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{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
| 外国語表記 = [[外国語表記::Elle Hunm]]
+
| 外国語表記 = [[外国語表記::Elle Hunm]]<ref>[http://www.dunbine.net/chara/index.html Character]、聖戦士ダンバインWeb、2022年2月25日閲覧。</ref>
 
| 登場作品 = {{登場作品 (人物)|聖戦士ダンバイン}}
 
| 登場作品 = {{登場作品 (人物)|聖戦士ダンバイン}}
 
| 声優 = {{声優|佐々木るん|SRW=Y}}
 
| 声優 = {{声優|佐々木るん|SRW=Y}}
 
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|湖川友謙}}
 
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|湖川友謙}}
| 初登場SRW = [[スーパーロボット大戦EX]]
+
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦EX}}
 
| SRWでの分類 = [[パイロット]]
 
| SRWでの分類 = [[パイロット]]
 
}}
 
}}
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| 種族 = [[種族::コモン]]
 
| 種族 = [[種族::コモン]]
 
| 性別 = [[性別::女]]
 
| 性別 = [[性別::女]]
 +
| 年齢 = 13歳
 
| 出身 = ミの国
 
| 出身 = ミの国
 
| 所属 = {{所属 (人物)|ミの国}} → {{所属 (人物)|ラウの国}}
 
| 所属 = {{所属 (人物)|ミの国}} → {{所属 (人物)|ラウの国}}
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}}
 
}}
 
'''エレ・ハンム'''は『[[聖戦士ダンバイン]]』の登場人物。
 
'''エレ・ハンム'''は『[[聖戦士ダンバイン]]』の登場人物。
 +
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
 
ミの国王・ピネガン王の娘で、ラウの国王・フォイゾン王の孫娘。
 
ミの国王・ピネガン王の娘で、ラウの国王・フォイゾン王の孫娘。
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ミの国が[[ドレイク・ルフト]]に攻めこまれ、父は戦死してしまい、母と共に祖父のいるラウの国に身を寄せる。その後、山に籠って修行を行っていた。フォイゾン王の死後はラウの国の[[女王]]として、巨大戦艦[[ゴラオン]]の指揮を執り、反ドレイク側の旗頭として戦う。
 
ミの国が[[ドレイク・ルフト]]に攻めこまれ、父は戦死してしまい、母と共に祖父のいるラウの国に身を寄せる。その後、山に籠って修行を行っていた。フォイゾン王の死後はラウの国の[[女王]]として、巨大戦艦[[ゴラオン]]の指揮を執り、反ドレイク側の旗頭として戦う。
   −
地上に出てから地上人・[[トルストール・チェシレンコ]]に想いを寄せたが、彼の死に泣き暮らし、[[マーベル・フローズン]]や[[キーン・キッス]]に諭される。以後、激しくなる戦いの中で女王として、悪しきオーラを排除する者として、立派に役目を果たしていった。
+
ショウが最初の浮上から帰還出来た理由はエレの霊力によってであり、意図的ではないにせよオーラロードを開けるだけの力を持っていたことから、コモンの中でも高い[[オーラ力]]を有していたようである。
   −
最終決戦では、[[黒騎士 (ダンバイン)|黒騎士]]の悪しきオーラを命懸けで吸収し、その[[ハイパー化]]を阻止した。ショウ達には「[[リムル・ルフト]]に母親殺しをさせないように」と言い残して力尽き13歳という若さで死亡した。
+
地上に出てから地上人[[トルストール・チェシレンコ]]に想いを寄せたが、彼の死に泣き暮らし、[[マーベル・フローズン]]や[[キーン・キッス]]に諭される。以後、激しくなる戦いの中で女王として、悪しきオーラを排除する者として、立派に役目を果たしていった。
 +
 
 +
最終決戦では、[[黒騎士 (ダンバイン)|黒騎士]]の悪しきオーラを命懸けで吸収し、その[[ハイパー化]]を阻止した。ショウ達には「[[リムル・ルフト]]に母親殺しをさせないように」と言い残して力尽き、13歳という若さで死亡した。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
=== [[旧シリーズ]] ===
 
=== [[旧シリーズ]] ===
;[[スーパーロボット大戦EX]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦EX}}
 
:初登場作品。[[隠し要素/EX|隠し要素]]でルート分岐によって[[マサキ・アンドー|マサキ]]の章もしくは[[リューネ・ゾルダーク|リューネ]]の章に登場する。[[2回行動]]が早く、[[友情]]や[[愛]]などの回復系の精神コマンドが重宝する。
 
