差分

535 バイト追加 、 2020年10月25日 (日) 16:13
編集の要約なし
33行目: 33行目:  
公人としては文句の付けようが無いエルク・ドメルであるが、私人(家庭人)としては上手くいっておらず、幼くして死別した子供ヨハンの一件で妻エリーサとの間に溝が存在する。
 
公人としては文句の付けようが無いエルク・ドメルであるが、私人(家庭人)としては上手くいっておらず、幼くして死別した子供ヨハンの一件で妻エリーサとの間に溝が存在する。
   −
一度はヤマトを追い詰めるも、突然[[レドフ・ヒス|ヒス]]から通信が入り、総統が暗殺された事と自身に暗殺の嫌疑がかかっている事、そして妻が逮捕された事を知らされ、あと一歩というところで本国へ帰還。軍事法廷にかけられ、そのまま死刑を言い渡されてしまう。
+
一度はヤマトを追い詰めるも、突然[[レドフ・ヒス|ヒス]]から通信が入り、総統が[[暗殺]]された事と自身に暗殺の嫌疑がかかっている事、そして妻が逮捕された事を知らされ、あと一歩というところで本国へ帰還。軍事法廷にかけられ、そのまま死刑を言い渡されてしまう。
   −
だが、デスラーの死が偽装であったこと、[[ヘルム・ゼーリック|暗殺の首謀者]]が発覚したことで放免となり、再びヤマト討伐の任に就く。
+
だが、デスラーの死が偽装であったこと、[[ヘルム・ゼーリック|暗殺の首謀者]]が発覚した事で放免となり、再びヤマト討伐の任に就く。
    
最後の戦いとなった七色星団海戦で[[フォムト・バーガー|多数]][[カリス・クライツェ|の]][[ライル・ゲットー|犠牲]]を払いながらヤマトを追い詰めるが、ヤマトの航空隊が戻って来た事で攻め手に欠けたため自身の手でヤマトを沈めるべく艦を前進させる。しかし、このせいで[[沖田十三|沖田艦長]]の策に嵌ってしまい、艦がイオン乱流に捕まり座礁、敗北を悟り、艦橋部分を切り離してヤマト艦底部で自爆したが、一瞬先に波動防壁のシステムの修復が終わったことで致命傷を与えるには至らなかった。
 
最後の戦いとなった七色星団海戦で[[フォムト・バーガー|多数]][[カリス・クライツェ|の]][[ライル・ゲットー|犠牲]]を払いながらヤマトを追い詰めるが、ヤマトの航空隊が戻って来た事で攻め手に欠けたため自身の手でヤマトを沈めるべく艦を前進させる。しかし、このせいで[[沖田十三|沖田艦長]]の策に嵌ってしまい、艦がイオン乱流に捕まり座礁、敗北を悟り、艦橋部分を切り離してヤマト艦底部で自爆したが、一瞬先に波動防壁のシステムの修復が終わったことで致命傷を与えるには至らなかった。
63行目: 63行目:  
=== [[エースボーナス]] ===
 
=== [[エースボーナス]] ===
 
;特殊技能「指揮官」の最終命中率、最終回避率2倍
 
;特殊技能「指揮官」の最終命中率、最終回避率2倍
:強烈なボーナスであり、雑魚敵であってもドメルの周りにいるだけでエース並みの命中率と回避率を持つ事になる。実際に習得することはないが、もしも習得していたら厄介だったことだろう。
+
:強烈なボーナスであり、雑魚敵であってもドメルの周りにいるだけでエース並みの命中率と回避率を持つ事になる。実際に習得することはないが、もしも習得していたら厄介だった事だろう。
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
93行目: 93行目:  
=== ヤマトのクルー ===
 
=== ヤマトのクルー ===
 
;[[沖田十三]]
 
