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{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
| 外国語表記 = [[外国語表記::Katz Kobayashi]]
   
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
 
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
 
*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダム}}
 
*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダム}}
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| タイトル = プロフィール
 
| タイトル = プロフィール
 
| 旧姓 = ハウィン([[外国語表記::Katz Hawin]]<ref>[http://www.gundam.jp/tv/world/character/ef01.html CHARACTER]、機動戦士ガンダム公式web、サンライズ、2022年1月5日閲覧。</ref>)
 
| 旧姓 = ハウィン([[外国語表記::Katz Hawin]]<ref>[http://www.gundam.jp/tv/world/character/ef01.html CHARACTER]、機動戦士ガンダム公式web、サンライズ、2022年1月5日閲覧。</ref>)
| 種族 = 地球人
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| 性別 = [[性別::]]
 
| 生年月日 = [[宇宙世紀]]0071年
 
| 生年月日 = [[宇宙世紀]]0071年
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| 没年月日 = 宇宙世紀0088年2月22日
 
| 没年月日 = 宇宙世紀0088年2月22日
| 所属 = [[エゥーゴ]]
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| 所属 = {{所属 (人物)|エゥーゴ}}
| 役職 = パイロット候補生
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| 役職 = [[役職::パイロット候補生]]
 
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'''カツ・コバヤシ'''は「[[ガンダムシリーズ]]」の登場人物。
 
'''カツ・コバヤシ'''は「[[ガンダムシリーズ]]」の登場人物。
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=== キャラクターの総評 ===
 