:初登場作品。[[隠し要素/EX|隠し要素]]でルート分岐によって[[マサキ・アンドー|マサキ]]の章もしくは[[リューネ・ゾルダーク|リューネ]]の章に登場する。[[2回行動]]が早く、[[友情]]や[[愛]]などの回復系の精神コマンドが重宝する。
;[[第4次スーパーロボット大戦]][[第4次スーパーロボット大戦S|S]]
+
;{{参戦作品 (人物)|第4次スーパーロボット大戦}}{{参戦作品 (人物)|第4次スーパーロボット大戦S|S}}
:[[隠し要素/第4次|隠し要素]][[シーラ・ラパーナ|シーラ]][[妖精]]2人付き)&[[グラン・ガラン]](と[[ガラリア・ニャムヒー|ガラリア]])との二択になる。エレを仲間にした場合、[[ニー・ギブン|ニー]]&[[キーン・キッス|キーン]]、(条件次第で)[[リムル・ルフト|リムル]]が仲間になる。
+
:[[隠し要素/第4次|ルート分岐]]により、[[シーラ・ラパーナ|シーラ]]([[妖精]]+2人)&[[グラン・ガラン]](と[[ガラリア・ニャムヒー|ガラリア]])との二択になる。エレを仲間にした場合、[[ニー・ギブン|ニー]]&[[キーン・キッス|キーン]]、更に条件付きで[[リムル・ルフト|リムル]]が仲間になる。
:しかし、いずれも[[聖戦士]]ではないので、利点はリムルが持ってくる[[ライネック]]くらいしかないのが痛い…と思いきや、エレ自身もサポート役として優秀な上、搭乗するゴラオンのマップ兵器を使って、彼女自身および同乗する妖精の大幅なレベルアップを狙う事ができる。故に、[[チャム・ファウ|チャム]]に「[[奇跡]]」を習得させたいならばエレを仲間にする方が良い。
+
:しかし3人とも非[[聖戦士]]なので、普通にプレイしていると利点はリムルの[[激励]]くらいしかない。一応リムルと同時に[[ライネック]]を入手できるが、聖戦士の乗機は[[ビルバイン]]と[[サーバイン]]or[[ズワウス]]で既に足りているので有効活用しにくい。シーラが[[復活]]と[[補給]]を習得するのに対し、エレは[[探索]]と[[再動]]を習得するが、本作の再動は指定ではなく隣接なので若干使い辛い。
;[[スーパーロボット大戦F]]
+
:ただしゴラオンの[[マップ兵器]]で早期かつ大幅なレベルアップを狙える他、これによって[[チャム・ファウ|チャム]][[奇跡]]を習得させる事ができる。シーラルートでの奇跡習得はほぼ不可能なので、エレルートのみの特権であると言えよう。
 +
:最大の欠点は[[宇宙]]適応の低さ。ゴラオン単体ならばBなのだが、エレ自身は'''D'''なので総合Cになってしまう。
 +
:なお加入させた場合、シナリオ「ハイパージェリル」の冒頭で、[[ジェリル・クチビ|ジェリル]]の[[ハイパー化]]を予知する会話が用意されている。
 +
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F}}
 