;[[沖田十三]]
:ヤマトの艦長。[[ライバル|宿敵]]にして互いに敬意を表する間柄。
+
:[[ヤマト]]の艦長。[[ライバル|宿敵]]にして互いに敬意を表する間柄。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
;「''退くな!ドメラーズは一歩も退かんッ!''」
+
;「''退くな! ドメラーズは一歩も退かんッ!''」
:カレル163での戦闘。砲撃を物ともせず突撃するヤマト。ゲールは慌てて回避を指示するがドメルはこの一声で一蹴する。巧みな戦術でヤマトを後一歩のところまで追い詰めるも、本国からのある通信で状況は一変する。
+
:カレル163での戦闘。砲撃を物ともせず突撃するヤマト。[[グレムト・ゲール|ゲール]]は慌てて回避を指示するが、ドメルはこの一声で一蹴する。巧みな戦術でヤマトを後一歩のところまで追い詰めるも、[[大ガミラス帝星|本国]]からのある通信で状況は一変する。
:威厳と自信に満ち溢れるこの台詞は、『2199』のドメルの象徴として高い支持を得ている。
+
:威厳と自信に満ち溢れるこの台詞は、『[[宇宙戦艦ヤマト2199|2199]]』版ドメルの象徴として高い支持を得ている。
;「……それはできない」<br />「あなたも軍人ならそれはわかるはずだ。ここでヤマトを見逃せば、散って行った部下たちの死は無駄死にだったことになる」
+
;「……それはできない」<br />「あなたも軍人なら、それはわかるはずだ。ここでヤマトを見逃せば、散って行った部下たちの死は無駄死にだったことになる」
:七色星団海戦終盤。ヤマトの反撃で、指揮下の空母四隻を全て失い、乗艦のドメラーズも大破させられたドメルは、我が身を呈してもヤマトを止めようと、ヤマトの艦底部に艦を取りつかせる。そのさい、沖田艦長に停戦を持ち掛けられるが、部下たちの犠牲を無駄にしたくない彼はこう言ってそれを拒絶する。
+
:七色星団海戦終盤。ヤマトの反撃で、指揮下の空母四隻を全て失い、乗艦のドメラーズも大破させられたドメルは、我が身を呈してもヤマトを止めようと、ヤマトの艦底部に艦を取りつかせる。
;「沖田艦長! 軍人として…いや、一人の男として、貴方のような人物とあいまみえた事を心から誇りに思う。君達テロンと、我がガミラスに…栄光と祝福あれ!」
+
:その際、沖田艦長に停戦を持ち掛けられるが、部下たちの犠牲を無駄にしたくないドメルはこう言ってそれを拒絶する。
:艦を自爆させる直前、最期の台詞。『[[スーパーロボット大戦V|V]]』では「君達テロンと~」の部分のみ[[DVE]]。
+
;「[[沖田十三|沖田艦長]]! 軍人として…いや、一人の男として、貴方のような人物とあいまみえた事を心から誇りに思う。君達テロンと、我がガミラスに…栄光と祝福あれ!」
 +
:艦を[[自爆]]させる直前、最期の台詞。『[[スーパーロボット大戦V|V]]』では「君達テロンと~」の部分のみ[[DVE]]。
    
== 搭乗機体 ==
 
== 搭乗機体 ==
 
;超弩級一等航宙戦闘艦[[ドメラーズIII世]]
 
;超弩級一等航宙戦闘艦[[ドメラーズIII世]]
:
+
:「宇宙の狼」ことドメルの座乗艦。
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
*名前の由来は、第二次世界大戦中に「砂漠の狐」と謳われたドイツ軍の名将「エルヴィン・ロンメル」である。事実、旧作の初期プロットでの名前は「ロンメル」であった。
+
*キャラクターの名前の由来は、第二次世界大戦中に「砂漠の狐」と謳われたドイツ軍の名将エルヴィン・ヨハネス・オイゲン・ロンメル(1891~1944)である。事実、旧作の初期プロットでの名前は「[[デザート・ロンメル|ロンメル]]」であった。
*エルク・ドメルは旧作においてヤマトのライバルとして立ち塞がったが、「副官であるゲールの意見を取り入れない」等、傲慢な一面が目立った。
+
**ちなみにエルヴィン・ロンメルには、名将として国民の人気は高かった一方で、総統ら政権幹部からはその実力や人気ぶりを警戒されていた、というエルク・ドメルを想起させる一面が有った。
**中でも、副官ゲールとの対立は特に深刻で、これが敗北に繋がってしまった。……と思われていたが、実際は違っており、バラン星基地を失うきっかけとなったデスラーへの密告も、本当のところは基地を巻き添えにしてヤマトを倒そうというドメルに驚いてデスラーに報告したからであり、七色星団の決戦でドメルが自爆するとき(2199とは違い、ゲールも参加していた)も、ゲールは文句ひとつ言わずドメルに付き従っていた。
+
*エルク・ドメルは旧作において[[ヤマト]]の[[ライバル]]として立ち塞がったが、「副官であるゲールの意見を取り入れない」等、傲慢な一面が目立った。
 +
**中でも、副官ゲールとの対立は特に深刻で、これが敗北に繋がってしまった。…と思われていたが、実際は違っており、バラン星基地を失うきっかけとなったデスラーへの密告も、本当のところは基地を巻き添えにしてヤマトを倒そうというドメルに驚いてデスラーに報告したからであり、七色星団の決戦でドメルが自爆するとき(『2199』とは違い、ゲールも参加していた)も、ゲールは文句ひとつ言わずドメルに付き従っていた。
    
{{DEFAULTSORT:えるく とめる}}
 
{{DEFAULTSORT:えるく とめる}}
 
[[Category:登場人物あ行]]
 
[[Category:登場人物あ行]]
 
[[Category:宇宙戦艦ヤマト2199]]
 
[[Category:宇宙戦艦ヤマト2199]]
880

回編集