サテライトキャノン)へと換装する。原作では元に戻せる状態ではなかった。
    
=== 移動タイプ ===
 
=== 移動タイプ ===
 
;[[空]]・[[陸]]
 
;[[空]]・[[陸]]
:[[飛行]]可能。劇中通りだが”ホバーリングモード”への移行がゲームのシステム上存在しない為それによる性能変化も無い。
+
:[[飛行]]可能。
 
;[[陸]]
 
;[[陸]]
 
:『X-Ω』。
 
:『X-Ω』。
134行目: 134行目:  
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
 
;対[[フロスト兄弟]]
 
;対[[フロスト兄弟]]
:仲間のピンチを救うべく、改修を終えたばかりで慣らしもしていないままでの初陣となったが、焦ったオルバをシャギアが庇って負傷したことから、兄弟は撤退する。
+
:仲間のピンチを救うべく、[[ガロード・ラン]]は改修を終えたばかりで慣らしもしていないガンダムエックスディバイダーで出撃。持ち前の順応力で何とか対応していき、最終的には[[オルバ・フロスト]]を[[シャギア・フロスト]]が庇い、ハモニカ砲で負傷したことから兄弟は撤退する。
 
;対[[ベルティゴ]]
 
;対[[ベルティゴ]]
:フォートセバーンに潜入活動中のガロードに代わり、コクピット恐怖症を克服したジャミルが乗って出撃。ガロードの見ている前でビットを丁寧に迎撃していき、ガロードにビット攻略の自信を付けさせる。ガロードが乗り込んだ後の戦闘でもビット迎撃に成功し、ビームサーベル同士の白兵戦も制した。
+
:フォートセバーンに潜入活動中のガロードに代わり、コクピット恐怖症を克服した[[ジャミル・ニート]]が乗って出撃。ガロードの見ている前でビットを丁寧に迎撃していき、ガロードにビット攻略の自信を付けさせる。ガロードが乗り込んだ後の戦闘でもビット迎撃に成功し、ビームサーベル対決も制した。
 
;対[[パトゥーリア]]
 
;対[[パトゥーリア]]
:仲間の後押しを受け、コクピットに肉薄し、カリスを救出する。
+
:ハモニカブレードでパトゥーリアにダメージを与えた部分から内部に突入し、生体ユニットにされている[[カリス・ノーティラス]]の救出に成功。この後、パトゥーリアは崩壊するのだった。
 
;Gビット起動
 
;Gビット起動
:Gビット回収のために送り込まれた新連邦の増援に対し、ジャミルはルチルの協力を得て、Gビットを起動。増援を撃墜していく。戦い終えた後、ジャミルはGビットを破壊し海中に沈め、簡単には利用できない様にした。
+
:Gビット回収のために送り込まれた新地球連邦軍の増援に対し、ジャミルは[[ルチル・リリアント]]の協力を得て、Gビットを起動。増援を撃墜していく。戦い終えた後、ジャミルはGビットを破壊し、海中に沈める。
    
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
 
;[[ガンダムダブルエックス]]
 
;[[ガンダムダブルエックス]]
:GXDVが現地改修の汎用性強化形とすればこちらは基本性能と戦略砲撃火力を強化した正当進化形の機体。
+
:同じくGXをベースとした機体(あくまで新造だが)。ディバイダーが現地改修の汎用性強化形とすればこちらは基本性能と戦略砲撃火力を強化した正当進化形の機体。
    
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
543

回編集