:声が入った。[[エイブ・タマリ|エイブ艦長]]との掛け合いも見れる。
 
:声が入った。[[エイブ・タマリ|エイブ艦長]]との掛け合いも見れる。
:本作からシーラと共に仲間になる。シーラより先に仲間にすると、1マップ多くプレイできる可能性が出てくる(ただし、その追加マップは難易度が高い)。
+
:本作からシーラと共に仲間になる。シーラより先に仲間にすると、分岐次第で追加の高難度マップに挑戦できる。入手できる[[強化パーツ]]等の点から見返りは大きいが、[[ライグ=ゲイオス|難関も]][[ジュスティヌ・シャフラワース|1つ増える]]。
:大変な作業になるが、'''レベル26で「[[必中]]」を覚えた後に[[チャム・ファウ]]を同乗させると、オーラノヴァ砲で鬼の如き強さを発揮する'''。
+
:加入当時は[[精神コマンド]][[信頼]]のみであり、ゴラオンの[[移動力|足が遅い]]事等から運用は多少の辛抱がいるが、レベル26で[[必中]]を覚えてからはMAP兵器を上手く活かせるようになる。削りとして優秀な他、[[チャム・ファウ]]を同乗させれば、[[幸運]]を絡めたオーラノバ砲で資金稼ぎもできる。逆を言えば、それ以外の特長が信頼くらいしかないため、良くも悪くもMAP兵器の活用が評価を左右する。一応[[激励]]も覚えられるが、シーラと違って習得レベルがかなり遅い31、恐らく習得前に最終話に到達してしまう。
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦F完結編}}
:[[ソロシップ]][[ヱクセリヲン]]等の[[母艦]]が増えるので、影が薄くなっていく。しかし、「[[激励]]」および「[[再動]]」を覚えるので、サポートには使える。
+
:『F』同様、補助系精神コマンドによる味方のサポートが主な任務。『F』でしっかりと育てていれば、開始してすぐに激励を習得できる他、Lv40になれば再動も習得してくれる。その後もしっかりと育て続ければ、終盤(Lv54)で[[2回行動]]も可能になる。Lv50台前半での2回行動解禁はエレとシーラ様のみの特権であり、優秀な精神コマンドも相まって、[[ソロシップ]]や[[ヱクセリヲン]]が加わっても2人を起用する価値は十分にある。
:「ハイパー・ジェリル」では非常によく喋るので、結果的にシーラより目立っているかもしれない。
+
:ただしMAP兵器による削り・資金稼ぎは流石に厳しくなる。エレの射撃値が「搭乗機の主兵装が射撃のパイロット」の中では堂々のワースト1。キースやイーノはおろか、モブの連邦軍兵士よりも低く、彼女を下回るキャラクターはスポット参戦のリィナのみである。何より2回行動する各ニュータイプや、ZZガンダム・百式・サイバスター等のMAP兵器持ちが敵を鏖殺する『完結編』において、移動力4のゴラオンが前線に出る事はほぼ不可能。しかも機体・パイロット共に宇宙Bなので、仮に前線でMAP兵器を放ったとしても、宇宙Bと射撃値の低さにより大したダメージは与えられない。大人しく必中で敵を倒して経験値を稼ぎ、味方のサポートに徹しよう。
    
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
;[[スーパーロボット大戦α]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α}}
 
:レベル32の必中を覚えるまではきついが、レアな[[精神コマンド]]「[[大激励]]」を覚える為、ちゃんと育てると非常に役に立つ。
 
:レベル32の必中を覚えるまではきついが、レアな[[精神コマンド]]「[[大激励]]」を覚える為、ちゃんと育てると非常に役に立つ。
    
=== COMPACTシリーズ ===
 
=== COMPACTシリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦IMPACT]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦IMPACT}}
 
:第3部で地上に出てしばらく自軍ユニットとして使えるが、[[宇宙]]へ行けず終盤離脱する。
 
:第3部で地上に出てしばらく自軍ユニットとして使えるが、[[宇宙]]へ行けず終盤離脱する。
 
:ステータス設定が手抜きなのか、格闘と射撃が145、他が100という本作品の一部のユニットに見られる能力値となっている。
 
:ステータス設定が手抜きなのか、格闘と射撃が145、他が100という本作品の一部のユニットに見られる能力値となっている。
;[[スーパーロボット大戦COMPACT3]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦COMPACT3}}
 
:
 
:
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=== Scramble Commanderシリーズ ===
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;[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd]]
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:[[ゲア・ガリング]]と[[デストロイガンダム]]による[[ヨーロッパ]]での虐殺を阻止する為に、原作通り[[ゴラオン]]を[[ゲア・ガリング]]に[[特攻]]させて命を落とす。
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:なお、エレの戦死後に行われた[[ギルバート・デュランダル]]の演説では、[[ザフト]]が撃退した事にすり替えられてしまい、[[Aフォース]]のメンバーは自らの命と引き換えに人々を救ったエレの自己犠牲的行為を踏みにじったデュランダルに怒りを向けた。
      
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦UX]]
 
;[[スーパーロボット大戦UX]]
 
:原作終了後であるため登場はしないが、[[竜宮島]]の[[灯籠流し]]の際、ショウが会話で軽く触れている。
 
:原作終了後であるため登場はしないが、[[竜宮島]]の[[灯籠流し]]の際、ショウが会話で軽く触れている。
;[[スーパーロボット大戦BX]]
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦BX}}
 
:『F』以来音声が新規収録されている。本作における「ミス一番星コンテスト」には'''[[トルストール・チェシレンコ|トルストール]]の為だけに出場している'''。
 