=== キャラクターの総評 ===
カツ・コバヤシは同世代である[[カミーユ・ビダン]]や[[ファ・ユイリィ]]の様に人間的に大きな成長を遂げたりせず、問題行動を挽回するような活躍を見せることが少なかった故に、視聴者から非難される事が多々有る。しかしながら、'''カツは(人間的に成長していく)カミーユとの対比となる存在であり、彼と共に作品内の「若さ」(未熟さや危うさという意味で)を担当したキャラクター'''であった<ref>なお、富野由悠季監督はムック本『機動戦士Ζガンダム大事典』のインタビュー記事においてカツの事を'''「(子供から大人へと成長していく時期において)自制心が足りなかったのでしょう。…(中略)…しかし、これは現代の子供たちにも多い状況ではないでしょうか」'''と評している。</ref>、とも言えよう。
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カツ・コバヤシは同世代である[[カミーユ・ビダン]]や[[ファ・ユイリィ]]の様に人間的に大きな成長を遂げたりせず、問題行動を挽回するような活躍を見せることが少なかった故に、視聴者から非難される事が多々有る。富野由悠季監督はムック本のインタビュー記事において、「'''(子供から大人へと成長していく時期において)自制心が足りなかったのでしょう。'''…(中略)…しかし、これは現代の子供たちにも多い状況ではないでしょうか」'''<ref>『機動戦士Ζガンダム大事典』</ref>'''と評しており、'''カツは(人間的に成長していく)カミーユとの対比となる存在であり、彼と共に作品内の「若さ」(未熟さや危うさという意味で)を表現するためのキャラクター'''であったことがうかがえる。
   −
== 登場作品と役柄 ==
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== スパロボ登場時の傾向 ==
原作最期の戦闘で乗機Gディフェンサーを[[エマ・シーン|エマ]]に提供した再現か、ほとんどの作品で「[[補給]]」を習得するのが特徴の一つ。しかし、基本スペックに恵まれておらず、[[ニュータイプ]]技能こそ所持するものの、[[能力]]は極めて低く、リアル系パイロットの最底辺を示す語として'''「カツ以下」'''等という言葉が使われるほど。射撃などは平均的な数値があることも多いが、(原作での死に方が反映されたのか)回避はかなり低めで、[[ニュータイプ]]補正を抜けば「避けずに耐える」スーパー系パイロット並に抑えられている場合がほとんどである。そのため、出撃させたい場合は[[モビルアーマー]]など堅固な機体を充てがう必要がある。
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=== パイロット能力 ===
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原作最期の戦闘で乗機[[Gディフェンサー]]を[[エマ・シーン|エマ]]に提供した再現か、ほとんどの作品で「[[補給]]」を習得するのが特徴の一つ。しかし、基本スペックに恵まれておらず、[[ニュータイプ]]技能こそ所持するものの、[[能力]]は極めて低く、リアル系パイロットの最底辺を示す語として'''「カツ以下」'''などという言葉が使われるほど。
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 +
射撃などは平均的な数値があることも多いが、有名な隕石衝突が反映されたのか回避はかなり低めで、ニュータイプ補正を抜けば「避けずに耐える」スーパー系パイロット並に抑えられている場合がほとんどである。そのため、出撃させたい場合は[[モビルアーマー]]など堅固な機体を充てがう必要がある。このような能力のせいでほとんどのプレイヤーは[[二軍]]以下の評価を下さざるを得ず、長らくSRWにおける彼に対するマイナスイメージが付きまとう原因となる。
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しかし原作では、パイロットとしてはファと違い、足を引っ張るどころか活躍する場面もそれなりにある。原作での死に様に関しても、衝突するまではヤザンを翻弄していた。その点を考慮してか『スパロボZ』ではカツの能力が見直され、『第3次Z』でも引き続き普通に使えるよう調整された。
   −
上記の様にカツの能力が低いこともあって[[二軍]]となる事が多く、それ故にSRWにおける彼に対する(負の)評価へとつながったのだが、近年では[[Zシリーズ]]の様にカツの能力の見直しが進められてきている。実際に劇中では、パイロットとしてはファと違い、足を引っ張るどころか活躍する場面もそれなりにある。有名な隕石衝突の場面でも、衝突するまではヤザンを翻弄していた。
+
=== ストーリー的な立ち回り ===
 +
原作と同じく直情的な言動も見られるが、その一方でアムロの同行や、[[カガリ・ユラ・アスハ|より極端な]][[熱気バサラ|暴走が目立つ]][[相良宗介|少し上の世代]]との対面もあり、一口に毒舌といってもプレイヤーの代弁を担ったりもする。結果的に'''原作よりも周囲にいる大人や上下の世代層が厚いこともあって、無断出撃等の問題行動は少ない'''。
   −
スパロボにおけるカツは原作と同じく直情的な言動も見られるが、その一方でアムロの同行や、[[カガリ・ユラ・アスハ|より極端な]][[熱気バサラ|暴走が目立つ]][[相良宗介|少し上の世代]]の存在もあり、プレイヤーの代弁に近い毒舌を放つような場面もある。結果的に'''原作よりも周囲にいる大人や上下の世代層が厚いこともあって、無断出撃等の問題行動は少ない'''。より格上の問題行動に食われていると言えなくもないが、自身が痛手を被る場面の回避という意味では、カツもまたカミーユと同じく[[スパロボ補正]]の恩恵を被っているキャラクターだと言える。
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より格上の問題行動に食われていると言えなくもないが、自身が痛手を被る場面の回避という意味では、カツもまたカミーユと同じく[[スパロボ補正]]の恩恵を被っているキャラクターだと言える。
   −
また、SRWのストーリー上におけるカツは、基本的にはどのシリーズにもとりあえずいるだけのような扱いだが、『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]])』と『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』ではリアル系ならサラを[[説得]]する事で仲間に引き込める重要キャラクターである。ちなみに『[[スーパーロボット大戦α|α]]』でもサラを説得出来るが、『第4次(S)』とは異なり[[パプテマス・シロッコ]]が健在であるためか、仲間に引き込めない。
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=== その他 ===
   −
更に(義理の)家族関係はもっと薄味で、シナリオレベルでは『Ζ』のアムロ復活エピソード再現の下りでフラウ達が同伴しているか否かという程度で、ハヤトとの会話が少量あれば良い扱い。父子共にパイロット化したのも旧シリーズの[[第3次スーパーロボット大戦|第3次]][[リアルロボット戦線]]のみで、どちらも対面すらしておらず、父子共闘は意図して避けられているかのような節すらある。
+
* 基本的には「とりあえずいるだけ」のような扱いだが、『第4次(S)』と『スパロボZ』ではリアル系ルートにてサラを[[説得]]することで仲間に引き込める重要人物である。ちなみに『α』でもサラを説得出来るが、先ほどとは異なり[[パプテマス・シロッコ]]が健在であるためか、仲間に引き込めない。
   −
なお、『1stガンダム』における「'''カツ・ハウィン'''」(いわゆる、カツ・レツ・キッカの一人)としての登場は一切無く、序盤が一年戦争に沿ったストーリーの『[[スーパーロボット大戦GC]]』および移植版の『[[スーパーロボット大戦XO|XO]]』でも『[[未来ロボ ダルタニアス]]』の戦災孤児グループが彼らの代わりを務めている。
+
* 家族関係は薄味で、『Zガンダム』のアムロ復活エピソード再現の下りでフラウ達が同伴しているか否かという程度。しまいにはハヤトとの会話(F完結編のみ)が少量あるだけで優遇扱い。父子共にパイロット化したのも旧シリーズと『リアルロボット戦線』の2回だけで、どちらも対面すらしておらず、父子共闘は意図して避けられているかのような節すらある。
 +
* 『1stガンダム』における「'''カツ・ハウィン'''」、いわゆるカツ・レツ・キッカの一人としての登場は一切無い。序盤が一年戦争に沿ったストーリーの『[[スーパーロボット大戦GC|GC]][[スーパーロボット大戦XO|XO]])』でも、『[[未来ロボ ダルタニアス]]』の戦災孤児グループが彼らの代わりを務めている。
   −
愛機の[[Gディフェンサー]]は参戦していながらも、カツ自身はパイロットとしては登録されないケースもしばしば起こっている。
+
* 愛機のGディフェンサーは参戦していながらも、カツ自身はパイロットとしては登録されないケースもしばしば起こっている。
    +
== 登場作品と役柄 ==
 
