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この形態となるには両機のレプトン・ベクトラーを遺漏なく同調させる必要がある(これは同時にヘル・ストリンガーのリスクを解消することになる)のだが、[[リチャード・クルーガー|リチャード]]が搭乗していた当初はサヤの能力不足によりベクトラーの同期臨界に齟齬が発生し、合体どころかオルフェスの空間跳躍もままならない状態だった。<br/>
 
この形態となるには両機のレプトン・ベクトラーを遺漏なく同調させる必要がある(これは同時にヘル・ストリンガーのリスクを解消することになる)のだが、[[リチャード・クルーガー|リチャード]]が搭乗していた当初はサヤの能力不足によりベクトラーの同期臨界に齟齬が発生し、合体どころかオルフェスの空間跳躍もままならない状態だった。<br/>
しかし、[[奇械島]]での戦いでリチャードが戦死したのをきっかけに、サヤが自分の運命と向き合う覚悟を決めたことでエルプスユンデとしての能力が成長し、結果オデュッセアへの合体が可能となった。
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しかし、[[奇械島]]での戦いでリチャードが戦死したのをきっかけに、サヤが自分の運命と向き合う覚悟を決めたことでエルプスユンデとしての能力が成長し、結果オデュッセアへの[[合体]]が可能となった。
    
オルフェス単体では不可能だった空間跳躍を単機で実行可能であり、またヘル・ストリンガーも使用可能。基本的な武装はオルフェスのものを引き継いでおり、ライラス由来の武装は使用不能。ただし、出力の上昇に伴って全体的に攻撃力が上がっている。
 
オルフェス単体では不可能だった空間跳躍を単機で実行可能であり、またヘル・ストリンガーも使用可能。基本的な武装はオルフェスのものを引き継いでおり、ライラス由来の武装は使用不能。ただし、出力の上昇に伴って全体的に攻撃力が上がっている。
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機体名の由来はギリシア叙事詩の主人公「オデュッセイア」からであり、名付け親は[[道明寺誠]]。地獄の琴弾の名を持つ死へと誘う機体から、仲間とともに勝利を掴み生還した英雄のように命を紡ぐ機体へと姿を変えたことから名づけられた。ちなみに命名されるのは合体に成功した32話終了後、のさらに次にあるルート分岐前のIMであるため登場から命名までに間があり、その間の名前は合体前のオルフェスのままになっている。
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機体名の由来はギリシア叙事詩の主人公「オデュッセイア」からであり、名付け親は[[道明寺誠]]。地獄の琴弾の名を持つ死へと誘う機体から、仲間とともに勝利を掴み生還した英雄のように命を紡ぐ機体へと姿を変えたことから名づけられた。ちなみに命名されるのは合体に成功した第32話終了後、のさらに次にあるルート分岐前のIMであるため登場から命名までに間があり、その間の名前は合体前のオルフェスのままになっている。
    
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
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:UX第32話より。[[ブラックロッジ]]との戦いの中で、[[アニエス・ベルジュ|アーニー]]はかつての親友、[[ジン・スペンサー|ジン]]と激突する。その最中、ジンは[[ヴィジャーヤ]]の動力源をフル稼働させた最大の一撃を放とうと構える。アーニーもそれに負けじと「ヘル・ストリンガー」を発動させようとしたが、度重なる空間跳躍の反動によりその肉体は疲弊、不発に終わってしまう。このままではアーニーまでも失うと危惧した[[サヤ・クルーガー|サヤ]]は、己の危険を顧みずに射線に割り込み、ヴィジャーヤの一撃から[[オルフェス]]を守った。
 
:UX第32話より。[[ブラックロッジ]]との戦いの中で、[[アニエス・ベルジュ|アーニー]]はかつての親友、[[ジン・スペンサー|ジン]]と激突する。その最中、ジンは[[ヴィジャーヤ]]の動力源をフル稼働させた最大の一撃を放とうと構える。アーニーもそれに負けじと「ヘル・ストリンガー」を発動させようとしたが、度重なる空間跳躍の反動によりその肉体は疲弊、不発に終わってしまう。このままではアーニーまでも失うと危惧した[[サヤ・クルーガー|サヤ]]は、己の危険を顧みずに射線に割り込み、ヴィジャーヤの一撃から[[オルフェス]]を守った。
 
:アーニーの無事を確認したサヤは彼に、亡き[[リチャード・クルーガー|リチャード]]の覚悟と優しさ、「造られた人間」としての運命も受け入れられずに逃げていたことを心の内を吐露した。だが、その迷いを振り切ったサヤは己の運命に、全てに立ち向かうことを決心した。次の瞬間、オルフェスとライラスから放たれたオデュサイトの光――「命の輝き」の中から現れたのは、その2機が合体した新たな姿。そしてその機体は、アーニーとサヤの「意志」の力を乗せた渾身の必殺技を炸裂させ、ヴィジャーヤを撤退に追い込んだのだった。
 
:アーニーの無事を確認したサヤは彼に、亡き[[リチャード・クルーガー|リチャード]]の覚悟と優しさ、「造られた人間」としての運命も受け入れられずに逃げていたことを心の内を吐露した。だが、その迷いを振り切ったサヤは己の運命に、全てに立ち向かうことを決心した。次の瞬間、オルフェスとライラスから放たれたオデュサイトの光――「命の輝き」の中から現れたのは、その2機が合体した新たな姿。そしてその機体は、アーニーとサヤの「意志」の力を乗せた渾身の必殺技を炸裂させ、ヴィジャーヤを撤退に追い込んだのだった。
:帰還した後、この新たな姿は道明寺によって神話の英雄の名を与えられ、「オデュッセア」と呼ばれることになった。
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:帰還した後、この新たな姿は[[道明寺誠|道明寺]]によって[[ギリシア神話]]の英雄の名を与えられ、「オデュッセア」と呼ばれることになった。
 