:『F』以来音声が新規収録されている。本作における「ミス一番星コンテスト」には'''[[トルストール・チェシレンコ|トルストール]]の為だけに出場している'''。
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=== Scramble Commanderシリーズ ===
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd}}
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:[[ゲア・ガリング]]と[[デストロイガンダム]]による[[ヨーロッパ]]での虐殺を阻止する為に、原作通り[[ゴラオン]]を[[ゲア・ガリング]]に[[特攻]]させて命を落とす。
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:なお、エレの戦死後に行われた[[ギルバート・デュランダル]]の演説では、[[ザフト]]が撃退した事にすり替えられてしまい、[[Aフォース]]のメンバーは自らの命と引き換えに人々を救ったエレの自己犠牲的行為を踏みにじったデュランダルに怒りを向けた。
    
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
;[[スーパーロボット大戦64]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦64}}
 
:[[シーラ・ラパーナ|シーラ]]との二択。選ばなかった場合は[[スポット参戦]]をするが、条件次第で原作再現で[[黒騎士 (ダンバイン)|黒騎士]]の[[ハイパー化]]を阻止して死亡してしまう。
 
:[[シーラ・ラパーナ|シーラ]]との二択。選ばなかった場合は[[スポット参戦]]をするが、条件次第で原作再現で[[黒騎士 (ダンバイン)|黒騎士]]の[[ハイパー化]]を阻止して死亡してしまう。
 
:ただし、このイベントが発生した後で[[ショウ・ザマ|ショウ]]のハイパー化阻止イベントを発生させると会話に参加するほか、仲間にした場合で発生させると、特に理由もなく復活する。ゴラオンが戦闘不能になっただけだったのだろうか。双方とも一長一短なので、最終的には好みの差か。
 
:ただし、このイベントが発生した後で[[ショウ・ザマ|ショウ]]のハイパー化阻止イベントを発生させると会話に参加するほか、仲間にした場合で発生させると、特に理由もなく復活する。ゴラオンが戦闘不能になっただけだったのだろうか。双方とも一長一短なので、最終的には好みの差か。
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦Card Chronicle}}
 
:原作同様に[[ルーザ・ルフト|ルーザ]]を殺そうとする[[リムル・ルフト|リムル]]を止めた後、ゴラオンをゲア・ガリングに特攻させて戦死する。
 
:原作同様に[[ルーザ・ルフト|ルーザ]]を殺そうとする[[リムル・ルフト|リムル]]を止めた後、ゴラオンをゲア・ガリングに特攻させて戦死する。
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
 
:ゴラオンの艦長。
 
:ゴラオンの艦長。
 +
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦DD}}
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:2章Part12から登場するNPC。
    
== パイロットステータス ==
 
== パイロットステータス ==
 
=== [[精神コマンド]] ===
 
=== [[精神コマンド]] ===
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[[再動]]が登場する作品では、ほぼ必修となっている。
 
;[[スーパーロボット大戦EX|EX]]
 
;[[スーパーロボット大戦EX|EX]]
 
:'''[[根性]]、[[加速]]、[[友情]]、[[信頼]]、[[愛]]、[[威圧]]'''
 
:'''[[根性]]、[[加速]]、[[友情]]、[[信頼]]、[[愛]]、[[威圧]]'''
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=== 艦長スキル ===
 
=== 艦長スキル ===
 
;皇女の誇り
 
;皇女の誇り
:自軍エリア内にいる味方のクリティカル率アップ。
+
:SR。自軍エリア内にいる味方のクリティカル率アップ。
    
== パイロットBGM ==
 
== パイロットBGM ==
113行目: 123行目:  
:SRW未登場。ミの国の国王でエレの父親。王妃パットフットとは駆落ちだった。エレは父親が死ぬ事を予知し、避難する前に泣いてしまった。
 
:SRW未登場。ミの国の国王でエレの父親。王妃パットフットとは駆落ちだった。エレは父親が死ぬ事を予知し、避難する前に泣いてしまった。
 
;[[エイブ・タマリ]]
 
;[[エイブ・タマリ]]
:ラウの国の忠臣。[[ゴラオン]]の艦長で、フォイゾンの死後、女王となったエレをサポートした。
+
:[[ゴラオン]]の艦長で、フォイゾンの死後、女王となったエレをサポートした。
 
;[[ショウ・ザマ]]
 