=== [[旧シリーズ]] ===
 
=== [[旧シリーズ]] ===
 
;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦}}
 
;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦}}
:初登場作。[[隠し要素/第3次|隠し要素]]で[[シャア・アズナブル|シャア]]を説得しなかった場合のルートにて、[[Gディフェンサー]]で参戦。[[セイラ・マス|セイラ]]を自軍に引き留めたい人・シャア未加入ルートを攻略したい人以外ではお目にかかれない。
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:初登場作品。[[隠し要素/第3次|隠し要素]]で[[シャア・アズナブル|シャア]]を説得しなかった場合のルートにて、[[Gディフェンサー]]で参戦。[[セイラ・マス|セイラ]]を自軍に引き留めたい人・シャア未加入ルートを攻略したい人以外ではお目にかかれない。
 
:他作品では即2軍落ちしやすいカツだが、本作ではレベル41で2回行動を、レベル42で[[補給]]を習得する上、レベル50を超えると補給を2回使えるようになる。[[幸運]]を覚えるので育成もしやすく、育てれば優秀なメタスパイロットになる。
 
:他作品では即2軍落ちしやすいカツだが、本作ではレベル41で2回行動を、レベル42で[[補給]]を習得する上、レベル50を超えると補給を2回使えるようになる。[[幸運]]を覚えるので育成もしやすく、育てれば優秀なメタスパイロットになる。
:PS版はパイロットの格差が広がった他、幸運も[[努力]]に変更されてしまったので、クワトロ非加入ルートを選ぶ旨味が減ってしまった。
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:PS版はパイロットの格差が広がった他、幸運も[[努力]]に変更されてしまったので、クワトロ非加入ルートを選ぶ旨味が減ってしまった。父子共にパイロット化しているが対面せず。
 
;{{参戦作品 (人物)|第4次スーパーロボット大戦}}({{参戦作品 (人物)|第4次スーパーロボット大戦S|S}})
 
;{{参戦作品 (人物)|第4次スーパーロボット大戦}}({{参戦作品 (人物)|第4次スーパーロボット大戦S|S}})
:今回も[[隠し要素/第4次|隠し要素]]で[[Gディフェンサー]]に乗って登場。[[ルー・ルカ]]とは択一になる。
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:今回も[[隠し要素/第4次|隠し要素]]で[[Gディフェンサー]]に乗って登場。[[ルー・ルカ|ルー]]とは択一になる。
:今作の彼にはサラの[[説得]]要員という大役が存在している(リアル系主人公ルート限定)。ただし、エンディングではカツはパイロットを続けているのに対して、サラは[[月]]で静かに暮らしている。上手くいかなかったのだろうか。
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:今作の彼にはサラの[[説得]]要員という大役が任されている(リアル系主人公ルート限定)。ただし、エンディングではカツはパイロットを続けているのに対して、サラは[[月]]で静かに暮らしている。上手くいかなかったのだろうか。
 