;誇り高き挑戦者達
 
;誇り高き挑戦者達
:第51話「STRANGE EONS」より。激闘の中、最後に「命」を知りながら散ったアユル。彼女を倒したアーニー達に、ジンが立ちはだかる。彼は全てを捨てる覚悟と共に、アーニーを最期の相手に選んだのだ。アーニーは彼の闘志に応えるべく、己の業と知りながらも必殺の一撃を放つ。互いの命を燃やし尽くした攻撃の果てにあったのはジンという男の到達と、彼らの「始まり」だった――。
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:第51話「STRANGE EONS」より。激闘の中、最後に「命」を知りながら散ったアユル。彼女を倒したアーニー達に、ジンが立ちはだかる。彼は全てを捨てる覚悟と共に、アーニーを最期の相手に選んだのだ。アーニーは彼の[[闘志]]に応えるべく、己の業と知りながらも必殺の一撃を放つ。互いの命を燃やし尽くした攻撃の果てにあったのはジンという男の到達と、彼らの「始まり」だった――。
 
;命の始まり
 
;命の始まり
:最終話より。あらゆる可能性を掴み取り、長い戦いも終わりに近づいたかに見えた時に最後の最後で[[ノーヴル・ディラン]]が立ちはだかる。彼女は人類が次に進むための最後の障害としてUXに戦いを挑んできたのだ。これしか方法は無かったのかと嘆く面々は激戦の末に彼女を退ける。だが、その先に悠久の果てに積み重ねられてきた世界を消し去るため、カリ・ユガが現出してきた。世界を消し去る神に相応しい力によって追い詰められていくUX。だが誰も彼も諦めず、尚も続く戦いに呼応したかのように[[バーン・バニングス|か]][[呂布トールギス|つ]][[貂蝉キュベレイ|て]][[ヒミコ|の]][[マスターテリオン|敵]][[エセルドレーダ|たち]]、[[羽佐間翔子|救え]][[小楯衛|なかった]][[カレン (飛影)|者たち]]、[[グラハム・エーカー|己]][[アンドレイ・スミルノフ|の]][[サコミズ・シンジロウ|運]][[イルボラ・サロ|命]][[ミョルニア|に]][[皆城乙姫|殉]][[日野道生|じ]][[来主操|て]][[石神邦生|い]][[城崎天児|っ]][[ブレラ・スターン|た]][[リチャード・クルーガー|者]][[ジン・スペンサー|た]][[アユル・ディラン|ち]]…散っていった魂が集う。次代へ託して散った命を束ね、サヤは皆に叫ぶ。「'''集え、始まりの元に――!'''
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:最終話より。あらゆる可能性を掴み取り、長い戦いも終わりに近づいたかに見えた時に最後の最後で[[ノーヴル・ディラン]]が立ちはだかる。彼女は人類が次に進むための最後の障害としてUXに戦いを挑んできたのだ。これしか方法は無かったのかと嘆く面々は激戦の末に彼女を退ける。だが、その先に悠久の果てに積み重ねられてきた世界を消し去るため、[[カリ・ユガ]]が現出してきた。世界を消し去る神に相応しい力によって追い詰められていくUX。だが誰も彼も諦めず、尚も続く戦いに呼応したかのように[[バーン・バニングス|か]][[呂布トールギス|つ]][[貂蝉キュベレイ|て]][[ヒミコ|の]][[マスターテリオン|敵]][[エセルドレーダ|たち]]、[[羽佐間翔子|救え]][[小楯衛|なかった]][[カレン (飛影)|者たち]]、[[グラハム・エーカー|己]][[アンドレイ・スミルノフ|の]][[サコミズ・シンジロウ|運]][[イルボラ・サロ|命]][[ミョルニア|に]][[皆城乙姫|殉]][[日野道生|じ]][[来主操|て]][[石神邦生|い]][[城崎天児|っ]][[ブレラ・スターン|た]][[リチャード・クルーガー|者]][[ジン・スペンサー|た]][[アユル・ディラン|ち]]…散っていった[[魂]]が集う。次代へ託して散った命を束ね、サヤは皆に叫ぶ。'''「集え、始まりの元に――!」'''
 
:始まりのもとに集った魂の力を受けて最大限の力を発揮したUXの力の前に、とうとう神は追い詰められ、ジンの一声によって懐に飛び込んだアーニーとサヤは未来への闘志を胸に必殺の一刀を放ち、カリ・ユガを両断した。神の断末魔の先から現れたオデュッセアは、ここに全ての始まりを告げた――
 
:始まりのもとに集った魂の力を受けて最大限の力を発揮したUXの力の前に、とうとう神は追い詰められ、ジンの一声によって懐に飛び込んだアーニーとサヤは未来への闘志を胸に必殺の一刀を放ち、カリ・ユガを両断した。神の断末魔の先から現れたオデュッセアは、ここに全ての始まりを告げた――
 
:この時を以て、全ての戦いは終わり、UXのメンバーは運命に導かれた者、あるいは散って行った者の魂の助けを得て元の世界へと帰って行った――。
 
:この時を以て、全ての戦いは終わり、UXのメンバーは運命に導かれた者、あるいは散って行った者の魂の助けを得て元の世界へと帰って行った――。
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== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
 
;[[オルフェス]]
 
;[[オルフェス]]
:
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:[[リチャード・クルーガー]]から引き継いだ[[アニエス・ベルジュ]]の乗機。
 
;[[ライラス]]
 
;[[ライラス]]
:
+
:[[サヤ・クルーガー]]が搭乗するオルフェスの支援機。
 
<!--== 余談 ==-->
 
<!--== 余談 ==-->
  
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