;[[ショウ・ザマ]]
 
:彼ら地上人がコモンと全然変わらないように見える事に、「珍しくない事が珍しい」と感想を抱いた。
 
:彼ら地上人がコモンと全然変わらないように見える事に、「珍しくない事が珍しい」と感想を抱いた。
119行目: 129行目:  
:祖父を彼女に殺されたり、彼女の部下に母親を殺されたり、その増大する[[オーラ力]]の脅威を予言したりと、因縁は比較的深い。
 
:祖父を彼女に殺されたり、彼女の部下に母親を殺されたり、その増大する[[オーラ力]]の脅威を予言したりと、因縁は比較的深い。
 
;[[トルストール・チェシレンコ]]
 
;[[トルストール・チェシレンコ]]
:ソ連の青年将校。エレが恋した相手だったが、死に別れてしまう。
+
:エレが恋した相手だったが、死に別れてしまう。
 +
;[[バーン・バニングス|黒騎士]]
 +
:上記のトルストールを殺害した相手。それ以来、彼には憎悪を抱くようになり、オーラ力で度々妨害。最期はハイパー化した彼のオーラ力を吸収して命を落とした。
    
== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
146行目: 158行目:  
;[[騎士ガンダム]]
 
;[[騎士ガンダム]]
 
:『BX』では[[ズワウス]]に鎧を破壊された彼の新しい鎧を鍛え直すため、オーラマシンの鍛錬設備をメカニック達に提供した。
 
:『BX』では[[ズワウス]]に鎧を破壊された彼の新しい鎧を鍛え直すため、オーラマシンの鍛錬設備をメカニック達に提供した。
 +
:また強すぎる正義感のあまり自己犠牲を厭わぬ彼を後述する台詞で諌めた。
    
=== リアル系 ===
 
=== リアル系 ===
 +
;[[ダバ・マイロード]]
 +
:『F完結編』のトレーズ救出シナリオでは、ヒイロを仲間にしていない場合はガンダムW勢の代わりにゴラオンに乗り込む。
 
;[[アズベス]]
 
;[[アズベス]]
 
:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』では彼の死を予言した。
 
:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』では彼の死を予言した。
154行目: 169行目:  
;[[流竜馬]]
 
;[[流竜馬]]
 
:『[[スーパーロボット大戦α|α]]([[スーパーロボット大戦α for Dreamcast|DC]])』では[[ジュピトリアン]]による民間人虐殺を知って焦燥感に駆られ、「自分達ゴラオン隊も[[宇宙]]に向かうべき」と主張する彼を[[葛城ミサト|ミサト]]と共に説き伏せ、任務続行を促す。
 
:『[[スーパーロボット大戦α|α]]([[スーパーロボット大戦α for Dreamcast|DC]])』では[[ジュピトリアン]]による民間人虐殺を知って焦燥感に駆られ、「自分達ゴラオン隊も[[宇宙]]に向かうべき」と主張する彼を[[葛城ミサト|ミサト]]と共に説き伏せ、任務続行を促す。
:『[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd|SC2]]』では、エレがピジョットの虐殺を止めるために特攻したことに悲しみを隠せなかった。
+
:『[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd|SC2]]』では、エレがビショットの虐殺を止めるために特攻したことに悲しみを隠せなかった。
 
;[[碇シンジ]]
 
;[[碇シンジ]]
 
:『[[スーパーロボット大戦α|α]]』では[[第14使徒ゼルエル]]との戦闘において、[[シンクロ率]]が400%に達して[[EVA初号機|エヴァ初号機]]に取り込まれたシンジに対して精神世界にて、後述の台詞で彼を激励するように語りかけた。
 
:『[[スーパーロボット大戦α|α]]』では[[第14使徒ゼルエル]]との戦闘において、[[シンクロ率]]が400%に達して[[EVA初号機|エヴァ初号機]]に取り込まれたシンジに対して精神世界にて、後述の台詞で彼を激励するように語りかけた。
165行目: 180行目:  
;[[氷竜]]、[[炎竜]]、[[風龍]]、[[雷龍]]、[[ボルフォッグ]]、[[ゴルディーマーグ]]、[[マイク・サウンダース13世]]
 
;[[氷竜]]、[[炎竜]]、[[風龍]]、[[雷龍]]、[[ボルフォッグ]]、[[ゴルディーマーグ]]、[[マイク・サウンダース13世]]
 
:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』では地上界への浮上後、復活した彼等と共に[[ブライティクス|自軍部隊]]に合流する。
 
:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』では地上界への浮上後、復活した彼等と共に[[ブライティクス|自軍部隊]]に合流する。
 +
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=== バンプレストオリジナル ===
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;[[主人公]](F)
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:『F完結編』のトレーズ救出シナリオでは、ヒイロを仲間にしていない場合はガンダムW勢の代わりにゴラオンに乗り込む。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
174行目: 193行目:  
;「悪意です。何か酷く、悪意を持ったものです。」
 
;「悪意です。何か酷く、悪意を持ったものです。」
 
:霊力という名のオーラ力はセンサーなどより遥かに優れた感知能力を彼女に与えている。戦闘を楽しむ[[ジェリル・クチビ|ジェリル]]をエレは黒い恐ろしいものと例えた。
 
:霊力という名のオーラ力はセンサーなどより遥かに優れた感知能力を彼女に与えている。戦闘を楽しむ[[ジェリル・クチビ|ジェリル]]をエレは黒い恐ろしいものと例えた。
 +
:『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』や『[[スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd|SC2]]』おいて少々アレンジされて、ラウの国へ侵攻する[[ウィル・ウィプス]]の例えとして使われている。
 
;「でも、私には見えてしまうのです…。」
 
;「でも、私には見えてしまうのです…。」
 
:第29話にて。フォイゾン王の配下の騎士がタータラ城を捨てオーラシップで後退する案を拒否し騎士としての最後を迎えようとするのだが、エレは彼らが城に残って死ぬ未来を予知してしまう。
 
:第29話にて。フォイゾン王の配下の騎士がタータラ城を捨てオーラシップで後退する案を拒否し騎士としての最後を迎えようとするのだが、エレは彼らが城に残って死ぬ未来を予知してしまう。
181行目: 201行目:  
:[[ゴラオン]]のオーラノバ砲で[[ウィル・ウィプス]]を撤退させる事に成功するも、ラウの国は王が死ぬという大打撃を負ってしまった。この前までは隠居生活だったのにラウの国の王とゴラオンの指揮を同時にやる事になり、不安になるエレだったが、キーン達の励ましを受け新しき王として立ち上がる。
 
:[[ゴラオン]]のオーラノバ砲で[[ウィル・ウィプス]]を撤退させる事に成功するも、ラウの国は王が死ぬという大打撃を負ってしまった。この前までは隠居生活だったのにラウの国の王とゴラオンの指揮を同時にやる事になり、不安になるエレだったが、キーン達の励ましを受け新しき王として立ち上がる。
 
;「あの軍人は人身御供か…」
 
;「あの軍人は人身御供か…」
:第35話にて。まだ交渉中のゴラオンごと核弾頭ミサイルを撃ち込まれ、それでも上層部にまだ待ってくれと頼み続ける[[トルストール・チェシレンコ|トルストール]]を見ながら。例え仲間に裏切られようとも和平の未知を諦めない誠実な彼の人柄に次第に惹かれていくが…
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:第35話にて。まだ交渉中のゴラオンごと核弾頭ミサイルを撃ち込まれ、それでも上層部にまだ待ってくれと頼み続ける[[トルストール・チェシレンコ|トルストール]]を見ながら。例え仲間に裏切られようとも和平の道を諦めない誠実な彼の人柄に次第に惹かれていくが…
 
;エレ「オーラマシンというものは、力こそ与えてくれても生き死にはしません。決して尊くはならないのです」<br/>マーベル「生き死にはしない…?」<br/>ショウ「なら、その力を使って悪を為す者は…」<br/>エレ「地獄の使者、カ・オスに他なりません。光に当てて、滅ぼさねばなりません」
 
;エレ「オーラマシンというものは、力こそ与えてくれても生き死にはしません。決して尊くはならないのです」<br/>マーベル「生き死にはしない…?」<br/>ショウ「なら、その力を使って悪を為す者は…」<br/>エレ「地獄の使者、カ・オスに他なりません。光に当てて、滅ぼさねばなりません」
 
:第35話のラストで。[[黒騎士 (ダンバイン)|黒騎士]]の持つ悪意のオーラに触れ、「オーラマシンの力に取り付かれた者は打倒しなければならない」と改めて決意するが、[[トルストール・チェシレンコ|トルストール]]と死別した衝撃もまた大きく、次話で彼を想い泣き暮らす事となる。
 