:命中・回避は全[[モビルスーツ|MS]]パイロット中最低だが、ニュータイプ技能を持ち、[[必中]]と[[隠れ身]]を身に付ける。しかし消費の重い隠れ身以外に回避系の精神コマンドはなくやはり扱いづらさは否めない。地形適応は[[ファ・ユイリィ|ファ]]同様空A陸Bという組み合わせ。
 
:命中・回避は全[[モビルスーツ|MS]]パイロット中最低だが、ニュータイプ技能を持ち、[[必中]]と[[隠れ身]]を身に付ける。しかし消費の重い隠れ身以外に回避系の精神コマンドはなくやはり扱いづらさは否めない。地形適応は[[ファ・ユイリィ|ファ]]同様空A陸Bという組み合わせ。
 
:補給も覚えるが、習得レベルは57。全味方キャラの精神コマンドでもかなり高い部類の習得レベルであり、幸運を持たない彼をそこまで育てるのは至難である。
 
:補給も覚えるが、習得レベルは57。全味方キャラの精神コマンドでもかなり高い部類の習得レベルであり、幸運を持たない彼をそこまで育てるのは至難である。
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F}}
 
:本作より難波氏の声が入った。サラの登場が没になった為イベントは何もなし。顔グラフィックは斜めから見た顔から、正面を向いた不貞腐れた顔に。
 
:本作より難波氏の声が入った。サラの登場が没になった為イベントは何もなし。顔グラフィックは斜めから見た顔から、正面を向いた不貞腐れた顔に。
:スーパー系ルートでは[[ヘンケン・ベッケナー|ヘンケン]](後に離脱)、[[ルー・ルカ|ルー]]と一緒にガンダム系パイロットの中で最も早く仲間になるが、リアル系では補充要員として仲間になった際にアムロらに叱られる(ちなみにスーパー系でも味方増援で現れた際に、『アムロ達じゃない』とがっかりされてしまい、拗ねていた)。
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:スーパー系ルートでは[[ヘンケン・ベッケナー|ヘンケン]](後に離脱)や[[ルー・ルカ|ルー]]と一緒にガンダム系パイロットの中で最も早く仲間になるが、リアル系では補充要員として仲間になった際にアムロらに叱られる。ちなみにスーパー系でも味方増援で現れた際に、『アムロ達じゃない』とがっかりされてしまい、拗ねていた。
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F完結編}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F完結編}}
:旧シリーズで唯一、ハヤトとの会話がある。パイロットとしてはやはり二軍レベル。[[ひらめき]]こそ覚えるが必中は覚えられず、攻撃力があまりに低く[[NT]]でありながら[[2回行動]]習得レベルが60を超えていては戦闘での活躍は厳しい。同作も貴重な補給持ちではあるがそれ目当てなら、2回行動習得が速くて[[激励]]も使える[[イーノ・アッバーブ|イーノ]]に任せた方が良い。
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:旧シリーズで唯一、ハヤトとの会話がある。パイロットとしてはやはり二軍レベル。[[ひらめき]]こそ覚えるが必中は覚えられず、攻撃力があまりに低く[[ニュータイプ|NT]]でありながら[[2回行動]]習得レベルが60を超えていては戦闘での活躍は厳しい。同作も貴重な補給持ちではあるがそれ目当てなら、2回行動習得が速くて[[激励]]も使える[[イーノ・アッバーブ|イーノ]]に任せた方が良い。
    