:第35話のラストで。[[黒騎士 (ダンバイン)|黒騎士]]の持つ悪意のオーラに触れ、「オーラマシンの力に取り付かれた者は打倒しなければならない」と改めて決意するが、[[トルストール・チェシレンコ|トルストール]]と死別した衝撃もまた大きく、次話で彼を想い泣き暮らす事となる。
192行目: 212行目:  
:「命をかける」と言った兵士達に掛けた言葉。『[[スーパーロボット大戦64|64]]』において少々アレンジされて使われている。
 
:「命をかける」と言った兵士達に掛けた言葉。『[[スーパーロボット大戦64|64]]』において少々アレンジされて使われている。
 
:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』では「私の生命で世界が平和になるのなら、何も惜しくは無い」と言った[[騎士ガンダム]]を諌める為に使われる。また、トルストールが[[隠し要素/BX|生存した場合]]、命からがらに生還した彼に涙ながらに語っている。
 
:『[[スーパーロボット大戦BX|BX]]』では「私の生命で世界が平和になるのなら、何も惜しくは無い」と言った[[騎士ガンダム]]を諌める為に使われる。また、トルストールが[[隠し要素/BX|生存した場合]]、命からがらに生還した彼に涙ながらに語っている。
;エレ「その男、この世界から去れ!」<br/>エレ「下がれ、お前の拡散するオーラ力は私が全て引き受ける。下がれ、消滅せよ!!」<br/>黒騎士「何?今何と言った!?」<br/>「失せろと申しておる。悪しき、オーラ力の持ち主!!」
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;エレ「その男、この世界から去れ!」<br/>エレ「下がれ、お前の拡散するオーラ力は私が全て引き受ける。下がれ、消滅せよ!!」<br/>黒騎士「何?今何と言った!?」<br/>エレ「失せろと申しておる。悪しき、オーラ力の持ち主!!」
 
:第48話「クロス・ファイト」より。[[ゴラオン]]ごと[[ハイパーガラバ]]に突っ込み、黒騎士のオーラ力を阻止する。だが、その代償としてエレは致命傷を負う…。
 
:第48話「クロス・ファイト」より。[[ゴラオン]]ごと[[ハイパーガラバ]]に突っ込み、黒騎士のオーラ力を阻止する。だが、その代償としてエレは致命傷を負う…。
 
;「[[リムル・ルフト|リムル]]に、親殺しを、させては、なりません…」
 
;「[[リムル・ルフト|リムル]]に、親殺しを、させては、なりません…」
:最期にリムルを止めるよう言い残し、エレは黒騎士の悪意を道連れに倒れた。
+
:最期にリムルを止めるよう言い残し、エレは黒騎士の悪意を道連れに倒れた。しかし、彼女の思いも空しく'''リムルは親殺しどころか[[ルーザ・ルフト|親に殺される]]末路を辿ってしまう…'''。
    
== スパロボシリーズの名(迷)台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名(迷)台詞 ==
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:[[第14使徒ゼルエル]]との戦闘で、[[シンクロ率]]が400%に達した事により[[EVA初号機|エヴァ初号機]]に取り込まれた[[碇シンジ|シンジ]]が、自分の存在意義について悩み苦しみ、誰も自分を認めてくれない事についに我慢ならなくなった時に、精神世界で彼を諭した台詞。
 
:[[第14使徒ゼルエル]]との戦闘で、[[シンクロ率]]が400%に達した事により[[EVA初号機|エヴァ初号機]]に取り込まれた[[碇シンジ|シンジ]]が、自分の存在意義について悩み苦しみ、誰も自分を認めてくれない事についに我慢ならなくなった時に、精神世界で彼を諭した台詞。
 
:やはり、同じような境遇で戦っていかざるを得なかったからこそ、今のシンジに対してどう[[激励]]すれば良いのかが分かったのだろう。
 
:やはり、同じような境遇で戦っていかざるを得なかったからこそ、今のシンジに対してどう[[激励]]すれば良いのかが分かったのだろう。
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:ちなみに普段の威厳ある姿から(特に原作未見のプレイヤーから)勘違いされがちだが、'''シンジの方が歳上である'''。
 
;「死した者の魂は、それがどんな悪党であっても安息の地、[[バイストン・ウェル]]に送られねばなりません…それを…」
 
;「死した者の魂は、それがどんな悪党であっても安息の地、[[バイストン・ウェル]]に送られねばなりません…それを…」
 
:『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』第3部銀河決戦篇第14話「妖魔の島」より。戦死した[[巨烈兄弟]]の魂をも利用する[[バラオ]]の所業へ、怒りを露わにする。
 