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α}}
:原作のアムロに対する台詞が再現され、後半[[ロンド・ベル]]隊に参入する。初登場時の原作との違いは、フラウと二人きりで北米[[シャイアン基地]]を訪れており、レツとキッカは[[ミライ・ノア|ミライ]]と一緒に[[香港]]にいるため不在という設定である。
+
:原作の[[アムロ・レイ|アムロ]]に対する台詞が再現され、後半[[ロンド・ベル]]隊に参入する。初登場時の原作との違いは、母[[フラウ・ボゥ|フラウ]]と2人だけで北米[[シャイアン基地]]を訪れており、レツとキッカは[[ミライ・ヤシマ|ミライ]]と一緒に[[香港]]にいるため不在という設定である。
:デフォルトユニットは[[Gディフェンサー]]。サラを[[説得]]できながら結局は『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』と違って仲間に出来ない。
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:デフォルトユニットは[[Gディフェンサー]]。今回は[[サラ・ザビアロフ|サラ]]への[[説得]]イベントはあるが、仲間にならず隠し要素にも関係ないため説得する意味はない。
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α外伝}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α外伝}}
:アムロ達と共に[[ティターンズ]]に捕縛されていたが、解放作戦の際には裏方に回っていたため出撃できず、[[ジュドー・アーシタ|ジュドー]]に「いたのか」などと言われ、未来でも出番が少ない。デフォルト乗機は[[ジェガン]]に変更された。
+
:アムロ達と共に[[ティターンズ]]に捕縛されていたが、解放作戦の際には裏方に回っていたため出撃できず、[[ジュドー・アーシタ|ジュドー]]には「いたのか」などと言われる始末。未来に飛んだ後も出番は少ない。デフォルト乗機は[[ジェガン]]に変更された。
:パイロット能力は総じて低めだが、[[援護]]はLv3まで成長する。精神ラインナップが優秀で、更に[[SP]]も高くなる[[成長タイプ]]なので、[[Gディフェンサー]]に向いている。
+
:パイロット能力は総じて低めだが、[[援護]]はLv3まで成長する。精神ラインナップが優秀で、さらに[[精神ポイント|SP]]が高くなる[[成長タイプ]]なので、[[Gディフェンサー]]に向いている。
 
;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦α}}
 
;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦α}}
:アムロとともに行動し、[[αナンバーズ]]に組み込まれるが影は薄い。ちなみにデフォルト乗機は[[ヘビーガン]]にランクアップしている。クワトロ(シャア)との戦闘台詞が入っている。
+
:アムロと共に行動し、[[αナンバーズ]]に組み込まれるが影は薄い。SRW的には大差ないが、デフォルト乗機は[[ヘビーガン]]にランクアップ。[[シャア・アズナブル|シャア]]との戦闘台詞が入った。
:精神コマンドはこれまでの補給に加えて、加速・ひらめきがあるので、小隊要員としては有用な方である。
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:精神コマンドは4つ目まで非支援系だが、5つ目で[[加速]]、最後に[[補給]]を覚える晩成型の支援要員。加速の習得Lv33は例外的な[[ムチャ]]の80に次ぎ、[[モンド・アガケ|モンド]]と並ぶワースト2位の遅さ。[[ニュータイプ]]補正で回避力はあるため、そこまで育てば小隊員として優秀。
 
;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ}}
 
;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ}}
 
:[[コーディネイター]]批判をして[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]に怒鳴られる。憎まれ役を押し付けられるあたりカツらしいのだが、「異種族と接してきた部隊の古参メンバー」であることを考えると、意味深なエピソードとも受け取れる。
 
:[[コーディネイター]]批判をして[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]に怒鳴られる。憎まれ役を押し付けられるあたりカツらしいのだが、「異種族と接してきた部隊の古参メンバー」であることを考えると、意味深なエピソードとも受け取れる。
:エンディングでは[[ファ・ユイリィ|ファ]]や[[フォウ・ムラサメ|フォウ]]と共に、[[フォン・ブラウン]]市のスクールへ復学し、エンジニアを目指して工学系を専攻する事が語られる。ゆくゆくは[[アナハイム・エレクトロニクス|アナハイム]]のスタッフとなって、工学者として活躍しているカミーユのプロジェクトに参加するつもりらしい。また、[[アムロ・レイ|アムロ]]によれば、父[[ハヤト・コバヤシ|ハヤト]]や母[[フラウ・コバヤシ|フラウ]]も応援しているとの事である。
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:エンディングでは[[ファ・ユイリィ|ファ]]や[[フォウ・ムラサメ|フォウ]]と共に、[[フォン・ブラウン]]市のスクールへ復学し、エンジニアを目指して工学系を専攻することが語られる。ゆくゆくは[[アナハイム・エレクトロニクス|アナハイム]]のスタッフとなって、工学者として活躍しているカミーユのプロジェクトに参加するつもりらしい。アムロによれば両親も応援しているとのこと。
:能力的には前作と同じく[[補給]]を覚えるので後半の小隊要員として有用だが、戦闘力に過度な期待は禁物。デフォルト乗機は[[機動戦士ガンダムF91|ガンダムF91]]が抜けたので[[ジェガン]]に格下げ。
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:デフォルト乗機は『[[機動戦士ガンダムF91|ガンダムF91]]』が抜けたのでジェガンに格下げ。能力的には引き続き後半の小隊要員として有用だが、戦闘力に過度な期待は禁物。登場人物は増えたが、加速の習得Lvワースト2位タイの位置は前作と変わらず。
    