:『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』第3部銀河決戦篇第14話「妖魔の島」より。戦死した[[巨烈兄弟]]の魂をも利用する[[バラオ]]の所業へ、怒りを露わにする。
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:なおこの次の話で別の[[ファルセイバー|ふたつの]][[バルギアス|大きな星]]がぶつかり合い、[[ヨウタ・ヒイラギ|若々しい]][[ユキ・ヒイラギ|星]]を助けるために砕け散るため、こちらの事だと思ったプレイヤーも多数いた模様。
 
:なおこの次の話で別の[[ファルセイバー|ふたつの]][[バルギアス|大きな星]]がぶつかり合い、[[ヨウタ・ヒイラギ|若々しい]][[ユキ・ヒイラギ|星]]を助けるために砕け散るため、こちらの事だと思ったプレイヤーも多数いた模様。
 
;「そのようにわめき散らす王を誰が才ある者と認めるでしょうか! クの国の王ビショット・ハッタよ! ナの国の女王シーラ・ラパーナとラウの国の女王エレ・ハンムが討ちます!」」
 
;「そのようにわめき散らす王を誰が才ある者と認めるでしょうか! クの国の王ビショット・ハッタよ! ナの国の女王シーラ・ラパーナとラウの国の女王エレ・ハンムが討ちます!」」
:『BX』第33話「AEU戦線」に於ける[[ビショット・ハッタ|ビショット]]との戦闘前会話。[[ドレイク・ルフト|ドレイク]]から半ば捨て駒扱いされながらも、未だに喚き散らす彼をを一喝する。
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:『BX』第33話「AEU戦線」に於ける[[ビショット・ハッタ|ビショット]]との戦闘前会話。[[ドレイク・ルフト|ドレイク]]から半ば捨て駒扱いされながらも、未だに喚き散らす彼を一喝する。王としての器の違いを見せつけた一幕。
 
;エレ「ええ。オーラマシンは地上から消えましたが、マシンが撒いた憎しみのオーラは残っている」<BR/>シーラ「放っておけば、人々の心の闇を強める悪しき災厄となる。だから…私達は旅に出ようと思います」
 
;エレ「ええ。オーラマシンは地上から消えましたが、マシンが撒いた憎しみのオーラは残っている」<BR/>シーラ「放っておけば、人々の心の闇を強める悪しき災厄となる。だから…私達は旅に出ようと思います」
 
:『BX』のエンディングより。オーラマシンを全て処分した後、エレは[[シーラ・ラパーナ|シーラ]]と共に憎しみのオーラを浄化する旅に出る事を決意した。
 
:『BX』のエンディングより。オーラマシンを全て処分した後、エレは[[シーラ・ラパーナ|シーラ]]と共に憎しみのオーラを浄化する旅に出る事を決意した。
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
*エレ・ハンムは大きく左右に広がった独特の髪形をしているので、[[アンソロジーコミック]]等では[[ユウキ・コスモ|二大]][[夕月京四郎|アフロ]]と並んでネタにされる場面も見受けられた。
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*作中ではシャワーシーンがあるほか、黒騎士から悪しきオーラを吸収した際に服がビリビリに裂けて生まれたままの姿になるなど、登場キャラクターでは随一のお色気シーンを披露していた。
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**弱冠13歳の女王のやんごとなき肢体に視聴者は息を呑み、傍にいたエイブ艦長はすぐさま肌を隠すためのシーツを用意させる紳士ぶりを見せた。
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*エレは大きく左右に広がった独特の髪形をしているので、[[アンソロジーコミック]]等では[[ユウキ・コスモ|二大]][[夕月京四郎|アフロ]]と並んでネタにされる場面も見受けられた。
 
**第26話では彼女の[[シャワーシーン]]があるのだが、なんとシャワーを浴びてもその独特の髪形は崩れなかった。
 
**第26話では彼女の[[シャワーシーン]]があるのだが、なんとシャワーを浴びてもその独特の髪形は崩れなかった。
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*[[小説]]『オーラバトラー戦記』ではフェイゾン王が最終局面まで生存しているため、王女の立ち位置のままになっている。
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== 脚注 ==
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<references />
 
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[[Category:登場人物あ行]]
 
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[[Category:聖戦士ダンバイン]]
 
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