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦Z}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦Z}}
:劇場版準拠のため、声が浪川大輔氏に替わった。浪川氏は本作がスパロボ初出演となる。[[レコア・ロンド|レコア]]&[[サラ・ザビアロフ|サラ]]仲間フラグが有り、特定のマップで彼とサラが戦闘する事でフラグの一部が立つ。今回はサラがかなり使えるので重要。また、[[ディジェ]]の入手条件はアムロと彼の撃墜数の平均が25以上が条件の一つ。ちなみに、初期撃墜数は0である。
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:劇場版準拠のため、声が浪川大輔氏に変更された。浪川氏は本作がスパロボ初出演となる。[[レコア・ロンド|レコア]]&[[サラ・ザビアロフ|サラ]]仲間フラグに関わり、特定のマップで彼とサラが戦闘する事でフラグの一部が立つ他、[[ディジェ]]の入手条件はアムロと彼の撃墜数の平均が25以上が条件の一つとなっている。ちなみに、初期撃墜数は0である。今回はサラがかなり使えるので、[[セツコ・オハラ|セツコ]]編では育てておきたい。
:[[Gディフェンサー]]が無いので大抵の場合は最後まで[[ネモ (ガンダム)|ネモ]]に乗っている。しかし、精神コマンドに恵まれており、小隊員としては一級。能力も[[ファ・ユイリィ|ファ]]よりは高いので、[[リ・ガズィ]]にでも乗せれば活躍できる可能性を秘めている。歴代でもかなり優遇されていると言えるだろう。[[ニュータイプ]]スキルも通常のプレイで[[バイオセンサー]]を発動可能なレベルまで上げる事が可能。
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:今回はGディフェンサーが無いので大抵は最後まで[[ネモ (ガンダム)|ネモ]]に乗っている。しかし精神コマンドに恵まれており、小隊員としては一級。能力も[[ファ・ユイリィ|ファ]]よりは高いので、[[リ・ガズィ]]にでも乗せれば活躍できる可能性を秘めている。歴代でもかなり優遇されていると言えるだろう。[[ニュータイプ]]スキルも通常プレイで[[バイオセンサー]]を発動可能なレベルまで上げる事が可能。
 
:今作のカツにはデータ上のデフォルト機体が設定されていないため、'''自動で小隊編成すると外されてしまう'''点に注意を要する。
 
:今作のカツにはデータ上のデフォルト機体が設定されていないため、'''自動で小隊編成すると外されてしまう'''点に注意を要する。
:今作で初めて最終ボスとの戦闘台詞が入った。また、[[Ζガンダム]]のパイロットの中で一人だけ[[カットイン]]挿入の演出が異なる。
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:初めて最終ボスとの戦闘台詞が入った。また、『Ζガンダム』から参戦したパイロットの中で一人だけ[[カットイン]]挿入の演出が異なる。
 
;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇}}
 
;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇}}
:『Z』以来の参戦。浪川氏が[[リディ・マーセナス|他の]][[シュレード・エラン|役柄]]でも出演している関係で、カツのボイスも新録されている。
+
:初代Zから6年ぶりの参戦。浪川氏が他の役柄でも出演している関係で([[リディ・マーセナス|リディ]][[シュレード・エラン|シュレード]])、カツのボイスも新録されている。デフォルト機は[[ジェガン]]。
 
:[[ハサウェイ・ノア|ハサウェイ]]の面倒を見る等それなりに成長したところを見せたり、精神コマンドが優秀だったりと若干優遇されている。[[パイロット養成]]は[[SPアップ]]や[[援護攻撃]]でサブ型が良いだろう。
 
:[[ハサウェイ・ノア|ハサウェイ]]の面倒を見る等それなりに成長したところを見せたり、精神コマンドが優秀だったりと若干優遇されている。[[パイロット養成]]は[[SPアップ]]や[[援護攻撃]]でサブ型が良いだろう。
 
;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇}}
 
;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇}}
:第1話「新地球皇国」から参戦し、デフォルト機がジェガンからリゼルに変更された。
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:第1話「新地球皇国」から参戦。リディが行方不明になった後はベーシックオーダーでは[[デルタプラス]]、部隊合流時は[[リゼル]]とデフォルト機が何故か違う。
:[[リディ・マーセナス|リディ]]が行方不明になった後はベーシックオーダーでは[[デルタプラス]]、部隊合流時はリゼルとデフォルト機が何故か違う。
   
:エンディングでは[[アムロ・レイ|他の]][[カミーユ・ビダン|面々]][[フォウ・ムラサメ|が『第3次]][[ファ・ユイリィ|α』同様の]]進路に進むのに対して、軍人として連邦軍に残る事を語っている。
 
:エンディングでは[[アムロ・レイ|他の]][[カミーユ・ビダン|面々]][[フォウ・ムラサメ|が『第3次]][[ファ・ユイリィ|α』同様の]]進路に進むのに対して、軍人として連邦軍に残る事を語っている。
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=== 関連作品 ===
 
=== 関連作品 ===
 
;[[リアルロボット戦線]]
 
;[[リアルロボット戦線]]
:[[ハマーン・カーン|ハマーン]]・ロシュルートとラズロルートのみに登場。本作でも『Ζ』版の設定で味方パイロットだが、[[アポリー・ベイ|アポリー]]・ロベルト・ファと4人セットで「低ランクのブランチ」扱いされている。
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:[[ハマーン・カーン|ハマーン]]・ロシュルートとラズロルートのみに登場。本作でもゼータ版の設定で味方パイロットだが、[[アポリー・ベイ|アポリー]]・ロベルト・ファと4人セットで「低ランクのブランチ」扱いされている。
:最初から[[必中]]や[[補給]]を使えるが、能力はそれほど高くない。
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:最初から[[必中]]や[[補給]]を使えるが、能力はそれほど高くない。旧シリーズの第3次に続き、父子のパイロット化が実現したが、やはり共闘は叶わなかった。
    
== パイロットステータス ==
 
== パイロットステータス ==
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*当時、安彦良和氏は『[[機動戦士Ζガンダム]]』におけるカツを「レツやキッカ同様のゲストキャラ」だと思っていたらしく、後年のインタビューにおいて「あんなに活躍するキャラだったら、もっときちんとデザインすれば良かった」と後悔している。
 
*当時、安彦良和氏は『[[機動戦士Ζガンダム]]』におけるカツを「レツやキッカ同様のゲストキャラ」だと思っていたらしく、後年のインタビューにおいて「あんなに活躍するキャラだったら、もっときちんとデザインすれば良かった」と後悔している。
 
*カツは幼少期のヒーローであるアムロへの憧れから背伸びをした結果失敗して身を滅ぼしてしまう哀れな少年であり、「'''主人公補正がない人間が主人公になろうとしたらこうなる'''」という視聴者へのメッセージがカツに込められているという分析がされている。
 
*カツは幼少期のヒーローであるアムロへの憧れから背伸びをした結果失敗して身を滅ぼしてしまう哀れな少年であり、「'''主人公補正がない人間が主人公になろうとしたらこうなる'''」という視聴者へのメッセージがカツに込められているという分析がされている。
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*死亡した原因が'''前方不注意'''であった点はよくネタにされる。一応TV版ではヤザンにトドメを刺されたのが直接の死因だが、劇場版では隕石に激突した時点で死んでいるため「'''交通事故死'''」とされてネタ度が高まった。
 
*[[小説|小説版]]ではサラより先に戦死しており、その死を彼女が気付く場面が存在する。更にその死をファ以外にブライトやミネバも察している。
 
*[[小説|小説版]]ではサラより先に戦死しており、その死を彼女が気付く場面が存在する。更にその死をファ以外にブライトやミネバも察している。
  
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